【金融】「日銀は死んだ」 デフレ脱却と株式の買い支えと何の関係があるのか?at BIZPLUS
【金融】「日銀は死んだ」 デフレ脱却と株式の買い支えと何の関係があるのか? - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★
16/07/30 12:34:19.13 CAP_USER.net
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
日銀は死んだ。
 自殺である。
 個人の自殺は、些細なことで行われてしまうことが多く、なんてもったいない、と第三者は思うし、周囲はやりきれない気持ちが残る。
 今日の日銀の自殺もまったく同じだ。
 なんのために自殺したのか。
 全く理解できない。
 もったいない。今日で日銀は終わってしまったのだ。日銀の死がこんな形で来るとは、思わなかった。やりきれない。
 本日、日本銀行は金融緩和の強化を決定し、公表した。
 それは、国債買入の増額でもなく、マイナス金利の深掘りでもなく、株を買うことだった。
 具体的には、ETFの買入額を6兆円に倍増させるものであり、それ以外の措置は、米ドルの調達の支援という、重要だがテクニカルなものであった。
市場は、これに失望し、株価はいったん大きく下落、その後元に戻った。しかし、円高は進み、102円台を付け、その後、103円台に少し戻した。
 エコノミストや市場関係者、いわゆる有識者の反応は、物足りない、小規模緩和にすぎない、小出しの政策だ、量的緩和の限界を認めたことになる、
量も駄目、マイナス金利も駄目、ということを示したに過ぎない、という批判が相次いだ。
 違う。
 日銀が力不足である、力の限界を見せた、力を使い果たした、というのではない。
 逆だ。
 自ら爆発してしまったのである。
これは三途の川
 市場はETF6兆円なんて、ちっぽけなモノに過ぎず、それでは足りない、ということだが、それは間違いで、全く逆に、ETF6兆円などというものをしでかしてしまったのである。
 私の日銀の友人は、異次元緩和が始まった時に、ルビコン河を渡ってしまったんですよ、そうである以上、とことんやるしかない、と言った。私は、ルビコン河を渡った結果、どうなったか知ってて言っているのか、と反問した。
 今日は、三途の川を渡ってしまったのである。
 金融政策の目的とは何か。日本経済の健全な発展に資することである。物価の安定を図り、景気に不安があれば、金利の低下を通じて、企業や家計の消費や投資を刺激し、需要を増やすことである。
 株価のつり上げはどこにもない。株価を上げて、日本経済に何の意味があるのか。
 株価は低いより高い方が良い。消費も刺激される。しかし、それは株価を無理に引き上げること、バブルを作ることではない。それは持続的でないし、
実体経済はついてこれないから、実際の経済には恩恵がない。経済が良くなって、その結果、企業の価値が上がり、株価全体が上がるということでしか、経済は良くならないのである。
デフレ脱却と株式の買い支えと何の関係があるのか。
 ない。
 投機家が、政策によって株価が動く、しかも需給に直接響く、これは乱高下するネタが増えた、と喜ぶだけだ。今後も、政策決定会合ごとに、ETFの買い増しを催促する相場となるだろう。
買い増しがなければ失望で暴落させ、あれば急騰させ、また催促のために材料出尽くしで下げさせる。それだけのことだ。
 株価変動が大きくなることは、経済にマイナスだ。不安定性を自ら増すことになる。
 そのコストとリスクを払って、実体経済には無関係な政策をとった。
 日銀は、実体経済を支える組織ではなく、「株価支援機構」に成り下がったのである。奇しくも、我々の年金資金を運用し着実に増やすことを委託されたGPIFが、
株価支援機構に成り下がった結果、5兆円以上の損失を昨年度出してしまったことを発表した丁度まさに同じ日に、「株価支援機構」というニックネームを日銀は自ら進んで引き継いだのである。
 GPIF理事長の記者会見と日銀黒田総裁の会見がまったく同じ3時半だったというのは、魂がのり移ったことの証しだったのだろうか。
 今後、日銀はまったく政策の効果を発揮できなくなるだろう。中央銀行として、自らの存在意義、自国経済の健全なる発展という目的を捨て去り、存在意義を自ら葬り去ったのだから。
 来月のジャクソンホール、世界の中央銀行関係者だけの最も重要な集まりで、日本銀行の人々はどんな顔をして、仲間のセントラルバンカーに会うのだろうか。彼らに葬儀でもやって貰うのだろうか。


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