新・スマッシュブラザーズシリーズでエロパロat EROPARO
新・スマッシュブラザーズシリーズでエロパロ - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
14/10/04 23:17:04.31 AVERgZ9r
乙!
ピット可愛いかった

151:名無しさん@ピンキー
14/10/05 00:23:37.76 aee0MxTr
読んでてドキドキした
ピット、Xの時より心なしか顔が可愛くなった気がするし妄想がはかどるね

152:名無しさん@ピンキー
14/10/05 11:36:14.77 RnQuYRC0
続き物とか掲載したい 他の方々のエロ力作の息抜きになるようなやつ

153:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:26:47.32 RnQuYRC0
 僕は「この世界」で、たくさんの仲間に囲まれて、本当に楽しい毎日を過ごしていた。
 みんなで試合をして、ホームランコンテストをして、マスターハンドに挑戦して。
 最近では新しいファイターさんたちもたくさん迎え入れて。この世界は賑やかになって……
 そんな楽しい日々がいつまでも続くと思っていた。

 でも違った。
 僕達の住む世界の平和は、希望は、いとも簡単にばらばらにされてしまった。

 数年前、亜空の使者の脅威が僕らの世界を襲ったことは記憶に新しい。その時は顔も知らないメンバーたちが自然と集まり、いつしか大きな力になって、悪の親玉のタブーを倒したんだった。
 でも、この話はそれで終わったわけじゃなかった。
 タブーがいなくなった後にも、世界中には亜空軍や影虫たちが残っていた。僕らファイターは残ったそれらを駆除するために何度かこの世界を回ったりもしたけど、一方で、亜空軍の残党は僕達が知らない時空の狭間に集まり、密かに戦力を増やしていた。
 そしてある時、それらが堰を切ったように、僕達のところに一斉に襲い掛かってきた。
 この世界の二度目の危機。僕達は新しく量産される亜空軍を相手に一生懸命戦った。でも、ダメだ。倒しても倒しても、後から後から出てくる。
 ゼルダ姫はこの雰囲気を敏感に察しとり、こう言っていた。
「何者かが、裏で糸を引いているようです……」
 でも、僕達が一致団結して、その何者かの正体を暴くには至らなかった。
 タブーがいなくなった今、亜空軍たちの中心核がどこにいるのかも分からない。なすすべもないまま、僕達はひたすらに防戦を続けていた。
 相手の圧倒的な数の前に、次第に僕らは劣勢になっていった。多くのファイターは彼らに捕獲され、捕まらずにすんだ残りのファイターのほとんども、広大なこの世界に散り散りになってしまったのだ。

 
 僕はみんなとはぐれて、たったひとりでこの世界をさまよっていた。
 みんなの安否は分からないし、無事だとしても、どこにいるのか見当もつかない。そして、僕はこれからどうすればいいのか分からない。
 そうしている間にも、各地に散らばったファイターを捕獲しようと迫り来る亜空軍たち。当然、僕の前にもそれは現れた。
 僕だって亜空軍と対峙すれば戦闘は頑張るけど……実を言うと、僕はファイターの中でも特に弱かった。
 みんなと一緒に大乱闘をしていた頃、マスターハンドからもガッツがないと評価されていたし、戦績もいつもビリから数えたほうが早いくらい。
 そんな僕が、こんな状況に置かれて何が出来る? 僕に出来ることは、世界中にのさばる亜空軍たちから身を隠しながら、他のファイターたちと合流できるのを願うことだけだった。

 僕はひたすらに亜空軍から逃げ続けて、怯えながら各地を彷徨い続けていた。
 けれど、深い樹海の中で、僕はとうとう一人のファイターと合流することが出来た。

154:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:30:01.24 RnQuYRC0
「……!」
 深い森を歩いていた僕は、道の先に何かの気配を感じて、とっさに身をかがめた。
 亜空軍が現れた時は、いつもこんな風だ。戦いに乗り出すことなんてとてもできない。
 僕は大きな切り株のそばに隠れて、道の先の様子を伺った。
 
 そこには、わらわらと郡をなす亜空軍と一人のファイターが戦っていた。
 多数の亜空軍を相手にしていたのは、すらりと背が高く、色白……というか真っ白な、健康的なお姉さん。
 Wiifitトレーナーさんだった。この世界にファイター登録されたばかりで詳しくは知らないけど、ヨガと健康のエキスパートであり、軽やかな身のこなしと体術を生かした戦闘が得意だと聞いている。

 トレーナーさんは複数の亜空軍に囲まれながらも、一歩も引かずに戦っていた。
 本当は、彼女がたった一人であんな大勢の敵と戦っているなら、僕だってすぐに助けに飛び出さなきゃいけないはずだ。
 でも僕は意気地がなかった。僕は怖くて怖くて、木の陰に隠れて、助けようか、どうしようか迷うことしか出来ずにいた。
 
 トレーナーさんは僕とは違う。戦闘力と勇気を持っていた。新人さんとは思えない勢いで、襲い掛かってくる亜空軍たちを迎え撃っている。強い一撃で、向かってくる亜空軍を跳ね飛ばし、攻撃を見切って丁寧に回避も出来ている。
 彼女はたった一人で、ずっとこんな風に戦っていたのか。戦うことができたのか。僕はいつしか、怯えるどころか彼女に見とれてしまっていた。

 敵のほうを見渡してみると、亜空軍との戦いでは何度も遭遇したお馴染みの面子だった。
 様々な武器をかまえたプリムに、大きな目玉に電気を帯びた触手を持つパッチ。浮遊する雷雲のようなスパー。亜空軍の襲撃時にはいろんなところで見かけた尖兵たちだ。
 でも、見たことのない亜空軍も何体かいる。特に、少し奥のほうで他の亜空軍たちを統率している、プリムに似た別の亜空軍兵は見たことがない。
 体色が赤茶色だけどファイアプリムとは違い、少し頭身が高く、長い剣をかまえ、首にスカーフのようなものを巻いている。あれも新しいタイプのプリムだろうか?
 
 トレーナーさんは亜空軍との戦いが終わった後にこの世界にやってきたファイターだ。でも、彼女はこの事態が起きて初めて目にするであろう亜空軍を相手に臆することなく、それらに戦いを挑んでいる。
 ぼ、僕も戦わなきゃ。そういう気持ちはいっぱいなのに、足が震えて動かない。なにしろ、あんなたくさんの亜空軍は、前の襲撃の時にも相手にしたことがないからだ……でも、このままだとトレーナーさんが……

 僕が見ている前で、トレーナーさんは次々に亜空軍を倒していった。でも、やはり多勢に無勢のようだった。
 トレーナーさんは敵の飛び道具を何度か受け、特に浮遊する敵を相手に苦戦を強いられているようだった。トレーナーさんの上空を飛び回るパッチの無数の触手は鞭のように振るわれ、その手数でトレーナーさんは次第に押されていく。
 そうして、いつしか彼女の腕には、パッチの縄のような触手が巻きつけられ、彼女がそれを振り払う前に、ぐんと宙に持ち上げられてしまった。

 そのまま複数の触手が彼女の肢体に絡みつき、鞭打ちの跡をつけ、激しい電撃を送って、タンクトップやスパッツの中にまで触手を潜り込ませようとする。
 なんて酷いことを。過去にも亜空軍とは戦ったけど、あの時は、こんなに執拗な攻撃をしてきただろうか? 単にファイターと戦うというよりは、まるで苛めるように、辱めるようにして責め落としているようだった。力技でない分、余計に卑怯だ。
 いや……それを言うなら、そんな様子を黙ってみていて、放っておく僕のほうがよっぽど卑怯で……酷くて……

155:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:33:42.87 RnQuYRC0
 トレーナーさんの端正な顔が苦痛に歪む。触手はいまや身体中に巻きついて、彼女を酷い電気責めにしていた。彼女は電撃に痺れて、うなだれた手がびくんと痙攣する。
「……! や……やめろー!」
 気がつくと、考えるより先に体が動いていた。亜空軍に立ち向かえる自信も勝算もなかったけど、もう、そんなことを気にしている場合じゃない。
 僕は敵の群れめがけて飛び出し、がむしゃらに体当たりして地上にいたプリムたちを退けた。戦う手は何も考えていなかったけど、僕には浮遊する敵への攻撃手段がある。トレーナーさんを捕まえているパッチが僕に気づいて隙を見せたので、サンダーでまとめて撃ち落した。
 技を放った後、トレーナーさんに僕の攻撃が当たらなかったか背筋が寒くなったけど、運よくトレーナーさんに当たることはなかった。
 パッチたちは散らばるように吹き飛び、触手がほどけてトレーナーさんが泥の地面に落ちてしまう、悔しいことに、それを受け止める術は僕にはなかった。
 僕は周囲を取り囲む亜空軍を警戒しながら、トレーナーさんのほうを気にした。もろに落下したけど、大丈夫だろうか? まさか僕のせいで……なんてことを気にしたけど、トレーナーさんは無事のようだ、すぐに身体を起こした。
 そして、僕のほうを見て
「あ、あなたは……」
 突然の加勢に来た僕に驚いている様子だった。僕は、今まで引っ込んでいたのを申し訳なく思って、思わず
「ご、ごめんなさい……」
 と口走ってから
「僕も手伝います! 空の敵は任せて!」
 攻撃の手を再開した。
 彼女と状況を照らし合わせたり、暢気に会話をしている場合じゃない。周囲を取り囲むたくさんの亜空軍を、とにかくどうにかしないと。

 トレーナーさんはすぐに分かってくれた。彼女はすっと立ち上がり、すぐに姿勢を直して戦闘態勢を取り戻した。
 ここからは、二人一組での戦いだ。 
 トレーナーさんは分散する敵全てに気を配るのをやめて、地上にいる、自分の攻撃範囲の敵に集中しはじめる。空の敵は、僕に任せてくれるということだ。
 僕はその信頼に応えるため、トレーナーさんを守るようにして、上空の敵を牽制した。
 言葉を交わす暇もない、一瞬の気の緩みも許されない戦いだったけれど、僕達は、思いのほか息を合わせて戦うことが出来た。
 正直、こんな大群にかなうわけないと思っていたのに、僕の攻撃の手が間に合わない場所にトレーナーさんがうまくサポートをしてくれるので、集中力を切らさずに戦うことが出来る。

 僕らを取り囲む亜空軍の数が減ってきた。この調子なら、ここにいる分は殲滅もできるかもしれない、と少し調子が上がってきたときだった。
 先ほど気にしていた、あの赤茶色のプリムが前に飛び出してきた。トレーナーさんは僕の背後の亜空軍で手一杯なので、このプリムは僕が相手をしなければならない。
 でも、妙だった。このプリム、他の亜空軍と何かが違う。こんなプリムははじめてみるのに、どこか、前にも見たことがあるような……

 そうだ、この刀身の長く細い剣、そして構え、戦術がファイターのロイさんにそっくりなんだ。
 僕は一瞬、みんなで平和に戦っていたあの時のことを思い出した。ロイさんとも試合をお願いしたことがあったっけ。あの時は、ロイさんの剣の切っ先から逃げられずに、一方的に攻撃をされていた……
「うわぁっ!」
 一瞬ぼんやりした隙をつかれた。赤プリムは信じられないスピードで僕に襲い掛かり、僕はあっという間に切りつけられてしまった。
 トレーナーさんがぱっと振り向き、僕の異常に気がついた。僕はすっかり姿勢を崩されてしまい、赤プリムの追撃を受けるばかりだ。

 でも、赤プリムの次の一撃が僕めがけてくる前に、僕は肩をぐいと引っ張られた。そして
「逃げましょう、早く!」
 トレーナーさんからの鋭い指示が入る。辺りを見ると、周囲の亜空軍たちの群れはだいぶまばらになっており、撒こうと思えば撒けるくらいにしか残っていない。
 トレーナーさんは周囲から抜け出せそうな隙を突いて、そこにめがけて素早く走り出す。
「こっちです!」
 彼女は僕を置いていくつもりのわけではない。有無を言わず、全速力でついていくしかなかった。僕はすぐにトレーナーさんの後に続いて、後方にもう一度フリーズを放ち、敵が少し怯んでいる隙にその場を逃げ出した。

156:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:36:02.57 RnQuYRC0
 僕らは亜空軍の追っ手から全速力で逃げ続けた。僕はトレーナーさんに何にも言うことができないまま、足が速い彼女の後に息を切らしながらついていくしかない。
 彼女は僕に合わせて走るスピードを加減しているのか、この鬱蒼とした森の中でも、ぎりぎり見失うことはなかった。
 そのまま駆けて、駆けて、駆け続け、いつしか背後から来る亜空軍たちの気配が消えてももっと走り続けた。

 そうして敵と遭遇した地点からだいぶ走った後、トレーナーさんはやっと走りを緩やかにし、それから僕に振り返ってくれた。
 僕はもう、呼吸も荒く頭をくらくらさせながら、気がつくと、トレーナーさんの腕の中に倒れこんでいた。
「大丈夫ですか? 少し無理をしてしまいましたね」
「は、はい……」
 僕は息つぎの合間に、やっとトレーナーさんに声をかけることができた。それでも、ほとんど息絶え絶えで、全身が痛くて動けずトレーナーさんの腕に抱かれているしかない状態だったけれど……。
 仕方が無い、トレーナーさんのしたことは正しかった。このくらい命がけで走らなければ、あの亜空軍たちを撒くことはできなかったんだ。
 きっと僕一人だったら、いつしか諦めて走るのをやめてしまっただろう。彼女に助けられた。
「落ち着くまで楽な姿勢をして、ゆっくり呼吸してください。あまり息を吸いすぎないように」
 トレーナーさんに言われたとおり、僕は時間をかけて呼吸を整える。トレーナーさんは、時折周囲を警戒しながらも、そんな僕の様子をずっと見守ってくれた。

 僕が普通の息を取り戻すまではずいぶん時間がかかり、ようやく呼吸が整ってからも、ダメージと緊張でへたりこんでしまった。
 トレーナーさんは僕を楽な姿勢で座らせ、それから前にしゃがみこんで、改めて挨拶をしてくれた。
「……リュカさん、ですね。Wiifitトレーナーです」
「う、うん……よろしく……」
 僕のことは、覚えていてくれたみたいだ。僕より年上のお姉さんなのに、物腰丁寧だった。

 僕とトレーナーさんとはファイター同士。でもトレーナーさんとは、これまでほとんど……いや、全く話をしたことがなかった。初めてこの世界に来たときの対面で、顔を合わせたくらいだ。
 彼女はこの世界にファイター登録されたばかりの頃から高レベルの試合に臨んでいて、僕とマッチを組まれることもなかったし、彼女が開催していたという健康教室にも僕は顔を出していなかった。ましてやプライベートで話すことだって一度も無かった。
 だからか、まるで初対面のような挨拶になってしまう。

 そして僕はここにきて、改めてトレーナーさんのことをじっくりと見ることが出来た。
 トレーナーさんはさっきからずっと、常に視線がまっすぐで、明るくはきはきとして強く見えた。とってもかっこいい。
 ここまで一人で乗り切ってきたことは、優れた戦闘力の証だった。彼女はたくましかった。僕なんかと違って……

「リュカさん、お礼を言うのが遅れてしまいました。助けていただいて、本当にありがとうございます」
「はぇ……助け……」
 僕は酸欠気味で少しぼーっとしていたけど、その言葉を聞いてすぐに頭がクリアになった。
「そ、そんな! 助けただなんて! 僕、ずっと怖くて隠れていただけで……」
 そう、お礼を言われるなんてとんでもなかった。僕は今までずっと逃げ隠れし続け、トレーナーさんが危ない時にもなかなか前に出られずにいたのに。
 思い出すほど情けなくなる。それでも、トレーナーさんは僕に感謝し、僕のことを褒めてくれた。
「ぼ、僕、なかなかトレーナーさんを助けられなくて……それでトレーナーさんがあんな目に……」
「それでも、勇気を出して私のことを助けてくださったじゃありませんか。謙遜なさらなくてもいいんですよ」
「そ、そんな、僕達ファイター同士なんだから、当然だよ! 僕なんか……」
 僕はもう、申し訳なくて、恥ずかしくて、トレーナーさんと顔も合わせられない。

 トレーナーさんが僕のことを素直に褒めてお礼を言ってくれているのが分からないわけじゃない。
 でも僕は、そんなに褒められるようなファイターじゃないんだ。僕は時々自分が嫌になってしまう。褒められると、余計に辛くなる。

157:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:38:28.01 RnQuYRC0
「リュカさん? 何を悩んでいらっしゃるんですか?」
 トレーナーさんが不思議そうに僕を見つめてくる。僕のことを知らないんだから、無理もないか。
「トレーナーさん、僕、本当は、ぜんぜんだめなんだ」
「だめ、とは?」
「僕、今日までずっと、何にも出来ないでうろうろしてただけなんだ。亜空軍が怖くて、不安で、何にも出来なかった。こうしている間にも、トレーナーさんとか、みんなは亜空軍と戦ってるのに。……だから僕は」
 それ以上の言葉は出なかった。ただただ情けない。こんな自分をなんとかしようと思うけど、それも出来なかった。

「リュカさん、聞いて下さい」
 トレーナーさんは、俯いていた僕に声をかけてくれた。優しいけれど、とても芯がしっかりした口調だった。
 僕が顔を上げると、トレーナーさんは僕の目をしっかりと見つめて、僕に話をしてくれた。
「リュカさん、私はファイターになるずっと前から、人々の健康を預かる仕事をしていました。多くの方々から健康の相談を聞き、アドバイスをしてきたんです。
 そうすると、私のところへ相談にやってくる多くの方は「自分は運動が苦手」とか「身体が硬くて困っている」と仰るんですよ」
「えっ? う、うん。それで?」
 その話には純粋に興味があった。……僕も人事ではないからだ。僕が相槌を打つと、トレーナーさんは頷いて続ける。
「しかし、そういう方々と一緒にトレーニングしてみると、意外と運動向きの身体だったり、柔軟体操をすればちゃんと体が柔らかくなったりするものなんです。
 皆さん、自分に自信がないだけで、内に持っている身体能力に気がついていないだけということも少なくありません」
「内に持っている能力?」
「はい。私はそういった方を、何人も見てきました」
 トレーナーさんは僕のことをじっと見つめながら、その話をした。
 もしかして、僕のことを言っているのかな? 僕は運動はあんまり得意じゃなくて、物理攻撃もPSI強化を頼りにしているところがある。でも、やろうと思えば、もっと強い攻撃ができるようになるとか。
「僕は、鍛えればもっと強くなるってこと?」
「もちろんそれもありますが」
 トレーナーさんの言いたいことは違ったみたいだ。
「私が思うのは、自分の能力に気づかない、それはなにも健康に関することだけではないのではいかということです。自分が持っている強いものに、気がついていない……
 リュカさん、あなたは先ほど、自分に自信が無く、出来ないことばかりだと仰っていました。でもそれは、ただ自分がそうだと思い込んでしまっているだけなのではないでしょうか」
「えっ……でも、それは本当のことなんだ。だ、だって僕、トレーナーさんみたいに勇気をもって戦えない。それに、他のファイターのみんなだったら、きっと迷わずにトレーナーさんを助けたと思うんだ、あの時。それなのに僕は……」
 僕が思っていることを並べようとしたら、トレーナーさんは僕に近づき、僕の両肩に手を置いてくれた。
「リュカさん、この世界には様々な才能を持っている人がいます。彼らの優の部分ばかりを見ていては、自分の優れているところを見落とし、自分がダメなんだと思い込んでしまいますよ。
 ……確かに、ファイターの皆さんの中には凄い方も多いですからね。自信がなくなることはあるかもしれません。……しかし」
 トレーナーさんは僕のことをじっと見つめる。僕のほうが恥ずかしくなるくらいにだ。そのグレーの瞳は、まるで僕の心に直接語りかけてくるようだった。
「あなたは襲われている私を助けてくださいました。そこにどんなに迷いや葛藤があっても、私にとってはそれだけが全てです。本当に、ありがとうございます。……リュカさんは、逃げたりせずに私を助けてくれたんです。
 そのことだけは本当のこと。ですから、どうか自分は劣っているなんて思わないで、自信を持ってください」
 僕は彼女の言葉に驚いて、呆気にとられてしまった。でも、凄く嬉しい言葉だった。トレーナーさんは自分が教える相手にはいつもこうやって接しているに違いない。
「トレーナーさん、あ、あの……」
 僕は彼女の言葉をじっくりと考え、あの時のことを思い出した。そうだ、確かにトレーナーさんの言うとおり。僕は散々迷ったりしたけど、あの時は無我夢中で、トレーナーさんを助けようとした。
 あの、助けようとした気持ちだけは、嘘じゃない。そう思うと、自然と気持ちが明るくなった。
「……分かった。うん、トレーナーさんがそう言ってくれるなら。……僕も、頑張ったよ」
 なんだか少し嬉しい気分になって、トレーナーさんに頷き返した。

158:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:39:15.46 RnQuYRC0
 トレーナーさんは僕の肩を軽く叩いて手を離し、きれいな姿勢で、背後の岩に腰掛けた。
「気づくべきものに気づけば、人の能力は必ず伸びるものです。だからリュカさん、あの時の勇気と自信を、決して忘れないで下さい」
 そう言ってから、トレーナーさんの表情は少しだけ怪訝になり、
「それは、これからの戦いで絶対に必要になるものだと思います」
 背筋がぞくっとなるような言葉に続いた。

 トレーナーさんの言うとおりだ。
 僕達はとんでもない戦いの中に放り出された真っ最中。弱気や不安にかまっている場合じゃない。
 そのために、僕はあの時の一握りの勇気を忘れちゃいけないんだ。これから、この地獄を生き抜くためにも。


 僕達は互いに持っている情報を交換しようと、とりあえずこれまでのことをかいつまんで話し合いはじめた。
 でも、結局のところ、状況は僕もトレーナーさんも同じ。他のファイターたちから引き離されて、単独行動している、という以上のことはなかった。
「これからどうしよう……ずっと逃げ回っていかなきゃいけないのかな……」
 彼女と出会えても、その点はなんにも変わりない。そう考えると、やっぱり、気分が滅入ってしまった。
 でも、トレーナーさんは僕にこう言ってくれた。
「以前、この世界を亜空軍が襲撃した話は聞いています。その時も、絶望的状況の中、ファイターが集まり、脅威を乗り越えたのだそうですね、素晴らしいことです。……だとしたら、これから取るべき道は同じではありませんか?」
「えっ?」
「とにかく、他のファイターたちと出来るだけ多く合流すればいいのです。そうすれば、戦力も強まりますし、情報も集まります。もしかしたら、なすべき道も見つかるかもしれません」
 確かにその通りだ。でも、そんなにうまくいくだろうか。
「会えるかな、他のファイターたちと……」
 僕の胸にはただただ不安がいっぱいだった。もちろん、一人でいるときよりはずっと心強い。でも、だからといって、もう何も怖くないとか、この先うまくいきそうとか、まだまだそんな風には到底思えなかった。
 でも、トレーナーさんは違った。 
「大丈夫、こうして私とリュカさんが会えたのです。それにこの世界だって無限の広さではありません。もしかしたら、すぐにまた他のファイターたちと出会えるかもしれませんよ。
 諦めたら絶対に出会えませんが、諦めなければ、出会える可能性はいくらでもあるんです」
 なんて前向きなんだろう。それに説得力もある。
 僕は一人で考え込むと、不安を募らせるばかりだった。でも不思議なことに、彼女の言葉は僕の心をみるみる元気にしてくれる。
「そうか、諦めなければ。うん、そうだよね。分かった。僕も、下ばっかり向いてるのはもうやめる」
 自然とそんな言葉が出てくる。今までの僕なら思いもしなかったような言葉だ。

