レズ声優出張所Part14at LESBIAN
レズ声優出張所Part14 - 暇つぶし2ch140:名無しさん@秘密の花園
11/02/21 21:56:20.27 tu+FGyvX
>139
板移転かと。

レズ声優 Part47
スレリンク(voice板)

141:名無しさん@秘密の花園
11/02/21 21:59:09.68 HdnlUUKc
>>140


142:名無しさん@秘密の花園
11/02/21 23:02:30.79 RVqZnQzH
あみぺに限らずこのスレ冬の時代だな
春はまだかのう
智ます読みたいなあ

143:名無しさん@秘密の花園
11/02/23 16:42:08.05 li1glw7T
誰もいない…

144:名無しさん@秘密の花園
11/02/25 23:38:33 OK+0ya4H
ここにいるぞ

145:名無しさん@秘密の花園
11/02/26 15:26:16.16 p1yy9QwR
age

146:名無しさん@秘密の花園
11/02/27 00:00:48.81 KN84M6ns
Aice5ちょっとだけ復ッ活ッ!から久しいけど
ちあKING×堀江さんは
わりとありなんじゃないかって思うんだ


147:名無しさん@秘密の花園
11/02/27 00:12:23.39 TLYDizCW
ふむ、いいぞ話せ

148:名無しさん@秘密の花園
11/02/27 01:31:15.18 z+A+L11i
ほっちゃんがぎゅってしてる写真は最高だったな

149:名無しさん@秘密の花園
11/02/28 23:02:11.14 hqyAMCB9
麻上洋子と吉田理保子が抱き合ってチュッ?!

150:名無しさん@秘密の花園
11/03/07 20:59:37.96 DpQvRFpG


151:名無しさん@秘密の花園
11/03/15 02:57:07.95 SLo+kK4L
國府田マリ子姉さんとみのりんがTMR主催のチャリティコンサートに出るよー
URLリンク(www.d9.dion.ne.jp)

152:名無しさん@秘密の花園
11/03/18 11:35:19.57 uMGeI8QG
実在の人物でレズ妄想するのは倫理的に抵抗があるので
リアルガチビアン声優を紹介してください

153: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 20:57:25.55 vxvls7aC

こんな時に、需要のなさそうな俺得カプ投下
サトリナ×新井さとみん、新井さん視点
つれゲーの二人が可愛すぎた。キャラ崩壊もいいとこだがご勘弁を。


154: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 20:57:57.89 vxvls7aC





誘ったのは、彼女だった。





夕食時もとっくにすぎて、そろそろ子供は寝る時間。ちらりと見た窓の外は真っ暗闇になってた。
私の出身地も星はあんまり見えないけど、都内のここはもっと星が見えない気がする。
いつだったかぽろりとそんな事を言ったら、彼女はいつもの柔らかい笑顔で受け止めてくれた。
否定せずに、ほんわりと。それはまるで彼女の雰囲気そのままで、不覚にもどきりとしてしまったっけ。

そんな大人の時間に、彼女の性格そのまま現したような柔らかい雰囲気のお部屋で、私達は大人らしく、缶ビールやワイン、焼酎なんかを持ち寄って、ささやかな飲み会を開いてた。

毛足の長いマットが敷かれたお部屋の中の優しい色のソファの上。
手にしたビールをぐいっと一口。しゅわしゅわとした感触が喉の奥を通り抜ける。
次いでやってきた胃の中が火照るような感覚に、私は少しだけ目を細めようとして、ぺしり、と肩を打つ感触に眉を潜めた。

「さっとみん」

もぐもぐと背中あたりから聞こえるご機嫌な声に更に眉を潜める。
ちらりと視線をやれば、隣に足を投げ出したまま、私の背中とソファの間に顔を埋めたりなっちの姿。
元々白いほっぺたを桜色に染めたご機嫌な酔っ払いさんは、私の視線を見つけると、ふにゃりと可愛らしく口元を緩めた。
無防備な笑顔に、アルコールで刺激された胃の中以上に熱くなった胸の奥に気付かないふりをして、私は視線を戻す。


155: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 20:58:47.31 vxvls7aC

ソファの前にちょこんと置かれたテーブルの上には、ビールの缶と開封されたワインや焼酎の瓶、――数種類。
明らかに用意したおつまみとは比例しない量のアルコール。仕事帰りにりなっちと一緒に買いに行った物だ。

誘ったのは、りなっちだった。

今日のお仕事も無事に終え、バッグにケータイやらお菓子やらをしまっていた私の元へとことこと近づいてきたりなっちは、「さとみん今日うちこない?」っていつものほんわか笑顔で誘ってくれた。
仕事終わりに居酒屋やご飯にはよく行ってたけれど、彼女の家へ誘われることは彼女との短くない付き合いの中でも、あまりないことで。
だから、嬉しくて嬉しくて、私は浮かれながら、そのお誘いを受けた。

背中で当の彼女が身じろぎをする感触。
衣擦れの音と、むぐむぐと言葉にまで昇格できなかった声が聞こえて。
私は、意識しないように精一杯“普通”を演じながら、彼女との距離を取るために少しだけ前屈みになる。
だけど、すぐに私の背中を追いかけるように柔らかい感触も移動して、私のささやかな抵抗は無駄に終わった。

りなっちはお酒が強いわけじゃないけれど、かといって極端に弱いわけでもない。
お互いに大人だから、自分の許容量は把握しているつもりだし、特にりなっちはしっかりしてるから、お酒の場での振舞い方がすごく上手くて、こんなにふにゃふにゃに酔っ払う姿は滅多に見られない。

本当に酔っちゃうのは信頼してる人の前だけだって、前に彼女から聞いたことがある。
その時は、その彼女から“信頼されている人”が羨ましくて、ちょっと、ほんのちょっとだけ嫉ましかったけど。


156: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 20:59:40.20 vxvls7aC

背中に感じる暖かい感触。
視線を隣へ移せば、もう少し警戒心を持てよ!って言いたくなるくらいに無防備に投げ出された、白い足。

りなっちにとって、私は、彼女の“信頼してる人”の枠に少しでも入り込めてるって解釈してもいいのかな。…そうだったら、いいなぁ。

(だって、)


だって、私は――。


「さぁとみんっ」

甘ったるい声と共に、にゅっと白い腕が伸びてきた。
反応する間もなく、その白くてやらかいのは私のお腹の上で交差。

「りりり、りなっちっ」

彼女のいきなりの行動にどもった私を無視して、お腹の上で交差したのよりも、もっと柔らかくて暖かいモノが、今までよりもぴったりと背中にくっついた。

「なぁに考えてるの?」

むぐむぐと聞こえるくぐもった声。
素面でも十分に優しい甘い声は、アルコールのせいでその甘さに拍車がかかってて。
ただでさえ、彼女の声に弱い私の心臓を刺激する。

彼女が喋る度に暖かい感触が腰辺りを撫でていく。
それは彼女の柔らかい唇がそこにあるということを嫌という程私に意識させて。


157: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:00:27.57 vxvls7aC

耳の周りに集まる体温。
早まる鼓動を、止められない。

だれど、引き剥がすことなんて私にはできなくて。
やめて、と言葉にしようにも喉の奥が引き攣ってしまって。

私は、誤魔化せない程に早まった鼓動を、後ろの彼女に聞かれないことをただ願うしかなかった。


だって、りなっちは知らないのだ。


女友達のこんな他愛も無い接触で、誤魔化しきれないくらいに、私の心臓が早鐘を打つことを。
その笑顔を見ただけで、胸の奥が締め付けられることを。
何気なく話かけられただけで、たまらなく嬉しくなることを。

彼女は知らないのだ。


私が、彼女に抱いている感情が、友情以上のそれだって。


――知らないのだ。


一つ小さく深呼吸して、私は口を開いた。
いつも通りの大きさで、いつも通りの強弱で、りなっちの仕事仲間の“さとみん”の声で。

「ビール飲んでんだよう。見たら分かるでしょ」

仕事柄、声を演じる事には慣れている。ましてや相手は酔っ払いだ。
感情がすぐに表情に出ると注意される私でも、顔さえ見せなければ、十分に対応できる。
自分に言い聞かせて、もう一度深呼吸。大丈夫。
未だに私の背中とソファの間でむぐむぐと私のお腹を離さないりなっちの仕草に一々びくりとしないように、必死で体を抑え付ける。
不自然な動きにならないように注意しながら、ビールを煽って、おつまみとアルコール類で散かったテーブルの隙間にかたんと置いた。


158: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:01:07.51 vxvls7aC

ちらり、と気づかれないように、背中にへばりつくりなっちを見やる。
私の腰に顔を埋めて。茶色いふわふわの髪の毛がちょっと乱れてた。
髪の隙間から顔出す小さな耳はほっぺと同じ桜色。

