16/04/06 16:51:45.65 CAP_USER.net
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台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入る契約を結んだシャープ。気になる国内外の
従業員4万4000人の雇用について、鴻海の郭台銘会長は「全員残ってもらえるようにしたい」と言いつつ、
大規模な配置転換を行う方針だ。中高年社員が不慣れな職場で苦労を強いられる事実上のリストラ策となりはしないのか。
2日に大阪・堺市で開かれた記者会見で郭会長は「シャープは液晶の生みの親」
「今後100年、成功を積み重ねられるよう全面支援する」と強調、最短2年での黒字化を示唆した。
2月には40代以上のリストラを示唆していた郭会長だが、会見では
「最大の努力をして全員残ってもらえるようにしたい」と軌道修正。ただ、シャープ社員のリストラへの不安は残る。
同社ではすでに若手が次々と離れ、家電部門の50代の社員は「引き継ぐ相手がいなくなってしまった」と
嘆く。経済産業省の幹部も「どんどん人がいなくなるのが心配だ」と技術者の流出に警戒感を隠さない。
容易に他社へは移れない中高年社員を待ち受けるのは大規模な配置転換だ。
郭会長は「適材適所に人員を配置できていない」と指摘し、思い切った組織改革を実施し、積極的に関与していく姿勢を見せている。
配置転換の具体的な内容や規模は不明だが、一般論として、大規模な配置転換で畑違いの職場に異動させられた
中高年社員が、不慣れな仕事に耐えられず、自主退職せざるを得なくなる事態も懸念される。
鴻海は切り離しを言及している太陽光パネル事業に加えて、他の事業についても再編や売却に踏み込むことを示唆しており、
配置転換が“片道切符”になる恐れもある。
外資系証券アナリストは「三洋電機のようにシャープも雲散霧消するのではないか」と行く末を案じた。