06/10/05 00:39:18 O/7t96xH0
「あーっ、祐一と名雪だー」
真琴登場。頼むからこれ以上話をややこしくしないで欲しい。
「…祐一さん、女性の知り合いが多いんですね」
「いや、こいつ、沢渡真琴は名雪の家の居候でさ。いや、養女と言うか何と言うか」
「あー、祐一、彼女?良かった、祐一に彼女が出来たなら、お風呂に
乱入されることもないわね」
一瞬で佐祐理さんの顔から笑顔が消える。名雪が慌てて真琴の口を塞ごうとするが、
今更遅い。俺も慌てて弁解を試みる。が、これは墓穴を掘っただけだった。
「お前、一年以上前に一回乱入したっきりじゃねーか。それにあの時の
俺は絆を深めようとだな…」
「では、一緒にお風呂には入ったんですね。佐祐理とは別の女性と…」
一瞬だけ、悲しそうな笑みを浮かべる。が、次の瞬間には普段どおりの顔に
戻っていた。
「祐一さん、卒業式後といわず、すぐに同棲を始めましょう。
祐一さんが他の女の子のお風呂に侵入しちゃうのを防ぐにはこれが一番です」
同棲、という言葉に真琴と名雪が顔を赤らめる。せめて同居と言って欲しかった。
「いや、佐祐理さん。佐祐理さんと付き合う前の話だよ、侵入したのは。
それにその時は何もしてないって。すぐに追い出されたし」
「あははーっ。本当はそんなの関係ないですよ。お風呂以前に、他の女の子と
同居しているのでは佐祐理が落ち着いて眠れません」
そう言われると弱い。うーん、しかし急な話だな。