16/06/27 18:10:10.63 CAP_USER.net
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千葉県市川市に住む介護職員の男性(33)は、三年前から付き合う彼女に結婚を言い出せずにいる。
職歴は十年で、今は認知症の人が住むグループホームの施設長を務める。だが、手取りは役職手当などを加えても月二十二万円ほど。
「今の待遇では、『安心して僕と結婚して』と言えない」とため息をつく。
高校卒業後、家庭の事情で進学をあきらめ、実家暮らしでアルバイト生活を始めた。仕事を掛け持ちしても、手に入るのは月十五、六万円。
四年たったころ、友人から「これからは介護の時代だ」と誘われた。
一年契約のパートで働き始めたが、手取りはアルバイト時代とほぼ同じ。二年後に正社員になれたが、手取りは横ばい。ボーナスも付かなかった。
「変わったのは、有期契約が無期になったくらい」。それでも介護の仕事に魅力を感じて、勉強してケアマネジャーの資格を取るなど努力を重ね、
正社員六年目には管理職になった。でも残業代が付かなくなり、手取りは逆に下がった。
年下の彼女も介護現場で働く。二人でいると将来のことも話題になるが、「この仕事だと、二人とも一生フルに働かなければならないね」で話は終わる。
実際、男性でも結婚を機に転職する同僚をたくさん見てきた。仲間うちで「男の寿退社」と呼ぶ