強制女性化小説ない? Part13at EROPARO
強制女性化小説ない? Part13 - 暇つぶし2ch200:名無しさん@ピンキー
04/07/14 17:58 tBtdOx5b
全部混ぜた
女の子に変身したがその肉体に憑依され
さらに入れ替わられて脳移植され皮にされる小説って実はない?

201:名無しさん@ピンキー
04/07/14 18:12 tKcOEgtR
>>200
ややこしいなw

オタクが皮をかぶって幼女に変身
→幼女の姿でアイドルと入れ替わる
→幼女になったアイドルの皮を脱がせる
→幼女の皮を脱がされたアイドルがオタクの姿になる
→オタクとアイドルの入れ替わり完了

という話ならあるけど。

202:名無しさん@ピンキー
04/07/14 19:12 dARY8l3N
そういえば電撃文庫の『先輩とぼく』はある意味TS小説?

203:名無しさん@ピンキー
04/07/14 19:48 Ls8+RFmj
ある意味もなにも、入れ替わりという王道ではないか。

204:名無しさん@ピンキー
04/07/14 19:56 dFvWr9Xx
>>188
>>195
乙。
官能的な女体を求め合うのはすごく楽しいです。

205:名無しさん@ピンキー
04/07/14 20:26 rJMySDoe
>>188
この際だから、女の方にモノだけ生やして逆セックス展開を。
ま、女の見た目男にするのは要らない。

206:1/3 ◆/Z7uecnQUY
04/07/14 22:05 j4m0R9Jr
>>179
 「く~、風呂上りはやっぱこれだよな!」
 俺はタオル一丁の格好で、腰に手を当てて、ぐびぐびとビン入りのコーヒー牛乳を飲む。
 銭湯といったらやっぱりこれだろう。これがなければ銭湯ではない(断言)。
 「お、おい」
 「な、なんだあれは!?」
 「おい、そこのにーちゃん! あんたいったいどうしたんだ!?」
 俺がぐびぐびとのどを突き出すようにしてコーヒー牛乳を飲んでいると、なにやら急にどよめきが上がった。
 「ん?」
 腰に手を当てて半分上を向いたような姿勢のまま、俺は何事かと思って壁一面の鏡を見る。
 口をビンにつけたままだった俺は、思わず鼻から牛乳を吹き出すところだった。
 「!?」
 鏡の中には俺の姿が映っていたが、それは俺というには違和感がある姿だった。
 平均並だったはずの胸板に、小さなでっぱりができている。
 手足に生えていた無駄毛が抜け落ち、肌の色が少しずつ白くなる。
 髪の毛がなぜかわずかに伸びていて、腕や肩、足の筋肉の隆起が少しずつ小さくなっていく。
 「な、なんじゃこりゃ!?」

207:2/3 ◆/Z7uecnQUY
04/07/14 22:06 j4m0R9Jr
 俺は思わず叫んでいた。
 しかも、しかも違和感どころの騒ぎではなかった。
 現在進行形で、背がちぢんでいく!
 目に見えて髪が伸びていく光景というのは、かなりホラーだ。
 肌の色も、筋肉も、体型も。
 普通に男っぽかったはずの俺の身体が、どことなくなよなよと華奢になっていく。
 胸のふくらみも、始めはなにやらでっぱっていただけの物が、ふっくらと丸みを帯びて膨らんでいく。
 「お、おい、あのにーちゃん女になってるんじゃないか!?」
 おっちゃんのだれかが後ろで叫ぶ。
 その時、腰に巻いていたタオルが、いつのまにかくびれて細くなったウエストに絡まりきれずに、緩んで解けた。
 「おお!?」
 「ア、アソコは、どうなっとるんじゃ!?」
 白髪のじいちゃんまで声を上げたが、俺はそれどころではなかった。

208:3/3 ◆/Z7uecnQUY
04/07/14 22:07 j4m0R9Jr
 後ろの方は、硬い尻だったはずが、丸い尻になっている。
 前の方は……まだ、俺のチ○コはそこにあった。
 まだ?
 そう、まだ、だった。
 チ○コがクリ○リスになる過程。そこが女のオマ○コを形成していく瞬間。
 そんなもの俺は見たくなかった。
 この時の俺は相当パニックに陥っていたのだろう。
 俺の目の前に鏡があって、俺は呆然と立ち尽くしていたから、後方にいた客には、前も後ろも、俺の身体が変化していくところが丸見えだったはずだ。
 なのに俺は鏡の中の自分から目が離せず、気付いた時には、そこにあるのは女のきれいなオマ○コだった。
 鏡の中には、前も後ろも隠しもせずに、若い女が全裸で立ち尽くしている。
 平均並に豊かな乳房、細くくびれたウエスト、優しげに丸い腰周り。
 長い髪と、白く決めこまやかな肌。
 「…………」
 いつのまにか、銭湯の脱衣所は静まり返っていた。
 年配ばかりの数少ない客、みながみな、食い入るように俺の方を見ている。
 気味悪がっていいはずなのに、彼らは腰を引き気味に、押さえ気味にしていた……。

 俺は、俺は……、近くの銭湯の男湯に入った後、全裸で女性化したのだった……orz

fin.

209:名無しさん@ピンキー
04/07/14 23:55 AVpg3C2O
>>188
俺と雅と二人で手当たり次第に女の子を犯していく展開キボン
>>195
次は痴漢か…
貴章の意思で女の子に痴漢するのが一番面白いのだが…ううむ。

210:177
04/07/15 00:06 b1IgiEEi
>>208

_l\○_<月様ごめんなさい…

211:名無しさん@ピンキー
04/07/15 07:41 amWBIkGu
>>210
気にするな。結構いいかんじだぞ
その後が続かないのが残念だが

212:名無しさん@ピンキー
04/07/15 13:07 t3zsZ6kw
まさに、このスレの住人のためにあるようなゲームだな。
メーカーがやや不安だが。
URLリンク(www.sis.iowave.co.jp)

213:名無しさん@ピンキー
04/07/15 13:46 GafHbel1
>>212
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part5
スレリンク(eroparo板:470番)


214:名無しさん@ピンキー
04/07/15 15:26 CyQUd/Pa
小説じゃないけどここの漫画イイ(AA略)
URLリンク(sgvy.com)
英語だけどまあ、エキサイトと意訳で何とか読める

215:名無しさん@ピンキー
04/07/15 15:31 TBs31lb5
>214
ついでに言えば、エキサイトも医薬も全くダメな人のために
わざわざ和訳してくださっている有志の方々のページもある(まだ全部じゃないけど)
URLリンク(www.keddy.jp)

216:訂正
04/07/15 15:32 TBs31lb5
×医薬
○意訳

217:名無しさん@ピンキー
04/07/15 21:09 ShFTrE6B
>>214
へ~、こんなんあるんだ。㌧クス

218:名無しさん@ピンキー
04/07/15 22:15 8eIOWQhJ
なんだか久々にのんびりだな、まったり支援

219:名無しさん@ピンキー
04/07/16 17:59 GuWGh7R0
>>202
「TS」という単語自体が作中に出てきてますが。>先輩とぼく

220:名無しさん@ピンキー
04/07/16 21:21 so67MQeU
先輩とぼく2巻口絵の「ホワイトデイのひとこま」だったかな。
あの飴はあの後どうなったと思う?

221:名無しさん@ピンキー
04/07/16 21:22 YM/jW2Bz
62 名前:  投稿日:04/07/07 20:36 HOST:p3042-ipad30sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
常駐スレで、日本のある有名な人物を弄ぶようなSSを
住人の意向を聞かず勝手に投下して喜んでいる人物がいます。
頼みもしないのに自治を引き受けた人間も、「盛り上がればいい、荒れる可能性などない」と
当のSS作者を擁護しています。

果たして自治の思惑は外れ、現状においてスレはしっかりと荒れています。
状況を受け入れたくないのか、その自治はあいかわらず「荒れていない」の一点張りです。

IDを見ると、その自治本人も、他スレにわざと荒れる原因を投下し、
あまつさえそれを嗜める人間を「荒らし」と見なし、住人を逆撫でするような表現で
「削除かけます、アク禁になっちゃえ」と逆切れする始末。

一体、どうすればいいのでしょうか? 夏休みが近いからしょうがないと諦めるべきでしょうか?

63 名前: 投稿日:04/07/09 22:47 HOST:pl009.nas921.sapporo.nttpc.ne.jp
> 日本のある有名な人物を弄ぶようなSSを
この部分はその件とは無関係だね。

で、何が問題だと考えるわけ?

64 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/07/11 22:13 HOST:ntchba097053.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
>>62
>住人の意向を聞かず勝手に投下して喜んでいる人物がいます。
住民の意向を聞いて投下されるSSもあるけど、意向と無関係に投下されるSSの方が多くないか?

スレの趣旨に合わない(例えば女体化スレに女体化していないSSとか、純愛スレに鬼畜とか)ので
あれば、レス削除依頼。そうでなければ、作者にトリップつけてもらってそれをNGワードあぼーん。

まあ、荒らしとか、自分の望まないSSを投下する作者も住人は住人だからね。

222:名無しさん@ピンキー
04/07/16 21:24 YM/jW2Bz
間違えて投稿した。 すまん。

おそらくここのことだろうが、どうやら削除議論スレでは688も立派な住人らしい。
というかこんなもんわざわざ投稿した奴は誰だとw

223:名無しさん@ピンキー
04/07/16 21:37 qC/52Cep
>>222
萌え厨本人じゃねえの?もういいよその話題は。

224:名無しさん@ピンキー
04/07/17 01:15 rJ1wNOMI
いつ見ても…か。
俺はこのスレになって先程のが初めての書き込みなわけだが…。
いつも根拠無しの自作自演の決めつけだねぇと返して欲しいのかな。
それとも以前にどこかに書き込んだ事を覚えてるとでも主張するのかね。

まあ2chで同一人物でない事を証明するのはほぼ無理だからね。
事実はどうあれ自演だと騒ぎ立てるのは荒らす手段の一つではあるわけだ。
2chで同一人物である事を証明するのはわりと容易だが…。

225:名無しさん@ピンキー
04/07/17 06:00 5qhCIaMU
      ____,....
  ,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
:.:/:/./://:|:.:|:!:|:|i:.:.:゙,:.:.:.リ:.ヽ\
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.|
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ
、:.l!.N、:い!.        !く:::ソ } |:.:|/:/
!:i、.i!リ ヽ!         , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN  `      .: ノ  /:!レ/′
:、l:|ハ     、____    /::i/'′
小| ヽ     `''ー‐`''  /|/l
:.:トヽ  \       /                      r‐-、r‐-、r‐-、r‐-、
N|`ヽ   ヽ、    , '´      ┌────┤  ||  ||  ||_..._|‐────┐
``'''‐- ..,_   iT"´           | ー───‐ |_...._||  ||_...._|ヽ_,ノ. ──── |
、_    ``''‐N、           |  TS  NOTE .ヽ_,.ノ|.-‐.|ヽ_,ノ                     |
 `ヽ、      i          | ─────. `ー' ー‐─────‐ |
、   `ヽ、   |           |   >>222-224は病院での検査入院中に           |
、`ヽ、   \  |          | ─────‐ :. ─────‐ |
 \ \   ヽ.|ヽ         |       女性化する    :                  |
   ヽ ヽ   |  \          | ─────‐ :. ─────‐ |

226:名無しさん@ピンキー
04/07/17 11:16 fI9cRWu3
ノートに名前書いてもらっていいな~>>222-224


227:名無しさん@ピンキー
04/07/17 11:19 F3zLzeiB
>>226

  ,. --─ 、
////イl!lヽ:ヽ.\
:./:/.:.:/:l.:|:.|l.:.:lヽトl.:ヽ
.:/.:.:./.:./ハ:ト.:.|.:ヽ!l.:ii.:',
/l|.:.:|.:レハ.:メ.ヽ|.:l/.|.:.i:l:.|
.:!ll.:.:|.:lィZミヽ.:l|〉、!l.:トN:|
.:.|lトl.:.|ゞ┴ l/ k::仆|:l/リ
.:.|lハ:!       ,¨´/l./
.:|N    、__' ′/レ′
小! ヽ   ` ー'`, '|/!             __ __ _ __
Nト!  ヽ、___/    ┌───┤ ll ll lL」───-┐
、``''‐- 、」        | ───‐しl|,. K_ソー'───│
、`ヽ、 │       | >>226はチンコがもげる         │
、\ \ |、      |──── : ──── |
 \\  | \    |               :.              |


228:213
04/07/17 11:29 +pvv5xFg
>>214
ありがたう
自分も訳挑戦してみたけど
中学英語すら抜けきっていた……orz

229:名無しさん@ピンキー
04/07/17 18:04 qL1xYDRM
エロ漫画家R☆トンコウ氏のWEB限定での作品
小説・『調教師K』に多数該当アリ(2章~11章にヒカルが登場するとこ)
URLリンク(rtk2000.e-city.tv)

エロ漫画家R☆トンコウ氏のWEB限定の作品
漫画・『Mistifical Doll』
URLリンク(rtk2000.e-city.tv)

どちらも、けっこう濃い内容になっていた。

230:名無しさん@ピンキー
04/07/18 01:28 PS59NtIY
>>229
GJ


231:名無しさん@ピンキー
04/07/18 13:17 eKxFWIWS
>>229
このR☆トンコウ(瑞東航)の単行本を何冊か持ってるけど、
どれも表現が規制ギリギリなくらい過激だよなあ、
縄縛りと性転換orふたなりが目に付く、
とてもいい仕事してるよ(別の意味で・・・)
インターネットの小説は、あれはヤヴァくて、
商業誌のエロ漫画のネタには出来ないだろうけど(藁

232:名無しさん@ピンキー
04/07/18 15:23 4LzyJSjs
>>229
もう少し絵が上手ければいいんだけど。
こんなヘタレ絵じゃ抜けない。

233:名無しさん@ピンキー
04/07/18 21:52 +jkL87lk
スレリンク(newsplus板)
ここの住人ならピクッときそうなスレ見つけてきまつた

234:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:19 KdIZksb/
はぁ…
ここで以前投下されていたような緩めのSSはもう読めないのか。
非強制という場がありながら、腐女子御用達の内容でなければレス一つつかない有様。
開始当時のSS作家も追い出され、801作家がスレを強引に独占。そしてあいつらの通った後には枯れ草一本残っていない。
結局策略にまんまとはまったわけか、皆。

235:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:42 g7GmGydX
>>234
誤爆か?

236:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:43 3NtlDAOU
>>234
10スレぐらいから連中がきたような・・・・・・・
連中が通った後のスレはぺんぺん草すらのこらねえ
強制と非強制から出て行って欲しいよ

237:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:46 pguvXLjG
>>234
ぷりん氏のは結構ぬるめだと思うぞ。

俺はカイトのシリーズからこのスレに入ったから、
ノウブルズとかのノリも好きだが。


ていうか、本気で提案なんだが、
レズ専用の女性化スレッドを立てたらどうだ?

238:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:52 3NtlDAOU
>>237
提案するだけで胃が痛いのだが
801板にでも立てるか?

239:名無しさん@ピンキー
04/07/18 22:59 pguvXLjG
百合板、
……は無いんだっけ

別にここに立ててもいいんじゃないの?
「女の子に変身して、女の子にエッチなことをするスレ」とか、
ただの女性化とは別のカテゴリーであることを明記すれば
重複にはならないだろうし。

240:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:21 F64iTk2p
また無駄な議論が出てきた・・
職人さんが投下できないじゃないですか。

241:238
04/07/18 23:25 3NtlDAOU
>>240
すまん回線切って釣ってくる

242:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:27 eoYNGTJe
追い出すべきは801だろ。
なんでいきなりレズ叩きの流れになるんだ?
俺は普通であればホモもレズもノーマルもありだと思っているが。
普通であればね。

まあ、携帯とパソコンで自演してるどこかの必死な奴はわからないだろうが。

243:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:34 pguvXLjG
>>242
おれも大体同じスタンスなんだが、
加えてアブノーマルも受け入れられるな。
この「普通」が何を指してるのかは、いまいち
分からないが。

レズ専用スレについては、レズ以外のSSに
不快感を催す人がいるようなので、言ってみた。

244:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:35 2Ppeb4Qi
追い出すべきはむしろage野郎だよ。

245:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:37 eoYNGTJe
sage忘れた。

246:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:40 pguvXLjG
だから、レズ専用スレが立ったとしても、
このスレから誰かを追い出すってことには
ならないと思う。

あくまでレズしか受け入れられない人専用ってことで。

247:名無しさん@ピンキー
04/07/18 23:48 9Mv1vYjv
おまえら本当に議論好きだなぁ

248:名無しさん@ピンキー
04/07/19 00:15 1F+atbRt
まあ、もともと強制と非強制にわける必要もなかったんだがね
ほんとのTS好きなら全部すきなわけだしーーー
スレが大きくなって厨が増えただけの話だな
夏休みでますますふえるかな

249:名無しさん@ピンキー
04/07/19 00:55 fFZbqN3I
本当のTS好きだからこそ拘るんだよ。
釣りじゃなく言うけどレズはなんか、TSとは違う。

250:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:02 zqfzKYVB
本当のTS好きはTSそれ自体が好きなんであって、相手は誰だって構わないんだよ。

もういいから、レズスキーもホモスキーもそれぞれ自分達で専用スレ立ててそこに引きこもって、
このスレは相手が男でも女でもオールオッケーなスレとして暖かく見守っててくれよ・・・

251:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:08 wyI1c4N2
もういっそのこと全部統合してしまうとか。細分化が逆に荒れ要因になった希ガス

252:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:18 PQ7auO4Z
俺は変身過程に萌えるのであって、
ぶっちゃけその後で何があろうと大して興味は無い

253:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:25 CUJE/x6F
ともかく、自分たちの意見に強引に持っていこうとする荒らしは死ね。

>>234で言及されてるのは801SSのことなのは明白なのに、
何故突然レズを追い出す話になるのかが謎だ。

254:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:26 CUJE/x6F
あと>>250-251に賛成しておく。

255:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:34 fKKRMtqU
別に>>1に百合801限定って書いて無いんだから、TSがあれば何でもいいんじゃないか?
嫌いな物があったらスルーすればいいだけの話であって、自分好みで無いのを叩いて追い出すのは違うと思うが。
そもそも漏れは何故百合やホモ(この場合♂×♀)がスレ違いになるのかがわからないのだが。

256:名無しさん@ピンキー
04/07/19 01:39 wyI1c4N2
>>255
まったくだ。

257:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:06 +FgaDsMM
禿同。性転換ネタなんだから、801も百合もショタもロリも、別に問題ない。
倒錯と禁忌があればあるほど面白みを増すのが、このジャンルの特色だし
個人的には、もっとアブノーマルネタを混ぜてくれてもかまわない。

258:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:15 +tC9oMN6
801とノーマルホモは違うと思うぞ
非強制スレでも槍玉に上がってたような

259:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:25 yZE3myp1
俺はどちらかの体が女なら問題ないよ
相手が男でも女でも元女な男でも元男な女でも

260:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:26 +FgaDsMM
性転換の前には、その程度のささいな違いなど問題ないのでは?
このスレのSSにおいては、ホモも801もレズもバイも
全てのアブノーマルセックスが、性転換の《下》に位置する。
それを弁えてさえいれば、どんなSSでも構わない。

261:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:31 AIxBzfM9
強制強制いいながら最近強制のってなかなか投下されてないよね?
ノウブルみたいな、いかにも強制って感じの小説また書いてくれんだろうか……

お願い職人さま(´・ω・`)人

262:名無しさん@ピンキー
04/07/19 02:40 wyI1c4N2
>>260
禿同。そういった寛大な雰囲気が欲しいね。

263:名無しさん@ピンキー
04/07/19 03:34 fFZbqN3I
だから、レズ好きは偏狭なファンがいるから除外したいの。
他のスレで作者さんを追い出す様な事をしてきたアホばっかだから。
好み云々の問題で言ってるんじゃないよ。

264:名無しさん@ピンキー
04/07/19 03:47 IIqZVrCf
>>263
まあ待ちなさいな。例えスレ住人の中に真っ当なレズ好きの人がいたとしても、
あれのせいで好みも言えずに随分肩身の狭い思いをしてきたんだろうし……
(俺は割と何でもこい派なんだが)
荒らしは腹立つし気持ちはわからんでもないが、セクト対立みたいなのを煽っちゃいけないよ?

265:名無しさん@ピンキー
04/07/19 03:57 CUJE/x6F
>>263は過激派ホモスキーだろ。構うなって。

266:名無しさん@ピンキー
04/07/19 04:50 Xim3aKXl
こんなくだらないことでウダウダやってるから
いつまでたってもSSが投下されないんだな。
大抵のもんにとっちゃホモ好きだろうがレズ好きだろうが
どーでもいいっちゅーねん。

267:名無しさん@ピンキー
04/07/19 07:59 ZAqvAd6b
議論になってますが
職人様の降臨をお待ちしております


268:名無しさん@ピンキー
04/07/19 11:31 ObITtuBy
上杉謙信女性説をネタにしたSSを書いてみようと思うのだが、需要はある?

269:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:12 0eUnnq4J
>>268
いらん

270:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:16 vg799M2R
>>268
女性化と女体化は違う

271:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:31 80Z7GIZo
>268
そういうのはこっちのスレの方が喜ばれるかも。
男性キャラの女体化・女性化スレ
スレリンク(ascii2d板)

272:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:38 0eUnnq4J
>>270
どう違うの?

273:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:46 zqfzKYVB
女性化と女体化は字面こそ1字違いだが、全くの別物。
「もし○○が女だったら」という女体化SSにはTS要素は無い。
そのSS内では最初っから女性として存在していて、
リアルの歴史上の人物と同じ名前、同じ境遇に置かれただけの普通の女性の話でしか無いんだから。

上杉謙信女性説はあくまでも元ネタで上杉謙信女性化SSを書くんだっていうのなら大歓迎だよ!

274:名無しさん@ピンキー
04/07/19 12:51 xe3KU6Qz
>>268
こっちのスレでも女性化は条件付で可です。
妄想的時代小説
スレリンク(eroparo板)


275:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:17 0eUnnq4J
>>273
>>「もし○○が女だったら」という女体化SS

それは女体化とは言わん。
単に「女性説」でいいんじゃないか。

女体化というのは「(男の体が)女の体と化す」ということ。

276:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:39 /VqHOroZ
>>275
それは違う、女性化と女体化は全く別物だと思う。比較して読んでみればわかる。
女体化はあれは801であり、屑そのものだ。

ついでに、強制要素がないのはすれ違い。マターリ系ONLYなら非強制スレへ行け!
ここはガツンと陵辱要素がないとな。

277:前スレ458
04/07/19 13:50 ADjKO4q0
空気を読まずに投下。

278:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:53 ADjKO4q0
意識が朦朧としていた。それに体が熱い。全力で走った後のように・・・
そうだ、俺は確か、真希に・・・そうだ、真希は?
なんとか目を開けると、目の前には・・・真希がいた。
その真希は、妖しげな笑みを浮かべて見下ろしている。
体を起こそうとした。そこで、裕紀は一つの異変に気づいた。
か、体が動かない・・・?
いくら力を入れても、指一本ぴくりとも動かない。
ま、真希・・・
しゃべろうとしたが、口も動かない。
「さあ、立ちなさい」
その真希の一言に呼応するかのように、自身の意思ではどうにもならなかった
裕紀の体が、言葉どおりの行動を起こした。
これはいったい、どうなっているんだ?真希?
なぜ体が動かないんだ?
混乱する裕紀に、真希が語りかけてきた。
「裕紀・・・いや、裕美、どう?私の僕として生まれ変わった気分は?」
次の瞬間自分の口から出てきた言葉に、裕紀は凍りついた。
「ああ・・・真希様、私は・・・このような美しい体まで頂き、
真希様の僕にしていただいて、本当に幸せな女でございます」
うっとりとした表情で隷属の言葉を述べ、真希のもとにひざまづく。
なんだって?口が、勝手に・・・!
俺が・・・僕?しかも、「真希様」だって?
声を上げようとするが、体は言うことを聞かない。
満足げに微笑んだ真希が、俺の顔を上げさせた。
至近距離で向かい合う格好になる。
「よく言えたわね。ごほうびにその体をしっかり味わいなさい」
「ああっ・・・ありがとうございます、真希様」
ま、また体が勝手に・・・!
頼む、何とかしてくれ・・・俺を自由にしてくれ・・・

279:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:54 ADjKO4q0

自らの胸に手を伸ばす。
誰に邪魔されることもなく、豊かな胸を何の躊躇いもなくもみしだく。
かつてよりも白く繊細な指先が、敏感に乳房の質感を伝えてくる。
視線を落とし、ただ蹂躙されるがままのかつての面影などまったくない
自分の大きく膨らんだ乳房を見つめる。
まるでその行為を自分自身に見せつけるかのように。
視線が、いやでもそこに釘付けになる。
いくら視線をそらせようと頑張っても、それは無駄な努力だった。
先ほどまでの行為で充分に張っていた。
それに加えて、自らの胸を揉まれている感触、手に力を加えるたびに口から漏れる
自分の可愛らしい声が裕紀自身の興奮を高めていたこともあったせいかもしれない。
意思とは無関係に強まっていく興奮に、胸を揉む力がさらに強くなっていく。
それとともに、発情した女の声が惜しげもなく裕紀自身の口から吐き出される。
「んっ・・・はんっ・・・ああっ・・・」
「あらあら・・・いい声出しちゃって。そんなに女の子の体が気に入ったのかしら?」
「ああっ・・・んぅっ・・・真希様・・・」
裕美に操られた裕紀の指先は、ただ快楽を求めて一心不乱に動きつづける。

280:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:56 ADjKO4q0
「そろそろここもさわってみたいんじゃないの?」
いたずらっぽく微笑んだ真希は、胸に当てられていた片手を
裕紀の股間の茂みへと引っ張る。
添えた手で裕紀の細い指を二本伸ばし、濡れた一気に秘部に突き刺す。
「あはああっっ!!」
電撃的に走る快感に、全身は痙攣し、裕紀の思考はストップする。
それでも裕紀の両手は動きを止めない。
いや、止めることができない。
執拗に快楽を追い求め、胸の突起を、秘部の突起を指で刺激する。
自分ではどうすることもできず、ただ延々と与えられる女としての快感。
それなのにその快感を与えているのはほかならぬ自分自身という倒錯感。
それに自らの口から発せられる女の声。
快感に必死に耐える小さな喘ぎではなく、裕紀の興奮を煽るかのように
可愛らしくも大きな声を上げる。
それが裕紀の男としての心の興奮を加速させ、それが女体の発情となって現れる。
裕紀は、もはや何も考えられなくなっていた。
ただ自らの行為に、そして快楽に身を任せるだけだった。
それを見計らったかのように、裕美は秘部と胸への刺激を一段と強めた。
「ああああっっっっっ!!」
全身が大きく痙攣し、その場に崩れ落ちる。

281:名無しさん@ピンキー
04/07/19 13:59 ADjKO4q0
「ふふっ・・・いっちゃったみたいね」
裕美をそっと後ろからやさしく抱きしめる。
「でもね・・・まだまだこんなものじゃないわ。
それに・・・裕紀には心の底から『裕美』になってもらわないとね」
うつろな表情の裕美の目をじっとのぞきこむ。
(裕紀・・・裕紀!)
ぼんやりとした様子で、裕紀が目を覚ます。
「ま、真希・・・」
なぜだかわからないが、口が思い通りに動く。
「女の子ってすばらしいでしょ?これで私の僕として協力する気になったんじゃない?」
「はぁ・・・はぁ・・・」
「さあ、言ってごらんなさい。あなたは誰?」
裕紀は頬を上気させた虚ろな表情で、しかしこう答えた。
「お・・・俺、は・・・」
最後まで聞かずに、真希の目がつりあがった。そして、目の奥に光が差した。
「ふふ・・・どうやら甘く見てたみたいね。いいわ、徹底的に教えてあげる」
いきなり両手両足を後ろから押さえつけると、足を絡まる。
そのまま両足を開かせ、乳房と秘部を同時に刺激する。
愛撫などという生易しいものではなく、荒々しい蹂躙。
次々と押し寄せる絶頂の波に耐え切れず、絶叫に近い喘ぎ声を上げ続ける。
休みなく刺激を与えつづけながら、耳元でそっとささやき続ける。
(わかるでしょう?あなたは裕美なの)
「うあっ!・・・あっ・・・あっ・・・そんな・・・い・・・いやっ・・・」
(あなたは私のもの。あなたにとって私の命令は絶対)
「あ、あ、あ、あ、あ、や、やあっ・・・」
ひとつひとつの言葉が、快感に乗せられて裕紀の脳髄にまで染み込んでいく。
裕紀の中にわずかに残っていた自我が崩れ去っていく。
(さあ、いらっしゃい・・・)
「んんっ・・・ううっ・・・もう・・・ああっ・・・うあああああっ!」
何度目かわからない絶頂を迎えさせられ、裕紀の意識は闇の奥深くへと消えていった。
「あ・・・あは・・・あははははは・・・」
後に残ったのは、女を絶頂に追いやった憑かれた女の狂った笑い声だけだった。

282:名無しさん@ピンキー
04/07/19 14:00 zqfzKYVB
>>275
元ネタの作品の○○というキャラが女性だったらどんな話になるだろう?
 ↓
○○を女性にしてこの作品を再構成してみよう。
 ↓
○○女体化SS

SSのジャンルでいう女体化というのは「(男の体が)女の体と化す」ことではなく、
特定の男キャラを女に置き換えて話を構築し直す事を指す。

283:名無しさん@ピンキー
04/07/19 14:02 ADjKO4q0
とりあえずここまで。
さっぱり進まない・・・語彙の貧弱さを痛感orz

284:282
04/07/19 14:19 zqfzKYVB
>>283さん、グッジョブ!
女性としての快感に押しつぶされそうな裕紀君がいいですね。
まだまだ裕紀君にはがんばって粘ってもらって、更なる倒錯感や被虐感を味わってもらいたいです。

282にくだらないレスを入れて、余韻をだいなしにしちゃって申し訳ないです。
283さんと読者の皆さん、ほんとにすまんかった・・・

285:名無しさん@ピンキー
04/07/19 14:27 0eUnnq4J
>>276
それは単に「使い方」の違いでしかない。
解釈の正誤とは別問題。

286:名無しさん@ピンキー
04/07/19 14:39 ZAqvAd6b
>>283
GJ!

287:名無しさん@ピンキー
04/07/19 16:48 qBhRplBO
TSプラス洗脳
最高すぎ

288:名無しさん@ピンキー
04/07/19 19:02 ObITtuBy
いらんというなら無理に投下する気はあまり無いが、ここが「女性化スレ」である以上スレの要件を満たすSSを
想定していることは分かろうもんだろうに。

289:名無しさん@ピンキー
04/07/19 19:21 Mc7UCS1r
>>288
アーサー王女性説なんていかがですか?

290:名無しさん@ピンキー
04/07/19 19:22 EM7aaVLv
ID:ADjKO4q0氏

設定その他はどこから仕入れてきたのですか?唐突過ぎて解りかねるのですが。


291:名無しさん@ピンキー
04/07/19 20:59 zqfzKYVB
>>290
ID:ADjKO4q0氏じゃないけど、>>277の名前欄で「前スレ458」と書いてあるぞ。
今回が第3部になるのかな?

強制女性化小説ない? Part12
234-242
453-457
強制女性化小説ない? Part13
278-281

292:名無しさん@ピンキー
04/07/19 21:01 ZAqvAd6b
前スレの457の続きじゃないか?

293:名無しさん@ピンキー
04/07/19 21:40 ObITtuBy
>>289
敵の呪いで女にされたアーサーが、トリストラムス・ランスロットにやられまくるネタってのもいいかもねw 

294:名無しさん@ピンキー
04/07/19 22:45 EjJQn/uS
ついでにグィネヴィアも参戦…;y━ー(゚∀゚)・∵.ターン


295:名無しさん@ピンキー
04/07/19 23:05 aIbvBcQF
>289

Fateかよw

296:名無しさん@ピンキー
04/07/19 23:52 1F+atbRt
職人さん来ないかな~

297:名無しさん@ピンキー
04/07/20 00:40 4C0Fu0UF
職人の生死を知りたい
皆、無事なのだろかーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

298:名無しさん@ピンキー
04/07/20 01:13 HasHE5nK
今アバタールチュウナーってゲームやってるけど
死ぬ前は男だったってキャラが出てきた
まあ超超超脇役だけど

299:名無しさん@ピンキー
04/07/20 01:52 1dt2riZS
>>298
こないだ始めたばかり。
まあ楽しみにしとく。

300:sense 1/19
04/07/20 08:44 JtEO1KVV

 Pi、Pi、Pi、Pi―

「う……ん…………」
 枕元で鳴り響く耳障りな電子音は、否応なく微睡みにたゆたっていた意識を現世へと引き戻す。
 すっぽり潜った布団から伸ばした爪先が、
 カツン―
 硬いモノに当たり乾いた音を小さく発てる。
 爪を伝わって感じる微かな衝撃。そのまま掴み布団の中に引きずり込むと、手探りにスイッチを押さえた。
 再び訪れた静寂中、布団越しに感じる朝日に気怠げに重い瞼を上げた。
「ふぁわぁ~」
 小さめに上げるあくび。
 寝ぼけ眼は目尻に浮かんだ涙で霞み視界は白い。まだ覚醒しきっていないのか、身体は鉛のように重く、感覚が酷く鈍い。
 まるで、意識が身体の隅々に染み渡っていない―そんな感じだ。
 視界のぼやけを取り除くように手の甲で瞼を擦りながら身を起こ―

 !?

 見開いた瞳に映る世界に、思考が一瞬停止した。


301:sense 2/19
04/07/20 08:45 JtEO1KVV
 再度、よく目を擦ってみるが……
「見えない!?」
 見えるのは、カーテン越しの薄日に白く照らされたぼやけた空間だった。
 それはまるで、ピントの合っていないカメラの如く―輪郭の曖昧な世界。
 鼻先に手をかざしてみると、目の前10センチ程の距離で始めてその像がハッキリと刻まれた。
「…………」
 言葉も出ない。
 目を覚ましたら、極端に視力が落ちていたのだ。何が起こったのか訳も分からない。
 しばし呆然とする中―
 ぐぅ~……
 空腹感を誇示するように鳴り響いた腹の虫に、思考が動き出した。
 固まっていても仕方がない。とにかく朝の支度をしようとベットから降り、立ち上がる。
 ぼやけた部屋は、ハッキリ言って何があるのか判別できないほど霞んでいるが―それでもそれなりに暮らしてきた部屋だ。着替えるくらいなら問題ない。
 そう思って、顔を洗おうと部屋の向こうにある洗面所へと向かう―その足が止まった。
 ざっと辺りを見渡してみれば、全体的におかしさを感じる。
 それは、目が見えないと言う単純な理由だけではない不自然さだ。
 ぼやけた視界を断つように目を閉じ頭を捻ると―
 鼻孔をくすぐる甘い匂い。小首を傾げた際、首筋に触れる髪の毛の触感に肌が粟立った。
 後頭部に手を当て、掴み上げる髪の毛。短かったはずのソレの先端を探すように引っ張ってみれば、かなりの長さがあった。


302:sense 3/19
04/07/20 08:46 JtEO1KVV
 髪を垂らして背中に手を回して確かめれば、髪の先端は腰まである。
「…………」
 再び固まりかける。
 視力の突然の低下だけではなく、不自然なまでの髪の伸び。
「事故ってわけじゃないよな……」
 交通事故とかで長期入院していたというなら話もわかるが、曖昧ながらも辛うじて判別できる部屋は、無機質な病室のそれとは違った、普通の部屋だ。
 ただ、そこに更なる不自然さが感じられた。
「何なんだよ……」
 身に起こった摩訶不思議な出来事にふらつき、身体がよろける。その際―
「!?」
 今までにも増して感じられた違和感に完全に固まる。
「嘘……だろ」
 こぼれる声が震えていた。このまま気を失えればどれだけ楽か―
 それでも確かめずにはおられない。今まで感じたことのない重力の流れを。
「ええい!」
 意を決して胸に触れてみれば……指先に伝わってくるのは薄い布地越しに感じるぷにっとした弾力。広げ、触れなおした手のひらには柔らかさ―
 そして、
 包み込むように触れられたという、あり得ない感覚。
 指先に伝わってくるのは、トクン、トクンとした逸る高鳴りと―熱さ。
 思わず、慌てて手を離す。伝わるはずのない心音が、耳の奥では今も鳴り響く。


303:sense 4/19
04/07/20 08:46 JtEO1KVV
 恐る恐るTシャツの襟元を引っ張って覗き込めば、ぼやけて何も見えないが、微かに分かる薄い肌色の二つの膨らみ。
 半ば無意識に下の方へと手を伸ばせば、指先には何の出っ張りも感じられない。
「…………」
 一瞬の呆け。
 すとん―っと、力の抜けたひざが曲がり床にぺたり込む。うすぎぬ越しに、フローリングの冷たさが尻に伝わる。
「お、お、お、おんなになってる……」
 震える声に始めて気付く。ソレすらも高くも澄んだモノになっていた事実に。
 唖然と見渡す部屋は依然ぼやけたままだが、それでも見慣れた部屋とはかなり違っていたことを知った。
「悪い夢なのか?」
 頬には指先の震えが伝わり、指先には肌理の細かい滑らかな頬の柔らかさが伝わる。頬に触れた指先で、強めに摘んでみれば、
「痛い」
 目尻に涙が浮かんだ。痛みの走る頬を撫でながら、
「なんなんだよ……」
 訳の分からない状況にガックリと項垂れる首。その際、長い髪の毛が腕を掠めていった。





304:sense 5/19
04/07/20 08:47 JtEO1KVV
 ピンポーン―
 ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポーン―

 けたたましく鳴り響くインターホンの音に、手放しかけていた意識を取り戻す。項垂れていた首を上げ、音のする方へと目を向けるが、見えてくるのはぼやけた空間のみ。
 ただ、
「ユキ! まだ寝てるの!? 学校、遅刻するわよ!!」
 叫び声だけがハッキリと解った。
「……学校?」
 キョトンとしていると、
「鍵開けるわよ!」
 声と一緒にガチャリと扉の開く音が聞こえたかと思ったら、足音発てて近付いてくる気配があった。
「ちょっと、ユキ! あんた、まだ着替えてもいないの!? 終業式くらいちゃんとしなさいってば!」
「着替える? ユキ? 誰?」
 気配をする方へと顔を上げる。
「あんた、また寝ぼけているわね。もぅ……」
 こぼれ出た溜息が耳元を掠める。
「ユキはあんたで、あたしはあんたの幼なじみの舞。着替えるのは高校に向かうため。今日から期末試験なんだから、遅刻なんて出来ないでしょ! だいたい、引っ越すのが嫌だって無理矢理独り暮らししているんだから、成績落としたら、小父さん達に連れて行かれるわよ!」
 耳元でがなり立てられ、鼓膜の奥がつんざく。


305:sense 6/19
04/07/20 08:48 JtEO1KVV
 何か応えようと口を開きかけるよりも先に、
 ぐぅ~
 腹が鳴いた。
「食べ物」
 思いだした空腹を訴えてみれば、
「朝食なんて取ってる時間なんて無いわよ、もう! だいたい、そっちはぬいぐるみであたしはこっち―って、あんたメガネはどうしたのよ!?」
「メガネ?」
 小首を傾げる。目が見えない理由がやっと解った。
「無い」
「無いって、どこに無くしたのよ!? もういい、メガネはあたしが探してあげるから、ユキはさっさと制服に着替えなさい」
 キョトンとしているといきなり、感じることだけは出来た視界の光が消えた。
「わぁっ、わぁっ、わぁっ!?」
 慌てて頭に載せられたモノをどかして鼻先にかざす。それは紺色の大きな襟を持つ白いセーラー服だった。
「…………」
 言葉を失うそこへさらに、白い細長いひも状の部分が付いた物体が投げつけられた。頭の上から顔に下がる紐を手にとってたぐり寄せてみれば、それは心地良い手触りのする―
「ぶらじゃ!?」
 頓狂な声が口から飛び出した。


306:sense 7/19
04/07/20 08:50 JtEO1KVV
「あんた、時たま寝ぼけてノーブラで学校行こうとするんだから、ちゃんと付けなさいよ」
「はぁー」
 ガックリと溜息漏らし、着替えようとTシャツの裾を手に取る。
「ひゃん」
 勢いよくまくった裾が胸に擦れ、思わず声が上がる。
「う~……、何なんだよ」
 何が何だか解らない。
 クシュン―
 不思議なくすぐったさを伴った肌寒さに、くしゃみが出た。
 床に落ちているブラジャーを取ろうと下を向けば、胸に不自然な重力を感じる。思わず上半身を引き戻すが、そうもしてられない。
 取り上げたブラジャーの紐の位置を手探りで探り当て、肩を通す。胸に触れたカップは冷たく、包まれたという感覚に心臓が再び高鳴る。
 後ろに手を廻しホックを留めようとするが、初めてのことにどうにも上手くいかない。その内、長すぎる髪の毛が絡まったのか引っ張られ、走った頭の痛みに涙が浮かんだ。
「う~……」
「ちょっと、ユキ。タコ踊り?」
 いきなり背後から髪の毛が引っ張られ、顎が上がる。
「あんたってば不器用なんだから……」
 ほどけた髪が身体の前へと流され、ブラジャーのカップが強く押される。どうやら代わりにホックを締めてくれたようだ。


307:sense 8/19
04/07/20 08:51 JtEO1KVV
 胸に感じる圧迫感に戸惑いながらも、頭を振って髪を戻す。先ほどまでと比べて揺れない胸には、初めて感じる安定感があった。
「さっさと着替えなさいよ。時間、ほとんど無いんだから」
 押し付けられたスカートを広げ、仕方無しに足を通す。
「むぅ~……」
 やり切れない戸惑いを押し殺し、転がっているセーラー服を取り上げ、手でその形を確かめながら着込み、横のファスナーを手探りで閉めた。
 服を取った時に気付いたスカーフを結ぼうと胸の前に手を向ける。セーラー服の布越しに胸の上にあるブラジャーのラインを指先に感じ、一瞬手が止まった。
 それでも何とか適当に結わえようとするが、やったことのない上に見えないから満足に結べない。
「ユキ、あんたメガネどこにもないけど、別に終業式だから問題ないわよね―って、貸しなさいよ」
 代わりに結んでくれる少女の甘い匂いが鼻孔をくすぐった。その香りが、朝感じた部屋の匂いと同質のモノだと気付くのにしばらくの時間がかかる。
 ついでとばかりに少女が髪の毛を梳き始めた。髪の毛に神経が通っているわけでもないのに、整えられていくそれは、何故か心地よかった。
 全ての準備が終わったのを確認するとばかりに周りを回り出す少女の気配。辛うじて女性だというのが解るほどの視界の悪さの向こうから、相手の視線だけは鋭く感じ気恥ずかしい。


308:sense 9/19
04/07/20 08:52 JtEO1KVV
「だいたいこんなトコ―って、靴下忘れているわよ、ユキ」
 ベットの端に片足ずつ上げ、焦げ茶色のハイソックスを履く。広がるスカートの裾。舞い込む空気の流れに、パンツ一つでいた時よりも逆に感じる心許なさ。
 膝下まであるハイソックスに膝上丈の短いスカート。太股の半ばから膝までが何も無いという服は、かなり不思議であり、胸当てこそあるがそれでも大きく開かれた襟元は、空気にさらされた首元の肌の触感が鋭さを増し、異質な服を着ているという感覚を強める。
 目が見えないだけに、なおさら―募る。これからの不安が……

 ドッゴン!!

 顔面に走る鈍痛。
「ちょ、ちょっとユキ、だい―」
 背後から掛けてくる慌てた声に反応するように振り返ってみれば、大きく視界が揺れた。
「え? あれ? え…………」
 ぼやけた世界はグルグルと回りだし、五感は遠くへと消え去った。





309:sense 10/19
04/07/20 08:56 JtEO1KVV
 気が付けばそこはベットの中―
 視界は依然ぼやけたまま。見上げる天井は儚く遠い。
「う……ん…………」
「あっ、気が付いたんだ」
 部屋の奥から声が届いてきた。
 顔を向けても、声の主の輪郭は限りなく存在しない。
「メガネが無いあんたを学校まで連れて行く自信も無くなったし、先生には二人とも休むって言っておいたわ」
 ぼやけた世界の向こうから、溜息が聞こえた。
「しっかしドジね……そう言う風に設定したとは言え」
 こぼした呟き。
 普通なら聞き逃しそうな微かな囁きを耳にした途端、脳髄に痛みが走った。

 !?

「人格投影システムを停止しろ!」
 叫びに対して応えたのは、宙に浮く《ERROR》の警告。ぼやけて何一つ定かじゃない世界の中、それはクッキリと見えた。
「あっ、気が付いちゃったんだ」
 耳に聞こえるは落胆の声。
 でも、そんなモノにかまってる暇はない。
「コード22B5Wq97Tyッ!」
「無駄よ。先輩の管理者コードを書き換えさせて貰ったからね」


310:sense 11/19
04/07/20 08:58 JtEO1KVV
「先輩―って、お前、もしかして舞島由宇か!?」
「あら、あたしの正体まで解っちゃったんだ。もう少し、先輩に『女の子』の生活を楽しんで貰うつもりだったけど、仕方ないわね」
 気配が近付いてきて、
「先輩が面白そうなモノをプログラムしてるって噂を聞いてね」
 耳元で囁く。
「さすがは先輩よね。ここまで精密な人格投影システムを一人で作り上げるんだから」
 甘い髪の匂いが鼻孔をくすぐる。
「だからって、これは何の真似だ!」
「あら、こんな面白そうなモノ、独り占めは良くないと思うの」
 すぃっと横目を眇める。
「だ・か・ら―」
 その横顔はそばにあるだけあってハッキリし、蠱惑的な笑みを浮かべた小悪魔そのものに見えた。
「すっこし、あたしも協力してあげようかなって思って―ね♪」

 ゾワッ―

 体中の神経が際立つ。
 内股を走る感触。思わず足を閉ざそうとするが、縛られていて動かない。
「協力って、なにを!?」
「クスッ―
 感覚テストよ、感覚―た・だ・し―ふぅ♪」
「きゃぁ」
 耳たぶを撫でる暖かい風に身を竦める。
「性感帯のね」


311:sense 12/19
04/07/20 08:59 JtEO1KVV

 停滞した空気の中、衣擦れの音が微かに響く。
 輪郭こそハッキリしない紺色の襟の向こうで、白い膨らみが掴まれ歪むのが見える。
「や、やめ……ろ」
 絞り出したつもりの声は高く響く。
「あっは―感じ始めているのね」
「んなわけあるか! 俺は男だぞ」
「男―おとこね」
 身体を撫でる手の動きが止まった。
「まともに見えもしないのに、鋭い目つきを向けるのね」
 ぼやけた視界の向こうで、嫌な笑みを見た気がする。
 胸元へと伸ばされてくる腕。逃げるように身を捩るが、縛られてる四肢に痛みが走るだけで満足に動かない。
 黙って身構えていれば、聞こえてくるのは布の擦れあう気配。
 それが、セーラー服のスカーフを解いていることに気が付いたのは、視界を塞ぐように黒い布地が迫ってきた時だった。
 両の眼を塞ぐようにして縛られるスカーフ。

 世界が闇に覆われた。




312:sense 13/19
04/07/20 09:00 JtEO1KVV
「何をする気だ!」
「別に。ただ、今の先輩の姿を認識させるだけよ」
 突然、脇の下が強く押された。押さえる部分は脇から回って身体の上へと向かう。
「これが何だか解ってる?」
 視覚を閉ざされたことで過敏になった肌は撫でる指先をトレースし、その『何か』の像を思い描かせる。
「…………」
「そう。ブラよ、ブラジャー」
 指はブラジャーの輪郭を服の上からなぞっていた。
「これが肩ひも。ここがアンダーで、ここが―」
「ゃくぃ」
 反射的に言葉が零れた。
「トップ♪
 不思議なモノでしょ。胸に付ける下着なんて、初めてでしょ?」
 クスッとした零れた笑みが響く。
「あなたは女―女の子なのよ。ブラが無いと胸を支えていられない、女の子」
 ビクッと身体が跳ねた。
「あら、少し弄っただけで乳首が勃ってきたじゃないの」
 さするブラジャーのカップの中の一点で圧迫感が増すのを感じる。
「クッ」
 何かを我慢するように歯がみする。
「そんな無理に耐えなくても、身を任せたら? 先輩が感じてくれないことには、感覚テストが出来ないじゃない」
「だ、だれが―ッ!?」
 バサバサバサとした音と共に、突然下腹部に風が舞い込んできた。


313:名無しさん@ピンキー
04/07/20 09:00 ZK3otu+n
支援

314:sense 14/19
04/07/20 09:00 JtEO1KVV
「知ってる? スカートって下が空いてるのよ」
 ショーツが湿っていたのか、風に冷やされ股間が冷たい。
「やめろ!」
 叫んでみれば、あっけないほど単純にスカートの裾が放された。重力で舞い落ちるスカートが股を振れる。
「強情ね……
 まぁ、それが楽しいんだけど♪」
 闇の中、気配が遠のいていったかと思うと、匂いを纏って戻ってきた。
「……紅茶?」
 今まで無かった甘い香りが鼻孔をくすぐる。
「そう、紅茶。あたしの奢りだから十分堪能してね」
「きゃぁ!」
 いきなり熱さに悲鳴が出る。
「熱い、熱い、熱い!」
 服の上から染み込んでくる熱から逃げようと身を大きく動かすが、縛られた手首足首にヒモが食い込むだけで逃れられない。
「あら、ゴメンなさい。温めだから火傷しないとはいえ―今冷やしてあげるわ」

 バッシャーン!!

「冷た!」
 ぶっかけられた水に全身がずぶ濡れになった。
 熱さこそは消えたが、逆に濡れた服がまとわりつき不快感が増す。


315:sense 15/19
04/07/20 09:01 JtEO1KVV
「先輩は、人が『自分』を認識するのに一番必要な感覚ってどこだと思う?」
 手が濡れた頬を撫でてきた。
「そんなの知るか!」
「あたしはね、先輩。触覚だと思うの」
 優しく繊細な指使いは唇へと伸びる。横へと触れる指先からは、まるで儚くも壊れそうな『モノ』を扱っているかのような錯覚さえ抱かせた。
「触覚以外の五感は、対象物の認識しかできないわ。でも、触覚だけは違うと思うの。他の感覚を封じた状態で触れれば、対象を誤魔化すことは簡単。もっともこれは、他の感覚にも入れることだけどね。
 でもね、その対象が内側に向けられたら―どう?」

 ――ッ!?――

「痛っ!」
 チクリとした鋭い痛みが太股に走る。
「刺された痛みは真実でしょ。痛みが足の存在を実感させないかな? ここに足があるんだ―ってね」
「…………」
「そしてその情報が喩えウソでも内側の感覚は真実になる。丁度今みたいの先輩のようにね」
 気配が少し離れる。
「濡れた服がまとわりついている今の先輩なら、自分の身体の輪郭がハッキリと感じ取れるんじゃない?」
「え!?」


316:sense 16/19
04/07/20 09:02 JtEO1KVV
 ―心臓が跳ねた。
 言葉と共に意識した感覚が濡れた服を意識させる。
 否。
 そんな優しいモノじゃない。
 肢体にまとわりつく服は、否応なく『今の身体』を理解させる。
 男ではあり得ない胸の膨らみ。
 細くくびれた腰。
 そして―あり得るはずのモノが無くなっている感覚。
「これって!?」
 顔を上げるが目隠しが邪魔をして何も見えない。ただ、身体を捩れば余計に服が張り付く。
「あっは―下着が透けて見えて、欲情的よ」
「!?」
「クスッ―
 見られてることを意識した途端身体が赤くなるなんて、随分と女の子らしくなってきたわね、先輩♪」
「ば、ばかやろ! 誰が女の子だ、だれ―うぐ」
 いきなりのキス。
 虚を突かれ、舌が中へと入り込んでくる。際立った感覚は、口内をなめ回すその動きの全てさえも感じ取る。
「知ってます? 女は見られて感じるモノなのよ」
「見られて……」
「そう、見られて。
 あたしの視線感じません? 濡れたセーラー服を透かして解るブラ。そして、その下には微かなピンク色の乳首も見えるわね」
 くすぐったさを伴った震えが全身に伝う。


317:sense 17/19
04/07/20 09:03 JtEO1KVV
「あら、おへそまで見えるわ。それに、スカート越しにすっきりした股の形まで見て取れるね。
 クスッ―
 ショーツの下の黒い靄まで解りそうね」
 反射的に足を動かして『ソレ』を隠そうとする。
 もっとも、固定された足は大して動きもせず、隠されることのないそこは見られているという視線を感じ取っていた。
「先輩……これが全て、先輩のモノなんだよ」
「俺のモノ……」
 突然、熱さの波が身体を襲って来た。
「な、なんだよ……これ!? 訳分かんないよ! 止めろよ、来るなよ、来るなって!」
「受け入れなさい、先輩。それが、女の感じ方よ」
「だから、俺は男だ!」
「まだ言い張るのね。
 でもね、
 ここでの先輩は、女。セーラー服を着た可愛い女子高生。
 上気して火照った頬にぬめる唇」
 ビクッ。
「―や、やめ―」
「整った胸の膨らみ。くびれた細い腰」
 触れられても居ないのに、聞かされた言葉の部位が熱くこそばゆくなっていく。
「引き締まったお尻。すらりと伸びた健康そうな太股―先輩、気付いてない?」
「…………」
 体の中で荒れ狂う『何か』を押さえつけるのに必至で、いつしかその言葉はノイズとしか認識できなかった。
 ただ、その続けられた一言以外は。


318:sense 18/19
04/07/20 09:04 JtEO1KVV
「さっきから先輩の声―嬌声に変わってるわよ」

 え!?

「あぅふ、ん」
 意識した途端、
「やン……うぅん、ぁっはん」
 それは頭の中でこだまし始めた。
「あん、ああぁうぅン、ぁぐぅ、あっは、なっ! なんだよ、あぁン、こ、これ!? 身体ン中―あ、ぅん、が震えてる、やだ、やめ――あうぅ、はぁん、ひん―」
『自分』が零す黄色くも甘い声に呼応するかのように、押さえきれない衝動が増した。尾てい骨の辺りがくすぐったさで浮き上がり、下腹部の中には止められない波が迫ってくる。
「イキなさい、先輩」
「や、ぃや、やだ、やめて――――」

 ――――!!

