【郵政】「チルドゆうパック」内荷物の温度が20度超え…郵便局員が実態を告発at BIZPLUS
【郵政】「チルドゆうパック」内荷物の温度が20度超え…郵便局員が実態を告発 - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★
16/08/11 09:06:55.07 CAP_USER.net
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果物の詰め合わせや水菓子、生鮮食品―。この夏、「涼」を届けるべく、
中元や暑中見舞いに送った贈り物は本当に冷たい状態で届けられたのか。
日本郵便の取扱商品のひとつで、荷物を保冷状態で配達する「チルドゆうパック」の温度が、
一部郵便局で規定の「5度以下」を大きく超えて取り扱われていたことがわかった。中には、20度を超えていた荷物もあったという。
チルドゆうパックの温度管理に不備があったのは、神戸市内のある郵便局。中元商戦真っただ中だった7月中旬、
保冷バッグ内の温度が規定通りに下がっていないことに気がついた社員が業務用の温度計で荷物の温度を測ったところ、
複数の荷物で15.9~20.5度を示した。配達前の仕分けのために荷物を冷蔵庫から出して
保冷バッグに移した際、保冷バッグの中に入れる保冷材の数が十分でなかったことや、
そのような状態のまま長時間放置していたことなどが原因ではないかという。
チルドゆうパックは、引き受けから配達までを0~5度の冷蔵温度帯で取り扱うサービスで、
料金は通常のゆうパック料金に加え、保冷料金として大きさに応じて220~2060円が上乗せされている。
日本郵便社内では、温度を5度以下に保つため、配達用保冷バッグの大きさごとに同梱すべき
保冷材の個数が定められているほか、「外気に触れる場合は速やかに処理する」といった趣旨の規則が明文化されている。
これに対し、この社員は自身が勤務する郵便局におけるチルドゆうパックの取り扱いの「実態」についてこう告発する。
内の上下、左右、前後それぞれの面に計6個の保冷剤を配置する必要がありますが、温度を測ったときには
保冷材は2個しか入っていませんでした。この日は、冷蔵庫から出された荷物は配達までの1時間から1時間半ほど、
保冷材不足の状態のまま放置されていました」
また、こうした実態については、ここ数年、複数回にわたって上司に報告したほか、
上司ら立ち合いの下で温度を測って見せたこともあったが、具体的な対策が取られることはなかったという。
日本郵便では2013年にも、チルドゆうパックなどの温度管理に不備があることが発覚。立ち入り調査の結果、
荷物を取り扱う全国郵便局4835局のうち650局で、配達用保冷バッグの温度や、保冷材用冷凍庫の管理などに
問題があったことが明らかになった。
これを受け、チルドゆうパックの温度管理については、全社的に是正、指導が徹底されたはずだった。
そうした中で、再び発覚した「5度超え」。これらは果たして特定の郵便局に限った問題なのか。
「保冷バッグに手を入れてもヒヤリとしない」
取材で話を聞いてみると、別の郵便局の社員からも「保冷材の数が足りない。配達するときに
保冷バッグに手を入れてもヒヤリとした感じがしない」「配達先から荷物が冷えていなかったという苦情を受けて
上司に報告したことがあるが、郵便局を出発してからの扱いに問題あったとして配達員である僕個人の責任にされてしまった」
「炎天下の中で配るので、お客さまに届けるときには常温になっている」といった声が聞かれた。複数の社員たちが、
チルドゆうパックは日常的に5度を超えて取り扱われていると、証言したのだ。
これに対し、日本郵便広報室は「適切な温度が保たれるようマニュアルを徹底させている。
保冷剤が足りない場合は速やかに申請、補充をするよう指導もしている」と反論する一方で、
温度計の数値が5度を超えている写真については「温度が測られた状況にもよるが、
表示された温度は適切な水準とはいえない」として、温度管理に何らかの不備があったことを認めている。
現在、この郵便局での立ち入り調査を実施、温度が上がった原因や、こうした取り扱いが常態化していたのかどうかなどについて
調べており、問題があると判明した場合は、全国の郵便局にあらためて注意を呼びかけるという。
また、同社では、このようにいったん温度が5度を超えた荷物は原則、配達はせずに、差出人に連絡を取り、
指示を受けるようマニュアルで定めているが、今回、15.9~20.5度を示した荷物は、差出人の許可を取ることなく、
そのまま配達されたという。


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