 空が明るくなり始めた。僕達が思っていた以上に、時間は進んでいたようだ。
 トレーナーさんはすっと立ち上がり、軽く伸びをして僕のほうを向き
「リュカさん。ともあれ、ここで出会えて本当によかったです。ここからは一緒に行動しましょう。よろしいですか?」
「えっ! う、うん! もちろん!」
 僕もトレーナーさんに続いてすぐに立ち上がった。
 山の向こうに太陽が昇ってきているのが見える。気のせいか、昨日までより空がずっと明るく見えた。今までは、どこまで歩いても、どれだけ逃げても、ずっと真っ暗が続いているような気がしていたのに。

159:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:40:12.33 RnQuYRC0
「……!」
「あっ、トレーナーさん!」
 でも、僕達の前にすぐに安らぎは訪れなかった。今まで狙っていたのか、日の出と共にあっちも動き出したのか。もう、あちこちから亜空軍が現れてきた。
 僕はこれまではずっと一人ぼっちで、亜空軍を相手に逃げ続けてきた。でも、今はもう違う。一緒に戦う仲間がいる。だから逃げちゃいけないし、逃げなくても戦える。
「トレーナーさん!」
「えぇ、分かっています」
 僕達は互いの死角を補うように、背あわせの位置で立った。亜空軍は四方八方から沸いてきて、じりじりと僕たちに近づいてくる。
 こうして敵と向かい合うと、やっぱり怖い気持ちも捨てきれず、緊張が解けない。足が震える。
「リュカさん、深呼吸」
「えっ?」
 僕は彼女に言われたとおり、息を大きく吸って、それからゆっくりと吐いた。
 気持ちが落ち着く。集中力が戻ってきた。それから、自信も。見回してみると、僕の打撃力でもあしらえる敵ばかりだ。大丈夫、いける!
 僕が拳をぎゅっと握り締めたのを見て、トレーナーさんは自分の正面の敵から目を離さないまま、僕にもう一言だけ耳打ちした。
「フォーメーションは、先ほどと同じで大丈夫ですね?」
「う、うん……!」
 僕は空を確認した。やっぱり、浮遊する敵が、少し距離を置いている。これらの相手をするのは主に僕だ。

 僕達と亜空軍は少しの間、互いをにらみ合っていた。そのうち一体のプリムが痺れを切らして、僕達に向かって突っ込んでくる。戦闘開始だ。
 僕は慌てず、向かってきた一体をキックで払いのけた。PSIでパワーを高めた蹴りなら、プリムくらい難なく倒せる。
 最初の一体を合図に、敵がいっせいに迫ってきた。でも、大丈夫。落ち着いて戦えば、負けたりなんかしない。
 戦っている最中には、背後のトレーナーさんには目をやらなかった。僕は正面の敵から目を離してはいけないからだ。でも大丈夫、トレーナーさんだってきっと僕とおなじ、ちゃんと敵を倒しているに違いない。
 
 今の僕の中には迷いは無かった。
 トレーナーさんは僕と行動を共にしてくれる。共に戦ってくれる。だから僕も、彼女の隣で亜空軍との戦闘を頑張らないといけない。彼女に迷惑をかけないため。
 他に細かい理屈なんていらなかった。僕はその一心で、今までの恐怖心を捨てて、今も、これからもずっと、亜空軍たちと向き合うことに決めた。

160:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:43:32.49 RnQuYRC0
日曜の昼間から突然お粗末様でした。

発売前からこの二人の絡みとか妄想していたにも関わらず、箱を空けたらまさかの。そのやり場のない怒りを文章にしただけ。
もし続編が書けましたらトレーナーさんをいっぱい陵辱したいね! この呼称だとポケモントレーナーの立場がないですが。きっとレッドとか呼ばれてるんですよあっちは。

161:名無しさん@ピンキー
14/10/05 12:56:30.60 ovuWRYbi
乙!素晴らしい作品だった!

162:名無しさん@ピンキー
14/10/05 16:41:48.22 iV53CyT+
乙でした。いいよねWiiFitトレーナー…
というところで、俺も投下していいかしら

163:名無しさん@ピンキー
14/10/05 16:53:29.39 +QpF8rKu
乙。リストラ組(と言ってしまうのも寂しい)キャラ選択画面にいなくともあの世界にはいるんだよ…

164:名無しさん@ピンキー
14/10/05 17:04:10.68 icXYIQGO
お願いします

165:Miiファイター
14/10/05 17:08:30.56 iV53CyT+
それではお言葉に甘えて

※Miiファイターと女性キャラの絡みがございます。
 苦手な人は回避してください。

166:Miiファイター
14/10/05 17:10:30.99 iV53CyT+
『Self-Insert 2-2』

それはもう、どう考えても気のせいではないくらい、サムスは俺を避けていた。
乱闘で一緒になっても、最中はもちろん、終われば一言も交わさずに立ち去ってしまう。
そうでない時は、そもそも彼女を見かけることすら稀だった。
当然、特訓も中止になっている。取り付く島もない、という言葉の意味を、俺は思い知らされた。

そんな状態が一週間も続くと、俺はだいぶ落ち込んでいた。
特訓を通じて、少しはサムスと仲良くなれたのではないかと思っていたが、それは勘違いだったのかもしれない。
本当はずっと迷惑に思っていて、我慢の限界がきたのではないか。
そんな考えが、頭の中にしがみ付いていた。

「ここのところ、どうも元気がないみたいだが……何かあったのか?」

乱闘の帰り。そんな風に声をかけてくれたのは、キャプテン・ファルコンだった。
筋骨隆々の男らしい肉体をブルーのスーツに包み、赤いヘルメットの額部には、その名の通り隼のエンブレムがついている。
アメコミのスーパーヒーローを思わせる外見に違わず、ファルコンは頼りがいに溢れる男である。
最初に俺がこの世界に迷い込んだ時、それとなく気にかけてくれたのも彼だった。
今回も、意気消沈している俺に気付いてくれたらしい。
俺は少し迷った。ファルコンに相談して、どうにかなるような問題だろうか。
しかしファルコンは、俺の心を見透かしたように、

「俺が力になれるかはわからないが、一人で悩むよりは楽になるんじゃないか」

そう言って、彼は分厚い胸の前で腕を組んで、俺の言葉を待っていた。
結局、俺はファルコンの好意に甘えることにした。
彼の言うとおり、いつまでも一人でうじうじしているのは、もうたくさんだ。
俺が一連の出来事を語るのを、ファルコンは指を四角い顎に当て、ふむふむと聞いていた。
話としては単純なので、五分とかからない。
要するに、今まで特訓をつけてくれていたサムスが、急に俺を避け出した、というだけである。
聞き終えたファルコンは、少し考える素振りをしてから、口を開いた。

「サムスがなぜ君を避けているのかは、俺にはわからん。だが、君との特訓が嫌になったというのは無いと思う」

どうしてそれがわかる?と聞くと、ファルコンは口元に笑みを浮かべた。

「サムスと飲みに行くと、よく君のことを話してくれるよ。口では『なかなか上達しない』や『面倒だ』と言っていたが、とても楽しそうな顔をしていた。この前も、『ようやくマシになってきた』と。君の成長を喜んでいたな」

基本的に、この世界にいるファイターは戦闘能力が完成されている。
マリオやリンク、目の前のファルコンもそうだ。リュカも性格は気弱だが、本気になればやはり強い。
なにせみんな、ゲームの主役や悪役を務めた猛者たちなのだ。まあ、一部例外はいるが。
そこに基づくプライドがあり、戦って互いに技を磨きはするものの、誰かに教えを請うというようなことは滅多にない。

だが、俺は違った。
この世界に来るまでただの一般市民だった俺は、戦い方を誰かに教えてもらうしかなかった。
そんな俺に頼られたことが、サムスにとっては新鮮で、憎からず思っているのではないか、とファルコンは言った。

167:Miiファイター
14/10/05 17:12:23.82 iV53CyT+
本当に?と俺は思わず聞き返した。
それが事実なら嬉しいが、ならばなぜ今になって、サムスは俺のことを避けているのだろうか。
ファルコンはううむと唸って、思い当たることを探し、記憶を掘り返していた。

「……関係があるのかはわからないが。一週間前だったか、珍しくサムスとピーチ姫が、何か話しているのを見たぞ」

サムスとピーチ。たしかに、それは珍しい組み合わせだった。
女性同士とはいえ、クールとおっとりでタイプが違うためか、二人だけで話している姿は見たことがない。
仲が悪いというわけではなく、単に話題が合わないのだろう。

「ああ、そういえばその頃からか。サムスが一人で、何か考え込むようになったのは……ちょうど、さっきの君のように」

俺は首を傾げた。
たしかに、ファルコンに話して少しは気が楽になったが、謎がさらに増えてしまった。
サムスは、いったい何を考えているんだ?

ファルコンに別れを告げて、俺は家路についた。
サムスのことは気がかりだったが、今できることは何もない。もやもやを胸の中に抱えるのは辛いが。
帰宅した俺はシャワーを浴び、軽く夕食を摂って、ソファに寝そべった。
その際、先日のピーチとの情交でできた染みを見つけてしまい、ちょっと恥ずかしかった。

ふと、何か音楽でもかけようかと思い、俺はソファから降りた。
このマンションには他に誰も住んでいないから、騒音だのを気にする必要はない。
だがその時、テーブルの上に置いてあった、携帯電話(トモダチコレクションで、住人の満足度が上がった時にプレゼントするあれだ)が鳴った。
また、ピットがパルテナ様からの無茶ぶりに耐えかねて、愚痴でも言いたくなったのだろうか。
俺は電話を取り、耳に当てた。そして目を見開いた。

『……私だ。サムスだ』

たしかまだ、彼女には俺の番号を教えていなかったはずだが。
いや、今はそんなことはどうでもいい。
先週から今日まで視線すら合わせていない彼女が、一体何の用事なのか。
俺が聞こうとするのを遮るように、サムスは要件を告げてきた。

『明日、特訓を再開する。場所は戦場。ファイターの姿で来い』

混乱した俺の頭を冷やすように、彼女の声は平坦だった。
何か、緊張しているように聞こえるのは気のせいか。本心を悟られないよう、一気にまくしたてているかのような……
サムスは、最後に特訓の時間を指定してから、一方的に電話を切った。
俺は、なんだか嵐が通り過ぎたかのような気分になっていた。返答する隙すら与えてもらえなかった。

168:Miiファイター
14/10/05 17:14:37.35 iV53CyT+
そういえば、と俺は思い出す。
特訓に誘うのは、常に俺の方からで、サムスからというのは一度もなかったはずだ。

しかも、なぜファイター? 
これまでは、ずっとガンナーでやってきたのに。

不可解なことが多過ぎて、何から考えればいいのかわからない。
しかし、彼女からお誘いが来たということは、まだ望みはあるはずだ。少なくとも、顔も見たくないとは思われていない。
俺はとりあえず、約束の時間に遅れないように、今夜はもう寝ることにした。

そして、翌朝。俺はステージ・戦場に立っていた。
遠景の山脈から、朝日が顔を出しているのが見える。
念のため、約束の時間の十分前にやってきたのだが、サムスはそれよりも早くやってきていた。
今回は、最初からゼロスーツで………しかも、いつもとは違う。
通常のゼロスーツは、全身を覆うタイプだ。しかし今回、彼女は青のショートパンツにブラトップという出で立ちをしていた。
たしか、メトロイドフュージョンに登場したサムスが、こんな格好をしたことがあるのではなかったか。

普通のゼロスーツも十分に官能的だが、今のサムスは、すらりとした足やくびれた腰、小さな臍まで露出していて、もうどこを見ればいいかわからない。
露出度で勝る者は、もはやドンキーコングくらいなものだろう。奴は裸ネクタイだ。
俺の姿を認めたサムスは、早々と武器のハンドガンを両手に構え、銃口を向けてきた。挨拶も無しだ。
聞きたいことはいくらでもあったが、今は会話する時ではないらしい。俺は慌てて身構えた。

