07/04/20 10:05:39 m6r9VWVV0
新年度から教室での講義より研究室にいることが多くなった。まさか、研究室に
はやってこないだろうなと思っていたけど、そこはある程度の分別はあるらしく、
教室講義のある日の昼に学食にやってきて、講義を勝手に受講して、一緒に帰ると
いうサイクルになった。例によって、妹に極秘にしていた受講票は、何者かによっ
て妹に伝えられていた。
妹が大学に進んでからは、以前と違って妹も私服になった…というか、もう校則
で規制される事もないので、帰りに寄り道することが多くなった。店で、どちらを
買うかで悩む姿はかわいいが、「どっちがいい?」と聞いてきて返事をしても、俺
の意見が採用されることは少ない。何のために聞いてくるのだか。
妹と一緒にいる時間は、高校生の時より長くなった。部屋は、俺の部屋だか、
妹の部屋だか分からない状態。自分のいる場所が汚れているのは嫌だといって掃除
をしてくれるのはいいが、あれこれ家宅捜索の様なことをしているのか、帰ると、
隠しておいたはずのDVDやゲームが机の上にトンと置いてある。妹は、そのことに
は触れずに黙って本を読んでいるだけなので、何というか、無言の脅迫のようだ。
「勝手にさわんなよ」と胸揉み攻撃するものの、依然捜索は行われている。胸揉
み攻撃は、まったく効果がない。
実は、効果のある攻撃法もあるにはある。胸を揉むときに、「巨乳娘~」と言っ
てやると効果絶大…なのだが、単なる胸揉み攻撃は、ふざけている感じでしかない
のに、これを言ったら「嫌だって言ってるでしょっ」と泣き出して、もの凄く後味
が悪かったので、封印技となった。世の中、胸の大きさを自慢する人がいる一方で、
泣き出すほど嫌がる事もあり、不思議なものだ。