女の子が露出する/させられる小説 その8at EROPARO
女の子が露出する/させられる小説 その8 - 暇つぶし2ch200:麻里亜さんが来た03
14/01/19 16:24:09.80 xdsUP4LD
麻里亜さんが言うには、
学校にあるパソコンには、カメラのデータは一切関与してはいないという。
真偽のほどは定かではないが、寮生活の身分でも、そこまで冒険は出来ないと断言する麻里亜さんを
私は信じる事にした。
この前の前掛けの謝罪の件もあり、根は良い人だという事は、分かっているつもりだ。

残りのデータは、家のパソコンとかつや君の手元にあると言う。
かつや君をとっちめるのは、後回しで構わない。
むしろ、これをネタに存分に楽しんでやる。
なので、私は麻里亜さん家のパソコンに、先に手を付ける事にした。

「ここよ」
そう促されてやって来たのは、居間にあるデスクトップパソコンの前だった。
ごく普通のパソコンだと思うが、私のあられもない画像が入っていると思うと、とてつもなく
いやらしい代物にしか見えない。

「はい。これが、その画像」
立ち上げてから数分。彼女が見せたそれは、私や、かつや君の全裸で直立している画像を始め、
人生を終わらせるには決定的すぎる、大陰唇をおもいっきり開いている画像が大量に入っていた。

「麻里亜さん、どうしてそんなに軽い感じで紹介出来るんですか?」
「軽いかな?でも、これ見てよホラ。まさに芸術と言っても良いと思わない?」
「思いません!!」
出来れば、完全に壊れるように鈍器で殴り倒すか、初期化してやりたいところだが、
「ゴメン!それすると、父さんの大事なデータも消えちゃうんだ」
と言う麻里亜さんの言葉を聞いて、私はゴミ箱送りのみに留める事にした。
といっても、あまりの画像が多いので、消すのに数分かかるようだ。どんだけなのよ……。

「あ~もったいない……」
「そんなことありません!(確かにかつや君の裸は惜しいけど……)」
しばし項垂れている麻里亜さん。
私は同情の余地なしとして、軽く無視をしていた。

「そういえば、こんなのあるよ?」
あいかわらず立ち直りの早い麻里亜さんが、急に向き直ってパソコンを操作し始めた。
その、出した画像がキッカケになり、私はパソコンに夢中になった。

出てきたのは、麻里亜さんと美也ちゃん、そしてかつや君の画像。しかも裸だった。
今から4、5年前のものだろうか?お風呂に入っているところを撮ったらしい画像。
他にも、家でくつろいでいる画像や、誕生日と思われる団欒の画像。
小学校の制服を着ている美也ちゃんや、かつや君。着なれない中学の制服を、着せられている様な
初々しい画像もあり、麻里亜さんの手を引き継いで、私はパソコンを操作し始めた。

それがいけなかったらしい。
気が付くと、麻里亜さんは隣に居なかった。パソコンを前に、全裸のままで取り残された私。
そこで、はたと気づく。もしや、かつや君の所に行ったのでは?
残りのデータは、かつや君の持つそれのみ。だったら、それを確保しに行ったとしても、なんら不思議はない。

私はすぐさま追いかけようと、素早く行動を起こそうとした。
しかし、出来なかった。私の後ろに麻里亜さんのお母さんが立っていたからだ。

嬉しそうな顔で、お母さんが言う。
「理絵ちゃん。そのパソコン、この前の写真が入ってるのよ。見せてあげよっか?」
……あの……それ、私がさっき捨てちゃいましたが……。

201:麻里亜さんが来た04
14/01/19 16:25:03.40 xdsUP4LD
私に替わり、椅子に座って画像を探しているお母さん。
その横で、私はジっとそれを見守っていた。
パソコンを動かす表情は、とてもウキウキしたものだった。
この人は、これに私の裸が入っている事を知っているのだ。それでなお、この表情という事は、
麻里亜さんと同じく、裸自体を問題にしていないのがすぐ分かった。

美也ちゃんが裸でいるのも許していれば、今、私が横で裸でいる事にも言及する素振りはない。
彼女にしてみれば、「私の成長の記録」という考え方なのかもしれない。
さっきまで見ていた画像を見ても、子どもの成長日記として見れば、そう見える。
だからといって、女の子のアソコの画像を保存するのは、どうかと思うが。

「あれ?あれあれ?おかしいな……ゴメンね、もう少し待ってね?」
「あの、もういいですから……」
「絶対に見てほしいの!すごくきれいに撮れていたんだもの」
知ってます、見ましたから。解像度が良過ぎて、卒倒しそうになりましたよ。
「あの……お母さん」
「待って待って、絶対このページに入ってるから」
「違うんです!消したんです!私が、さっきソレを消しました!」
正直に話すと、え?という顔でお母さんが私を見つめる。
「麻里亜さんに、ここに入れたって聞いて、私が消してもらいました」
「……どうして、そんな事するの?」
「どうしてって……」
価値観が違うのか、親の目線の話なのかは知らないが、とにかく残念そうな顔。
やめてください。どうしてそんな悲しそうな顔で見つめるんですか……。

「どうしたんだい?」
急に後方から聞こえたその声に、私とお母さんが振り返る。
そこにいたのは、麻里亜さんと美也ちゃんのお父さんだった。
まだ時間は5時過ぎ位かと思っていたが、とっくに6時を回っていた。
「理絵ちゃん、ただいま。今はお邪魔かな?」
「あなた。理絵ちゃんが、あの写真捨てちゃったんだって」
「え、いや、だって……」
私は、自分が今裸でいるという事よりも、どうすれば画像をあきらめてもらえるかを考えた。
お母さんの言い方からしても、あのデータがパソコンに入っているのを皆が知っているっぽい。
勝手にデータを消した私が悪いんだろうか?だからって、あんなもの残しておく事は看過できない。

「ママ、それは理絵ちゃんが正しいよ。写っている理絵ちゃんが嫌だって言うなら、
たとえ、勝手に消しても文句を言える筋合いはないからね」
「あなた~……」
「理絵ちゃん、すまないね。こっちが軽率だったんだ。僕からも謝ろう」
深々と頭を下げるお父さん。そんな事されたら、こっちが恐縮してしまう。
しかし、私はホっと一安心した。聞き分けの良いお父さんが帰って来てくれて本当に良かった、と。

「理絵ちゃん、それって、SDカードじゃない?」
裸のまま取り返したデータ。ケースに入ったそれを握りしめている私に、お母さんは気が付いた。
「え?あ、そうですが……」
「それって、もしかして麻里亜のカメラの?」
「……そうですが……」
「理絵ちゃん!さっきはゴメンなさい!もうこんな事しないから……だから……」
お母さんが懇願してくる。一体何を?
「あと一回だけ見せて?それで、あきらめます!」
「……は?え、いや、それは……」
「ねっあなた!あなたも見たいよね?あの写真!」
「う~ん……お願いを聞いてくれないか?僕からも是非」
しまった……しらばっくれればよかった……。

202:麻里亜さんが来た05
14/01/19 16:25:57.02 xdsUP4LD
・・・・・・

頼みを断り切れなかったせいで、全裸の私を挟んで、あの画像の観賞会が始まった。
「あっこれこれ、コレよ~。やっぱり良いわね~」
「うん、綺麗なピンク色だね」
「おっぱいとかも、とっても綺麗に写ってるわね~」
「ここで少し恥じらっているのが良いね」
「この写真の後で、思いっきり広げるのよね!」
「言っちゃなんだけど、あれは僕も興奮したよ。理絵ちゃん」

うるさい。こっちに振るな。

「克哉君のおちんちんも、前より大きくなってるわね」
「もう毛が生え揃い始めているからね。大人に近づいているんだなー」
「毛といえば、理絵ちゃんの毛も、とっても綺麗ね」
「うちの娘たちは、なぜか生えてこないからな……ママの遺伝かな?」

美也ちゃんはともかく、麻里亜さんの毛の有無を、どうしてお父さんが知ってるんですか?

「ここ!このアップ画像は凄いわよね!」
「麻里亜の奴、遠慮ってものを知らないからな……何から何まで丸見えじゃないか……」
「あなた、あんまりジロジロ見てたら、理絵ちゃんが誤解しちゃうわよ?」
「ゴメンよ理絵ちゃん。あくまで芸術っていう意味だからね?」

なにそれ?そんな言葉で納得しろと?イイ意味で。とか、意味不明なんですが?

「今気が付いたけど、ここでちょっと漏れてるのかな?」
「あら本当。おしっこの穴から水が出てるわね」
「まあ、気持ち良かったんだろうね……ほら、上の方」
「クリちゃんが顔を出してるわね。この後どんどん大きくなってて可愛い」

ひぃ~っ!!そんなところまで撮られてたんですか?
しかも、これを見るのって初めてじゃないんですよね?……私の秘密が……。

「あ~やっぱり何度見ても良いものね~。まさに芸術よ。芸術!」
「うん。本当に消さないと駄目かな?」
「当たり前です!約束は守ってください!」

SDカードは返してもらい、もうパソコンにはデータはない。
「復元しないでくださいね?」
念を押す。この人達は簡単にしてしまいそうだ。技術的にではなく、倫理的に。
「分かっているよ。最後に楽しませてくれてありがとう」
「理絵ちゃんゴメンなさい。お母さんの事、嫌いにならないでね?」
「それは、もちろんです」
嫌いになるような行動を慎んでくれたら、私から嫌う事はないです。

「あ、そうだ。かつや君の家に行かなくちゃ!」
時計を見ると、もう30分経っている。どんだけ楽しんだのよ。
「ちょっと待って理絵ちゃん!」
呼びとめられる。まだ何かあるのだろうか?

「その格好で行くの?」
言われて、裸のままであった事に気づく。危ない危ない。いくら近いからと言っても、裸で
外に行くわけにはいかない。
「理絵ちゃんが家で裸になってくれるから、写真なんていらないかもしれないね、ママ」
そこ!セクハラも大概にしろ!!

