SS投稿スレッド@エロネギ板 #11at EROG
SS投稿スレッド@エロネギ板 #11 - 暇つぶし2ch300:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:30:05 jd12nYrq0
「はあっ!?」

 思いがけない言葉に、みやびは目をまんまるに見開いた。

「あれっ? 理事長は知りません? 『強敵』と書いて『とも』と読むのですよ?」

「知るかっ!?」

 漢と漢の熱い魂の交流ですよ? とのたまう司に、みやびはふるふると震えながら叫ぶ。

「じゃあ理事長に貸してあげますよ『北東の剣』、僕のバイブルなんです」

「いらんわっ!?」

「……何怒ってるんですか、理事長?」

 首を捻る司に、みやびは目に涙を一杯浮かべながら飛び掛かる。

「あたしだってわかんないわよっ!? あーもー何だかとってもちくしょうっ!!」

「理不尽なっ!?」

 ……こうして、いつものケンカという名のスキンシップが始まった。




――30分後。

301:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:31:37 jd12nYrq0
「お二人共、お食事を再開してもよろしいでしょうか?」

 精魂尽き果てて突っ伏す二人に、リーダの容赦ない言葉がかけられた。
 笑顔だが迫力があり、とっても怖い。
 ……要は、『お残しは許しませんよ?』と言っているのだ。

「も、もちろんですよっ! なあ、みやび!」

「あっ、ああ! 当然だ!」

 その言葉に、二人は慌てて席に戻る。
(こういう時のリーダは怖いのだ)


 そんな訳で、食事は再開された。

 ……ちなみにリーダさん、食事中のケンカはスルーですか?

「馬に蹴られたくないですから」

 ……ご尤も。


 食事中、ふとみやびは気になったことを司に尋ねた。

「……お前は、いつもこんな食べ方をしているのか?」

 二人で一つの桶をつつくのか、ということだろう。

「まさかあ。当然、相手を見ますよ」

 家族や余程親しい友人くらいかなあ、と司。

302:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:36:01 jd12nYrq0
「そ、そうか! ……じゃあ、相沢や仁礼とも?」

 みやびは一瞬喜ぶが、あの二人……特に司と親しい二人組のことが頭に過ぎり、思わず睨みながら尋ねる。

「あ~、あいつらはちょっと、流石に問題が……」

 まあ個人的には構わないが、色々ややこしいことになりそうだ。

 栖香の場合、はしたない、と説教されそうだし、
 美綺の場合は調子に乗り、『あ~ん』なんてされかねない。

 ……折角の食事に、精神的に疲れる行為はやりたくなかった。

「では、あたしが初めてか!」

「まあ、ここではそうなりますかねえ……」

「『ここでは』っ!? お前、分校以外では、他の女とこんなことをやっているのか!?」

 みやびは興奮の余り、再び司に掴みかかる。
 慌てた司は、必死で否定した。
(もう体力の限界である。これ以上戦えば明日は全身筋肉痛、シップ臭で教え子達からブーイングものだ)

「まっ、まさか! 男の友人とだけですよ! 流石に女性とはっ!?」

「なら、よろしい♪」

 いつもなら『じゃあ、あたしは女じゃない、ということかっ!?』と激怒するところだが、今日は幸せ回路が働いているため、そこで矛を収める。

303:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:40:41 jd12nYrq0
 ぶっちゃけ『栖香と美綺にもしていない』という事実が、『自分は特別』と脳内変換されているのだ。

 要は気持ちの持ちよう、ということだろう。
 ……女心とは、実に複雑だ。


 そんなこんなで、食事は賑やかながらも比較的平穏―あくまでこの二人の基準―に進んでいく。

 司は黙々と鮨を食べ、そんな様子をみやびは御機嫌で眺めている。

 一緒に食事をとる様になって知ったのだが、司は中々の健啖家だ。
 食べるぺースも中々早い。男と女、という差を考えてもかなり早い方だろう。
 ……要するに、早喰い大喰らい、の類である。

 にもかかわらず、その食べ方は不思議と人に不快感を与えない。
 まるで、そういう作法でもあるのか、とでも思える様な綺麗で系統だった食べ方である。
 みやびをしてそう思わせるのだから、ひいきを差し引いても中々のものだろう。

 と、司の箸が急に止まった。
 そして、不思議そうに首を捻る。

「司、どうした?」

 みやびは心配になり、尋ねた。




    

304:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:46:06 jd12nYrq0
「?」

 幾つか食べて、司はふと気付いた。気付いてしまった。

 美味い、凄く美味い。
 ……けど、何か違うような気がする。

 そう、何か一味足りないのだ。
 もし、分校での食生活の大幅向上により、舌の経験値が大幅向上していなければ、気にもならなかっただろう、
 もし、こうして幾つも食べていなければわからなかっただろう、
 が、気付いてしまった。

「司、どうした?」

 みやびの心配そうな声が聞こえる。
 だから、司は思い切って尋ねた。

「理事長、もしかして…… これ、さびぬきですか?」

「うっ、うるさいっ! 別にいいだろう!」

 図星をつかれ、みやびはうろたえる。
 ……実は今まで運ばれた鮨は、全て『さびぬき』だったのだ。

「いやまあ、そうなんですけどね」

 まあ美味いからいいか、と考え直す司。
 だがみやびにとり、その指摘は中々のダメージだった様だ。
 顔を真っ赤にして反論をする。


305:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:50:18 jd12nYrq0
「おっお前っ! まさか、『さびぬきなんてお子様だなあ』なんて思ってるんじゃあないだろうなっ!?
 違うぞ! 断じて違うっ! ああいう刺激物を食べると、繊細な味覚が破壊されるんだ! 脳細胞が破壊されるんだっ!」

 だからわざと食べないんだ、と強硬に主張するみやび。

「いや…… だから別に気にしてませんよ…… 
 僕だって、未だに苦手なものありますし……」

「嘘じゃない! その証拠を今から見せてやるっ!
 リーダ! わさび特盛で御願いっ!」

 聞いちゃいなかった。

「宜しいのですか?」

 リーダは眉を顰めて否定的に確認する。
 が、にも関わらず、みやびは強硬だった。

「あたしの誇りがかかっているのよっ!?」

 みやびは、司に子ども扱いをされるのが我慢出来なかったのだ。
 だから、運ばれたわさびを鮨に塗りたくり、それを一気に口に入れた。

「まてみやびっ! それは危険だ!」

 危険なブツを口に放り込もうとするを見て、司は慌てて止める。
 ……が、遅かった。


306:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:53:05 jd12nYrq0
「――!? ~~~~!!!!!!」

 辛さのあまり、みやびは理事長室中を転げまわる。

 ゴロゴロ

 ゴロゴロ

 ゴロゴロ

 そして途中で柱に頭を思いっきりぶつけ、停止した。
 ……正に踏んだり蹴ったりである。

「! 御嬢様!」

「みやびっ!?」

 司は慌ててみやびを抱き起こす。

「どうですか、司様?」

「大きなたんこぶが……」

 目を回すみやびの頭には、実に立派なたんこぶが出来ていた。

「……だから申し上げましたのに」

「しかし…… 負けず嫌いというか何と言うか……」

 こうなること位わかるだろうに、と呆れた様に言う司。

307:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:56:24 jd12nYrq0
「そう仰らないで下さい。良い所を司様にお見せしようと、御嬢様も必死だったのですから」

「良い所、ねえ……」

 自爆し、気絶したみやびを見て苦笑する。
 本当に、努力が空回りする子なのだ。

「司様…… 実は御嬢様、和食はあまりお好きではないのです」

 ですから食堂にも、殆ど和食が御座いませんでしょう、とリーダ。

「へ? じゃあなんで……」

「……そういえば司様、この間談話室のTVでお鮨の特集をじっと眺めて、溜息吐いてらしたそうですね?」

 見られていたようだ……

「じゃあ、もしかして……」

「さあ? 流石にそれ以上はお答えしかねます。
 ただ、御嬢様が別に好きでも無い物をわざわざ都内から取り寄せた、ということだけは御心にお留め下さいませ」

「…………」

 司は黙って目を回すみやびを眺め続ける。
 ……本当、不器用な子だ。

「ありがとう、みやび」

308:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 14:59:26 jd12nYrq0
 司は、やさしくみやびの頭を撫でた。




「……先生、理事長とお楽しみでしたか?」

「うおっ!?」

 理事長室を失礼した途端に背後から声をかけられ、司は思わず驚きの声を上げる。

「……(ぺこり)」

「……なんだ、小曽川か脅かすなよ」

 何時の間にか、傍らにハムスターを思わせる小柄な少女が立っていた。
 彼女は気配も無く現れるので、実に心臓に悪い。

「何か勘違いしている様だが……
 みや……理事長に御馳走になっだんだよ」

「……理事長をご馳走に?」

「違うっ!」

 と、彼女は急に司に近づき、何やら盛んに鼻をクンクンさせる。
 ……そして、にやりと笑って指摘した。

「……先生、理事長の匂いが上着に染み付いてる」


309:名無しさん@初回限定
06/12/22 15:01:43 HG2INEWj0
支援。

310:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:03:19 jd12nYrq0
「げっ!」

 慌てて司は上着の匂いを嗅ぐ。
 ……確かに、みやびの匂いがした。
 どうやら取っ組み合いや抱き抱えたことで、匂いが移ったらしい。

「……(ぺこり)」

 が、彼女はそれ以上追求せず、もう一度お辞儀をして去っていく。

「心臓に悪いなあ……」

 そんな彼女を、司は呆然と見送った。




「あれ? センセ、何で上着脱いでるの?」

 談話室を通りかかると美綺と栖香、そして奏といういつもの三人組がいた。

「いや、ちょっと暑くてな…… 時に、仁礼はどうしたんだ?」

 栖香は呆然と立ち尽くしている。
 その視線は、自分の右手―何故か『じゃんけんのちょき』を形作っている―に注がれていた。

 そしてやたら嬉しそうな美綺に、そんな二人をオロオロと見比べる奏……
 まあなんというか、三者三様だ。

「ああ、勝負の世界の厳しさを思い知ったんだよ」

311:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:08:26 jd12nYrq0
 と美綺は何故か拳を握り、『じゃんけんのグー』を形作る。

「?」

 今ひとつよくわからないが、どうやら栖香は美綺とじゃんけんをして負けたらしい。
 が、如何に負けず嫌いの栖香とはいえ、幾らなんでもそれだけであそこまでの反応は示さないだろう。
 ……何か賭けていたのだろうか?

「それよりセンセっ! 今度の外出日、一緒にお鮨食べに行こうよっ!」

「急に、どうしたんだ?」

「ん~、急に食べたくなっちゃってね~ センセも食べたいでしょ?」

 ここじゃあ食べられないからね、と美綺。

「まあ構わんが……」

「やった! 久し振りだよね~ センセもそうでしょ?」

 思わずガッツポーズをとる美綺。
 が、司の次の言葉に、思わず唖然としてしまう。

「つい昨日までは、な? けど鮨なら今さっき、理事長からご馳走になったぞ」

「え、みやびーがっ!? ……くっ、職権乱用だよっ!」

 折角の『計画』を潰されて、美綺は思わず拳を握り締めた。

312:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:10:12 jd12nYrq0
 美綺(と栖香)もみやびと同様に、司に鮨を食べさせてあげようと考えていたのだ。
 で、どちらが行くかを巡り、じゃんけんで決着をつけた、という訳である。
 ……しかし一歩遅かった。これでは折角の計画も効果半減どころの騒ぎでは無い。

 故に美綺は、特権をフルに利用してフライングしたみやびを思わず罵ったのだ。

 ……が、朴念仁な司にそんな事情を汲み取れるはずも無い。
 司は、美綺の反応をただ『自分達だけ鮨を食べてずるい』と考えているのだろう、と実に安直に考え、美綺を諭す。

「お前、そんなに鮨が食べたかったのか?
 でもな、あれで理事長と言う仕事は結構大変なんだ。それ位大目に見てやれよ」

「センセって、みやびーに甘いよね」

 しかし司の言葉は逆効果だった。

 美綺から見て、最近の司はみやびに構ってばっかりいる。
 もう少し位、自分達に時間を割いてくれても罰は当たらないだろう。

 無論、みやびが飛び抜けて司を独占している、という訳では無い。実際には美綺と栖香の方が多い位だ。
 が、彼女達から言わせれば、自分達は司と過ごす時間の大半を複数で過ごしているため、二人きっりになっている時間はみやびと比べ余りに少ない、という不満があった。
 ……まあそれを言うならばみやびとて大概リーダと一緒なのだが、そんな理由は恋する乙女には通用しないものなのだ。

「そうか? お前等にも結構甘いと思うが……」

313:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:15:59 jd12nYrq0
 司は美綺の言い分に首を捻る。

 流石にみやびは、美綺や栖香の様に夜間部屋に押しかける様な真似はしない。
 外出日の相手だって美綺か栖香のどちらかだ。

 そんな司を、美綺は実に冷やかに見る。

「……センセは最近、随分みやびーと一緒に食事するよね……」

「まあ仕事上、よく会うからな」

 けど一緒にとるのは仕事の日だけであり、それ以外は昼夜はこの三人、朝は栖香とが大半だ。

「何か、いつも凄く高いものばかり御馳走されてるよね……」

「まあそうだかもしれんな。しかし、さすが理事長はいいもの食べてるよなあ」

 ここの食堂で出される食事も美味いが、みやびの所の食事はその更に上を行っている。
 ああいうものが食べられるなら、また是非御相伴に預かりたいものだ、と呟く司を、美綺はジト目で睨みつける。

 そして、言った。

「……センセのヒモ」

「ぐぅあっ!」

314:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:19:06 jd12nYrq0
 美綺にとっては、その場限りの思いつきに過ぎない悪口だったかもしれない。
 が、その言葉は司にとり、まさに痛恨の一撃だった。
 自分でも何となく感じていた漠然とした不安を、一言で言い表されてしまったからだ。

 ……自覚、あったんですね。

 そんな司の様子を見て、美綺は溜息を吐きいた。

「センセ、『タダより高いものは無い』って言葉、知ってる?」

 みやびに借りを作り過ぎ、ということだろう。

「むむう……」

 思わず考え込んでしまう。

 ……考えてみれば、僕は近頃随分みやびに御馳走になってるじゃあないか!

 気分はすっかり飼い犬である。


 ―司よっ! お前は、身も心も堕落してしまったのかっ!?

 どこからか、そんな声が聞こえた様な気がした。
 (*気のせいです)

315:かにしのSS『野生を取り戻せっ!』前編
06/12/22 15:22:02 jd12nYrq0
 ―飼い慣らされ、野生を、牙を失ってしまったのかっ!?
 (*始めから持っていません)

 ふと空を見ると、大空に虎頭の男が、マントを翻して浮かんでいた。
 司の心の師、タイガー○スク(漫画版)である。
 (*絶対気のせいです。第一、今は夜だし、ここは部屋の中です)

「あっ、貴方はっ!?」

 ―司よっ! 虎だっ! お前は虎になるのだっ!

 その言葉が胸を打つ。

「……確かに、堕落してしまっていたかもしれない」

「うんうん、そうだよ! だから、みやびーにもっと毅然とした態度を……」

 我が意を得たり、と頷く美綺。
 が、司は聞いちゃあいなかった。
(まあそれは美綺も同様なので、お互い様ではあるが)


 ―何としても、赴任前のワイルドな僕に戻らねばっ!

 こうしてすっかりその気になった司は、『野生を取り戻す』為の特訓を開始することとなった。
 ……実にノリ易い男である。

316:『甘くない』の者です
06/12/22 15:30:44 jd12nYrq0
 SS投下終了です。
 しかし、何かスレ独占し過ぎてるような気がする。
 すこし自重した方が良いだろうか?

317:名無しさん@初回限定
06/12/22 16:01:58 DlYV7xvf0
まあ読みたい人がいるんならそれで良いんじゃないの?
初期の段階でオリ設定多すぎで俺は読むのやめたし。
2chで気に入らん物にいちいち文句付けてたらきりないでしょ
過疎化するよりは定期的に投下があった方が新規の人とかも書きやすいだろうし

318:名無しさん@初回限定
06/12/22 17:27:01 HG2INEWj0
>>316
乙です~
どちらも読んでいるので、個人的にはどんどん投下して欲しい。
と言うか、ここは過疎る時は思いっきりそうなってしまうので、独占とかは気にしなくてもいいのでは。

しかし、ヒモの自覚があったのか、司(w
その自覚があるのにほいほい誘いに乗ってしまうのはもう末期かも。一番経済力ないからなー

319:285
06/12/22 17:51:18 igi509Ac0
>290 アンカー一つ間違ってますねwwww……
>285 → >287ですねぇ……

「甘くない」さんのSS楽しく呼んでますのでウチ

てか自分、クロス物を書く時は設定キチンとせぇへんかったから、途中で止まっちゃったorz

320:名無しさん@初回限定
06/12/22 19:53:08 YhGAPAE+0
>>316
独占なぞ気にせずばんばん貼っちゃいなYO!
とかつて今以上の独占状態にしてた俺が一言

321:温泉の人
06/12/22 19:53:40 YhGAPAE+0
すまん。>>320は俺

322:名無しさん@初回限定
06/12/23 11:27:10 HvchRoxC0
はぴねすSSはゲーム本編でもハーレム?ルートがあったから気にならんけど
かにしので意味もなく本校分校まとめてゴー的ハーレム状態は勘弁シテクレ

オリ設定は別に気にしない
でも御薙はどこの恥女だ?ってのが正直な感想

投下するなってわけじゃないので誤解しないでくれ
こーいう意見もあるんだ程度で




でも三次創作はさすがにスレ違いだと思うんだけどな

323:名無しさん@初回限定
06/12/23 11:59:57 nP9Inv6E0
>316
時々そう言う心配をする書き手さんがいるけど、気にしなくていいでしょ。
ここはたまーに突発的に人が増える以外は、大抵こんな感じ。
はぴねすの方は原作未プレイだからよく分からないけど、麗しのの方は好きだし。

>322
>かにしので意味もなく本校分校まとめてゴー的ハーレム状態は勘弁シテクレ
原作完全準拠とか言ったら、倉庫にあるSSの半分以上否定していると思う。

324:名無しさん@初回限定
06/12/23 17:03:18 XrAKYdqd0
俺はむしろ本校、分校キャラが絡む話がみたいから全然おkだな。

325:名無しさん@初回限定
06/12/23 18:16:21 5UaP9+pO0
リーダさんと鏡花を出してくれれば俺が喜びます

326:名無しさん@初回限定
06/12/23 20:14:20 u70d3zxc0
>325
俺も喜びます。未プレイですが。

327:名無しさん@初回限定
06/12/24 01:33:57 Q0NtIZCu0
分校組と本校組が絡むのはみさきちルートなんか見ても楽しそうだけど
全員が全員「司(先生)スキスキー」ってゆーのは食傷気味だけどね。
鍵系のSSにそーいうの多かったし。ヒロイン全員が理由もなく主人公好き好き大好きで
主人公は何でもできるし気配りもしっかりしてるけど、なぜか女心にのみ疎いwっていう
U-1だっけ、そんなハーレムもの。
「甘くない」はまさにそのものに見えるけど、はぴねす!の伊吹ルートの終わり方はまさに
ハーレムENDだったからなあwある意味原作完全準拠?

>>323
ハーレムものと、ALLキャラ出演SSは別物じゃない?

328:名無しさん@初回限定
06/12/24 03:46:05 VkIVJnZf0
既に既出の意見だが分校キャラと本校キャラの絡みは興味深い。
ようするにおもしろければなんでもいいんじゃないかなぁ?
(人それを、『思考停止』と呼ぶ!)

いや、正直かにしのSS職人には是非とも頑張ってもらいたいのだよ。


329:『甘くない』の者です
06/12/24 10:25:29 dSjgh+Lm0
>>317、322~328
 様々な御意見、御感想有難う御座いました。
 何だか御迷惑をおかけしたようで申し訳ありません。

 厳しい御意見に関しては、要は自分の修行が足りない、ということでしょう。
(実際、修行が足りないことは自覚していますし……)
 これらの御意見は有り難く頂戴させて頂きます。

>>318
 318様、有難う御座います。

>ほいほい誘いに乗ってしまう
 食器の値段は未だに気になります(だって落としたら割れるから)が、食事に関してはもうすっかり慣れたようです。

>>319
 285様、有難う御座います。

>「甘くない」さんのSS楽しく呼んでますのでウチ
 有難う御座います。そう言って頂けて何よりですよ。

>>320、321
>独占なぞ気にせずばんばん貼っちゃいなYO!
 有難う御座います。気が楽になりましたよ。

330:へたれSS書き@保管サイト”管理”人
06/12/24 12:01:09 SCcIt7/30
このスレの趣旨って「SSを書きたくなったら書き捨てられる場所」でいいんじゃないかなー
って、昔からスレに関わってる爺は思いますですはい。
だからま、難しい事とかつまんない事は抜きにして、書きたい人が書きたいように書ければ
他はどうでもいいんじゃね?

個人的にスレ埋め立て用に鬼哭街設定使った99%オリジナル話とかちまちま書いてたり
するしなー

331:名無しさん@初回限定
06/12/24 12:03:07 bdAze08C0
書き捨てられるとか言うなよ

332:名無しさん@初回限定
06/12/24 16:14:44 nWIwkOWj0
拾う(三次創作する)人もいるかもしれないしw

333:温泉の人
06/12/24 22:06:58 pZbWcNEB0
はぴねす方程式があまりによすぎてmp3で1日中かけてた俺が来ましたよノシ
聴いてるとはぴねすなイメージがこの上なく膨らむ膨らむw

さて前回予告かけてからもう1ヶ月は経とうとしてるところなんで、
自分に発破かけるためにも出だしだけ先にうpしとこうと思います。
毎度おなじみ、雄真×春姫のラブエロなお話です。

ではでは。
「はぴねす!」より「Active?/Passive?(プロローグ)」

334:Active?/Passive?(プロローグ)(1/6)
06/12/24 22:08:05 pZbWcNEB0
「……そう。そのまま……気を杖(ワンド)に集中させて……」
「……こうか? 春姫……」
ぴんと張り詰めた森の空気。
春姫の指導に従い、先生から借りた練習用の杖にじっと魔力を集中させる俺。
「……うん。それじゃ今度は……集まった光を、ぎゅっと収縮させて……」
「ん……わかった……春姫……」
俺はじっと目を閉じ、イメージを集中させる。
俺の力がまばゆい光の塊となって、俺の杖の先に収束するイメージ……
「エル・アムダルト・リ・エルス・ディ・ルテ……」
杖の先に集まったそれを、俺はじわじわと拡大させ……
「カルティエ・エル……アダファルス」
……詠唱は終わった。
ゆっくりと目を開け、光が澱みなくそこに集まっていることを確認する俺。
「うゎ……」
美しい光だった。
春姫が初めて見たという魔法の光を形容するなら、きっとこんな感じなのだろう。
「……もういいよ、雄真くん。力、抜いても」
「あぁ」
すっと力を抜き、全身に溜まった緊張をときほぐす俺。
それと同時に、杖の先に集まった光も拡散してかき消えてゆく。

335:Active?/Passive?(プロローグ)(2/6)
06/12/24 22:09:09 pZbWcNEB0
「雄真くん!」
やがて春姫が、嬉しそうに俺の元へと駆け寄ってきた。
「すごいよ雄真くん! こんな短期間で、もうこんなに魔力制御できてる」
「そ、そっか……?」
今俺がやってたのは、光の魔法の制御特訓。
魔力で生み出した光の粒子を自在に操るという、魔法使いにとって初歩の初歩とも言える訓練。
ぶっちゃけると……春姫ならきっと寝てても使えるレベルの魔法なのだ。
それができたくらいで、何もこんなに喜ばなくっても……
「うぅん。雄真くんはやっぱりすごいよ!
 ここまできっちり制御できるようになるまで、ホントならあと数週間くらいはかかるもん」
「そ、そんなすげぇものなのか? これって」
「あーあ、このまんまじゃいつか雄真くんに追い抜かされちゃうなぁ……
 私も、もっと頑張んなきゃ」
春姫といっしょに魔法の特訓を始めてはや数ヶ月。
その間中、春姫はいつもこんなだった。
俺が何か魔法を成功させる度、まるで自分のことのように喜んでくれる春姫。
まるで……初めて魔法に出会った時のように、目をきらきらと輝かせながら。
そしてそんな春姫を見る度、俺は何だかちょっとむず痒い気分になって……
そんな春姫の喜ぶ顔を何度でも見たくて、俺はより一層頑張ろうって気分になるんだ。
「それじゃ、準備はこのくらいにして……そろそろ始めよっか、雄真くん」
「あ、あぁ……春姫」
春姫は俺から少し距離をとると、ソプラノを構え静かに詠唱を始めた。
今の俺には詠唱することすらままならない、高度なフィールド魔法。
(やっぱ……すげぇサマになってるよな……春姫……)
春姫はさっき、いつか俺に追い抜かされちゃうかもって言ってたけど……
こんな複雑な魔法を事もなく操ってしまうところを見せられると、
こっちこそ追いつけるのはいつになるんだろうって思わされてしまう。

336:Active?/Passive?(プロローグ)(3/6)
06/12/24 22:10:20 pZbWcNEB0
「……ふぅ」
春姫が詠唱を終わらせると、辺りは凛と静まり返った空気で満たされた。
まるで清浄な無菌ルームに入ったような、とても静かで清潔な空間。
「これでよし……と。さ、始めよっか。雄真くん」
「あ、あぁ……春姫」
返事をしたものの、どうも気持ちが傾かない。
数日前から特訓メニューに加えられた、春姫との実戦形式の訓練。
しかしこれは、言い換えれば……恋人でもある春姫に向かって魔法を繰り出す特訓なわけで……
いくら何でも春姫相手に本気で魔法を撃つのは……どうにも気が引けるわけで……
……いや。俺は決して春姫の実力を侮っているわけではない。
むしろ今の俺が全力で挑んだところで、春姫にはかすり傷ひとつ負わせることはできないだろう。
だけど……こういうのって何つーか……理屈でどうこうできる問題じゃないんだよな……
「……やっぱり気が進まないかな? 雄真くん」
そんな俺の心情を察してか、春姫がうつむきながらつぶやく。
「まぁ……ね。頭ではわかってるんだけど……
 俺がもしヘマして、春姫のことを傷つけてしまったらって……少し恐怖はある」
「私なら大丈夫だから……ほら。早く始めよ? 雄真くん……」
「……あぁ……」
なおも気が進まない俺を前に春姫はしばらく考え込んでいたが、やがて顔を赤らめつつ提案した。
「だったら……もし雄真くんが勝ったら……私のこと、好きにして……いいよ」
「えっ……!?」
小さな声だったが、俺にははっきりと聞き取れた。
もし俺が勝ったら……春姫のことを……好きに……!?
それって……つまり……その……そういうことだよな……

337:Active?/Passive?(プロローグ)(4/6)
06/12/24 22:11:41 pZbWcNEB0
ぽわ~ん……
思わず俺は、敗北して俺にあんなことやこんなことまでされちゃってる春姫の姿を想像してしまう。
(何かそれって……すげぇ……魅力的かも)
って、ダメだろ俺!!!
いくら何でもそんな不純な動機じゃ、春姫に申し訳なさすぎる……
「ダメだ春姫……いくら何でも、そんな条件は飲めない」
「だったら、もし私が勝ったら……私が雄真くんのこと好きにするってことで……
 それじゃ、ダメかな?」
「……」
つまり……俺が勝ったら、俺が春姫のことを好きにできて……
俺が負けたら……逆に春姫が俺のことを好きにできて……
(何かどっちにしても……俺がおいしい目に遭うだけのような気が……)
しかしさすがにここまでくれば、俺にも春姫の気持ちは理解できた。
春姫はきっと、俺に一刻も早く立派な魔法使いになってほしいという思いがあるんだろう。
そうでもなきゃ、御薙先生の頼みとはいえ……こう毎日毎日俺に付き合ってくれるわけがない。
それなのに……ただ傷つけるのが怖いだなんて情けない理由でその想いを無碍にしちゃ、
さすがにカッコ悪くて、春姫に顔向けできないよな。
「わかったよ春姫……その条件、飲むことにする」
「うん! じゃあ、よろしく頼むね……雄真くん」
「あぁ……行くぜ、春姫」
先程までの和やかな空気を捨て去り、凛とした覚悟で互いの杖を構える俺達。
たった今、この瞬間から……俺達は恋人じゃなく、ひとりの戦士となる。


338:Active?/Passive?(プロローグ)(5/6)
06/12/24 22:12:55 pZbWcNEB0
「ソプラノ……」
「はい、春姫……」
春姫の念に呼応し、ソプラノの先端が紅い輝きに包まれる。
(来る……)
その動きに反応して、俺は静かに詠唱を始めた。
「エル・アムスティア・ラル・セイレス……」
春姫の攻撃に備えるべく、少し前に教わったばかりの抵抗(レジスト)魔法を詠唱する。
本来なら春姫の詠唱が終わるより先に機先を制し、流れを引き寄せておくのが筋なのだろう。
だが……彼女の戦法は、恵まれた防御魔法を軸に置いた攻防一体の型……
俺程度の魔力で下手に先んじようとすれば、その攻撃は全て無効化されるばかりか、
かえって彼女に攻撃の隙を与える結果となる。
だが逆に言えば戦法の軸を守りに置いてる分、一撃一撃の威力は大したことはない。
(いやそれでも、本格的に魔法を学び始めたばかりの俺よりは強力な一撃を放てるのだが)
それを抵抗によってうまく受け流すことができれば、流れを一気に引き寄せることができる……
だからこそ俺は下手に先んずることなく、相手の攻撃を受け止める手を選んだのだ。
「あくまで守りに徹するのね……なかなか利口な方法だと思うよ」
「あぁ……悪いが、春姫の実力を甘く見る気は一切ないからな」
「だけど……それだけで、私に勝てるのかな?」
「え……?」
ぽわっ……
「!!?」
刹那、青白い光の柱が何本も俺の周りに発生し……
光の出力が終わると、あたり一面にいくつもの魔法陣が俺を取り囲む形で出現していた。

339:Active?/Passive?(プロローグ)(6/6)
06/12/24 22:14:48 pZbWcNEB0
「これは……」
「言い忘れてたけど、この森にはいくつもの魔力蓄積ポイントが設置されてあるの。
 それらは私の一声で、あなたを縛る鎖にも、あなたを傷つける地雷にもなりうる」
「そんな……まさか……」
「……裕著に守りに徹してる余裕なんて、ないんじゃない?」
「くっ……」
……俺はどうやら勘違いしていたみたいだ。
確かに守りに徹していれば、負けることはないが……
こちらから果敢に攻め込まない限り、絶対に勝つこともできない……
もともとこの試合、俺には負けて当然の戦なのだ。
だとしたら……今更当たって砕けることを恐れていても仕方がない。
今はただ、真っ直ぐ勝利へ向け突き進むのみ……!!!
「エル・アフラシア・ラル・セイレス……」
つぶやき、一気に間合いを詰める……!!
「……させないわよ、雄真くん!! エル・アムダルト・リ・エルス……」
こちらに向けられたソプラノの先端が、鮮やかな紅蓮の閃光を放つ。
真っ直ぐ俺に向けられた、明確な攻撃の意思。
刹那、俺は……

にア 危険を顧みず、そのまま飛び込んだ
    危険を察知し、横へと回避した

340:温泉の人
06/12/24 22:15:42 pZbWcNEB0
とまぁ、ここから選んだ選択肢に従って互いの勝敗が決まり、
攻め役の異なる2種類のHシーンに分岐するって感じ。
で、現在の進捗はと言うと・・・

前者:オチまで執筆完了、細かいとこいくつか修正終わったら投稿可能
後者:ようやく執筆開始、全体の3~4割まで執筆完了(構想自体はもう出来上がってる)

てなわけで、とりあえず次回前者から投稿していきたいと思います・・・
後者もできれば年内に公開できるよう頑張りますので、どうかお楽しみにノシ

341:名無しさん@初回限定
06/12/26 00:23:41 K87YVZpQ0
楽しみです

342:名無しさん@初回限定
06/12/26 01:42:36 VJ9DvX5w0
「退かぬ、媚びぬ、顧みぬ!我が魔に防御の構え無し」の選択はー?

343:『甘くない』の者です
06/12/26 12:47:57 y+b++8il0
 投稿乙です。
 自分は1で。男らしく(?)玉砕覚悟の突撃を!

344:名無しさん@初回限定
06/12/26 22:25:11 fz9jHxbd0
>>342
それって結局1にならね?

345:温泉の人
06/12/28 22:41:37 SH/0ZrqR0
ようやく明日から冬期休暇( ´Д)=3
てなわけで早速1つ目の選択肢から投稿していこうかと思います。

今回の話は、今まで以上に人を選ぶ部分があるかも・・・;
てなわけで、読み進めていてちょっとでもヤな予感を感じた方は速やかにNG推奨です。
(一応読んでて後味悪くない話には仕上げてるつもりですが)

では早速参りましょう・・・

ピッ
にア 危険を顧みず、そのまま飛び込んだ

346:Active?/Passive?(UMA○○編)(1/24)
06/12/28 22:42:52 SH/0ZrqR0
「……ディ・ルテ・エル……アダファルス!!!」
ボウッ!!!
俺の目前に、おびただしい炎の帯が迫り来る。
俺は指輪をはめた左手を、ぐっと前に押し出し……
「ディ・ラティル・アムレスト!!!」
ガキィン!!!
即席のバリアで、春姫の攻撃魔法をそのまま押し返す!!!
「え……」
眼前の展開に驚く隙も与えず、俺は一気に春姫の懐へと詰め寄った。
「!!! エル・アムダルト・リ・エルス……」
(!?)
俺はその言葉に一瞬違和感を感じつつも、杖を構えた右手を突き出し、
そのまま一気に呪文を唱えた……!!
「ディア・ダ・オル・アムギア!!!!」
「!!?」
しゅるるるる……
春姫の足元から、鈍色の蔦が幾筋も伸びてくる。
「まさか……こんな短い詠唱時間で……!?」
それらは確実に彼女の全身を取り囲み、動きを拘束させる……!!
「あ……」
勝負は終わった。
俺の拘束魔法に絡め取られ、ぺたんと力なく地面に座り込む春姫。

347:Active?/Passive?(UMA勝利編)(2/24)
06/12/28 22:43:50 SH/0ZrqR0
「まさか……両手別々に魔法を準備してたなんて……」
「あぁ。片手で魔法準備してた時、空いてるもう片方の手が気になってさ……
 ひょっとしたらこれ、2つ同時に魔法準備できるんじゃないかなって」
「そんなこと、私思いつきもしなかったな……私の負けだよ、雄真くん」
「へへっ。こう見えても俺、発想力には自信あるからな」
負けたというのに妙に嬉しそうな春姫に、俺もおどけて返してみたが。
やっぱり気になるのは……さっき感じた違和感……
本当にこれで、勝ったと言えるのか……? 俺……
パチパチパチ……
「なかなかいい勝負だったわ、雄真くん」
折りしも後ろから、御薙先生が拍手などしながらこちらに近づいてきた。
「神坂さんの言うとおりね。この短い教育期間で、まさか二元同時詠唱までやってのけるなんて……
 さすがは私の息子といったところかしら?」
「ありがとうございます……先生」
先生の賞賛の一言に、俺も素直に頭を下げるが。
「だけど……浮かれているところ悪いけど、これで神坂さんに勝てたとは思わない方がいいわよ」
「え……」
先程とはうって変わった先生の言葉に、俺は思わず呆気に取られる。
「それって、どういう……」
「せ、先生!! あのことは、雄真くんには秘密にしてって」
「神坂さん。わざわざ隠さなくても、遅かれ早かれ彼は知ることになるわ……
 それに今目先の勝利に浮かれていては、これ以上の成長なんて見込めないわよ」
「先生……」

348:Active?/Passive?(UMA勝利編)(3/24)
06/12/28 22:44:47 SH/0ZrqR0
先生の言葉に一喝される春姫を見て、俺の違和感は最高潮に達した。
やっぱり春姫は……俺に何か隠している……
「どういうことですか? 先生」
「あなたも漠然と感づいてるはずよ……彼女が何故、あなたの攻撃に即座に反応しなかったのか」
「あ……!!」
そこまで言われて、ようやく俺は気づいた。
「春姫は、あの時……わざわざ初めから詠唱を始めてた……
 本来ならそこまでしなくても、ほんの2言で済む詠唱のはずなのに……」
「ご名答。さすがは私の息子ね」
先生は嬉しそうに肩をすくめ、解説を始める。
「魔法はそもそも、術師の内外に存在する魔力を言霊により制御する技術……
 詠唱とは、その魔力制御のために言霊を紡ぐ行為を指す。これはもう随分前に習ったわね」
「はい……」
習ったも何も、英語で言えばABCに匹敵するくらい基本的な概念だ。
「そしてこの詠唱の流れは、大きく分けて3段階に分かれる……それは何だかわかる? 神坂さん」
「はい……えっと、始動・命令・制御です」
「そのとおり。魔力を制御するには、まずその魔力を制御できる状態に整えてあげなければならない……
 その為に紡がれる言霊が、いわゆる『始動キー』よ。
 あなたたちが何気なく紡いでいる『エル・アムダルト・リ・エルス』の文も、この始動キーの一種」
「……」
俺は黙って、先生の言葉に集中している。
「だけど一度始動の完了した魔力は、しばらくの間始動をかける必要はない……
 そう。始動キーを外していきなり命令→制御のプロセスに移行することが可能なの。
 このプロセスを、俗に『詠唱短縮』と呼ぶわ」
「ということは……つまり……」
「察してのとおり、彼女は始動キーの必要ないタイミングでわざわざ始動キーを入力していた……
 あなたの言うとおり、本来ならほんの2言で詠唱が済むところをね」
「そう……だったのか……」
おかしいと思ったんだ。
あの春姫が……にわか仕込みの俺に、こうもあっさり敗北を許すなんて……

349:Active?/Passive?(UMA勝利編)(4/24)
06/12/28 22:46:00 SH/0ZrqR0
「ということは……あの時もし春姫が詠唱短縮を行ってたら……」
「まぁ遅くても、あなたが神坂さんに攻撃を仕掛けた地点で終わってたわね」
「……やっぱり……」
にわかにうつむき考え込む俺に、先生が励ましの言葉をくれる。
「そんなにしょげることはないわ。むしろあなたはすごく健闘した方だと思うけど?
 二元同時詠唱なんて、並みの魔法使いでもなかなか使いこなせないというのに」
「……そう言っていただけると、俺も救われますよ」
半ば自嘲気味に笑みをこぼし、俺は先生にお礼を言った。
「ご指導ありがとうございます!! さっそく帰って、今日の復習に取り掛かりますね」
「まぁ、勉強熱心なのね♪ それくらいの真剣さが、他の生徒達にもあるといいんだけど」
「ハハハ……今日は本当にありがとうございました!!」
そのまま嬉しそうに退場してゆく先生。
やがて先生の気配も消えると、辺りに少し気まずい空気が流れる。
「……ごめんね、雄真くん……わざわざ、手加減するようなことして……」
未だ拘束から抜けずにいる春姫が、心底申し訳なさそうに言葉を投げかける。
「……まぁ、ショックじゃないといえば嘘じゃないけど……
 変だとは思ってたよ。春姫が俺なんかに、こんなあっさり負けるわけないだろって」
「うん……ホントにごめんね、雄真くん」
「気にすんなって。春姫はきっと、俺に花を持たせてくれるつもりだったんだろ?
 その気持ちだけで、俺は十分だって」
「うん……確かに、それもあるけど……」
そこまで言った後、春姫は何か気恥ずかしそうに顔を逸らす。

350:Active?/Passive?(UMA勝利編)(5/24)
06/12/28 22:47:00 SH/0ZrqR0
「……物足りなかったの……雄真くん最近、あんまり積極的じゃないし……
 たまにはその……雄真くんに……いろいろ、してほしいなぁって///」
「あ……///」
思い出した。
思えば俺、春姫に勝てば春姫のこと好きに出来るって約束してたんだっけ……
(ぁ……うぁ……)
急に心臓がどきどきしてきた。
脳内にどんどん広がってゆく、果てのない妄想の数々……
まじかよ……
今から俺、春姫に……そんなことまでしちゃっていいのか……?
「……雄真くん?」
「あ……」
視線が、重なり合う。
ただそれだけのことで、俺の心はぴくんと激しく飛び跳ねる。
顔中に血が上ってきて……あまりの熱さに、頭がくらくらしてくる。
「……いいよ……雄真くん……私のこと……好きに、して……」
狂おしく俺を誘う、春姫の甘い一言。
その誘惑に逆らうことは、到底出来そうになかった。
「春姫……」
「雄真くん……んっ」
半ば奪うかのような、強引なキス。
唇を離せば、そこには熱く潤んだ春姫の瞳……
そこから、俺はもう何も考えられなかった。
ただひたすら、欲望に溺れてゆく……


351:Active?/Passive?(UMA勝利編)(6/24)
06/12/28 22:50:40 SH/0ZrqR0
「こう、で……いいかな……雄真くん……」
「あぁ……そんな感じ」
女の子座りの格好で、幹のふもとに腰掛ける春姫。
そのまま春姫の両手を後ろに回し、そこで固定する。
「んじゃ、行くぞ……春姫……」
「うん……」
「エル・アフラシア・ラル・セイレス……」
たった今決め手で使った、俺の拘束魔法……
それをあえて使うことで、春姫の被虐心を何倍にも高める作戦だ。
「ディア・ダ・オル・アムギア」
「!!」
詠唱と共に、先程よりも小さめの蔦蔓が春姫の手首を取り巻いた。
これでしばらく、春姫は身動きはとれない。
張りのある乳房を無防備に曝け出してる春姫の様……
彼女のエロティックな魔法服姿もあいまって、否が応にも興奮が高まってくる。
「それじゃ、改めて……」
「ん! あんっ……」
俺はそっと、春姫の豊満な胸に手をかけた。
そのまま彼女の性感をおびき出すが如く、ゆっくりと揉みしだいてやる。
「あぁっ……雄真くん……それじゃ、いつもと同じ……ぁ、やぁっ」
「同じじゃねーって……こうやって縛られながらやるのも、悪かねーだろ?」
「うぅ……雄真くん、何だか目がきらきらしてる……」
春姫が顔を赤く染めながら、不貞腐れるように頬をふくらませる。
「やっぱり雄真くん……こういうの……好きなんだ……」
「……好きにしていいって言ったのは、春姫の方だろ?」
「うぅ……だけど……だからって……んっ!? ふぁぁ……っ」
俺は春姫の言葉を遮るように、胸を揉む手に力を入れた。

352:Active?/Passive?(UMA勝利編)(7/24)
06/12/28 22:53:49 SH/0ZrqR0
「んぁ……雄真く……それ、強すぎるよ……んん、はぅ……っ」
「いいから黙ってろって……悪いようにはしねーからさ」
「はぁぁ……ぁっ、ふぁ……っ、ぁっ、あぁ……っ」
いつもよりも意識的に、揉む力を強めて。
春姫の被虐心を存分に引き出すべく、俺は胸への愛撫を続ける。
「ぁあっ、はぁ、やぁぁ……ぁん、はぁ、あ、はぁ……」
必死に身をよじらせるも、両腕を縛られているため満足に動くこともできず。
結局春姫は為す術もないまま、俺に胸を揉まれたい放題になっている。
「はぁ……はぁ……春姫……」
「んんっ、ぁぁ……はぁ……あぁ……っ、んぁ……ふぁぁ……」
瞳に涙を溜め、顔を紅潮させながら、胸への愛撫に耐える春姫。
その様は……とてつもなく扇情的で……エロい。
この感じやすい胸を直接触ってやったら、一体どうなっちまうんだろう……
俺は春姫のしどけなく喘ぐ様を一刻も早く見たくて、仕方のない気持ちになる。
「春姫……」
「あ……」
俺は胸を揉む手をしばし止め、春姫の前合わせのボタンに手をかけた。
そのまま次々ボタンが外されてゆくのを、呆然とした表情で眺める春姫。
やがて俺の目の前に、薄いピンク色の下着に包まれた春姫の双丘が顔を見せた。
こないだいっしょにランジェリーショップに行ったときに買った、桃っぽいデザインの下着。
「春姫……それ、つけてくれてたんだな」
「うん……だってこれ……雄真くんがかわいいって言ってくれたから……///」
「……春姫……」
まったく……この愛(う)い奴め。
それだけ気に入ってくれれば、こっちも脱がし甲斐があるってもんさ。