 一瞬の浮遊感。そして、全てが白に染まる。




319:sense 19/19
04/07/20 09:08 JtEO1KVV
「言葉だけでイクなんて、さすがは少女初心者ね、先輩♪」
 手首と足首の圧迫感が無くなっていくが、
「絡んで楽しみたかったけど、それは後ね」
 果てた思考ではよく解らない。
「今のデータを検証したら戻ってくるから、それまで休んでいてね。
 あ、そうそう。
 この世界、処理速度を限界まで速めてあるから」
「何だって!?」
 先ほどの浮遊感は何だったのかと思えるほどの重さを感じながら身を起こす。
「外の世界の5分がここの1時間ってとこかな。今日は一日空けてあるから、戻ってきたら永遠にも思える快感を楽しみましょうね―あっ、視力は戻しておくから、女の子を楽しんでいてね、先輩」
 自由になった手で目隠しを外せば、玄関へと向かう女子高生―に扮した舞島由宇の後ろ姿があった。
「ま、待て! 俺も出せ―」
 慌てて追い掛けようとするが、
「じゃあね♪」
 扉は無情にも閉められる。ドアノブへと手を伸ばせばそこにあるべきはずの取っては無い。そして、
「ドアが消えた?」
 ノブだけではなく、ドアそのものが部屋から完全に消えていた。
「やられた。舞島のヤツ、領域を隔離しやがったな」
 ぐったりと項垂れる―かけた頭を上げ、部屋の時計を見る。
「そう言えば、1時間が5分って言っていたけど……
 あいつ、何日俺を閉じこめておく気なんだ?」
 思わずクラッとくる意識―
 何も考えないようにとずらした視線が捉えたのは、部屋の片隅に置かれた姿見に映る、真っ青な顔をして頬をひくつかせている美少女のへたり込んだ姿だった。

 - END -


320:300
04/07/20 09:16 JtEO1KVV
以上、HDDに転がっていた以前書いたモノに後半を加えた代物。
表現を気にするあまりエロさが薄い……もう少し修業しなければ。

>>313
支援ありです♪

321:名無しさん@ピンキー
04/07/20 09:24 ZK3otu+n
>>300
GJ
ENDってことは続きの予定はない?


322:名無しさん@ピンキー
04/07/20 12:06 R0djF1NN
確かに End というよりは、to be continued の雰囲気だな。

私も続きを希望する側に一票投じよう。

323:名無しさん@ピンキー
04/07/20 18:53 bDS07Ade
>>300さんGJ
きっと、第一話ENDなんだと信じて、続き希望にもう一票!

324:名無しさん@ピンキー
04/07/20 21:56 stcY52w0
>>300
GJ!
美しい女体同士の絡みは気持ちいいです。

325:名無しさん@ピンキー
04/07/20 22:37 eTs/7gBm
GJだけどレズ展開しかなさそうなのが残念。

>>324
アラシ帰れ。

326:283=前スレ458
04/07/20 22:53 YXQpRqOi
>>290
説明不足でスマソ。

>>291-292
補足サンクス。

>>300
激しく乙。

327:名無しさん@ピンキー
04/07/20 22:55 YXQpRqOi
6畳ほどの狭いアパートの一室。
もとは真希が住んでいた部屋だが、そこには今
女王となった真希が女奴隷に変えられた裕紀を連れこんでいた。
電灯も消された、薄暗い室内。
そこに不釣合いなほど豪華な椅子が置かれ、そこに悠然と腰掛けている真希。
もともと部屋にそんな豪華な椅子があったはずもなく、何らかの魔法のような力で
この場に出してきたものなのだろう。
真希は胸を大きく強調した真紅のドレスに身を包み、そこからのびる白い脚を大胆に組んでいる。
その足元に寄り添うようにひざまづく格好のメイド服を着た裕紀。
先立っての行為により、その思考ルーチンや行動はほぼ完全に
真希が作り出した僕としての人格、裕美のものへと強制的に作り変えられていた。
つい先ほどまでなら、そのような格好をさせられるのは裕紀にとって我慢ならないものだっただろう。
だが、今の裕紀・・・いや、裕美にとって、その姿で主である真希に仕えることは
これ以上ない至上の喜びとなっていた。
「さて、どうする?」
足元にひざまずく裕美の艶やかな髪を、優しくなでながら裕美に今後の策を問う。
だが、その優しい仕草とは裏腹に、二人の間の関係はもはや普通といえるものではないのだ。
「そうですね・・・まずは私達の周りの者から堕としていくのはいかがでしょうか」
「なるほど。しかし、私は純粋な精気が早く大量に欲しいのだ。
なにしろ復活したばかりなのでな」
「はい、心得ております。しかし、周りの人間に不用意に手を出しては、
下手をすると奴らにあなた様の存在に感づかれ、再び封印されてしまうことも考えられます。
ここは一つ、勢力を固めてからのほうがよろしいかと」
「勢力を固める?何か策でもあるのか?」

328:名無しさん@ピンキー
04/07/20 22:57 YXQpRqOi
「はい。私の周囲の者どもを、私と同じくあなた様に忠実な僕に作り変えるのです。
そして、その者たちに精気を集めさせ、それらをあなた様のお力に変えれば・・・」
「なるほど。良いアイデアだ。それならば私の目的も早く達成できそうだ。さすがは裕美」
「ああ、ありがとうございます」
うっとりとした表情でつぶやく。
「それと」
不意に真希の手が裕美の顔をすっと引き寄せ、その唇を奪う。
「ううっ、うむっ・・・」
「ん、んっ・・・」
舌を絡めあう濃厚なディープキス。
「これからも私のことは今までどおり真希って呼んでね」
支配者としての口調から一転した仲の良い恋人同士であるかのような態度。
「でも・・・」
恍惚とした表情で真希の瞳を見上げる。
「せめて、二人でいる時は・・・真希様と呼ばせてください・・・私は、真希様の・・・」
しおらしくうつむく裕美。彼女が元男だなどとはとても思えない完璧な仕草だった。
「ふふっ・・・すっかり”なりきっちゃった”のね・・・いいわ、好きにしなさい」
早速明日から行動に移すわ。そのつもりでね」
「はい、真希様・・・」
再び二人の唇がすっと近づき、そっと重なり合った。
じきにそれは、激しく情熱的な口づけへと変わっていった。

329:名無しさん@ピンキー
04/07/20 22:57 bDS07Ade
>>325
一通り後輩の女の子にもてあそばれる屈辱感を与えた後には、
由宇ちゃんが男形態に変身してログインして徹底的に調教する展開が待っているんですよ、きっと!

330:名無しさん@ピンキー
04/07/20 22:59 YXQpRqOi
翌朝8時。
二人がまずターゲットに選んだのは、二人が所属していた研究室のメンバーだった。
宵っ張りの学生が多いこの研究室のこと、まだ他の学生は当然ながら誰も来ていない。
二人の作戦は、ここに来た学生(あるいは教官も)を一人ずつ捕まえ、手駒に変えていこう、というものだった。
真希は、普段と何一つ変わらないような様子で自分のパソコンに向かっていた。
以前の真希が持っていた記憶を引っ張り出してみると、この時代にはインターネットという
非常に便利で面白いものが普及しているらしかったが、そんなものは今の真希にはどうでもよかった。
したがって、今の真希はただ単にキーボードを押したりマウスを動かしたりして次々と画面に
映し出されるホームページやらなんやらを興味なさげに一瞥しているだけだった。
早く誰かが来ないか、そればかりが今の彼女の関心ごとだった。
一方の裕美はというと、自分の机に突っ伏して寝息を立てていた。
昨夜何度となくいかされたこともあって、ほとんど睡眠をとる暇がなかったからだ。
真希の服装はまったくの普段着だった。
裕美のほうはというと、部屋にあった真希の服を着ていたのだが、
女子大生としてはごく平均的な服装に収まっていた。
ただ、その格好を裕美本人はどう思っていたかはわからないが。

331:名無しさん@ピンキー
04/07/20 23:36 TtvzJlqS

支援してみる。

332:名無しさん@ピンキー
04/07/20 23:46 Vlrp99D9
女同士GJって言っただけで荒らし扱いかよ…
もうだめぽここのスレ

いや、むしろだめなのは例のホm

333:名無しさん@ピンキー
04/07/20 23:54 aHolpHOM
>>332
レズスキー発見!

334:名無しさん@ピンキー
04/07/20 23:55 bojSXABr
>>333
IDがホモっぽい。

335:名無しさん@ピンキー
04/07/20 23:56 w6GJH1Gx
オモイラ無神経に職人様の降臨邪魔してんなよ

336:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:02 tzny55Go
>>333
ageるな厨房。

337:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:21 3TtKlqLb
寮生活してた主人公がTSして、後輩や留学生にヤられちゃうって内容のSS知らない?
前に何処かのスレで見たんだけど、どこだったっけなぁ~。



338:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:33 v1N8ywCW
レズ好き即荒し、という反応はどうかと思うぞ。

339:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:38 tT/ZpzlI
>>337
それはポキールのことかな?
だとしたら「もし理想の女性に生まれ変わったら」スレだと思う。

340:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:42 27tCiUz3
>>332>>338
前科者を信じる事はできない。以上。

341:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:53 04p0I92E
短絡的に断定するのは釣りの技の一つ


325、333、340

342:名無しさん@ピンキー
04/07/21 00:55 l5ngibRN
女同士が好きな奴はすべてレズスキーだと思い込んでる可哀相な人は放置しましょう。

343:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:00 WTalhP/D
誰にでも一つのジャンルの中で特に好きなシチュエーションはあるもんさ。
それは全然悪くない、当たり前。
レズ推奨派が他排斥主義なんでなく、排斥主義な奴がたまたまレズ好きで
たまたまこのスレを見つけちゃったんだろう。…迷惑な話だが。

で、スレを分けたところでそういう奴はレズシチュ専用になっても
元男優位か、はたまた天然女体優位かとかで気に入らない方を
そのうち排斥しようとするだろう。細分化すればキリないけどね。

一番いいのは他人の趣向を黙って見過ごせない奴は
こういうとこで萌えを満たそうとすんなってことだよ。
自分好みの創作サイトでも探した方が精神衛生上にも有意義だぞ、と。

344:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:04 zCsGZWPH
>GJだけどレズ展開しかなさそうなのが残念。
>アラシ帰れ。
>前科者を信じる事はできない。以上。
どうがんばったってこの書き込み。あげく>>343

現状においては粘着派ホモスキーがたった一人でスレを荒らしてるな。
で、俺はレズもホモも何だってOKなんだが。

345:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:14 27tCiUz3
ホモホモうるさいやつがいるな。TSとホモは違う。荒しか?


>>341
人を勝手に釣りにするなよ。
レズSSが出る→スレ荒れるの流れを皆嫌っているのがわからないか?

346:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:15 hc+YrmM+
>>344
何でそんなに必死なの?

347:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:16 +D0TNLbo
すいません、ちょっと告知。
URLリンク(tsadult.s7.x-beat.com)
こちらの画像うp所にて、SSを投稿するためのCGIを設置しました。
画像と密接に連携したSSを投稿するのにいいんじゃないかと思います。
よかったらご利用どうぞ。

ただし別スレでもこうやってお知らせしてるので、微妙に趣向の違う人たち
が同居する投稿所になります。好みの違う人たちとも平和共存をお願いし
ます。

348:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:16 oFdRm4zX
荒れ始めたのは
>>325のレスが原因です。

349:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:19 8Tg4UH5h
肉料理と魚料理がメニューにあるレストランで、肉料理好きな人が
「魚料理がメニューにあると無駄な争いが起こるのでが気に入らない!魚料理好きは消えろ!」
って言ってるようなもんか?

350:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:20 +D0TNLbo
>>320
いま>>347の告知をしにきてたまたま目に入って読み出したらたまらない
面白さでした。激しくGJです!
某文庫のレンタルボディとか好きだったんで、めちゃツボでした。
VR物っていいですよね。触覚のくだりも実験的で面白かったです。

351:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:20 04p0I92E
2chで「皆嫌っている」てのは無意味。
何故なら、皆が具体的に何人で、スレ住人の何%を占めるか調べることができないから。

352:名無しさん@ピンキー
04/07/21 01:55 3TtKlqLb
>339
サンクス。

353:名無しさん@ピンキー
04/07/21 02:49 BE1CvTV/
>前スレ458さん

とても良かったです。

何とはなしに、旧作のセネアさん×令タンを思い出させられますた。
支配・被支配の関係なのに、ほのかにラブラブという……

354:名無しさん@ピンキー
04/07/21 06:46 1AF0nOCs
>>351
お前は小学生かw

355:名無しさん@ピンキー
04/07/21 06:50 KNB+FQ4c
SS投下まだあ?

