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1年のあいだ、あらゆる快楽が与えられ、笛を吹いたり、歌ったり、話し方を教えられた、体に傷のないひとりの若者が、
この祭りでいけにえとされるのだ。彼は、テスカトリポカ(夜と戦いの神)の化身だとされ、
人々は彼に会うと彼の前にひれ伏して礼拝した。
祭りの20日前になると、若者には美しい4人の女性があてがわれ、身の回りの世話をしてもらう。
彼女らは若者の腰まで伸びた髪を結い上げ、さらに華やかな衣装を着せる。いよいよその日がやってくると、
神殿に連れていかれ、自ら階段を昇り、一段ごとにずっとこの1年間吹いていた笛を壊していく。
最上段にたどり着くと、石の台に横になり、心臓を一気にえぐられる。死体は下に降ろされ、そこで首が切断され、ツォンパトリという棒にさされる。