「始めるぞ」

そう短く告げて、サムスが発砲。
彼女のパラライザーは強力だが、弾速は遅く、射程も短い。
俺は後ろに飛び退き、光弾が消失するのを見送った。
もちろん、サムスの攻撃は、それだけでは終わらない。両足のジェットブーツで加速し、一気に間合いを詰めてくる。
間髪入れず、サムスは鋭い回し蹴りを放ってきた。俺は腕をクロスさせ、その一撃を防いだ。

………その際、大きく広げられた股間を見てしまい、俺はどきりとした。
ピーチもそうだが、大股開きになることに躊躇が無さ過ぎる。
呑気にしている場合ではない。ここからまたパラライザーでも来るかと、俺は警戒した。
しかし意外なことに、サムスはそこで一端、攻撃の手を緩めた。
そして、距離を取るでもなくその場から、何とも言えない視線を俺に送ってくる。

「この程度では、駄目か」

そんな風にサムスが呟くのを俺は聞いたが、何のことかわからなかった。
俺をおいてけぼりにしたまま、サムスが攻撃を再開する。剣のように振り被られる足をかわし、俺は拳を握った。
ガンナーならともかく、慣れているファイターであれば、俺も他の連中に引けを取らない。
俺とサムスは、しばらくの間右に左に飛び回り、激しい戦いを繰り広げていた。

169:Miiファイター
14/10/05 17:17:22.84 iV53CyT+
時間が経ち、日も昇り切った頃、俺は確信していた。
サムスには明らかに、特訓ではない、他の意図がある。

彼女はこの戦いで、まったくハンドガンを使っていない。最初の一発が最後だ。
パラライザーどころか、ビームウィップすら、その存在を忘れているかのようだった。
無論、それだけなら単純に格闘戦を楽しみたいから、などの理由をつけられる。
しかし、どうやらそういうことではないらしい。最後の確認として、俺は後ろに大きく飛んだ。
サムスはやはりハンドガンは使わず、俺に接近し、この戦いで何度目になるかもわからない、回し蹴りを放った。
その際、やはり股は大開きで、しかも今度はその豊満な胸を、あからさまにぶるんと揺らしていた。
そうしてから、サムスは動きを止め、俺の様子を覗っていた。

もう、間違いない。
彼女は何故か、自分の肉体――特に、尻や胸、股間など――を俺に見せつけようとしている。
回し蹴りでなく、他の攻撃もやけに大振りで、俺がじっくりと観察できるようにしていた。
そしてまた、謎が増えた。なんのためにそんなことをしている?
自分のセクシーさに気付き、お色気戦法に目覚めたのだろうか。
しかし、純粋な実力の上でも、サムスは俺に勝っている。普通に倒せる相手に試したところで、効果の程はわかるまい。

そんなことを考えていると、隙を突かれた。
低空を駆ける足払いをまともにくらい、俺は背中から地面に倒れた。足元がお留守ですよ、というやつだ。
俺はすぐに立ち上がろうとした。だがそれよりも早く、サムスが俺の腹の上に馬乗りになる。

これも、初めて見る戦法だった。
このままパンチでも食らうのか、より先に、サムスのお尻は柔らかいと思ってしまった自分に、ちょっと自己嫌悪。
しかしサムスは、俺を押し倒したまま、拳を振り上げたりはしなかった。
その凛々しく端正な顔を俺にぐっと近付けて、少し躊躇った後、彼女は言った。

「……その、なんだ。私の体では、そういう気分にはならないか?」

何がなんだかわからない、という顔を、俺はしていたのだろうが。
サムスは「す、すまない。こういうことには慣れていないから」と謝ってから、一度深呼吸をし、再び俺と向き合った。
明らかに、彼女は何だか慌てていて。いつものクールな賞金稼ぎは、どこかに隠れてしまっていた。

170:Miiファイター
14/10/05 17:20:29.27 iV53CyT+
「ピーチから聞かされたんだ。お前と……セックスをした、と」

何話してるんだ、あのお姫様は。
二人の仲は、みんなには秘密だと思っていたのだが、考えてみれば明確に決めたことではなかった。
かといって、それをサムスに話す理由は、欠片も見当たらないが。

「私は……不愉快な気持ちになった。お前じゃなく、ピーチに対してだ。お前は、私が鍛えているんだと。
お前の戦い方、長所、弱点……褒められて、喜んでいる顔。すべて、私が一番知っているのだと、そんな思いが止まらなかった」

サムスは少しずつ、俺の胸の方に移動していた。彼女の体が作る影で、俺の顔が覆われる。
視線の先には、ずりずりと動く振動でふるふると揺れる、一対の女性のシンボル。
とりあえず、見晴らしはなかなか悪くない。サムスはなおも語り続けた。

「それから、ある妄想に取りつかれるようになった。お前に抱かれたら、私はどうなってしまうのだろう、なんて……ふふ、まるで飢えた雌犬だな」

逆光のせいで、サムスの表情がよく見えない。
しかし、次の彼女の行動は、たとえ深海の闇の中にあろうと、この目に焼き付けただろう。
サムスは、青いブラトップの裾を一気にめくり上げた。
キツめの生地から解放された白い双球は、予想を遥かに超えるボリュームがあった。

「この一週間、私なりに男の誘惑の仕方を考えてみたが、遠回りな方法ではあまり効果がないようだからな。ひとつ、戦法を変えてみることにしよう」

その時、サムスは笑っていたと思う。おそらくは、悪戯っぽく。
俺がそれを確認できなかったのは、ゆっくりと降ってきたサムスの巨乳に、顔面を押し潰されていたからだった。
迫る白い壁と、その中心に少し赤の色が強い蕾。やがて何も見えなくなった。
柔らかさの奥に、強い弾力があるこの感触は、この世のどんな高級クッションでも勝てはしないだろう。
すべすべの表面が肌にぴったりと貼りつくのは、それまでの戦いで、サムスが汗を掻いているからか。
男の汗の臭いなど嫌なものだが、女性の場合はどうしてこうも甘ったるい香りになるのか、俺は不思議だった。

「どうだ? ピーチよりも大きいと思うが」

サムスは俺の顔の横に手を突き、まるで腕立て伏せをするように、体を上下させていた。
豊満過ぎる乳房が、俺の顔に載り、離れ、また載り離れを繰り返す。
ずっしりとした重さを幸せと感じたのは、これが生まれて初めての経験だ。
押し倒されているとはいえ、別に手足を縛られているわけでもないのに脱出しようとしない俺を、誰が責められようか。
興奮がじりじりと、俺の胸の奥から湧き出てきて、全身に広がってゆく。
………そして体のある一点に集中する。
俺のズボンがテントのように隆起していることに気付くと、サムスは俺の頬を優しく撫でた。

「どうやら作戦は成功したらしいな。だが、本番はこれからだぞ」

サムスの乳房が視界から消える。頭を上げて見てみると、彼女は後ろに下がり、俺の股間の辺りに移動していた。
細い指がてきぱきとズボンのジッパーを下ろし、内部の下着を掻きわけ、瞬く間にペニスを取り出す。
相手が誰にしろ、美女の肢体を味わえると期待して、現金なる俺の分身は熱く硬くなっていた。
それを見て、サムスがおおと驚嘆の声を上げる。

171:Miiファイター
14/10/05 17:24:52.33 iV53CyT+
「これは……聞きしに勝る……すごいぞ、立派だ」

熱に浮かされたかのように、サムスの声はうっとりとしていた。
指で亀頭をふにふにと揉まれ、俺は刺激に身を震わせた。
あのサムスが俺のムスコに触れているなんて、と思っていると、彼女は次なる行動に出た。
口を開け、舌を出し、ペニスに唾液を垂らす。
全体がすっかりぬとぬとになったのを確認したサムスは、自分の乳房の底を両手で持ち上げ、肉棒をサンドイッチの具のように挟んだ。
左右から乳房を押し、中身をぎゅうぎゅうと圧迫する。

「んっ……しょっ、と。これはなかなか難しいな」

そう言って、サムスは体を揺らし、その巨乳を使って、俺のペニスを亀頭から付け根まで、上下に扱き始めた。
いったい、俺は前世でどんな徳を積んだのだろう。俺は今、サムスにパイズリされている!
彼女の汗と唾液で、摩擦はスムーズに行われていた。
柔らかく、張りのある乳肉を亀頭で掘り進む快感は、通常のセックスとはまた違う良さがあった。
俺の下腹部を擦りながら行き来してゆくサムスの乳首は、すでにびんびんに硬くなっている。
むにゅむにゅと上下運動を続けながら、「はぁ……っ」と、サムスが熱い吐息を漏らした。

「む、胸がじんじんと熱くなって……気持ちいい。どうだ、お前も……気持ちよくなってくれているか?」

涙で潤んだサムスの目。それは、男を悦ばせたいと願う女の目をしていた。
その姿は、俺が知るいつもの、そして世のメトロイドプレイヤーが知るサムスとはまったくかけ離れていて。
下半身から昇ってくる、とろけそうな心地よさと合わせて、俺の脳は情報処理し切れずに発火しかけていた。
鼻血が出そうだ。もちろん、他の物も出そうになってきたが。
俺が呻くようにそう言うと、サムスは唇を弦月の形に曲げた。俺の分身を圧迫していた肉球が離れる。
困惑する俺の前で、サムスはすっと立ち上がった。
そしてホットパンツを脱ぎ、足元に置いた。遅れてショーツがその上に重なる。
ピーチよりも、少し濃いめの金色の茂み。その奥の秘唇は、すでにとろとろの蜜を吐き出していた。
俺が見ている前で、サムスは自身の股間に触れ、そして目の色を変えた。
獲物を狙う、雌豹の目に。

「もう、妄想では我慢できない。ピーチには悪いが、私だって……この世界では、ただの女だ」

サムスは俺の体を跨ぎ、垂直にそそり立つペニスの真上にやってきた。
そして膝を曲げ、ゆっくりと腰を落とし………男の性器を、自分の膣内に迎え入れた。
みっちりと固い粘膜を、ずぶぶぶと割り開いてゆく。ピーチの膣とは、また感触が違う。
サムスの膣内を自分の形に変えているかのようで、俺の心は征服欲に満たされた。

「うお、あ、あ、あ、あ……お前のが、私の中に入っ……たぁぁ……♪」

俺の上に座り込んだまま、サムスは大きく仰け反り、白い肌を見せながら痙攣した。
その間にも膣壁が微妙に動き、細かい襞がさわさわとペニスの表面を撫でる。
彼女が感じているのと同じくらい、俺も気持ち良かった。
サムスは挿入の余韻から、半分くらいは立ち直ると、少し前屈みになった。
俺と目を合わせ、淫らに微笑む。

172:Miiファイター
14/10/05 17:27:10.12 iV53CyT+
「さあ……動く、ぞ。出したかったら、いつでも出していいからな……」

サムスは膝の力を使って尻を持ち上げた。彼女の体内に埋まっていた肉棒が抜けてゆく。
しかし完全には抜かず、陰唇からカリ首が出たところで、彼女は再び腰を落とした。
先端が最奥を叩くと、サムスは口から涎を垂らして悦んだ。さらなる快楽を得ようと、腰を激しく振り動かし始める。
キツイ膣肉に噛み締められているために、発生する摩擦力も並大抵のものではない。
今のサムスは、俺から精液を搾り取るための機械と化しているかのようだった。

「はっ…はっ…はっ…太い、硬いぃ……♪」

快感で、白く霞む視界。自分の体の上で跳ねる美獣を見つめながら……俺が感じたのは、嗜虐心だった。
こうしてされるがままでなく、自分の手でサムスを絶頂に追いやりたい。
俺は乾いた唇を舐め、チャンスを待った。
そして、サムスが俺のペニスを膣奥まで飲み込み、艶めかしく喘いだ次の瞬間。
俺は瞬時に体を起こし、サムスを逆に押し倒した。青い目が驚愕に見開かれる。
混乱から復帰される前に、俺はVの字に広げられた彼女の足首を掴んだ。
腰を引いてペニスを半分ほど抜き、そして体重をかけ、一気に突き下ろす。

