てれび戦士でハァハァしようat EROMOG2
てれび戦士でハァハァしよう - 暇つぶし2ch146:fusianasan
05/09/19 05:56:32
序章5
望!!!望もこの場にいた!いや、望にも見られた!!笠ピーの時とは違い、ちひろは今すぐ望を殴り殺したい気持ちに駆られた。
ちひろ「望!どういうつもりなんだ!」望「どうも、こうも・・・少し君に話しがあってね」
望はちひろが来るまでジョーキマホーンズの最年長でチームの中心にいた。望特有の寒い魔法力は強力な氷結魔法を生み出す。望は攻撃魔法のスペシャリストなのだ。
しかし根っからの女好きな性格とナルシストな言動から、他のメンバーから少なからず反発を買っているのも事実だ。そこへちひろがスチームからジョーキに移籍する。
真面目で後輩の面倒見の良いちひろは、たちまちみんなの中心になり、戦闘でもエースとなった。望にはそれが面白くなかった。
望「決着をつけたいのさ。どちらがジョーキマホーンズのエースに相応しいのかね」
ちひろ「決闘しようというのか?この私と?」ちひろには負ける要素が見当たらない。
望のステータスはHP90MP500。ちひろとは間逆だ。ちひろが魔法力を込めた拳で2・3発殴ればすぐに望は戦闘不能になる。
望「新参者の君に魔法使いの戦い方を教えてあげるよ」ちひろ「おもしろい!教えてもらおうじゃないか!」
問題は自分の攻撃は相手に直接触れなければ効果がないこと。確実に望の魔法攻撃を先に喰らってしまうことになる。
(そうだ、魔法のコーティングだ。攻撃だけでなく、守備にも有効なはず)ちひろは全身を魔法の光で包むために、魔法力を練った。
しかし、魔法力が出てこない。(・・・!?どういうことだ!魔法が練れない!)ちひろは後ろを見た。
笠ピーが両手をこちらに向けてかざしている。「これは・・・笠ピーの呪文封じ!!」なんと、笠ピーは望とグルだったのだ。
ちひろ「笠ピー!どうして?」笠ピー「ちひろさん、ごめんね。オヤビンには逆らえないのです」望「ま、ということさ。君はもう魔法は使えない!」
ちひろ「これが魔法使いの戦い方だと言うのか!認めないぞ!こんなやり方!」望「別に君が決めることじゃない・・・」
しょうがない・・・。多少のダメージは覚悟するか・・・。いくら望の魔法が強力でも、一度に私の体力全てを奪うことはない。
望「さあ、そこで次の手だ。自分の身体をよく見てみたまえ」ちひろは自分の身体がビショ濡れなことに気がついた。笠ピーを追いかける為に濡れた身体を拭かずに胴衣を着たせいだ。
望「今の君の状態で僕の寒い氷結魔法を浴びたら君はどうなると思う?」ちひろは戦慄した。一瞬で凍り漬けになり、粉々に砕け散る!
何という用意周到さだ!ちひろはギリギリと歯軋りした。
望「そして最後の手はこれさ。これが何だかわかるかい?」
望の手には、ちひろの家宝の竹刀が握られていた。


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