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織田ＧＰ初戦制す トップレベルへ『早く４回転を』
フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ今季第１戦、スケートアメリカ第２日は２７日、当地で行われ、
男子フリーはショートプログラム（ＳＰ）首位の織田信成（関大）は１４９・５９点で２位だったが、ＳＰとの合計
２３１・３９点の自己最高得点で優勝した。昨季のＮＨＫ杯に続くＧＰシリーズ２勝目。
ＧＰシリーズの今季初戦を制した織田は、自らに「５０点」と辛口の評価を下した。
「次も高得点が出るかどうかは、他のうまい選手と競ってみないと分からない。やっぱり４回転が跳びたい」
世界のトップは当たり前に４回転ジャンプを跳ぶ。今季のＧＰシリーズを欠場するエフゲニー・プルシェンコ
（ロシア）は、４回転からの連続ジャンプを決めてトリノ五輪で金メダルを獲得した。
織田は、まだプログラムに組み込めない状態。成功率は「今のところ１００回に１回」。今大会開幕前日の
公式練習では３回試みて、いずれも転倒した。まだ手探りではあるが、３０年前から代表選手を見ている
日本スケート連盟の加藤修トレーナーは跳べる素質があるとみる。「織田の足首は、私がこれまで見てきた
選手の中で一番柔らかい。３回転ならどのジャンプでも、ちょっとくらいバランスが崩れても倒れない」
織田のトレーニング方法は変わっている。くつのひもを緩めて履く。歩きにくさに柔軟性を高める
効果があるという。
「今年中には４回転を跳びたい」と繰り返した。お披露目の舞台はＮＨＫ杯（１１月３０日－１２月３日、長野）か、
全日本選手権（１２月２７－２９日、名古屋）か。今年中と強調したのは、２０１０年バンクーバー五輪に向けて
「４年間はすごく早いと思う」から。
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