203:麻里亜さんが来た06
14/01/19 16:26:56.03 xdsUP4LD
・・・・・・

急いで制服を着込み、鞄を持って来栖家を出る。
麻里亜さんが、自室に鍵を掛けていなくて良かった。もし、そんな事になってたら
服を閉じ込められて、下着も満足に身に付けられないところだった。

「あ、お母さん。……すみませんお邪魔します……」
かつや君の家にやって来た私は、チャイムもせずに乗り込んでしまい、お母さんと鉢合わせした。
自分の家と思ってくれていいとは言われていても、私はそこまで気ままには出来ない。
美也ちゃんや麻里亜さんは特別であり、私にまだ、そこまでの地位はない。
「今からお買い物なのよ。良かったら、一緒に行かない?」
「え、…っと。は、はい」
「じゃあ行きましょうか。鞄は玄関に置いておけばいいからね」
学生鞄を手にしていては買い物には行けない。
私は、お母さんに従って、買い物に付き合う事になった。
急用があるんだけど言いだせなかった。せめて、チャイムを鳴らしてから玄関を開けていれば、
きちんと訳を言いだせたかもしれないが。

近くのスーパーまでは歩いて10分程。私はお母さんの隣で、どうやってデータを取り戻すか、
その考えを巡らせていた。
「理絵ちゃん。今日は食べていけるよね?」
「あ、私があんまりお邪魔すると、迷惑じゃないですか?」
「そんなことないわよ。理絵ちゃんは気を遣う事が多いのね」
「親に聞いていないので、私からはなんとも……」
「……あれから、どうだった?」
「どうって、何がですか?」
あれって……性教育の事だろうか?
「お父さんとお母さんは、何か言ってた?」
ああ……外泊の件か。

「特に何もないですね……。『中学生が友達の家に外泊したところで、連絡先が分かっていれば心配はない』とか何とか」
「あら、じゃあ今日は泊まれるの?」
「それは……はい」
ちょうど用もあるので、私としてもお誘いは嬉しい。

「お父さんとお母さん、忙しいのね」
「はい。もう慣れましたが」
「理絵ちゃん、慣れることなんてないわよ?慣れているんじゃなくて、理絵ちゃんが我慢してるの」
「はぁ……そうでしょうか?」
「ねっ、お母さんの事呼んでみて?」
これは、私のお母さんではなく、かつや君のお母さんの事かな?
「……お母さん」
「理絵ちゃん。いつでも家に来て良いからね」
「お母さん?」
「あと、あんまり敬語は使わない事、出来る?」
「はい……うん、分かり……じゃなくて」
「フフフ。理絵ちゃん可愛い」
「……お母さん、今度甘えていい?」
「もちろんよ、理絵ちゃん」
この人に嘘はつけない。嘘をついても、何の得にもならない。
私が両親に我慢しているのは本当だ。慣れる事はあっても、時々無性に悲しくなる気持ちは、我慢している
自覚がある。そんな時は甘えに行こう。恥ずかしいけれど、この人になら甘えたい。

さっきまで、別の事を考えていた筈なのに、今は、どう甘えようか悩んでしまう私だった。

204:名無しさん@ピンキー
14/01/19 16:43:17.55 EmmJIV7Z
支援

205:麻里亜さんが来た07
14/01/19 16:48:54.05 xdsUP4LD
・・・・・・

家に戻ると、美也ちゃんが出迎えてくれた。
当然のように全裸である。美也ちゃんは、たとえば宅配便の人が来ても全裸で出るんだろうか?

「かっちゃん家だと、ダメっていわれるけど、みやの家だと出るよ」
「……何にも言われない?」
「かわいいって言われるよー」
……大丈夫なんだろうか?そういや、友達が来た時とかも聞いておく必要がありそうだが……。
「連絡なしにいきなり来るのは、麻里亜さんや美也や委員長くらいなもんだよ」
「そうだよね……」
もう納得した。

2人の横。当然のように居る麻里亜さん。……良かった、ちゃんと服を着てる。
「麻里亜さん。カメラのデータはどこですか?」
「さあ?かつ君が知ってると思うけど?」
「私を置いて、かつや君の家に来たんですから、なにか企んでいますよね?」
「さ~ね~」
この人は……まあいいや今は、ご飯作りを手伝わなきゃだし。

・・・・・・

「……ご飯を食べる前に発表があります」

キッチンに集まったのは、私に美也ちゃんに麻里亜さん、かつや君に、そのお父さんとお母さんの計6人。
来栖夫妻が家にいた筈だが、お呼ばれはしていなかった。
「交代制みたいになってんのよ。今日が田中家。次は来栖家。ってね。その時に親は邪魔でしょ?だから、
当番じゃない日は外食したり、二人っきりで楽しんでるんだって」
「じゃあ、明日は来栖家になるんですか?」
「……さあ?みや次第って話でもあるからね~。私は、りえちゃんに付いて行くわ」
私の体を狙っているんだろうか?いや、そうなんだろうな……あんまり弄らなければ良いお姉さんなんだけど。

「おかーさん。はっぴょうってなに?」
「はい。実は新しい前掛けを作りました!それを、今から理絵ちゃんに着てもらおうと思います」
……初耳なんですが?
というか、今日は晩御飯の手伝いやらなんやらで、服を着たままなので、いちいち前掛けなんて付ける必要がないんですが……。

「理絵ちゃん。ちょっと裸になってくれる?」
「……今からですか?」
「だって、そうしないと映えないじゃない」
「そういう問題では……」
「お願い!お母さんにいくらでも甘えていいから!」
「……お母さん、横暴」

結局、皆の見ている前で脱ぐ羽目になった。居るのに!かつや君も、そのお父さんも居るのに!
うら若き乙女が肌を晒す事が、どれだけ大変か分かっているんですか!?
「パンツも脱いでね」
「お母さん!それ必要あるの?!」
……無理矢理脱がされた。私、もっと強くなりたい。

「りえっち、みやとおそろ~」
「そうだね美也ちゃん」
「りえちゃん、相変わらず良い胸してるね」
「麻里亜さんは少し黙って」
「委員長。僕も……」
「あんたはたくさん見てるでしょ!」

206:麻里亜さんが来た08
14/01/19 16:49:55.64 xdsUP4LD
お母さんから手渡されたソレは、どう見ても前掛けには見えなかった。

「これ、どうやって付けるんですか?」
「普通に着てくれればいいわよ」
「着る?」

よく見ればこの前掛け、服を切って作ったものらしい。形状は……
ノースリーブのタートルネックの、胸より下の部分を切り取った。といった感じのものだった。
服の体裁で作るなら、どうして切ったと言いたい。

「これって、もしかして麻里亜さんが作ったんじゃないですか?」
着て開口一番放った一言が、お母さんに直撃した。その通りだったらしい。
「………どうしてそう思うの?」
「前のやつより出来が良すぎるからです」
私の説明はあくまで概要であって、実際に見てみると上手く作りこんでいるのが分かる。
ただ単に、服を切り取っただけではない。肌に違和感がなくなるように処理してある。そして、
そんな事が出来るのは、服を自作するほどの腕前がある麻里亜さんしか思い当らない。

「りえちゃん流石!名推理よ!」
犯人が自白する。容疑者が一人しかいないじゃないですか……。
「それで、感想が聞きたいところね」
「着心地は……いいです……けど…」
丈が……丈が短い。胸が……下弦の月が丸見えですよ?これ。
生地が薄いわけではないので、透けこそしないが、バンザイをしただけで乳首が見えてしまいそう。

「理絵ちゃん。確かにお母さんが作ったんじゃないけど、デザインは私よ?」
「はい……大切にします……ありがとうございます」
デザイン自体に文句はない。トランプのマークが小さくあしらってあり、とても可愛らしいと思う。
大方、麻里亜さんに電話して、作ってもらったんだと推測する。
このデザインで、私が着るとなれば、麻里亜さんが協力しない訳がない。採寸の必要がない伸び縮みする
素材を使っているのも、そのためだろう。それにしても仕事が早い。日曜の夜からとしても、4日で作ったのか。

「かつ君。パパさん。感想をどうぞ」
「え……いいと思うよ。委員長に似合ってるし」
顔!真っ赤にしてそんな事言ってたら、変な意味になるでしょうが!
「私もいいと思うよ。我が妻ながら、とてもセクシーなデザインだね」
無理にお母さんを褒めなくていいから!調子に乗らせると、私が被害を受けるんだから!
「じゃあ、気を取り直して食事にしましょうか」
お母さん立ち直るの早いよ!!

「りえっち~そこのおかずとって~」
「はい、美也ちゃん」
「私も取って~」
「はい、麻里亜さん」
食事が始まると、もう何も気にする事はない。食べる事に専念すればいいだけだから。
前は横から胸を弄ってきた2人も、今日は大人しいので安心していた。しかし……、

「委員長。見えてる見えてる」
「え?…………あ!!」
体を…というか腕を動かすたびに服が上にずれてしまうらしく、いつのまにか乳首が両方とも丸出しになっていた。
ノーブラなので、動くたびに擦れるのも原因の一つだろう。
それにしても、いつの間に?もしかしてずっと見えていたんだろうか?急いで直す私。
「りえっち~こんどはしょーゆとって~」
「りえちゃん、私も~」
この2人は確信犯(新しい方の意味)か……。

207:麻里亜さんが来た09
14/01/19 16:50:45.05 xdsUP4LD
「委員長。今日は泊まるのか?」
「そうだけど……何か不都合?」
しきりに捲れ上がる新しい前掛けと格闘している私に、かつや君は話しかける。

「どこで寝る気だ?」
「そりゃもちろん、かつや君の……」
「麻里亜さんも泊まるって言ってんだけど」
「えっそうなの?」
「あれ?りえちゃん、私がいるとお邪魔?」
「いえ、そんな事は……」
「みやもー。みやもとまるー」
「という事なんだけど……」
「じゃあ、私は帰ろっか?」
私にそんな気はない。皆が制止してくれる事を期待して言っているに過ぎない。

「ダメー。りえちゃんは私と寝るのー」
「だめー。りえっちはみやとねるのー」
「あらあら、克哉は捨てられたのかしら?可哀想に」
「母さん、それじゃあ克哉が可哀相だよ。克哉、今夜は父さんたちと寝るか?」
「子どもじゃないんだから、もう親と寝るなんて恥ずかしいって」
「いいじゃない。私は羨ましいわよ?両親と一緒に寝るって」
「ねえねえ、どうやって寝るの?それとも徹夜する?」
「麻里亜さん、美也ちゃんの成長に悪いから、それは駄目です」
「かっちゃんは、どうしたいの?」
「僕は……」

結局決まらなかった。定員オーバーは、どうしたって解決しようがない。
交代で寝るというのも、少しバカバカしい気がするので、後で考えようという事になった。
話がまとまらない理由がもう1つあった。
この前掛け?である。どんどん捲れていくのは、もう止められそうにないので私が放っておくと、
美也ちゃんや麻里亜さんがちょっかいを出してくるので、それを止めさせる作業に付き合わなければならなくなるので、
おちおち考える事が出来ないのだ。

「もうっ!2人ともいい加減にして!」
散々、乳首を弄られた挙げ句、本当にイってしまいそうになるのを我慢して、私は声を荒げた。
「麻里亜ちゃん。あんまり弄っちゃ可哀想だよ」
「え~お父さんも、見ていて楽しいんじゃないの?」
「そりゃ嬉しい……おっと」
この人、失言が多いな……危ない人なのかな……。

「みや、もっといじりたい~」
「美也ちゃん、お姉さんのを弄ったらいいじゃない」
「おーたしかに」
「待ってみやちゃん。おねーちゃんのはいつでも弄れるけど、りえちゃんは今だけよ?」
「おーたしかに」
「麻里亜さんも学校があるから今だけじゃないですか」
「弄る事自体はいいのか……」

「克哉は弄りたくないの?おっぱい」
「僕も……いや、なんでもない」
お母さん、何聞いてんですか。かつや君も本音を隠さなくなってきてるし。
……失言が多いところは本当に親子ね。

208:麻里亜さんが来た10
14/01/19 16:52:04.16 xdsUP4LD
・・・・・・

「これに、そのデータが入ってるのね?」
「うん……」
「かつや君。私が今、何を言いたいか分かる?」
「……変態って言いたいんだろ?」
分かってんのね、このド変態!!

