16/07/04 10:19:21.41 CAP_USER.net
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安倍政権は老後の生活を支える国民の財産である公的年金資金=GPIFの資金運用配分比率を変更する運用方針を2014年10月31日に大きく変更した。
年金資産の資金運用の資産別配分比率を大幅に変更したのである。
従来の資金配分比率である
国内債券60%、国内株式12%、外国債券11%、外国株式12%を
国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%
の新しい資金配分比率に変更した。
国内株式の運用比率が12%から25%へと2倍強に引き上げられた。
外国証券の運用比率も23%から40%へと大幅に引き上げられた。
2015年12月末のGPIF運用資産残高は139兆8249億円、
この時点での日本配分比率23.35%を基準にすると、
日本株式残高は2015年12月末で32兆6491億円だった。
民進党の玉木雄一郎議員が仮定計算しているように、
昨年12月末の株価水準はTOPIXで1547.3。
6月27日のTOPIXは1225.76で、
日本株式が20.8%下落した。
この下落率を当てはめると、日本株式残高は25兆8664億円に減少していることになり、日本株式だけで、年初来、6兆7847億円の損失が生じたことになる。
日経平均株価は2012年11月14日に8664円の水準だった。
2014年10月31日の終値は16413円だった。
つまり、安倍政権は政権発足直前の水準から2年で、株価が約2倍の水準に暴騰した局面で、日本株式での運用比率を2倍に引き上げたのである。
8664円の水準だった2012年11月に日本株式の運用比率を2倍に引き上げて、株価が2倍になった2014年10月末に元の比率に戻したと言うなら適正だが、その逆をやった。
ところが、株価は2015年6月をピークに下落トレンドに転換した。