てれび戦士でハァハァしようat EROMOG2
てれび戦士でハァハァしよう - 暇つぶし2ch142:fusianasan
05/09/19 03:08:33
序章2
ちひろは周りに誰もいないことを執拗に確認すると、汗で濡れて重くなった胴衣を脱いだ。
美しい自然の中でちひろは全裸になった。しばらく、なんともいえぬ開放感を堪能したが、自分自身の裸を見た彼女は憂鬱な気持ちになった。
細く引き締まった身体。日々の鍛錬によるものだ。特に腕や脚は筋肉の凹凸が鹿のように美しい。しかし胸は日ごとに膨らみはじめ、尻も丸みを帯びてくる。
「また私の中の女の部分がしゃしゃり出てきた・・・」ちひろは悔しそうに自分の胸をギュッと抑えつけた。思春期の少女特有の胸の痛みに耐えながら・・・。
そしてスチームナイツを離れることになった、あの日の出来事を思い出した。

スチームナイツの砦にある道場内、最年長の騎士、公輝とちひろが新人の騎士達に稽古をつけていた。その中の一人、遙希はなかなか剣の腕前が上達しなかった。
剣の腕が未熟なのはもちろん、遙希には騎士としての気迫が感じられない。そんな遙希の姿が公輝には我慢がならなかった。
公輝「どうした、遙希!それでも騎士か!こんな様でジョーキマホーンズに立ち向かえるのか!」
遙希は彼なりに懸命にやっているが、あくまでも公輝は許さなかった。遙希は今にも泣き出しそうだ。そんな姿が公輝を更に苛立たせた。
公輝は今でこそチームの柱として活躍しているが、彼自身も新人の頃は目だって優秀な騎士ではなく、地味な存在だった為「ジミー」などと揶揄されたことがあった。
そんな自分と遙希の姿が重なるのだろう。公輝は遙希に容赦しなかった。それに他国との戦争で戦死したかつての最強騎士、竜一の代わりを務めようと彼も必死だった。しかしとうとう、ちひろは二人の間に割って入った。
ちひろ「もう、その辺でいいだろう。遙希だって一生懸命やってるんだ」
公輝「それでもこんな有様ではスチームナイツの足を引っ張るだけだ。さあ、ちひろ、そこをどけ!」
ちひろ「どかぬ!このままでは遙希は自信を無くし、ダメになる!もっと根気強く育てるべきだ!」
公輝「女の分際で口出しするな!」ちひろ「女も男も関係ないだろう!」感情的になったちひろは思わず公輝を突き飛ばした。
公輝「・・・生意気な!」公輝もちひろを突き飛ばした。公輝の手はちひろの胸に強く当たってしまった。
ちひろ「イタッ・・・!!」ちひろは苦痛に顔をゆがめ、その場に座りこんだ。「胸が痛い・・・」膨らみはじめた胸の激痛はちひろの自尊心を激しく傷つけた。
ちひろは怒りと悔しさと恥ずかしさで身を震わせる。公輝「おい・・・大丈夫か・・・」心配する公輝の手を振り払い、ちひろは道場を飛び出した。
ちひろは自分が女であることを痛感した。膨らみ始めた女の証は戦士としては弱点以外のなにものでもない。このまま体力では女という事実だけで男に負け、屈服することになる。
自分だけの戦い方が必要だ。男に負けない、いや、男も女も関係ない超越した力が・・・。
それがちひろの騎士道を棄てて魔法使いに転向した理由だ。そして剣と魔法を融合した、ちひろにしかない力を得たのだった。

しかし、いくら魔法を身につけても女としての成長は抑えられない。どんなに筋肉を鍛えても女性特有の丸みは隠すことができないのだ。
ちひろはそのまま泉に足を踏み入れ、滝へ向かって歩いていく。
・・・そんな彼女の姿を物陰からジッと見つめる者がいた。生まれたままの彼女の姿を・・・。

それでも



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