>>327
できれば投下が終わったならそれを知らせてくれるとありがたい

356:名無しさん@ピンキー
04/07/21 11:02 kFiqOBFm
おおっ、こんなに女相手のSSが投下されてるなんて!
今まで少なすぎたから非常に喜ばしいな。
これで女の方が良いという人もスレに入ってきて、厚みも増すことになるかな。

357:名無しさん@ピンキー
04/07/21 11:14 qwpLOxRh
         /レ'エ~~~~~~'⌒`ヽ、
        //● / , ,、 ヽ ヽヽ ト、
      /7O j_ノ_/ハHl、_j l lN
       〈7イ エ|/l/   `ヘノ} jrく)j  相手の性別どうこうはやめようわはー
     r‐ヶハl  c⌒r─ォ⌒c,ハヽ〉  みんな同じTSだわはー
     Y//,ハ>、j>l、_ノ.イレ1l レ′
        \l l//` ` ̄エ j l レ'
         _>′r。~。ヽ レ'エ
      (__ゝ、<ゞニア< |
           \`^^エ  l
              `ーr-、ノ
            し′

358:名無しさん@ピンキー
04/07/21 11:20 czQsQ8Fp
ま、SSに幅が出るのは良いことだわ

359:188
04/07/21 11:27 Iob2G63O

目が覚めると、目の前には雅の寝顔があった。
昨日の淫乱な雌の顔はどこへやら、すぅすぅと寝息を立てる寝顔はその童顔も相まってまるで無邪気だ。
もっとも、淫靡な女の匂いとお互いの体液を全身にからみつかせ、体液でべとべとになったベッドに裸で寝ているのだからその邪気のない
表情は返って淫靡さを感じさせる。
相変わらず、俺の身体は女のままだ。
ベッドに横になっていても鉛直方向に向かって重力を感じる胸の重さに違和感がある。何より、男なら朝に感じないはずのないあの感触がかんじられない。
そんなあほなことを考えながら、俺は軽く雅の身体を抱きしめた。
「ん・・・ おはよ」
「あ、起こしちゃったか?」
「ううん・・・」
お互い、ベッドの中で抱き合ったままの時間。
「んー、べたべただね・・・シャワー浴びてくる」
「もうしばらくこのまま。雅の匂いとべたべたな感触を味わっていたい」

そう言って、朝日の差し込む中、女同士で再び快楽を与えあった。

360:188
04/07/21 11:46 Iob2G63O

俺と雅がベッドから出たのはもうお昼近かった。
見慣れた景色。全裸の雅が台所でブランチの支度をして、全裸の俺がテーブルでその景色を眺めている。
どうせ他人が入ってくるわけでもなし、お互いすべてをさらけ出した後の朝。裸の食卓。
たった一つ見慣れないのは、俺が女になってるというその一点だけだ。

ミディトマト、フレッシュチーズの油漬け、生ハム、アボカド、チコリのサラダ。
カリカリに焼いたベーコンとバターたっぷりのスクランブルエッグ。
トーストと、輪切りにしたオレンジのママレード。

夜通し乱れに乱れて疲れた身体に、ボリュームはあるもののレモンとオリーブオイルでさっぱりとしたサラダがうれしい。
半熟のスクランブルエッグに添えられたベーコンの塩気が、汗と体液を出しまくった身体に美味しい。

「なぁ、そろそろ男に戻してくれよ」
雅は普段はコンタクトだけども、家の中では大ぶりな丸い縁なしめがねをかけていることが多い。輪切りになったオレンジがそのまんまの形で残ってる
ママレードを一片丸ごとのせたトーストをくわえた状態で、きょとんと俺を見つめる雅。嫌ーな予感が頭をよぎる。しばらくこのままでいろと言うんじゃ無いだろうな。

「戻せないよ」

口にくわえた部分をきっちり咀嚼して飲み込んだ後で出てきた言葉が、それ。
なんでこう、予想の斜め下20光年くらいの発言をするかな・・・こいつ


361:188
04/07/21 12:00 Iob2G63O

「えーっと、それはつまり、どういうことかな? 俺はこの先ずーっと女のままとか・・・?」
「うん」
悪びれもせず、間もおかず。実にあっけらかんと。

「えー、雅さん、私はこの前、『卒業したら結婚しよう』って言いましたよね。あなたもオッケーしましたよね?」
「だって、人を好きになるのに性別は関係ないでしょ。あなたという人を好きになったんだもん。女でも全然問題なし。身体は女だけど、戸籍は
 男のままだから結婚も問題ないし。あ、でも女同士では子供は作れないから、前もって昨日中で出して貰ったでしょ。昨日は危険日だし、妊娠
 しやすくなる薬(魔術薬・自作)を飲んでおいたからオッケーよ。2人目も作れるようにあそこの中に出た精液を採取して冷凍で保存する手はずも
 とってあるしね。まだ文句ある?」
「・・・・えー、その、俺の意志は?」
「ん~、・・・えーっとの・・・いーじゃないっ 女の子の方がいいでしょw」

そうだ、こいつはそういう奴だった。
せめてもの救いは、こういう奴だから気が変わって俺を男に戻す薬を作ってくれる見込みが僅かながらあることくらいか・・・
その日まで、女の身体を楽しむとするか。
そこまで考えて、雅とつきあうようになって極端なプラス思考になってしまったのに気づき、微妙に鬱になった。

おわり

362:前スレ458=327
04/07/21 21:05 CJLJDSti
昨夜は投下中にいきなりパソコンがフリーズorz
復旧にずいぶん時間取られてしまった・・・

>>188
完結乙です。

363:名無しさん@ピンキー
04/07/21 21:11 CJLJDSti
「おい~っす」
9時を回ったころ、一人の学生が入ってきた。
池田佑一(いけだゆういち)、二人とは同期生だった。
難しい研究テーマを扱っているため、たいてい朝一番で研究室に現れることが多かった。
「おはよ~」
いつもどおりの挨拶を返す真希。だが、その口に一瞬ニヤリと邪悪な笑みが浮かんでいた。
もちろん、佑一がそれに気づくはずもなかったが。
「おお、黒田さんか。珍しいね、ゼミもないのにこんな朝早くからいるなんて。
お、誰?裕紀の席なんかで寝てる彼女。黒田さんの友達?」
「どう?結構可愛いでしょ?彼女にしてみたくない?」
「ははっ、いいねそれ・・・なんちゃって。こんな可愛い子がそうそう俺なんかに・・・」
「ねえ池田くん、その娘誰だと思う?」
席に座っていた真希が、いつのまにか佑一のすぐそばに来ていた。
「誰って・・・?」
「実はね・・・彼女、裕紀なんだ」
「( ゚д゚)ハァ?」
思わず佑一が真希のほうを振り返った時、いきなり背後から抱きつかれたのを佑一は感じた。

364:名無しさん@ピンキー
04/07/21 21:12 CJLJDSti
「えっ・・・き、君はいったい・・・」
背中から伝わるやわらかい感触に戸惑いながらも後ろを振り返る。
女の子の視線がまっすぐに佑一をとらえてくる。
その顔には言われてみれば男だったころの裕紀の面影もよく見ればわからないではなかったが、
充分に美女、いや美少女といっても通じそうな造形だった。
「だから言ったでしょ。その娘が裕紀なの。もっとも今は裕美って言う名前だけどね。
さあ、裕美、たっぷりと可愛がって上げなさい」
「ち、ちょっとま・・・うむっ!」
反論する前に、裕美の唇が佑一に押し付けられた。
そのまま裕美の舌が佑一の口内を侵す。
あまりの積極さにたじろぐ佑一だったが、徐々に裕美のペースにのまれはじめていた。
「ぷ・・・はぁ・・・」
息が苦しくなるほど密着していたこともあって、二人とももう顔が真っ赤になっていた。
「はあ・・・き、君が裕紀だって?冗談もほどほどにしてくれよ・・・
それとも、二人して俺を・・・はめようとでもしてるのか?」
「そんなつまらないことじゃないわ。せっかくもっといいことしてあげようって言うのに」
真希がいたずらっぽく微笑む。
「うふふ・・・あたしね、真希様にこんな綺麗な姿に変えてもらったんだ・・・
ねえ、佑一もあたしとおんなじ真希様の僕になろうよ・・・とっても気持ちいいんだよ・・・
真希様に可愛がってもらう時なんて、ああ、もう・・・」
ねっとりとした視線で佑一を見つめてくる。
こんな状況でもなかったら、男なら今すぐ押し倒したくなるくらいだ。
しかし佑一は、昨日裕紀がそうであったように、必死に理性を動員して抵抗を試みた。
「そ、そんな、俺を誘惑しようったって・・・
だいいち、おまえが裕紀だなんてぶっちゃけありえないだろうが!」
思わず声を張り上げてしまう。
だが、裕美はにやっと笑って返した。
「ふふ・・・あたしは本当に裕紀だったの。なんだったら、あの秘密でもばらしちゃう?」

365:名無しさん@ピンキー
04/07/21 21:14 CJLJDSti
「な、なんだって?俺の秘密?」
「そう。佑一、一週間くらい前に振られたって言ってたわよね」
「!!」
「サークルの後輩の酒井さんって言ったっけ?今年入ってきたばかりの一年の子。
そりゃあそうよね、大学入ってきたばかりでいきなり4年生の男に告白されてもねえ」
「そ、そんな馬鹿な・・・あいつにしか話してないはずのことを何でおまえが・・・」
目に見えてうろたえだす佑一。
「わかったでしょう?彼女は紛れもなく裕紀だったのよ」
「本当に・・・本当にこんな・・・だいたい、その体も・・・そのしゃべり方も・・・とても裕紀だなんて・・・」
「あたしは・・・真希様に身も心も女の子に変えてもらったの。
さあ、佑一も一緒に真希様の僕になりましょ・・・」
「真希様?僕?どういうことなんだ?」
「真希様の力を増すためには、穢れない精気を集める必要があるの。
佑一にもあたしといっしょに協力してもらうわ」
「な・・・何を言ってるんだ・・・二人ともしっかりしろよ・・・」
「あら、私なら正気よ」
さらっと真希が流す。
「それにね・・・真希様に女の子に変えてもらうと・・・とっても気持ちいいんだ・・・
男だったころ必死にオナニーしてたのがバカみたいに思えてくるの・・・
それに、真希様と一緒なら・・・あの子も思い通りになるわ」
「へっ?それはどういう・・・」
それ以上の説明を、裕美はさえぎった。
「さあ、もういいでしょ・・・まずは佑一の精気をあたしが頂くわ」
言うが早いか、裕美は佑一を床に押し倒した。

366:名無しさん@ピンキー
04/07/21 21:15 CJLJDSti
一気に押し倒し、佑一の両手両足を押さえつける。
そのまま佑一の上に馬乗りになる。
押さえつけられた佑一の首に両腕を回し、再びのキス。
一方的に攻められる中、佑一は理性と肉欲の間で揺れ動いていた。
裕美の小さくも魅力的な唇が、男らしく厚みのある佑一のそれからそっと離れる。
「はあ・・・はあ・・・だいたい、もし・・・おまえが、本当に裕紀だったとしても・・・
男の俺なんかと、平気で・・・こんなことをできるはずが・・・」
裕美は、にこっと笑ってこう返した。
「そりゃあ、あたしも前は男よりも女の子のほうが好きだったから・・・
それに、やっぱり女の人・・・特に真希様とのセックスなんて本当に気持ちいいし・・・
でも、これも真希様と・・・そして、これは、佑一のため」
そういうと、裕美は男との経験が初めてであるとは思えないほど
手馴れた手つきで、佑一が履いていたジーンズをトランクスごと一気に下ろしてしまった。
すでに固くそそり立った佑一のものが裕美の眼前に晒された。
「ふふっ・・・いくら強がっててもやっぱり体は正直なんだ」
佑一は、その様子を腕を組んで見下ろしていた真希に言った。
「ま、真希・・・ここで・・・こんなことして・・・」
いつ誰が来るとも知れない研究室。特に教官に見つかりでもしたら・・・
しかし、真希の返答は佑一の予想をはるかに越えていた。
「あら、それは心配ご無用。この部屋には私が誰も入ってこられないようにしておいたから。
全部最後まで終わるまでね」
「最後まで・・・?それは・・・」
「あなたが私の忠実な僕として生まれ変わるまでね」

367:名無しさん@ピンキー
04/07/21 21:16 CJLJDSti
とりあえずここまで。
中途半端でスマソ。

368:名無しさん@ピンキー
04/07/21 22:30 LGHQ9yHv
CJLJDSti氏の前スレSSが読みたい…


369:名無しさん@ピンキー
04/07/21 22:55 KNB+FQ4c
>>363
乙!
期待してます

370:名無しさん@ピンキー
04/07/21 23:13 4GlFj3vf
188さん乙です。
なんだかんだいろいろやっても主人公のことを(名前がわからん)
性別を超えて愛してるのですね。
薬の効き目がきれても付き合っていけるのがポイントですね。

371:名無しさん@ピンキー
04/07/21 23:53 NuetYTcG
>>359
乙~
これでこそ「性別に関係なく」愛し合ってるといえるね~
いつ男に戻るか分らんし。

372:名無しさん@ピンキー
04/07/22 10:35 KeHjKFud
>>359
乙です!
佑一も女性化するのか?楽しみです。

できれば名前欄にタイトルかハンドルを入れていただけるとたすかります。

373:名無しさん@ピンキー
04/07/22 23:10 d4p3HeWw
何人いるんだここは・・・

374:名無しさん@ピンキー
04/07/22 23:34 UCqv28QU
今連載途中の職人は誰がいるんだ?
わかるヒト名をあげてくれ




375:名無しさん@ピンキー
04/07/22 23:55 EZTOBi/D
女の子とするのはいいですね。
世間的な異性愛観念に惑わされることなく、
女でも女を求めるのがとってもいいです。

376:名無しさん@ピンキー
04/07/23 00:21 GPTJp2Zm
>>374


「真夏の夜の夢」315 ◆3h6K3h2LvM
「魔女カミーラ」315 ◆3h6K3h2LvM
「バーチャルラバーズ」380 ◆PKEHY060jY
「WHEEL OF FORTUNE 」646 ◆ACiNmI6Dxs
「真祖の花嫁」月 ◆TPk5R1h7Ng
「カイトシリーズ ラブラブ篇」ログ鳥 ◆Ht3xYEg5RU
「悠」プリン
「裕紀」名無しさん@ピンキー
「日々木」麻生 ◆6l0Hq6/z.w
「CASE.01」鶏 ◆PETORIs7YU


題名がわからないのは主人公?の名前を取った。
 最近停止が目立つな・・・。

377:名無しさん@ピンキー
04/07/23 00:22 4lxYXsOY
>>375
わざと荒らしてるのか?

