11/06/24 19:29:35.96 qf8/Px/1
ほむさやがとっても仲良しなまどほむさや考えてたらこうなった
二レスいただきます
「……ここは? 私、一体」
気がつけば、私は見たこともない場所に立っていた。
まるで、天国のような世界。しかし、そこにはどこか見滝原のような雰囲気もあって。
どうしてだろうと立ち尽くす。私は、ついさっき魔獣退治を終えたはずなのに。
私は魔法少女の格好ではなく、制服を着てただそこに立ち尽くしていた。
「ほむらちゃん」
しばらく辺りを見回していると、耳に届く声があった。
ずっと支えてくれていたその声を聞き間違う訳はない。
頭に響くのではなく、鼓膜を直接叩く声。そうしてようやく悟った。
つまり私は魔法少女としての役目を終えて、彼女の元に還ってきたのだと……ッ!
「まどっ―」
叫ぼうとした瞬間、どんと押し倒されるような衝撃。
私と同じ制服姿。うぉんうぉんと豪快に泣く声。
そして、視界の端に映る青い髪が見えた。
「……何をしているの、美樹さやか」
感動の再会を、ぶち壊しにしてくれるとは、どういう了見なのだろう。
「ごめんよほむらぁー! あたし、あんたのこと誤解してたよぉ!」
顔から涙やら鼻水やらを垂らして、私の上で何事かを喚き散らす美樹さやか。
なおも抱き着こうとする彼女を押し返すものの、それは叶わない。
うわ、服に鼻水が垂れた。この女、本当に。ちょ、手にも、きたなっ!
「あんたは友達だったのにっ、あたし、あんな勘違いして、ほんとバカだった! ごめん!」
「私の、友達は、まどか、だけよ」
「冷たいこと言うなよぉー……。誤解してただけなんだってばぁ」
マウントポジションを取られてしまったせいか、うまく引きはがせない。
顔からいろいろ垂らしているうえに、暑苦しい。邪魔くさい。
まどかに早く会わせなさい!