「はぐぅっ……んんんーーーっ!!?」

先ほどよりも強く、女賞金稼ぎの体ががくびくと痙攣した。
両手を投げ出し、強い快感に奥歯を食い縛りながら、サムスは俺の方を見た。
先ほどまでは自分のペースで快楽を得ていられたが、受ける側に回ってはそうはいかない。
今度は俺の方からどすどすと腰を振りまくり、サムスの中心を貫いた。
ピーチもこれをやるととても喜んでくれるが、彼女にも効果はあるようだ。
ぱんっぱんっ、と俺はわざと音を立て、腰をぶつけた。愛液があちこちに飛び散る。
引き抜き押し込むたびに角度を変え、膣壁をさまざまな方向から擦り上げた。
サムスのもっとも深い部分に、己を署名するかのように。

「あがっ、あっ、こ、ころされるぅ! おまえのペニスで、ころされ、るっ……♪」

恥も外聞もみんな捨てて、美しい女戦士は肉の悦びの虜になっていた。
そんな彼女のことが、俺はとてつもなく愛おしくなって、一層激しくピストンする。
しかし、限界は近づいていた。尿道の奥から、熱がむずむずと込み上げてくる。
もともとパイズリと騎上位で刺激され、射精しなかったのは一種の根性によるものだ。
そして、それにも限度がある。俺はさらに突きのペースを上げながら、蕩けた顔のサムスの耳元に口を寄せた。
中に出していいか、と。サムスは目を輝かせながら言った。

「い、言っただろう……うあっ、いつでも、くうっ、出して……良いと……っ!」

173:Miiファイター
14/10/05 17:30:59.20 iV53CyT+
それでは、遠慮なく。
俺は腰をサムスの尻に思い切り叩きつけ、亀頭の先端を肉穴の一番奥にぴったりとくっつけた。
それを待っていたかのように、精液が尿道を駆けのぼり、鈴口から洪水のような勢いで溢れ出した。

「う、あっ……! んおおぉぉおおお~~~っ!!」

理性なき獣のように吠えながら、絶頂に導かれたサムスの体が踊る。
膣壁は男を逃がさないようにきつく締り、精飲の快感に撃ち震えた。

そんなことをしなくても、俺は一滴残らず、サムスの中に射精するつもりでいた。
やがて、逃げ場をなくした白濁液が膣内から漏れ出し、地面に小さな池を作ってから、俺とサムスは結合を解除した。
立っている体力すら射精に使った俺は、サムスの体の上に倒れ込み、二つの白いクッションに顔を埋めた。
どうにも熱を上げ過ぎたらしく、しばらくは指一本動かせそうにない。

そんな俺の頭を、サムスは優しく撫でてくれた。
これはこれで、性的にではなく気持ちいい。

「―――しているぞ」

と、彼女がそよ風のような声で囁いたことはわかったが、俺にはよく聞き取れなかった。

その日からまた、サムスは特訓をつけてくれるようになった。
俺から頼む時もあれば、彼女の方から誘ってくれる時もある。二人で過ごす時間は、前よりも増えた。
ファルコンは「仲直りできたようだな」と笑っていたが、実はさらに仲が深まったのだ。
いいことずくめだが、気がかりなこともある。
サムスとピーチが話しているのを、よく見かけるようになったのだ。
会話の内容は、どちらに聞いてもはぐらかされる。まあ女性同士の話なんて、男が聞くようなものではないだろうが。

「どうした? もう戦いが始まるぞ」

赤い鎧に包まれた手に肩を叩かれ、俺は振り返った。
今日の乱闘は、サムスとタッグを組んでの戦いになる。
最近では俺もようやくガンナーでの戦いに慣れ、乱戦になってもある程度冷静に敵を狙えるようになってきた。
少なくとも、サムスの足手纏いにならない程度には。

「私とお前なら、誰であろうと倒せない相手はいない。落ち着いていくぞ」

サムスは俺にそう声をかけると、少し黙ってから、こう付け加えた。

「今夜、お前の家に寄っても良いか?」

………そういうセリフは、集中できなくなるので乱闘の後に言ってほしい。
そう思いながらも、俺は頷いた。戦う前から、体がじんわりと熱くなる。
緑色のバイザーの向こうで、サムスが笑ったような気がした。

174:Miiファイター
14/10/05 17:32:44.21 iV53CyT+
投下終了。エロスーツはいつ見てもゼロい

175:名無しさん@ピンキー
14/10/05 19:15:32.68 icXYIQGO
乙!!
Miiも意外といけるな

176:名無しさん@ピンキー
14/10/05 23:56:20.29 vgDPJs3P
GJ
ゼロサムはほんとエロい
色変えでもっとエロい

177:名無しさん@ピンキー
14/10/06 11:36:18.39 VPMFIsEv
乙!肉食系サムスいいねぇ
Miiがビックリ目になったり><って顔になったりが脳内再生されてしまう

178:名無しさん@ピンキー
14/10/06 13:59:47.31 R89JoOsw
乙! にょたピもwiiトレもエロサムスもイイネ!
あと投下するときは前の人の投下からすこし間を空けたほうがいいって前のスレで言ってたから注意な

179:名無しさん@ピンキー
14/10/06 14:00:43.16 5FP3Js8F
乙!
ゼロスーツサムスはXの頃からエロいと思ってた

180:名無しさん@ピンキー
14/10/07 16:53:06.71 pxDFkIsl
>>58書いた人だけど人外って原型か擬人化って書く必要あるんだ…
ちなみに人外で書いた

181:名無しさん@ピンキー
14/10/07 19:08:39.03 eVK2Zn3T
色んなジャンルが入り混じる作品だから明確にしておけば争うこともなく皆平和になれる

182:名無しさん@ピンキー
14/10/07 20:58:31.55 4UAJ6uUF
ようやく短いのが書けた
サムス続きになっちゃって申し訳ないけど投下してもいい?

183:名無しさん@ピンキー
14/10/07 21:24:01.63 j0ZPLMfu
期待してるよ

184:サムス短編
14/10/07 21:36:30.58 4UAJ6uUF
ありがとう、エロパロ書いたの初めてだから生暖かく見てくれるとおいちゃんうれしいです
サムス短編、サムスとのカップリング要素は無いです では投下します

185:サムス短編
14/10/07 21:40:48.58 4UAJ6uUF
「…………ん……?」

不意に目が覚めて、サムスはうっすらと瞼を開けた。霞む視界に映ったのは、見慣れた天井。月明かりがほのかに、照明の落とされた室内を照らしている。
ふかふかのベッドに横たわったまま、寝ぼけ眼で、サイドテーブルの時計に目をやる。―深夜二時。起きるにしても早すぎる。
一体、どうしてこんな中途半端な時間に目覚めてしまったのだろうとぼんやり思っていると、

『……あぁ! んっ……! もっ、とぉ……!!』
『ピーチ……ピーチっ……!!』

―原因は、どうやらこれらしい。
隣の部屋から響いてきた嬌声に、サムスはほんのりと頬を赤くしつつ、壁を背にするようにして寝返りを打った。もう、眠気は先ほどのディープインパクトで吹き飛んでしまっている。恨めしげに壁を睨んだ所で、ますますヒートアップする隣人の夜伽は終わりそうも無い。
サムスはいたたまれなくなって、布団の中に潜り込んだ。途端に、微かに残る気だるさが襲ってくる。……今日は乱闘続きで疲れていて、部屋に戻るなり泥のように眠りこけていたのに。どうしてくれるんだ。

「はぁ……」

吐いた溜息が、自分でも思いがけず湿っていたので、サムスはぎょっとして口元を押さえた。驚いて腕を跳ね上げたその拍子に、

「っ、あ……」
―ブラトップの上から擦れた腕が、かたく勃った乳首を撫で上げた。
「んっ……」
微かな電流のような快感がそこから走って、サムスはぴくりと体を跳ね上げた。体が熱くなって、いつの間にかしっとりと、汗が肌の表面を濡らしていた。
布団の中の薄い暗闇の中、ぎゅっと目を閉じて、耳を塞ぐ。夜闇を切り裂くような、甘い情事の、その匂いが―薄い壁を通して這い寄ってきて、自分の体を撫で上げるようで。
疼きに耐えかねて動かした太ももの間から、湿った音が、聞こえないのに、聞こえた。

―確かに、ここ最近は性欲処理をしていなかったので、溜まっていた。『それ』はいくら激しい乱闘を繰り返そうとも無くなる事は無く、むしろ次第に、疲れとともに蓄積していった。
触られたい。深く、抉られたい。乱暴に、されたい。
そう思った途端、ぞく、と下腹部の奥で何かが疼いた。

「く……」
収まれ、おさまれ。
唇を噛み、臍の上のあたりをぐっと押さえ、思考を甘く蕩かせて支配しようとする『それ』を、押さえ込もうとする。

子どもも産めない身体のくせに―どこまでも淫らで、愚かで、非生産的な欲望。常ならパワードスーツで覆いこみ、忘れてしまえるはずの。
なのに。

186:サムス短編
14/10/07 21:44:02.95 4UAJ6uUF
「はっ……はぁ……」

 熱い。身体が、熱い。熱に浮かされるようにして、息が上がる。布団から出る。色欲に絡め取られて、身動きが出来なくなる。雌としての本能が、心を急かしている。
 苦しい。布団を跳ね除け、シーツを噛み、胎児のように身体をくの字に折り曲げる。
 甘く、どろりと絡みつく蜜をこぼす、そこ。そこを激しく、貫かれたら、貫かれて、しまったら―、

「んっ……!」

 妄想に犯されて、ぞくっと背中が粟立つ。触れられてもいないのに、背筋を重い快感が走る。

「は……ぁ、」
 うつ伏せになり、燃えるように熱い息を枕に吐きつける。喉はからからに渇いているのに、唇は湿り気を帯びていく。逃げ場の無い身体の熱はどんどん上がっていって、思考を溶けた鉄のように、どろどろに溶かしていく。
 震える指が、腹筋の上を滑り、ショートパンツをずり下げる。……はしたない。考えるだけでも情けなく、淫らな行為。けれど身体は反応して、より一層感度を高めていき……ゆっくりと、その指が秘部に伸びていく。
 粘りのある水音が聞こえそうな程に、薄いショーツは濡れていた。その上から、こわごわと秘裂をなぞる。布越しの鈍い快感が、背筋を走り抜ける。

 もう片方の手が、ブラトップを捲る。露になった胸を手のひらでぎゅっと包み、ぴんと勃った桜色の先端を摘む。途端、喉から短い……歓喜と、みっともないほど性欲に濡れた、甘い悲鳴が漏れた。

 ―そこで、サムスの理性は終わった。

「っ……っぁ、ああぁ……」
 細い指がショーツの中に潜り込む。しとどに濡れた秘部に指を差し込み、やわやわと押し広げる。自分の物とは思えない程にか細い声が漏れて、サムスは身体を震わせながら悶える。

 ちがう。こんなの私じゃない。

 押し殺して、けれど小さく漏れる、甘く湿った嬌声。とろりと切なく蜜を流す秘部。内側からの快楽に炙られ、火照る身体。匂い立つようなそれに、サムスの思考は蕩けていく。

「ひ……っ、う、あぁ……!!」

 内壁を掻き混ぜていた二本の指が敏感な場所を擦って、サムスは目を見開きながら、びくんと身体を跳ねさせた。同時に、乳首を摘む手にぎゅうう、と力が入る。

「や……ぅ、あぁ、んっ……! そ、こ……!」

 視界が、生理的な涙で霞む。びくびくと小刻みに体を跳ねさせながら、蜜に塗れた指先で、ぐりぐりとそこを抉る。

187:サムス短編
14/10/07 21:47:39.10 4UAJ6uUF
 普段の自分からは考えられない程に卑猥な―男性器を突き立てる事に似せた行為。その事実にさえ興奮して、サムスは指の動きをさらに激しくする。

「あ、ぁぁ……! きもち……、ふっ……きもち、いい……!」

 微かに開いた唇から、赤い舌先がちろちろと覗く。口の端からとろりと、唾液が一すじ零れ落ちる。

「やぁ、ぅ……! もっ、と……っは、あぁ……!」

 じゅぽじゅぽと音を立てながら指の往復を加速させ、サムスは白い体を仰け反らせて痙攣する。はらり、と空に、結われた金糸のような髪が舞う。
 やがて、これ以上入らないというぐらいに秘部に指を沈めると、腹の奥から突き上げるような熱が込み上げてきた。

「ふぁ、ああぁ、っ、あああぁあぁ……!!」

 一際粘度の高い蜜が、秘部から溢れ出す。ぎゅうぅ、と内壁が強く、貪欲に食いつくかのように指を締め付けた。

「……っ、はぁ……ん」

 かくり、と力を抜いて、快楽の余韻に震えるまま、サムスはベッドに横たわった。肩で大きく息を吐き、虚ろな目で天井を見上げる。
 いつの間にやら、隣の部屋は静まり返っていた。はぁ、と抜けきらない熱の篭った溜息を吐き、やわやわと体を包んだ脱力感と倦怠感のままに瞼を閉じ―、

「し、しまった……!」

 真っ青になって、サムスは飛び起きた。
 くしゃくしゃになったシーツにはべっとりと自分の愛液がこびりついていて―、自慰行為の痕が、ありありと残っていた。サムスはしばし呆然とした後、先ほどとは一転、真っ赤になって頭を抱えた。

 夜が明けるまで、残り数時間。眠れぬ夜は、刻々と更けていく。

188:名無しさん@ピンキー
14/10/07 21:50:03.29 4UAJ6uUF
以上です。素晴らしいゼロサムの後で緊張したぜ……スレお借りしました、お粗末さまでした。

189:名無しさん@ピンキー
14/10/07 23:04:43.29 j0ZPLMfu
乙!
いいねいいねサムニー

190:名無しさん@ピンキー
14/10/08 20:41:00.30 PgmRTJjV
乙!
エロスーツは最高だな

191:名無しさん@ピンキー
14/10/10 10:15:16.61 zEYGyto6
ルフレ(男)がルフレ(女)に性的に攻められる話とか読みたい
この2人は双子カップリングとも同一人物系ともちょっと違って妄想が捗るな…

192:名無しさん@ピンキー
14/10/10 12:30:36.68 BYNydqyZ
今日の夜頃>>153-159の続き投下させてくれい

193:名無しさん@ピンキー
14/10/10 12:44:28.66 c6S5pXqC
マスターハンドのマスターおちんちんって何処にあるんだろう?

194:名無しさん@ピンキー
14/10/10 15:38:40.66 h1r4hMay
指がおちんちんで、レーザー出すのと同じ要領で射精する

195:名無しさん@ピンキー
14/10/10 16:15:56.71 FHcORzLy
指マン(体より太い)

>>192
エロあり?なし?どっちにしても期待

196:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:31:51.04 JiY5IzZN
投稿します
>>153-159の続編。

注)流血ないけどリョナっぽい暴力アリ。トレナさん陵辱。
最初は前と同じくリュカ視点一人称で進むんですが、わけあって途中から一時的に三人称視点にチェンジする場面あり。あんまりめまぐるしくないように努力はします……

197:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:32:58.71 JiY5IzZN
 僕がトレーナーさんと合流してから、もう10日ほど経つ。
 最初はすこしだけちぐはぐだった僕らの共同生活も、すっかり板についてきた。
 僕はその中で、トレーナーさんがどんな人なのかを知ることが出来た。

 トレーナーさんはインストラクターの立場らしく、気真面目でしっかりした人だった。
 話し方には少しドライな感じがするところもあるけど、本当はとっても優く親切だ。僕のことも、何かと気にかけてくれた。

 トレーナーさんが特に気にしていたのは、僕たちの睡眠時間だった。
 こんな状況の中で焦る気持ちは生まれてくるし、そもそも敵がいつ来るか分からない中でうかつに寝ることもできない。実際、僕は一人の間はあまり休みもとらず、寝るにしても敵が怖くて浅い眠りにつくばかりだった。
 でもトレーナーさんは、こんな状況だからこそ睡眠はきっちりとったほうがいいと指摘をした。トレーナーさんが言うには、判断力や思考力が鈍らないようにするには少なくとも七時間の睡眠が必要らしい。
 そして、二人で行動するなら睡眠と活動の両立が出来る、とも言ってくれた。

 そこで僕らは、日中の行動時間を10時間と定め、残りの14時間を二人で分けて、7時間ずつ交代で睡眠を取ることにした。
 また、規則的な睡眠も重要なことらしく、寝る、起きるという時間も正確に規定したほうがいいと、トレーナーさんはスケジュール管理のプラニングまでしてくれた。

 具体的にはこんな感じだ。

 朝7時~夕方5時 行動時間(少なくとも二回は三十分以上の休憩をどこかでとる)
 夕方5時~深夜0時 トレーナーさんが眠り、僕が危険を見張る
 深夜0時~朝7時 僕が眠り、トレーナーさんが危険を見張る
 ※睡眠時間は起きているパートナーを信頼してぐっすり眠る
 ※ただし、危険が迫った時は必ずパートナーを起こし、二人で対処する

 基本的に野宿するしかない状況でそんなに細かくできるのかと思っていたけど、トレーナーさんは、トレーニング用の時計を持っていたので大丈夫のようだ。

 トレーナーさんはこの計画を話してくれた時
「本当は成長期のリュカさんはもっとちゃんと睡眠を取るべきですが、今の現状ではこれが限界だと思います。行動メンバーがもう一人くらい増えれば、もっと楽になると思うんです。それまでは頑張りましょう」
 と、言っていた。計画はしっかりとして、なおかつ僕のことをかなり気遣ってくれているようだった。
 トレーナーさんの話は、いつもしっかりとしていて安心感がある。僕はもちろん、彼女の立ててくれたプランに賛成して従うことにした。

198:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:34:22.62 JiY5IzZN
 実際に言われたとおりに行動してみると、睡眠を中心にした活動サイクルは、トレーナーさんの言う通り重要なことだった。
 僕たちは日中は森を歩いて、時折襲ってくる亜空軍とも戦うなり逃げるなり臨機応変に対応し、そして他のファイターさんがいないかを探し回った。
 幸い、食料は亜空軍を倒すと落とすことがあるので苦労はしなかったけど、こうして過ごしているだけで時間はどんどん過ぎて、あっという間に日が傾いてきてしまう。
「リュカさん、そろそろ日が沈みます。今日はこのあたりで休息を取る場所を探しましょう」
「あっ、もうそんな時間か……。うん、分かった。じゃぁ僕は、薪になりそうな木を集めてくるよ」
 計画では、トレーナーさんが睡眠に入る時間は日が沈む前。その代わり、本来寝るべき深夜には、僕に寝てほしいということみたいだ。トレーナーさんにはちょっと申し訳ないけど、僕は素直に彼女に従う。
 睡眠をとる時間に入る直前には、トレーナーさんが安全に過ごせそうな場所を探し、僕が薪になる木を探すという流れが自然に決まった。
 この世界の夜はけっこう冷えるので、焚き火をして暖を取りながら夜を過ごさないと辛い。それに焚き火をしていれば、もし近くに他のファイターがいる時に煙や明りを合図に見つけてくれるかもしれない。
 そういういろんな意味もあって、焚き火を準備する僕の役目はけっこう重要だ。
 もちろん、夜に火を焚けば亜空軍に遭遇する可能性を高めることにもなるけれど、今すべきことは一体でも多く亜空軍を退けることじゃなく、一人でも多くのファイターと合流することだ。(これもトレーナーさんの言葉だ)

「では、リュカさん。日付が変わる時になったら起きますから。先に失礼します、おやすみなさい」
「うん、見張りは任せて。おやすみ」
 指定の時間になると、トレーナーさんは地面の上に敷いたシートの上に横になって、速やかに眠りに入る。目を覚ます時間は、僕にも頼っているけれど、自分の持っている時計にタイマーをつけていた。
 トレーナーさんが眠り、無防備な状態になる。ここからは僕が責任を持って頑張らなきゃいけない。僕は周囲を常に気にしつつ、焚き火を絶やさないようにしながら、日が暮れて夜が更けるのを待ち続けた。

 そして僕は、時折トレーナーさんの様子もじっと眺めてみた。
 焚き火の向こう側で穏やかに眠るトレーナーさん。寝ている時もきれいな姿勢で、寝息までリズムが整っている感じがする。白い肌が炎で照らされて赤みがかかり、端正な顔がますますきれいに見えた。
 
 と、僕がトレーナーさんに見とれていると、遠くのほうで、ガサガサと葉が不自然に擦れる音がした。
 まさかファイターさん? と一瞬僕は期待するけど、その期待は大抵裏切られてしまう。たぶん亜空軍だ。焚き火を焚いて目立つようにしている以上、彼らとはよく遭遇するのだ。
 僕はその場ですぐに焚き火を消し(再着火なら僕のPSIですぐ出来る)トレーナーさんには少しだけ寒いのに我慢してもらうことにして、明りを消してから、近くの茂みを探った。
 トレーナーさんの居場所が視界から外れない程度で周囲を調べていると、やっぱり、少し遠いところに亜空軍の集団がうろついている。彼らはあまり知的ではないらしく、狙っていた明りが消えて僕らの位置が分からなくなり、うろうろしているようだ。
 危険があったら必ずお互いを起こす約束だけど、一人で十分処理できるならそのほうが早い。なにより、わざわざトレーナーさんを起こすのは気が引けた。
 僕は相手の頭数を見て、一人でなんとかなりそうだと判断した。そこにいるのはプリム7体とスパー2体。中型以上の敵は見えないし、最近見かける変なプリムもいない。これ以上援軍が来ない限り厄介なことにはならなそうだ。
 彼らのところまで飛び出しても、寝ているトレーナーさんの安否は目で確認できる距離だ、僕はそれを確かめてから、勇気を振り絞って、彼らをやっつけに飛び出した。

199:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:35:57.52 JiY5IzZN
 彼らのようないわゆる雑魚敵が相手なら、僕のフリーズやファイヤーを駆使すればあっという間に全滅させることが出来る。でも僕はそれをしなかった。近接攻撃だけでも十分対処できる相手だし、
 せっかく眠っているトレーナーさんを前に騒々しくするのはあまり好ましくない。僕はPSIで強化した肉弾戦のみで彼らを倒した。
 僕はあの時トレーナーさんに言われた自信を胸に、次々に敵を倒した。時折眠っているトレーナーさんに注意をするけど、トレーナーさんが隙を突かれ襲われている様子もない。大丈夫だ、うまくいく。
 そう思って少しずつ調子が出てきた時、突然、僕の目の前にふわりと新たな敵が現れた。
 出た、このところ何体か見かける、変わり種のプリムだ。
 トレーナーさんを救出した時に見かけた個体はロイさんに良く似た戦法をとる赤茶色いプリムだったけど、この変なプリムにはいろんな種類がいるみたいで、どれも独特で誰かしらのファイターに似ている、そして他より頭がいい戦術を取るのが特徴だ。
 今ぼくの目の前にいるのは、全身の色がダークブルーで、姿勢は少し前傾、手には水で出来た手裏剣を持っているプリムだった。
 やっぱり気のせいじゃない。まるでファイターをコピーしたかのようなプリムだ。このプリムは、ポケモンのファイター、ゲッコウガ君をコピーしている。
 この手のプリムはすごく厄介で、もしかしたら僕一人の手には負えないかもしれない。でも、気持ち良さそうに寝ているトレーナーさんを起こしたくない、その気持ちのほうが、僕の中では強かった。
 僕は拳をぎゅっと握りしめ、その不気味なプリムに立ち向かった。

 世界がまだ平和だったころ、僕はゲッコウガ君と対戦したことがあった。素早くトリッキーな動きについていけず、ダメージを20%も与えられないまま3回も撃墜されて負けてしまったっけ。
 あの頃の再現ではないけれど、僕はやっぱり、そのプリムに苦戦していた。ただ、勝算は十分。僕はここまで、打撃以外のPSIを使わずに戦っている。
 相手はゲッコウガ君に似ているけど彼ほどじゃない。こっちが全力で叩き込めばぜったい勝てる。だめだ、ここで負けるわけにはいかないんだ。ごめんね、トレーナーさん。
「PKサンダー!」
 僕はPSIを解禁した。ここにきていきなり電撃を放った僕に、プリムが怯む。
 でも直接電撃を当てるわけじゃない。僕が狙っていたのは
「えーいっ!!」
 電撃に小回りを利かせて僕の背後まで飛ばし、僕自身に当てて、その電撃の勢いで体当たりだ。
 これは相手にも効いたようだ。体当たりの勢いと、電撃を食らって吹き飛ぶプリム。幸い読みが当たった、電撃が苦手なのはゲッコウガ君と同じだった。
 
 プリムは地面に倒れこみ、他のプリムと同じように影虫になって消滅していく。
 この変なプリムを倒したのは今回がはじめてじゃないけど、消滅の仕方は普通のプリムと同じだった。つかってくる技や戦術以外にも普通のプリムと違いは見られない。
 じゃぁ、このプリムと、これにそっくりなファイターさんとの関係はなんだろう?

200:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:38:59.26 JiY5IzZN
 とりあえず亜空軍の一団は殲滅完了。僕は急いでトレーナーさんの元へと舞い戻った。
「ん、うーん……」
 いけない、騒がしくしたせいでトレーナーさんが起きかけている。僕はトレーナーさんの腕に手を触れてみた。焚き火を消していたせいで、やっぱりちょっと冷たい。
 僕はすぐにファイヤーで焚き火に火を灯した。トレーナーさんがもうちょっとゆっくり寝られるようにしてあげたかったけど……残念、トレーナーさんはその前の目を覚ましてしまった。
「リュカさん……」
「あっ、トレーナーさん。ごめんなさい、起しちゃって……」
 トレーナーさんは少し眠たそうにしていたけど、すぐに体を起こした。そして、泥だらけになった僕の服を見て、すぐに状況を察したらしい。
「亜空軍ですね」
「うん、でも大丈夫。ぜんぶ追い払ったよ」
 トレーナーさんは、無言で僕を褒めるように笑ってくれたけど、その後で僕に一言だけ注意した。
「リュカさん、私に気を遣って下さったんですね。……しかし、敵と対峙することがあったら、どうか遠慮なく起こしてください。もしも取り返しのつかないことになってしまったら……」
 確かに、どんな弱い敵が相手でも、ちょっとの油断で負ける時は負ける。油断をフォローしあえる二人以上なら、勝率が上がるのは間違いなかった。
 しかも、僕はさっき、あの変なプリムとも戦った。あの時は僕も調子がついていたから勝てたけど、もしも僕が少しでも隙を見せたら……
 理性的に言えば、遠慮なくトレーナーさんを起こして一緒に戦ってもらったほうが確実だった。
 でも、こんな状況でも、僕はそんな判断だけが全てではないと思う。
「うん、分かった。でも大丈夫だよ。眠ってるトレーナーさんを守るくらいのこと、頑張ってしなくちゃ。心配しないで、勝てるか勝てないか判断して、必要な時にはトレーナーさんを起こすから。
 ……僕だってファイターなんだ、戦うのは、その……自分のためだけじゃなくて……」
 一度うまくいったからといって、ちょっと調子に乗ったことを言ってしまったかもしれない。
 僕はそう思って、最後には口を噤みかけた。なんだか格好悪いことを言ったかな。僕は思わず慌ててしまったけど、トレーナーさんは僕の頭にそっと手を置いて
「……そうでしたね。失礼なことを言ってしまいました。本当にありがとうございます」
 もう一回、僕のことを褒めてくれた。

201:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:40:29.09 JiY5IzZN
 トレーナーさんは自分の時計をチェックしていた。僕も覗きこんでみると、交代の深夜0時まであと15分しかない。

「もうほとんど寝る時間はありませんね。私も目が覚めてしまいました。リュカさん、交代しましょう」
「えっ? で、でも大丈夫?」

 トレーナーさんは以前、僕のような子供に限らず一般的な睡眠はもっと時間を必要とする、ということを話していた。
 だから本当はトレーナーさんも、満足するまで寝ていたいんじゃないかと思う。僕だって、朝めざまし時計がなる五分前に起きたら、残りの五分間だって二度寝したいと思うくらいだし。
 予定より少しだけ早く起こしてしまって、ここから彼女に任せると言うのは少しだけ申し訳ない気持ちにもなる。

 そもそも、僕は若いから寝たほうがいいっていうトレーナーさんだって、全然年をとってなんかいない。
 確かにトレーナーさんは僕よりは年上だし、態度もすごく礼儀正しくて、大人な感じはする。だけど本当は、トレーナーさんだって大人になりたて、というくらいの若い体なんだ。休みを気にしなくていいなんてことは、絶対にないはず。

 僕はトレーナーさんに悪いような気がしてならなかった。でもトレーナーさんは、寝起きだというのにいつも通りのはきはきした様子で「私は大丈夫です、リュカさん。明日のために眠ってください」と、言ってくれた。
 心配ごとや気になることはいろいろあるけど、せっかく僕のためにいろいろ良くしてくれるトレーナーさんに生意気なことなんか言いたくない。
 それに、実は僕も、疲れて眠くて仕方がなかったのは本当だ。戦いが終わってトレーナーさんと話して安心すると、眠気が一気に襲ってきた。

「うーん、わかった。トレーナーさん。……もしものことがあったら、起こしてね。それじゃぁ、おやすみなさい」

 結局トレーナーさんの言葉に甘え、僕はそれまでトレーナーさんが横になっていたシートに仰向けになった。

 僕はトレーナーさんの計らいには助けられていた。
 このサイクルで行動するようになってから、日中は頭もすっきりするようになったし、体調もいい。そしてなにより、安眠出来ることは僕が思っていた以上に心に安心感をくれた。眠っている間も、僕を守ってくれる人がいる……。
 炎で体が暖まってきて、僕はそれからあっという間に、深い眠りについてしまった。
……トレーナーさんの身に何が起きても、気づいて起きてあげることが出来ないくらいに……

202:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:41:38.89 JiY5IzZN
 …………

 リュカは静かに眠り、Wiifitトレーナーは相変わらず綺麗な姿勢で腰をかけたままでいた。
 トレーナーは耳をすませて周囲から物音がしないか十分に警戒してはいるが、その目線は炎の向かい側にいるリュカに向いている。
 リュカはとても気持ちよさそうに眠っていた。ベッドの上でもなく、ただの硬い地面の上に敷いたシートの上だというのに。

 トレーナーは、彼が寝る前に言っていた言葉を思い出していた。

「眠ってるトレーナーさんを守るくらいのこと、頑張ってしなくちゃ」「……僕だってファイターなんだ、戦うのは、その……自分のためだけじゃなくて……」

 トレーナーはあの時すっかり眠ってしまっていたが、目を覚ました時に見たリュカは明らかに激しい戦闘を終えた後の格好だった。疑う余地もなく、リュカの言葉は本音だ。
 トレーナーから見ても、リュカはまだ年端のいかない少年だった。まだまだ甘えたい部分もあり、支えてくれる人が必要な年頃なのは違いない。
 それなのに、こんなに小さい体で、優しくて少し怖がりなところもある彼が、自分を守ってくれようとする。自分のことで気を遣い、そのために全力を尽くしてくれる。
 トレーナーは胸が自然と温まるのを感じながら、リュカの寝顔を見守った。

「!」

 背後から物音が聞こえて、トレーナーはすぐそちらに目線を映した。暗くてよくは見えないが、トレーナーは、少し距離が離れた場所に何かがいるのを察した。
 亜空軍なら、すぐに何とかしなければならない。必要なら、リュカを起こして戦うなり逃げるなりすることも必要だ。それらを判断するために、トレーナーは静かに立ち上がり、自ら音が鳴ったほうに向かった。
 あくまでも音をたてないよう慎重に、トレーナーは何者かへ向かって距離を詰めていく。その間にも、その者が出す音は少しずつ大きくなり、明らかに焚き火に近づいてきているのが分かった。
 生い茂った草木で姿が確認できないが、もう互いの距離は10メートルもない。必要ならば先手を取れるようにと、とっさに一撃を繰り出す構えもして、トレーナーは茂みをかき分けた。

「ああっ! もしかしてトレーナーさん?」
「あっ、あなたは!」

 そこにいたのは白いキトン姿に頭には月桂樹、背中には鳥のような白い翼が生えている天使。まぎれもないファイターの一人、ピットだ。
 ピットも茂みの向かい側を警戒していたようで神弓をかまえていた。しかし、向かい合っていたのがトレーナーだと知ると喜んだ様子で、トレーナーの両腕をつかんで揺すった。

「わぁ、トレーナーさんだ! 良かった、こんなところにいたなんて!」
「おっと。ピットさん、無事だったのですね。よ、良かったです」

 トレーナーが言おうとする前に、ピットはむぎゅうとトレーナーの胸に顔を埋めた。
 やはりこんな状況で、寂しい思いや不安に駆られていたのだろうと思い、トレーナーはしがみつくピットの背に手を触れた。背中の羽が嬉しそうに、ぱたぱたと揺れる。

 まだ世界が平和だったころ、ピットはパルテナと共に、トレーナーが開いていたヨガ教室に足を運んでいた。そのこともあって、ピットとトレーナーはよく話をした仲だった。
 トレーナーはピットのことを良く知っている。やんちゃで明るく、口を開けばパルテナのことばかり話していた。

「ピットさん、パルテナさんはどうしましたか? それに、ブラックピットさんも……」

 トレーナーは、この世界が亜空軍に襲撃された時のことを覚えていた。ファイターたちのスタジアムが根こそぎ崩壊させられてしまった時、何人かのファイターが逃げ切れずに亜空軍につかまり連れ去られてしまった。
 しかしそんな中でパルテナは、ピットとブラックピットを掴んで「テレポートの奇跡!」で無事に逃走していたはずだ。
 それならばパルテナとブラックピットもすぐ近くに、と、トレーナーは少し期待したが、ピットは俯いて首を横に振る。

「ううん、パルテナ様もブラピも、はぐれちゃって……今は僕一人なんだ。トレーナーさん、もしかして、トレーナーさんも一人?」
「いえ、私はリュカさんと合流しています」
「本当!」
「はい。……とりあえず、来てください。ここは冷えます、暖をとりましょう」

 トレーナーは、自分の腕を掴んできたピットの手がひんやりとしていることに気づいていた。またリュカからも距離を置いてしまったことも気にしており、ピットを連れて、すぐに焚き火のもとに引き返すことにした。

203:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:44:01.93 JiY5IzZN
 トレーナーはピットを焚き火の傍に座らせ、自分もその傍に腰掛けた。
 また一人のファイターと合流できたことは、トレーナーにとっても大きな喜びだ。本当は、すぐにリュカを起こして教えてあげようかとも思ったようだが、それは控えることにした。
 なにしろリュカは疲れが出たようでぐっすり眠っているし、ピット自身が

「明日起きて僕がいたらきっと驚くよ。朝まで待とう」

 と言ったので、今は、リュカは気持ちよく眠らせておくことにしたのだった。


 ピットは焚き火の前でくつろぎながら、すぐにトレーナーに、いろいろなことを尋ね始めた。

「仲間は二人だけ? 他のメンバーは、見てない?」
「はい。今は出会えたのはリュカさんと、ピットさんだけですね。他の方は見ていません。……残念ながら、パルテナさんやブラックピットさんも見かけてはいないです」
「そっか……とにかく、トレーナーさんは二人行動してるんだ。それで、こうして交代で眠ってるんだね」
「はい。寝込みを襲われるのは危険ですが、睡眠をとらないと体力が奪われます。ピットさんは? ちゃんと睡眠はとっていますか?」
「あぁ、僕なら大丈夫。うん、心配ないよ。ほら、こんなに体力いっぱいだし!」

