16/02/17 12:04:24.20 CAP_USER.net
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日銀が16日にマイナス金利政策を始めたのを受けて、金融機関が短期の資金を融通し合う市場の取引が急減している。
短資協会が17日発表した16日時点のコール市場の取引残高は前日より11兆9千億円少ない4兆5360億円と、
比較可能な2001年以降で最も少ない額となった。
短期金利が急低下し、利ざやが確保できなくなった金融機関が短期市場での取引を相次いで停止したのが原因だ。
国債などを担保に取引する有担保取引の残高は1兆7576億円と前日から8割減った
。無担保取引は2兆7784億円と同6割減った。取引の中心となる無担保翌日物の金利は16日に0~0.001%と、
15日の0.074%(平均値)から急低下していた。
翌日物が半分ほどを占めるコール市場の残高は取引量と比例する。残高の急減は市場取引が大幅に細ったことを示す。
日銀はマイナス金利政策で短期市場の金利を大幅に引き下げ、消費や投資を刺激したい考えだ。
しかし短期市場の取引が細って市場の機能が低下すると、金利が振れやすくなる弊害も生じる。