353:Active?/Passive?(UMA勝利編)(8/24)
06/12/28 22:54:53 SH/0ZrqR0
「それじゃ、さっそく……」
「あ……雄真くん……」
俺は静かに春姫のブラホックに手を伸ばし、ブラを外しにかかった。
ぱちん☆
「あ……///」
小気味のいい音と共に、春姫の乳肉がぷるんと外へ押し出される。
うーむ……相変わらず活きのいい奴。
春姫の見事なまでの胸に、毎度の事ながらついつい見惚れてしまう。
(……)
俺は春姫の胸からブラを取り除き、改めて春姫の胸に見入った。
真っ白な山の頂で所在なげに震えている、春姫のピンク色の突起。
まるで親とはぐれた子供のようなその様に、俺は妙な興奮を覚え……
「ゆ……雄真くん……そんなに、見ちゃダメだよ……///」
「すごく綺麗だな……春姫のおっぱい」
「だ……だから……恥ずかしいよ、雄真くん……///」
本来なら今すぐにでも、その恥ずかしいところを隠したい気持ちでいっぱいだろうに。
なまじ後ろ手に縛られてるせいで、隠すどころかむしろあられもなく突き出されて……
やばい。すごくいい、これ。
ちょっと軽く緊縛してやるだけで、こんなにえっちな絵が拝めるなんて。
「それじゃ、さっきの続き……」
「あ……ひゃあっ」
素肌に直接触れる手の感触に、思わず声を漏らしてしまう春姫。
驚くほど感触のいい、春姫の両の乳房。
俺は夢中になりながら、春姫の裸の胸を捏ねくり始めた。
「あっ、あ……ゆぅま……くん……はぁ、ぁぁ……」
時折ぎゅっと押し付けたり、左右で動かす方向を変えてみたりして。
俺は春姫の胸に絶え間ない刺激を与え続ける。

354:Active?/Passive?(UMA勝利編)(9/24)
06/12/28 22:57:17 SH/0ZrqR0
「んんっ、ん、ふぁ……っ、ぁぁ……ぁ……はぁ……っ」
徐々に指の方に、やわらかくもこりこりとした感触が伝わってきた。
乳輪の方までぷっくりふくれ上がった、春姫の敏感な乳首。
指で輪を作り、その乳首の根元のところをきゅっと絞り上げてみると、
乳房のやわらかさとはまた違った心地よい弾力が指に伝わってくる。
「はぁぁ……雄真くん……そこ、絞っちゃ……ん、あぁ……っ」
俺はその弾力をもっと味わいたくなり、指先で春姫の乳首を弄り始めた。
つややかで張りのある乳首を欲望の赴くままに擦り、引っ張り、揉みしだいてゆく。
「あ、あっ、あぁっ……それ、いい……いいよぉ……ひゃ、あっ、あぁっ」
ちょっと力を入れるだけで、ぴくぴくと可愛らしい反応を返してくれる春姫の乳首。
……ふと俺はその乳首に、とんでもなくサディスティックな思いが湧き上るのを感じた。
(……まさか……)
そんなことまでしちゃっていいのか、俺……?
いや……いくら何でもそれは、ちょっと変態っぽくないか……?
いくら何でも……あんなところで、春姫を……
(……)
俺はぼうっと霞む視界で、春姫の表情を眺める。
「んっ、ん……ぁ、はぁ……ん、ぁっ、はぁぁっ……」
先端に伝わる心地よさに、瞳を閉じながら喘ぐ春姫。
……何かもう、抑えきれないかも。俺。
どうせ言いだしっぺは、春姫の方なんだ。
今更春姫に何を言われようが、構うものか……!!
すっ……
俺は春姫の胸をいじる手を止め、そっと手を離した。

355:Active?/Passive?(UMA勝利編)(10/24)
06/12/28 22:58:11 SH/0ZrqR0
「……雄真……くん……?」
胸への快感が止まったことに、思わず目を見開きこっちを眺める春姫。
「やめ……ちゃうの……? もう……」
切なげに、訴えかけるように……春姫が虚ろな視線を向ける。
吐息の度に、春姫の乳房が余韻に浸るかの如くひくひくと揺れ動く。
「……やだよ……雄真くん……もっと……もっと、してほしいのぉ……」
あまりの虚しさに耐え切れなくなった春姫が、涙声で俺に懇願してきた。
さっきまであれだけ胸を見られるのを恥ずかしがってたのも忘れ、
俺の愛撫を求めてもどかしげにぐいっ、ぐいっと乳房を突き出してくる。
「……春姫……」
まったく……どこまでもエッチな奴。
そんなに胸をいじられるのがいいものなのかねぇ……
「……じゃ、お望みどおりいじってやるとするか」
「……雄真……くん……っ」
「あぁ……但し、今度はこっちで……な」
俺はそうつぶやくと、そっと自分のズボンのチャックに手をかけた。
「え……?」
予想外の俺の動きに、春姫が一瞬呆気に取られた表情になる。
俺はそんな春姫の心情も気にかけず、そのままチャックを下ろし……
「雄真……くん……?」
やがて俺は春姫に見せつけるように、期待に張り詰めたおのが逸物を取り出した。
おもむろに取り出された暴君のさまに、春姫は一瞬恐れおののくような表情をするものの、
まるで魅入られたかのようにそこから視線を反らそうとしない。
「なに……する……気なの……?」
俺はそんな春姫の視線に絶え間ない快感を覚えつつ、そっとそれを春姫に近づけ……

356:支援
06/12/28 22:59:31 srRwPB7z0
支援

357:Active?/Passive?(UMA勝利編)(11/24)
06/12/28 23:01:28 SH/0ZrqR0
「こうするんだよ……それっ!!」
「!!? ひゃぁっ……」
俺は膨張する自身の先端を、一気に春姫の乳首に押し当てた。
乳首を襲う予想外の刺激に、春姫が思わず悲鳴を上げる。
「あ、あぁぁあっ……雄真くん……そんな、ところで……あ、ひゃああっ」
俺はそれを春姫の乳首に押し付けたまま、先端をぐるぐると回し始めた。
自身の醜い肉棒の動きに合わせ、春姫の繊細な乳首がくるくると踊る。
固くなった先端が尿道口に入り込んで……すごく、気持ちがいい。
「ぁぅっ……ゃだ……雄真くんの、が……
 私の……ちくびに……噛み、ついてるぅ……っ、ゃあぁっ」
先端を伝う淫(みだ)れた熱に、涙を溜め、涎を垂らしながら喘ぐ春姫。
「あぁっ、ぁあ、はぁぁ……ぁっ……気持ち、いいよぉ……ゅうま……くぅ……ん」
亀頭の先端が、じりじりと痺れてくる。
尿道を襲うぐりぐりした刺激に、俺も段々と我慢がきかなくなってくる。
俺は乳首を転がす動きを止め、まるで春姫の乳房に挿れるかのように自身を前後に動かし始めた。
「ん、あっ、あっ、あぁっ……だめ……雄真……くん……」
俺の動きに合わせ、乳肉に埋まり、突き出しを繰り返す春姫の乳首。
春姫の昂りに合わせ、俺の射精欲もぐんぐん募ってゆく……
「やぁ……ぁぁ……ぁぅ、はぁぅう……っ……ぁ、や、はうぅぅっ……!!!」
春姫がにわかに、全身をびくりと仰け反らせた。
俺はその動きを合図に、自身を春姫の乳首から離し……

358:Active?/Passive?(UMA勝利編)(12/24)
06/12/28 23:03:08 SH/0ZrqR0
びゅくっ、びゅくっ……!!
俺は春姫の乳房目がけ、一気に精を放っていた。
「ぁ、ぅぅっ、ゆぅま……くん……っ、ぁ、ぁあっ……」
熱を持った粘液が肌に飛びつく度に、春姫の体がびくびくといやらしく痙攣する。
びゅるっ、ぶちゅ、ぴゅるるる……っ
俺はそのまま春姫の体を自身の精液便所に見立て、最後の一滴まで春姫に浴びせかけるのだった。
「ぁっ……ぁ……はぁぁ……」
全身白濁まみれになりながら、全身をぴくぴく震わせ快楽の余韻に浸る春姫。
あまりに無残なその姿に、俺は一瞬我に返る。
(……やりすぎたかな……俺……)
いくら何でも、身動きできない女の子に好き放題白濁液ぶちまけるなんて……
いくら春姫が言い出したこととはいえ、調子に乗りすぎたかも。
「……大丈夫、か……? 春姫……」
俺はさすがに心配になって、春姫の様子をうかがってみる。
「んっ、ん……雄真……くん……」
春姫がそっと、虚ろな目をこじ開ける。
「悪ぃ……俺……ちょっと、調子に乗りすぎた……」
「雄真くん……」
だが春姫は嫌がるどころか、潤んだ瞳でひたすらこちらに訴えかけてくる。
まだまだ、こんなんじゃ物足りない……
そんな春姫の飽くなき欲望が、虹彩を通してぎらぎらと伝わってくるのがわかる。
「お願い……雄真くん……体、むずむずして……止まらないの……」
「春姫……」
……いらぬ取り越し苦労だったかな。
これだけエロい春姫を前に少しでも戸惑ってしまった自分が、少しだけ腹立たしく思える。
「……じゃ、そろそろ……いくぞ。春姫……」
「うん……お願い、雄真くん……」


359:Active?/Passive?(UMA勝利編)(13/24)
06/12/28 23:04:59 SH/0ZrqR0
「……雄真くん……」
俺は春姫の束縛魔法を解いてやると、木の幹にしがみつかせ、こちらにお尻を向けさせた。
不安げにこちらを振り向く、春姫の湿った視線。
その肉食獣に睨まれたウサギのような仕草に、俺の征服欲もじわじわ膨らんでゆく。
「……相変わらず、えっちな腰つきしてるよな……お前」
「あ……」
俺はスカート越しに、春姫の腰にそっと触れた。
そのまま俺は腰からお尻までのラインを確かめるが如く、掌をすっと滑らせてゆく。
「ん、はぁぁ……それ、えっちだよぉ……雄真くん……」
お尻に伝わる感触を味わうかのように、目を閉じながら甘く吐息する春姫。
……春姫の魅力を、あたかも胸だけのように語る人がいるけど。
長いこと春姫と触れ合ってきた俺から言わせれば、それははっきり違うと断言できる。
驚くほどに均整の取れた、春姫の見事な肢体。
おなかも、腰も、お尻も……全てが女の子らしく、丸くてえっちな稜線を描いているのだ。
「……手、入れるぞ……春姫……」
「んっ……雄真くん……」
俺はその曲線をもっと味わいたくなり、そっと春姫のスカートの中に手を差し入れた。
たくし上がったスカートから覗く、純白のガーターと火照った肌色とのアンバランス。
それを視覚で味わいながら、つやつやとやわらかな布の感触と
ぷりっと弾むようなお尻の弾力とのコントラストを楽しむ。
「……こうやってると何だか、痴漢にでもなったような気分だな」
「そんな……もんなのかな? これ……」
「あぁ……何つーか、ええケツしてるじゃねーか姐ちゃん、って感じ?」
俺はそう言いながら、わざとふざけて指先をいやらしく動かしてみる。
「ふふっ……雄真くん、それもしかして痴漢のつもり?」
俺のちょっとしたおどけに、からからと楽しそうな笑みをこぼす春姫。

360:Active?/Passive?(UMA勝利編)(14/24)
06/12/28 23:06:40 SH/0ZrqR0
「んー……違ったかなぁ? 今のは俺的にはオスカーもびっくりなくらいの好演技だったんだが」
「ふふっ、だって……ホントの痴漢だったらそんなこと言わないよ……あははっ」
ちょうどツボに入っちゃったのか、おかしそうに笑い声を上げる春姫。
「何だよ、そんなに笑うなよな……さすがの俺もちょっと傷つくぞ?」
「うん……ごめんね、雄真くん……あははっ」
ひとしきり笑った後、春姫はふと顔を赤らめつぶやきだした。
「……でも……雄真くんだったら」
「?」
「雄真くんにだったら……痴漢されちゃっても……いいかな」
「……っ」
……ったく……春姫のヤツ……
毎度毎度、俺をそそるようなことばかり言いやがって……
「……んなこと言うなら、もう止めてやんねー」
「え……ゆ、雄真くん……?」
俺は春姫のスカートの奥深くに手を突っ込み、春姫の下着をじらすようにゆっくり下ろしだした。
薄桃色の暗幕からじわじわと覗く、春姫の形のいいお尻。
白桃の如き表面は木漏れ日を反射してやわらかな産毛をふわふわと浮かび上がらせ、
くっきりと浮き立つ割れ目は、まるで何かを必死で護るかのようにきゅっと閉じられている。
「……好きにしていいって約束だったよな……だったら、もう遠慮なんかしねーぞ」
「雄真……くん……んっ、はぅっ……」
俺はそっとその表皮に触れ、やや乱暴にそのお尻を撫で始めた。
掌の上で尻肉が躍る度、春姫が湿っぽい溜め息を上げる。
「ん、んんっ……はぁ……お尻……ん、はぁ……っ」
ゆっくりと、それでいて激しく。
目前に投げ出されたそれの全てを感じたくて、俺は無心に愛撫を続ける。

361:Active?/Passive?(UMA勝利編)(15/24)
06/12/28 23:07:42 SH/0ZrqR0
「んんっ、んっ……やぁ……ゆぅま……くぅ……ん」
お尻に伝わる快感に、だんだんともどかしさが募ってきたのだろう。
俺の手の動きに合わせ、春姫がやるせなさそうにお尻を動かしてくる。
「……相変わらず行儀の悪い尻だな……そんな悪い尻には、こうだ」
そのえっちな動きに止め処ない欲望を感じつつ、俺は両手で春姫の尻肉をがしっと鷲掴みにした。
「え……」
春姫が戸惑いこちらを振り返るのも気にせず、俺は春姫の尻肉をぐにぐに揉み始めた。
そのままじわじわと親指を動かし、春姫の割れ目の方へとスライドさせてゆく。
「あ……」
その指の動きに、春姫も全てを察したのだろう。
「そんな……やだ……雄真くん……」
春姫がこちらを振り返り、目に涙をいっぱい溜めながら懇願してくる。
だが……ここまできて、今更止めるなんて真似が俺にできるわけもない。
俺は春姫の悲痛な訴えを無視し、ぐいっとその親指を外側へと引っ張った。
「~~~っっ!!!」
おもむろにこじ開けられたそこへの感触に、思わず顔をしかめ声にならぬ悲鳴を上げる春姫。
「……」
俺は改めて、春姫のそこに目を向けた。
真っ赤に腫れ上がり欲望の涎を滴らせる割れ目の上に、きゅっとすぼまった秘密の入り口がひとつ。
わずかに暗くくすんだその色に、俺は彼女の恥部を全て暴いてやった悦びでいっぱいになる。
「雄真くん……お願い……見ないで……」
もはや恥ずかしさも限界に達した春姫が、泣きながら俺に嘆願してくる。
そりゃ、そうだろう。
こんなところを他人に見られて、正気でいられる人間がそう何人もいるはずがない。

