12/02/09 02:24:37.90 ppseHVck
向日葵あかり
「赤座さんもし良かったから今度の日曜日クッキー焼くのですけど試食に来ません?」
「あかりならOKだよー。じゃあちなつちゃんと・・・」
「あ、あの二人には、その、内緒で。二人にはこっそり渡したいのですわ」
「うん分かったよー。(向日葵ちゃん櫻子ちゃんのために焼くのかな。仲良いねぇ)」
日曜日
「赤座さん手際が良いですわね」
「そんな事ないよー。向日葵ちゃんの教え方が上手いだけだよー。」
「そ、そんな事ないですわよ。あ、まだ時間が余ってますわね。もし良かったらお話でもしません?」
「分かったよー。えへへ、あかり向日葵ちゃんと話せて嬉しいよー」
楽しい会話が過ぎ時計は18時を回ろうとしている。
「あ、もうこんな時間、もう帰らないと」
「あ、赤座さん、もし良かったら今日泊まっていきません?夕飯は私が作りますし・・・」
「う、うん。向日葵ちゃん何かあったの?」
私の変化に気づいた赤座さんは家に泊まると伝えた。
そして私は内に秘めた想いを伝えた。
「今日吉川さん達のためにクッキーを焼くのは口実で本当は赤座さんと話かったですの。
普段櫻子と喧嘩するのも赤座さんと話すのが恥ずかしいからですし・・・その・・・私、赤座さんの事が好きですの!」
「えへへあかりも向日葵ちゃんの事好きだよ」
「えっ!?」
「でもあかりそういうの良く分からないんだ。ごめんね向日葵ちゃん」
私は小さく笑った。
「ウフフ、赤座さんならそう答えると思いましたわ」
不安な気持ちから解放され赤座さんらしい回答に私は不思議と穏やかな気持ちになった。
これなら楓を櫻子の家に預けなくても良かったかもしれない。
でもせっかくの赤座さんの二人きりの空間を今日は楽しもうと思った。
「赤座さんこれから夕飯作りますけど何が良いかしら?」
「あかりオムライスがいいなー」
「分かりましたわ」
これから二人のお泊り会が始まる。
End