酔ったりなっちは可愛らしい。
普段のふわりとしながらもしっかりした彼女は、酔っ払うと、途端に子供のように無防備になるからだ。きゅうっと胸の奥が締め付けられる。

その茶色を優しく梳いて、可愛らしい耳のふちを優しく撫ぜたら、どんなに気持ち良いんだろう。
今の自分には決してできないと分かっているくせに、私はそう思うことを止められなかった。

この可愛らしい酔っ払いを好きになったのはいつからだったか。
正確には思い出せない。元々、明確な線引きでここから好き!という恋愛はしてなかったから。

ただ、初めて会った時から、彼女の仕事への姿勢がすごくすごく好きだったことは覚えてる。
関わった仕事の話をする真剣な横顔や、マイク前へ立つ後ろ姿が、かっこよくて。仕事への愛に溢れてて。
私にとっては、嫌なことから逃げた末に行き着いたこの世界だったから、そんな彼女の姿勢がとても眩しかった。
思えばもうその時から、私は彼女へ同僚や友人以上の感情を向けていたのかもしれない。

同じ職業なのに仕事が噛み合わなければ、二度と会えなくなることがザラなこの世界で、りなっちとの仕事は途切れることはなかった。
でも、それが幸運かと聞かれれば、素直に頷くことはできない。
大好きな彼女に会えるのは単純に嬉しい。嬉しいけれど、それは同時に、小さな痛みを伴った。


159: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:01:38.10 vxvls7aC

彼女は優しい。
それはりなっちの本質で、私はその優しさが大好きだ。
けれど、当たり前に、それは私だけに向けられるものではなくて。

気持ちを自覚した時から、彼女に告げようとは思わなかった。
あまり物怖じしない私でも、同性の友人に対して初めて抱いた感情を告げるのは、ただ、怖くて。
年齢を重ねてそれなりに改善されたと思っていた逃げ体質が頭を擡げた。

――そのくせ、決して独り占めできない彼女の優しさを他人が受け取るのを見るのが辛いだなんて、いい歳して本当に勝手だ。

はふ、と溜息をついて、テーブルの上のビール缶を見やる。汗をかいた缶の足元には、小さな水溜りができていた。
もぞり、と背中で動く気配がしたと思ったら、数分ぶりに彼女の上半身が私の隣へ戻ってきた。
相変わらず白い肌を桜色に染めて、だけど、その表情はさっきまでのご機嫌なそれとは違ってた。

「ためいきついた」

舌っ足らずに吐き出されたそれに、うっと言葉が詰まる。
酔っ払いだと思って油断していた。密着した体から、伝わったのかもしれない。
動揺を押し隠して、私はにへらと笑って見せる。

「違うよう。…げっぷ!ビール飲んだからげっぷしたんだよっ」

「うそ」

はしゃぎ気味に放った言葉も空しく、りなっちに短く切り捨てられた。
怒ったような表情でじいっとこっちを見つめる視線に耐え切れず視線を逸らす。
純粋な真っ直ぐなそれに、自分の邪まな感情まで見透かされてしまいそうで怖かったから。


160: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:02:31.13 vxvls7aC

だって、単純だとか喋らない方がいいんじゃないだとか、友人たちに言われる私でも、これだけは分かってた。
この気持ちを知られたら、それは多分彼女との関係が終わることを意味するということを。
告白も離れることもできない逃げ腰な私が、彼女との関係を続けていくには、今のこの距離がベストなのだ。

「嘘じゃないよ」

若干声音が低くなったが、酔っ払い相手ならば及第点。
心の中でひっそり思って、どう話題を変えようか頭を回転させる。

ぐるぐると考えを巡らせていたら視界の隅に小さな茶色が入った。
ぽっちゃりした体に大きな瞳を持った虎模様。この部屋のもう一匹の小さな住人。
彼はこちらをちらりと一瞥すると、形の良い尻尾をくるりと振って、まるで興味なさげにぷいっと隣の部屋へ消えていった。

何度かこのお部屋にお邪魔したけれど、家主自慢の愛猫は一度も私に懐いてくれない。
撫でようと手をの伸ばしてもそっけなくするりと避けられるばかりで、一度もその柔らかそうな茶色に触ったことがなかった。
そんな私を見て、りなっちは「猫は警戒心強いから」なんて笑うけど、多分そうじゃない。
人間よりも何倍も敏感な彼は、きっと分かってるんだ。
大事な大事なご主人様に邪まな感情を抱いてるやつのことを。彼は誰よりも分かってるんだ。

不意に、肩に柔らかい感触と、甘い香り。
視線をやれば、小さな彼女の頭が私の肩にそっと乗っていて。
普段のじゃれ合いではあり得ない至近距離に、落ち着きを取り戻していた心臓が再び走り始めた。

「うそだ」

私にしか聞こえないような、小さな小さな声。
それは私の鼓膜を、酷く甘く、刺激した。

必死に返す言葉を探すけれど、どくりどくりと全身に鳴り響く鼓動が邪魔をする。
いつも考えていることをそのまま口に出してしまうくせに、今はそれもままならない。


161: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:03:15.97 vxvls7aC

するり、と肩に乗った彼女の頭が動いた。
離れる気になったのかと胸を撫で下ろしたら、柔らかいそれは離れるどころか、私の首筋に鼻先を埋めるように擦り寄ってきて。
直接触れる肌。彼女の熱がそこからダイレクトに伝わってくる。
全神経がそこに集中して、まるで体中で彼女を感じている錯覚に陥った。

あつい。あつい。火傷してしまいそうだ。
彼女の熱と、響く脈動に思考回路が奪われる。

「相変わらず、嘘つくの下手くそだねぇ、さとみんは」

彼女が声を発する度に首筋にかかる吐息。
その度にびくりと震えてしまう体をもうどうすることもできなくて。
奪われた思考回路の端を手繰りよせ、紡ぐべき言葉を必死に探した。

「う、嘘なんかっ、」
「ついてるよ」

上擦った私とは対照的に、りなっちはいつも通りの優しげな声音で言葉尻を攫っていく。
その“いつも通りの声”は、彼女にとってこの接触が友情以上の意味を持たないこと同義で。
友情以上の意味のないじゃれ合いに、心が掻き乱される自分が酷く滑稽だった。

「目、泳いでるもん」

小さく囁きながら、彼女の頬は猫のように静かに私の首筋を撫で上げる。
体が言うこと聞かない。筋肉へ命令を与える神経も全部彼女の感触を得るために総動員されているみたいだ。

「声だって、ぜんぜん違う」

彼女の頭が動く度に、ふわふわの髪の毛が頬をくすぐって。
甘い彼女の香りが私を包み込む。

「ね、さとみん」

私の首元で、柔らかな頬とつるりとした鼻筋の感触がゆるりと動く。
彼女の吐息も髪の毛も頬も鼻も、すべてが私から正常な思考回路を奪い去る。


162: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:04:05.78 vxvls7aC

「どうして、私がさとみんの事、分かっちゃうか、」

一層潜まる声。まるで内緒話みたいにこっそりと。
子供がずっと隠しもっていた大切なおもちゃの在り処を打ち明けるように、彼女は言葉を切って。


「ちゃあんと、わかってる?」


頭が痺れるような、甘い甘い声が、鼓膜を刺激した。

一瞬遅れて、すりすりと小さく動いていた彼女の頬が大きく動き、それまでとは明らかに違う柔らかなモノが、私の首筋へ押し付けられた。

それがなんなのか、鈍くなった頭でも、すぐに、分かった。



「わああああっ!!」



気付いたら、反射的に声を上げて、私はソファから立ち上がっていた。
停止していた思考回路が一気に動きだす。
心臓がこれまでにないほど大きく拍動して、警報音のように全身へ響き渡った。

(――だって!)

だって、だってだって!今のは、今の感触は!
明らかに唇の感触だった。なんでどうして、そんなこと!
ぐるんぐるんと回転を始める頭では正常な答えは見つけられなくて。
混乱した頭は、一番慣れ親しんだ選択肢を私へ投げた。
つまりは、ここから退避せよ。


163: ◆uBR/FPYc6Y
11/03/20 21:04:37.31 vxvls7aC

「ああああ、あたし、帰る!」
「え、ちょっと、」
「しゅ、終電なくなっちゃうし!」

バッグも上着も無造作にひっつかんで。
りなっちの不満げな声も聞かなかったふりをして、部屋のドアノブに手をかける。

「でも、まだでんしゃ、」

背中で彼女の声がしたけれど、どくりどくりと五月蝿い心臓の音でなにも聞こえない。私はなんにも聞こえない!
ひたすらに言い聞かせて、玄関へ。

「じゃあね!りなっち!」

パンプスも半分脱げたような状態で、転がるように外へ飛び出した。
玄関の扉が閉まる直前、部屋から玄関へ続く廊下で、彼女の愛猫がぺしり、と呆れたように尻尾を振ったのが一瞬だけ見えた気がした。

あとから考えればそこまで慌てることもないのに、むしろその方が怪しいのに、その時はもう無我夢中で、その場から逃げることしか頭になかった。


だから、玄関の扉へ消える私の背中に、彼女が呟いた言葉は、私には一つも聞こえていなかった。






「…いくじなし」






おわり

ここまでされたらもう気づけよと思わないでもない。
お目汚し失礼しましたー。


164:名無しさん@秘密の花園
11/03/20 21:31:20.22 w2Zi3eWc
>>153>>163
素晴らしい!
次作も期待しちゃいますv

165:名無しさん@秘密の花園
11/03/21 07:02:56.27 tgh6sKcc
>>163
めちゃめちゃ焦らされましたww
ホントにいくじなしなんだからっ!
マジでGJ!