私達2人の周りで、美也ちゃん麻里亜さんがにやにやしながら痴話喧嘩を見守っている。二人っきりに
なりたくて部屋に来たのに、これじゃあ意味ないわね。っていうか元凶は麻里亜さんなのに……。
「私、傷ついたんだけど……」
「ごめん……」
「どの位楽しんだの?」
「ほんのちょっとだけ……」
「本当に?」
「……うん」
嘘下手だなー……。これは、ずっと私のターンかな?
「私も見たいな」
「……え?何を?」
「かつや君の裸……」
「え、いや、でも、皆いるし……」
「だから?私はずっと裸だけど?」
あの新しい前掛けは脱いで、でも私は服を着なかった。その方が、いっそ清清しい。

「委員長に見られるのはいいけど……麻里亜さんに見られるのはちょっと……」
ひどーい、おねーさん傷ついたからー!と、麻里亜さんが愚痴る。気にしない。
「じゃあ、一緒にお風呂に入ろ」
「え、うん……それなら……」
「みやもー」
「美也ちゃん、今日は私に譲ってくれない?」
「う~。りえっちが言うなら、しかたなし」

「ただお風呂に入るだけじゃあ罰にならないから、何かしてもらおうかな」
「何でもする!何でもするから、言ってくれ!!」
「じゃあ、私のおしっこ飲んで?」
「え?」
「あと、かつや君のおしっこするとこ見せて?それと、射精するところも。ああ、それから、
私の体を洗って気持ち良くすること。あの時以上に、気持ち良い愛撫をして?」
「委員長?」
本気で言ってるのかって?私は本気よ?セックスが出来ないんだから、この位は当たり前じゃない。
言っとくけど、私は変態じゃないわよ?これでも譲歩してるんだから……。

「流石の私も、飲尿は引くわー」
……確かに、それは言ってみて私も後悔してる。
「委員長……勘弁してくれ」
「じょ、冗談に決まってるでしょ!」
「そ、そうだよな……ああ、ビビった……」
話し合わせてくれたんだね……ドン引きするくらいなら、そこまでしなくていいから……。

いたたまれなくなった私達に、麻里亜さんが話しかける。
「そういや、かつ君。コピーはちゃんとした?」
「コピー?何の事です?」

209:麻里亜さんが来た11
14/01/19 16:53:09.49 xdsUP4LD
かつや君も、麻里亜さんと同じくデータのコピーを取っていたらしい。
自前のデジカメだと、画像が小さいので、パソコンで見たいと言うのは分かるが……。

「でも、コピーはないんじゃない?」
「……だって、麻里亜さんが貸すだけだっていうから……」
「麻里亜さん?かつや君を教唆したんですか?」
「いや、まあ、健全な男子中学生に言わずもがななんだけど、一応……ね?」
きょーさって何?と美也ちゃん。唆されたかつや君に聞いても、さぞ答え辛いだろう。

「コピーは家のパソコンだけだよね?」
「うん。それ以上はしてない」
「絶対?」
「委員長の裸を、他の誰かに見られて堪るかよ」
どの口で言ってのよ、変態。
「分かった。じゃあ、消しに行きましょう」
とたん、残念そうな顔。……麻里亜さんも?……あれ?美也ちゃんまで?

「どうして皆、そんな顔になるの??」
「みや、あれ好きだったのに~」
「美也ちゃん、いつ画像を見たの?」
「まえのにちように、まー姉が帰るまえに、のこしてくれたの」
「りえちゃん、私に抜かりはないのよ?」
道理で、来栖夫妻が見たことがあると思った。あの夜に、2枚のデータがそれぞれコピーされて
いたなんて、知らぬは本人ばかりか……。

「どんなに残念だろうと、消しますからね!」
「記念にいいじゃない」
「そんな記念いらないの!」
さっさと消去しに行こう。このふざけた家族は、私の価値観をまるで無視している。
友達だろうが、親友だろうが、恋人だろうが、家族だろうが、あんな画像を持っていられるだけで、
気がおかしくなってしまいそうだ。

「かつや君。案内して?そのパソコンに」
「僕が?」
「あなたがデータを取りこんだんでしょう?」
「いや……取り込んだのは、父さんだよ」
へ?
「かつや君のお父さんが、どうして私の裸を見たがるのよ?」
「パソコンを開こうとしてたらさ、見つかっちゃって……それで、バレちゃって……」
「それで?」
私はイライラしていた。何が何だか分からない。
「差しこんだカードから、あの夜の画像が大量に出てきてさ……。それを見て、最初は怒られる
と思ったんだけど、何故か、保存に協力してくれたんだよ……」
「お母さんは……?」
聞かなくても分かるが、一応。
「知ってる。というか、良く撮れてるって喜んでた」
……おかーさーん。

「だから、消すなら父さんに言ってくれない?あのパソコンの持ち主に」
「かつや君が言ってよ」
「僕から言ったら、残念がるだろ?」
「卑怯者!もう嫌いになるから!」

私は、麻里亜さんに協力してもらって、データを消しに行った。

210:麻里亜さんが来た12
14/01/19 16:53:55.93 xdsUP4LD
・・・・・・

「あっパパ、今からお風呂?」
「そうだけど、何か用かい?麻里亜ちゃん」
「実はさ~……」
本当に麻里亜さんは気後れしないから凄い。一緒に来てもらって、正解だったかな。

「ああ、あれね。そうか、理絵ちゃんが嫌がってるなら仕方ないな」
「私も残念なんだけどね~。そうしないと、りえちゃんが絶交だって言うの」
そこまで言っては……いや、それに近い気持ちはあるが……。
「分かった。じゃあ、今から消しに行こう」

かつや君のお父さんと一緒に、私達は書斎に向かった。
全裸の私に対して、いやらしい目を持っていたようなので、少し警戒していたのだが、
来栖家のお父さんと同じく、聞き分けは良かった。これなら、私だけで頼んでも大丈夫だったかも。
パソコンを前にして、私はその画像達と対面した。
……あれ?
「これ、麻里亜さん家のパソコンにあったのと、違うんですね」
「そうよ、2枚あるうちの1枚だもん。言ったじゃない。たくさん撮ったから2枚あるって」
「じゃあ、これは……」
「後半のやつね。ほら、皆で撮ったのもあるし、理絵ちゃんピースしてるし」
……だから、どうしてそんなに軽い調子で言えるんですか?

「よし、これで消えたと思うよ」
作業自体に、さほど時間は掛からない。特に躊躇いなく、お父さんはすぐにゴミ箱行きを選んだ。
「パパ残念だったね~これで、もう私の作品は全部消えちゃったよー」
「そうだな……残念でもあるし、そうでないとも言えるよ」
「そうでないって何の事?」
「理絵ちゃんの嫌がる事が分かっただけ、無駄ではないという事だよ」
「イヤ~ン。流石、パパさんは大人ね~」
麻里亜さん、少しはお姉さんの自覚を持って下さい。

「パパ。これからお風呂に入るんでしょ?」
「そうだけど?」
「私達もお邪魔していい?」
……私達?
「年頃の娘が、こんな中年と入りたくはないだろう?」
うんうん。
「何言ってるのっ私たちは家族じゃない。たまにはサービスしないとねー」
「麻里亜さん?私も一緒するんですか?」
「嫌なの?りえちゃん。かつ君と一緒より、よっぽど安心よ?」
「でも、抵抗ありますし……」
「パパ!パパからも頼んで?」
「いや……無理にとは言わないが、背中を流してくれるなら嬉しいよ」
「……はあ。分かりました……」
「よっし決まり!じゃあ、レッツゴー!」

う~ん……。いいのかな?かつや君は何て言うだろう?これは浮気に入るんだろうか?
それに、お母さんは平気なんだろうか?いや、ずっと裸の私を許してるくらいだからなー。
……考えすぎか……。

間違いなんて、起こるはずもないしね。

211:麻里亜さんが来た13
14/01/19 16:55:02.43 xdsUP4LD
・・・・・・

脱衣所に来て、私は2人を見守った。
お風呂に入るにしても、私はもう裸なのだ。だから、脱ぐ動作はいらない。
でも、我先に入ろうとは思わない。別に、私が望んでいるわけではないのだから。

「パパと入るのは、久しぶりだね~」
「そうだったかな?」
「最後に入ったのは、私が中学の頃だもんね」
「麻里亜さん。そんな時期に、お父さんと一緒に入ったんですか?」
「あの頃は、結構頻繁に来てたしね~。ノリで?」
「中学生にもなって、少しは恥じらいがないんですか?」
「りえちゃん。私、りえちゃんのそういうトコ、結構好きよ?」
え?どういう意味?
「あの時の麻里亜ちゃんより、理絵ちゃんの方が胸があるな」
「お父さん!」
「確かにそうだけど、今は私の方が勝ってるからいいのよ」
「麻里亜さん……気にしないにも程が……」
「でも、かつ君に揉まれ続けたら、私を超える可能性はあるよね」
「私、そんなに気安くないですから……」
……なんですか?その目は。

「パパさん、脱がないの?」
「いやぁ……レディの前で脱ぐのは失礼だろう」
「恥ずかしがってる!パパ可愛いっ!」
「麻里亜さん、脱いだんならもう入りましょうよ。こっちもジロジロ見ては失礼です」
「は~い。パパ、逃げないでね~」
相変わらずの童顔巨乳を持つお姉さんと共に、私はお風呂場に移動した。

「りえちゃんと入るのは、これで2回目だね」
「そうですね」
子どもの様にシャワーをぶっかけられて、流されるままに湯船に入る(誰ウマ)私達。
「りえちゃん好きよ?私」
「何ですか?それは」
「可愛いし、しっかりしてるし、良い体してるし……」
「危ない意味ですか?」
「そそっかしいトコも、高得点」
「……はあ……」
「だから、私の事嫌わないでね?」
「……それはないです」
「私さ、りえちゃんって、思い込みが強くなる事が多いと思うのよね」
「……誰でもそうじゃないんですか?」
「まあ、そうかもしれないね。それに、妙に他人を避けようとする事ない?」
「……」
「私には、そうなって欲しくないの」
「……麻里亜さんのそういうとこ、私、好きです」
「ありがとっ!」
……セクハラしてこなければ、本当に良いお姉さんなんだよね……揉むな!

「パパさん、遅いね」
「恥ずかしいんじゃないですか?」
「一発抜いてるんじゃないかしら?ホラ、美少女に囲まれると、なっちゃうじゃない?」
「もう少しオブラートに包んで言ってください」
「おちんちん大きくならないように……」
「麻里亜さん!!」

212:麻里亜さんが来た14
14/01/19 16:56:26.79 xdsUP4LD
・・・・・・

ドアを開けて入って来たのは母さんだった。

「美也ちゃん。退屈してない?」
「う~ん、ちょっとたいくつー」
「お母さんと一緒に遊ぼっか」
「わ~い。何する何する~?」
「母さん、委員長と麻里亜さん見てない?」
「お父さんの書斎にいたみたいだけど、何かあったの?」
「……いや、何でもない」

「おかーさん。右のやつ!」
「はいどうぞ」
「うわーっババだー!おかーさんがババをー」
「みやちゃん。お母さん傷つくわよ?」
「よし!はい、引いて引いてー」
「じゃあ、こっち」「あー!そっちはダメー!」
ババ抜きをして数回目。順調に負ける美也と、軽くあしらう母さん。
委員長と麻里亜さんは、今何をしているんだろう?何かあったのかな?

