07/11/28 23:55:09 MPSXSfOJ0
>>485
モラルハザードとは意味合いが違うけれども、おかしくなっているのは、寧ろ、
“権利者”の方だ。
原点に立ち返って考えてみろよ。
何故に、著作権のような保護措置が有るかということを。
芸術とか、巧い仕組とか、技術とか、面白い話とか、心地よい音楽とか、そういう
ものは世の中に出した時点で、世の中全体の共有のものだ。
こういう無形財というものは、他の蝋燭に頒け与えても元のものが減らない蝋燭の
炎のように、コピーしたり真似したりすることが自由なのが本来の姿だ。
まず前提は、世に出した時点で著作物は世の中全体のものだ。
世の中の共有財が増えることは世の中にとって良いことなので、できるだけ沢山、
作って世の中に送り出してほしい。
そのために、少しの間、作った人や作った人に頼まれて配る人やらに優先的に利益の
得られる仕組を作ろう、というのが著作権の原点だ。
利益がなければ作らなかったり、作っても隠匿して「一子相伝」とか言い出して世の中に
広まらないということになる。無形物だから、排他独占的那権利にしないと実質的な
優先措置にならないから、今のような形の著作権となった。
そういう経緯で作られた、ある種の人為的な不自然な権利だ。
それを、自然権のように勘違いし、作ったものは未来永劫作った人の排他的専有物だと
思い込んでいる人がおかしなことを言っている。
根本は、コピーされ、真似され、広まることを助けるための著作権だ。
世の中が進歩すれば、媒体も手段もは安価で手近なものになり、コピーし、真似し、
マッシュアップすることは容易になることは、200年前、産業革命期に著作権ができた
時点で予測できたことだ。
それに対して、媒体側に広まることを妨害せよという要求は、きちがいじみている。