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ＧＰＩＦ、現行ポートフォリオは「見直す必要なし」
2016/05/31 13:20
ＧＰＩＦ（年金積立金管理運用独立行政法人）は３１日、
運用委員会で現行基本ポートフォリオの定期検証を行った結果、見直す必要がないとの結論になったと発表した。
ＧＰＩＦは年初からの金利低下などにより国内債券の期待リターン低下の影響は見られるが、
現行の基本ポートフォリオは効率的でおおむね目標利回りを満たしていると指摘。策定時と比較して
運用残高が年金財政で必要とされる積立金水準を下回るリスクが低下し、必要な積立金水準を確保できる見通しが高まったとする。
ＧＰＩＦの基本ポートフォリオは国内債券３５％（±１０％）、国内株式２５％（±９％）、外国債券１５％（±４％）、
外国株式２５％（±８％）。昨年１２月末における資産構成割合は国内債券３７．７６％、国内株式２３．３５％、
外国債券１３．５０％、外国株式２２．８２％、短期資産２．５７％。