「克哉。そういえば、皆がどうやって寝るか決まったの?」
「んー決まってはいないけど、僕がカーペットで寝ればいいかなって……」
「みやは?」
「だから、美也と委員長と麻里亜さんがベッドを使うんだ」
「かっちゃんは、それでいいの?」
「だって、他に方法が……」
「ハイ。お母さんに良い案があるんだけど」
「はい。おかーさんさん、こたえてください」
「久々に、お母さんと一緒に寝ない?」

「はあ?何言ってるんだよ」
「恥ずかしい?」
「みやは?」
「美也ちゃんも、よ」
「わーい。おっけーおっけー」
「恥ずかしいといえば、恥ずかしいけど……」
「決まり?」
「あの2人にも話してみないと……」
「じゃあ、克哉はいいのね?」
「……美也がいいって言うなら、いいよ」

「きっと、理絵ちゃんも麻里亜ちゃんも分かってくれるわ」
「2人とも遅くないか?美也」
「そうだねー。あれから、もうなんねんたったかな」
「……ちょっと見てくるよ」
「克哉。心配ないわよ、多分お風呂に入ってるから」
「なんで母さんが知ってるの?」
「麻里亜ちゃんがそう言ってたから。さあ、次は何する?」
「ぽーかーしようぜー」
「あら、いいわね。お母さん結構強いのよ」
「……まあ、いっか」

213:麻里亜さんが来た15
14/01/19 16:57:43.80 xdsUP4LD
・・・・・・

「パパー、タオルしてるー」
「隠しちゃ駄目かな?」
「いいですいいです。それが普通です。麻里亜さん、ちょっと黙って」
やっと入って来たお父さんは、きっちり大事な部分を隠していた。
時間がかかったのは、若い女の子との混浴をするのに抵抗感があっての事だろう。

「パパ。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
「麻里亜さん、それ1択じゃないですか?」
「イヤ~ン私食べられちゃう~!」
私は、麻里亜さんを無視して湯船から出る。
「お背中流しますね?」
「ありがとう」
もう何度も全裸を見られているので、すっぱだかでお父さんの目の前に立っても気にしない。
ここはお風呂場だしね。隠さなくったっていいでしょ?
洗面器にお湯を満たし、お父さんの背中にかける。
お風呂か……私、両親とお風呂に入ったのって、いつが最後だったっけ?

「気持ちいいですか?」
「ああ、理絵ちゃんは背中を洗うのが上手いね」
「なんですか?それ」
お父さんに言われてちょっと笑う。褒め言葉なんだろうか?
「りえちゃん。前も洗ってあげてね」
「へ?どうしてですか?」
「パパね、実は一人では満足に体を洗えない病気なの」
「……そうなんですか?」
「麻里亜ちゃん、そういう嘘は駄目だよ」
「……麻里亜さん……」
「いいじゃない。洗ってあげても」
まだ言うか……。

「あっ」
泡に足を取られて、私は前のめりに転んだ。
目の前にお父さんがいるので、胸を押しつける感じで止まる。
「りえちゃん大胆ーっ」
「これは転んだんです!」
「パパ、りえちゃんのおっぱいの感触は?」
「とても弾力があって気持ちいいね」
「お父さん!」

「じゃあ、皆で洗いっこしようよ」
そう言うと、麻里亜さんは湯船から出て、私がお父さんを、お父さんが麻里亜さんを、麻里亜さんが
私を洗う体勢になるように勧めた。
「私、もうお父さんの背中洗っちゃいましたよ?」
「今度は素手でやってね。後ろから手を回せば、前の方も洗えるでしょ?」
「……本気ですか?」
「パパも、ね」
「麻里亜ちゃんは強引だな……」

こうして、奇妙な洗いっこが始まった。

214:麻里亜さんが来た16
14/01/19 16:59:11.18 xdsUP4LD
「麻里亜さん!そんなところに手を入れないで!」
「や~ん、パパの手ってゴツゴツしてて、気持ちいいー」
「うわっゴメンよ。でも、他に方法が……」

素手で洗われるというのは元々かなりくすぐったいものだが、その手が麻里亜さんなので、
よりくすぐったく感じるし、胸やお尻を狙ってくるので、ちっとも落ち着けない。
もうお父さんの体を洗うどころじゃない。
感じるのを我慢しているので、私も手を滑らせて、お父さんの体に半ば抱きつく姿勢になっている。
がむしゃらに手を動かすと、自分でもどこを洗っているのか分からない。
ここ、変なとこじゃないよね?うわっ何か当たった。
こんなにおっぱい押しつけてごめんなさい。これは全部、麻里亜さんのせいだからね!

「麻里亜さん!そんな洗い方されたら、ちゃんと洗えません!」
「りえちゃん、どうしてそんなに感じやすいの?やっぱオナ……」
最後まで言わせる前に、私は麻里亜さんを押し倒した。
「イタタタ……今のは効いた~」
「ごめんなさい麻里亜さん。私、咄嗟に……」
「イイってイイって、私が悪いのは分かってるから、それより……」
「麻里亜さん?」
麻里亜さんの上に跨った私を、突然抱きしめたかと思うと、彼女は強引にキスをしてきた。
「んんーっ!んーーっ!!」
「……ん…ふぅ……おいしい」
舌まで入れられた。この人、本当に何をするか分からないな……。

「パパ、どうだった?」
「麻里亜ちゃんは過激だね……いや、大変良い物を見せてもらったよ」
お父さん!何言ってんの?!
いまだ抱きすくめられたままの私。そこで気が付いた。今の姿勢って、もしかしてお尻を
お父さんに見せつけている状態なんじゃない?

「あの、お父さん……もしかして私、いま凄く失礼な格好してませんか?」
「そんな事ないよ。とても素敵な格好だ」
「……○○○とか、○○○○とか見えてません?」
「おや、伏せ字を使うほど恥ずかしいのかな?りえちゃん」
「……ああ、よく見えるよ」
お父さんの返事を聞いて、私は急いで麻里亜さんの手を振りほどき、正座をした。
まさか、お尻の穴まで晒してしまうなんて……これは死にたい。
麻里亜さんは、まだ仰向けのままだった。麻里亜さんっどうして隠さないのよ!

「りえちゃん。ちょっと聞いてくれない?」
「辞世の句をですか?」
「キャー!辛辣ぅ!違う違う、パパさんの事よ」
「麻里亜さんのせいで、いらぬ恥を掻いたんですが……」
「それはわざとよ」
「殴りますよ?」
「パパにサービスしても、結局意味がないんだよねー」
「何の事ですか?」
「パパ、言ってもイイよね?」
「……ああ」
「本当に、何の事ですか?」
「EDなのよ」
「は?」
「パパはEDなの。知ってる?」

215:麻里亜さんが来た17
14/01/19 17:00:29.38 xdsUP4LD
「ED……ってなんでしたっけ?聞いたことあるような……」
「実際に見れば分かるわよ」

麻里亜さんはお父さんの前に行くと、その股間にあるタオルを取った。
「麻里亜さん!」
「ここまでしてこれだと、重症だよね~」
「……え?」
思わずまじまじと見てしまった。かつや君のそれとは違う、大人の男性器を。
見た目は、年季が入っているといった色合いで、かつや君のより大きい。
毛がもじゃもじゃ生えていて、これといっておかしな点はない。少なくとも形は……。

「EDって、おちんちんが大きくならないって事ですか?」
「そう、パパってば、実はそうなんだって。私も知らなかった」
「麻里亜さんがわざとやったっていうのは……」
「あんな光景を見て、勃起しないなんて逆におかしいでしょ?」
無駄に性的興奮を煽るような事をしていた理由は、私にこれを見せる為なのか。
たしかに、かつや君ならここまでしてアレがショボンとしているのは変だ。

「……これは病気なんですか?」
私はお父さんに話しかける。
「まあね……薬を使えば無理はできるけど、心理的な枷が邪魔してるらしい」
「どうして、私にそれを教えたんですか?」
「それは……」
「私が考えたの。りえちゃんなら、治せるかもって」
「私なら?私は医者じゃありませんよ?」

「その体!!」
突然大きな声を出されてビクっとした。
「その可愛さ!その優しさ!その天性の(エロい)才能!」

「私は、『りえちゃんならこの病気を治せる』と踏んだの」

よく分からない。どうしてそんな話になるんだろう?薬でも駄目なら、あとは手術くらいなもので、
素人が関われる話には見えないが……。
「具体的に、私は何をすればいいんですか?」
正座のまま、とりあえず話を聞く。
「パパに、色々やって欲しいの」
「その色々が分からないんですが……」
「たとえばマッサージとか、性的に興奮する何かを、よ」
「わ、私にはかつや君が……」
「そうだよ麻里亜ちゃん。無理強いは良くない」
「いいえ、これは機会なのよ!パパは治したいでしょう?その病気を!」
「それは……そうだけど……」
うーん……困っているのは分かるけど、私にも、どうしたらいいかなんて分からないし……。

「麻里亜さん。私に指示してくれませんか?」
「やってくれる?アリガトーりえちゃん!」
「治せる保証なんてないですよ?」
「やって損はないと思うのよねー」
「麻里亜さんには出来ないんですか?」
「りえちゃんと違って、私はパパさんと付き合いが長いからねー」
「……?それが関係あるんですか?」
「エッチな目で見にくいって事よ」

……それは良い事なんだろうか?悪い事なんだろうか?

216:麻里亜さんが来た18
14/01/19 17:01:35.09 xdsUP4LD
「じゃあ、とりあえずパパは後ろを向いて」

麻里亜さんからの指示が入る。狭いので、麻里亜さんは湯船に移動。
マットの上にいるのは私とお父さんの2人。
こんな場所で出来ることなんて、限られているとはいえ、何をさせるのかと訝しむ私。

「りえちゃんは、お父さんの後ろから首に手をまわして」
「えっと……抱きつけばいいんですね?」
「そうそう、背中におっぱいを押しつける感じでね」
はいはい……こんなことしても、病気が治るわけはないが……。

むにゅ。っと両房を肩甲骨辺りにくっつける。
こういう仕草は実の娘っぽくていいなあ……裸はおかしいけど。
「それで洗ってあげて」
「どういう事ですか?胸で背中を?」
「そう、洗ってあげてね」
もう洗ったのに……まあ、治療なら仕方ない。
一度離れて、ボディーソープを体に付けて、また抱きつく。石鹸より泡立ちが良いだろうから。
首の後ろから手を。と指示されてるので、背中を洗うのに両手は使えない。
必然的に、一番出っ張っているおっぱいを使う事になる。なんだかアブナイ仕事みたいだ……。
むにむに……むにむに……あ、乳首が立ってきた……むに……むにに。動きが緩慢になる。
「ふぅ……ふぅ……」
「りえちゃん、どうしたの?感じてきちゃった?」
「そ、そんな事ないです!」
「我慢しなくていいのよ?むしろ、感じないといけないわ」
「……ん……どういう事ですか……」
「無表情で淡々としてたら、パパさんが興奮出来ないのよ」
「…ん…そうなんですか?」
「りえちゃんが気持ち良くなれば、それがパパに伝わって勃起に繋がるのよ」
「……はぁ……」

乳首を擦りつけながら、声をなるべく抑えつつも、気持ち良くなる事に努めようとした。
この抱きつく姿勢は、私の顔のすぐ横にお父さんの耳が来る位に近くなる。
その為、声を出すといやらしい気分になっているのがすぐにバレてしまうのだ。
気持ち良くなれと言われて、急になれるわけがない。
少しずつ、少しずつ、私は情動を高めていった。

「りえちゃん、それじゃダメよ」
麻里亜さんが声を掛ける。危ない危ない、ちょっとイっちゃいそうだった……。
「りえちゃん、パパの股間を見てみて」
「えっ……」
レディになんて事を……しかし、視線を移すと言った意味が分かる。
「興奮しませんか?お父さん」
変化なし。私はこんなに感じているのに、お父さんはピクリともしていない。
「声を我慢するんじゃなくて、一緒に感じれるようにやってみて」
「そんなこと言われても……」
声を抑えずに……一緒に気持ち良く……難しいな。
「あの……お父さん、失礼します」

私は首筋にそっと息を吹きかけた。

217:麻里亜さんが来た19
14/01/19 17:02:50.70 xdsUP4LD
フーッと息を掛けると、たとえ性的興奮にならずとも、
そのくすぐったさからドキドキしてくれるに違いない。
胸で背中を擦りつけながら、私はお父さんの首筋に、耳元に、吐息をかけた。
ぶるっと震えたようになるのを確認して、私と一緒に気持ち良くなってきていると確信する。
しかし、肝心のおちんちんは無反応。
まだ何か足りないのだ。やり方が不味いんじゃない。
もっと感情を高めてくれる何かが必要なのだ。それは一体何だろう?