378:名無しさん@ピンキー
04/07/23 00:23 4lxYXsOY
ちゅーか、過激派レズスキーのふりをして間接的に叩こうとするな。

379:名無しさん@ピンキー
04/07/23 00:38 cAzhFbCl
とにかくレズスキーはきえろ、うざい

380:名無しさん@ピンキー
04/07/23 04:30 RTUoaLEg
あーっ、またそういう流れになる…スルーしろスルー!
反応するから荒れるんだよ!

381:名無しさん@ピンキー
04/07/23 04:59 U5G6B5QC
どうも自作自演で荒らしてる奴が粘着している気がする

382:名無しさん@ピンキー
04/07/23 05:53 HlL5oRa+
ところで、ミッドナイトブリスって素敵ですよね

383:名無しさん@ピンキー
04/07/23 05:57 mwLeOHQM
>>376
乙、なにげに多いなーがんがってきりのいいとこまで話を進めてもらいたいものだぜ

>>381
自演の可能性はあるな、あおって漏れらの反応楽しんでる厨とみた!!
今後は真の住人はそのままスルー、話題をかえていこーぜ。粘着するやつもほっておけ

384:名無しさん@ピンキー
04/07/23 09:06 cSGZT5i/
>>382
デミトリの技か
彼が出るたび
どんなキャラを女性化するか楽しみだ

385:名無しさん@ピンキー
04/07/23 09:19 ox47fBaJ
>>376
へー、結構少ないね。現役で稼動してるのは実質三作ぐらいか
個人的にはこれぐらいが丁度いいけど。
どうしても似たようなプロットが多くなるから、複数の連載を同時に
追いかけるのがつらくてさ。

386:名無しさん@ピンキー
04/07/23 10:25 EbxFEoaT
>「( ゚д゚)ハァ?」

↑2chの顔文字使うのやめて……お願いします。

387:名無しさん@ピンキー
04/07/23 10:41 bRMcLEeN
ここはどこだと思ってるんだ・・・

388:名無しさん@ピンキー
04/07/23 10:55 HlL5oRa+
まぁ、シリアスなシーンとかでキタ━━(゚∀゚)━━!!だの(;´Д`)ハァハァだのやられると萎えるな。

389:名無しさん@ピンキー
04/07/23 12:21 k+KTf/T3
>>386
ここは2chですが。

390:名無しさん@ピンキー
04/07/23 12:50 LQqtbALm
>>389
あくまでSSの中で、って話でしょ。前々から嫌がる人はいる

391:名無しさん@ピンキー
04/07/23 14:05 t3U5WU6a
初代カイトくんにも出てたりするんだが・・・

392:名無しさん@ピンキー
04/07/23 14:13 HaCWZ9EK
>>391
あれは「覚え立ての2ch語」とか描写があるので、わざと使っている。

393:名無しさん@ピンキー
04/07/23 14:37 40M3eQX9
私は窓の中の物語使って、縦書きにして読んでる。
でもこれで読むには一旦メモ帳なりにコピペして
テキストデータとして保存しなきゃいけないので
その時に気が付いたら誤字脱字の訂正したり
私の環境に合わせて改行位置を変更したりもする。
顔文字は、個人的に気にならないレベルで改変or削除。
縦書きだと顔文字は読みにくい事が多いし。

394:名無しさん@ピンキー
04/07/23 19:42 x+kNQlWn
どなたか前スレと前々スレのログうpしてもらえませんか?



395:名無しさん@ピンキー
04/07/23 19:54 bRMcLEeN
>>394
理由とうpろだを示せ

396:名無しさん@ピンキー
04/07/23 19:57 fWSn6nw9
>>395
新規参入者が過去ログを読みたいだけなんじゃ?

397:名無しさん@ピンキー
04/07/23 20:13 FGmUTPPl
じゃあUPする必要はないな。

>>394
クレクレ厨はお呼びじゃありません。お帰りください。

398:名無しさん@ピンキー
04/07/23 21:00 EHWkhdmS
>>376
保管庫見たら、それ以外にも少しあるね。
とはいえ、今の段階でまったく音沙汰無いのは放棄されたと見て良いんだろうけど。
黒姫 心(仮)とかは、あれだけ続いたのに惜しい


399:名無しさん@ピンキー
04/07/24 00:35 O+U9EPrE
>>394
2ちゃんねるプロバイダーを使えば過去ログを見られるようになったっぽいので、それを試してみては?
ちょっと前までは、bbspink系はダメだったと思うんだけど、今見たらOKみたいだし。

400:名無しさん@ピンキー
04/07/24 05:26 KiyUM6qB
>>398
レズスキーが荒らしまくっているから投稿する気なくしたんだろうな。
本当にレズスキーは邪魔だよな。

401:名無しさん@ピンキー
04/07/24 06:33 Jph2EDtq
新規参入者を叩いたりするからスレが荒れるんだろ
レズスキーを叩くネタもさすがに飽きてきたな

402:名無しさん@ピンキー
04/07/24 06:46 VsmCUGyy
つーか、どこの関連スレも同じネタで荒れてるな

403:名無しさん@ピンキー
04/07/24 06:54 l0GvrDx5
380さんとか乳無しさんは、かなりレズ展開が多かったからな。
しかも380さんの連載中断前って、女と対決…というよりかそういう展開になりそうだったし、
もしかしてそうする予定だったんじゃないかと思う。
で、何でもレズスキー扱いする粘着が現れたことにより、書くに書けない状況に立たされてるんじゃないかと。

なんというか、レズスキーとホモスキーって実は同一人物なんじゃないかと思u

404:名無しさん@ピンキー
04/07/24 08:00 xNYXgMlF
>403
> なんというか、レズスキーとホモスキーって実は同一人物なんじゃないかと思u

ちょっと上、>380-383でも言われてるな。
自作自演でスレを荒らすのが目的だろうと思われる。
仮にそうでなくとも
「荒らしに反応する奴も荒らし」の原則がある以上同じ穴のムジナだ。

405:名無しさん@ピンキー
04/07/24 08:07 BeGT8+YU
レズスキーもホモスキーも異常だよ。老若男女を問わず愛するのが武士のたしなみだよ。


でも幼児はダメだよ。行動が読めないよ。

406:名無しさん@ピンキー
04/07/24 10:23 tLvt44zz
>>402-404
荒らしに、このネタは荒らせるって思われちゃったんだろうね。

407:名無しさん@ピンキー
04/07/24 13:22 N5i57GPK
>>403
いや、単にいろいろ忙しくてまとめる余裕がないだけなんだけど。

で、やっぱりレズ的展開は×なんかね? ここの住民的には。

408:380
04/07/24 13:25 N5i57GPK
>>407
これ、私です。なぜか名前が抜けてしまった。
とりあえず、今日の夜あたりに短編の前半でもあげようかと思ってます。

409:名無しさん@ピンキー
04/07/24 13:31 PswWYyyS
>>407
「強制的に女性化する」という要素が基本にあれば、
あとは何でもOK。

410:名無しさん@ピンキー
04/07/24 13:55 xNYXgMlF
>409
全く同意
全然大丈夫なので投下カマーン

411:名無しさん@ピンキー
04/07/24 14:56 tuej1MQl
荒れる覚悟があるのなら投下しろ。

412:名無しさん@ピンキー
04/07/24 14:59 VsmCUGyy
それはつまり、「投下したら荒らすんでヨロwww」って事ですね。

413:413
04/07/24 15:19 RMq6Hwtn
>>407
昔レズ比率の高いSS投下してた事ありますが、
そういうレズはダメ的意見は無かったですし。
個人の好みってあると思いますけど、
住民的にダメって事はないのではないかと……

私的には期待しております
是非投下を

414:名無しさん@ピンキー
04/07/24 15:38 Z5ZpBHBA
>>413
期待して待ってる
荒らしたい香具師はスルーしてくれ

415: ◆uHwdkPRXbQ
04/07/24 15:51 pV8RIObJ
>>414
ですね、テンプレにはレズ禁止とも書いてないですし。
投下するときにレズ物ということをあらかじめ報告しておいて、苦手な方は脳内あぼーんすればすむ話です。

416: ◆uHwdkPRXbQ
04/07/24 15:55 pV8RIObJ
…って全然ですねじゃないっすね。
吊ってきますノシ

417:名無しさん@ピンキー
04/07/24 15:59 tuej1MQl
>>412
それはお前の勝手な妄想。
あるいは・・・

418:名無しさん@ピンキー
04/07/24 16:24 tLvt44zz
まぁ、とにかく本人に嵐という自覚が無い時が一番困るわな。
本人は諭しているつもり、だったりとか。

419:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 16:43 8jcFVuCc
無造作に投下。

420:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 16:45 8jcFVuCc
「さ、いかせてあげる」
裕美は、馬乗りの体勢のままでスカートを捲り上げた。
下着もはいていなかったため、彼女の秘部が晒される。
もっとも、その体勢では裕美の体が邪魔になって佑一からはそれは直接は見えなかったのだが。
裕美は佑一の上に腰を下ろすと、佑一のいきりたったものを両手でつかんだ。
そして、自らの秘部へといきなりそれを突き立てた。
「ううっ!」
「ああんっ!」
二人が同時に声を上げる。
裕美の秘部は、前戯などまったくなかったにも関わらずすでにびしょぬれだった。
それは、作り変えられた彼女の体ゆえの効果だったのか、
あるいは彼女自身の興奮もあったのか。
裕美は、そのまま佑一の上で女座りする格好になった。
二人の結合部はスカートに隠れて見えないが、佑一のものは
根元まで完全に裕美の中にすっぽりと収まっていた。
「ふふっ・・・」
妖しく微笑むと、裕美はそのままの体勢で佑一と全身を密着させる。
同時に佑一の全身にはやわらかな感触が伝わってくる。
可愛らしい唇、艶やかな髪、やわらかい乳房、すべすべの脚、そして繋がっている暖かく官能的な感触・・・
そこに追い討ちをかけるように、裕美は腰を動かし始めた。
腰を前後に動かすとともに、自分の体の魅力を見せつけるように組み敷いた男に擦り付ける。
服の上からとはいえ、はっきりとわかる感触が佑一の脳に興奮をもたらす。
その快感に埋もれ、佑一の抵抗する気力はもはや完全に奪われていた。
「ううっ・ああっ・・・」
「そろそろいきそうなんじゃない?いいわよ、おもいっきりあなたを私にちょうだい・・・
そしたら・・・ふふっ・・・佑一も・・・あたしとおんなじに・・・」
さらに腰の動きを加速させる。
「あ、ああっ・・・だ、だめだ・・・もうっ・・・!」
抵抗することもかなわず、裕美の中に佑一は精を解き放ってしまった。

421:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 16:48 8jcFVuCc
「さ、いかせてあげる」
裕美は、馬乗りの体勢のままでスカートを捲り上げた。
下着もはいていなかったため、彼女の秘部が晒される。
もっとも、その体勢では裕美の体が邪魔になって佑一からはそれは直接は見えなかったのだが。
裕美は佑一の上に腰を下ろすと、佑一のいきりたったものを両手でつかんだ。
そして、自らの秘部へといきなりそれを突き立てた。
「ううっ!」
「ああんっ!」
二人が同時に声を上げる。
裕美の秘部は、前戯などまったくなかったにも関わらずすでにびしょぬれだった。
それは、作り変えられた彼女の体ゆえの効果だったのか、
あるいは彼女自身の興奮もあったのか。
裕美は、そのまま佑一の上で女座りする格好になった。
二人の結合部はスカートに隠れて見えないが、佑一のものは
根元まで完全に裕美の中にすっぽりと収まっていた。
「ふふっ・・・」
妖しく微笑むと、裕美はそのままの体勢で佑一と全身を密着させる。
同時に佑一の全身にはやわらかな感触が伝わってくる。
可愛らしい唇、艶やかな髪、やわらかい乳房、すべすべの脚、そして繋がっている暖かく官能的な感触・・・
そこに追い討ちをかけるように、裕美は腰を動かし始めた。
腰を前後に動かすとともに、自分の体の魅力を見せつけるように組み敷いた男に擦り付ける。
服の上からとはいえ、はっきりとわかる感触が佑一の脳に興奮をもたらす。
その快感に埋もれ、佑一の抵抗する気力はもはや完全に奪われていた。
「ううっ・ああっ・・・」
「そろそろいきそうなんじゃない?いいわよ、おもいっきりあなたを私にちょうだい・・・
そしたら・・・ふふっ・・・佑一も・・・あたしとおんなじに・・・」
さらに腰の動きを加速させる。
「あ、ああっ・・・だ、だめだ・・・もうっ・・・!」
抵抗することもかなわず、裕美の中に佑一は精を解き放ってしまった。

422:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 16:51 8jcFVuCc
な、何故だ・・・!
普段だったら、こんなに出るはずはないのに・・・
射精が、とまらない・・・?
いや、何か・・・吸われている・・・?
股間では繋がり、唇を重ねて密着したままの二人の体。
体を動かそうにも下の佑一にはどうにもならない。
そのうち奇妙な感覚が佑一に起こった。
何か吸い取られるような感触に加え・・・自分のものがどんどん小さくなっているのだ。
性行為を終えた後萎えるというようなものではない。
小さくなって消えてなくなりそうな、そんな感触なのだ。
それにも関わらず、裕美と繋がっている感触はどういうわけか消えない。
やがてその奇妙な感触がおさまったとき、ようやく裕美が唇を佑一から離した。
頬を赤く染め、うっとりとした表情に思わずぞくりとする。
裕美は、佑一には目もくれず、そのままの体勢で真希のほうを見上げた。
「真希様ぁ・・・この者の男の精気は完全に吸い上げました・・・」
男の・・・精気・・・?吸い上げただって・・・?
そういえば、体に全然力が入らない・・・
手に力をこめるが、指先一本さえ動かせない。
「ふふっ・・・よくやったわ、裕美」
「真希様・・・」
そのまま真希の唇が裕美を奪う。
その時裕美は自分の、いや佑一から吸い上げた全身の精力が、真希とキスしている口のあたりに
集められて来たのを感じた。

423:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 17:16 8jcFVuCc
「さあ・・・」
「ああんっ・・・」
裕美は、全神経が唇に集められているかのような錯覚を感じた。
快感に酔う裕美の目を満足げに見ると、真希は裕美の中に舌を入れる。
ひとしきり裕美の中で裕美と舌を絡めあわせる。
そして、裕美の唾液を舌を使って巧みに自分の口に移しはじめた。
それを感じると、裕美の舌もそれを手伝い、自分の唾液を真希に移す。
「はあああっっっっ・・・」
不意に真希が唇を離す。
恍惚の表情で体をえびぞりにし、両手は自らの胸をわしづかみにした。
「ああっ、いいわ・・・この感触・・・久々の人間の精気・・・
でも、もっと純粋な精気でなければ・・・さあ、これを受け取りなさい・・・」
真希はもう一度裕美に口付けた。
さっきとは逆に、今度は自分の唾液を裕美に口移しにする。
裕美はうっとりとした表情で真希の唾液を受け入れ、大好物の飲み物のように残さず飲み込んだ。
それとともに、力が全身に広がっていくのを感じた。
真希が唇をすっと離す。二人の間にすっと唾液の橋がかかる。
「さあ、可愛がってあげなさい」
「はい・・・」

424:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 17:19 8jcFVuCc
佑一にまた奇妙な感覚が襲い掛かった。
二人の女の痴態をどうすることもできず眺めているしかなかった佑一。
だが、二人の二回目のキスの後、裕美と繋がっている股間部に妙な違和感を覚えた。
股間部が妙にうねうねしている。どろどろの感触というか、とにかく妙というほかなかった。
それは・・・自分のものが彼女に挿入されているはずなのに、なぜか・・・
その部分の形状がゆっくりと変えられているような感触だった。
やがて漠然としていた感触がはっきりしてきた。
自分のものが向こうに挿入されているんじゃない・・・自分が挿入されている・・・!
「どうかしら?この感覚?これからこの快感があなたのものになるのよ」
「・・・!」
抵抗しようにも体が動かない。
その瞬間、佑一の心を一瞬だがある種の絶望感が支配した。
自分の体が作り変えられるという恐怖感。
「ああっ、この出しちゃう感じ・・・まるで男の快感みたい・・・」
うっとりとした表情が裕美に浮かぶ。
それと同時に、なにかが股間の結合部から体に流れ込んでくるのがわかった。
不思議とそれは暖かく、とても心地よい感触のものだった。
絶望感に支配されかけた佑一の心や体をそれが優しく満たしていく。
思わず目を閉じてその感覚に浸ってしまう。
突然上に乗っていた裕美が佑一の胸をわしづかみにした。
佑一はいぶかしんだ。何故胸なんかを・・・!
裕美の両手は、平らで筋肉質な佑一の胸を服の上からリズミカルにもみしだく。
すると・・・それまで平らだった胸は、どういうわけかゆっくりと膨らみ始めた。
それを確認すると、裕美は佑一のシャツを一気に捲り上げる。
裕美の目に、思春期の少女のようにわずかに膨らみかけた両の乳房が飛び込んできた。
それを乱暴につかみ、さも男が少女をレイプするかのような乱暴な手つきでもみはじめる。

425:Mc103 ◆WICJRpzDCc
04/07/24 17:24 8jcFVuCc
今回からこのハンドルにします。今回はここまで。
2chブラウザの調子が悪い・・・>>420-421の2重書き込みスマソ_| ̄|○

426:380 ◆PKEHY060jY
04/07/24 19:14 VIOc4bTx

              「七夕の晩に……」

「はい、ちゃんと背を伸ばして」
「姉ちゃん、もういいって」
 鈴が口を尖らせて抗議するが、長い髪をカタツムリの殻のような形にくるく
るっと巻き上げて頭の上で止めている有沙は、『妹』の言葉を笑って受け流す。
「ダメよ。去年のこと、忘れたの?」
「はうぅっ……」
 去年の同じ七夕祭りの『惨事』を思い出して、鈴(りん)は硬直する。
 なにしろ、ブラジャー無しで浴衣を着て七夕祭りに連れ出され、人ごみの中
で上半身を丸出しにしてしまう醜態を晒してしまったのだ。この時はさほどショッ
クでもなかったが、今は思い出すだけでも顔を赤面させてしまう。
 この頃は妙に男の視線が気になる。
 夏服に替わった時のクラスメートの微妙な反応も記憶に新しい。はやし立て
られるのは慣れたのだが、黙ってじっと見つめられ、ため息をつかれるのは今
までに無いことだった。
 最近、女っぽくなったと、よく言われる。
 別に化粧をする様になったわけでも、女性らしくしようと意識をしているわ
けでもない。なのに、会う人会う人にことあるごとに変わったと言われるのは、
正直なところ鬱陶しい。
 進路相談で、担任教師にまで最初から女子大に行くものだと思われていた時
には、立ち上がって机を蹴っ飛ばしてしまったほどだ―ただし机はびくとも
せず、鈴の足がねじれて、全治二週間の捻挫となったのだが。
「俺は男なんだよぉ……」
「はいはい。だったら最初からお祭りに行くなんて言わなければいいのに」
「あぅう……」
 姉にまでこう言われては返す言葉も無い。

427:380 ◆PKEHY060jY
04/07/24 19:15 VIOc4bTx
 この市の七夕祭りは七月ではなく、八月の第二土・日曜日に開かれるもので、
巨大な七夕飾りで全国に知られており、観光客も結構やってくるという一大イ
ベントなのだ。八月だから当然学校は夏休みなのだが、鈴達は高校三年生。夏
は大学受験に最も大切と言われる時期である(とは言うものの、大切じゃない
時間など無いのだが)。
 それでもやはり息抜きは必要だし、露天にも、そこらの町内会の盆踊りとは
比べ物にならないほど多くの種類の店が出ている。この地方の子供達にとって
は数少ない、大人公認で夜更かしができる日なのである。
 鈴のクラスメートの女子達も、この日ばかりは夏期講習を休んだり、うまく
日を調節して祭りに被らないようにしている。鈴も例に漏れず大手予備校の夏
期講習を受講しているのだが、『彼』はもちろん、講習を休むつもりなどなかっ
た。
 夏期講習は朝の九時から午後三時くらいまでで、夕方からは体が空いている。
それを知ったクラスメートの一人が、
「ねえ。リンリンもお祭り、一緒に行こうよ」
 などと誘ったのだが、もちろんいつものようにもてあそばれるのがわかりきっ
ていたので、鈴は「イヤだ」と、一言のもとに斬って捨てた。ところが、
「みんなに浴衣姿を見られるのが恥ずかしいんでしょ」
 なんて言われると、つい反発してしまうのが鈴の弱点だ。
 確かにこんな姿を人前に晒すのは、恥かしいというより、嫌なのだ。嫌なら
出て行かなければいいようなものだが、人に言われると否定したくなる。恥か
しいなら来なくてもいいよなどと言われ、鈴はついつい、そんなことはない。
皆と一緒に七夕祭りに行く、とのせられてしまったのだ。
 つまり鈴は、基本的に人が良くて、すぐに騙されるタイプの人物なのである。
「さあ、できたわ」
 ぽんっ、と姉にお尻を叩かれ、抗議をしようとして鈴が口を開こうとした瞬
間、ふすまが開いてビデオカメラを構えた男が姿を現わした。

428:380 ◆PKEHY060jY
04/07/24 19:15 VIOc4bTx
「おお、鈴! その浴衣、似合ってるぞぉ!」
 淡い黄色の生地に金魚と水草をあしらった浴衣にピンクの帯は、まだ一人前
の女性ではなく、少女らしさをたっぷりと残している鈴にはことのほか良く似
合っていた。
「一回と言わず、千回くらい死んでこい! この糞親父」
 言うが早いか、DVD ビデオカメラを回し続けている父親に向かって手に持っ
た巾着袋を投げつける。ところが父親はさっと身をかわしてしまったので、袋
は壁に当たって床に落ちる。
「よしよし。可愛い娘のためだ。お父さんが娘にお小遣いをあげよう」
 心行くまで『愛娘』 の浴衣姿を存分に DVD に収めた父・航十朗は、財布か
ら一枚の新札を取り出し、鈴が投げ付けた巾着袋を開けて中にそれを収めた。
「今時千円かよ。……って、その前に俺の持ち物に勝手に触るな!」
「うんうん……鈴がますます女の子らしくなって、お父さんは嬉しいぞ」
「ふ……っざけんじゃねぇ! 俺の名前は徹で、男だって言ってんだろうがっ!」
 最初は蹴飛ばそうとしたのだが、浴衣では足が上がらないので代わりに右手
の甲で何度も父親の体を叩く。だが、航十朗はにこにこと笑うだけで、一向に
堪えた様子が無い。元の男の時だったら顔をしかめるほどの威力があったかも
しれないが、今の鈴では親子のコミュニケーション程度の威力しかない。
 『娘』との久々のスキンシップに目を細めて感動している父親を見て、よう
やく鈴は攻撃の手を休めた。これでは父親をますます喜ばせるだけだ。そこで
父親が、鈴に言った。
「じゃあ、“パパ、鈴にお小遣いちょうだい”って可愛らしく言ったら二万円
やるが、どうする?」
「うっ……」
 月一万円の小遣いでやりくりしている鈴としては、二万円は非常に魅力的な
金額だ。鈴の心の中で葛藤が繰り広げられたのは一瞬だけで、『彼女』はあっ
さりと悪魔に魂を売り渡してしまった。

429:380 ◆PKEHY060jY
04/07/24 19:16 VIOc4bTx
「パパ♪ 鈴にお小遣い……ちょーだいっ♪」
 体を少し前に倒し、手を後に組んで小首をかしげ、下から覗きこむようにし
て父親の顔を上目使いにみつめる。
 つぶらな瞳とポニーテール気味にまとめた後ろ髪から見える後れ毛とうなじ
に、航十朗は目眩を起こしたように体を揺らし、危うく後ろに倒れそうになる
のをなんとか堪えて、右手でこめかみを押さえる。
「くっ……わかってはいたが、なんという破壊力だ。よーし、父さん、可愛い
娘にお小遣いをあげちゃうぞっ」
「わーい、パパ大好き♪」
 思わず抱きついてしまってから我に返り、鈴は父親を突き飛ばした。
「こら、何を言わせるんだエロ親父!」
「ふっ。強くなったな、鈴。では約束通り、小遣いをやろう」
 倒されて床に座り込んだままズボンの後ポケットから札入れを取り出し、三
枚の一万円札を取り出した。
「え? さ、三万円!?」
「いらんのか?」
「いるいるいるいる、もちろん、いるっ!」
 鈴は小走りに駆け寄って父親が差し出す手から三枚の高額紙幣を奪い取り、
床に落ちた巾着袋の中に入っていた財布に札を四つ折りにして放り込むと、
「じゃ、行ってくる!」
 と言って履き物をつっかけ、からころと軽やかな音を立てて飛び出して行っ
た。
 航十朗は鈴の後ろ姿を、腕を組んで見守っていた。
「あれだけ暴れまわっても着崩れしないとは、ずいぶんと慣れたものだな」
「そりゃあもう、私が厳しくしつけましたから」
 今まで黙っていた姉が、笑みを浮かべながら言う。
 だが、今の彼女の微笑みには、先程までは微塵も感じさせなかった邪(よこ
しま)な雰囲気がうかがえ、それを隠そうともしていない。

430:380 ◆PKEHY060jY
04/07/24 19:16 VIOc4bTx
「んぅ~んっ♪ 鈴ちゃん、萌え萌えよっ!」
 今まで堪えてきた感情を爆発させ、有沙はぷるぷると体を震わせて悶えた。
「あのなぁ、有沙……」
「お父さん。それは言わない約束よ♪」
 両拳を口の前に持っていって、かわいこぶりっこのポーズで有沙が言う。
「それに、鈴ちゃんが今更男に戻った所で、普通の生活に戻れると思う? お
父さん似のあの子が、女の子っぽい仕草をしてるところを想像してみてよ」
「……ううむ」
 航十朗は一瞬だけ脳裏に女物の浴衣を着てしなを作っている息子の姿を浮か
べ、顔を左右に振って無気味な光景を頭から追い払った。
 確かに、近頃めっきり女の子が板に付いてきた鈴を男に戻しても、男には戻
りきれないだろうということは、容易に想像がつく。
「それに、研究データも全部破棄したんでしょ?」
「ああ。お前の言う通りにな。でもあのデータは科学と、かつての錬金術に通
じる神秘学とのハイブリッドという、大変に素晴らしい成果に繋がるはずだっ
たものなのだがなぁ……」
「お父さん。錬金術は等価交換が原則なのよ」
「なんだそれ。そんな話は聞いたことが無いぞ。パチンコか?」
「私も、旭(あきら)から聞いた受売りなんだけど」
「旭もそういうことに興味を示すようになったのか? 私の跡を継ぐのは有沙
ではなく、案外旭かもしれないな」
「うふふ。そうだといいわね、お父さん」
 何ということだろう!
 味方だと思っていた姉の有沙が、実は鈴が男に戻るのを阻止する最大勢力だっ
たのである。しかもOLをしているというのは真っ赤な嘘で、某大手化学メー
カーの研究室で、父親にも負けないマッドサイエンティストとして日夜怪しげ
な研究に明け暮れているのは、鈴も知らない秘密であった。


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