【きゃんでぃ】タカヒロ・白猫SSAAスレ1【みなと】at EROG
【きゃんでぃ】タカヒロ・白猫SSAAスレ1【みなと】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@初回限定
07/06/08 01:39:17 1hLDIa/i0
┏━━━━━━━━━
┃ タカヒロ・白猫SSAAスレの星5つの誓い
┃1つ、スレはむやみに上げない
┃2つ、作者への感謝を忘れずに。読者への感謝を忘れずに。
┃3つ、SS投下とのリアルタイム遭遇では支援を推奨
┃4つ、気にいらなくても荒らさない、荒らされても反応しない
┃5つ、いつも笑顔でいること

┗━━   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ━
     _ < ここはテンプレの村です      、,
   '´,  `ヽ\_________     '´ '`´ ゙ヾ
   !爪リリ从)ゞ                   { ソ从从シ}
  ノwリ゚ ヮ゚ノル   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    メ(リ;-__-ノリ
   ⊂)个iつ  既にセリフが     \  ノ,'くj `i´lヽ
  .  く/_|j〉  パターン化しちまったな>((  ll_ハ_iJ
      し'ノ    ________/  ゙  i_7、」

3:名無しさん@初回限定
07/06/08 01:40:52 1hLDIa/i0
        _)___
      '´  ヽ_ヽ
      l、lノノ八l )  <柊家の長女、皆のお姉さん
   ´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> 柊雛乃である。
  ( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃  .疑問にずばり答えてやろう
.   ヽ/ .└|--|┘
.      . ノl__」
Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、④、私怨etcってなんですか?荒らし?
A、うむ。あれは総じてしえんと呼ばれるものである。
世の中には荒らし対策用の連投規制なるものがあってな。時間によるのだが、
だいたい3回くらい連投すると、規制がかかってしまうのじゃ。これにかかると職人さんが、
続きを書き込めなくなってしまうのでな。すれ住人による手助けが必要になってくるわけじゃ。
お主がりあるたいむでSSが投下される瞬間に出会った時には、是非支援をして差し上げるが良い。
Q、スレにあるSS、AAだけじゃもの足りないです。
A、で、あるか。お主も欲張りな奴よのう。そういう奴のために>>1に書いてあるように、
過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。
保管庫の中の人に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
Q、お嬢ちゃん賢いねー。ほら、キャラメルをあげよう。
おぉ・・・これがまた美味でな・・・って違うわ!我をあなどるでないぞ
         __
           | |  ̄ `ヽ
         ||_    ` 、 粛清……淘汰……
        __)_∩ `ヽ    l
      〃 ,^i^ ヾ  l   i
     i ,ノノ八)〉  i   i ガッ
 .    ゙ヾl#"-ノゝ  l .人_∧∩
      /ヽソ _ン. ノ<  >Д´)/
       l_/r==l l ´-‐'∨   /
       く/l_ゝ

4:名無しさん@初回限定
07/06/08 01:42:29 1hLDIa/i0
  【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
 投下の際は2分以上間隔をあけないと連投規制にあって書き込めなくなるので注意。
 名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
 なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
 自分がアップしたところをリダイレクトする。>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
 恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
 ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。

6.書き手の方々へ。
 心構えとして「叩かれても反応が無くても泣かない」位の気概で。
 何を書こうが作者の自由。どんな反応を返そうが読者の自由。
 的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。

5:名無しさん@初回限定
07/06/08 01:46:30 1hLDIa/i0
作家別・メーカー別・SSAAスレの分割・統廃合議論の経過(引き続き審議中)

★前身スレ
【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ15【つよきす】
スレリンク(erog板)

★姉しよSS保管庫 連絡所兼掲示板
URLリンク(8706.teacup.com)

6:重 複 スレにつき 誘 導
07/06/08 01:46:49 El5x3s6l0
【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ16【つよきす】
スレリンク(erog板)
【きみある】みなとそふとSSAAスレ【君が主で】
スレリンク(erog板)


7:名無しさん@初回限定
07/06/08 07:23:14 YeAPEdO00
7なら木村あやかとセックスできる

8:保管庫の中の人 ◆.T1u6y07KI
07/06/09 12:01:33 V56IdM6d0
<ご案内>

1.このスレを
  【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ15【つよきす】
  スレリンク(erog板)
  の、正式な後継スレとさせていただきます。
2.保管庫では当スレのログを保存し、
  スレリンク(erog板)
  スレリンク(erog板)
  の2つについては保存しません。(スレッド削除依頼を出しています)
3.このスレでは、きゃんでぃそふと及びみなとそふとの全ての作品を扱います。
4.3は次スレに必ずしも適用するものではありません。

よろしくお願いします。

9:名無しさん@初回限定
07/06/09 12:40:18 VlBoK8QH0
>>8
ご苦労様でした。では投下しますね。

10:リバーシブル・1
07/06/09 12:44:09 VlBoK8QH0
「よっ、夢、上杉。買いだしか?」「うぃーっす、ケイ」「お、うっす。そんなとこ」

夢お嬢様とチャイナタウンに買いだしに出かけたところで
稲村にばったり出くわした。そのままちょっと立ち話。

「……そういやよ。前に、ミィのことヘコませてぇって上杉に相談しただろ?
 あれ、なんかうまい手思いついたか?」

「え、そんなこと話してたの?」

そういえば、夢お嬢様と稲村の仲が一時険悪になった少し前
そんな相談を稲村に持ちかけられたっけ。
その後のゴタゴタですっかり忘れてた。

「ええ、まあ……いちおう、ヘコんだ顔は俺は見たぞ」

「ナニィ!?何だよ、どうやってアイツヘコませたってんだ?」

「お前と夢お嬢様がケンカしてるときヘコんでた」

「あ……アハハハ……あのとき、かぁ……」

「ぐ……ま、まあアレは……なんだ、ノーカンだ。
 ミィをヘコませるためだけに、夢とやりあってなんかいられねーしよ」

顔を見合わせて苦笑いを浮かべる二人。
何がノーカンなのかよくわからんが
夢お嬢様とは仲良くしていてもらいたいので
あえてツッこまないでおく。

「けど、それ以外じゃ特に思いつかんな。
 なにしろ、何しても快感に変えちゃうんだから」

11:リバーシブル・2
07/06/09 12:47:48 VlBoK8QH0
肉体的にも精神的にも、どんなに責めてもそれは彼女にとって快感であり
かといって捨て置けば放置プレイととって身もだえる。
そんなハードルが高い女の子がアナスタシア・ミスティーナ。

「そうなんだよなぁ……あー、あのドマゾ女のヘコむ顔見てみてー!」

天下の往来で大声でドマゾとか言うな恥ずかしい。

「そもそも、ハードMだってことと夢お嬢様の友達だってこと以外
 俺そんなにあの子のこと知らないし。普段どんな子なのよ?」

「ミィのこと?んー、勉強はできるよ。成績はトップクラス」

「確かに知的な感じだよな」

あれでしょっちゅう悶えていなければなー。

「家はけっこう金持ちらしいぜ」

「へぇ……お嬢様なわけか、あれも」

Mのお嬢様ってのも使用人からしたらやりづらそうだ。

「うん。でも、けっこう家事とかも得意だよ。
 一人で暮らしてるから、慣れたのかもね」

「スタイルもいいし、美人だよな」

「おう、これでハードMじゃなきゃ男が放っておかねーんだろうけどな」

なんだ、いいとこばっかりじゃねえか。
……ハードM以外は。

12:リバーシブル・3
07/06/09 12:51:56 VlBoK8QH0
「って、誉めてもしょうがねえだろ、ヘコませるのが目的だっつーの」

「……誉めても?」

「……」「……」「……」

ちょっと沈黙。しばし三人顔を見合わせ

「それだ!」「それだぜ!」

ほぼ同時に、回答を思いついていた。

「えっとぉ……どうするのかな?」

訂正。思いついたのは俺と稲村だけだった。

「つまりですね……
 イジメて喜ぶなら逆に誉めたり甘やかせばいいんじゃね?ってことです」

「……おおー」

「そういうこと!さっそく確かめてみようぜ!」

「え、でもそれって……ミィはいやがるんじゃないかな」

「まあそう固っ苦しく考えんなよ。いわばドッキリだ、ドッキリ」

「うーん……ミィがいやがりだしたら、すぐやめようね?」

なんだかんだいって、優しいな、夢お嬢様は。

「わーかってるってぇ!それじゃ、ちっと打ち合わせようぜ!時間、いいか?」

13:リバーシブル・4
07/06/09 12:56:07 VlBoK8QH0
そして次の日曜日。
久遠寺家に稲村とミィことアナスタシア・ミスティーナがやってきた。

二人を夢お嬢様の部屋まで案内すると
お茶やお菓子を用意してからまた部屋へ。
今日はナトセさんがお休みでいないので
この辺がもっぱら俺の役割なのも好都合だった。

「レンくんも一緒にお茶しようよー。二人とも、いいよね?」

お茶を運ぶと夢お嬢様から予定通りお誘いが。

「ああ、上杉なら歓迎だぜ」「どうぞ、上杉」

「それでは、失礼して」

ダベリの輪に俺も加わる。そろそろスタートか。

「そういやよ、こないだの英語の抜き打ちテスト。
 あれミィは満点だったよなぁ」

彼女の実情を知らない俺は、主に相槌をうつ係りだ。

「ほお、それはスゴイ」

「別にスゴイことじゃないよ。私は、普通に3ヶ国語使ってたから」

いやそれフツーにスゴイと思うんですが。

「けど、コイツ現国も古文も漢文もチャッカリできるんだぜ?」

「ほうほう。なかなかの才媛じゃないすか」

14:リバーシブル・5
07/06/09 13:05:19 VlBoK8QH0
「ミィはエリートだからねー」

「エリートかぁ。いーい響きだねぇ。よっ、エリート様っ」

「そ、そんなこと……ない」

「男子でもさぁ、密かに憧れてるヤツ、いるんじゃねえの?」

「あ、それそれ!タッキーとかときどき熱い視線送ってない?」

「お、夢も気づいたか!あと、村西なんかもアヤシイぜー?」

「モテモテですな」

「でも、私の趣味を理解してくれそうにないから……」

「いやいや、その魅力があれば
 男のほうが趣味を合わせてくることだってありえる……よ?」

……自分で言って『ありえるか?』とも思うが。
しかし、こういう話題って女の子はノリノリだな。
ミィはと言えば……なんか困ってるっぽい。潮時かな。

「これで国に帰ればお嬢様ってんだから
 俺なんかやってられねーよなー」

「……夢みたいなお嬢様じゃないよ、私。
 使用人だって、婆やとコックがいるぐらいだし」

一般家庭には婆やもコックもいませんよ?

「いやそれじゅうぶんお嬢様だよ。アナスタシアお嬢様」

15:リバーシブル・6
07/06/09 13:10:09 VlBoK8QH0
プツン。

「ん?今何か……おい何か聞こえなかったか稲村?」

「いやぁ、別に?何か聞こえたかミィ?」

むしろ、音はミィのほうから聞こえたように思うが。
目を向ける。いつもと変わらないミィがいる。
ただ……放っているオーラが、違った。

「……ミィ?……気安いわね。アナスタシアお嬢様、でしょう?
 呼び方ぐらい、わきまえなさい」

「……は?何言ってんだおま……痛っ!?」

ミィががスッと手を伸ばし……稲村の頬をつねってる!?

「い、いひぇひぇ!ひ、いひぇっひぇ、ひょ、ひゃなひへ……!」

「それ以上、そのエレガントさのかけらもない口を開くのはおやめなさいな」

口調こそ静かなままだが、口から出る言葉が普段と正反対に。
目線は冷たく。口元には嘲笑。手はギリギリと稲村の頬をつねったまま。

「ちょ、ミィ、どうしちゃったの!?」

「お黙りなさいな、無個性キャラの分際で」

「ひゃう!?」

イカン。何かハードMが裏返って
ハード、というほどではないがSになっていらっしゃる!

16:リバーシブル・7
07/06/09 13:14:04 VlBoK8QH0
そして数時間経過。
ミィ……いや、アナスタシアお嬢様は
俺たち3人の忠誠を受けて満足なされたのか
ヘコみまくりの従者・稲村を従えてお帰りになられた。

「いやー……スゴイ主っぷりだったねー」

「そうですね。何というか、思わず従わずにはいられないような」

「いいなあ、個性的で……夢も、あれぐらいの威厳が出せればなぁ」

あ、夢お嬢様もヘコんだ。計画とはマッタク逆の結果になってるぞ稲村。

「夢お嬢様は、カリスマというよりアイドルですから」

「!……ワンスモア プリーズ」

「アイドルですから」

「……えへへー」

ギュ、と抱きついてくる夢お嬢様。
こうやって、ヘコんだと思うと何気ない一言で元気になってくれる。
その元気な笑顔が見たくて、ついつい支えちゃうのが
夢お嬢様の魅力なんだろうなぁ。