362:支援
06/12/28 23:11:13 srRwPB7z0
Active?/Passive? (UMA勝利編) をまだまだお楽しみください。

363:Active?/Passive?(UMA勝利編)(16/24)
06/12/28 23:11:22 SH/0ZrqR0
「ここもよくしてやるからな……春姫」
俺はその様にぞくぞくするような征服欲を感じつつ、春姫の割れ目に顔を近づけ深く息を吸った。
つんと刺し込む刺激臭の中にむわっと漂う、春姫の湿った女の子の匂い。
その卑猥な空気をたっぷり胸に吸い込みつつ、俺はそっと春姫のそこに舌を這わせた。
「ひゃっ!? ゆ、雄真くん……?」
お尻に伝う慣れぬ感触に、思わず可愛い悲鳴を上げる春姫。
俺はそのまま、夢中になって春姫のそこを味わい始めた。
穴の周囲を舌でなぞったり、しわの1本1本を舌先で丹念にいじってみたり……
ひくひく動くそこの反応を確かめながら、俺はただひたすらに愛撫を続ける。
「ふぁ……ぁ……はぁぁ……お願い……やめてよぉ……ゅぅま……くぅ……ん」
その倒錯的な快楽を、未だ受け入れられないのだろう。
その場所を愛でる度、春姫は喘ぎながらも悲痛な訴えを繰り返す。
「すぐによくなるって……春姫」
「ひゃあっ!?」
俺は欲望に任せ、尖らせた舌先を春姫の入り口に差し込んでみた。
そのまま舌をくりくり回し、春姫のそこに更なる刺激を加える。
「ひゃあっ、あっ、あぁ……そんな……舌、入れちゃ……」
入り口を舌で弄る度、可愛らしい鳴き声を上げる春姫。
もっともっと、彼女の中を知りたい……
俺は舌での愛撫をやめ、今度は指先で春姫の入り口を愛でてあげた。
「ん、んんっ……気持ち……悪いよぉ……雄真くん……
 おしり……んっ、むずむず……して……」
切なそうに哀願する春姫の声を無視し、俺はその指を中へと沈め始めた。
「ひゃ、あ、あっ、あぁあ……指……入って……くるぅ……」
じっくり入り口を湿らせたおかげで、俺の指はいとも簡単に中へと吸い込まれてゆく。
膣内とはまた違った独特な生温かさと強烈な圧迫感に、俺は奇妙な心地よさを感じていた。

364:Active?/Passive?(UMA勝利編)(17/24)
06/12/28 23:13:20 SH/0ZrqR0
「これは……どうだ? 春姫……」
俺はゆっくり指の抽送を繰り返しながら、そっと春姫に尋ねかけてみる。
「そんな、言われても……んっ、わかんないよ……私……」
涙を流し、唇をきゅっと閉じながら、お尻に伝わる快感に耐える春姫。
俺は春姫の感覚を確かめるが如く、今度は奥でゆっくりと指を回し始めた。
「ん、ぁふっ……そんな、しちゃ……ぁっ、んぅぅっ」
抽送の動きとかき回す動きを適度に織り交ぜつつ、
俺はその指をじわじわと、だが確実に奥へと差し込んでゆく。
「んぅぅっ、ぅっ、ふぅ……ん……ぁ、ふぁ、はぁぁっ」
やがて第2関節のあたりまで指を沈めたところで、春姫がぴくりと体をのけぞらせた。
中で指を鉤爪の如くくいくいと動かしてやる度、可愛らしく悶える春姫の肢体。
「だんだん……よくなってきたみたいだな、春姫」
「そんな、よくなって、なんか……ひゃ、あぁ……っ」
俺は春姫の声を遮るべく、指先をぴくっと動かしてみせた。
「こんなにいっぱい、反応してくれてるくせに……まだ、そんなこと言うんだ?」
「それは、雄真くんが、その……するから……あっ!? ひゃああっ」
春姫にもっともっと、この異常な快感を味わってほしくて。
俺は差し込んだ指の側から、もう1本指をねじ込み始めた。
「そんな……やぁ、それ……入らないよ……ひゃ、あ、あぁあっ!?」
初めて俺を受け入れるとは思えないほど、柔軟に俺を飲み込んでゆく春姫のお尻。
きついながらも温かな春姫の直腸の感触に、俺はすっかり酔いしれていた。
「や、あぁ……ぃや、それ、きつ……苦し……ぃいっ……!!!」
肛門を無理矢理拡張させられる感覚に、思わず悲鳴を上げる春姫。
全身はまるで電気を流されたかのようにびくびくと激しく痙攣し、
ぎゅっと固く締め付けられた眉間から、脂汗がたらりと流れ落ちてゆく。

365:Active?/Passive?(UMA勝利編)(18/24)
06/12/28 23:14:23 SH/0ZrqR0
「……かわいいよ……春姫……」
もっともっと、春姫を壊してやりたい……
俺は欲望に取り付かれたまま、その指をゆっくりと、だが乱暴にかき回しだした。
時折2本の指を広げ、彼女の穴をみりみりと押し広げてみたりして……
絶え間ない彼女の悲鳴に心まで浸りながら、俺はただ無心に愛撫を続ける。
「んっ、んんっ、あっ、あ、ひゃぅうっ……や、だ……私……ぁたし……っっ!!!」
春姫がびくびくと、体を激しく揺らしだした。
俺の指の動きに合わせ、春姫の体がまるで水上の魚のごとく激しく暴れまわる。
「だめ……ぁたし……体、遠く……なって……ゃあ、はぁぁっ……!!!」
激しい悲鳴と共に、差し込んだ指がぎゅうっとちぎれんばかりに締め付けられるのがわかった。
その強烈な圧迫に屈することなく、俺は更にぐいぐいと指を押しつける。
「はぁ、ぁ、はぁ……はぁ……」
やがて春姫の息が整うのを待って、俺はそこからずるっと指を引き抜いた。
赤黒く変色した春姫のそこが、ひくひくと物欲しそうに動くのがわかる。
「春姫……もしかして、お尻で……イッてくれた……?」
「ぁあ……あたし……今……おしりで……」
自分の身にたった今起こったことが信じられず、戸惑いを隠せない春姫の表情。
そんな彼女の様子を無視し、俺は再び彼女の腰を掴んだ。
「え? 雄真くん……」
「今度は……こっちも……咥えてくれよ……春姫」
そう言いながら、俺は自身の先端を春姫のお尻にあてがった。
お尻に伝う淫猥な熱に、春姫が軽く体を震わせる。

366:Active?/Passive?(UMA勝利編)(19/24)
06/12/28 23:15:28 SH/0ZrqR0
「そっちで……するの? 雄真くん……」
「あぁ……ダメか? 春姫……」
俺の声に、春姫がおそるおそるこちらを振り向く。
かつて俺に純潔を捧げてくれたときと同じ、不安と恐怖に彩られた表情。
「……大丈夫。無理はしないからさ」
「ん……でも……雄真くん……」
「もし痛かったり苦しかったりしたら、遠慮なく言ってくれよ。
 こういうのは、どっちも気持ちよくなんなきゃ意味ないんだからな」
そう言いながら、俺は春姫の緊張をほぐしてやるべく、お尻を優しく撫でてあげる。
「うん……いいよ、雄真くん……」
「春姫……」
「で、でも……優しく、してね……
 あんまり激しいと……私、壊れちゃいそうだから……」
「あぁ……わかってるって」
言いながら俺は、自身の先端をじわじわとそこへ埋めだした。
「ん、ん……入って……きてる……雄真くんの……」
指で十分慣らしたとはいえ、春姫のそこはまだきゅっと締まりあがり、
なかなか俺の侵入を許そうとしない。
それでも俺は慎重に狙いを定め、ゆっくりと俺のそこを中へと押し込んでゆく。
「や……ぁふ……お尻……広がって……ぁ……」
やがて亀頭が半分くらい収まったところで、俺の先端が不意にすっと飲み込まれていった。
窮屈だった入り口の感触と違って、中はねっとりと柔らかな感触に包まれている。
「ゃぁ……熱いの……入ってる……よぉ……雄真くん……」
「大丈夫か? 春姫……」
「う……うん……動かさなきゃ……まだ、平気……」
緊張で固くなった春姫のお尻をやわらかく揉みほぐしながら、
俺は春姫が慣れるまで、先端にじんわり伝わる腸内の温もりを楽しむ。

367:Active?/Passive?(UMA勝利編)(20/24)
06/12/28 23:16:29 SH/0ZrqR0
「あったかくて気持ちいい……春姫の中……」
「そ、そうかな……何だか、素直に喜べないけど……ι」
春姫はわずかに複雑な表情を見せるも、この行為自体に不快感を持っている様子はない。
そうして動かさぬよう待っているうちに、春姫の固さが徐々に解けてくるのを感じた。
未だ締め付けはきついけど、まったく動かせないほどではなくなってくる。
「そろそろ……落ち着いてきた? 春姫」
「うん……ごめんね、雄真くん……」
「気にすんなって……俺が無理言ってさせてもらってるんだし」
「雄真くん……」
春姫がおずおずとこちらを振り向き、顔を紅く染めながら口をもごもごさせる。
「どうした? 春姫」
「あの……雄真くん……そろそろ……いいかも」
「ホントか? 別に無理しなくてもいいんだぞ?」
「ううん……無理なんか、してないよ……
 それに、私も……雄真くんに……ちゃんと、してほしい……」
「春姫……」
確かに春姫の言うとおり、春姫の体はすっかり落ち着きを取り戻し、
俺の侵入を受け入れる準備が整っているようだ。
これなら……いつもみたくやっても、大丈夫そうだな。
「じゃ……いくな。春姫」
「うん、来て……雄真くん……」
俺は春姫の腰をがっちり掴み、俺のそこをじわじわと春姫の中へ押し込んで行った。
「ひゃ、あぁっ……また、来る……雄真くんの……」
更に深く押し分けられる感覚に、声を上ずらせ喘ぐ春姫。
俺はそのまま、ひとつゆっくりと腰を往復させ……

368:支援
06/12/28 23:17:03 srRwPB7z0
Active?/Passive? (UMA勝利編) をもう少しお楽しみください。

369:Active?/Passive?(UMA勝利編)(21/24)
06/12/28 23:18:28 SH/0ZrqR0
「ひゃ……ぁっ、あぅっ!?」
春姫がふと、全身をぶるっと振るわせた。
「春姫?」
まさか……
俺はその反応をもっと確かめたくなり、更に早く腰を動かしてみる。
「あ、あっ、あぁ……はぁ……あっ! はぁぁっ……」
春姫の口から、絶え間ない喘ぎが漏れるのが聞こえた。
それも……始めて俺の指を受け入れた時とは違う、明らかな快楽の叫び。
(やっぱり……)
春姫が……お尻で……感じてくれてる……!!
狂おしく俺を求める彼女の尻の動きに、これまでない感動が全身を駆け巡るのがわかった。
「春姫……好きだよ……春姫ぃ……っ!!!」
俺の可愛い春姫。
俺にここまでされながら、なお俺のことを健気に慕ってくれる春姫。
誰にも……手放しやしない。
そう……彼女を汚していいのは、この俺だけなんだから……!!
「はぁ……ぁあ……春姫……春姫……」
浮かされたかのように春姫を求め、俺はただ無心に腰を進める。
「雄真く……っあ、はぁぁ……ひゃ、ぁぅ、はっ、あぁああぁ……っ……」
尻穴に伝わる刺激に、春姫もまた狂ったように鳴き声を上げる。
腰をぶつける度、ぱんぱんと小気味よく響く春姫の尻肉。
俺と春姫……ふたりして、快楽を貪る淫乱な獣となってゆく……
「春姫……っぁ……俺、そろそろ……イク……!!!」
「ゆぅま、くん……ぁぁ……来て……ぁたしの、おしりで……イッて……!!!」
俺はその声を機に、俺のものを奥深くにねじ込んだ。
そのまま先端に溜まったものを押し出すべく、ぐいぐいとあそこを押し込んでゆく……
「ひゃ、あぁあっ……雄真く……奥、来て……いっぱい……出して……!!!」
「春姫……あぁ……春姫……!!!」
そして俺はとどめとばかりに、おのが怒張を根元までずぶりと突き刺し……

370:Active?/Passive?(UMA勝利編)(22/24)
06/12/28 23:20:58 SH/0ZrqR0
どくっ、どくっ……!!!
「ぁっ、ひあぁっ、あぅあぁあああああああっっっ!!!!!」
俺たちはほぼ同時に、絶頂を迎えていた。
春姫の尻穴は吸いつかんばかりに俺のものをがっちり咥え込み、
煮えたぎった腸内を、俺の飽くなき欲望がいっぱいに満たしてゆく。
びく、びゅく、びゅくっ……
まだ射精は止まらない。
俺の種が春姫に全て吸い尽くされるまで……びくびくと激しい収縮を繰り返す。
「ぁっ、ぁぅっ、はぁぁぅっ……おしり……熱いの……ぃっぱい……出てる……ぅ」
俺はそのまま灼熱の海で尽き果てるまで、春姫の中を存分に楽しむのだった。
「ん、ぅぅ……ゆぅま……くん……」
やがて俺のものを引き抜くと、春姫の穴から真っ白な泡がこぽこぽ湧き出てきた。
尻穴の痙攣に合わせ、白濁した泡が生まれ、弾けるのを繰り返す。
その様がまるで、彼女の侵してはならぬ禁断の域を確かに侵した証に思えて……
「好きだよ……春姫……誰にも、渡しやしねぇ……」
「雄真……くん……」
そのまま俺は後ろから春姫を抱きしめ、彼女の息が整うまでその温もりをじっくり味わうのだった。


371:Active?/Passive?(UMA勝利編)(23/24)
06/12/28 23:22:24 SH/0ZrqR0
「体……もう大丈夫か? 春姫」
「まだ……ちょっとだけ……ひりひりしてる……」
着衣の乱れを整え、森の一角で静かにたたずむ俺たち。
春姫がふわりと、優しい笑顔を俺にくれる。
「何か……すげぇ無理させちゃったみたいで……ごめんな。春姫……」
「ホントだよ……雄真くん……おかげで私のお尻……雄真くんのでいっぱい……」
苦笑しながらも、どことなく幸せそうな春姫の表情。
そんな春姫の表情に、俺の心がほっと安らいでゆくのがわかる。
「……しかし春姫も変わってるよなぁ……
 あんな条件出して、もし負けたら何されるかわからないってのに……
 春姫、何か妙に嬉しそうにするんだもんな……」
いやまぁ、たった今いろいろしちゃったばかりの俺が言っても説得力ないけどι
「でも雄真くん、私の嫌がるようなことは絶対しないでしょ?
 私、ちゃんとわかってるもん」
「……ι」
ちょっと前まであれだけ好き放題されてた方の台詞ではないと思います。俺。
「……それに……」
そこまで言うと春姫はふと顔を赤らめ、視点を足元へと落としだした。
「それに……何だ? 春姫」
「やっぱり……雄真くんには……いつまでも私より強くあってほしいもん……
 ……わがままだよね……私……
 雄真くんが一度魔法を捨てた理由……ちゃんと理解してるはずなのに……」
「あ……」

372:Active?/Passive?(UMA勝利編)(24/24)
06/12/28 23:23:26 SH/0ZrqR0
その台詞で、俺はようやく思い当たった。
俺との勝負に負けたのに、何故だか妙に嬉しそうにしてた理由。
そして……春姫がいつでも、俺の稽古に精一杯付き合ってくれる理由……
……きっと春姫は、俺にいつまでも思い出の男の子でいてほしいのだ。
春姫に人生を変えるきっかけをくれたその男の子の面影を、俺に見続けていたいのだ……
だからこそ春姫は……俺の成長を、まるで自分のことのように喜んでくれて……
あんなに一生懸命、俺の成長に付き合ってくれて……
(……かなわないよな……春姫には)
春姫がこんなにも俺のことを慕ってくれてるというのに……
いつまでも俺がこんな弱いままじゃ、春姫にカッコつかないよな。
「……よし、決めた」
「雄真くん?」
俺は立ち上がり、春姫に向け宣言する。
「俺……もっともっと強くなるよ。
 そしていつか……春姫の隣に並んでも恥ずかしくない、立派な魔法使いになってみせる」
「うん……楽しみにしてるね、雄真くん」
春姫がぽわっと、花のような微笑みを俺にくれる。
「だけど……私ももっと頑張らなくっちゃ。
 いつもいつも負け通しじゃ……いつかここ、使い物にならなくなっちゃう」
「そんなに毎回毎回求めたりしないってι」
「どーだか。フフ」
春姫の微笑みに連れられ、俺もまた心からの笑みで返すのだった。

<終わっとけ>

373:温泉の人
06/12/28 23:24:35 SH/0ZrqR0
その後、彼女の夜のレパートリーがまたひとつ増えたのはここだけの秘密ですw
春姫「んんっ・・・雄真くん・・・おしり・・・気持ち・・・いいよぉ・・・!!」
ソプラノ(雄真様・・・これ以上春姫に妙なこと教えないでくださいι)

ところで今までも何気に小出しにしてたけど、実はかなりのおしり大好きっ子です自分;
本編でも数少ない春姫のおしり出てるシーンで懸命に妄想広げたりしてましたが、
今回こうやって形にできて個人的には大満足w
(おしりでHって最近じゃ某心は誰よりも乙女な方でしか見てないから、うまく書けたか不安だけど)

ともあれ、ご支援いただいた方本当に乙でした。
敗北編も現在順調に執筆中ですので、今しばらくお待ちくださいませノシ

374:名無しさん@初回限定
06/12/29 09:31:10 4zj6CY3i0
>>373
U、UMA君がなにかワイルドになっちゃてる…。
でもGJ!!!


375:名無しさん@初回限定
06/12/29 15:22:56 GUK5X+aE0
>>373
GJ!
しかし、勝ってコレだと敗北編はどんな目にと気になるなぁw

376:名無しさん@初回限定
06/12/29 22:12:17 ncKs4+xU0
UMAのアナルが攻(ry

377:名無しさん@初回限定
06/12/30 01:14:42 ptu9Upt8O
アッー!

378:名無しさん@初回限定
06/12/30 16:17:29 BhbjO/H00
ソプラノを使って(ry

379:名無しさん@初回限定
06/12/31 16:54:03 uiP9Acr/0
>>373 敗北編では隠された春姫のドSっぷりが(ry

380:支援
06/12/31 17:45:08 78rsyDOH0
Active?/Passive? (UMA敗北編) 出来上がるまでもうしばらくお待ちください。









何でこんなことまで支援してるのだろうかwwwwww

381:温泉の人
06/12/31 20:42:39 2ZPVGfW10
ご支援いただいているところ申し訳ございませんが、
敗北編、結局年内の投稿はムリっぽいです・・・;
あんまできない約束ってするもんじゃないっすね・・・('A`)ゴメンナサイ

その代わりはるひめさんには俺なりに精一杯本領発揮してもらうつもりですので、
来年もどうかお付き合いよろしくお願いしますノシ


>>376-378
それも考えたんですが、さすがに準にゃん以外の男の喘ぎは書く気になれなかったので・・・;
ご期待に沿えず申し訳ございません。

382:支援
07/01/01 10:21:41 DJWHDamK0
職人様方々の新しいSSが出来るまで、しばらくお待ちください。

383:名無しさん@初回限定
07/01/02 12:16:52 fT7IHv6Q0
UMAの魔力が暴走して何故かワンドが擬人化してしまうSSキボンヌ

でもタマちゃんは疑アザラシ化ね

384:名無しさん@初回限定
07/01/02 20:28:38 okfFlSjM0
>383 それ考えると、どうしてもソプラノがとあるとこの会長さんが想像されてしまう件……

orz < 俺じゃ㍉だわ……

385:名無しさん@初回限定
07/01/02 21:51:23 aGg0V3dt0
魔人パエリアの攻勢をどうやって防ぐかが問題だ。

386:名無しさん@初回限定
07/01/04 01:15:54 K3/Ms8qj0
ソプラノとイチャイチャしていると春姫がどんどん黒くなっていきます

387:名無しさん@初回限定
07/01/04 11:27:33 Z+qvXe2/0
>>384
むしろ俺は某キャベツのCS版ヒロインの方が(ry


さて本来なら昨年公開の予定でしたが、予定が大幅に遅れてしまいまして申し訳ありません。
皆さんお待ちかね(じゃない?)、Active?/Passive?(UMA敗北編)です。
はるひめさんの可愛らしい傍若無人の数々、とくとご堪能下さいませw

ではでは。

ピッ
にア 危険を察知し、横へと回避した

388:Active?/Passive?(UMA敗北編)(1/27)
07/01/04 11:29:12 Z+qvXe2/0
(来る……!!)
頭に浮かぶのは、放たれる春姫の紅蓮の帯……
このまま、ここにいるのはまずい……
ズザッ……!!!
俺は脳裏に浮かんだイメージどおりに、地面を蹴って回避していた。
このまま春姫の射程外に動けば……まだ勝機はある……!!
俺は飛びずさったその格好のまま、杖を構え詠唱体勢に入る……
だが。
「ディ・アストゥム・アダファルス!!!」
「え……」
気がつけば俺は、紅く輝く無数の蛍たちに囲まれていた。
紅蓮の輝きの向こうに、得意げに杖を構える標的がひとつ。
「これは……」
「いくら攻撃呪文を唱えたからって、直接射撃ばかりくるとは思わないことね」
「くっ……エル・アムスティア・ラル」
「アデムント・アス・ルーエント!!!」
「!!!!」
シュン!! シュンシュン!!!
俺が防壁を張る間を待たず、その光弾たちが一斉に襲いかかって来た!!!
バシッ!!!
「がはっ……」
初弾が命中し体勢を崩す俺に、なおも容赦なく降り注ぐ魔法弾の嵐……
ズン!! ズドンズドンズドン!!!
「のぎゃーーーーーーーっ!!!!」
1発1発はせいぜい女の子に軽く殴られたくらいの衝撃だけど、
それをこれだけ全身に浴びせかけられたら、俺……

389:Active?/Passive?(UMA敗北編)(2/27)
07/01/04 11:30:10 Z+qvXe2/0
「ぁぁ……かはっ……」
「勝負あったみたいね。雄真くん」
やがて猛攻は止み、辺りに元の静けさが訪れていた。
ぼろぼろになり情けなくぶっ倒れる俺の元に、春姫が得意げな笑顔で近づいてくる。
「ひでぇよ春姫……もうちょっと手加減してくれても……」
「ダーメ。勝負の世界は厳しいんだよ」
妙に嬉しそうな顔で、春姫が俺に微笑みかける。
―前々から思ってたけどさ。
春姫って何か、バトルの時だけ人格豹変するよな……ι
「はぁ……やっぱ春姫には勝てねーかぁ……」
「残念でした。フフ」
俺は傷ついた体を起こし、近くの木の幹に体を預けた。
春姫がそっと、側に寄り添ってくる。
「……やっぱ、春姫は強いな」
「そ、そんなこと……ないと、思うけど……」
「謙遜するなよー? 負けた俺が余計みじめじゃん」
「うぅん……私なんてまだまだだよ……
 高峰先輩や御薙先生に比べたら、私なんて……」
そこで比較対象にその方々が出てくる地点で、普通じゃないと思います。俺。

390:Active?/Passive?(UMA敗北編)(3/27)
07/01/04 11:37:51 Z+qvXe2/0
「……だけど」
俺は目を閉じながら、しみじみとつぶやいた。
「戦ってる時の春姫……すげぇ、カッコイイ」
「え!? か……カッコイイ……って」
「うん、春姫はやっぱカッコイイよ。
 何か本当に歴戦くぐりぬけた戦士って感じで、俺……すげぇ憧れる」
正直な感想だった。
戦いの場に赴く春姫は、すごくキリッとしてて……綺麗だ。
呪文を唱える時の集中してる様も凛としていて美しいし、
相手を見据える時の春姫の視線も、心をぐっと掴まれるみたいですごくグッとくる。
「……私、女の子なのに……カッコイイなんて言われても……」
だがその感想は、春姫にとっては不本意だったらしい。
少しいじけたように口を尖らせ、視線をしょんぼりと下に落とす春姫。
「何だよー? 俺にとっちゃ最高の褒め言葉だぜ?
 ……まぁ確かに、あんまり女の子に対して言うような台詞じゃないけどさ」
「うぅ……だけど……恋人より強い女の子なんて……ι」
やっぱ、そうか。
カッコイイとか強いとか、女の子にとっちゃあんまりステータスにならないよな……
「大丈夫だって!! 春姫はちゃんとカワイイとこあるじゃん!!
 ほら……デートの時とか、一緒にお弁当食べる時とかさ……」
「……本当に?」
「本当本当!! この目が嘘を言ってるみたいに見えるか?」
「……」
春姫はしばらく怪訝な目で俺を見ていたが、やがて満開の桜のようにぱっと微笑んだ。
「フフ。雄真くんにそう言ってもらえると……すごく嬉しいな♥」
「……///」
絶対……わかってやってるよな。
俺はいつだって、春姫のことをすげぇ可愛いって思ってるってこと。

391:名無しさん@初回限定
07/01/04 11:38:01 NQbJRHNU0
支援。

392:Active?/Passive?(UMA敗北編)(4/27)
07/01/04 11:39:58 Z+qvXe2/0
「ねぇ……雄真くん……」
「? 何だ、春姫」
「もうちょっと側に行っても、いいかな……?」
「あぁ……」
て言うか、別に断る理由もないしな。
俺が頷くと、春姫は嬉しそうにこちらに近寄り……
「フフ……雄真くん♥」
「のぁっ!?」
トサッ……
俺は急に、春姫に押し倒されていた。
俺の全身に、春姫の温かくて心地いい重みがじんわり伝わってくる。
「んむ、ん……雄真くん……」
春姫が目を閉じ、そっと俺の唇を塞ぐ。
じわじわと求めるように入って来る、春姫のかわいらしい舌。
それを受け入れるべく、俺もそっと舌を絡ませる。
「ふむ、ん……ちゅ……んん……雄真、くん……ぇろ、ちゅ……」
時が止まったかのような、濃厚なキス。
心地よいやわらかさを全身に感じつつ、俺は夢中になって春姫の唇を貪る。
「ん……ぷはぁ」
やがて春姫が唇を離し、空気を求め深呼吸した。
「ふふ……キス、しちゃった」
「やったなぁ……春姫」
「ふふ。油断大敵だよ、雄真くん」
春姫はそのまま、すがるように俺に体重を預けてきた。
ふわふわとやわらかな春姫の感触に、俺は眠気にも似た幸福感が全身に広がるのを感じる。

393:Active?/Passive?(UMA敗北編)(5/27)
07/01/04 11:41:03 Z+qvXe2/0
「この体勢……俺、ちょっと好きかも」
「そうなの? 雄真くん……どうして?」
「例えば……春姫のおっぱいが、全力で俺に当たってるところとか」
「……」
あ、あれ? 俺今ちょっと外しちゃった?
今のは俺的にはツッコミ待ちのちょっとしたお茶目のつもりだったんだけど……
(あ、いや……9割9分くらいは本気なんだが)
「……もぉ雄真くんったら、いっつも私の胸のことばっかり……」
「胸のことばっかりったって、おっぱいは大事だぞ?
 触るとやわらかいし、見てるとすげぇ癒されるし、それに……」
「……」
自分の胸を見つめながら、何やら複雑な表情をしてみせる春姫。
「……そんなに……私の胸……好きなの?」
「そりゃあ好きに決まってるだろ? 何たって春姫の胸なんだから」
「……」
春姫はまたしても、自分の胸を神妙な面持ちで見つめている。
……やっぱ気になるものなのかな……
自分の胸が、俺にどんな評価を下されているのか……
ちゅっ
そう考えてると、春姫が不意に俺の頬に唇を押しつけてきた。
「は……春姫……?」
見ると春姫は、何やらにやにやといやらしい笑みを浮かべている。
「約束だよ? 雄真くん……私が勝ったら、雄真くんのこと好きにしていいって」
「や、約束……って」
そりゃさっき、確かにそんな約束してました。
約束してました……けど!!