「お父さん、くすぐったいけど我慢してくださいね」
息を吹きかけるという生ぬるい作戦は止め、私は首筋に唇を押しつけた。
我慢させる必要がないにも関わらず、わざわざ断ったのは、笑われると台無しになるから。
くすぐったくても笑いを堪えてもらわないと、後が続かなくなってしまう。
お父さんの首筋をペロペロと舐めて、徐々に耳の裏まで、そして耳たぶの方まで舐めていく。
時折苦しそうにするお父さん。見ると、とても気持ちよさそうだ。
それに成果も現れてきた。おちんちんが少しだけピクピクと動いていたからだ。

「ちゅっ……どうですか?」
「理絵ちゃん、結構大胆だね……」
「これは治療ですよ?当たり前です」
真面目な話、私もかなりクるものがある。キスの魔力は恐ろしい。する方も、される方も、
手軽に快感を高めてくれるからだ。このままペロペロと舐め続けていたら、本当にキスをしたくなる。
口と口のキスを……。それは駄目。いくら治療でも、そこまでは出来ない。
なんとかこのままで成功させなくては……。

「りえちゃん、もういいわ」
麻里亜さんが言う。もういい?どういう事?股間に著しい変化は見られないけど……。
「これで終わりですか?」
「そうじゃないわ。次のステップに移りましょう」
「次……ですか?」
「今度は向かい合って、洗ってあげるの」
「向かい……って、え?」
「麻里亜ちゃん、それは不味いんじゃあ……」
「治すためには仕方ないのよ!」
仕方ない……それで済み問題ですか?!
言われるがままに行動する私もどうかしているが、他に案もないのでどうにも出来ない。
胡坐を掻いたお父さんに跨る様にして座る私。えっと……私もお父さんもタオルしてないんですよね……。
だから、直にアレが当たってる……萎んではいるけど、男の大事な部分が女の大事な部分に……。
いいの?コレ。浮気じゃないよね?本当に大丈夫なんだよね??

「りえちゃんはパパさんに抱きついて、今度はパパが洗うのよ」
「私は抱きつくだけでいいんですか?」
「さっきみたいに、色々舐めてあげるといいんじゃないかな?」
いいんじゃないかな?って……。
「お父さん、私を洗ってください……」
ためらいがちにそう言うと、私はお父さんに抱きついた。
胸を胸に、お腹をお腹に密着させるようなスタイル。先ほどの泡が残っているのでぬるぬるする。
「理絵ちゃん、ちょっと……」
お父さんは、私を一旦引きはがす。どうしたのだろうと思ったら、私の胸の泡を掬ってきた。
「いっぱいあるから、ちょっと借りるね」
両手でたっぷり泡を取ると、お父さんはそれを私の背中に付ける。私はまた抱きつく姿勢に戻る。

泡はいいけど、取るときにわざわざ乳首を弄らないでよ、お父さん……。

218:麻里亜さんが来た20
14/01/19 17:03:58.37 xdsUP4LD
ペロペロと舐めるのが、私の仕事である。
目の前に顔があるので、その顔を、首筋を、耳を、遠慮なしにペロペロ舐める。
そうしたら、ご褒美に体を洗ってもらえるのだ。

抱きつきながら、そんな可笑しな想像を巡らす。
治療だと言っておいて、そんなふしだらな事を思っていていいのだろうか?
でも、今はふしだらになっていないといけない状況ではないか?
まあどうでもいいか……気持ちいいもんね。

お父さんの手が、どんどん下へ下へと移動してきた。
このままではお尻に到達してしまいそうだ。私は耳を舐めるのを止め、一旦離れた。
「理絵ちゃん?」
「お父さん、真面目にやってますか?」
「ちゃんと洗っているよ」
「そうじゃありません。気持ち良くなってますか?」
「どういう意味かな?」
「ちゃんと興奮してもらいたんです。我慢しちゃ駄目なんです」
「我慢なんてしてないよ」
「本当ですか?じゃあ、ちゃんとして下さいね?」
私はそう言って、また抱きついた。
ちゃんと興奮……変な言葉だ。でも、勃起させるために躍起になっているのに、私の股間に
密着しているソレは、何の音沙汰もないのだ。真面目にしろと言いたくもなる。

私の言った事を理解したのか、遠慮がちだった手の動きがなくなった。
背中全体を擦ってから、一気にお尻の方へと移動。私のお尻を持ち上げて、尻たぶをむにむにと、揉んでくる。……エッチ。
その動きに呼応するように、私も体を擦りつける。
おっぱいを押しつけているので、その形がぺしゃんこになっているが、それを無理に動かそうと
するので、乳首がどんどん擦れて感じてしまった。首筋に甘噛みしながら、イってしまわないように耐える。
今は治療中だ。私が果ててしまったら意味がない。

「あっ!」
遠慮のない両手が、その指が、私のお尻の穴を探る。
やめて!そこはやめて!気持ちいいけど。気持ちいいけど。そこで感じてしまったら、何かを
失ってしまいそうで怖い!……ヤダー!指入れないで~!!
「お父さん……そこは……汚いから……あんっ」
何を言っても、全く止める気配がなさそうだ。気が付くと、股間のアレがどんどん熱くなっているようだ。
硬く、大きくなっていくおちんちん。このままだと、私の貞操が危ない。
勃起させるのが目的で、それがいざ勃起した時、私の股間と接触していたらどうなるか……。
「お父さん!私を持ちあげて!」
なんとかくっついた状態を止めようと努力してみる。お父さんは、私の尻たぶを持って浮き上がらせてくれるが、
少し反った状態のおちんちんの、その先っぽが当たった状態から変わらない。
体重は重い方じゃないが、いち中学生を持ちあげるのはかなり力がいるのだろう。
さきっぽが当たり、擦れてくるので、私はもう、そういうプレイにしか思えない。
っていうか、イク!イっちゃう!!駄目!そんなにお尻を弄ばないで!
力を込めて私を持ちあげるお父さんの指が、私のお尻の穴に容赦なく入って来る。
性感帯になっているそこに無理矢理入れられて、耐えられるわけがない。わずかにピストンさせてるのはわざと?

「お父さん……っ私……もう……」
「理絵ちゃん……っ」

お父さんに抱きついたまま持ちあげられた私は、イクと同時にその場で失禁した。

219:名無しさん@ピンキー
14/01/19 17:06:16.24 xdsUP4LD
>>204さん
支援いただきありがとうございます。

題名が変わりますが、まだ続きます。お付き合いください。

220:理絵の秘薬01
14/01/19 17:08:25.07 xdsUP4LD
「ハッ…ハッ…ハ……」
じょろじょろと垂れ流されるおしっこ。
お風呂場に匂いを撒き散らしながら、私は放尿し続けた。
我慢なんて出来なかった。イクと同時に始まったので、快感がより満たされ、
こんな状態なのに、私はお父さんに抱きついたまま幸せな気分に陥っていた。
私のおしっこは、そのほとんどをお父さんの股間にぶちまけているらしい。
……あー気持ちいい……とりあえず、おしっこが止まってから後の事を考えよう……。

「ごめんなさい!」
気を取り戻して、まず謝った。
といっても、さっきからの姿勢は変わらない。胡坐を掻いたお父さんの上に座ったままだ。
動きたいけど、今の状態を確認するのが怖い。
「理絵ちゃん、謝るのは私の方だ。つい興奮してしまった」
「私……こんな事するつもりじゃ……」
「うん。とりあえず、2人共立ちあがったら?おしっこ臭いよ?」
麻里亜さんが言う。冷静な声に聞こえたが、麻里亜さんの顔も赤くなっていた。
私達はゆっくりと立ち上がった。お父さんは足がしびれてしまったらしい。私、重いかなぁ……?
とりあえず、この風呂場を侵食している匂いをなんとかしないといけない。
こんな私だけど、マーキングの趣味はない。
そこで奇跡が起きた。

「あの、もしかして勃ってます?」
驚いた。
お父さんの股間にあるものが、とても立派な大きさに変化していたからだ。
僅かにピクピク動いていた時と違い。天井に向かってそそり立っている。
「凄い!本当にりえちゃんが治してくれたんだ!」
「お……おお……」
声にならないお父さん。一体いつからこうなのかは分からないが、
かつや君が生まれた後からと考えても、10年位は病気だったと推測できる。感慨も一入と言えるだろう。
……その前に、おしっこを流しませんか?

・・・・・・

脱衣所で服を着るお父さんと麻里亜さん。
私は元々、裸だったので着る服はなく、だからといってそのままという訳にもいかず、
とりあえずタオルを巻いている。
この前、少し風邪をひきそうになったので風呂上がりは体を冷やさないようにしないと……。
「理絵ちゃん。本当にありがとう」
「お手柄よりえちゃん。まさかこうもアッサリ出来るなんて」
「いえ……面と向かって言われると恥ずかしいです……」
「謙遜する事ないわよ~。人前でおしっこなんて、そう簡単に出来ないんだから」
そっちかよ!!
「違うだろう麻里亜ちゃん」
「冗談よ、冗談。これでママも安心ね」
「お母さん……そういえば、言ってないんですか?」
「何を?」
「治療の話ですよ!こんなことしてるのがバレたら……」
私、お母さんに殺されないかな?

「ママには、パパから言ってくれると思うから」
「それって、大丈夫なんですか?」
「妻には麻里亜ちゃんが言ってくれたんじゃないのかい?」
……え?どうなったの?言ったの?言ってないの?
私、死んじゃうの?

221:理絵の秘薬02
14/01/19 17:09:25.34 xdsUP4LD
・・・・・・

部屋に戻ろうと2階に上がると、かつや君に会った。
「委員長。遅かったね」
「うん、まあね……」
下着だけでもと思い、付けているが、今の心理状態は裸よりも脆くなっている。
恋人のかつや君がいながら、そのお父さんとあんな事をしちゃったから……。
「委員長。あれ聞いた?」
「あれ?」
……あれって何?
お父さんのEDの話?
浮気がバレて、お母さんが怒っているって話?
かつや君が、私と別れようとしているって話?