「でも、やっぱりカリスマも欲しいなぁ。
 私も、ミィみたいに何かキッカケに裏返ったらカリスマが出るのかな?」

「いや、元々ないものは裏返しても出てこないですよ?」

「はふん」

17:名無しさん@初回限定
07/06/09 13:17:44 VlBoK8QH0
おしまいです。けっきょくミィ無敵。

18:名無しさん@初回限定
07/06/09 14:01:45 y3Xcp0hc0
>>17
初投下乙&GJ

ミィが美少女戦士になれば「マゾの美少女戦士」で無敵じゃね?とか思った。

19:名無しさん@初回限定
07/06/09 15:08:54 Lgv4+ui50
>中の人
お疲れさまっす

>>17
GJ
もうちょっとミィのSっぷりを見たかったw

20:名無しさん@初回限定
07/06/09 16:18:55 KKdxPj/50
>17

何でその言葉が反転するきっかけになるか気になるな

最後の夢は、表裏の無い良い子って褒め言葉だよねw

21:名無しさん@初回限定
07/06/09 19:41:22 esh8AHYI0
>>17gj

いいねー。やってなくても楽しめたW

22:名無しさん@初回限定
07/06/09 20:04:07 WtXJOYpb0
>>17
GJ

23:名無しさん@初回限定
07/06/09 20:23:31 AqMzc1+/0
>>17
>けっきょくミィ無敵
どうやって元に戻すのか気になるw
gj

24:名無しさん@初回限定
07/06/09 21:47:41 mvkcvc7YO
>>17
GJ!
タカヒロっぽい話でなかなか良かった

25:名無しさん@初回限定
07/06/09 23:54:02 k68I0xnQ0
森羅様微エロス投下します

26:森羅様といっしょ・1
07/06/09 23:58:15 k68I0xnQ0
「お帰りなさいませ森羅様」

まだ日の高い初夏の午後。
お帰りになられた森羅様を玄関にお迎えする。
今日はベニが休みなので俺が重点的にサポートだ。

「ん、ただいまレン」

そう言うと、ふうっ、と息をつく森羅様。
どことなくいつもの精彩に欠けるような……?
お帰りも早かったし、どこか体の具合でも悪いのだろうか。

「お疲れのようですね」

「うむ、この暑いのにホールの空調が調子悪くなってしまってな。
 皆もしんどそうだったので早めに切り上げたのだが……
 もう汗だくになってしまった。ほぉら、この辺なんかムンムンだぞ?」

そういって、ワンピースの裾をつまんでパタパタとあおぐ。
チラリ、とのぞくキレイな脚にドキリとしながら
執事として努めて冷静にふるまう。

「冷たいお飲み物をお持ちしましょう。コーヒー牛乳でよろしいですか?」

「ちぇ、ちょっと前ならこの程度でもドギマギしていたのにな。
 ……まあ、もっとあられもない姿を見せているから、しょうがないか」

「そんなことはありませんよ。今でもドキドキしてます。
 ただ、執事としてはそれを表に出さないようにしているだけで」

「なるほど、執事としても成長しているということか。
 喜ぶべきなのか、難しいところだな……」

27:森羅様といっしょ・2
07/06/10 00:02:19 CtrYl1Z20
「まあいい、よく冷えたのを頼むぞ。それと、風呂も入りたいな」

風呂か。ベニが出かける前に
昨日のうちに必要になりそうなことは済ませておいた、って言ってたから
まあそんなにかからないだろう。

「かしこまりました、すぐにご用意いたします」

「では頼む。私はしばらく居間にいるぞ」

まずコーヒー牛乳をお届けしてから森羅様のお部屋へ。
湯船は……洗ってあるようだな。
念のため軽くすすぎ、お湯をはっていると

「レンー、風呂はまだかー?」

や、待ちきれずにもう部屋まで来てしまったか。
森羅様が半分あけた浴室のドアからひょいと顔を出す。

「んー、それぐらい入っていれば大丈夫だろう?」

「もう少しお湯をためないと、肩までつかれませんよ」

「なあに、お前と一緒に入れば大丈夫だろう」

「え」

「考えてみたら、風呂はいつもベニと一緒だからな。
 背中も流してもらいたいし……
 今日は、一緒に入りたい……ダメか?」

……背中を流すとかだけですませられるのか、俺。

28:森羅様といっしょ・3
07/06/10 00:06:24 CtrYl1Z20
かぽーん

「ふふ……なんだか、ちょっと恥ずかしいな、やはり」

風呂場の明かりは消していない。
だから、普段よりよく見えている。
お互い、上気して、熱くなって、濡れて、硬くなっている様を見て
いっそうこみあげるものを募らせていく。

ふーっ

ふーっ

「……どうした。息が、荒らいぞ?」

「それは森羅様も、では」

「そうか?……そうかもな」

森羅様が俺の胸に背中を預け、湯舟に二人寄り添うようにつかる。

ふーっ ふーっ ふーっ

小首をかしげて見せる横顔の
形のいい唇がうっすらと開いている。

欲しい、と。

そう唇が動いた、そんな気がして。
動かしかけた手を、なんとか押し止める。

「では、お流しします」

29:名無しさん@初回限定
07/06/10 00:07:22 YSMeqHMM0


30:森羅様といっしょ・4
07/06/10 00:11:35 CtrYl1Z20
努めてどこも刺激しないよう
ゆっくりと森羅様を立たせ、湯舟から出す。

「……じかに、手で洗ってもらおうかな」

そんなことを、期待するような目で囁く。

「……かしこまりました」

石鹸を手に取り、泡立てると
背を向けて座る滑らかな肌にゆっくりとすりこんでいく。

ふーっ ふーっ ふーっ

はーっ はーっ はーっ

浴室にかすかに響く荒い息は
俺のもなのか森羅様のものなのか
それとももう混ざり合っているのか。

「ぜ……んぶ、洗うんだぞ……」

「全部、ですか……?」

「そう、だ……その手で……全部……っ……」

上へ、下へ。右へ、左へ。脇へ、中へ。
言われるがまま、俺の手はあますところなく森羅様の体をすべっていく。

ただ一箇所

開いた脚の間を除いて。

31:森羅様といっしょ・5
07/06/10 00:15:43 CtrYl1Z20
これは我慢比べだ。
先に相手を求めたほうの負け。

「ふ、ぁっ……こ、これで、は……
 風呂に入、って……いるのか何をしているのか……
 わからん、な……フフフ……う、ん……」

ときおり声を漏れださせながら
それでもまだ森羅様は『欲しい』とは言わない。

「……腰を、あげていただけますか?」

「……降参か?」

「いいえ、まだお洗いしていないところがあるので」

はちきれそうな俺の欲望に
泡立てた石鹸を塗りたくる。

「……?」

「ここは、こうして洗います」

「ふぁっ!?……こ、これは……あ、つい、な……」

入れてはいない。濡れてひくつく花弁にこすりつけるだけ。
意図を察した森羅様が、壁に手をつき脚を閉じる。
きゅ、と柔らかな太股の肉に挟まれた肉茎を
ねとつく花弁をこすりあげるように動かしていく。

きっと、これが最後。ここを越えたら、きっと我慢できなくなる。
たぶん、二人とも。

32:森羅様といっしょ・6
07/06/10 00:19:56 CtrYl1Z20
ふーっ ふーっ ふーっ ふーっ
はーっ はーっ はーっ はーっ
はっ はっ はっ はっ はっ

もう、限界だった。
森羅様の背に多い被さり、たぷたぷとゆれる乳房をわしづかみにする。

「う、あ!ず、ずるい……ぃっ!お、お前だけっ……!」

「やめます……かっ!?」

「う、あ、あ、くぅ……つ、続け……ろ……」

はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ

「まだっ……洗います、かっ……!」

「う、うぁ……ま、まだ……っ!」

普段なら主である森羅様に譲る俺も
ことコレに関しては全て譲りきれないところがある。
意地の張りあい。

髪を振り乱して森羅様がこらえている。
腰をくねらせ、手をあらぬ場所にさまよわせる。

ちりりん

さまよった手が、浴槽のふちに置いてあった銀の鈴に触れ、掴む。
もだえながら鈴を掴んだ手はさまよい続ける。

ちりりん ちりりん

33:森羅様といっしょ・7
07/06/10 00:24:02 CtrYl1Z20
と、バタンと部屋の扉が開く音。

『お呼びですか森羅様!』

「ひ、あああぅっ!?」

……事の最中にこういうハプニングがあると
達してしまうものなんだろうか。
森羅様は全身を硬直させ、ビクビクと震える。

「あ、ああ……あ、あ、あ、は、あ……っ……」

震える森羅様の体を抱きしめながら
俺は飛びかける意識を必死で繋ぎとめた。
部屋に入ってきたのは間違いなくベニ。
いつのまに帰ってきたのか、森羅様の鈴の音を聞きつけてしまったらしい。

『……お風呂ですか、森羅様?』

「はぁ……はぁ……う……はぁ……」

マズイ。達してしまった森羅様はぼうっとしていて
ベニの呼びかけに反応できていない。

『森羅様?……まさか、お加減でも!?』

ガチャリ

「っ失礼し……ます?」「……ん?……ベニ?」

目が点のベニ。朦朧とした森羅様。
二人とも意識の正常ではない今なら、俺にもチャンスはある!たぶん!

34:森羅様といっしょ・8
07/06/10 00:28:31 CtrYl1Z20
「あー、誤解があるといけないので言っておくが……
 これはな、新式の全身マッサージなんだ」

くたっとしている森羅様から離れ、さわやかに微笑みつつベニに向き直る。

「あ、ああ、そ、そう……なんだ?」

ベニ視線。 → ↓……

「ん?」

俺視線。 → ↓……
あ。俺、イってなかったんだっけ。でもって全裸で……

「うわああぁぁっ!?」「ギャー!?」

慌てて手で隠す俺、目を背けるベニ。

「みみみ見たなっ!?」「そ、そっちがみ、見せたんでしょうがぁっ!」

半泣きの状態でベニは飛びだしていった。やれやれ……
と、いつの間にか回復した森羅様が

「ふぅ……今のは、ベニには悪かったな。
 私も、レンも、まだまだ修行が足りないようだ……」

何の修行なんだか。
と、森羅様視線。 → ↓……

「ん……もうちょっと……修行するか?」

とぷん、と。鈴を湯舟に投げ込んで、そんなことをおっしゃる森羅様でした。

35:名無しさん@初回限定
07/06/10 00:30:27 CtrYl1Z20
おしまいです。お風呂エッチは男のロマン。

36:名無しさん@初回限定
07/06/10 00:30:51 RHZc2H6q0
クソコテのにおい

37:名無しさん@初回限定
07/06/10 00:37:09 78+sacnz0
>>35
「微エロス」じゃないと思うw
ベニカワイソスGJ

38:名無しさん@初回限定
07/06/10 00:37:43 JvVcl2z50
>>36
相当読み込んでんだな

エッチは男のロマーんGJ

39:名無しさん@初回限定
07/06/10 01:14:41 IAxbD5c90
紅子は運良く大佐に拾われたから大丈夫だったが
あれあのままだったらレビィになってたんだろうなあ


40:名無しさん@初回限定
07/06/10 02:40:58 TqJIiixE0
>35
GJ!ただ、
ふーっ ふーっ ふーっ  はーっ はーっ はーっ

これはいただけない。

>36
クソコテってシーナとかなんとか?
全然ちゃうやろ。

41:名無しさん@初回限定
07/06/10 12:30:27 akWbDHbT0
よし投下する

42:名無しさん@初回限定
07/06/10 12:34:35 JvVcl2z50
>>41よし期待してる
>>40たしかに糞コテとよばれてもしかたない行動はしたが、作品自体は上質なので、大目に見てやって欲しい



43:1
07/06/10 12:35:12 akWbDHbT0
「ユメ、起きるんだ……ユメ……」

「むにゃ……下僕にしてやる……」

「ほら、起きないか!ユーメー!」

「にゅ……あれ?……おはよう、シンお姉ちゃん……」

「また寝る……起きるんだ、ユメドリーム!」

「んにゅ?……あれ……なんで……シンお姉ちゃんがその呼び方……?」

「シンお姉ちゃんではない。
 私は魔法の国の使者、ティンラ。お前にパワーを授けにやってきた」

「へ?……パワー……?」

「平和を愛するお前の正しい願いが魔法の国に届いたのだ。
 お前の妄そ……願い通りに、魔法少女に変身する能力を与えよう」

「マジっすか!?」

「目が覚めたようだな。
 この世界は一見平和に見えて、その実沢山の地方妖怪に狙われている。
 人々を地方妖怪から守るため、魔法少女になって戦う覚悟はあるか?」

「は、はい!ヨロシクお願いします!」

「うん、いい返事だ。それではさっそく契約手続きだ。
 この書類に必要事項を記入してもらう」

「け、けっこう事務的っすね……」

44:2
07/06/10 12:37:34 akWbDHbT0
「ほへ?…ティンラさん、この『希望オプション』ってなにかな?」

「うむ、魔法少女への変身は基本セットに含まれているが
 それ以外の様々な能力はオプションで選択するようになっている。
 これで自分の思い通りの魔法少女になれるわけだ」

「なるほどなるほど……ちょい、ちょい、ちょい、と」

「なかなか欲張りだな。
 この『呪文詠唱中ガードしてくれる前衛』オプションなんかはオススメだぞ?」

「や、それは装備済みなのでいいっす」

「そうか。あ、ビーム系はコスト高いからな。
 直接打撃系はいいのか?
 この『アイアンクロー』なんかは私も装備しててオススメだ。
 何しろバリエーションが108式まであってだな……」

「や、それもちょっとイメージ違うんで」

「そうか……残念だ。
 せっかく私のよい後継者ができると思ったのだが。
 まあ、お前のイメージ通りにやってみるがいい」

「はい……うーん、おケイはオプション扱いにはならないか……
 後は……これと、これかな?ティンラさん、できました!」

「どれどれ……うん、なかなかの出来だ。バランスもいい。
 それでは、ここにサインと、こことここ、あとここにハンコを。
 ハンコがなければ拇印でもかまわんぞ。ほら朱肉」

「マジ事務的っすね……」

45:3
07/06/10 12:40:29 akWbDHbT0
「さて、それではちょっと計算するので待っていてくれ」

「へ?計算って何を?」

「支払い総額だよ。タダで魔法処女になれるわけがないだろう。
 魔法の力は等価交換が基本って教わらなかったか?」

「いや、夢まだ学生なんで、そんなには支払い能力が……」

「ああ、その辺は心配ない。支払いは金ではないから。
 っと、こんなもんか。ふむふむ……
 それでは、代償として上杉レンをもらうことにする」

「レンくんを!?」

「うむ、オプションいっぱいつけたからな。
 支払い上限のカレをもらうことにした」

「ちょちょちょちょちょっと待ったぁっ!
 レ、レンくんを……生贄に!?」

「そんなヒドイことはしないぞ?魔法の国に連れていって……
 そうだな、私の専属従者にでもしてコキ使ってやろう。
 いろいろイジリがいがありそうだし……
 そろそろ、男の一人でも飼ってみようかと思っていたのだ♪」

