06/10/05 14:10:35 is9KkUsw0
「食は見かけにとゆーか、なんかドリアンとかナマコとかに通じるものがあるかも」
「佐祐理はナマコは食べたことはないですけど、言い得て妙かも知れないですね。
ほら、舞も怖がらないで食べてみて」
「さ、佐祐理が言うなら……ん、これ……相当嫌いじゃない……」
見た目や臭いこそ怪しいけど、味の方は極上。
延髄に一撃を貰って深い眠りについている祐一をよそに、三人は瞬く間に弁当の
中身を空にしていく。
ところが、佐祐理さんが残り少なくなった『ソレ』に手を伸ばそうとした時。
「……っ!」
「佐祐理さ……え」
両膝を震わせながら、小さな声を漏らした佐祐理さんを支えようとした志保の脊髄
を、甘やいだ電流が走った。
(そんな、これって……佐祐理さんや川澄さんもいるのに……っ?)
しかし、羞恥と理性を嘲笑うように、一度意識した快楽は消えない。それどころか、
気にしないようにしようと思えば思うほど、それは心の深くに響いてくる。
どくっと溢れ出す泥濘。股間から這い上がる快感に呼応するように、乳房の先端も
粟立ち、硬さを増していく。
「あ、ん……」
(佐祐理さんが、顔をあんなに染めて、あんな艶めいた声で……ここで胸とか触って
あげたら……って、違うっ!)
そんなこと、していいわけがない、いや、気持ち悪い、したくない、はず……
ふと浮かんだ異常な思考を無理矢理押さえ込む。
いくら『進んだ女子校生』を自称している志保でも、人前でこんなにおかしくなるわけ
はない。まして佐祐理さんなら尚更だ。やっぱり原因はあのジャム……。
「ちょっ、ねぇ、魔法とかで、どうにかならない?」
「そんなこと……さ、佐祐理はちょっと頭の悪い、ただの女の子、ですか、ら……っ」