16/04/02 20:16:27.34 CAP_USER.net
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トヨタ自動車九州の中途採用者の入社式。代表で川崎卓也さん(一番右)が決意を述べた=1日、福岡県宮若市の同社
高級車「レクサス」などを生産しているトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)で1日、
新卒社員とは別に、期間従業員から正社員になった人ら16人の入社式があった。
同社は期間従業員の正社員化を進めているが、生活が安定した結果、結婚・出産が増加。
2014年までの10年間で正社員家庭に5325人の子どもが生まれている。
代表して製造部門の川崎卓也さん(26)は「社員として自覚を持ち、何事にも挑戦します」
と決意表明した。川崎さんは本社のある宮田工場で2年近く期間従業員として勤務。
交際6年の恋人がいるが、これまで雇用が不安定なため、結婚を切り出せなかった。
正社員になった今はプロポーズを考えており、「責任を持って仕事をして、長く待たせた彼女を喜ばせたい」。
トヨタ九州は、宮田工場の生産能力を高めた05年ごろから、正社員化を本格化させた。
優秀な人材確保と同時に、地域に若者を定着させて街を豊かにすることが、将来の人材を育てることになるからだ。
会社が設立された1991年からの登用人数は4千人を超え、
いまでは従業員約9300人の8割強が正社員だ。正社員家庭で生まれた子どもの数は、
05年には385人だったが、14年は約1・5倍の602人に増えた。
杉山敦取締役は「安定した雇用を増やし、結婚する人や出生数を増やすことが地域貢献につながる」と話している。(村上晃一)