「ダダダダメー!よけいダメー!」

「いや、もうサインも拇印ももらっちゃったから。
 それでは、ユメドリームよ、目を覚ましなさーい!」

「ぃぃいいいやああぁぁぁ!?」

46:4
07/06/10 12:42:57 akWbDHbT0
「……目を覚ましなさーい」

「……ぃぃいいいやああぁぁぁ!?」

「うお、ビックリしたぁ!……おはようございます、夢お嬢様」

「……はえ?……レン……くん?」

「はい。はやく起きてください、学校遅れますよ」

「ゆ、夢だけに……夢オチ……」

「?」

「レ、レンくん!……ちゅ、忠誠の口づけ、して」

「はあ?……はい」

「ん……どこにも、行っちゃダメだからね?」

「どこにも行きませんよ。ずっと夢お嬢様の傍にいます」

「うん!」

「あ、夢お嬢様、手を」

「はえ?」

「指先が赤くなってます。お拭きしますから。
 ……赤インキでも触りました?」

「がーーーー!?」

47:名無しさん@初回限定
07/06/10 12:45:36 akWbDHbT0
終わり。タイトル考えてなかったけど気にしない。

48:名無しさん@初回限定
07/06/10 13:09:38 HOYfuTRS0
>>42
なかったことにしようとしてるのが一番の問題だと思う

>>41
よし投下した。
GJ

49:名無しさん@初回限定
07/06/10 13:11:26 JvVcl2z50
魔法処女て…

50:名無しさん@初回限定
07/06/10 13:13:35 HOYfuTRS0
俺は魔法童貞です

51:名無しさん@初回限定
07/06/10 13:14:40 JvVcl2z50
ティンラわらた
普通J

52:名無しさん@初回限定
07/06/10 14:46:40 wfid+4LO0
>うーん、おケイはオプション扱いにはならないか……

ワロタ
ビミョーに黒いなユメドリーム

53:名無しさん@初回限定
07/06/10 18:17:40 bA5WBeWf0
>>35GJ>>36おまいがこのスレで一番不用な人間ちゃうんかと

54:名無しさん@初回限定
07/06/10 18:22:45 bA5WBeWf0
>>46GJ

>>42>>48

シーナがなんかしたか?
メーカー別スレをたてたのがヤツなのか?

55:名無しさん@初回限定
07/06/10 19:02:38 JvVcl2z50
かなり昔の話をまだ根に持っている奴がいるだけ

56:35
07/06/10 21:54:31 nu+98yJl0
知らない誰かに間違われたあげく
感想もなしにいきなりクソ呼ばわりされた俺はどうすれば(´・ω・`)

57:名無しさん@初回限定
07/06/10 21:55:51 thHlm2rd0
>>56
緑茶みるくやるから元気だせ。

58:名無しさん@初回限定
07/06/10 21:57:18 HOYfuTRS0
>>56
エア・クオンジティータイムを30分キメるんだ

59:名無しさん@初回限定
07/06/10 22:11:32 nu+98yJl0
>>47
GJ!ティンラってw
おケイとかナトセをオプションとして考える夢がなんとも黒くてステキw

>>57
thx ぐびぐび

>>58
エアかよw

60:君が主でメイドが俺で?(1)
07/06/10 22:58:57 vcG9uQfl0
ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ…

「う~ん、ふわぁぁぁ…」
もう朝か…さて、起きるとするか。
うるさい目覚ましを止めて、と…
「着替え着替え」
いつものように寝巻きを脱いで、クローゼットを開け、いつものメイド服に着替え…
…メイド?
「おわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
な、なんで俺がメイド服を着なくちゃいかんのだ!?
って、よく見ると…
「なんで俺の胸がふくらんでるんだよぉぉぉ~!?」
しかもベニ公ぐらいの大きさか!?
どうせだったら鳩ねぇぐらいのほうがよかったっつーの!
「どうかしましたか、レンちゃん?」
「うわぁぁぁ! 鳩ねぇ~!」
「? 私は姉じゃなくて、兄ですよー? ほら落ち着いて、『おはよう鳩にぃ』は?」
「お、おはよう鳩にぃ」
…なんで鳩ねぇが男になってるのさ。
これはひょっとして、俺と鳩ねぇの性別が入れ替わってる…
いや、もしかしてみんなの性別も入れ替わってるんじゃ…
「ちょっと寝ぼけてるみたいですねー。 さぁ、顔を洗って、今日も元気に頑張りましょうー」
「う、うん」
「ほらほら、お兄ちゃんが洗面所まで連れてってあげますよー」
鳩ねぇ…じゃなかった、鳩にぃに連れられて、俺は洗面所で顔を洗った。
そこで鏡を見て改めて、俺は自分が女になってしまってることを実感したのだった…

61:君が主でメイドが俺で?(2)
07/06/10 23:00:35 vcG9uQfl0
悩んでても始まらないし、とりあえずは今日一日頑張っていこう。
納得はできないが、今は仕方がない。
俺は下に降りていくと、えらいもんを見てしまった。
「おい小娘。 ちょっと降りてくるのが遅いぞ!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「おい、どうした? 私がどうかしたか?」
な、なんで大佐が…いや、予想はしていたけど、どうして顔がそのままでメイド服なのさ…
「謝れ! 全国のメイドさんに謝れ!」
「何を言っているのだ? まだ寝ぼけてるのか?」
「まったく、何やってんだよバーカ」
目に毒を盛られて倒れてる俺を見下すかのように、ベニ公が立っていた。
「ほら、大丈夫かい? レンさん」
そして、俺を抱えて起こそうとするナトセさん。
二人とも執事の服だが、ナトセさんはいつも通りなので違和感はない(いつもと同じ)。
ベニ公のほうは、胸がなくなったおかげでか、意外と様になっている。
「今日も一日頑張りましょう、レンねぇ」
「お、おう」
「ああ…女の子なのにその勇ましい声…惚れ惚れしますぅ…」
ハルはメイド服…全然違和感がねぇのが悲しいところだな。
「とりあえず、全員揃ったようだな。 それでは、今日も一日頑張ろう!」
「「おー!」」

…不安だ。

62:君が主でメイドが俺で?(3)
07/06/10 23:03:30 vcG9uQfl0
「小娘、朝食の準備ができたから夢路お坊ちゃまを起こしてこい」
「えっ? 俺?」
「専属なのだ、当たり前だろう。 さっさと行ってこんか」
つーか、夢お嬢様は夢路お坊ちゃまということなのか…名前がちょっぴり変わってるな。
「おい、待て」
「はい?」
「俺という言葉使いは直せよ。 それと、人の話を聞く時は目を見んか」
「す、すみません」
アンタのメイド姿なんか直視できるか! と、心の中で叫んだ俺は、3階に上がっていった。
あんな大量破壊兵器をこんな身近に置いてもらいたくないもんだ。
夢お嬢様…じゃなかった、夢路お坊ちゃまの部屋のドアをノックし、声をかける。
「夢路お坊ちゃま、起きてください。 朝ですよ」
…当然のごとく返事はない。
「入りますよー」
そして当然のごとく、ベッドの中でまだすやすやと寝ていた。
とりあえず体をゆすってみる。
「う、うーん…まだ寝てるよー…」
「早く起きないと遅刻しますよ」
「今日は『遅刻してもいいデー』なんだってば…」
「はいはい、さっさと起きてください」
なかなか起きないのはいつものこと。 しかし、今日は以外にもあっさりと起きてくれた。
「うーん…おはよう、レンさん」
「おはようございます。 もう朝食はできてますよ」
「うん。 じゃあ着替えてすぐに下に行くね」
あっさりと起きてくれのはありがたい。 俺は部屋を出ると、すぐにベニ公と遭遇した。
そういえば森羅様を起こしてくるんだったな。
「どうしたんだ?」
「いや…別に……」
やたら顔が赤くなっていたベニ公はそのまま下に降りていった。

63:君が主でメイドが俺で?(4)
07/06/10 23:07:44 vcG9uQfl0
下に降りると、今度は外で体操していたミューさんに遭遇した。
「おはよう。 レン」
「おはようございます、ミューさん」
「ミューさんじゃなくて、ミュータさんだろう。 …ま、構わないけどね。 じーっ」
「な、なんですか?」
「いや、別に(やはり彼女にはミニスカートが似合いそうだな…うふ、うふふふ……)」
何ニヤケてたんだろう…?
もともと体型が体型のためか、そこらへんの少女…じゃねぇ、少年と全く変わりなかった。
言葉使いでしか判別できなかったぜ。

ちなみに半ズボンだった。

どうやら人によっては、名前が微妙に違うらしいから、気をつけないとな。
そして、いつもの朝食。 森羅様は最後にやってきた。
「おはよう、みんな」
「おはようございます、森羅様」
「うーむ…朝イチ抱きつき!」
「うおっと!」
いきなり森羅様が抱きついてこようとしたので、俺は慌てて回避。
「チッ…なかなかやるな、レンは」
「メンドが嫌がることはやめろと何度も言っているだろう、兄さん」
「そうだよ森羅お兄ちゃん。レンさんは、夢路の従者なんだから」
性別が変わっているだけで、中身は全くといっていいほど変わっていなかった。
待てよ? じゃあさっきベニ公の顔が赤かったのは……想像するだけにしておこう。
朝食を済ませた夢路お坊ちゃまは、鞄を持って出かけるようだ。
「見送りに行こう、レンさん」
ナトセさんに連れられて、俺も一緒に外に出た。
外では既に、夢路お坊ちゃまの友達が待っていた。

64:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:11:13 qVo72slt0


65:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:11:16 nu+98yJl0
 

66:君が主でメイドが俺で?(5)
07/06/10 23:11:23 vcG9uQfl0
「うっす、上杉の! 今日もメイドってるか?」
「おはよう、上杉。 とりあえず、これを」
「ムチ? なんでまた…」
「おはようの挨拶…蔑んだ目で『おはよう、この豚』と…ハァハァ……」
稲村圭子は…全く変わっていなかった。 名前は違うだろうけど。 元がアレだし、むしろこっちのほうがしっくりくる。
ミィさんもいつも通りで安心した(?)が、男でコレは余計マズイような気がする。
「あれ? 揚羽君は?」
「あいつ、ちょっと遅れてる…いや、向こうから来たぜ」
目をやると、ドドドドドという爆音と共に凄まじい速度で何かがこっちに向かってきた。
「遅れてすまんな。 ハーッハッハッハッハ!」
身長がバカでかくなった九鬼揚羽が、いつもの高笑いと共にやってきたのだった。
しかも、今は完全に廃れたバンカラ仕様。 しかもゲタ。 やたら厳ついんですが。
そして遅れて…えーっと、メイド服の小十郎がやってきた。
つーかさ、どうして大佐といいハルといい、顔がそのまんまでメイド服なのさ。
「遅かったね、アゲハ君。 どうしたの?」
「この小十華(ことか)が我の弁当を忘れていたので、取りに戻ったら遅くなったのだ…この馬鹿者!」

バキッ!!

「ぐはッ! 申し訳ありません、揚羽様!」
いつもと全く変わらない動作で、極めて自然に小十郎を…じゃなくて、小十華をブン殴っていた。
…性別が入れ替わってても、全く変わりのない二人だった。
「ああ…羨ましい……ハァハァ……」
こっちも変わらなかった。
とりあえず男が女を殴るという構図はマズイだろうから、警察に捕まらないように祈っておこう。
「それじゃ、いってきまーす!」
そうういうと夢路お坊ちゃまはみんなと一緒に学校に向かった。
いつものパンチラは当然のようになかったので、ちょっと寂しかった。

67:君が主でメイドが俺で?(6)
07/06/10 23:14:47 vcG9uQfl0
とりあえずはいつもの仕事。
ハルと共に掃除をこなし、回ってきた回覧板はお隣に。
ベニ公の食材の買い物に付き合い、ナトセさんと庭の花の手入れをしていると、すっかり夕方になった。
「あー、疲れたー…性別が違うせいか体も思うように動かないし、余計疲れちまったぜー…」
女の体ってこんなに動きづらいもんなのかな。 やっぱこの胸ぶらさげてるのがいかんのか…
いやいや、それは鳩ねぇに対して失礼だぜ。
「どうしたんですか、レンちゃん?」
「鳩ねぇ…じゃなかった、鳩にぃ」
「随分お疲れのようですねー。 今日は晩ご飯食べたら、しっかりと睡眠をとるんですよ?」
「うん」
「正直でかわいいですねー」
ほっぺすりすりされた。 やっぱり変わってないぜ。
晩飯を済ませて片づけを済ませた後は反省会。
さて、ベニ公のドアを開けて…その先にはクオンジティータイムがハルに炸裂していた。
「何をやっとるんだ、お前は。 つーか、やめてやれ」
「いいじゃん別に。 いつも定期的にやってるんだから」
…この構図もかなりマズイ。 男が女の上に乗かってお茶飲んでるんですよ?
明らかなドメスティックバイオレンスですよ。
「とりあえずやめとけって。 な?」
「そんなこと言ってると、お前にやるぞ? あ?」
「あ、それよりもそこの床に何か落ちてるぞ」
「ん? どれどれ…」
「隙アリ! ミラージュドリル(カンチョー)」
「マーベラス!」
「ありがとうございます、レンねぇ!」
「いや、助けてくれたのは鳩にぃだけど…ま、いいか」
何だかハルに感謝されてしまった。

68:君が主でメイドが俺で?(7)
07/06/10 23:16:48 vcG9uQfl0
「はぁぁぁぁ…」
なんだかんだで一日も終わり、か…部屋に戻ったら眠くなってきたな。
俺、このまま女として過ごさないといけないのかな? まさかな…意外と夢オチじゃねーのか、これ?