「あれ?母さんから聞いてない?寝る場所の事」
「寝る場所?ああ、そう言えば決まってなかったっけ……」
「僕と美也が一緒で」
「え?」
「委員長と麻里亜さんが一緒で」
「は?」
「父さんと母さんが子どもたちと寝たいって」
「え?え?どう分かれるの?」
かつや君が指差す。私と麻里亜さんとお父さんが下。と。
こら、人を指差しちゃ駄目じゃない。

「え?私、お父さんとなの?」
「やっぱ無理かな?だったら母さんと一緒でもいいけど」
「え、あ、いや……」
お母さんと一緒は不味い。今の心理状態では会い辛い。
「ううん。じゃあそれでいいよ」
「良かった。麻里亜さんはこういうの気にしないから、後は委員長だけだったんだ」
「……うん、私も気にしない……」
お母さんに会いたくないからなんて言えないよ……。

「理絵ちゃん。お風呂どうだった?」
後ろから声がかかる。
「お母さん!!」
「どうしたんだよ委員長。そんなに驚いて」
「い、いえ何でも」
「お父さんとお風呂に入ったんでしょう?」
「あ、あの、何も疚しいことなんて、私……」
「大丈夫か?委員長」
「その事で、ちょっと話したいんだけど、いいかしら?」
ピンチだ!私、絶体絶命!!
「克哉は美也ちゃんとお風呂に入ってきてね」
「どうして僕が美也と……」
「あら?じゃあ、お母さんと入る?」
「……分かったよ」」
そう言って、かつや君は美也ちゃんをお風呂に誘いに行った。
私も一緒に入りたいなぁ……明日でいいか。

「お母さん、話って何でしょう?」
「とりあえず、お父さんの所へ行きましょうか」

222:理絵の秘薬03
14/01/19 17:10:31.23 xdsUP4LD
かつや君と美也ちゃんがお風呂場に入ったのを見届けた後、
私はお母さんと居間に移動する。
2人だけで話すのかと思ったら、お父さんと麻里亜さんも参加するらしい。
ということは、怒られるわけじゃないのかも……。

「理絵ちゃんには、本当にお世話になりました」
お母さんがそういっておじぎをする。いきなりそんな事されても話が見えない。
「お父さんの勃起不全を治す事に進んで協力してくれたんでしょう?」
やっぱり知ってたんだね。でも、話をもう少し整理しない?

「お父さんの病気の事は、今日初めて知ったんですが……」
正確には、ついさっきだ。
「それで治しちゃうなんて、理絵ちゃんは天才ね!」
お母さん、嬉しいのは分かるけど、ちょっと聞いてよ。
「色々言いたい事があるんですが……まず、お母さん」
「はい、なあに?」
「お父さんがこうなったのは、いつからなんですか?」
本人には直接聞きづらい。間接的に一番知っている人に聞く方がいい。

「克哉を作った時は大丈夫だったのよ」
作った……作った……?合ってるけど、なんか違くない?
「その時以降だったかしら?ねえお父さん?」
「ああ……そうだな」
「結構前ね。ちなみに私が知ったのは今日よ」
「一体なにがキッカケに……ちょっと待って下さい。麻里亜さん、今日知ったんですか?
前から知ってたんじゃなくて?」
「知ってたら、もっと早く言ってるわよ~」
「正確に、いつ知ったんですか?もしかして……」
「家から、りえちゃんを置いてココに来た時にね、パパさんがパソコンでね……」
うおぉい。ベラベラ喋っていいのか?その話。
「パソコンでりえちゃんの画像を見てオナニーしてるのを発見しましてね」
「麻里亜さん……ハッキリ言いますね、私の前で……」
「事実なんだから、いいでしょ?パパ」
本人に聞くとか、とんだ羞恥プレイだな……。お母さんの、この微妙な表情!

「それで、一体どんな顔でやってるのかと覗いてみたら、全然勃ってなくてさ~。私、驚いて
聞いたのよ。もしかして不能なの?って、そしたら本当でさー」
「麻里亜ちゃん。お父さんが可哀想だから、こういう事は大きな声で言うものじゃないわよ」
お母さんが窘める。あまり効果はなさそうだが。
「りえちゃんをオカズにするのは構わないんだけどさー、それで勃起しないのは失礼じゃない?」
なんですかその理論?!私はそういう目で見られるのが普通。みたいに言わないでよ!
「で、案の定EDだったから、私がりえちゃんに頼んだの」
発見、即時治療ですか。おそろしい行動力だな……。

「さっきも聞いたんですが、麻里亜さんがやってもいいんじゃないですか?」
「りえちゃんの方が適役だってばー。いやらしい目で見やすいんだから」
だから、その理論を聞き入れられないんですって!
「……お母さんは、私がこういう事して怒りませんか?」
「そうねぇ……確かにお父さんとイチャイチャされると妬けるわねー」
軽いなー。
「でも、麻里亜ちゃんと一緒で、お母さんも理絵ちゃんならいける気がしたのよ」
私って、皆にそういう人間だと思われてるって事ですか?
「あ、勿論いやらしい意味よ?」
確認要らないって!!

223:理絵の秘薬04
14/01/19 17:11:28.30 xdsUP4LD
「結果は上々だって聞いたけど……」
「そうよママ。バッチリ勃ってたんだから!ね、パパ」
「……ああ」
恥ずかしそうなお父さん。私といい勝負だな。

「じゃあ、お母さんソレを見たいなー」
……。……………。………。
「ここでかい?母さん」
「当たり前じゃない。治ったんでしょ?」
「そうだけど……ここではちょっと……」
「何言ってるの。もう皆知ってるんだから、恥ずかしがらなくていいのよ」
……前からそうだが、お母さんってちょっと配慮に欠けてるトコあるね。
「パパ!脱げないなら私が脱がしてあげる!!」
「じゃあ、麻里亜ちゃんそっち持って。理絵ちゃんも手伝って!」
え、なにこのノリ。お父さんを女3人で脱がすの?!
「あー分かった!分かったから母さん止めてくれ!」

必死の抵抗虚しく、お父さんはズボンとトランクスを脱がされて、下半身裸になった。
パジャマだったから脱がしやすいという事もあったが、お母さんの気迫に負けたとも言える。
嬉しいんだよね?お母さん。そういうプレイじゃないよね?
「ふ~ん……特に変わっていないみたいだけど?」
「ママ、まだ勃起してないんだから当然よ」
「じゃあ、あなた。やってみて?」
「母さん、しろと言われてすぐには出来ないよ……」
そういうもんなのか……いや、分からないけどさ。
「証拠写真取っとけばよかったかな~?」
麻里亜さん、私が言った事覚えてないみたいだな……。

「あなた。私の胸を揉んでみてよ」
「母さん?」
「いやなの?」
「そんな事ないけど。こんなところで……」
「もう愛してくれてないの?」
「そんな訳ないじゃないか」
「じゃあ、ホラ」
……なんかイチャイチャしだしたな……惚気とかノーセンキュー。
「りえちゃんとかつ君みたいだね~」
「え?私あんな事してませんよ?」
なんですか?その顔。その小馬鹿にする表情やめてくださいよ。

「あら、本当に勃起出来てるわ……」
「母さん、もういいだろ?」
「久しぶりなんだから、もうちょっと見せてよ」
「これ以上はキツイよ、母さん」
こっちも、これ以上見せられるのはキツイです。
「……お父さん、ちょっと小さくなった?」
「うわっママ下品だよその言い方。歳のせいなんじゃない?」
「そうなの?以前はもっと上を向いていたような……」
「あれ?じゃあ、これはまだ不完全って事なの?パパ」
「……2人ともキツイなぁ……」
「ハッキリ言ってよ。どうなの?まだいけそうなの?大きくなって、この程度なの?」
言葉攻め。どっかのAVみたいだな……見た事ないけど。

224:理絵の秘薬05
14/01/19 17:19:06.47 xdsUP4LD
・・・・・・

美也ちゃんとかつや君がお風呂から出てきたので、少し談笑した後
2人は、お母さんと一緒に2階の部屋に向かった。

てっきりお風呂場で変な事してるかと思ったんだけど、鎌をかけてみたんだけど、
特に変な事はしていないらしい。
「美也と二人っきりだと、そういう気分にならないから」
美也ちゃんのラブラブ状態も解けたようだ。長く一緒にいすぎて、興奮しにくくなってるのかな?
さっき麻里亜さんが言ってた事は、こういう意味なのかも。

「理絵ちゃん。悪いけど、もうちょっとだけ面倒見てあげてね」
お母さんが言う。面倒を……というのはお父さんの事だ。
EDは治ったが、どうも不完全なので完治させてほしいという事だが、
言っとくが私は医者ではないし、もうそういう行為をして治すのは懲り懲りですからね?
「全部、理絵ちゃんにまかせるわ。お母さん信用してるからね」
含みのある言葉をいただいた。

「さあ、めくるめく夜が始まるのね。今度は私も頑張るわ!」
「麻里亜さん、待って下さい。もうそういう事は必要ないです」
「何言ってるの!ママが許してくれたのよ?何やってもOKって」
「そうは言ってませんし、ここまで治れば後は日にち薬でしょう」
「つまんな~い……」
やっぱり面白半分だったか……。
「麻里亜さん、忘れてませんか?私はかつや君の恋人なんです」
「知ってるわよ。みやちゃんとシェアしてるんだよね」
「シェ……まあそうですが、とにかくこれ以上のマッサージはしません」
「ふ~ん……?それじゃあ、何をするの?」
「話をしましょう」
「話?どんな?」
「EDになった経緯。それと、心理的枷について。です」
「さっき聞いたじゃない。かつ君を作った後だって」
「それじゃあ曖昧すぎます。こういう事はもっと突き詰めないと」

布団を敷いて、私、麻里亜さん、お父さんが一緒に寝る体勢になる。
といっても、話し合いがしたいので座ったままだ。
お父さんも麻里亜さんもパジャマを着ている。私は持っていないので制服……だと服がよれるので、
下着姿のままだ。いやらしい事をするつもりはないけど、傍から見ると変な意味に見えそうだ。
「どうなんですか?具体的な時期を教えて下さい」
「ああ……克哉が出来た後というのはそうだ……実際にはもう少しあとだね」
「心理的枷に心当たりがあるんじゃないですか?」
「……理絵ちゃんは本当に頭いいね。まるでお医者さんのようだ」
「私はただの中学生です。それより話を……」
「……克哉が生まれる前の話からにしようか」

「妻と結婚の約束をしていたんだけど、なかなか踏ん切りがつかなくてね、そんな時に
妊娠が分かって、それで私はやっと決心出来たんだよ。母さんと共に暮らそうってね。
両親の承諾は前々から得ていたしね。それは問題なかった。
母さんは教師を辞める事になって、辛い思いをさせてしまったんだが、なんとか納得してもらったよ。

……克哉が生まれてからも、特に問題はないと思っていたんだが、妊娠中や産後すぐは
セックスなんて気軽にするもんじゃないからね。そういう事は一切しなかったんだよ。
だからって、私は不能になってはいなかった……。
不能だと分かった決定的な事は、おそらく結婚記念日に、久々にしようって言った時だ。
なぜか、その時に勃たなくなった……。克哉が生まれて、3年後の事だったよ」

225:理絵の秘薬06
14/01/19 17:20:52.77 xdsUP4LD
「それが原因なんですか?長い事していなかったから?」
「……いや、それが……」
「え、え、ちょっと待って?」
麻里亜さんが割り込んでくる。
「ママって教師だったの?初耳なんだけど?」
「あ、ホントだ。そうなんですか?」
「そう、小学校の先生をしていたんだよ。妻は昔から子ども好きだから」
へぇ……言われないと分からんな……。
そう言われたら、そんな気がしないでもないけど。

