07/09/18 14:04:10 E8O90OIP0
夏…金鳥の夏、浴衣の夏。今年も、浴衣のシーズン。妹は、なにやら企んでいるご様子。
「じゃあ、着せるから」「裸になれってか」「下着付けてればいいでしょ」
「自分で着る」「だめ、位置合わせるから」「○○○、何を企んでいる」「いいから、脱ぐの」
俺は、着せ替え人形か。恥じらいとか一切なし。もう事務的に着付けていく。
「どうせなら、メイド服着て、毎朝着替えさせてくれ」「………バカじゃないの」
「出来た。着ている時は右に立ってね」「?」「私の右に立つの、柄があるから」
なるほど、鏡を見ると水色と藍色の線が、俺から妹に流れるという訳か…て、
こんなもの恥ずかしくて外を歩けるか。
「前だって対だったのに」
あれは、知らずに出たからだ。出る前から分かってるのとは訳が違う。
全国の浴衣生産者に警告する。ペア浴衣なる物は生産しないように。バカみたいだから。
結局、「いいから、早くする」と引きずられるように外へ。バレないように離れてみたり、
反対に立ったりするも、妹にグイと修正されてしまう。
何がいいんだか。