16/05/25 14:29:42.37 CAP_USER.net
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国土交通省の天下りが復活してきた。政府は24日の閣議で新関西国際空港会社と
首都高速道路の社長に国交省OBが就く人事を了解した。関空はパナソニックなどの
出身者を社長に迎えてきたが、13年ぶりに天下りトップに戻る。首都高社長も8年ぶりに
国交省が奪還する。国とのパイプを重視する会社と、OBのポストを確保したい国交省の思惑が一致した。
新関空会社の社長に就くのは元国交次官の春田謙副社長。パナソニック出身の
福島伸一会長と、三井住友銀行出身の安藤圭一社長は退任する。関空社長は運輸省(現国交省)OBの指定席だったが、
2003年以降は民間出身者が務めていた。4月にオリックスなどが出資する関西エアポートに運営を委託し、
経営改革に一定のメドが立ったと判断した。
高速道路会社は混乱の歴史がある。旧民主党政権が10年に官僚や旧道路公団OBだった5社のトップ
を民間人に入れ替えた。政治主導の人事だったが、その後、民営化路線と逆行する経営もみられた。
12年には5社のうち4人が異例の2年で交代。今回社長になる宮田年耕氏は国交省で九州地方整備局長や
道路局長を歴任した道路のプロだ。
石井啓一国交相は24日の記者会見で、天下り人事の復活ではないかとの質問に「実績と経験を踏まえ、
安定的で継続的な会社の運営に最適と判断した」との認識を示した。