166:名無しさん@秘密の花園
11/03/23 23:00:08.20 gYcKz51v
ほうほう!乙です!

167:名無しさん@秘密の花園
11/03/26 13:38:03.02 pKgSLHWE
書いてみたけど無理だったから、誰か悠木碧ちゃんと寿美菜子ちゃんのssを書いてください
同い年にしかできないことだって色々あると思うんだ

168:名無しさん@秘密の花園
11/04/02 18:19:56.43 HUJ39bR3
あお×みなってあんまり想像というか妄想思い付かないな

169: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:24:25.64 ojbNrOPB
流れを読まずに投下
サトリナ×新井さとみん、新井さん視点
>>154-163のつづき

170: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:24:47.42 ojbNrOPB




ただ、あなたのたった一言で、世界が、変わる。




***


アフレコ終わりの休憩スペース。
大きな窓の前におかれた白いテーブルと何脚かの椅子が日の光に照らされてキラキラしてた。
この場所には帰り支度をしてる人、スタッフさんたちと雑談に興じてる人、お昼ご飯を食べてる人様々だった。
私もその中の一人で、白い椅子に腰掛けて帰り支度をしていた。

午前中のこのお仕事で今日はもう上がりだったから、ランチでも行こうかなぁ、なんてぼんやり思ってたら、すとん、と隣に人の気配。
何の気なしにそちらを向くと、ここ数日私の頭を悩ませて止まないりなっちの姿があって。
胸の奥がびくりとするのを自覚する。

「お疲れさまー」

けれど、にこにこ笑顔の優しい声音に、思わずにへらと笑ってしまう。
彼女の笑顔は非常に感染力が高い。こんな複雑な心境の私も、頬が緩まずにはいられないもの。

数日前の夜。
りなっちの家での二人きりの飲み会で、彼女の行動に驚いて不自然に逃げてしまってから、今日が初めての顔合わせだった。
彼女に不審に思われてないか心配だったけれど、特にそれについて言及されず、いつも通りに仕事も終えた。

それは、つまりやっぱり“あれ”は私の意識しすぎで。
あの夜の行動は彼女にとってただのスキンシップだったって事で。
それが判明して、胸を撫で下ろしたのだけれど、それと同時に、少しだけ残念に思ってしまったのも、また事実だった。

――もしかしたら。
もしかしたら、彼女も同じ気持ちなんじゃないか、なんて考えてしまっていたから。
今までの彼女との付き合いから、その可能性は限りなく零に等しいって分かってるくせに。

手にしていたペットボトルをくるりと回す。
重力に従って、半分くらい入っていた中身もゆっくり波打った。

分かっていた事だから、今更傷ついたりはしてないけど。
むしろ、今までの関係に変な傷が付かなくてよかったくらいだ。
でも、少しくらい虚無感に苛まれてしまうのも許してほしい。


171: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:25:09.70 ojbNrOPB

「お疲れさま」

視線を微妙に外して応えたら、「今日も大変だったね」と優しい声。

「さとみん、やっぱ何か“降りて”きてるよね」
「えぇー」
「こう、動きも声もお芝居もさ、全部がなりきってたよ」

少しだけ弾んだ声の彼女。
その楽しげな声が向けられているのが自分だというだけでも嬉しいのに、私のお芝居まで褒めてくれて。
胸の中に蟠ってた虚無感が薄らいでいくのを感じる。
彼女のきっと意識なんてしていないような言葉だけで、気持ちが上向くなんて、我ながら単純だ。
同時に、それくらいで浮かれてしまうくらい隣の彼女の事が好きなのだと、再確認してしまう。

「私好きだなぁ。さとみんのお芝居」
「……なによぅ、りなっち。そんなに褒めてもなーんにもでませんよー」

何だか妙に照れくさくてちゃかしたら、楽しげな笑い声が耳に届く。
きっと私の大好きなふにゃふにゃ笑顔で笑ってるんだろうな、と思いながら、照れた気持ちを紛らわそうと手元のペットボトルをぐりぐりと弄った。

「でもさ、本当だよ。初めて会った時から、ずっと思ってるもん」

続いた笑みを含んだ優しい声。
すごくすごく嬉しけど、その何倍もくすぐったくなって、益々ペットボトル弄りを止められなくなった。
なんとか「ありがと」と小さく呟く事に成功して、ペットボトルの中でゆらゆら波打つ緑茶に視線を落とす。

りなっちの含んだような笑い声を最後に、私たちの間に沈黙が横たわる。
短くない付き合いから、それほど苦でもなくて。それは多分りなっちも。
無理に話題を作ろうとは思わず、ぼんやりとペットボトルを見つめてた。
そうしてるうちに、何人かのスタッフや共演者が挨拶をして休憩スペースを去って行った。
それに、挨拶を返したりしながら、大きな窓から降り注ぐ太陽の光のぽかぽかがとても気持ちが良いな、なんて思う。

ふと気付くと休憩スペースには二人だけになっていて、だけど、落ち着く時間だった。
彼女の笑顔も声も姿も、心も、私は皆好きだけれど、何よりも、こんな風に一緒にいてとても落ち着く、その雰囲気が大好きだった。
彼女の穏やかな優しい波長が、マイペースな私にはとても心地良かったから。

するり、と横から衣擦れの音。
ペットボトルをくるり、と回す。若草色の液体が、太陽の光を反射してきらりとした。




「好きだよ」




まるで何でもない事のように、私の芝居を好きだと言ったような声音で、その言葉は私の鼓膜を刺激した。
あまりにもいつもと変わらない声だったから、一瞬、何を言われたのか分からなかった。


172: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:25:50.57 ojbNrOPB

何度か頭の中で反芻して、ようやく私は、その意味を理解して。

彼女の方へ、振り向いた。

こっちを見ていたりなっちと視線が交差する。
彼女は、いつもの笑顔を引っ込めてて、すごくすごく、真剣な顔をしていて。
まるで、マイク前に立って画面を見つめる時のように、まっすぐに私へ向けられる瞳に、今の言葉が、嘘やからかいから来る物じゃないと察する。

どくり、どくり、と心臓が走り出す。

言葉が出ない。
だって、それは、今の言葉は。
私が、ずっと彼女に対して持っていた感情と――。

目の前のりなっちは、薄い唇をきゅっと噛んでから、ゆっくりゆっくり、動かし始めた。

「いつ、言ってくれるかな、って思ってたんだけどさ」

瞼を一瞬伏せて、ゆるりと持ち上げる。
黒目がちな瞳が私を心ごと射抜いてく。



「多分、さとみんと同じ意味で、私はさとみんが好きだよ」



それは、欲しかった言葉で。
だけど、諦めていた言葉で。

ぎゅう、と胸の奥が締め付けられるような感覚にかられる。
痛いくらいなのに、なぜだかすごくすごく甘くて、泣きたいくらい幸せな感覚だった。

「ば、ばれてた…の」

何を言えばいいのか分からなくて、零れ出たのはそんな言葉。
怖いくらいに真剣だったりなっちの顔が、瞬間、ほろりと崩れた。

「てたの。あれだけされたら、さすがに気付くよ」
「ええっ」
「差し入れとかも私だけ別だしさ、私の好きな物ばっかだし。あと、ずっと…まあ、色々だよ!」

最後は強引に切り上げて、りなっちはふにゃりと笑った。
りなっちに言われた事にはすごく心当たりがある。言えないからせめて、なんて思ってやっていた事だった。……のだけれど。そんなにあからさまだったのか。
頭の中に「あんたは分かり易いから」と苦笑いする友人達の顔が浮かんだ。

不意に、腕をそっと掴まれる感覚。
腕を見やると、りなっちの指。白くて細いそれは、小刻みに震えてて。
視線を上げれば、俯いたりなっちの旋毛が見えた。


173: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:26:21.10 ojbNrOPB

「どうしよ。大丈夫だと思ったんだけどな」

「すごい緊張してたみたい」と、こてん、と私の肩に落ちてきた彼女の額。
笑おうとして失敗したような弱々しい声音。
迷子の子供みたいなそれに、胸の奥が切なく鳴いた。
あれだけ悩んでたくせに、あんなにも諦めていたくせに、私の体は考えるより先に動いてた。

