13/09/15 16:42:20.73 vUbdRu2N
「(えぇぇ…)」
勿論、そうでない者も中にはいるもので。
みほは内心途方に暮れていた。
引っ込み思案がちなみほにとって、誰かと相部屋生活だなんて、正直なところ無理以外の何物でもなかった。
「(お姉ちゃんとならいいんだけど…)」
それならむしろ大歓迎なのだが、しかし、話を聞く限りは一年生限定のようである。
ちらりと、両隣を見渡す。
そこには黒森峰に入学してから仲良くなった同級生の逸見エリカと赤星小梅が…。
「「ぁ…」」
エリカと目が合う。
挙動不審にきょろきょろとする自分を見られていたのだろうか…?
それはとても気恥ずかしいと慌てて顔を逸らす。
「それでは共同生活を行う学生寮と部屋割りについては、今週末に追って連絡をする。それまでに各自荷物をまとめておくように!!」
『Ja!!』
そうこうしている内にミーティングも終わり、解散を告げられる。
「ぃよっし!これでようやく戦車に乗れるのね!」
「でも期限聞いてないよな、いつまでだと思う…?」
「夏休みに合宿あるらしいし、それまでだと思ってたんだけど」
部屋へと戻る最中、皆の話題は今の共同生活の話一色である。
皆それぞれ、思い、悩み、そして考えているのだろう。
一人だけで考えつかないなら、誰かと相談し、話し合いと、共同生活をするまでもないのではないかと、みほは羨ましげにそれを見る。
自分もと思わなくもないのだが…。
「エリカさん、待ってください。どうしてそんな早足なんですか」
「っ…!!」
自分の友達(仲間?)はというと、とっとと部屋へと戻っていってしまった。
「はぁ…」
どうにも溜息ばかりが出る。
せめて、そう、せめて…。
「エリカさんか小梅さんのどっちかだといいなぁ…」
みほは、しみじみと呟いた。
そんなこんなな話
………
たびたびたびですが、面白そうな話題が出てましたので失礼をば
前作のお褒めのコメントをばありがとうございます。
某所の話題の方は当該作品の※欄ないしメッセージの方でお待ちしております。