コンコン

「誰?」
「レンねぇ、私です」
ドアを開けると、ハルが立っていた。
「どうしたんだよ、ハル…っておい! なんで服を脱ぐんだ!」
「私…いや、僕はずっとレンねぇのことが好きでした…」
いや、ちょっと待て。 女同士のアブノーマルな展開は…あれ?
「なんでハルちゃんは…股から棒が出っ張ってるのかな?」
「だって僕、男ですもん。 メイド服なのは、森羅様の趣味です」
「はぁぁぁぁぁぁ!!??」
「レンねぇに助けてもらって…もう僕はレンねぇに心底惚れてしまいました!」
「いや…その……」
「安心してください、レンねぇ。 優しくしてあげますから…僕も初めてですけど」
なんでコイツだけ男のままなの? で、俺は今からどうされるの? ま、まさか…
「レンねぇ、僕のここを見てどう思いますか?」
「別に…大きくはないな……」
「これから大きくなるんですよ」
ギャー!! 目がマジだ! かくなるうえは…
「お前を気絶させて…あれ?」
「抵抗してもダメですよ、レンねぇ」
なんとまぁ、ハルなんぞに押し倒されてしまった! 女になって力が一気に衰えちまったのか!?
「いきますよ…」
「やめろー! 助けてー! 夢なら覚めてくれー!」

69:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:18:09 nu+98yJl0
 

70:君が主でメイドが俺で?(8)
07/06/10 23:19:44 vcG9uQfl0
ツプッ…

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

「はうあ!」
「どうしたんですか、レン兄ぃ。 すごくうなされてましたけど…」
俺は目が覚めた。 思わず股間を触ってみたが、ちゃんとついてる。 胸も調べてみたが、全く問題なし。
「よかった…夢か…」
「大丈夫ですか?」
そういえば昨日、怪談大会をベニ公の部屋でやったら、ハルが怖くなって一緒に寝てたんだったな。
「お前のせいで悪夢を見たぞ」
「ええええええ!? そ、そんなことを言われても…」
「ま、いいか…さてと、起きようぜ」
「はい! 今日も一日頑張りましょう!」
悪夢から目覚め、意外にも俺の体調はいいほうだ。
ハルもさっさと自分の部屋に戻って着替えをしている。 俺は顔を洗いに…

ガチャリ

「…またきやがったわね、この下男!」
「……はー」
「な、何よ」
「いや、よかったなぁってしみじみ感じてたとこ」
「ふざけんなこのボケー!!」

ボクシャーン!!

「おおおぉお…」
いてぇ…いてぇけど、元に戻ってよかったって思えるぜ……ところでさっきから気になってたことがあるんだけどさ。

なんでケツが痛いの?

71:シンイチ
07/06/10 23:22:53 vcG9uQfl0
ということで、ハルENDのその後っぽいのをいってみました。
ま、ドタバタの中の1コマ、というカンジで。
本当は大佐のメイド服姿を事細かにやりたかったんですが…

それは皆さんで想像してください……

72:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:24:20 nu+98yJl0
>>71
ハル√キター!!! GJ!

>それは皆さんで想像してください…

だが断る

73:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:24:24 qVo72slt0
GJ!
つか大佐の姿を子細に描写されなくて良かった

74:名無しさん@初回限定
07/06/10 23:30:24 t7UmX/790
>>71
GJ


アッアッアッー!

75:名無しさん@初回限定
07/06/11 22:58:04 4loJuGuh0
あああああーーーーー!!w

76:名無しさん@初回限定
07/06/14 21:50:34 RlRAfu5G0
GJだが、原作のハルは男なのか
ゲームやってないからちょっと悩んだ

77:ぬるぬるは男のロマン1
07/06/18 03:47:19 DSXK1pgj0
勢いが無いので、君あるではなくつよきすですが投下します。
お世話になったURLリンク(yellow.ribbon.to)
『休憩して夕食を外で食べてから戻ってきて、お風呂場でエッチ。』
の部分が頭から離れなかったため勝手に書かせていただきました。
――――――――――――――


エリカとは外食のついでに日常生活品の買出しにも付き合ってもらった。
お腹を満たした後、近くのドラッグストアに寄る。エアコンの効いた適度な室温が気持ちいい。
トイレットペーパー…キッチンクリーナー…まな板3枚…あとは明日の朝食とアイスでも買ってくか。
脳内のメモを確認しレジに向かおうとする俺にエリカが声を発する。
「あっ、ねぇレオ?あとでこれ使ってみない?」
エリカが買い物カゴに投げ込んだ物は、薄いピンクのプラスチックの容器に透明な液体が入っていた。
「これは…ベビーオイル…?何に使うの?」
わかってるけど一応聞いてみた。
「顔が赤いわよ」
フフッと微笑むエリカ。ああ、こういうやりとり星の数ほどしてきたような気がする。
それにしてももう少し恥じらいとか無いんだろうか?
あ、勃起してる。

――帰宅
歯を磨いて、早速風呂に入る俺。
するならここだろ。ベッドであんなもの使ったら後始末とか大変だからな。
エリカには"一緒に入ろうよ"と声を掛けておいた。まあ言わなくてもわかってるだろうが。
"トイレ済ませるから、先に入ってて"と言われたのでこうやって体を洗い、湯船に浸かってわくわくしながら待っているわけだ。
間もなくして脱衣所に端麗なシルエットが浮かぶ。風呂の扉は知っての通り、向こう側がぼやけてはっきりとは見えないようになっている。
にも拘らず、エリカの身体は凸凹が浮き彫りになっており、扉越しでもそのスタイルの良さが一目でわかるほどだった。

78:ぬるぬるは男のロマン2
07/06/18 03:52:38 DSXK1pgj0
ガラッ!(扉が開いた音)
状況が状況だけに神経が研ぎ澄まされているからか、こういう何気ない日常的な音にドキリとする。
完璧な肢体には申し訳ないが、それ以上に彼女が手に持っている物に目がいってしまった。あった。アレが。
ちょっと安心した俺をよそに"待った?"と一言だけ発してシャワーを浴び始めるエリカ。
"別に"と返したが、自分の耳でもわかる程に声が裏返っていた。
湯船に浸かったまま自慢の恋人を眺める。その身体がシャワーの水を美しく弾く様を見ているだけで勃起にさらに熱がこもった。
無意識にペニスに手が伸びる。
余談だが、エリカと一緒に風呂に入るときは白い・・・というか中が見えない入浴剤を使っている。
もう幾度となく見られてるが、何か違った恥ずかしさがあるからだ。エリカの体が見えないというデメリットもあるが。
シコシコと数回手を動かしたところでハッと我に返る。勿体無い勿体無い。

シャワーを浴び終えたエリカが、「あ゛~」という声とともに39度の湯に身を沈めて俺と肩を並べる。
毎度のことながら心臓がさらに高鳴る。
お互い無言。
チラッと横目でエリカを見ると、室内の環境もあってか顔がほんのり赤く蒸気している。リボンは解いていない。

………目が合ってしまった。

特別なことでもないのに慌てて視線を外す俺。この後の展開が読める、読めるぞぉぉぉ。
おそらくエリカがニヤニヤ笑いながら"何見てたのかな~?"とかそんな類の言葉を投げかけてくるだろう。
ここは一発"可愛くて見とれちゃった"とでも返すか?う~ん、よくよく考えれば自爆しそうな気がするな。
そんなことを考えているうちに時間が過ぎていくのだが…思考とは裏腹にエリカは口を開かない。

と次の瞬間、俺は体に電流が走ったように立ち上がった。エリカが驚いた顔でこっちを向く。
エリカがその手でそ~っと湯船の中の俺のペニスに触れたのである。湯が白いせいで全く気づかなかった。
亀頭に指の先がちょんと触れただけなのに…俺もそろそろ限界かもしれない。
そして、気が付けばエリカが自分の目の前につき出された俺の立派な一物とにらめっこしていた。
今度は雷に打たれたように浴槽に舞い戻る俺。何やってるんだ一体。

79:ぬるぬるは男のロマン3
07/06/18 03:54:59 DSXK1pgj0
俺がこんな醜態を晒しているのに、エリカはため息ひとつ漏らさず元の方向に向き直る。
どこまでいじめっこなんだ、何にも言ってくれないなんて。…なんてきつい空気なんだ。
もはや強行作戦にでるしかない。エリカに襲い掛かろうとしたその時、
「さ~て、そろそろ上がろっかな」

「バカなーーーーーっ!!!」
俺の声が浴室に良い感じに響いた。ついでにまた立ち上がった。
数秒の沈黙の後、エリカが声を出して笑い始めた。
「あははははは、ごめんごめん、ドア開けるなりレオのすごい顔が目に入ってさあ」
「な、何だと!?」
すごい顔ってどんな顔だろう。
「そのあとの仕草なんかもう可愛いったらありゃしない」
心底楽しそうに舌をまくしたてるエリカ。
一気に脱力した俺は、わざと咳払いをしその場に座る。
「紳士を愚弄しないで頂きたい」
お得意の台詞である。
「紳士は今にも飛び掛ってきそうな眼光を女性に向けないわよ?
 ましてや襲い掛かろうととするなんてもってのほかだしねー」
「ぅ…」
やっぱり勝てないな…。
「ま、これ以上いじめるのも可哀想だし、お望みどおり始めましょうか?」
「お願いします…」

80:名無しさん@初回限定
07/06/18 04:18:16 DDxRbrqbO
携帯から支援

81:名無しさん@初回限定
07/06/18 04:18:59 DSXK1pgj0
一先ずここまでです。
眠れない夜はいつもと違った時間を過ごせるメリットがありますね。
初投下でエロというアレな者で、至らない部分多々あると思いますが、完走した暁にはどうぞ厳しくしてやってください。

82:名無しさん@初回限定
07/06/18 06:13:47 7ia+3qOS0
初投稿か。GJ!
だが完成してから書き込まないと>>80がアホみたいじゃないか!

83:名無しさん@初回限定
07/06/19 01:30:55 RE6RvHAJ0
>81
GJだが、82の言うとおりだな。日で分割投下するのもいいが、
他にも投下があること、中の人がまとめるのを考えると、まとめてのほうがいいかと。
しかもだらだら書く事になりかねないから、エディタで書きあげて読み返してから投下の方がいいよ。

脳内妄想を文章化するって結構大変だから。


84:名無しさん@初回限定
07/06/20 15:12:26 WRK01ZrT0
とりあえず投下

85:遠く離れて・1
07/06/20 15:15:05 WRK01ZrT0
 玄関に出て、郵便物をチェックする。
ポストの中の郵便物をあて先別に仕分けていくと
「久遠寺家みなさま」という宛名で
一通の封筒が届いていた。
差出人は裏返すまでもなくわかっている。

 ナトセさんだ。

 久遠寺家を出て、自分を見つめなおす旅に出ているナトセさんから
手紙が届くのはこれで4通目だ。
前の手紙から……1月半ってとこか。
今はどこにいるのだろうと消印を見れば……
なんだ、東京の葛飾区?えらく……近いな。
最初が仙台で、次が熊本、この前は群馬だったっけ。
ずいぶんあちこち周っているようだけど……

 いつ、帰ってくるのかな。

ずっと待ってるとは言ったけど、やっぱり寂しいよ、ナトセさん。
手紙が来るのは嬉しいけれど
それがかえって会いたさをつのらせているようで……
感傷に浸っていると、どこからともなく罵声が飛んでくる。

「こら下男!ボーッとしてないで……ん?手紙?ひょっとして、ナトセから?」

「おう。ベニ公、森羅様はどちらにいらっしゃる?」

「リビングよ。手紙、早くお持ちしなさい」

「ああ、わかってる」

リビングに向かう俺の横を、ベニ公も嬉しそうな顔でついて来ていた。

86:遠く離れて・2
07/06/20 15:19:20 WRK01ZrT0
「それでは、読むぞー」

夕食後。みんなが集まったリビングで
森羅様が封筒を開き、ゴホンと一つ咳払いをして手紙を読み始める。

「『みなさんお元気ですか。わたしは元気です。
 わたしはいま、紫又というところにきています』……むらさきまた?」

「……柴又、が書けなかったのでは」

「『旅のしめくくりに、もういちどきたえなおすため
 ある武術の道場でおせわになっています』」

「ほう……柴又で道場となると……」

「大佐、心当たりが?」

「いや、ハッキリとはしませんが。失礼しました森羅様、どうぞお続けください」

「うむ。『ここで、あらためてじぶんの未熟さをしりました。
 もっともっと、わたしは心をきたえないといけないと
 ししょうにおこられてばかりです』」

「『でも、しゅぎょうは楽しいです。新しいともだちもできました。
 ししょうのお孫さんです。とても強いです。
 いつか、みんなにも紹介したいです』」

「『それにしても、旅をつづけているうちに
 ずいぶん遠くまできてしまいました』」

「『ここは、七浜からはずっとはなれているけれど
 わたしの心はいつも久遠寺家のみんなのところにあります』……」

87:遠く離れて・3
07/06/20 15:24:27 WRK01ZrT0
「柴又って東京でしょ?そう遠くはないわよねぇ?」

「そうね。ここから電車で……1時間ぐらいかしら」

一区切り付いたところで皆が思い思いに口を開く。
そんな中、夢お嬢様がポツリとつぶやいた。

「会いにいったら、やっぱり、マズイのかな」

気持ちは、痛いほどわかる。俺だって会いにいきたい。でも……

「いや、せっかく私たちから離れて自分を見つめなおしているのに
 こちらから接触するのはマズイだろう」

「そ、そうだね……」

「では、続きを読むぞー。
『ところで、まえにベニが言っていたとおり
 ここ北海道は食べ物がとても美味しいです』……?」

「北海道!?」「柴又じゃないの!?」「消印は葛飾……だな」「だからあれほど地理を……!」

「ウホン!『ここでの修行がおわったら、七浜にもどるつもりです。
 帰りの飛行機が決まったら、また手紙を書きます。
 それではみなさま、ごきげんよう。
 美味しい北海道のお土産待っていてください』……」

「どうやったら東京の柴又を北海道と勘違いできるのよ……」

夢お嬢様が、またポツリとつぶやいた。今度はちょっと嬉しそうに。

「や、やっぱり迎えに行ってあげた方がいいかな?」

88:名無しさん@初回限定
07/06/20 15:26:27 WRK01ZrT0
おしまい。なんとなく鉄っぽいのを出してみたりしたが深追いはしない。

89:名無しさん@初回限定
07/06/20 15:28:44 AmAxHbmB0
GJ

90:名無しさん@初回限定
07/06/20 20:36:15 rL4lqH7o0
ワラタ
紫叉から七浜って飛行機あるのかな
GJです

91:名無しさん@初回限定
07/06/20 20:48:20 Hqbfg9NHO
GJ!!!