震える小さな背中に、そっと手を回す。

「さとみん、全然言ってくれないんだもん」
「うん」

華奢な背中。
掌でそっと撫でると、彼女の震えがより直接伝わってくる。
掌も肩も全部熱い。彼女と触れている場所が、熱い。

「飲み会の時も帰っちゃうし」
「ごめん」

ぎゅ、と肩に押し付けられる力が強くなる。
縮まる距離に、彼女の心臓の音まで聞こえてきそう。

弱々しく吐かれる言葉。
じわりじわりと泣きたくなるくらい暖かいものが私の心を満たしてく。
私は、ここにきてやっと、彼女の“好き”の意味を理解し始めていた。

彼女が私に向けてくれている感情が、本当の本当に、私と、同じなんだと。
触れれば心が高鳴って、声を聞くと嬉しくなって。
彼女の笑顔が在るだけで、ただ幸せになる。

――それと同じだと。

どうしよう。
嬉しくて、涙が出そうだ。


「ごめんじゃ、ないよぅ」


半分泣いてるみたいな声で、吐き出された言葉に、泣きそうになるのをぐっとこらえる。
私は、そっと周りを見渡して誰もいない事を確認すると、背中に置いているだけだった手を伸ばし、ぎゅっと彼女を抱き締めた。

背中と同じくらい華奢な肩。
こんな風に腕を回せる事にまた泣きそうになる。
これ以上ないくらいにぴったりくっついて、そっとふわふわの髪を撫でた。

伝えたい言葉は、たった、一つ。




「私も、りなっちが好き」




言いたくて言いたくて、だけど決して伝えられないと思っていた言葉。
こんな風に伝えられる日がくるなんて思ってなかった言葉。


174: ◆uBR/FPYc6Y
11/04/03 03:26:49.75 ojbNrOPB

きゅんと鳴く心。
熱くなる目頭に何とか抗って、もっとぎゅっとくっついた。

「……言わせちゃってごめん、ね」
「ほんと、だよぅ」

隠しようもなく泣いているだろう声音に苦笑して、髪の毛をゆっくりゆっくり撫で付けた。
泣きそうなくらい幸せなこの気持ちが、少しでも彼女に伝わればいいな、と思いながら。





あなたの、たった一言が、私の世界を変えるの。

泣きたいくらい、しあわせに。






おわり

お目汚し失礼しましたー

175:名無しさん@秘密の花園
11/04/03 09:29:49.04 gBUZLvB4
>>174
いえええええい超GJ!!!
もっと書いてくれてもいいんだからねっ!!

176:名無しさん@秘密の花園
11/04/03 17:59:02.17 y5Tn+iaz
>>174
GJ。
じれったくなって佐藤さんから告白ですか。新井さんも幸せですな。
いちゃいちゃモードの2人も見たくなった。たとえば超電磁砲ごっこする2人とかw

177:名無しさん@秘密の花園
11/04/04 00:27:48.22 g+edRcRb
>>174
小悪魔りなっちと正反対の幼な子のようなりなっち…どっちのりなっちも可愛いですね

良いお仕事でございます♪( ̄▽ ̄)b

178:名無しさん@秘密の花園
11/04/04 00:27:49.92 CAghoVbP
>>174
前回に続いて超GJ!
次作も期待して良いのかな?良いんだよね?

179:名無しさん@秘密の花園
11/04/07 02:48:47.41 VpVRz4TX
竹達花澤はまだー?

180:名無しさん@秘密の花園
11/04/10 05:02:58.34 n/unltY1
誰か豊崎×日笠と戸松×寿をお願いします
この2組はけっこうお泊り会やってるので

ちなみに戸松寿はお泊りのときは一緒のベッドで寝てるらしい

181:名無しさん@秘密の花園
11/04/10 10:18:46.91 s5igFCBM
いいだしっぺのry

182:名無しさん@秘密の花園
11/04/18 22:22:38.61 o5bZ5bEB


183:名無しさん@秘密の花園
11/04/25 10:56:53.03 Yx+7NR/Z


184:名無しさん@秘密の花園
11/04/25 17:33:27.76 Ogd8F/Bu


185:名無しさん@秘密の花園
11/04/28 14:31:23.07 G2hPbLzK


186:名無しさん@秘密の花園
11/05/03 18:48:45.33 gk8YXbbM
で、SSはまだかね?

187:名無しさん@秘密の花園
11/05/03 23:06:59.22 O6+qS1dy
まだですー

188:名無しさん@秘密の花園
11/05/04 01:51:49.54 8O7rHqBX
ネタをください><

189:名無しさん@秘密の花園
11/05/04 11:42:07.25 Sqn0HAGG
寿、悠木、早見が3人でデート

190:名無しさん@秘密の花園
11/05/18 23:48:47.96 NPTVlVrP
日笠が豊崎家にお泊り

191:名無しさん@秘密の花園
11/05/22 13:15:28.51 1EbPb62E
橘田スレより転載。
これは評価せざるを得ない。

183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 03:12:30.43 ID:A2EyFCWv0
>159
「いずさまはすぐ泣くんだから」って言われたのをきっかけに2年の月日をとびこえ
ハニーと恋人生活を送る一方でみころんへの想いに揺れ動くことになるのか…

もしくは引っ込んだ先で
「そろそろ乙さん勝つ頃だし戻ろう?みもりんもそらも心配してるよ?」
「うぇ~ん!いや~あんなところ戻りたくない~!ここにいる~!」
(うわぁ…)「でも最後、顔ぐらい出さないとお客さんも本気で心配しちゃうし…」
「うぅ…、じゃあみころんがキスしてくれたら行く…」
(えぇぇぇぇ?)「そ、そういうのはちょっと盛岡の家族に申し訳ないっていうか…なんか…」
「じゃあこのままお家かえる」
(ええっ?この格好のまま?絶対変なこと起こっちゃうよ、そんなことあったら大変だしえ~い!)
ちゅー
「どっ、どうでしょう!?こここ、これでもも戻ってみる気になりましたでしょうか!?(〃〃)」
「みころんヒドい!わたし同情でキスなんてされたくないのに!!なんでそんなことするの!?」
(えええええええ!いったい私にどうしろと!?)
という我侭言い放題デスマッチが裏で繰り広げられてたのかもしれん

192:名無しさん@秘密の花園
11/05/24 00:46:12.98 eoXth56B
>>191
みころんというよりエルキュールだろこれw

193:名無しさん@秘密の花園
11/06/03 20:31:07.77 tNUfElq1
レズ声優 Part48
スレリンク(voice板)


194:名無しさん@秘密の花園
11/07/16 02:20:54.71 TJc6O/a0
若手での妄想ssがもっとみたかったけどもうすっかり過疎っちゃったのな・・・悲しい

195:名無しさん@秘密の花園
11/07/16 20:55:53.82 JTt9eaNL
>>194
もはや受け手側が妄想する必要が無い状態というかなんというか……

196:名無しさん@秘密の花園
11/07/19 05:10:15.87 7RtY6OfC
みんな百合百合してるからなぁ

197:名無しさん@秘密の花園
11/08/03 07:24:40.68 vlmTDFLH
現実百合が妄想百合の斜め上行っちゃってるから仕方ない

198:名無しさん@秘密の花園
11/08/06 01:28:02.57 clMAiSjm
シチュとか書いてくれれば誰か書いてくれるかもしれないよー(棒

199:名無しさん@秘密の花園
11/08/10 09:52:33.90 JjIQ0yPh
妄想、妄想♪

200:名無しさん@秘密の花園
11/08/13 00:44:47.51 Eh0tWLec
かもさん×みゆきちってあり?

201:名無しさん@秘密の花園
11/08/13 05:10:41.10 HEbVDcxY
各々が妄想できるカプなら何でもありっしょ

202:名無しさん@秘密の花園
11/08/31 21:30:11.02 uvmU3zi/
あいゆうの再燃ぶりったらないな


203:名無しさん@秘密の花園
11/09/10 13:01:21.04 5GMBRz6Z
レズ声優 Part49
スレリンク(voice板)

204:名無しさん@秘密の花園
11/09/16 02:50:30.82 Gj0PTmL4
デブビッチこと竹達彩奈虚言伝説まとめ

・「男は嫌いです」発言
・百合演出で百合オタにアピール
・「20歳の時に女性声優とのポッキーゲームが初キス」と発言
・実際は2004年時点ですでに貫通
・13歳の時点で何人かと交際済みのビッチ

205:名無しさん@秘密の花園
11/09/17 21:57:24.40 FjLvW2wy
花澤も竹達も言動からしてふつーに男好きオーラ出してんのに、
百合演出も何もないっしょ
大体女友達でキャッキャしてたら、男ヲタは男の影ねーなって安心すんのかしら

206:名無しさん@秘密の花園
11/09/17 22:12:55.05 ygAWqY6Y
日笠の真逆の感じって前から言われてたじゃん竹達は

207:名無しさん@秘密の花園
11/09/17 22:32:27.22 5KX398vv
竹達に百合オタ/百合スキーセンスは感じても百合オーラを感じなかったので
この騒動はどうでもいいけど、初ラジで一緒になってリア充爆発しろと言ってた
ぬーさんの立場は……

208:名無しさん@秘密の花園
11/09/18 03:16:53.81 G+ePQxNF
男がいるから百合じゃないとか言ってるのがもはや甘え

209:名無しさん@秘密の花園
11/09/18 12:02:43.76 IjlRkYcj
勝手に百合妄想させてもらってる立場なんだから
現実とごっちゃにしないようにな。

210:名無しさん@秘密の花園
11/09/18 20:39:21.45 3QrLWdH7
現実はスルーでいい


211:名無しさん@秘密の花園
11/09/19 15:56:11.53 DpKePgbm
過去の男よりも今の女

212:名無しさん@秘密の花園
11/09/23 21:27:21.24 PvOKqob/
むしろ今回の騒動でショックを受けた竹達が花澤に
「どうしよ香菜ちゃん…」と涙目ですり寄り
先に流出した経歴をもつ花澤が
「大丈夫だよ」
と竹達の心を優しくケア

213:名無しさん@秘密の花園
11/10/07 22:09:01.24 Mq80Agyu
声豚男避けにわざとダミー男バラす作戦

214:名無しさん@秘密の花園
11/12/25 17:59:53.11 9oNmu+zx
>>205
花澤が百合アピールをしだしたのは、プリクラ騒動後だから奴のせいで男性不信になった可能性はあるけどな。

215:名無しさん@秘密の花園
11/12/25 21:18:15.02 SHKDSDOk
彼女とイチャラブクリスマス過ごした人はどのくらいおるんやろうね

216:名無しさん@秘密の花園
12/01/09 20:18:32.77 YOCrs8PC
ガチが一人くらい潜んでそうだけど
まぁ表には出んよね

217:名無しさん@秘密の花園
12/01/10 20:33:17.92 cXftfx/s
キタエリ×後藤(弱)

218:名無しさん@秘密の花園
12/02/15 22:45:43.39 ZI1QO3DG
伊藤静もすっかり大人しくなっちゃったな
声優陣も入れ替わりが激しくて、能登まわりの百合関係が面白かった頃が懐かしい

219:名無しさん@秘密の花園
12/02/17 06:51:21.47 gYTJSU/y
あの頃が一番盛り上がってたな

220:名無しさん@秘密の花園
12/02/17 14:30:42.74 Sjqm17jA
2006、7年ごろが活発だった気がする

221:名無しさん@秘密の花園
12/02/19 20:05:53.86 peoXSiIj
test

222:名無しさん@秘密の花園
12/02/19 21:12:19.06 MLR3KueW
URLリンク(akibaos.com)
URLリンク(akibaos.com)

URLリンク(epcan.us)
喜多村英梨×井口裕香って需要ある?

223:名無しさん@秘密の花園
12/02/19 21:27:03.65 OqPxgZB5
キタエリは男の影が強すぎてちょっと

224:名無しさん@秘密の花園
12/02/19 23:53:24.26 gFqw/XMw
最近はミルキィ周辺と悠木碧ぐらいしかめぼしい話題が無い

225:名無しさん@秘密の花園
12/02/19 23:56:06.59 S25V7jYS
いぐちともこたんはいつでも安定しているけどw

226:名無しさん@秘密の花園
12/02/25 12:01:47.17 2d82uVMP
キタエリの嫁って誰だろ……

227:名無しさん@秘密の花園
12/02/28 12:45:43.95 MMZhfJKN
マネージャーでしょ

228:名無しさん@秘密の花園
12/02/28 20:22:04.29 R5Ovjgav
>>226
お互いに似た者同士で波動が合うのかキタエリはマリーナとリアルではオトナな関係のようだが
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(twitter.com)

URLリンク(www.ota-suke.jp)
駄目だこいつら・・・・・早くなんとかしないと・・・・・

229:名無しさん@秘密の花園
12/06/10 09:21:51.96 qjzMlj8Q
URLリンク(www.dotup.org)
優秀な方が作られた相関図

230:名無しさん@秘密の花園
12/06/10 20:59:35.70 xFNQT5/c
前に他の人が作った奴の方が出来が良かったと思う
色々抜けてるっていうか、これだとごく一部のみだし

231:名無しさん@秘密の花園
12/06/10 23:58:45.91 28q/Vd5l
作成者の好きな声優を中心にした関係図ってだけだよね
枝葉を広げたらきりがないかもしれないけど…

232:名無しさん@秘密の花園
12/06/11 01:19:20.18 HXT54PG7
作者の好きな声優の関係図でもかまわんが、
もう少し名前の誤字はどうにかならんかったのかと思うw

233:名無しさん@秘密の花園
12/06/11 03:00:41.06 sIuZjfmc
向こうのスレでは頑張って直していたよ

234:名無しさん@秘密の花園
12/06/11 19:15:24.14 A3yoTSfN
声優さんは百合百合しいのにここは過疎ってるな…

235:名無しさん@秘密の花園
12/06/27 22:53:10.36 umrHBvba
[女×女]声優界 百合カップル ランキング
URLリンク(anime.biglobe.ne.jp)

236:名無しさん@秘密の花園
12/12/01 21:13:33.39 PdYHcD9g
レズ声優 Part52
スレリンク(voice板)

関連スレ更新

237:名無しさん@秘密の花園
12/12/05 22:12:07.52 ztAG+HP2
32才になった今日。
わたし
結婚しました(●´ー`●)
URLリンク(ameblo.jp)

238:名無しさん@秘密の花園
12/12/05 22:36:37.40 b2Y0Uly/
↑だれかとめてこいや!!!!!

239:名無しさん@秘密の花園
12/12/05 23:12:48.58 B1N6AtH9
御前は営業なのバレバレだったから別にどうでもいい

240:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 00:00:37.44 gqdBxX+q
そうだな
でもおめでとう

241:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 00:11:56.66 eIHdGylZ
御前は男に興味ないからとか言ってたユリ豚さん
これが現実だよ

242:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 00:16:20.68 MZTt/Rl0
いや御膳は男の方も興味ある言うてたやん

243:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 00:22:03.33 eIHdGylZ
強がらなくていいよw
伊藤静に限らず声優なんてみんな男大好きに決まってるじゃんwwwww

244:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 00:59:24.48 sBBbrzc7
結婚程度で妄想が終わるとでも思っているのか

245:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 01:01:14.35 eIHdGylZ
えっ

246:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 06:09:24.87 fXGVayfZ
>>244
あんま関係ないな
素直におめでとうってだけ

247:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 06:30:44.17 Q4v6k8GI
むしろなばが「家族」扱いな所に新たな百合の形を見出だした

248:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 10:34:48.12 CbI2YE49
さすがダーリン枠

249:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 12:01:03.80 VhXqUr9Y
>>247
だよな
営業だなんだと言ってる奴はそこがわかってない

250:名無しさん@秘密の花園
12/12/06 12:15:59.89 eIHdGylZ
百合豚必死すぎてワロタ

251:名無しさん@秘密の花園
12/12/07 18:32:59.92 OHPBlys1
>>249
むしろ二人の友情が本物だったことがわかって暖かい気持ちになった

252:名無しさん@秘密の花園
12/12/08 01:15:58.50 VH2lElXs
>>247
家族って最強の繋がりだろ…なばいと、ありがとう、なばいと。

253:名無しさん@秘密の花園
12/12/08 03:26:50.23 KtINih/B
まぁ夜は男にズコズコされてるけど

254:名無しさん@秘密の花園
12/12/08 08:14:32.24 /lfQNu/N
どうでもいい
現実の話なら声優板の個スレいけ

255:名無しさん@秘密の花園
12/12/08 14:56:26.44 KtINih/B
お前ら虚しくないの?マジで

256:名無しさん@秘密の花園
12/12/09 08:06:37.61 navt0Bkq
>>255
静の結婚のことをさしてるなら、妄想に支障はない。
結婚くらいで、裏切られたとか虚しくなったとか言うやつは逆にすげぇなぁって思ってる。
妄想と現実は別だろ。

257:名無しさん@秘密の花園
12/12/09 12:22:53.11 lTHWWOCu
むしろ偽装結婚ネタが自分の中で産まれて妄想がウハウハw

258:名無しさん@秘密の花園
12/12/09 21:59:32.28 w+BLbVCv
百合豚の思考回路は完全にキチガイだということがわかった

259:名無しさん@秘密の花園
12/12/09 22:02:34.08 JXEdZKur
現実との区別つかないキチガイ乙w

260:名無しさん@秘密の花園
12/12/17 22:42:53.16 EpIzq2RQ
だから何でお前ら百合声優の代表格が男と結婚なんかしたのにそんなに落ち着いてるんだよ。
もっと天を仰いで悲憤慷慨して慌てふためいて右往左往しろよ。
じゃないと俺がつまんねーだろ!

……という>>241>>243>>250>>253>>255>>258の心の声が聞こえましたw

261:名無しさん@秘密の花園
12/12/24 20:32:26.17 MmJrO6S1
相手が男だなんて書いてないけどね…

262:名無しさん@秘密の花園
12/12/31 01:03:23.81 UaN3kjdK
いやこれで相手が女だったらむしろ問題だろ

263:名無しさん@秘密の花園
13/04/11 04:53:46.09 qrIj34eK
>>233
また昔みたいに百合声優創作がメインに戻るといいんだけど……

264:麻里奈×日笠(習作)
13/05/17 23:32:26.66 hrWDLxmv
「本当にいいの?」
「うん……言いだしたのは私だし……それにマリーナもやってみたいんでしょう?」
 井上麻里奈の傍には白い液体と包帯がおいてあった。
 それは絵を描くための道具ではなく、石膏とギプスだった。
 これから、日笠陽子は麻里奈によって石膏像にされようとしているのだ。
 事の発端は、数日前麻里奈の部屋に遊びに来た陽子が下田麻美が置いていった週刊誌を見つけた事である。そこには石膏像にして固められた女性の写真が掲載されていた。
 麻里奈と陽子はそれを見て、興味本位と悪戯心で自分たちも試してみようと思ってしまったのだ。
 だが、肝心の石膏像にどちらがなるかで揉めた挙句、ジャンケンをして陽子が負けてしまったのである。
「でも、マリーナも凝り性というか何というか……」
「いや、よ~こくん。あなたも相当なものでしょ?」
 苦笑する麻里奈が見ている陽子は、全裸の格好で脚を広げて股間を開き綺麗な尻を床につけている。もっとも、股間の毛は「塗るのに邪魔だから」という理由で容赦なく剃り落したのは麻里奈であったのだが。
「じゃあやりますか……」
「おおーっ!」
麻里奈は横に用意されたバケツの水に、ギプスをゆっくりと浸して、少しずつ濡らしていく。
勿論、ギプスで人を巻くのは初めてのこと。
陽子は座ったまま、まずは胴体を巻かれていく。
後で収縮するということで、ちょっと余裕を持って巻かれていく。
ギプスが桃色の乳首を覆い隠すと、残念な胸の膨らみのシルエットも浮かび上がる。
お腹はまるでミイラみたいに包帯が巻かれていき、それから左右の手、続いて腕が、濡れたギプスに全て覆われていく。

265:麻里奈×日笠(習作)
13/05/17 23:33:09.04 hrWDLxmv
「あっ……」
だんだんお腹のあたりの熱さが増してくる。
我慢できない程の熱さじゃないが、この熱が収まらなければ固まらないのだ。
次に、顔以外が包帯で巻かれた上半身を動かさないように注意して、ゆっくり立ち上がる。
足を少し開いて長時間経っていても楽なポーズで静止した。
そのまま足が巻かれていく。
腕のギプスが熱くなってきたし、お腹のギプスは冷え始めてきている。
ちょっと背中を反らしてみようと思っても、もう動けなかった。
足が巻き終わって、手も硬化してきた頃に、体中を触られて温度を確かめられた。
手と足の熱が冷めた頃、麻里奈は陽子に今度は溶いた石膏を塗り始めた。
ギプスで固められた上からまた石膏を塗られていく。
足から徐々に綺麗に、丁寧に体が塗られていく。足から脛、膝、細い腿と綺麗な脚が塗られた。
陽子の秘所の周りも穴を塞がない程度に丁寧に塗り潰された。
こちらは固まるまで少し時間がかかるけど、どうせギプスで動けないから壊れる心配はない。
やがて、腰も、胸も、細い手にも塗られていき、陽子の身体は首から下の全てが余す所なく、純白になった。
体中塗り終わられた頃、今度は顔に石膏が塗られる。
両眼の瞼や鼻の穴の入口、それに呼吸のために意図的に少し開けている口に石膏が垂れて塞がれないように気遣いながら、陽子の顔にムラがない様に綺麗に塗られていく。
髪も櫛で梳かす様に、丁寧に塗られ、純白の女性の顔立ちが出来上がっていく。
熱くなる石膏は、顔で感じるとやっぱりちょっとつらかった。
でも、乾いてしまうと今度はヒンヤリしていい感じだ。

266:麻里奈×日笠(習作)
13/05/17 23:33:55.03 hrWDLxmv
そして数時間後……
「よーこ君が固まっちゃった……」
 麻里奈が悪戯っぽく笑うと、陽子は瞬き1つ出来なくなった目の前にある鏡で完全に石膏像になった自分の身体を見る。
(何だか、石膏で固められた自分の方が美しく見えるのは気のせいであろうか?)
陽子はそんなことをぼんやりと考えながら力を加えてみるが、全く動くことができなかった。
「ありがとう陽子……あなたは私のものよ」
 そうして麻里奈は陽子にもたれかかる様に抱きしめ、陽子の口にキスをした。
そして、麻里奈はキスを止めると、今度で覆われた陽子の胸を掴む。
 陽子の身体を凄まじい快楽が襲ってきた。瞬き1つ出来ない身体では抗う事もできず、石膏で覆われているのに、胸を掴まれた感覚を感じずにはいられなかった。
『ああああああぁぁぁぁぁ!!』
 小さく口を開けたため声は出たが、言葉は出なかった。そして、陽子は丸一日石膏像として麻里奈から愛撫されつづけることになった……。

 翌日、
「石膏を外すのが、こんなに大変だったなんて……、しかも飲み食いもおしっこで出来ないなんて」
 午前中かけてすっかり石膏を落とした陽子は麻里奈にブツブツ文句を言ってみる。
「でも、よーこ君もそんな意思表示はしなかったでしょ?」
「だって、体が動かないんだもの!」
「そうでしたっけ、あははは……」
 陽子は半分は嘘はついていた。口が空いている以上、言葉にはならなくても声を出せば、麻里奈だって喉の渇きや尿意を察してくれるはずで、実際にその備えは用意していたのだ。
 でも、あの時間、陽子は確かに麻里奈の所有する石膏像に身も心もなりきってしまっていて、空腹も喉の渇きも尿意すらすっかり忘れてしまっていたのだ。
(その代わり、解放された後の反動はすごく、長時間トイレに籠った後で、2人前の昼ご飯を麻里奈に奢らせたのだが……)
 キスされて舌を口の中に入れられたり、胸を揉まれたり、あそこを含めて全身をくまなく触られたり、自分の意思で動ける状態にあったら、絶対に羞恥心で拒否してしまう行動を思いのままにされて快感に溺れる自分が確かにいたのであった。
「マリーナ、今度は私がやってあげようか。結構、楽しかったよ」
「えーっ、じゃあ、今度はゆかちとか香菜でやってみない……あっ、里菜ちゃんだったらよーこ君と違っておっぱい柔らかそうだし」
「私と里菜だったら、大して変りないじゃん!」
そう言って、陽子は麻里奈を軽く小突く真似をしていた。
(FIN)

267:名無しさん@秘密の花園
13/06/09 11:44:18.21 LvVLS2VO
なかなかマニアックなネタ乙

268:名無しさん@秘密の花園
13/08/14 NY:AN:NY.AN nZC+5Eau
ラブライブ!の声優界隈はどうなんだろうね
百合的に

269:ゆみのじょ
13/09/12 00:19:39.98 vkdvbSaC
最近、のじょさんの様子がおかしい。

気付いたのは数週間ほど前のことだった。
私たち二人の看板番組である『まよなかデリバリー』の収録を終えて、さあ帰ろうとしたとき。
お互いにその後仕事がない日は、いつもなら真っ先に駆け寄って「いっしょに帰ろ、ゆーみん!なんなら泊まってく?」などと言ってくるのじょさんが、
「お先に失礼します」と大人しい挨拶を残してスタジオを早足に出ていった。

なにか急な仕事でも入ったのか(収録後仕事の場合は前もって連絡をくれるのじょさんだからよけいに気になった)とのじょさんのマネージャーに訊ねるも、
答えはノーだった。その時はそれで終わって、私も後に引きずることはなかったのだが、次の日現場で会ってものじょさんの態度はそれまでとは少し違っていて、
それはまた次の現場でもそのまた次の収録でも変わらなかった。

さすがの私も、少し落ち着かなかった。
いつも「ゆーみん!」とまるで飼い主にじゃれつく子犬みたいに尻尾を振って飛び付いてくるのを私は冷たくあしらっていたけども、いざそれがパタリと止んでしまうと。

……寂しかった。

「私なにかしたかなあ」

ラジオの収録はいつも通り。だけど目は合わせてくれないし、なんとかのじょさんをつかまえようにもふと気付くといなくなっていて聞くに聞けない。
『まよデリ』収録中に「最近私のこと避けてない?」と訊ねるのももちろんできるはずなかった。
リスナーにも心配をかけてしまうし、なにより私がのじょさんとそんな状態だなんてせめてラジオの中では忘れていたかった。

270:ゆみのじょ
13/09/12 00:29:46.20 vkdvbSaC
「ゆみたさん、ためいきついてどうかしました?」

私ははっと顔を上げた。
しまった、今は仕事中なのだった。
私は慌てて事務所の後輩である東山奈央ちゃんに笑顔を向ける。

「ううん、なんでもないなんでもない!」

『きんいろモザイク』で共演中の奈央ちゃんは、そんな私を見てさらに「でも」と心配そうな顔をした。

「ゆみたさん、最近ずっとそんな顔してません?」
「そんな顔って?」
「そんな顔って……ええと、そんな顔です!」
「いやいやわかんないから!」
「とにかく一回鏡見てください!」

奈央ちゃんはそう言うと、私と同じく大きいカバンからポーチを、さらにそのポーチから手鏡を取り出して私に押し付けるように手渡した。

「ありがとう……」

言いながら鏡を覗き込んだ。
そこには冴えない顔をした私が写っていた。
奈央ちゃんの言う「そんな顔」と言うのは、思ったよりもっとひどかった。

「私、ひどい顔してる」
「はい……あっ、いえひどいというか!」
「いいよいいよ、ひどいんだし」

頷いた後慌ててフォローしてくれようとする奈央ちゃんに思わず苦笑しながら、私は奈央ちゃんに手鏡を返した。

「こんなんじゃだめだめだね私」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫になりたい」
「はあ」
「大丈夫になってくる」

こうやっていつまでも悩んでいたって仕方ないのだ。
自分のひどい顔がなにより私に思い知らせた。
だって、私がそんな顔をしているのはのじょさんのせいで、そんなのじょさんとちゃんと話さなきゃこの顔だってどうしようもないのだから。

271:ゆみのじょ
13/09/12 00:35:41.57 vkdvbSaC


仕事を終えてすぐに、私はのじょさんに連絡をいれた。
奈央ちゃん、そして西ちゃんやまなみん、種ちゃんの後押しも受けて(奈央ちゃん以外のRhodanthe*のメンバーもみんな私を心配してくれていたのだと知って泣きそうになった)。

幸い次の収録はなかったから、私はそのままメールで指定したお店へと向かった。
最後にのじょさんとご飯をしたお店。
話したいから今日そこで待ってるなんて内容のメールを私は送っていた。

正直、不安だった。
スケジュールの都合もあるだろうし、何時間だって待つつもりでいた。
だけどもしのじょさんが来なかったら。

お店に着いて、一番奥の席に座って待っている間もずっとそんなことを考えては気持ちが沈んでいった。


水やジュースで時間を潰して、気が付くと二時間くらいが経過していた。
いまだにのじょさんが来る気配はないし、携帯にも連絡はない。
それでも私はその席を動かなかった。動けなかった。

時間は過ぎていく。

三時間、四時間―

そこで私はとうとう立ち上がった。
のじょさんは来ない。
私と話をするのすら嫌になってしまったのだろうか。
そんな考えばかりが頭をよぎって、それを振り切るかのように会計を済ませ外に出た。
夜はすっかり更けていて、冷たい風が私を通り過ぎていく。私は一瞬立ち止まったあとすぐに駅へと歩き出して。

「……あっ」

思わず声に出していた。
誰かが走ってくるのが見えた。
間違えるはずもなかった。のじょさんだ。

272:ゆみのじょ
13/09/12 00:39:31.33 vkdvbSaC
「のじょさん!」

私が呼ぶと、こちらに向かってきていたのじょさんがびくりと立ち止まった。
駆け寄ろうとすると、のじょさんは突然回れ右をした。

「ちょっと!」

なんで逃げるの!?と声に出すまでもなく、私はのじょさんに追いついた。
もうのじょさんにはほとんど体力が残っていなかったらしい。
追いついて、腕を掴む。

「っ、ゆーみん!」
「……もう……っ、逃げないでよ……っ」

ほんともうこの子は。
久しぶりに感じたのじょさんの体温は熱い。
それでも私はもう離さないとばかりに手に力を込めた。

「ゆーみん、痛い……」
「あっ、ごめん」
「もう逃げないから離して」
「それはいや」
「痛いんだって」
「絶対いや」

私だってずっと痛かった。
ずっとずっと痛かった。
のじょさんが隣にいてくれなくて寂しくて心細くて、胸の奥がずっと痛かった。

「ゆーみん?」
「……のじょさん、来ないかと思った」
「……私だってもうゆーみんいないと思ってた」
「それでも来たの?」
「……ゆーみん優しいし」

どうして「優しいし」と繋がるのかはわからないけども、のじょさんがちゃんと来てくれたことが、ただそれだけで嬉しくて安堵して、「ありがと、来てくれて」とあまりに素直に言葉にしていた。

「ゆーみん怒ってないの?」
「怒るわけないじゃん。のじょさん来てくれたのに」

当然の如く答えると、のじょさんは「もう……」とためいきにも似た声を発して、とん、と私の肩に額をのせた。

「やっぱりゆーみん優しすぎるって……」
「えっ、なにのじょさん?どうしたの?」
「頑張って離れようとした私がバカみたいじゃん」
「え、なにそれ、どういう」

のじょさんは、「だってこれ以上ゆーみんといるとさ」と少しつっかえつっかえになりながら話してくれた。

273:ゆみのじょ
13/09/12 00:41:40.24 vkdvbSaC
のじょさんが、私が他の子と話しているのが嫌だってこと。
そんなふうにだんだん独占欲が強くなってくる自分が怖くなったこと。
もしかして重すぎると私に嫌われるんじゃないかと思ったこと。
だから私から離れようとしたのだと。

全部聞き終わったあとの私の第一声は「バカじゃないの」だった。

「うん」
「そんなんで私避けてたの?」
「うん」
「嫌いになったわけでもないのに?」
「むしろ好きすぎて」
「私の気持ち考えた?」
「……考えてませんでした」

ほんっとバカだわのじょさんは。
のじょさんが重いなんてそんなのはすでに知ってるし、だいたい私がそんなことでのじょさんを嫌うはずなんてないのに。

「まあでも……のじょさんに避けられて一つわかった」
「なに?私が好きだってこと?」
「自意識過剰!」
「えー」
「否定はしないけどね」

ぱっとのじょさんが顔をあげ、目が合いそうになって私は慌てて逸らした。
やっぱりたまにのじょさんに素直になるのはなんだか照れ臭い。

「ゆーみんがデレた!ゆみデレ!」
「あーはいはい」

のじょさんがわざとらしく私に抱きついてきて、これはきっとのじょさんも照れているのだとわかった。
だけどようやくいつもののじょさんがすぐ近くに感じられる。
それが嬉しくて、口ではのじょさんをあしらいながらも少しの間だけのじょさんの体温に自分の体を預けてやろうと思った。

274:名無しさん@秘密の花園
13/09/12 00:44:19.91 vkdvbSaC
以上
ナマモノSSはほぼ初めてだったのでいろいろ至らない点もあると思いますが
大目に見てやってください

これからも公式ゆみのじょが楽しみ

275:名無しさん@秘密の花園
13/09/12 17:59:48.80 3Qy/RPs0
GJ!

276:名無しさん@秘密の花園
13/09/29 11:35:39.77 8yh6Hzl5
>>268
今更だけど、ジョル鹿
あと、ぱいちゃんとえみつんによるくっすん争奪

277:名無しさん@秘密の花園
13/10/07 15:19:54.55 aE+zGaMp
>>274
今更ながら乙。
最近のじょさんがゆーみんのこと好きすぎて、なんか、もうね。

278:名無しさん@秘密の花園
13/10/13 15:47:03.15 VNX4heav
>>264
石膏プレイ、エロいです
全裸よりエロく感じるのはなぜだろう

>>269
ゆみのじょ、最高っす
胸がキュンってなるSS最高!!


職人さん達GJでした
これからも、どんどんSS投下してくれたら嬉しいです

279:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:35:35.61 UJymBk0s
「はー、さっぱりしたー」

今日はうちにゆーみんが泊まりに来ていた。
最後の仕事が同じだったのをいいことに、私がゆーみんを半ば強引に誘ったのだ。(
ゆーみんも、最初は「えー」と乗り気ではない声を出していたけれど家に着けばそんなことを忘れたようにいっしょにノゾフィス丼を作って食べたりしてすっかりゆったりモードなんだからいいよね?)

「あ、おかえりー」
「ゆーみんも早く入っちゃいなよ、冷めちゃうよ」
「のじょさんが長風呂だったしなー」
「えっ、そんな長かった!?」
「うん」

確かに、いつもより体が火照っているような気がする。けど、ゆーみんがいるから仕方ないんだよこれは。いろいろお風呂でこれからなにしようかとか考えたりしてさ。

280:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:39:11.98 UJymBk0s
「ごめんゆーみん!ごめん!」
「いやいいけど」
「今日は妹もいないからつい」
「ちょっと、私の存在忘れてたの!?」

むしろ超意識してましたから。
意識しすぎて考え込みすぎて数十分も……と、時計を見て一時間は当たり前のように過ぎていることに気が付いた。
確かにこれはゆーみんに文句言われても仕方がないわ……。

「まあまあいいからいいから」
「いや良くないから!適当すぎだから!」
「ほら入る入るー山本家のお風呂は最高だから!」

「まったくのじょさんはー」と言いながら脱衣場に向かうゆーみんに「タオルは置いてあるの使ってー」と声を掛けて私はやれやれと、とりあえず狭いベッドに腰掛けた。

281:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:43:02.19 UJymBk0s
この間ゆーみんが泊まりに来てくれたときに一緒に眠ったところ。
それはなんだかふわふわしてちょっぴり恥ずかしいような嬉しいような。
そんな気持ちを思い出して、私はひとり笑ってしまったのをまた恥ずかしくなり、「お腹減ったなー」なんてダイエット中にも関わらず冷蔵庫を開けた。

「あ、ポッキー」

そうして一番最初に目に入ったのは、赤いパッケージ。
ゆーみんにまたポッキーゲームしたいって言ったら怒るかなあ。どうかなあ。でもこんな時間にポッキーかじっちゃったらまた太っちゃうしなあ。そんな葛藤を数十秒間繰り広げたあと、結局私は「これ以上ゆーみんを怒らせないでおこう」という結論に達した。

282:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:45:14.19 UJymBk0s
もちろんゆーみんが本気で怒ってるわけないということは充分わかっているんだけど、今日は自分の中でなにかブレーキをかけなきゃいけないような気がしていた。

ゆーみん早く上がって来ないかなあなんて思いながらテレビを見ていること数十分。

音がして、お風呂上がりで髪を丁寧にタオルで拭いながらゆーみんが現れた。
ふっと鼻先をかすめるいい匂い。
私と同じシャンプー使ったはずなのに。
そうして着替えはもちろん私が普段着ているもので、サイズこそそんなに変わらないけどもなんだかまったく違うもののように思えた。

それに少し上気した頬。

「のじょさんお風呂ありがと」と言って私の隣に座ったゆーみんに、私は柄にもなく顔に上がった熱を見られないように思い切り体をゆーみんから背けた。

「え、なに?のじょさん」
「ゆーみんだめっ」
「なにが?」
「だめなんだって!私!なんかわかんないけど!」

うそ。だってこの前だって同じような状況だったじゃん?ていうかべつにゆーみんのハダカ見たわけでもないのに私なにこんな動揺しちゃって。まるで今まで踏んでいたブレーキを踏み込んでしまったみたい。

283:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:48:32.90 UJymBk0s
「はあ?ちょっとのじょさん大丈夫?」
「大丈夫じゃないけど大丈夫だからっ」

ゆーみんが私に触れようとしたのを、私は思わず思い切りその手を払いのけてしまっていた。

今までもちろんこんなことはなくてむしろ私からよくゆーみんに触れていっていたのに、なにこれなにこれ、よく少女漫画であるようなシチュ。

「のじょさん?」
「あっ、ごめんゆーみん!違うくてえっとさ」

私、まさかゆーみんに欲情しちゃってたりする?
そんなこともちろんゆーみんには言えないし。

「いや、いいけど……のじょさん大丈夫?なんか顔真っ赤じゃない?」
「そんなことないそんなことない!ていうかゆーみんもう寝ない?」
「寝ない?って早くない?」
「だって明日も早いし」
「のじょさん明日仕事ないからーって言って私誘ったんじゃん」
「それは、そうだけど」
「それに髪も乾ききってないしさ」

確かに、ゆーみんの髪から水は滴り落ちはせずともうっすら湿っている。
ドライヤーあるよ、と言いかけて、ゆーみんが「まだ寝たくない」と私に伝えてきているのだと気付いた。

284:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:51:24.37 UJymBk0s
私だってほんとは寝たくない。だって夜はまだまだこれからなんだよ。だけどこんな私が今のゆーみんを前にしていつまで冷静を装えるか、わかったもんじゃない。
もっともおとなしく寝たからと言ってこの気持ちがおさまるかっていったらきっと答えはノーだろうけど。

「ゆーみーん……」
「うわっ、なに今度は!」
「もう私酔いそう」
「なによお酒飲んだ?」
「違うってばー!ゆーみんに酔いそうなのー」
「のじょさんはまたそう言って……誰得よ」
「私得」
「あーはいはい」

観念してゆーみんに寄り掛かる。ゆーみんの匂い。それと一緒にうちのシャンプーの匂いもして、なんだかすごくドキドキする。

お風呂上がりで少し熱いゆーみんの体温がよけいに私の心拍数をあげているのかもしれなかった。

285:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:54:03.10 UJymBk0s
「ゆーみん、私さ、今かなり変な気分なの」
「変って?のじょさんいつも変じゃないの?」
「さすがにひどい」
「ごめんごめん。で?」
「……ゆーみんによくじょーしてる」

言ってしまった。返事はなかった。どうしようこれ。なにか言った方がいい?いいよね?冗談だよ、とか。
体を起こそうとすると、不意にゆーみんの指先が私の手に触れて弱い力で引き止めた。

「欲情って?」

そして、問う。私はゆーみんが今どんな顔してるのかわからなくて、ただ声がいつもどおりなことだけには気付いていて逆にそれが不安だった。
私もだから、「だからさー」といつもの調子で言って、頭を巡らせた。

だから、だから―


「……欲情って、ゆーみんとポッキーゲームしたい欲」

286:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:57:02.91 UJymBk0s
そうして必死に頭を巡らせた結果がそれだった。「ポッキーゲーム?」というゆーみんの声はちゃんと驚きが混じっていて、そこでやっと私はゆーみんの顔を見ることができた。

「だってゆーみん、ラジオ以来やってくんないじゃん?」
「ていうかポッキーゲームならべつに欲情って」
「さてはゆーみん、ヘンなこと考えてたな」
「のじょさんじゃないんだから」
「あっ、考えてたなー」

今度はゆーみんがふっと私から顔を逸らす番。
そのせいでゆーみんの表情はちょっとよくわからなかった。
それからゆーみんは唐突に「する?」と言った。主語もなしに。

「するって?」
「だからさ、ポッキーゲーム」

287:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 22:59:20.64 UJymBk0s
予想外の言葉に私は「は?」とも「へ?」とも「え?」ともつかない声を発してぽかんとゆーみんを見た。

「ポッキーあるの?」
「あるけど、冷蔵庫」
「あーほんとだあったあった。ポッキーって普通冷蔵庫に冷やす?」
「冷やさない?いや冷やさないか」
「自分でやっといて」
「だってチョコ溶けたら嫌だなあって」
「まあ暑いとね」

ちょっと待ってちょっと待って。熱くて溶けそうなのはまず私だから。ゆーみん、急になに言い出してんの。なにポッキー持ってさも当たり前みたいに開けてくわえて「ん」と私にもう一方差し出して。

「ほんとにやるの?」
「やりたいんでしょ」

ポッキーをくわえたままゆーみんが答える。
確かに、やりたいけどさ。でも……。

288:まよなかポッキーゲーム
13/10/18 23:01:57.52 UJymBk0s
「のじょさん早くしてよー」

ゆーみんがさらに急かしてくる。それで私の中でなにかがプツンと切れた。
もう知らない!全部ゆーみんのせいだから!

「ゆーみん、絶対口離さないでよ」

そう言ってポッキーにかじりつくと、ゆーみんも負けじと食べ進めてきた。今日のゆーみんはなんだかすごく積極的だ。だから私はそんなゆーみんを威嚇するつもりで最後の一口をいこうとして。


触れた。
確かに、ゆーみんと私の。


てっきりゆーみんから折ってくると思っていたから、ゆーみんとキスしてしまったこともあって私はひどく慌ててしまって、だけどそれは言葉にならなかった。耳まで焼けてるように熱い。それはゆーみんも同じくで、お互いがお互いに引っ張られるように見つめあった。

「……ゆーみん」
「真夜中のテンションなのかな、これ」

ゆーみんは言い訳するように呟いて、私に言った。

「もう一回、やる?」

それとも―

私は答えないで、ゆーみんの熱に身を任せる。
ほんとに全部、ゆーみんのせいだ。明日になって恥ずかしがったって、私は知らないよ。

おわり

289:名無しさん@秘密の花園
13/10/18 23:04:43.01 UJymBk0s
こまごま投下してしまってすみません
まよデリリスナー増えろ

290:名無しさん@秘密の花園
13/10/19 09:55:32.23 viAd9dNw
はいっ増えます!

291:名無しさん@秘密の花園
13/10/19 10:16:14.80 cERiGkmn
>>289
GJです
このスレからまよデリリスナーになりました

292:名無しさん@秘密の花園
13/10/27 03:52:37.95 3QKbO8kZ
ポッキーがなくなるまでいやなくなっても続けるんですね

293:名無しさん@秘密の花園
13/11/21 00:37:35.02 NM7eN7U2
a

294:名無しさん@秘密の花園
13/11/30 01:55:06.54 WNjiH47g



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