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■湘南・江ノ島で短銃発砲事件 女子中学生が頭を撃たれ重体、カージャックか？ ２人組逃走
１９８８年(昭和６３年)８月３１日午前３時１０分ごろ、神奈川県藤沢市片瀬海岸１－１２－２３の一方通行の道路で、
乗用車に乗っていた男が、 後ろから来て早く行くよう、せかした乗用車に向かって短銃を一発発射。
後ろの車に乗っていた横浜市瀬谷区、私立中学３年の少女（１５)が、頭を撃たれ、意識不明の重体。
藤沢署は殺人未遂事件として犯人の行方を追っている。
調べでは、撃たれた方のクルマは神奈川県茅ケ崎市、室内装飾工の男性（２０）が運転。
男友達（２０）と２人で湘南をドライブ中、室内装飾工の男性とその女友達の中学三年生（１５）の
二人と知り合い、車に乗せた。
現場は一方通行のＴ字路で、右から直進してきた犯人らの車と、左折しようとした男性の車が、
どちらが道を譲るかでトラブルを起こした。先に直進した犯人らの車がノロノロ運転をしたため、
男性が後部座席右側の窓から上半身を乗り出すようにして早く行くように、とせかせたところ、
助手席の男が窓から顔を出し、約１０メートルの距離から一発発射したという。弾は男性の左顔面に当たり
後頭部に入っている。
藤沢署などが緊急配備、間もなく現場から約６キロ離れた鎌倉市内で手配中の乗用車を発見した。
警官が乗用車のそばでタバコを吸っている東京都狛江市の会社員（２０）に職務質問したところ、
「ひとりでドライブ中、小田急線片瀬江ノ島駅前ロータリーで、二人組の男に短銃を突き付けられ
“車を貸せ”と脅された。
犯人２人は途中で徒歩で逃げた」と答えた。しかし同署は、この会社員が検問を一度突破していることなど
不審な点も多いため、 さらに詳しく事情を聴いている。
発砲した男は２５～３０歳、身長１６５～１７０センチ、がっちりした体格でパンチパーマ頭。白の上下服に白い靴姿。