06/02/24 18:06:52 0ytTn9iD
以上の推測から、一つの仮説（妄想）を立ててみる。
幼馴染の二人は、他の誰よりも時間を共有して生きてきた。つまり、その分お互い思い合う時間があった。
中性的な♂が近くに居つづけたため、それが♂のデフォルトだと刷込まれる。
現実的にはそのような♂はそういないため、理想の恋愛対象となる相手が極端にしぼられる。（この場合はるかりん）
高校になってはるかりんと付き合い出すものの、いくら中性的なはるかりんとはいえ、やっぱり♂には変わりない。
そのため想像していた付き合いと軽く違和感を覚え、どうして違和感があるのかを考えるようになる。
そして、違和感の理由を間違った方向に結論付けてしまった。
「自分ははるかりんが好きなのか？いや、それ以前に♂を恋愛対象としてみることができるのか？
できないとしたら、私は異常なのでは？
しかし自分ははるかりんを愛している。だから私は異常ではない。
でもそれは、はるかりんが一般の♂とは違うから？
はるかりんには♂臭さがない。それが彼を好きな理由。一般の♂には♂臭さがある。それが受け付けない理由。
♂を受け付けられない。
もしかして自分は“レズ”なのだろうか？」
と。
その自問自答を何度も時間をかけて繰り返し行うことで、その間違った結論を信じ込むに至った。
そして愛する人を裏切りたくないという思いのため、実際に他の女性と体を重ねることはなかった。
つまり純愛のせいで彼女の思い込みを訂正するチャンスは訪れなかった。
それから恋人と体を重ね続けるにつれて、自分の性癖が“受け”ではなく“攻め”好みだと知る。
そこから「自分は本当は“タチ役”なんだろう」と信じ込むようになる。
付き合えば付き合うほど彼を好きになり、好きになるほど“願望”が増す。
「彼が女だったら」と。
そしてプロポーズをされた時にカミングアウトし、現在に至る。
要約すると、
【彼女は自分がレズだと思い込んでいる、「“女性化した男性”萌え」という“特殊性癖”の持ち主ではないのか？】
となる。