394:Active?/Passive?(UMA敗北編)(6/27)
07/01/04 11:47:52 Z+qvXe2/0
「ちょ、待って……俺今結構ボロボロなんだけどι」
「ホントだね……雄真くん、あちこち擦り傷だらけ」
「いやだから何で笑顔で指摘してんだよ春姫!!!」
仮にも大好きな彼氏が傷だらけになってるんだから、少しは気遣って下さいって!!
「そんな傷だらけじゃ……いっぱい、できないね。
 ね、雄真くん……私が……治してあげよっか?」
「え……?」
俺がその意味を把握する前に、春姫が自分の唇に指を当てた。
そのまま静かに、魔法の言葉を唱える……
「エル・アムダルト・リ・エルス……」
「は、春姫……?」
「ディ・アムンマルサス」
コォォ……
つぶやきと共に、春姫の唇に小さな魔法陣が淡く輝くのを見た。
その魔法陣はきらりと夕日に輝くと、そのまま消えてしまう。
「何……するつもりなんだ? 春姫……」
「それは見ててのお楽しみ……だよ。雄真くん♪」
春姫は穏やかに微笑むと、そっと俺の手を取った。
そこにはたった今春姫に刻まれたばかりの生傷が、赤く生々しい痕を残している。
「うわぁ……すごく痛そうだね。雄真くん……」
「いや、別にただの擦り傷だけど」
というかこれ、たった今あなたにつけられた傷なんですが。
「すぐに痛いの治してあげるからね……ちゅ」
春姫はつぶやくと、俺の傷口を慈しむようにそっと口づけた。

395:Active?/Passive?(UMA敗北編)(7/27)
07/01/04 11:54:14 Z+qvXe2/0
ぽゎ……
その瞬間、春姫の唇から温かな光が穏やかに広がるのがわかった。
くすぐったさにも心地よさにも似た、温かな癒しの光。
そして、春姫が唇を離した時……
そこにあったはずの傷は、跡形もなく消え去っていた。
「すげぇ……」
あの時見たのと、同じ光だった。
春姫が小さな女の子に想いを伝える手助けをした、あの時の癒しの輝き。
「ね? 凄いでしょ、これ」
「あ、あぁ……何だか、すげぇ幸せな気分だ」
じゅくじゅく滲みる消毒液の痛さを思えば、まるで天国のような癒しだ。
「ね、雄真くん……このまま、全部治してあげよっか?」
「え、全部……って……えぇっ!?」
俺が反応するよりも先に、春姫がいきなり俺の服に手をかけていた。
そのまま俺の上着を脱がそうとする春姫の手を、俺は慌てて制止する。
「ちょ、ちょっと待った!! まさか、体中全部?」
「好きにしていいって約束だよ? 雄真くん」
「いや、それはそうだけど……」
いくら何でも全身これで癒してもらうなんて、照れ臭いにも程があるって!!
無理矢理服を剥ごうとする春姫に、俺は必死になって抵抗しようとするが。
「ね? 雄真くん……お願い……」
「ゔ……」
そんな顔でかわいく懇願されたら、抗うなんてできるわけないじゃんか……
結局俺は春姫にされるまま、服を着々と脱がされてゆくしかなかった。


396:Active?/Passive?(UMA敗北編)(8/27)
07/01/04 11:55:44 Z+qvXe2/0
「んむ……雄真くん……ちゅ、んちゅっ」
赤く火照る俺の素肌に、取りつかれたかのようにキスを続ける春姫。
春姫につけられた傷が口づけの度にほわほわと塞がってゆき、
生まれたての赤ちゃんのようなつやつやとした輝きを放つ。
「ねぇ……雄真くん……んちゅ、気持ち……んん……いい?」
「う……うぅ……///」
その春姫の艶めかしい癒しに、恥ずかしさのあまり声の出ない俺。
……既に俺は春姫の手によって衣類の殆どを剥がされ、パンツ1枚の状態だった。
そして俺の胸元からお腹、太ももから爪先の辺りまで……
春姫にされるまま、全身余すことなく口づけられてゆくのだ。
(つか、さすがにこれは……)
恥ずかしい……この上なく恥ずかしいぞ!!
「んふ……雄真くん……好き……んん……むちゅ……っ」
本当に幸せそうな顔で、俺の体に口づけてゆく春姫。
既に俺の体についた傷は、春姫の手であらかたなくなってしまっていた。
いや……もう完治を通り越して、前よりも美肌に磨きがかかってるような感じだ。
「……まさかとは思うけどさ……春姫……」
「ん? 何……雄真くん……」
「もしかしてこれがやりたいがために、とどめにあの魔法使ったとかじゃ……ないよな?」
「そ、そんなこと……ないもん……んちゅ///」
春姫は顔を赤く染めながら、誤魔化すように俺のわき腹に口づける。
この反応……やっぱり図星なんですね、春姫。
やがて最後のひとつまで癒し終わったところで、春姫が残念そうに顔を上げた。
「はぁ……もう、全部……治っちゃった……」
「春姫……」
仮にも恋人の傷が全快したんだから、そんなにがっかりしなくてもいいと思います。俺。

397:Active?/Passive?(UMA敗北編)(9/27)
07/01/04 12:00:46 Z+qvXe2/0
「もういいだろ? 春姫……もう……その辺で……」
「うぅ……だけど……もっと……したいもん」
「春姫……」
確かに、ああやって春姫に全身愛でてもらえるのはすごく嬉しいけどさ。
だけど……ここまで一方的にキスされ放題じゃ、何だかもどかしいっつーか……
これだけじゃあ、何だか物足りないって言うか……
そう思っていたところで、春姫がふと俺のパンツに目を向けた。
「ん……ねぇ……雄真くん……」
「な、何だ? 春姫……」
「この中も……見せてもらって、いい?」
「……ι」
ああもうこの人は、俺の最後の砦まで一気に攻め込むつもりのようですよ?
てゆーか……さすがにこんなところまで春姫に攻め込まれたら……
さすがの俺も……もう……我慢できないって言うか……
「ね……いいでしょ? 雄真くん……えいっ」
「え!? ちょ、ちょっと待っ……」
俺の悲鳴も虚しく、春姫は俺のパンツを一気に下ろしてしまった。
ぴょこん!
パンツの中から、俺の男のシンボルが元気よく飛び出す。
「あ……///」
春姫はわずかに驚いた後、嬉しそうにほんにゃりと笑顔を漏らした。
恥ずかしいことに……俺のそこは全身たっぷりと春姫の愛撫を受けたせいで、
今にも爆発してしまいそうなくらい反応してしまっていた。
「こんなに……おっきくしてくれてたんだ……嬉しいな……私」
「は……春姫……///」
まんまと反応してしまってるところを見られ、恥ずかしさも頂点に達する俺。

398:名無しさん@初回限定
07/01/04 12:02:08 YFfp8aOp0
UMAを支援。

399:Active?/Passive?(UMA敗北編)(10/27)
07/01/04 12:02:51 Z+qvXe2/0
「……ごめんな。俺……何か……節操なくて……」
「うぅん……雄真くんがこんなにいっぱい感じてくれて……私、すごく嬉しい」
春姫は天使のような笑みを浮かべると、そっと俺のそこに唇を近づけた。
「ここも、いっぱい……癒してあげるね……雄真くん……」
そのまま春姫は慈しむように、俺のそこに口づけ……
(!!!?)
な、何だったんだ今のは!?
今、口をつけられた瞬間……目から何か火花が弾けたような……
春姫はそのまま、俺の茎のところを丹念に口づけてゆき……
「ぁ……っく……ぅあ……春姫……」
気を抜けばすぐにでも飛んでいってしまいそうな、強烈な快感。
春姫の口って……こんなに……気持ちよかったっけ?
脳みそを直接かき回されるような快楽に、俺は狂ったかのように喘ぐ。
「んふ……ん……ちゅぷっ……はぁ……熱い……雄真くんの……」
春姫が夢中になって俺のものを慈しむ度に、
その一撃一撃が俺に稲妻のような快感を与えてゆく。
「はぁ……雄真くん……んぁ、はむぅ……」
そして春姫の唇が、俺の頭をぱくりと丸呑みにした瞬間……
「!? あうぅうっ!!?」
気の狂いそうな快楽が、俺の背筋を昇るのがわかった。
「ぁむ……むぅ……むちゅ……雄真、くん……ちゅ、ぷちゅ……」
「あぁぁ……ダメ、だ……春姫……」
春姫が俺の頭をおいしそうに貪る度、俺の何かが春姫に吸い上げられ……


400:Active?/Passive?(UMA敗北編)(11/27)
07/01/04 12:04:17 Z+qvXe2/0

「あはぁぁ……っ!!!!」

確かにあの時、俺は女神を見た。
あまりの強烈な快感に、射精していることにすら気づかなかったほどだ。
「んぐ……むぅ……ゅぅま……くぅ……ん」
口内に放たれた灼熱に、涙を湛えながら堪える春姫。
「っぷ……はぁ」
やがて春姫が俺のものから口を離し、嬉しそうに微笑んだ。
「ふふ……雄真くん……いっぱい出たね……」
「ぁ……あぁっ……はぁぁ……」
俺の欲望を唾液と共に掌に吐き出し、満足そうに微笑む春姫。
対する俺は、放心のあまり言葉も出ない。
……もしかして、これも魔法の力なのか?
ちょっと今俺、本気で腰抜けそうになったんだが……ι
「……ねぇ、雄真くん……」
春姫は妖しく微笑むと、俺の目の前に胸を突き出し、見せつけるようにボタンを外し始めた。
「あ……春姫……」
春姫の服がしどけなくはだけてゆく様を、俺は呆然とした面持ちで見つめている。
やがて俺の目の前に、ピンクのブラに覆われた春姫の乳房が顔を見せた。
窮屈な下着に阻まれて、春姫の乳房が苦しそうにふるふると揺れる。
「どう? 雄真くん……雄真くんの好きな、おっぱいだよ……」
「……春姫……」
熱に浮かされたかのように微笑む春姫に、俺も頭の芯がぼーっとしてくる。
「ね、中……見たい? 見たいよね……?」
そう言いながらブラのホックに手をかけ、焦らすように指を動かす春姫。
あまりの期待感に、出したばかりの俺のあそこも情けなく反応を始める。
「ねぇ……雄真くん……見たい……?」
「……見たいに……決まってるだろ……? そんなの……」
念を押すかのように問いかける春姫に、俺はわずかに苛立ちを込め答える。

401:Active?/Passive?(UMA敗北編)(12/27)
07/01/04 12:07:54 Z+qvXe2/0
「うん……じゃあ、見せてあげるね……」
春姫は顔をぽっと紅潮させながら、ブラのホックをぱちんと外した。
束縛を解かれた春姫の乳房が、その重さを主張するかのようにゆさりと揺れ動く。
「あ……」
吸い込まれそうなその綺麗な肌に、俺は思わず息を呑む。
春姫の胸なんて……もう何度も見てきてるはずなのに……
こうやってじれったくはだけられると……何だか……すごく神秘的なものに見えて……
「雄真くん……どう? 私の胸……」
「あぁ……綺麗だ……とても、信じられねぇくらい……」
「フフ。雄真くんに褒めてもらえて、私……すごく嬉しい」
自慢の胸を褒めてもらえたことが、本当に嬉しかったのだろう。
春姫がふわっと、満面の笑みを浮かべる。
「ね? 雄真くん……また、ここで……してあげよっか?」
春姫はおのが胸をゆったり揺らしながら、俺に問いかける。
「え……?」
たった今口でしてもらったばかりなのに……いいのか? 俺……
そう思いながらも、俺の目は春姫の美しい胸を前に釘づけになっていた。
このあたたかな胸に、包んでもらえたら……
思わずそんな邪な思いが、俺の脳裏をよぎるのがわかる。
「……いいのか? 春姫」
「うん……今日は何だか、いっぱいしてあげたい気分だから」
「春姫……」
春姫にここまで可愛く求められたら、俺も断れるわけなどない。
「じゃあ……してもらおうかな。春姫……」
「うん。私……頑張るね」
春姫は頷くと、それまで右手に溜めていた俺の欲望を両の掌にまぶした。
「いっぱい……気持ちよくしてあげるね……雄真くん」
そう言いながら、春姫は手に取ったそれを乳房全体にたっぷりと塗りたくってゆく。

402:Active?/Passive?(UMA敗北編)(13/27)
07/01/04 12:11:38 Z+qvXe2/0
(あ、あれ……?)
思わず俺は、その光景に奇妙な既視感を感じていた。
何かこの光景……どっかで見たことあるような……
……いや。見覚えあって当然だし。
春姫にこうやって胸でしてもらうなんて、1度や2度のことじゃないんだから……
やがて春姫の乳房は、俺の欲望と春姫の唾液でぬるぬるになっていた。
濡れた表皮が、そのやわらかさを強調するかのようにてらてらと妖しく光る。
あのぬるぬるの中で愛でてもらえたら……すごく気持ちがよさそうだ。
「……じゃ、行くよ。雄真くん……」
春姫はゆっくりと胸を近づけ、その谷間に俺のものを正面からそっと挟み込んだ。
ねっとりとした感触と、春姫の胸の豊かな重みが伝わって……とても気持ちいい。
「はぁ……雄真くんの、挟んじゃった……」
「何だかねとねとして……気持ちいいな。春姫の胸」
「ふふ……喜んでもらえて、すごく嬉しい」
春姫は軽く微笑むと、俺のものを手に掴み、粘液にまみれたおのが乳房に擦りつけ始めた。
「はぁ……雄真くんの……すごく……あったかい……」
掌で俺の先端を優しく包みながら、俺のそこをおのが乳房全体に摺りつける春姫。
亀頭に絡む粘液の感触と包み込むような春姫の乳肉が、俺のそこに絶え間ない快楽を与えてゆく。
「……」
だが俺は快感に浸るでもなく、その様に妙な違和感を感じ始めていた。
やっぱり……そうだ……
この光景、俺は……見たことある……
「いっぱい……気持ちよくなって……雄真くん……」
やがて春姫が俺のものを挟んで前後にスライドさせだした時、俺の違和感は頂点に達していた。
いつもなら両手で胸を抱え、俺のを胸でふにふに揉みしだいたりするのに。
わざわざこんないつもと違う動きをしだすなんて、やっぱりおかしい……
(……間違いない……)
この光景を、俺は知ってる。
これと全く同じ光景を、俺はハチと一緒に……

403:Active?/Passive?(UMA敗北編)(14/27)
07/01/04 12:12:56 Z+qvXe2/0
「フフ。気持ちいいでしょ? 雄真くん」
得意げに微笑む春姫に、俺は思わず問いかけていた。
「……春姫……この動き、まさか……」
「うん。その『まさか』だよ」
俺がその事実に気づいたのがよほど嬉しかったのか、春姫がにやにやといやらしい笑みを浮かべる。
「雄真くんったら、あんなわかりやすいところに隠すんだもん。すぐわかっちゃうよ」
(やっぱり……)
俺の疑問は、ようやく確信に変わった。
春姫はさっきから、とあるエロビデオの女の子の真似をしてるのだ。
そう……こないだハチと一緒に見た(正確には「付き合わされた」)あのビデオの。
「ふふ……あの女の子と、同じことしてるんだね……私」
春姫がうっとりと、陶酔に満ちた溜め息をこぼす。
「ねぇ……気持ちいい? 雄真くん……」
「は、春姫……」
「本やビデオで見るより……ずっと……気持ちいいよね? 雄真くん……」
「……ι」
口調こそ穏やかだったけど、目は明らかに笑ってなかった。
たとえエロビデオといえど、俺が自分以外の女の子で気持ちよくなってるのが許せない……
春姫の目は、そんな彼女の女心を何よりも雄弁に物語っていた。
「……春姫ぃ……ι」
だって……仕方ないだろ?
男ってのは、愛情と下半身が別の生き物なんだから……

404:Active?/Passive?(UMA敗北編)(15/27)
07/01/04 12:16:03 Z+qvXe2/0
「んっ、ん……雄真……くん……んっ、ふぅ……っ」
春姫はなおも、両の乳房で俺のものを必死に扱き上げる。
その動きは、さすがにプロ仕込みなだけあって……すごく気持ちがいい。
何より春姫が、あのビデオと同じことを俺にしてくれてると思うだけで……
興奮で、頭が熱くなってゆく。
「んんっ、んっ、ふぅぅ……っ、はぁ……んっ、んん……っ」
春姫の谷間でぬちゃぬちゃと響く、俺の欲望に満ちたそれ。
いつの間にか溢れてきた俺の先走りが谷間に垂れ落ち、更にその滑りをよくしてゆく。
その潤滑に煽られ……俺の先端が、じんじんと熱く響きだすのがわかる。
もう一刻も、我慢できない……!!
「はぁ……春姫……そろそろ、イッて……いいか……!!」
「あ……雄真くん……」
春姫が一瞬、焦燥感にも似た表情を見せる。
だがそんな春姫の気持ちに構っている余裕など、俺にはもうない。
「っく……俺、もう……イク……!!!」
高く宣言し、腰をつんと突き上げる俺。
後は俺の欲望に任せ、その想いを一気にぶちまけるだけだ……
だが。
「ディア・ダ・オル……アムギア!!!!」
コォォォ……
「!!?」
射精は、できなかった。
目前の輝きに合わせ、俺のそこがびくりと虚しい叫びを上げる。
「あ、あれ……? 俺……」
俺、今……確かに……イッたはずなのに……
俺のそこは射精寸前のむず痒さを保ったまま、ひくひくと悲しそうに震えている。
「はぁ、はぁ……よかった……間に合った……」
事態を掴めない俺の前で、春姫が何故か安堵の表情を見せる。

405:Active?/Passive?(UMA敗北編)(16/27)
07/01/04 12:20:44 Z+qvXe2/0
「……はる……ひ……?」
「このまま行ってたら……一番気持ちいいところ、見逃すところだったよ……危ない危ない」
「……まさか……」
俺は改めて、自分のそこを眺めた。
びくびくそびえ立つ俺の根元に、鈍く輝く無彩色の蔦蔓がひとつ。
間違いなく……俺がイク寸前に春姫が唱えた、射精妨害のための魔法だ。
「そんな……春姫……何で……」
半ば涙目になりながら、俺は春姫に問いかけた。
「だって、イッたら……雄真くんのここ……ちっちゃくなっちゃうもん。
 雄真くんのおっきなの……私も、いっぱい楽しみたいから……」
「春姫……」
「ね? 雄真くん……今度は……私が楽しむ番だよ……?」
そう言うと、春姫はまた俺のものを胸で扱き始めた。
「あ……は……ぁうぅぅっ!?」
頭のひっくり返りそうな衝動に、俺は思わず呻く。
そしてまた俺のそこに、2回目の絶頂が訪れようとするのがわかった。
「っぐぅ……っ、俺、また……イク……!!」
気の狂わんばかりの衝動に、俺はまた全身をびくりと震わせる。
……だけど、やっぱり出ない。
俺のそこはしんと静まり返り、特有の腹を締めつけるような衝撃だけ俺に与えてゆく。
「んっ……雄真くん……」
春姫はそんな俺の反応を確かめると、俺のそこをそっと自分の乳首に絡ませてきた。
「んんっ……これ……あつぅい……んぁ、あぁ……っ」
絶頂寸前のその熱が、よほどお気に召したのだろうか。
春姫はぼうっと火照った顔で、膨張する俺のそこを必死におのが乳首に押しつける。
「ぁん……はぁ、あぁ……ぁっ、はぁ、あぅぅ……っ」
俺のそこを先端に押しつけたまま、ぐりぐりと回す春姫。
だらしなく涎を垂らしながら、胸を伝う淫れた熱を楽しんでいるかのようだ。

406:Active?/Passive?(UMA敗北編)(17/27)
07/01/04 12:22:32 Z+qvXe2/0
「っぐ……ぅぅ……っ」
対する俺は切なさの余り、まともに声をあげられないでいた。
……想像してみてほしい。
射精寸前のあの苦しみが、延々と続くさまを。
言葉に表せないが、これはまさに……地獄だ。
このまま出させてもらえないなら……いっそ、全くいじらないでくれとすら思う。
「んん……あ……雄真くん……」
俺の快感が遠のく度、その快感を呼び戻そうと手で乱暴にいじりだす春姫。
そうして俺が再び絶頂に至りそうになるのを確認して……また乳首で、その熱を味わい始める。
「んんぅっ、はぁ、あぁあっ……ぁつぃ……あついよぉ……ゆうま……くぅ……ん」
……春姫が射精を止めさせたのは、これが理由だったのだ。
春姫はきっと、イク直前でぱんぱんに膨れ上がった俺のここが一番好きなのだろう。
だけど普通にやってたら、その一番好きな状態は射精によってあっと言う間に解除されてしまう。
だったらいっそ射精さえ止めてしまえば、延々とその大好きな状態を保持できると……そんなところだ。
「ぅぅ……ぁっ、うぐ……っ」
延々とこの苦しみを味わわされるこちらとしては、正直たまったものじゃない。
どうでもいいから、早く……イッてくれとすら思う。
「あぁ……雄真くん……ふむ、はむぅ……っ」
更に春姫は欲望に任せ、俺の先端部を唇で覆い隠した。
そのままはち切れんばかりになってる俺のそこを、夢中になって貪り食う。
「んむ、むちゅ、ちゅる……っ、はぁ……むぐ、ふむ……っ」
俺をよくするためじゃなく、ただその部分を味わいたいがためだけにされる身勝手なフェラ。
あまりに理不尽なその快楽に……徐々に苛立ちが募ってくる。
どうせ最初から、イカせてくれるつもりなんてないんだろ……?
だったら、中途半端に気持ちよくさせるの……本気で、やめてほしい……

407:Active?/Passive?(UMA敗北編)(18/27)
07/01/04 12:23:53 Z+qvXe2/0
「んむ、ぷはぁ……ぁぁ……雄真くん……」
やがて春姫は名残惜しそうに俺のを口から放すと、再び俺のそこをおのが乳首に押し当て始めた。
雁首のところをそっとくすぐるように、おのが先端で愛撫する春姫。
「はぁぁ……ん……雄真くん……気持ち、いい……いいよぉ……」
俺の快感を保ちながら自身も気持ちよくなれる術を、ようやく思いついたのだろう。
俺の竿を手で軽く扱きながら、乳首でカリの段差や鈴口……俺の弱いところを的確にくすぐってくる。
「ぁあん……はぁ……ぁぁ……ぁっ、あぁっ……はぁぁっ……」
こうすれば自身の先端も程よい刺激を得られて、一石二鳥というところだ。
(っぐ……ったく……)
こういう事にまでその頭の良さを活かさなくったっていいだろ……? 春姫……
「あぁ、あぁぁっ……はぁぁぁっ……私……イク……イッちゃう……ぁぁ……」
春姫は段々と表情を崩し、体全体をひくひく動かし始めた。
気のせいか、俺のをくすぐる乳首の動きもどんどん激しくなってきている気がする。
「あぁあっ、あぁ……はぁぁ……雄真くん……雄真くぅ……ん……!!」
「うぁっ、ぁぁ……春姫……」
俺はそんな春姫の動きに、胸を裂くような切なさを感じていた。
このまま……イッちゃうのか……? 春姫……
このまま……俺を置いて……一人だけ……
「春姫……あぁ……春姫……」
「んぅぅっ、ぅぅっ……あぁ……はぁぁ……」
「お願いだ……春姫……一緒に……イカせてくれ……」
「ぁぁ……雄真くん……」
切なく哀願する俺の声に、春姫がうっすらと虚ろな目を開く。
呆然とした表情で、俺の声がちゃんと届いているかすら定かではない。
「なぁ……頼むよ……春姫……なぁ……」
「雄真……くん……」

408:Active?/Passive?(UMA敗北編)(19/27)
07/01/04 12:27:58 Z+qvXe2/0
春姫は一瞬だけ俺のことを哀れむような表情をし、一言つぶやいた。
「ディ・マーサロス・フェミス……!!」
シュゥゥゥ……
「あ……」
あれだけ俺を苦しめた根元の蔦蔓が、静かにかき消えてゆく……
と同時に、俺のそこにこれまでにない強烈な射精感が沸き起こるのがわかった。
「あぁ……春姫……!!」
ようやく出すことを許された喜びに、俺は瞳を潤ませながら腰を天高く突き上げる。
「雄真……くん……きて……いっしょに……イッて……!!」
「春姫……っぐっ、ぅああぁ……っ!!!!」
俺は快楽に身を任せ、全身をびくりと後ろへ仰け反らせ……
びくっ、びゅくっ……!!!
呻き声と共に、普通の何倍にも濃縮されたかのような精液が春姫の顔を汚すのがわかった。
これまで感じたことのなかった、強い轟き。
今まで出せそうで出させてもらえなかった抑圧が、この強烈な射精を生み出しているのだろう。
「ひゃあああ……っ、ぁっ、ぁぁ……雄真くん……」
春姫はその熱い粘液の感覚すら、おのが快楽に変換しているようだった。
俺の熱い欲望が体に降りかかる度、体をひくひくさせながら快楽に咽ぶ春姫。
「ぁぁ……雄真くん……」
やがて春姫はぼんやりと目を開け、欲望塗れになった俺のものを感慨深げに眺めていた。
「凄いね……雄真くん……こんなに、いっぱい出るんだ……」
「はぁ……春姫……」
頭の芯が、ぼーっと冷たく霞んでくる。
あまりに強烈過ぎた射精の衝撃で、俺は指1本動かすことすらままならない。
つかもう俺……さすがに……限界かも。
春姫の膣内を味わえないまま終わるのは、ちょっと寂しいけど……

409:名無しさん@初回限定
07/01/04 12:29:35 YFfp8aOp0
支援。

410:Active?/Passive?(UMA敗北編)(20
07/01/04 12:29:38 Z+qvXe2/0
「ねぇ……雄真くん……」
「? 今度は何だ……春姫……」
春姫はゆっくり身を起こすと、おのが下着をじわじわと下ろし始めた。
そのまま下着を片足に引っ掛けると、露になったおのがそこを覆うように手を添える。
「雄真くんのをいっぱい浴びてたら……ここ、寂しくなってきちゃった。
 ね? 雄真くん……ここも……雄真くんのでいっぱいにして……」
「は、春姫……ι」
あれだけたくさん出した後でまだ出せとおっしゃいますか、春姫さん……ι
「ね? お願い……雄真くん……」
「……悪ぃ……春姫……少し……休ませてくれないか……?」
てかもうこれ以上したら……俺のあそこ、真剣にヤバイかも……ι
「……」
そんな俺を前に春姫は少しだけつまらなそうな顔をしたが、すぐに何かを思いついたかのように囁いた。
「ね……見て……雄真くん……」
そのまま瞳を閉じ、秘部に当てる指先にそっと気を集中させる春姫。
春姫の指先が、ほわっと柔らかな光に包まれ始める。
「ディ……アムンマルサス」
「!?」
ぽわぁぁ……
春姫の秘部の前に、見覚えのある魔法陣が展開されるのがわかった。
さっき春姫が自分の唇の前に展開したのと同じ回復魔法のフィールド。
「あ……」
その光景に、俺は思わず見惚れていた。
と同時に、しばらく息を吹き返しそうになかった俺のそこが徐々に反応を始める。
「これならきっと……いっぱいできるよ。雄真くん」
「春姫……」
未だ体の疲れは取れないけど。
春姫がこうまでして求めてくれるんだから、期待に応えなきゃ……

411:Active?/Passive?(UMA敗北編)(21/27)
07/01/04 12:31:36 Z+qvXe2/0
「じゃあ……きてくれるか? 春姫……」
「うん……雄真くん……いっぱい、してね……」
春姫は嬉しそうに微笑むと、俺の上にまたがり、おのが秘裂を俺の先端に近づけてきた。
股間の魔法陣が先端に近づくにつれ、まるで引き合うかの如く屹立を始める俺の逸物。
確かにこれなら、1回くらいなら出してやれるかな……?
「あふ……雄真くん……」
俺の先端がそっと、春姫の秘裂に触れる。
割れ目に伝わる俺の熱に春姫は一瞬ぴくりと体を震わせ躊躇したが、
やがてじわじわと俺のものを中に収めだした。
「あぁぁ……雄真くん……熱いの……入って、きてるぅ……」
「気持ちいいか……? 春姫……」
「うん……私のここ……雄真くんので……いっぱい、広がってる……」
膣内を伝う灼熱に、春姫がうっとりと瞳を潤ませる。
春姫はそのまま欲望に合わせ、膣口で俺のものをきゅうきゅう締めつけ始めた。
「ぅぁっ……春姫の中、すげぇ……締まって……」
「んんっ……雄真くんも……ぁっ、いっぱい……気持ちよくなって……んっ、んんっ」
膣内を襲う快感に耐えながら、期待に咽ぶ俺のものを扱き上げる春姫。
さすがに普段から実習とかで鍛えてるだけあって……かなり上等な締まり具合だ。
何より膣壁の襞が程よく先端に絡みついてきて……すごく気持ちがいい。
「んっ、ふぅぅっ、ぁっ、あっ、はぁぁっ……あぁ……」
徐々に速度を高めつつ、一心不乱に腰を振る春姫。
その動きに合わせ、俺の欲望に塗れた春姫の乳房がゆさゆさと激しく揺れる。
「あぁ……春姫……」
俺は思わず、その光景に釘付けになっていた。
いつ見ても思うけど……やっぱり春姫の胸はすごい。
とくにこうやって下から見上げてると……何だか今にも、その豊かな質量に押し潰されちまいそうで……

412:Active?/Passive?(UMA敗北編)(22/27)
07/01/04 12:34:58 Z+qvXe2/0
むにゅっ
「あ……」
俺は耐え切れずに、春姫の乳房を両手でむんずと掴んでいた。
「やだ……雄真くん……胸、触ってる……」
「だ、だって……こんなの見せられたら……俺……」
こんなやわらかな感触知っちゃったら、もう俺……後には引けないっつーか……
俺は溢れんばかりの欲望をぶつけんとばかりに、春姫の胸を乱暴に捏ね上げ始める。
「あぅっ……雄真く……それ、ダメ……ぁっ、やぁっ……」
更にその胸を揉みしだかんとする俺の手を、春姫はやんわりと取り払う。
「だめ……雄真くん……今日は、私がするの……」
「っ……少しくらいいいじゃんかよ……いつもはあんなにいっぱい触らせてくれるくせに……」
「うぅ……だって、そんなにされたら……私……雄真くんにしてあげられなくなっちゃう……」
何とか抗おうとするものの、春姫のかわいらしくも懸命な抵抗になす術もなく沈黙する俺。
「ね……? 雄真くん……今度いっぱい触らせてあげるから……」
「ぅぅ……約束だぞ……? 春姫……」
「うん……だから、今日は……私にさせて? お願い……」
そう言うと、春姫はまたゆっくりと腰を動かし始めた。
(ぅぁ……また、擦れる……)
陰部に再び襲いかかる、甘い快楽。
触ることを禁じられた乳房の動きもあいまって、俺の中にもどかしい感情が湧き上がってくる。
こんなに気持ちよさそうなのに……触らせてもらえないなんて……
被虐心にもよく似た切ない情欲が、俺の心を冷たくかき乱す。
「んふぅぅっ、んぁ、はぁぁっ……いい? 雄真くん……きもち……んっ、いい……?」
「あぁ……すげ、気持ち……いい……」
「うん……私も……気持ち、よく……なって……あっ、はぁぁっ……!!」
春姫は体を仰け反らせ、中を伝う快感に酔いしれ始めた。
膣壁が熱を帯びてきて……すごく居心地がいい。
この灼熱の海の中で逝けたら……どんなに気持ちがいいんだろう……
俺はその快楽を味わわんと、夢中になって腰を押し上げ始めた。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch