05/09/12 23:51:27
最終章
ちひろたちは、アリサをそのままジョーキマホーンズで面倒を見ることにした。
よくよく話しを聞いてみるとアリサも大変な人生を送ってきたらしい。
9歳にまで若返ったのなら、また教育し直せるはずだ。いろんな意味で・・・。
それに成長すれば凄まじい魔法力を身につけるであろう、ポテンシャルも魅力的だった。
そうこうしているうちに、正気に戻ったレイシー兄弟が駆けつけた。
洸太「み、みんな・・・だ、大丈夫!?」甜歌「あ~、もう!遅いよ!二人とも!」
洸太は目を疑った。ちひろが全裸の上に甜歌の上着だけを羽織っている・・・!有海が下半身丸裸だ!
そしてパンツ一丁で死んでいる望はとばして、見覚えのない美少女が全裸で横たわっている!
洸太は眼鏡の曇りを拭き取ろうとして眼鏡をとった。その直後千秋が洸太にぶつかって洸太は眼鏡を落とした。
そして千秋が洸太の眼鏡を踏み潰してしまった。洸太は烈火のごとく怒った。
洸太「なにやってんだよお~!!!千秋い~!!!」千秋「ちょっと、待ってよ!なんでもオレのせいにしないでよ!」
洸太「ふざけんなよお~!!!」
ちひろと有海は自分たちが恥ずかしい格好をしていることに気がつき、有海は脱がされたスカートを、ちひろは望のズボンを慌てて履いた。
ちひろ「そうだ、洸太、千秋。蘇生魔法は使えるね?」洸太「え・・・?うん。問題ないよ」
ちひろ「死んだみんなを生き返らせたい。洸太と千秋は愛美、樹音、梨生奈、謙二郎の遺体を運んでくれ。有海、案内頼む」有海「はい」
ちひろ「わたしと甜歌は望、笠ピー、ゴルゴ男爵を・・・」甜歌「はい。じゃあ、まず望から・・・」
ちひろと甜歌は望の遺体に駆け寄って、縛りつけられたダンベルをほどきはじめる。
甜歌「・・・?ちひろさん・・・?」見ると望のパンツがテントのように張っている。
ちひろ「望・・・。望・・・!望!!起きろ!!!」望はパッチリと目を開いた。
ちひろ「望・・・、おまえ・・・、生きていたのか・・・?」ちひろ「いや~、ど、どうやらそのようだね」
ちひろ「今までず~っと死んだふりしてたのか?」望「そ、それは心外だよ。ホント、気を失ってたというか、HP残り1だったし・・・」
ちひろ「私が危ない時も、見殺しにしてたんだな?」望「い、いや、僕は絶対ちひろ君が勝つとわかってたんだ!」
ちひろ「なんで!?」望「だって、君はチジョウ最強の(バキ!)」
今度こそ望は絶命した。
(次回最終回)