「そう、妻は教師だった。
だから、仕事を辞めれば生徒達といれなくなり、悲しませる事は分かっていたよ。
私はそれでも教師を辞めるように説得し、結果的に妻を追い詰めてしまった。
……克哉が生まれてからの事だ。以前はおっとりとしていた妻が、急変したようになったのは……。
産後のヒステリーは珍しくないという話を聞いていたので、私はさほど気にしないように努めた。
しかし、子ども好きだった妻はそんな自分の事を許せないようだった……」

「下手に刺激しては不味いと思って、私は妻を誘う事はなかったし、妻からも求める事はなかった。
克哉が大きくなるにつれ、少しずつ元通りになった妻を見て、そろそろいいかな?と、ある夜に
布団の中に誘った。だが、断られた。
なぜかは分からなかった。もう夜泣きが大人しくなった時期だったのに、なぜ駄目なのか教えて
くれなかった。求める事も、求められる事もなくなり、それが長く続いたせいだと私は思っている」

お父さんは沈んだ表情のまま、静かに手を見ていた。
私も麻里亜さんも同様に暗い表情になり、黙り込んだ。
なにより、お母さんがヒステリーを起こしたという部分がショックだった。
「もっと何かないですか?これだけ聞いても、原因がよく見えないんですけど……」
長く使わなければ、錆びて使えなくなる。物に当てはまる現象がソレにも当てはまるんだろうか?
「ねえパパ、私はちょっとその先を知りたいわ」
「先って何だい?」
「ママと、その後何もないのは変じゃない?大体、ママがそれを放置してるわけないよね?」
「ああ、今回の麻里亜ちゃんと理絵ちゃんの様に、なんとかしようとしてくれたよ。
病院にも行って、お医者にも診てもらった。それでも治りはしなかった」
「ママがパパのおちんちんに元気になってもらいたかったって事だよね?」
「そう……だと思うね」
「二人は仲良しなんだよね?」
「ああ、その通りだよ」
「じゃあ、それでいいや」
麻里亜さんの興味は尽きたらしい。病気の原因より、離婚してしまう危険性を排除したかったようだ。
私も聞いてみたかったので麻里亜さんが言ってくれて良かったけど、話はこれで終わってしまった。

「というわけで、りえちゃん」
「何ですか?その手は……」
「もうっ分かってるくせに!エロい事してパパを元気にするのよ」
「あの?治療は……?」
「原因が分かっても、どうしようもないでしょ?それよかお風呂の続きと行きましょう」
「あれ以上したら、私がどうにかなっちゃいます……」
「パパを完全な状態に戻すの。そうしたら、ママも元気になってくれるのよ」
「お二人は仲良しなんだから、無理をする必要は……」
「さっきのママの顔見たでしょ?ママもパパが完治するのを望んでるのよ?」
「それは……確かに……」
「分かってるなら、早くパパに抱きつきなさい!」
……本当に続きをやるの?

226:理絵の秘薬07
14/01/19 17:22:11.76 xdsUP4LD
白く軽くフリルが付いている以外には取り立てる事もないほど、
なんの変哲もない下着。それが、私が今身につけているものだ。
お風呂上がりとはいえ、今朝起きた時から学校でもずっと付けていたものなので、
多少は私の匂いが染みついているので、なんとかシャンプーの匂いで誤魔化してしまいたいが、
こうも密着してしまったらそれは不可能だろう。
麻里亜さんに言われた通り、抱きつくような姿勢はお風呂の時と同じだが、
今回はおっぱいをお父さんの顔にくっつけるように、という事なので、
ブラを鼻先に押しつけるようにしている私。
お父さんの顔を抱きしめながら、自分の匂いと心臓の音を止める方法をひたすら考える。
……たとえ無理な相談でも、考えていた方が良い。精神衛生上。
ドクン……ドクン……。
ああ……なんだかドキドキが止まらない。どうしてだろう?異性にこんな事していると、
誰でもこうなってしまうんだろうか……?

「りえちゃん。りえちゃん」
何でしょう?麻里亜さん。今ちょっと忙しいんですが……。
「りえちゃん。お父さんが苦しそうだよ」
「えっ?あ!ごめんなさいっ」
慌てて抱きついていた両手を離す。
「ああ、なんだか桃源郷にいたみたいだ……」
「良かったねりえちゃん。三途の川じゃないってさ」
「そう変わらないと思いますが……」
気持ちよさそうに新鮮な空気を取り込むお父さん。まさかの殺人事件は未遂に終わった。
「麻里亜さん。これじゃあ息が出来なくなりますから駄目ですね」
「そうね。今度はブラを外しましょう」
「は?」

「寝るときはブラを外すもんでしょ?」
「今はまだ寝ません」
「いつも全裸じゃない。おっぱい丸出しでもいいでしょ?」
「正当な理由なくポンポン脱ぐなんて、はしたないです」
「パパさんを助けるくらい正当な理由もないでしょう」
「それは……だったら、何をやらせるかを言ってください」
「う~ん…………パイズ…」
「やっぱり脱ぎません!」
耳年増というわけではないが、私だってなんとなく猥雑な単語をいくつか知っている。
だからじゃないが、あんまり卑猥な話は嫌悪感が出てくる。誰かの体験談ならまだしも、
自分がするのだから尚更だ。

「う~ん……」
困り顔で唸っている麻里亜さん。少しするとお父さんに耳打ちしだした。
何だろう?面と向かって内緒話なんて……どんな会話をしたって、私の気持ちは変わらないが……。
「理絵ちゃん」
「はい、何でしょう?」
お父さんが自分から説得しに来たらしい。でも、体を許したりはしないからね?
「麻里亜ちゃんが変な事言ったが、気にしないでくれないか?」
「……もう気にしてません」
「私の話を聞いてくれ」
「何か原因が分かったんですか?」
「いや……私も理絵ちゃんのおっぱいが見たい」
「……はぁ?」
「頼む!そのブラを取ってくれないか?」
……ストレートで来たか……。

227:理絵の秘薬08
14/01/19 17:23:19.54 xdsUP4LD
少し勘違いをしている人がいるかも知れないのでハッキリ言っておきたい。
私は別に好き好んで全裸になりたがっている訳じゃあない。
大体、脱げと言われてすぐ脱ぐという理論も、
一度裸を晒したから、もう気にしないよね?みたいな理論もおかしな話だ。
人の心はいろんな事に振り回される。
その時はテンションが高くて出来たからといって、別の場所で出来るものだろうか?
例えば好きな歌手のライブに行ったそのテンションを、実生活でずっと続けるのは
簡単にいくとは思えない。
この喩えは分かりにくいかもしれないが、とにかく言いたい。
「私はいつでもどこでも脱いだりはしないです」

「パパ、残念だったね。見たかったよね?おっぱい」
「いや……無理をさせるわけにはいかないさ」
「私のおっぱいなら見せてあげるから、元気出して」
そう言うと、麻里亜さんはパジャマを脱いで胸を晒した。
この人は躊躇いがなさすぎてコワイ。そして、デカいな胸。
「下も脱いであげるから」
やっぱり簡単に脱ぐ。もうショーツ以外付けていない麻里亜さん。
靴下を履いてなかったので、本当にパンツだけだ。
童顔巨乳で、顔も美也ちゃんソックリに可愛く、私が出しゃばらなくても十分に魅力的だが……。

お父さんの前でしゃがみ込むと、その股間を触る麻里亜さん。
「ちょっ!!」「麻里亜ちゃん?!」
手で包み込むように触ってから、麻里亜さんは淡々と言った。
「やっぱり私じゃダメね……」
「麻里亜さん、説明なしでいきなりは止めてください」
「それじゃあ、りえちゃんが触ってみてよ」
「なんでそうなるんですか?」
「パパさんは、結構選り好みしてるのよ。どうやら私は問題外みたい」
「……どういう事ですか?」
麻里亜さんが、私をお父さんの股間に触らせようとする。もちろん抵抗する私。
「いいからいいから」
何が良いんでしょうか?麻里亜さん。
抵抗虚しく無理やり触らされる。……なるほど、反応なしだ。

立ちんぼしているお父さんの前に、私たちがしゃがみこんで、その股間を前に談笑する。
「こうやってね。握ってみるとするじゃない?そうしたら少し動くのよ」
「反応がないわけじゃないですね」
「さっきより、気持ち良くなるように触ってるからね。でも……」
麻里亜さんが私に促す。同じように触れという事らしい。
にぎ……ふにふに……あっ硬くなってきた……。
「ホラね?同じ事しても、りえちゃんだと良い反応するでしょ?」
「どうしてなんですか?」
お父さんを目の前にして、麻里亜さんから話を聞く。ごめんね、お父さん。
「ホラ、私ってカワイイでしょ?」
「自分で言いますか……」
「みやちゃんはどう思う?」
「可愛いですよ。とっても」
「私とみやちゃんって、よく似てるでしょ?」
「……そうですね。髪型と体型以外はソックリです」(性格も多少……)
「みやちゃんが裸を晒しまくったせいで、私も似た扱いしてんのよパパは」
「つまり?」
「性的な目で見れないって事よ」
だから私ならいやらしい目で見れると……嬉しくないな……。

228:理絵の秘薬09
14/01/19 17:25:01.09 xdsUP4LD
お父さんの股間を握ったままで話を続ける。
さっきよりも大きくなってきている。でも、お風呂場の時よりは小さい。
「私はそう簡単に脱ぎませんからね?」
「お風呂前は脱いでくれたじゃない」
「あれは……お母さんの押しに負けて……」
「私が押したら脱いでくれないの?」
「こういう不純な動機は嫌です」
「不純じゃないって、治療だってば」
「どんなに良い言葉で飾っても、やる事は一緒です!」
「痛っ」

つい力が入ってしまった。お父さんが苦痛に顔を歪める。私は一度手を離し、再度握り直す。
今度は優しく、両手を使って握ってあげる。こうすれば片手の力が少しで済む。

「さっきはお風呂場だったから、裸になったんです」
「最初っから裸だったじゃない?」
「だから、出た後は服を着ているんです」
「じゃあもう一回お風呂行く?」
「今日はもういいです。あんまり入っても体に悪いです」
「2回位平気なのに……どうしたら体を許してくれるの?」
「何と言われても許しませんよ。なんか話変わってませんか?」
「見られるのが嫌なの?」
「理由なく、ただいやらしい事をする為に脱ぎたくないだけです」
「あっ!じゃあこうしましょう!」

麻里亜さんはキッチンの方へ駆けていった。私とお父さんが取り残される。
「お父さんは、私に脱いで欲しいですか?」
「それは……」
「脱ぎませんよ?」
「無理しなくていいよ……」
「本当は?」
沈黙。否定はしないと言う意味だろう。全く……。
「せめて、明るいところでなけれはいいですけど……」
股間を握りながらそんな事を愚痴る。こんなものを触っていると私まで変になりそう。

「ハイっこれを付けてよ、りえちゃん!」
「これ……前掛けじゃないですか」
わざわざ取りに行ったのか。
「これを付ける時はブラを付けないよね?」
「付けたままでも大丈夫ですが?」
「そんな事言わないでよ~お願い~お姉さんを助けると思って~」
泣き落としで来たか……まあ、胸を隠すという意味だとおんなじか……。
「いいですよ。じゃあ貸して下さい」