92:名無しさん@初回限定
07/06/20 22:44:25 gT5WElXs0
URLリンク(chiba.tm.land.to)

93:名無しさん@初回限定
07/06/20 22:57:11 vW9GUm/80
>>87GJ!
なんか良牙みたいなキャラだなw

>>79良作っぽいがちゃんと続くの?

94:名無しさん@初回限定
07/06/21 17:26:04 54O+vGrZO
「最近忘れられてるような気がするにゃ~」

「どっかのだれかみたいに主人公殺しちゃうような人がいるからじゃない?」

「…ターカー?なにかいったー?」

「イカがだらしないって言ったのよ!」

「(・ε・)」

「なによその目は」

「なんでもないよ~~ツインツイン~♪」

「あぅ…みんな仲良くしようよ…」




…その頃
「なぁだんちょう。姉しよに興味をむける為にはもっとマングースのくだりを推すべきだと思うんだ」

「なんだと!俺はムケている!!!」

95:名無しさん@初回限定
07/06/21 17:31:10 54O+vGrZO
ムシャムシャしてやった今は反芻している

ということでねぇねぇかわいいよねぇねぇ

96:ぬるるぬるは男のロマン4
07/06/22 15:37:55 kadJSEKL0
>>82-83
ご指摘ありがとうございます

>>93
終わらせないと気が済まない性格なんで大丈夫です(´・ω・`)
ということで続き投下します
――――――――――――――
「フフ…お待たせしました。ちゅっ」
エリカが胡坐を掻いた俺の上に腰を落とし、右手はいきり立ったペニスに添え、もう片方の手を俺の首に回しキスをしてきた。
たわわな乳房が水面すれすれで挑発しているかのように揺れる。地球のような碧眼が見つめてくる。
「んっ…さっきはちょっとしか触れなかったけどすごい熱いね。お湯より熱いんじゃない?」
「そうかもね」
最初は自分の気持ちとは裏腹に、唇をそっと合わせる可愛らしいキスから。
エリカは唇だけに満足することなく、身を乗り出して額や目にもキスの雨を降らせてくる。
それだけでも物足りないようで、耳から頬まで酸素に触れている部分全てを舐めてきた。
無論、ペニスを刺激する手も休んでいない。
「はぁ…はぁ…レオぉ…ちゅ」
「ん…れろ」
興奮も高まってきたので…というか随分前から興奮してる気がするがこちらから舌を入れる。
「あっ…んぅぅ…んっ…」
待っていたかのようにエリカの舌が俺の舌を味わってくる。それと同時に手コキの方も激しさを増した。
お互いの唾液を交換していると、溢れた唾液が顎を伝って汗と一緒に湯船に混じる。
「あふっ…はぁ…あむ…んん…ぷはぁっ、どんどん熱くなってるよ?…んっ」
いつもの挑発的な眼つきで満足げに笑う。

「ぅ…くっ……!」
エリカのシャワーシーンやその他諸々で興奮していたため、達するのにそう時間は掛からなかった。
キスのほうにも意識が向いているせいかエクスタシーは軽いものだった。
「あは、ビクビクしてる。ひゅる…んむぅ」
「エリカ…あっ…んくっ…」
射精が軽かったため『萎える』という事が少しも無い。尚も竿をしごき続けるエリカ。
キスがとても心地良いので、そのまましばらくお互いの唇を堪能していた。エリカも行為をやめようとしない。

97:ぬるるぬるは男のロマン5
07/06/22 15:41:15 kadJSEKL0
「ふぅ…んゆぅ…あっ!?」
頃合を見計らい、俺はエリカの身体を抱えながら立ち上がって湯船から出た。
エリカが爪先を床に下ろしてもキスは続いていた。そのままオイルの入った容器に手を伸ばす。
「んちゅ…ぅぅ…レオ…んふっ…あっ…んはぁ」
やっと唇を離すと、エリカが俺の持ってる容器を手に取った。
「これがそんなにしたかったの?」
こくこくと頷く。
「ま、私が買ったんだけどね。これどれくらい出せばいいんだろ?」
「貸してよ」
キャップを開け、上からエリカの張りのある胸にさーっと垂らす。俺の体にも掛ける。
「…ふーん、ぬるぬるね。じゃあレオ、横に…」
自身に纏わり付いた液体を手で伸ばしているエリカをよそに、俺はすかさず後ろに回り込みその輝いている両胸を掴んだ。
「ふぁっ!?ちょ、ちょっと!?」
遠慮なくその弾力を味わう。やりたかった。
「く…ぁんっ!…コラぁ!まだ調査が進んでないでしょっ!!」
「エリカ、すごいよコレ…ほら」
先ほどのキスのときに俺の胸板に当って硬くなった乳首をつまむ。強弱をつけるのも忘れない。
「ひあぁ…あぁ…だめだってば、レオ…ぁ…んむっ」
顎に指を当てて首を後ろに向かせ、唇を奪う。当然のことながら手は胸を弄り続けている。
またこの体勢だと俺のペニスは必然的にエリカの豊かなお尻に触れることになる。
ぷりぷりした感触が気持ちいいので擦り付けるようにして腰を動かす。
「んぅ…くふぅ…ちゅっ…んあぁっ!」
「エリカ…このままいいよね?」
返事も聞かずにエリカの花弁に亀頭をあてがい、一気に奥まで押し込んだ。
「ああぁ、レオっ待ってって!はぁんっ!」
いやらしい音と共にエリカの嬌声が浴槽にこだまする。
ここまでの前戯もあってか、かなりぐちょぐちょしていた。

98:ぬるるぬるは男のロマン6
07/06/22 15:43:48 kadJSEKL0
「ぁあ…ん、はぁ…何してんのよ…」
さっきまでは完全に自分が上位に位置していたのに、反撃する暇も無く一気に挿入まで事を進められお姫様はちょっとお怒り気味だ。
だが膣の中はそんなことなど全く関係なしに、いつもどおりの名器っぷりを俺に教授してくる。
「く…きつ」
ただでさえ狭いのに、エリカが脚を閉じているため、さらに締め付けが強まる。
「ちょ…エリカ、ちょっと脚開いて」
「嫌」
「えぇ!?なっ…何を…うっ」
「ぁっ…フフフ」
エリカが脚を閉じたままお尻を左右に振ってきた。キュッキュッと床と足が擦れる音がする。
ペニスが左右に振られ、規則的に刺激される。このままペースを掴まれるのも嫌なので、負けじと胸を揉み腰を前後に動かす。
俺にしか聞かせないエリカの艶めいた声が、熱い呼吸と共に聞こえる。
「んうぅぅ、あっ!…はぁ…生意気ね…ぁあん」
「く、エリカ…そんなにしたら…っ…」
ただでさえオイルで足が滑りやすく不安定な姿勢を維持するのが辛くなってきたのか、エリカは股を開き壁に両手を付くと、
そのまま俺の腰の動きに合わせて自分の腰を振る、という攻撃に転じてきた。
彼女が本来の攻撃的な性格に戻ってきたようだ。俺より優位に立っていることで満足げな笑みを肩越しに向けながら絶頂に導こうとしている。
今日までの禁欲生活で理性などほぼ皆無だった俺が昼間、いきなりエリカを激しく犯したことを根に持っているのかもしれない。

99:名無しさん@初回限定
07/06/22 15:45:47 YLS0Ki+IO
私怨

100:ぬるるぬるは男のロマン7
07/06/22 15:47:25 kadJSEKL0
「ふぅんっ!…あっ、あっ、あっ!…あぁ…レオ、そろそろっ…イっ…キそうなんじゃぁない?」
エリカの絶妙のフォローに俺は自然と、その可憐な身体を腕で抱き寄せ唇を合わせる。
俺もエリカも床に対してほぼ垂直に立ち結合していた。そのまま重力とは反対に何度も突き上げる。
「れろ…んぅぅ、エリカ…もう…」
「ひぁぁ…ちゅ…んはっ、レオ…!もっと、ぁはん!突いて…いいよっ」
風呂場の照明を反射して、眩しい光を放つエリカのお尻は度重なる俺の体当たりのせいかほんのり赤くなっていた。
そんなお尻に変な興奮を覚えていたときに、不意に届いたエリカからのキスがとどめだった。
「…っ…!」
「ん、く…はああぁぁぁぁぁっ!!」
エリカの乳首を刺激しながら、我慢せずに自分の精を子宮に注ぐ。
脱走する獲物を一匹も逃がさないように、全てを搾り取るようにエリカの膣が締め付けてくる。

「はぁ…はぁ…レオ、いっぱい出てるわよ。出来ちゃったらどうするの?」
繋がったまま…そういいながらキスしてくる。
「安全日なんだろ?全然構わないけどね」
ペニスを引き抜くと、ドプッと大量の白い液がエリカの太い腿を伝った。
「ふぅ…次から次へと、…やってくれたわね」
ビタッとエリカに押し倒される形で床に背中をつける。胸が高鳴るのはやはり俺がMだからだろうか。
「ンフフ…やっぱりこれよね」
俺に覆いかぶさるようにしてキスを落としてくるエリカ。混合液が付着した身体が密着して気持ちいい。
そのまま俺の身体に舌を這わせながら身体を下にずらしていく。エリカの舌が乳首に到達すると、ビクッと震えてしまった。
「レオここ弱いよね~、れろっ…」
汗と唾液とオイルにまみれた乳首を吸われる。エリカはそのまま自身を俺の隣に横たえ、手でペニスをも刺激してくる。
湯船の中でされたときとは違い、オイルのぬるぬるが加わり快感が増す。
「くっ…う、エ、エリカ…!」
「んぅ…何?…何かしてほしそうな顔ね…じゅるっ」
「…うん、む…胸でしてほしい」
いいパスが来たので意外と素直に言えた。しかしこれまでの俺の蛮行を考えると、拒否されても仕方ない。
「レオが何か頼める立場にいるとでも思ってるの?」
思ったとおりだ。レモンでも絞るかのように手を激しく動かされる。

101:ぬるるぬるは男のロマン8
07/06/22 15:50:12 kadJSEKL0
「ぐっ…だ、だよね」
「というか、こんなので挟んだら5秒でイッちゃうんじゃない?」
そう言って自分の巨乳を、俺のわき腹に押し付けてくる。
「もう何回か出してるから、いくらエリカのテクがすごくてもそんなことはできないよ」
「(…ピクッ)」
んん???
「言ってくれるじゃない。竜鳴のあらゆる胸を揉んだ私にかかれば…まぁ5秒は無いとしてもどれだけ保てるかしらね」
流石俺だ。だがなんか少し怖い。

俺が脚を開いた場所にエリカがうつぶせになる。すぐにパイズリを始めるのかと思いきや、エリカは目の前の孤立した物を口に含んだ。
「あむっ…ん…ちゅぽ…じゅぽ…ぁふっ…ん…精子がちょっと付いてたんだけど」
「あ、ごめん。洗ってなかった」
尿道をぺろぺろと舐めながら、上目遣いで俺の表情を窺っている。
「別にいいんだけどさ…ぺろ…くちゅ…んふ…っはぁ…じゃ、綺麗になったところでそろそろメインに移りましょうか」
オイルの容器を手に取り、少し乾いてきた自分と俺の身体に液体を追加するエリカ。
身を乗り出し、俺のペニスを押しつぶすようにしてたぷたぷした乳房を落とす。
「イカせてあげる」
両胸にエリカ自身の指が食い込み、ギュッとペニスを包み込まれると、今までとは別次元の快感が走った。
「くぅぅ…ちょ…すご…」
俺は悶々としながら背中を浮かせる。
「……なんか羨ましくてムカツクからさっさと出しちゃいなさい」
忘れていた、こうなった経緯を。この淫らな時間を楽しむためには、かなりの忍耐と精神力が必要だった。
俺の身体に胸を押し付けるようにして上半身を激しく前後させるエリカ。
「はぁ…ふふふ。ちゃんと現場を見なさいよレオ」
「うっ…く」
天井を仰いでいた首に力を入れ股間の方を見ると、酷く淫靡な光景が目に入った。
角度を変え、さらに時折乳首を亀頭に擦りつけてくる。
「んっ…ふぅ…ぁっ…れろ」
今度はペニスを立てて先端に吸いついてくる。その間にも胸のピストンが止むことは無かった。

102:名無しさん@初回限定
07/06/22 15:52:56 YLS0Ki+IO
4遠

103:ぬるぬるは男のロマン9 ←「る」が多かったorz
07/06/22 15:55:04 kadJSEKL0
「くふ…意外と頑張るじゃない……んあっ!?ちょ、なにを!?」
無意識に俺はエリカの上に乗っていた。お互い正乗位の時の姿勢である。
「ま、またこんなことしてっ…!……いいわよ、あとでどうなってもしらないから」
エリカなら抵抗できただろうが、あえて俺に委ねてくれたようである。
おっぱいは今もエリカが支えていた。すぐさま腰を動かし始める。非常によく滑るためあまり力まずに済む。
エリカの胸に腰を打ち付けると、エッチな音と光景が同時に脳内に流れ込んだ。
谷間から亀頭が規則的に顔を出す。ぱんっぱんっという音と共に官能が高まっていく。
「なんだか必死ね~レオったら。こんな体勢でもあくまで私がイカすんだからね。レオはあんまり動かなくていいわよ」
言いながら手で自分の乳房を押さえつけペニスを刺激してくる。熱い摩擦が起こり始めた。
「はぁ…ハァ…エリカ…!」
動かなくていいなんて難しいことを言わないで欲しい。最後のスパートを駈けがむしゃらに腰を打ちつけると、俺は盛大に射精した。
数回にわたり精液が周辺に飛び散る。勿論、エリカの美しい顔も汚していた。
「んっ…うあっ!…あ…熱い…ハァ…あぁ」
「……」
見下ろせば、愛しい女性の顔が俺の精子にまみれている。それはエリカの綺麗な肌よりも白かった。
「ふぅ……少し口にも入っちゃったわよ」
射精直後のペニスをエリカの口元に持っていくと、ちょっと俺を睨みつけながらも口に含んで綺麗にしてくれる。
ある種の支配欲を満たし変な征服感に駆られた俺だったが、そんなものはいとも簡単に打ち砕かれることとなる。

相変わらず俺のペニスは萎える気配など微塵も見せなかった。エリカの顔を洗い流し、キスをしてあげる。
途端、今度はエリカが俺に馬乗りの状態になっていた。俺たちの関係に最も似合う体位かもしれない。

104:ぬるぬるは男のロマン10
07/06/22 15:57:44 kadJSEKL0
「んぅ、ぁ…くふぅ…ん…ンン…ずじゅ…ぶはぁ」
上下が入れ替わってもキスは続いていた。滝のように注がれるそれを従順に胃の中へと送る。
唇を離すとエリカは間髪いれずに自分の身体を前後し俺に擦りつけてきた。所謂ソープなどでよくやる行為である。
全身が蕩けてしまいそうな感覚に意識が遠のく。
「エ…リカ、こんなのどこで覚えたの?」
「思いついたからやってみたんだけど、どう?…フフ…気持ちいいでしょう?私ったら流石ね」
目と口を三日月形にしながら俺に問いかけ、不定期に唇を合わせてくる。
「うん…気持ちいいよ」
またこんなことをしていてエリカ自身も感じないわけはない。勃起した乳首の移動を、文字通り肌で感じる。
手は暇を持て余してるのでエリカのお尻を揉んであげた。
「ひぅん…ぁ…はぁっ…まったくこの私にこんなことしてもらってるなんてレオは幸せ者ねぇ」
つくづくそう思う。

「フゥ…それじゃ、このまましてあげるわ」
もう少しこの未知の感触を楽しんでいたかったが、そんな我侭を言ってはまた怒られてしまうだろう。
少し身体を浮かせたエリカが、股のほうに手を伸ばして俺のペニスを掴み自分の秘部へと運ぶ。
遠くから見てもわかるほどキラキラと濡れているそこに、まず亀頭がゆっくりと埋まっていく。
まだ己の一部しか入ってないのに、すごい勢いでそこがきゅうきゅうと締め上げられた。
「ん…あ…レオ…いくよ……ふぁんっ!」
エリカが一気に腰を落とし、俺のペニスがすっぽりと納まった。お互いの息遣いが荒くなる。
「うぐ、ハァ…ハァ…エリカの中…すごいよ、熱いし…」
「うん…はぁ…レオのもっ、ホント元気ね…」
俺が落ち着くよりも先にエリカが腰を振るわせ始めた。俺と下半身をくっつけたまま縦横斜めに動かす。
「んァッ…あぁ…あっ、あっ…くっ」
俺の上で淫らに腰をくねらせるエリカ。興奮が異常なほど高まりすぐにでも射精してしまいそうだ。
「ハァ…はぁん…あ、言っとくけど私がイクまでレオもイッちゃだめだからね」
「そ、そんなの無理だよ…」
「口答えしないで…ン…ナイトなら頑張りなさい…ふふふ」
理不尽なことを言われながら乳首を指で摘まれ呻き声を上げる俺。
「じゃ、じゃあエリカも自分でイキやすいように努力してくれよ」
「いやよ」
「くっ」

105:名無しさん@初回限定
07/06/22 15:58:35 YLS0Ki+IO
支援

106:ぬるぬるは男のロマン11
07/06/22 16:00:25 kadJSEKL0
エリカが腰の動きにピストン運動を加えてきた。美しい胸が美しく揺れている。
俺も反撃するべく、その胸を下から持ち上げるように揉む。
「ああん!…ひあっ!…んっ…ぁあっ!」
突然の攻撃に俺の手を振りほどこうとするエリカだが力が入らないらしい。それどころか俺の手に自分の掌を重ね、一緒になって動かしていた。
その間も執念なのか腰の動きを止めようとしない。むしろそれは激しさを増している。
「エリカ…ぅくっ…ちょ…エロすぎ」
「っ…レオの、あん!せいでしょ…あっ、あっ、あっ…だめ…っもう、やめなさい…あふんっ」
俺は今更気付いた。エリカがイクまで我慢しなくても、俺がエリカをイカせればよいのだ。
エリカはペニスが抜け落ちるギリギリのところまで腰を持ち上げ重力のままに落としてくる。連続したピストンを何とか耐え、俺も突き上げを始める。
「ふぁっ…あああ、だめだって…んあっ、そんなにしちゃ…」
自分の胸への刺激をやめさせるためか、俺に倒れこんできたエリカを受け止め支えてあげる。

「ぁぁ…はぁ…はぁ…レオ…んっ」
エリカの両耳に手を当て俺から唇を奪う。
俺もイキそうになってたことだし、一時休戦かと思いきや、"何やってるの?"と言わんばかりにエリカは舌で俺の口をこじ開けてくる。
「ん…じゅる…ぁ…あふっ…くちゅ」
現在の行為は、先ほどのソーププレイに結合が加わったものだ。俺ももう長くないだろうと悟る。
抵抗される前にエリカのお尻に手を回し、中指を第一関節まで一気に挿入した。
膣の締め付けが更に強まる。
「ひああぁ!…や、やめ…!…レオ…あぁん!…」
流石に一番の性感帯を刺激されては体勢を変えざるを得ないのか、俺の顔の両側に手をつき四つん這いになるエリカ。
豊かな乳房が目の前に現れたので遠慮なくかぶりつく。アナルに入った指をぐりぐりと動かすのも忘れない。
「あぁぁ…だ…だめだってば!…ひぅっ…んあぁ」
そうこうしているうちにエリカが再び俺の胸に落ちてきた。張り詰めた乳肉がムニュッと押しつぶされる。

107:ぬるぬるは男のロマン12
07/06/22 16:04:06 kadJSEKL0
「くあ…レオっ…そんなに…アン!、したら…変になっちゃうって…」
「いいよ…く…変になってよ」
頂上に向かって加速するべく、俺たちは同時に腰の動きを再開する。
「んあぁ!…はぁっ…ぁあっ!…く、こんな…ふあぁ」
「ハァ…エリカ…出すよ…」
「うん…!はああぁ…きてっ…!…んぁ!…んむ、あふっ…ずちゅ」
エリカに舌を奪われると、全身がエリカと融合でもしているような感覚に陥った。
拡張された穴へもう一本指をねじ込む。それがエリカにとっても俺にとってもとどめだったようだ。
もはや俺のペニスが入っていることなど奇跡に近いほど狭くきつくなった膣内が、すごい収縮をみせる。
「あっ!あ、ぐ、ぅんあぁぁっぁぁぁ!!!」
「あうっ…!!…うぁ、ぁ…」
極限に硬化したペニスから大量の精液が溢れているのがわかる。
お互いしばらくそのままの姿勢で、時折キスを交わしながらエクスタシーの余韻に浸っていた。


繋がったままキスなんてしていたものだから、俺のペニスはいとも簡単に復活してしまっていた。
その後は、シャワーで身体を洗いあってから二人とも迷わず部屋へ向かった。
――――――――――――――
おしまいです
オイルの残りを乙女さんがシャンプー代わりに使ってしまう…とかいうオチも考えたんですがかなり無理があるのでやめますた

108:名無しさん@初回限定
07/06/22 16:05:24 6yAXt9LlO
シェーン

109:名無しさん@初回限定
07/06/22 16:06:38 6yAXt9LlO
終わってたw

乙でした

110:名無しさん@初回限定
07/06/22 16:45:52 sWOrdcLd0
え、ヲチは?

111:名無しさん@初回限定
07/06/22 22:27:56 K7Ck83vp0
いらねえよ
オチなんか。
いい作品だった…それだけでいい


アナル嘗めが欲しかった

112:名無しさん@初回限定
07/06/22 22:37:05 BcqZiiMM0
なんだかきちんとしたエロが投下されたのは久々のような気がするな
元気なときにゆっくり読ませてもらうよ
GJ!

113:名無しさん@初回限定
07/06/23 01:37:06 0KxD5MkG0
今まで投下されたエロの中で一番好きなシチュだ。
GJ!

114:名無しさん@初回限定
07/06/23 11:14:05 e920Ow+90
投下

115:1
07/06/23 11:17:24 e920Ow+90
「ふぅ」

居間の清掃を終え、続いて玄関先に向かおうとしたとき。

「お、レン、ここにいたか。
 ミューの付き添いで病院にいるかと思っていたが」

やってきた森羅様に呼びとめられた。

「今日は時間がかかるということなので
 いったん戻っております。
 診察の終わる頃、またお迎えにあがります」

「そうか。経過はどうなのだ?
 ミューは順調としか言わないんだが」

「ええ、実際順調らしいですよ。
 先生のお話では、あと一月も通えば完治されるとのことです」

「そうか……いや、今度のミューのことでは世話をかけたな。
 姉として、あらためて礼を言うぞ」

「いえ、従者が主を気遣うのは当然のことです」

「恋人でもあるしな」

「ゴホン!……それに、俺はたいして役に立っていません。
 ミューさんを説得したのは、デニーロです」

「ん。生意気なところもあったが、妙に憎めないやつだったな」

アイツのことを話すとき、過去形になってしまうのがちょっと悲しかった。

116:2
07/06/23 11:21:30 e920Ow+90
「で、だ。お前に感謝はしているが
 同時にちょっと不満にも思っている」

「……は?」

「私は『週末にでも報告しろ』と
 そう命じたが……途中でなぜ相談に来ない」

急速に周囲の温度が下がっていく。

「夢には相談したんだよなぁ?」

「うぐ」

確かに、俺だけではミューさんの症状が見当もつかなかったので
夢お嬢様に協力はしていただいたが。

「デニーロにも相談したのだろう?
 私だけ仲間はずれにされていたわけだなぁ」

相談しなかったことでへそを曲げていらっしゃる。。
顔は怒ってはいない。むしろ薄笑いを浮かべているが
それがかえって怖かったりする。

とりあえず、弁明しなければ。

「じょ、状況を判断して、ハッキリするまでは
 ご報告しないほうがよいのではないかと……」

「ふーん。それで私に『だけ』は黙っていた、と」

だめだ、とりつくしまがない。

117:3
07/06/23 11:32:08 e920Ow+90
「まあ、結果的にはお前の判断は正しかったのだろう。
 だから、それでお前を罰することはしない」

むしろ罰を与えられるほうが気が楽だが、とにかくここは謝ろう。

「申し訳ありませんでしたぁっ!」

「何を謝る?お前のしたことは正しいと言っただろう。
 ただ気に食わないだけだ……ぬぬぬ、血管切れそうなことしやがって!」

最後ベニ公のモノマネしているあたり
からかわれているだけのような気もするが。

「……どうすれば、お許しいただけますでしょうか」

「よしよし、そういう風に素直に出れば、私も鬼ではないからな。
 実は……こういうものを用意してみた」

そう言って森羅様があるモノを取りだした。

「これをだな、ごにょごにょ……」

「……それは、いくらなんでも」

「イヤならいいんだぞ?ただし、その場合……
 そうだな、ベニと二人がかりでお前を犯すか」

「やらせていただきます」

一瞬、ソレいいなと思ってしまったのはヒミツだ。
スイマセン、ミューさん。心の中であらかじめ詫びておく。
……専属、クビにならないといいなぁ。

118:4
07/06/23 11:44:00 e920Ow+90
「な、なんなのコレはー!?」

朝。いきなり響くミューさんの悲鳴。

「レン!レーン!すぐ来なさーい!!」

いつもならすぐに駈けつけるところなのだが
今朝はちょっと気が重い。
やっちゃったからなぁ、アレ。

が、専属としては無視するわけにもいかず
腹をくくってミューさんの部屋へ。

「お呼びですか」

「呼んだわよ!何よコレ!やったのレンでしょ!」

プルプルと怒りに震えるMy Master。
いつもの起きぬけのように上半身はハダカ。
で、下半身が半ズボンだったりする。
ていうか、自分がはかせられると怒るのか、やっぱり。

「さすがミューさん、よくわかりましたね」

「こんなの添い寝してたアナタしかできないでしょ!」

「えー……お腹を冷やされてはイケナイと思いまして」

いちおう、考えておいた言い訳を言ってみるテスト。

「そんなワケあるかー!
 しかも何よコレ……ぬ、脱げない、し!」

119:5
07/06/23 11:48:11 e920Ow+90
実は森羅様特注のこの半ズボン
前のボタンにカギがかけられるようになっているのである。

「ほほう。とうとう自分で半ズボンをはくようになったか」

「ね、姉さん!?……読めたわ、これは姉さんの差し金ね!」

「いやあ、半ズボンでも可愛いなぁミューは……
 いや、普段にもまして可愛い。
 なるほど、これが半ズボンの魅力というものか……」

「いやその魅力の感じ方は間違っているわ姉さん!
 って、そんなことは今はいいのよ!
 とにかくボタンを……く、外れ、な、い、っ!」

「いや、カギ外さないと脱げないぞソレ。ほら、これがカギだ」

「YO KO SE!」

「いいじゃないか、好きなんだろう半ズボン?」

「可愛い男の子がはいてこそ価値があるの!
 だいたい、脱げなかったらトイレとかどうするのよ!」

「あ、それはですね。ファスナーがお尻のほうまで開くようになってるので
 脱がなくても大丈夫みたいです。イロイロと」

「何そのエロスな構造!ていうか何でそこまでわかるのよ!?……試した?」

「え、いや、あの……何もしませんでしたよ!?」

「何で赤くなるのよ」

120:6
07/06/23 11:53:11 e920Ow+90
「フン……いいわ、脱げないなら切っちゃうから」

ミューさんがてててっとデスクに走りより、引き出しからハサミを取りだした。
が、ハサミをじっと見つめ、次に自分のはいている半ズボンを見つめ……

「……できない!できないわ、愛する半ズボンを切り裂くなんて!」

「フフフ、やはりな。できまい、できまいよミュー!
 そこまで見とおしての我が計画、どうだ、恐れ入ったか!」

勝ち誇ったように仁王立ちする森羅様。恐れ入ったというかオソロシイ。
 
「くっ……!どういうことなのレン!主である私への反逆!
 事と次第によってはムチ打ち程度では済まさないわよ!?」

「まあまあミューよ。これも元はといえばお前が原因なのだ。
 だが主に逆らった従者に罰を与えたいというお前の気持ちはよーくわかる。
 そこでだ……これで思う存分罰を与えるがいい!」

「ナニィ!?」「そ、それはー!?」

「じゃん♪半ズボン♪」

ミューさんのと同じデザイン。ちょっと大きめ。
……俺用?俺用ですか?カギつき?カギつきですカ?