 ピットは言った通り、元気なポーズをとってから、また座り直し、ぼそりと呟くように

「じゃぁ、二人同時に眠ってることはないんだね」
「?」
「ううん、なんでもない」

 明るい顔をぱっとあげた。
 
「ピットさん」
「ん? 何?」
「…………?」

 トレーナーはピットと会話をしているうちに、不意にピットに違和感を覚えはじめた。
 ピットの振る舞いはいつも通り、明るくて元気いっぱいなものだった。しかし時折、話を中断している時のピットの顔を見ていると、たまに暗い表情をして見せているのだ。
 いや、暗いなどというものではない。元気がない、というよりは、まるで死人のように生気がない表情になるのだ。トレーナーはその顔を見て、妙な寒気を覚えたくらいだった。


「何、どうしたのトレーナーさん」

 思わず呼びかけた際の反応は、いつも通りのピットだ。
 だが、トレーナーはどうしても気になって、ピットをじっと見つめて、観察した。

「な、なに? トレーナーさん……僕の顔になにかついてる?」
「いえ、なんでもありません、が……」

 覗きこまれて恥ずかしくなったのか、ピットが頬を赤くしてみせる。だがトレーナーはかまわずにピットの瞳をじっと覗きこんでみた。
 サファイアのような青い瞳には揺らめく炎が反射して美しく映っている。だが、その瞳自体に、あまり光を感じられないのだ。以前、トレーナーが彼と話したときには、ピットの瞳はまさに光に満ちたという雰囲気だったのに。

 トレーナーははじめ、ピットがこんなに明るくふるまい、そして時折元気がない一面を見せるのは、彼が空元気で振る舞っているからなのではないかと思った。
 なにしろ、トレーナーが知っている限りでは、彼は普段はパルテナにくっつきっぱなしだったのだ。もちろん一緒でないこともよくあったが、その時にも、パルテナのことは片時も忘れない、というほどに信頼を置いていた。
 そんな彼が今まで一人きり、パルテナの安否も分からない状態に置かれていたのだ。さぞかし不安だっただろうということはトレーナーにも容易に察せる。

 だが、トレーナーの中で、彼への違和感は消えなかった。
 ところどころ、一瞬だけ見えるピットの異様な表情が忘れられない。恐怖でも不安でも失望でもない。まさに「からっぽ」のような表情だった。
 確かにパルテナを失いかけていることは、彼の心に深い傷をつくっただろう。だが、それにしても……

204:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:51:15.66 ASYJ9HvC
「ト、トレーナーさん。どうしちゃったの?」
「…………」

 ピットが問いかけてくるが、トレーナーは、ピットの瞳から目を離さなかった。
 トレーナーは自分の直感を信じていた。明らかにおかしい、以前きさくに話してくれたピットと、今目の前にいるピットは、何かが違う。

 ピットはしばらく、トレーナーと見つめ合う形で彼女に視線を返していた。
 しかし、互いに無言の時間が続くと、不意に口を開き

「ねぇ、トレーナーさん。僕、なにか変?」

 あまり抑揚のない言葉をトレーナーに投げかけた。トレーナーはその声を聞いて、恐怖心を覚えた。
 今聞こえたのは確かにピットの声だ、しかし、目の前のピットがしゃべったわけではないような気さえした。彼の感情がこもっていない。
 例えるならば、ピットという人形に誰かが声をあてているかのようだった。
 いよいよおかしい、とトレーナーが思った瞬間だった。


「……やっぱりごまかしきれないか」


 トレーナーはとっさに身を捻った。それと同時に、トレーナーの肩をすれすれに光の矢が掠る。
 ピットがトレーナーめがけて、光の矢を放ってきた。もしトレーナーが彼の違和感に気づかなければ、光の矢は間違いなくトレーナーの左肩に直撃していただろう。
 トレーナーはピットと距離を置いた。わけがわからないが、ピットが敵対してきているということだけは確かなことだ。

「トレーナーさん、なんて顔してるの。僕をそんな目で見るなんて」

 ピットが冷たい口調でトレーナーに語りかける。もう観察するまでもない、彼の様子は明らかに異常だった。

「ピットさん、いったいどうしたんですか? しっかりしてください!」

 トレーナーが呼びかけても無駄だ。ピットはすぐに次の矢を番えて、トレーナーに放つ。トレーナーはそれを見切ってかわそうとしたが、ピットの矢は軌道が自在、かわしきれずに命中してしまう。

「うっ!」

 攻撃が当たって少し怯むも、トレーナーはすぐに体勢を立て直した。だが、次に顔をあげたときにはピットはいなかった。見回しても、周囲には森ばかりで姿がみえない。ここにいるのは、これだけ物音を立てても眠り続けているリュカだけだ。
 と、少し気を取られている間に、森の奥から光の矢が飛んでくる。次の一撃は、トレーナーは思い切り回避をしたので当たらなかった。
 トレーナーは短時間で素早く呼吸を整え直し、それからリュカのほうを向いた。ピットが来たことにも、戦いをしていることにもまったく気付かず寝ているリュカに向かって

「リュカさん、すぐ戻ります」

 声をかけ、それからすぐに、ピットが矢を放ってきた方向へと走った。

 様子がおかしいとはいえ、やっと会えたファイターだ。
 なんとしても正気に戻ってほしいし、そうでなくてもなぜ彼がああなってしまったのかを見過ごすわけにはいかない。それに、何か新しい情報を得られるチャンスかもしれないのだ。
 このままピットを逃がすわけにはいかなかった。幸い、ピットは休むことなく矢を撃ってくるので彼のいる場所を見失うことはなかった。トレーナーは矢をかわしつつ、ピットを追いかけた。


「……これは……?」

 森のひらけた場所に出て、トレーナーの目の前に現れたのはピットではなく赤い扉だった。
 設置されているというわけでもなく、ただ空中に、ぽつんと置かれるようにしてそこに存在している扉。

 と、トレーナーの目の前で、その扉は勝手に開いた。扉の先は向こう側の風景ではなく、真っ暗な闇が渦巻いている。
 トレーナーはこの扉の話を聞いたことがあった。亜空軍が使用する、異なる空間同士をつなぎ合わせる不思議な扉だ。

 トレーナーはつい気になって、扉にもう少し近づいて、中を見てみようとした。
 と、その時、彼女が振り返る間もなく、何者かがトレーナーの背中をガンと蹴りつけて扉の向こうへと突き飛ばした。
 とっさのことでトレーナーは避けることもできなかったが、それでも一瞬背後に目をやって、自分を蹴り飛ばした相手がピットだということを察し……しかし、彼女にそれ以上のことは何もできなかった。

 トレーナーは時空の扉に飲み込まれてしまった。背後から彼女を蹴り落としたピットも続いてその扉に入ると、扉は煙のようになって、その場から消えた。

205:名無しさん@ピンキー
14/10/10 19:52:54.63 ASYJ9HvC
書き込み回数規制厳しくなったんかな、やむえず、ここでいったん区切ります
ちょっとしたら再開。途中ID変わってるのは最後の一回だけスマホで打ち出したので

206:名無しさん@ピンキー
14/10/10 20:28:40.01 h1r4hMay
しえん

207:名無しさん@ピンキー
14/10/10 20:30:38.43 in31BjuK
あばーやっぱきつそう
申し訳ありません、途中ですが、まだまだ長いので2話はあpろだ投稿とさせていただきます。
というか、以降はあpろだ投稿にしますね。注意書きはあらかじめしておきますので

→こちらです。
URLリンク(u4.getuploader.com)

トレーナーさん陵辱
流血なし、ちょっとリョナ気味注意!

208:名無しさん@ピンキー
14/10/10 23:02:25.46 yAFVvw4R

トレ子たんに腹パンとかブラピてめぇ

209:名無しさん@ピンキー
14/10/11 01:01:17.08 0/X/jnxU
投下乙した
>>191
発売当初FEスレの方にそんな感じのネタが投下されてたりする

210:名無しさん@ピンキー
14/10/11 11:30:26.48 3YHx1pO2
リュカと一緒に居るならポケトレの方だと思ってしまったwwwww
何にせよ乙です!続き期待!!

211:名無しさん@ピンキー
14/10/11 13:46:57.41 6D82ZYXw
睡眠時間重視→ああ、wiiトレの原作で…(笑

212:名無しさん@ピンキー
14/10/11 17:46:22.99 GxxiG+2l
乙!
続きを期待

213:207
14/10/12 00:43:33.54 JEdD0hij
Wiki管理人さんテキストファイルの分までまとめありがとーね
でもポケモントレーナー♀じゃなくてWiifitトレーナーだw

214:名無しさん@ピンキー
14/10/12 20:50:52.84 qSgaWhjm
>>213
訂正致しました。
改めて読ませて頂きます。

215:207
14/10/12 23:27:57.30 JEdD0hij
>>214
確認しましたー ありがとうございます! 感謝

216:名無しさん@ピンキー
14/10/13 09:16:18.71 IWYApvAf
>>191
考えようによっては、「選ばなかった方の性別のルフレが子供(マーク)として登場」とも言えそう
そういう意味では、ルフレって考えれば考えるほど不思議な存在だな

ゼノブレ未プレイで性格や口調がつかめてないけど、最近はシュルク×女ルフレで妄想してる
研究者と軍師だし、この二人にはなにかと似通ったものを感じる

217:名無しさん@ピンキー
14/10/13 14:55:54.36 u1AH3kQj
>>216
俺もこの二人の組み合わせは好きだ
シュルク×女ルフレでもルフレ×にょたシュルクでもいいと思う
結構需要のあるキャラなんだなルフレ

218:名無しさん@ピンキー
14/10/14 14:13:41.06 KUhfXmqe
シュルク×女体化男ルフレはだめですか

219:名無しさん@ピンキー
14/10/15 00:13:33.06 Vc93I1q2
>>218
どんなSSも歓迎だけど女体化男ルフレってどういうことなのwwww

220:名無しさん@ピンキー
14/10/15 01:15:10.43 vH4/WW00
>>218
もしや、女ルフレは短髪派とか?
ルフレは本来姿形をエディットできる「マイユニ」なわけで、あの体型の女の場合は短髪やポニーテールも選べるから
そういう女ルフレを使っている人にはデフォの二つ結びは違和感あるのかも

ゼノブレやってないからスマブラのセリフからの想像になるけど、シュルクって普段は穏やかな性格だけど
気分が乗ってくると結構テンションが高くなるタイプなんだろうか
横アピールとか勝利時のボイス聞いてたら特にそう思えてくる、この読みが当たっているならこの板的な方面にもそれを発揮させたいところ

221:名無しさん@ピンキー
14/10/15 06:39:55.05 KyQ3iJNS
「穏やかじゃないですね」は街の人に言う台詞で
まあ普通にしゃべる感じ
口調が変わるわけじゃないが戦闘中はうるさい
みんな等しくうるさい

222:名無しさん@ピンキー
14/10/15 08:32:36.35 46sGhnIi
>>219
>>220
女ルフレ短髪派ってのもあるっちゃあるけど後天性女体化が大好きなんだ
男ルフレの後天性女体化

223:名無しさん@ピンキー
14/10/15 11:17:22.90 TsMPDBEg
後天的女体化は苦手だな
性癖ってやっぱ人それぞれだな

224:名無しさん@ピンキー
14/10/15 22:02:13.32 tBdhhAOP
俺はどんなssでも大歓迎だよ
男ルフレ女体化でもシュルク女体化でも書いてくれるだけでありがたい

225:名無しさん@ピンキー
14/10/15 22:26:24.55 uQPeusaV
一番最初に注意書き入れれば何書いたっていいのさ

226:名無しさん@ピンキー
14/10/16 19:35:54.82 Ojp2jAjQ
Wiifitトレーナーって何歳なんだろ


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch