07/11/08 17:52:37 P3K6fCwS
「ば~か!ヒロのわけねぇだろ?ヒロがんな事させるわけないじゃん」と僕。
「・・・え?違う子?うそ!うそ!違う子なの?」
と再び目をキラキラさせ身を乗り出してきた。
彼氏の浮気を聞いてこれだけ喜ぶ女の子も珍しいだろう。
「・・・・」答えない僕。
「だれぇ?榊さん?、え違うの?伊本さん?え~?違うのぉ?誰?クラス別の人?」
他人事ではないピンチのはずなのに瞳はほんっとうに嬉しそうな顔をして
僕の浮気相手探しに夢中になっている。
「た・に・が・わ」と僕。
「え~?!!!!!」と驚きの声をあげる瞳。
「そんなに驚くほどかな」と僕。
予想外の驚きように僕の方が驚いてしまった。
「里美ちゃんでしょ?さと・・・すごいじゃん!」
と言って僕の手を取る彼女。
「え、何が凄いんだよ?」と僕。
「あの子モテるんだよ知らないの?矢口君とか芝崎君とか
里美ちゃんのこと好きなんだから」と彼女。