「……ベニ公に頼まれていた買い物に行ってきますっ」

「あ、コラ待ちなさーい!逃げるな半ズボーン!」

逃げる俺。追うミューさん。笑う森羅様。
久遠寺家は、今日も平和です……

121:名無しさん@初回限定
07/06/23 11:56:28 e920Ow+90
「罪と罰」 終わり。

122:名無しさん@初回限定
07/06/23 13:18:33 BT9Jj1aX0
>>121
森羅様の壊れっぷりにワロタ
GJ!

123:名無しさん@初回限定
07/06/23 16:21:27 RE9JTPRQO
GJ!!!

124:名無しさん@初回限定
07/06/23 19:43:48 lD1qTkDw0
gJ

125:名無しさん@初回限定
07/06/23 23:42:15 y8AlPI8p0
>>121
GJ
欲を言えばもう少し半ズボン姿のミューたんの描写を克明にw

126:名無しさん@初回限定
07/06/24 08:38:56 0Pw3qzRM0
GJ!
鳩姉がいないのが少し悔やまれるな…

127:合コン調査・森羅様の場合
07/06/25 13:33:10 Rjt0vBMX0
「そういえば、森羅様は合コンのご経験は?」

「あるに決まっているだろう。学生の頃、何度も誘われていたぞ。
 まあ、実際に参加したのは……何回だったかな、大佐?」

「7回でございますな」

「さぞや人気が集中されたでしょうね」

「ところがだ。あまりに私が気高く美しいせいか
 いざとなると男どもは皆怖じ気づいてしまってな」

「わかる気もいたします」

「だが、それでは私がつまらん。男で話しかけてくるのが大佐だけではなぁ」

「……は?」

「大佐は話も面白いし聞き上手でもあったから、毎回もてていたな」

「お戯れを。私はあくまで森羅様の付き添い。出過ぎた真似は控えておりましたぞ?」

「いや、あの……大佐もご一緒で?」

「ん?当然だろう、付きそいだからな。
 まあ、酒は飲めたがあまり面白くもなかったし
 向こうも私が楽しんでいないことに気づいて気が引けたのだろう。
 そのうち誘われることもなくなったな」

「まったく、世間の男どもはわかっちゃおりませんな」

「いや、よくわかっているのでは」

128:合コン調査・ミューさんの場合
07/06/25 13:37:15 Rjt0vBMX0
「ミューさんは……合コンとかはあまり好きそうじゃないですね」

「あら、そんなことはないわよ?大学にいた頃は何度か参加したわ」

「ミュー様は付き添いを不要とおっしゃられるので、私は随分案じたものです」

「大佐がいると、女の子が皆大佐に集中してしまうもの。
 私なりの、気配りだったのよ」

「はあ……そういえば、ミューさんは飛び級で大学に入ったんですよね。
 周りは年上ばかりで、やりにくくなかったですか?」

「実際の年齢より私はずっとアダルトだったから、そんなことはなかったわ。
 むしろ、周りの精神年齢が低くてウンザリすることのほうが多かったわね。
 そのくせ私を子供扱いしてウーロン茶しか飲ませないの。失礼しちゃうわよね」

「そこは法律ですから」

「あと、やたら私を見てハァハァする男どもがいたのも閉口したわ」

「ミューは可愛いからなぁ。私だってハァハァするぞ?」

「……(無視)まあ、あまり不埒な輩はデニーロに電気ショックで制裁されてたから
 そのうちそういう男もいなくなったけどね」

「え、コイツ連れてったんですか?」

「コイツとはなんだ!俺様がミューについてくのは当たり前だろ」

「ただ、そのうちお誘いそのものが来なくなったのよね。何でかしら?」

「……わかりませんね、とお答えしておきます」

129:合コン調査・ベニスの場合
07/06/25 13:41:20 Rjt0vBMX0
「フフーン、アタシはけっこう合コン経験あるわよー」

「お前には聞いてねえよ」

「テメェ、せっかく教えてやろうってんだからありがたく聞きやがれ!」

「だから頼んでねえっつの」

「ほら、アタシ草野球チーム所属してるじゃん?
 けっこう他のチームと合コンとかあってさー」

「……勝手に話し始めやがったよ」

「ま、雅なアタシに似合う男なんてそうそういないんだけどさー。
 それでも中には大胆にコナかけてくるヤツもいるわけよ」

「……物好きなヤツってどこにでもいるよな」

「聞こえてんぞ下男!……ま、門前払いも可哀想だから
 ちょっとは相手してやるんだけどね」

「その気もねえのに相手するほうがたち悪いんじゃねえか?」

「ん~、しゃべってるうちにムカつくこと多くってねー。
 で、怒鳴ってにらみつけると、何でかすぐビビルしさー。
 結局、雅なアタシにそこらの連中じゃ釣り合わないわけよ」

「それで……最近はいつ誘われた?」

「え?……えっと、2年前?」

「……お前のチームメイトも可哀想だな」

130:合コン調査・レンの場合
07/06/25 13:47:40 Rjt0vBMX0
「アンタ、人の話ばっかり聞いてるけど、自分の経験はどうなのよ?」

「え?いや、俺は大佐にも言ったけど、全然経験なくて。
 チャンスは何度かあったんだけどな」

「うわ情けな!チャンスって、けっきょくビビって出なかっただけじゃねーの?」

「るせーな、バイト先で何度か誘われたことはあるんだよ!
 ただ……話がまとまりかけると
 どういうわけかいつも企画そのものがポシャるんだわ」

「ポシャるって?」

「ああ。相手からなんか怯えた声で断りの電話が来たり
 ヒドイときは俺以外のバイト仲間が全員食中毒とかあったな」

(……美鳩か)(美鳩ね)(ハトかよ!)

「そんなわけで、今回の予行演習が初体験だったりするんだけど……
 あ、鳩ねえ」

「レンちゃん……合コンに参加するって聞きましたけど……」

「え?ああ、夢お嬢様とチョットね」

「……へぇ~え?(ギラリ)」

「お、落ちつけ美鳩!」「ハト、これ練習だから!」「だから今手に隠した物はしまいなさい!」

「あら、そう……練習ですか……良かったですねぇ夢ちゃん」

「ほえ?」

131:名無しさん@初回限定
07/06/25 13:49:46 Rjt0vBMX0
勢いで合コン練習前の場面を膨らませてみた。
鳩ねえコワイよ鳩ねえ。

132:名無しさん@初回限定
07/06/25 14:08:41 DQ5sSqjh0
非常にGJだったといっておく

133:名無しさん@初回限定
07/06/25 17:50:53 vlze3NiS0
なかなかGJだったといっておく

134:名無しさん@初回限定
07/06/25 19:02:44 PlxxI58N0
保管庫は機能しているのだろうか・・・

135:名無しさん@初回限定
07/06/25 21:27:59 oOFa7PClO
GJ!!!と言っておこう

136:名無しさん@初回限定
07/06/26 01:24:41 LWaLWC5Q0
夢大物すぎw

137:名無しさん@初回限定
07/06/26 21:26:58 28BLhj66O
台詞だけでどのキャラか分かるのが非常にGJ!
それとタカヒロらしさが出ててとても良かった

138:名無しさん@初回限定
07/06/27 03:03:42 najIwtcD0
つまり>>130はタカヒロだということか
GJ

139:アルバイト調査・森羅様の場合
07/06/27 15:41:16 v4+JXjGb0
「レン、夢のアルバイトはうまくいっているのか?」

「はい、頑張っていらっしゃいます。
 そういえば、森羅様はアルバイトのご経験は……」

「フフン。この私がアルバイトなどするはずがないと思っているな?
 ところがどっこい、短期だが私にもバイトの経験はあるのだ」

「お見それしました。どのようなアルバイトを?」

「ピアノバーの弾き語りだ。大学の先輩に頼まれてな。
 別にバイト代が欲しかったわけではないが
 人前での演奏活動の経験にもなると思った」

「なるほど、弾き語りですか。それは絵になりますね。
 さぞやそのピアノバー、繁盛したでしょう」

「いや……始めてから数日は随分客が増えたらしいのだが
 店のオーナーがいきなり、もう来なくていい、とか言ってな」

「ずいぶん失礼な話ですね。何でまたそんな?」

「知らん。こちらはずいぶん気に入っていたんだ。
 演奏中は好きに飲んでいいという条件だったし」

「いつもベロンベロンになって帰ってきてたのよ。
 そのたびに絡まれて、妹の私はとんだ災難だったわ」

「客は私が相手してやると喜んでいたぞ?
 まあミューほど可愛い女の子はいなかったがな」

「……確かに災難だなぁ」

140:名無しさん@初回限定
07/06/27 15:44:41 M9v+10+a0
おや?完結?
いちお支援

141:アルバイト調査・ミューさんの場合
07/06/27 15:44:57 v4+JXjGb0
「ミューさんも何かアルバイトはされたんですか?」

「ええ、私も知りあいに頼まれて、家庭教師をチョットね」

「頭脳明晰なミューさんにはピッタリです」

「アタシも色々教わったけど、ミューさんは教え方も上手ですからねー」

「……俺も何か教わろうかな」

「そりゃいいわ。アンタ、アホゥだもんねえ」

「うるせえな。俺だって久遠寺家執事として、いつまでもアホゥでいられないだろ」

「向上心があるのはいいことよ、レン。
 私が教えていた子はその辺が全然ダメだったわ」

「なるほど。教わるほうにやる気がないんじゃ困りますね」

「何故か私が行くとため息ばかりついていて、やる気を出さないの。
 しばらくして私は手を引いたのだけど
 あれでは大学受験がうまくいかなかったのも仕方ないわね」

「え……大学受験って、ひょっとして年上の人教えてたんですか?」

「?そうよ?私は飛び級で大学に入ったばかりだったし」

「教えてたヤツが特殊な趣味じゃなくて良かったなぁ、ミュー?」

「いや、特殊な趣味の人だと、それはそれでマズかったのでは?」

「どういう意味よ!」

142:アルバイト調査・ベニスの場合
07/06/27 15:49:05 v4+JXjGb0
「ベニ公は日本に来てからは、アルバイトとかしてるヒマなかったんだろ?」

「まーねー。ナトセもそうだけど、日本に来たっていうよりは
 クオンジに来た、ってところだから」

「ベニ、一度だけ、アルバイトみたいなことをしただろう。
 ほら、あのパーティー料理のヘルプで」

「ああ、ありましたね!……あんまり、いい思い出じゃないですけど」

「何やらかしたんだ」

「何もやっとらん!……松笠の私立の学校で、クリスマスパーティの料理作るのに
 人手が足りないからって応援の要請が……あれ、どういう経由で来たんだっけ?」

「あちらの生徒会から九鬼家に、そこから夢に話がきたのよ。
 腕のいいイタリア料理の料理人を借りられないかってね」

「そうでしたっけ?ま、とにかく頼まれたんで行ったはいいんだけど
 アッチで料理仕切ってた女が生意気でねー」

「お前から見たらたいがいのヤツは生意気なんじゃないか」

「シャラップ!……とにかくコッチはプロなんだから任せておけってのに
 何かっていうと文句言うヤツでさぁ。ま、それだけ料理に真剣ってことなんだろうけど。
 あんまり頭きたんで睨みつけたら、逆に睨み返してくるし」

「へえ……お前と睨みあえるのか。たいしたヤツだな」

「いやー、とにかく目つきの悪い女でねー」

「お前が言うな」

143:アルバイト調査・レンの場合
07/06/27 15:53:24 v4+JXjGb0
「で、夢のアルバイトの話に戻るが
 具体的にはどんな仕事なんだ?危険なものではないとは聞いたが」

「スーパーの荷受作業ですね。いわゆる裏方です。
 生鮮食料品がからむんで衛生管理は必要ですし
 肉体的にはキツイかもしれませんが、だいたいは気楽ですよ」

「詳しいな」

「ええ、この手のバイトは自分も何度かやってますから」

「そういえば、アンタとハトっていろんなバイト経験あるんだっけ」

「まあな。自慢じゃないが、経験した職種は10や20じゃないぜ」

「ほう。中には変わったアルバイトもあったのか?」

「変わったバイトですか……そうですね……
 未遂に終わりましたが、ホストをやろうかと思ったこともあるんですよ」

「えー?アンタがホストー?無理だろソレ常識的に考えて」

「だから未遂だって言ってるだろ。
 ……やっていれば、多少は執事の仕事の参考になったかなって
 今思うとちょっと惜しかった気もする」

「ならねーよ!だいたい、何でやらなかったのさ?」

「鳩ねえがテストしてくれたんだけどさ。
 俺ばっかり満足しちゃってたから、無理かなって思った」

「満足って何……」

144:名無しさん@初回限定
07/06/27 15:56:26 v4+JXjGb0
調子に乗って2本目を書いてみた。
夢ルートからのSSなのに夢出番ないよ夢。

なごみんぽいのがいるのは気にしない。

145:名無しさん@初回限定
07/06/27 16:06:32 M9v+10+a0
GJ!
よいですなーキャラ名がなくてもわかるとこもいいですし
夢は…まあ夢だしね

146:名無しさん@初回限定
07/06/27 18:16:04 JTvMI51SO
GJ!
つよきすとのコラボいい!

147:名無しさん@初回限定
07/06/27 19:27:55 3ZOV6EyB0
満足って何?

GJ

148:名無しさん@初回限定
07/06/27 22:28:58 NbkQgLOU0
>>144
「松笠の私立の学校」でニヤリ。
しかしベニとなごみんの睨み合い……怖すぎ。

ベネ!

149:名無しさん@初回限定
07/06/27 23:52:56 najIwtcD0
ティンポが満足?してたらおつかえにならんなw
gj

150:名無しさん@初回限定
07/06/27 23:59:21 xLY7yhZj0
面白かったが、ミューさんの最後の部分がわからない。逆じゃね?

ベニVSなごみんはGJ

151:名無しさん@初回限定
07/06/28 00:17:54 P1uKvLfM0
ミューさんの最後は俺も思ったが

GJ!

152:名無しさん@初回限定
07/06/28 01:53:31 mhCHCWoqO
>>144
お前タカヒロだろ?と思わずにはいられない出来でGJ

作品の「らしさ」を感じるSSはいつ見てもいいものだ

153:名無しさん@初回限定
07/06/28 09:02:57 KGjCdhRs0
クソコテでないならいつでもGJ!

154:名無しさん@初回限定
07/06/28 12:16:15 /E+e+hVo0
お前の書きこみはいつもツマランな

155:名無しさん@初回限定
07/06/28 15:46:22 DpgqI/tG0
スルー汁

156:名無しさん@初回限定
07/06/29 00:06:18 X/dIIZrm0
そうだな
余計なお世話だが
>「いや、特殊な趣味の人だと、それはそれでマズかったのでは?」
この行がいらんな
gjだけどな

157:名無しさん@初回限定
07/07/01 00:15:14 ByS74QEw0
鳩ねえ
誕生日おめでとう!○○才だね
ゲーム起動ヴォイスも誕生日使用だ!

158:誕生日サプライズ(1)
07/07/01 21:53:52 wh13/n9t0
「「誕生日おめでとう!」」
「さぁ、鳩ねぇ。 消して消して」
「はい、それでは…ふーっ」
鳩ねぇがケーキの蝋燭の日を消すと、鳩ねぇは盛大な拍手に包まれた。
「ううっ…思えば誕生日のお祝いをこんなに大勢でしていただけるのは、生まれて初めてではないでしょうか…
 私、とても感激しております…」
「そう…お父さんのこともあって、色々と大変だったのね」
「しかし、これからは私達が全員で祝ってやるぞ」
「よかったね、美鳩さん」
「はい。 こんなに暖かい皆さんに、レンちゃんと共に迎えて頂いて…感謝をしてもしきれません」
よよよ、と泣く仕草をする鳩ねぇ。
もちろん俺だって感謝してるし、それに鳩ねぇがいるからこそ、俺だって頑張れるんだ。
…親父にもう一度会うのは、まだ心の準備ができてないけど。
「よし、それではプレゼントを渡そう。 私からはこのペンギンのぬいぐるみだ」
「ちょっと姉さん、それは主である私からでしょう?」
「もう渡してしまったから仕方がないだろう。 その侘びとして、今日は私がミューに添い寝を…」
「心の底からお断りするわ!」

まぁそんなこんなで、一人ずつ手渡しでプレゼントが鳩ねぇに贈られていった。
俺からは後で…まぁ、プレゼントは俺自身ってことで。

159:誕生日サプライズ(2)
07/07/01 21:57:27 wh13/n9t0
「んじゃ、最後はアタシからのプレゼントね」
最後の順番のベニ公が渡したのは、ちょっと大きめの箱だった。
綺麗にラッピングしてあるところを見ると、割と女らしさを見せている…ということにしといてやるか。
「開けてみなさいよ」
「まぁまぁ、どんなプレゼントでしょう…」
そして、鳩ねぇが箱の蓋を開けると…

バムッ!

「きゃうっ」
「は、鳩ねぇ!?」
なんといきなり、箱からボクシンググローブが飛び出して鳩ねぇの顔面をとらえた!
「アーッハッハッハッハ! どう? まぁ、こんなサプライズが一つぐらいあったっていいでしょ?
 あ、ちなみにそのグローブは本物じゃないから」
「びっくり箱だなんて…ベニスさん……」
「ベ、ベニ…ご、ごめんね。 ベニも悪気があったわけじゃないんだ…」
何故か謝るナトセさん、これでもかと酔っ払ってる森羅様、その森羅様に追い掛け回されているミューさん。
ハルは目を丸くして驚き、大佐はやれやれとした顔をして、そして夢お嬢様は全く気づかないでケーキを食べていた。
「……」
「あ、あの…」
「…いえいえ、ベニちゃんの言うとおり、こんなサプライズは一つぐらいあってもいいと思いますよー
 ちょっとびっくりしちゃっただけです」
そう言うと、鳩ねぇはちょっと顔を赤くしてはいるものの、いつもの笑顔を見せてくれた。

「レンちゃん。 二人きりになる前に…ちょっとやることができたのですが」
「え? でも…」
「お片づけがありますから」
「あ、そうだよね。 こんなどんちゃん騒ぎだもん」

160:誕生日サプライズ(3)
07/07/01 21:59:13 wh13/n9t0
…朱子のお部屋…

ガチャリ  ドサッ(ベッドの上に飛び乗った)

「うーん…プッ…アハハハハハ! ハトのあの顔! キャハハハハ! あー、クソッ! 写真にとっときゃよかった!
 効果覿面だったわねー」
「そうですねー、びっくりしましたよー」

シュルシュルシュル!!

「う、うわっ! ロ、ロープがベッドの下から…う、動けない……!」
「ベッドの下からこんばんわー」
「ちょ、ちょっとハト! これは何のマネよ!」
「何って、これからベニちゃんにお礼をするんですよー」
「な、何よ! あんなもんジョークでしょうが!」
「黙れよ」
「!? ア、アンタ…」
「動かないでくださいねー。 成功すれば、ベニちゃんの料理の腕前は格段にアップしますよー(ズブッ)」
「いぎゃああぁぁぁ!」
「あら? 間違ったかしら?」
「た~す~け~て~~~!!」

「あ、鳩ねぇ。 お仕事お疲れ様。 んっ…」
鳩ねぇは俺の部屋に入ってくるなり、いきなり情熱的なキスをしてきた。
そのままベッドに覆いかぶさるようにして体をくっつけあう。
「あふっ…レンちゃん……今日はいっぱい…しましょうね」
その言葉を聞くだけで、俺の分身は元気一杯になってしまった。
「鳩ねぇ…あれ? 指に血がついてるよ?」
「あら、本当ですね。 どこかにぶつけたんでしょうか?」

161:シンイチ
07/07/01 22:02:34 wh13/n9t0
鳩ねぇ、誕生日おめでとーう。
っつーことで、一品。
ブラックな鳩ねぇは大好きです。

162:名無しさん@初回限定
07/07/01 22:08:18 xhtr3bpL0
久遠寺を出て行かない鳩√があってもいいじゃないかと思った。

163:名無しさん@初回限定
07/07/01 22:38:38 IVVNE8wl0
>>161は良コテ

164:名無しさん@初回限定
07/07/01 22:54:08 HQACG2xC0
>>161GJ パワプロww

>>163
わざわざ言わなくてもいいから、みんなわかってるだろ
まぁ発展途上なコテならいるけど、クソコテなんていないけどな




165:名無しさん@初回限定
07/07/01 23:01:14 WUGeT2y20
クソコテは捨てゼリフ残して去っていったしな。

しかし、そうか。
パワプロ+アミバ様ネタか…アミバ様単品だと思っていた。そして>>161GJ

166:名無しさん@初回限定
07/07/01 23:05:30 xhtr3bpL0
おっとGJを忘れてたぜー!

167:名無しさん@初回限定
07/07/01 23:09:21 WUGeT2y20
シカトしてんのかと思ったw
忘れてたのかよw

168:名無しさん@初回限定
07/07/02 20:35:24 BSu9Pt0E0
うーん元ネタをしらんのでなんとも言いようがない

169:名無しさん@初回限定
07/07/02 21:21:36 iBvVFzc10
それなら黙ってるんだ。
性格ブスだな。クソコテか?

170:名無しさん@初回限定
07/07/02 21:34:43 mn8f/lZC0
IDがブス?

171:名無しさん@初回限定
07/07/02 21:59:20 HQ/3FJIr0
>>169
をクソコテ専用粘着と名づけたい

172:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:00:42 mn8f/lZC0
>>171
を愛の伝道師と名づけたい

173:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:03:05 BSu9Pt0E0
>>169うわーお前最悪やな・・・
場のふいんきを一人で悪くしやがって
ええ加減粘着すんのやめれやボケが

174:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:06:41 BSu9Pt0E0
今、クソコテをあぽーん登録した
スレ汚しスマソ

175:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:16:22 mn8f/lZC0
>>174
そういう宣言はいらんから。
対応してきたらウザイだけ

176:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:20:41 HQ/3FJIr0
>>173
は普通ジョブくらいはいえたはず、元ネタしらなくても、なんともいいようがないことはなく
空気を悪くしたことについては、あなたにも原因がある。
そこは反省すべきところ

それ以上に、クソコテ専用粘着はいつも空気悪くするから、一番反省してほしい
もう誰も知らないか、もしくは忘れてもいいころなのに、本当にしつこい





177:名無しさん@初回限定
07/07/02 22:35:30 5G6tPhBO0
しつこいw

178:名無しさん@初回限定
07/07/03 00:11:43 g2VgAmMo0
っていうか、実際荒らしだよな
荒らしが荒らし扱いされて逆切れ粘着ってこと?

179:名無しさん@初回限定
07/07/03 00:25:36 IYb+nl090
SS投下しようかと思ってる俺がきましたよっと
…ごめん嘘。まだまだ完成しそうにない。

まぁ、他人の書いたSSなんだから口に合わないものがあっても
当然なワケだが…
少なくとも感想を述べるなり、乙やGJを送ることぐらいは出来るはず
それが出来ない人は発言しないと思うんだけどな、うん

180:名無しさん@初回限定
07/07/03 00:31:45 W8kyPSKv0
てか皆クソコテを否定しようよ
SS自体はうまかったし、面白かったんだから
マナーが悪かった良コテ
略してマワリョテ

181:名無しさん@初回限定
07/07/03 02:24:15 feC8fecw0
いいにくいからマワシでいいよもう

182:名無しさん@初回限定
07/07/03 06:11:38 AbJeJFWl0
>>176>>180も、ID:BSu9Pt0E0には見えない罠

183:名無しさん@初回限定
07/07/04 00:12:20 S0elH27R0
>>176
普通ジョブってヘタに批難されるよりよっぽど腹が立つんだが

184:名無しさん@初回限定
07/07/04 18:17:21 auxYkRlb0
>>183
凡J!

185:名無しさん@初回限定
07/07/04 18:43:45 ZdRh6kmN0
>>183
176のいいたいことはそこじゃないと思うが
確かに普通ジョブが定着するのはいやだが

186:名無しさん@初回限定
07/07/04 19:25:14 Z35JiO1T0
よくもまぁこんな話題のループを続けられるもんだ

187:名無しさん@初回限定
07/07/04 20:54:42 GhPoLWuv0
初書き込み&初投下
文章力が無いのでそんなにうまくは無いが
勢いでつよきすのなごみSSを書いてみた。


188:大切な人と
07/07/04 20:58:21 GhPoLWuv0
「・・・・・・あたしは、花屋を継ぎません。
あそこは、あたしと父さんとの思い出の場所だけど
夢は違うから。あたしは料理人になりたいです。」

母さん達に伝えられた。あたしの夢。
あの店は父さんとの大切な思い出が詰まった場所だから離れたくは無いけど、やっぱり、夢は違う。
料理を貶されたりするのは我慢できないけど、
これからあたしが精一杯修行してそれをさせなければいい。
父さんから教えてもらった料理をたくさんの人に食べてもらいたい。
伊達先輩やお姫様にカニやあのフカヒレ先輩まで、みんなそれぞれ夢を持ってそれに向かって努力してる。
やっぱりつらいこともあるだろうけど、みんなどこか楽しそうで活き活きとしていた。
2ヶ月ぐらい前まで、夢を追いかけて、料理人になろうって思えなかった。
『音楽に青春を費やしたくない』
ってフカヒレ先輩は言っていたが、自分で決めて夢を追いかけるために前に進み始めた。
フカヒレ先輩を見ていると、なんだかんだ言って、あたしは料理が好きだって思えた。
だから夢を追いかけてみようかなと思えるようになった。
無論フカヒレ先輩だけじゃない。
たぶん……、というか絶対にあたし一人だったら簡単に潰れてたし、夢も諦めてた。
でも、センパイがあたしを支えてくれた。それが嬉しかった。……素直に言えなかったけど。
あたしの居場所をもうなくしたりはしたくない。ずっとセンパイと……。

あれから月日はは流れに流れ、あたしはセンパイと結婚してレストランを開くことができた。
みんなそれぞれの夢を叶え始めた。
お姫様と佐藤先輩はキリヤコーポレーションを乗っ取り、世界の頂点に立つために世界を奔走中。
フカヒレ先輩はこの前に音楽ショップに行ったらメジャーデビューしていた。
伊達先輩は陸上でオリンピックで銅メダルを取った。
カニはゲーム開発でで大成功を収めたらしい。


189:大切な人と
07/07/04 21:02:13 GhPoLWuv0
「あなた、いつもありがとうございます。」
「何言ってるんだよ。俺はなごみが料理に集中できるようにして経営面とかその他のことでなおまえを支えていく

のが夢だって言っただろ?だから大丈夫だって。」
「そうでしたね。じゃあ、今日もよろしくお願いします。」
「こっちこそ。」

あのままあたしの夢を諦めて他の道を選んでたら、どうなってたんだろう。想像なんてできない。
でも今日も大好きな人と一緒に、1番近い場所で、あたしの好きなことを、いつまでも。
ありきたりだけど、そんな日々がとても幸せだと思う。今までも、今でもそして、これからもずっと……。
――――――――――――――
おしまいです。
オチはどうしても考えられんかった orz
夢に向かって歩き始めた時のなごみの心境とか、叶い始めたころの心境を書いてみた。
あと、こんな生活ができたらいいなぁ。って思う俺の意見も多少書き込んでみた。
次はもう少し勉強してから投下してみる。


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