身体障碍者の人に萌えるPart5at FETI
身体障碍者の人に萌えるPart5 - 暇つぶし2ch459:名無しさん@ピンキー
07/07/06 01:04:35 V7SN3QiH0
>449-454 久しぶりに興味深く読ませてもらった。
競作でも続きでもないが、オマージュ(献辞)として書いたのでアップする。

少し長くなってしまったので、とりあえず冒頭だけにしておく。
続きも読みたい、という人がいたら、>448(404)にでもいれようかと思う。

*************************************************************
合コンがはけてトイレから戻ると、みんな消えていた。人数合せの身としては仕方がないところだが、
隅の席にショートカットの子がまだ一人残っていて、声をかけてきた。

「あっ、ちょうどよかった。ラグビーしてるとか言ってたよね。ちょっと肩貸してくれない?」
やってるのはサッカーだ、と切り返そうとした時、店員が1組のアルミ製松葉杖を持ってきて彼女に
手渡した。すっと立ち上がってそれを両脇にあてた彼女を見て、思わず息を呑んだ。タイトなジーンズ
の右足は、腿までしかなく、裾を折って後ろで止めていた。先に席についていたので、隻脚であること
には今までまったく気付かなかった。

「そんなにわかりやすくびっくりされると、こっちも困るんだけど」
細身の身体を支えるようにして、急な階段を降りた。送っていくよと声をかけると、彼女は言った。
「ありがと。でも下心が見え見えだったりして」
どぎまぎしていると、手帳を出して何かを書き、破いてわたしてきた。
「メアド、特別よ。普通は教えないけど、肩借りたし。結構いいガタイしてんじゃない。あれ?
要らない?」
 慌てて受け取ると、彼女はもうタクシーを止めていた。恐る恐るたずねた。
「また会えるかな?」
「心がけしだいってとこかな。じゃ」

彼女はアカネという名で、皆の会話に、いつも外からスローインするように参戦していた。
実は今日のメンツでは一番好みの子だったけど、いつものことでマークすらできなかった。
手の中に残ったメモが、彼女が幻ではなかったことをかろうじて物語っていた。




次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch