大正野球娘。で百合at LESBIAN
大正野球娘。で百合 - 暇つぶし2ch293:小梅×胡蝶
09/10/26 18:16:36 NPsLMCnE
胡蝶「脱がなくても、こうすれば大丈夫ですけどね。」
すっ、と小梅の後ろにまわるが早いか、小梅の襟の間から、胡蝶の白い細い手が滑り込む。
小梅「ひゃぅっ!」びくっ、と、背を仰け反らせる。
胡蝶「あ、すみません。突然過ぎましたか?」
小梅「うぅん、ちょっと胡蝶ちゃんの手が冷たかっただけだから、大丈夫・・・ははは。」半分だけ振り返って、照れ隠しに苦笑する。
胡蝶「それなら、少しの間こうして居ましょう。」

まだその先端部分には触れていないが、緩やかな丘を包んでいるような感触が胡蝶の手にはあった。
少し背の低い胡蝶が小梅の後ろで襟に手を入れるには少し無理があり、胡蝶にはすこしばかり疲れる体勢ではあるが、胡蝶は少しでもこの形を保っていたかった。

トクン、トクン、トクン。

先程まで薄布一枚に阻まれていた小梅の鼓動が直に伝わるような錯覚し、夏とはいえ夜風に晒されて少し冷たくなった手を除々に暖めてゆくのが、胡蝶には分かった。
単なる体温ではなく、優しく強く、気丈で包容力のある、正に理想の姉の姿であるとも言える人間そのものが、手という体の一部ばかりか心をも一緒に暖めてくれている、そんな気がして・・・

小梅「・・・」
胡蝶「・・・」
小梅「・・・・・・」
胡蝶「・・・・・・」

この時が永遠に続いて欲しい。
この閑(しず)けさの中、胡蝶はそう願わざるを得なかった。恋に恋するうら若き乙女の陳腐な願いとも取れるが、それが今の彼女の素直な思いであった。


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