07/11/29 02:11:16 nl81602J
俺はお茶を入れようとしている美園さんの背後に足音を忍ばせて近づいていった。
戸棚から紅茶の缶を取り出している彼女は何も気付かない。
俺は彼女のすぐ後ろまでたどり着いた。自然と荒くなる鼻息を抑える。
次の瞬間、俺は美園さんの華奢な背中に力任せに抱きついた。
「きゃあっ!!」
悲鳴を上げて、紅茶の缶を取り落とす。俺は黙って、両腕で美園さんの体を締め付けるようにして抱き寄せた。
柔らかな髪の毛から甘い香りがただよう。
腕の中の細い体が抵抗を示すが、特に鍛えてもいない女の力では、男である俺の力に抗うことはできなかった。
それにしても、美園さんはとても大きく見えていたのに、
こうやって抱きしめてみると俺より身長が低く、とてもはかない存在に思えた。
「や、やめて幸彦君! こんなことしちゃだめ・・・」
身をよじりながらそれでも冷静を装って美園さんが言う。
俺はその体を抱きしめたまま、片方の手を彼女の胸に移動させた。
ワンピースの生地の上から、膨らんだ感触が確認できた。
美園さんはいよいよ危険を強く感じたようで、さらに必死で身をよじる。それに応じて俺も腕に込める力を増した。
「だめ! お願いだからやめて!!」
「うるさい・・・。あんまり抵抗すると腹の子がどうなっても知らないぞ」
自分のものとは思えないような低く冷たく容赦のない声が自然に漏れた。
美園さんはぎょっとした顔で真っ青になって、抵抗をやめた。
「そ・・・そんなこと本気じゃないわよね?」
「さあね・・・それは美園さん次第だよ」
「幸彦君、優しい子じゃない。そんな酷いことできないわよね?」
「俺・・・美園さんも優しい人だと思ってたよ。あんなことできる人だとは思っていなかった」
「・・・」