16/01/27 23:53:18.55 CAP_USER.net
URLリンク(news.tbs.co.jp)
原油安で先週ロシアの通貨・ルーブルはドルに対し最安値をつけるなど下落が続いており、
この影響で「借金が一気に膨らんだ」と市民が銀行に抗議する動きがでています。銀行でのやり取りの一部始終を取材しました。
「公正なレートにしろ!」(債務者)
「銀行の前にはドルでローンを組んで、ルーブルの下落で借金が倍以上に膨らんだと訴える人たちが抗議に来ています」(記者)
抗議に集まったのはマンションを買うために、この銀行からドル建てのローンを勧められて借金をした債務者たちです。
「銀行に行っても、誰もリスクのことは言ってくれなかった。ドルは安定しているし、
ロシアは石油天然ガス大国だから大丈夫だと言って」(債務者)
「2007年は1ドル=24ルーブル、今は80ルーブル。とても借金は返せません」(債務者)
原油安の影響で先週は一時1ドル=85ルーブルを突破し、この2年間でルーブルは
半分以下に価値が下がりました。ドルでローンを組んだ人は実質2倍から3倍に借金が膨らんだことになります。
「ここはVIPのお客様の入り口です。出ていってください」(銀行側)
「私たちもVIPです!」(債務者)
「責任者!」(債務者たち)
ロシアの銀行の中には債務者の要望を聞き入れてローン関連の為替レートをルーブル
下落前に近い水準に設定するところも出てきました。しかし、この銀行は・・・
「支店長はどこ?」(債務者)
「支店長は忙しいのです!」(銀行側)
2時間後ようやく現れた銀行の幹部は、まったく取り合いません。
「(対応を)いつ検討してくれるんですか?」(債務者)
「それは銀行が決めること、あなたたちには関係ない」(銀行幹部)
「関係ありますよ!」(債務者)
「もう一度言います。為替レートに配慮する話はしません」(銀行幹部)
結局、話し合いは平行線のままでした。
「僕の大事な部屋を取り上げられたくありません。大切な部屋なんです・・・」(債務者の子ども)
ルーブルの暴落でドル建て住宅ローンの借金が膨らんだ人がロシア国内で3万人はいると見られ、
今後も抗議の動きが広がりそうです。(27日13:34)