股間から手を離し、麻里亜さんからそれを受け取る。
「あ、待って。付ける前に……」
そう言うと、お父さんのズボンを掴み、トランクスごと一気にずり下す麻里亜さん。
「なっ!!」「何してるんですか!?」
「治療だってば、2人共落ちついてよ。変化を見ないと。でしょ?」
私が触っていたせいか、お父さんのおちんちんはピクピクと動いていた。
大きくはなっているが、やっぱり元気が足りなく見える。
麻里亜さんに諭され、私はブラを外し前掛けを付ける。
といっても、目の前で着替えるのは躊躇われる。一応、お父さんに背中を向けてという配慮の下で。
じゃないと恥ずかしいからだ。
パチンとブラを外し、前掛けを手に取る。今おっぱい丸出しで、振り返ったら見られちゃうんだよね?
散々見られているのに、何故か私は恥じらっていた。

229:理絵の秘薬10
14/01/19 17:27:19.04 xdsUP4LD
「パパ、どう?」
前掛けを付けた私が、お父さんと対峙する。
私は変な前掛けにパンツのみ。麻里亜さんはパンツ一丁。
お父さんは、パジャマの上以外何も身に着けないという情けない格好になっている。

他の誰かが今の私達を見たら、どんな想像をするだろうか?
やはり、そういうプレイをしている風にしか見えないかも……はぁ……。
「ねえパパ?たとえ私には欲情しなくっても、二人ならいけるんじゃない?」
何をするかと思ったら、麻里亜さんが私の前掛けをずりあげる。
そんな事したら、簡単に胸が晒される事を分かった上での行動だ。
私はおっぱい丸出しになってしまった。
「麻里亜さん?」
こうなる事は予測していたので、大声は上げないが非難の目を送る。
「パイズリは私がやるから、りえちゃんは上をお願い」
「上って何ですか?」
「抱きついて、愛の言葉でも囁いてあげるの」
「愛の言葉??」
「嘘でもいいから、パパを気持ち良くさせるのよ」
本人の前で、嘘を吐くと言っていいんだろうか?
「りえちゃんにパイズリは不味かったよね。こっちはまかせて!」
意気揚々と麻里亜さんがそのデカ乳を持ちあげる。あ、凄くいやらしい事しようとしてる。
見ていられない。私は立ちあがってお父さんに抱きついた。

「お父さん。私の胸見ましたよね?」
「あ、いや……」
「見ましたよね?」
「ああ……いつ見ても綺麗だね」
抱きつきながら会話する。愛の言葉?言えるわけないし。私はかつや君が好きだから。
かつや君にならいくらでも吐ける言葉を、他の誰かに囁くのは嫌。美也ちゃんならいいけど。
「いま抱きついてるから見れませんよ?見たいですか?」
「あ、ああ……」
「お父さんはスケベですか?」
「何を言ってるのかな?理絵ちゃん」
「前から思ってたんですが、私の事結構イヤラシイ目で見てますよね?」
「そんな事は……」
「そうですよね。EDなんだから、勃起できませんよね。じゃあ、前は無理して虚勢を張っていた
んですか?」
「そう……そうだ。可愛い子がいて興奮しない男はいないからな」
「お父さんにはお母さんがいるじゃないですか」
「男なんてそんなものなんだよ」
「私の事、可笑しな子だと思わないでくださいね?」
「全く思っていないよ」
「本当ですか?」
そう言ってから、私はお父さんから少し離れる。おっぱいが丸見えになる。
お父さんはそれを見て、生唾を飲み込んだみたいだ。しゃがんでいる麻里亜さんが何をしているのか
見たくもないが、「わっ」と声をあげているのを聞くと、股間が反応したんだと分かる。

「勃起出来る今は、正直になれますよね?」
私も興奮している。ショーツが汚れないように必死で我慢しているが、ドキドキが止まらない。
これはアレだ……教室で脱いだ時の感覚に似ている。あのドキドキが蘇って来る。
「ちゃんと見てください。そして、我慢しないでください」
「理絵ちゃん……」
お父さんの手が私のおっぱいに伸ばされる。私は全く抵抗せず、それを受け入れた。

230:理絵の秘薬11
14/01/19 17:28:25.60 xdsUP4LD
お父さんの手が、私の胸を鷲掴みすると、ゆっくりと揉み始めた。
撫でるように揉むその手は優しく、弾力を確かめるように上下する。
前掛けはどんどんずりあがって、胸を覆う役目を果たしていない。だから、今はお父さんが
その役目を引き継いでいる。
気持ち良い……優しく丁寧な触り方に、私は目を閉じて身を任せる。
大人の余裕というものだろうか?乳首には触れず、その周りに手を這わせているので、
私の方が我慢できなくなってきている。しかし、私から催促は出来ない。
そんなはしたない事は出来ない。
「んっ」
少し触れた。ちょっとだけ、指が乳首に当たった。それだけで感じてしまう。
もどかしい時間が続く……もう何分経っただろう……まだ1分?そんな筈ないよね……。
「りえちゃん、大胆だね~」
下から声がする。目を閉じて、私は答えないようにした。お父さんが手を止めないように努めた。

麻里亜さんが今何をしているのか想像した。きっと凄くいやらしい事なのだろう。
お父さんを治したいけど、自分をイヤラシイ目で見てくれないと言った麻里亜さん。
彼女手ずからこんな行為をしたかったんだろうが、その望みを受け継いだのが私だった。
彼女はお父さんをどう思っているんだろう?平均的な高校生の定義から外れると思うが、彼女も
一応は普通の女の子だ。男が皆マザコンの気があるというように、女もファザコンの気があると
いう話を聞いた事がある。私自身はどうかと言われると、小さい頃確かに恋に似た感情を持っていた
かもしれない。それは否定できない。
麻里亜さんはお父さんが好きなのだろうか?それとも、面白いからやっているだけだろうか?
彼女は楽しそうな事に首を突っ込みたがる性格のようだ。美也ちゃんも、クラスの誰にでも話しかけるほど
自由奔放な性格をしているので、お姉さんの麻里亜さんが、よりその傾向があっても少しも変じゃない。
周囲に合わせる事が上手な二人。だから私も好きになったんだけど、恋愛感情を面白半分で扱うのは
いけない事だと思う。恋……してないとは言い切れない……。
「……あんっ」
ついに乳首を弄り始めたお父さん。なんとか気を逸らそうと別の事を考えていたけど、それは途中で
遮られた。くにくにと揉むように、感触を確かめられる。これは耐えられそうにない……。

「くんくん。何か匂わない?」
麻里亜さんがそう言って私のパンツに顔を付ける。両手が空いているのでそれを止めさせようとするが、
感じていて力が入らない。や~ん、そんなにしつこく匂わないでよ~!!
私は両手を麻里亜さんの頭からお父さんの手に移す。といっても弄るのを止めさせるわけじゃない。
お父さんが私のおっぱいから手を離さないように引き留める。正確には、覆うようにして両手を包む。
「お父さん……我慢しないで……」
「りえちゃん良い匂い……」
「麻里亜ちゃん、ソコをあんまり刺激すると出てしまうよ……」
いやらしい。とてもいやらしい。皆が感じているようだった。そして、その終わりも早かった。
まず私が。その後お父さんが。そして、お父さんから吐き出されたもので麻里亜さんが無事、達した。

・・・・・・

「アハハハ見て見て~精子の付いたおっぱいだよ~」
麻里亜さんが嬉しそうに見せびらかす。そんな事をしたらお父さんが恥ずかしがるでしょ!
お父さんはまだ出し足りないのか、私のおっぱいを揉み続けていた。
私は麻里亜さんを見て呆れていた。なんと、麻里亜さんはお父さんのおちんちんから出たそれを、
最後まで出しつくさんばかりに手で扱いていたからだ。
さらに、胸に付いたそれを、むりやり口に運ぼうとしている。お父さんは麻里亜さんを性的に見られないと
言っていたが、ここまでする麻里亜さんは充分性欲の対象になると思う。ていうかエロい。

「お父さん。もう揉まなくても良いですよね?」
そう言っても、お父さんはしつこくおっぱいを揉み続けた。

231:理絵の秘薬12
14/01/19 17:30:02.42 xdsUP4LD
・・・・・・

もう夜中。
電気を消して、皆で布団に入った。
普段はお母さんとお父さんの2人の布団に、お父さんを真ん中に私たちが挟むように寝ている。
しかも、お父さん以外全裸というから、傍目にはやっぱりそういうプレイにしか見えないだろう。

私のパンツはぐしょぐしょになってしまったので、すぐに脱いでしまいたかったが、
麻里亜さんがお父さんとじゃんけんをして、どっちかが脱がす事になった。……私の意志は無視された。
結局お父さんが勝ち、濡れたパンツを脱がされるという辱めを受けた。
麻里亜さんは、精子で汚れた胸を洗いに洗面所に行った。やけに時間が(といっても15分ほど)掛かったのは、
取れにくかったせいか、何かよからぬ事をしていたからか……。
お父さんはその間、私のパンツを匂ったり、胸のどこら辺を感じるのかを聞いてきたりした。
普段の私なら一蹴しそうな質問も、イった直後なので、すんなり答えてしまったのが悔やまれる。

「裸で布団に入るのって気持ち良いね~」
「麻里亜さん、もう病気は完治したんですから、いやらしい事は禁止ですよ」
「分かってるわよ~」
「お父さんも、変な事しないでくださいね?」
「調子に乗って悪かった。快復したのが嬉しくてね……」
もう日付が変わっている時間。子どもは寝ていて当然の時間だ。
かつや君は寝ているかどうか分からないが、美也ちゃんなら確実にまぶたが閉じている頃だろう。
私も眠たくなっちゃった……。
変な事をさせられたりしたけど、自分の家じゃないから、横に誰かが寝ていてくれる安心感がある。
だからこの家が好き。この家の人たちが好き。
しばらく麻里亜さんが話している横で、私は眠りに落ちた。

・・・・・・

「りえちゃん。りえちゃん。……寝ちゃった?」
「麻里亜ちゃんも早く寝たほうがいいよ」
「え~そんな事言って、パパったらりえちゃんに変な事するんでしょ?」
「そんな事しないよ」
「え~しないの~?」
「早く寝なさい」
「じゃあ、パパそこと替わってよ」
「……そうしたら寝るかい?」
「ううん、寝ないよ。りえちゃんにイタズラするんだ~」
「……やっぱり止めた」
「え~どいてよ~私りえちゃんにイタズラしたい~」
「早く寝なさい」
「もうっ聞き分けの悪いパパはこうだ!」
「あっズボンを脱がさないでくれっ」
「ほ~らパパだって興奮して勃起してるじゃない」
「頼むから、布団から出て来てくれ」
「イーヤーよ~。………はい、出て来たわよ」
「パンツまで脱がすなんて酷いじゃないか」
「これで私たちと同じだね。すっぽんぽんだ~」
「やれやれ……」
「じゃあ、おやすみなさ~い」
「…………」

232:名無しさん@ピンキー
14/01/19 17:34:01.19 EmmJIV7Z
支援

233:理絵の秘薬13
14/01/19 17:43:30.81 xdsUP4LD
……私は深い眠りについていた。

ここはどこだろう?
以前と同じ心象風景だろうか?それにしてはハッキリしている。

「あなた……ごめんなさい……」
「いや、私の責任だ……」
お母さんの声。そして、お父さんの声。
ここはかつや君の家のようだ。そして2人は現在よりずっと若く見えるから、過去の出来事なんだろう。
物分かりのいいのは自分の夢だからいいとして、こんな夢を見る意味はなんだろう?

「私がおかしくなったから、あなたがそんな風になってしまったんだわ……」
「そんな事ないって。ちょっと勃ちにくくなっているだけさ。すぐ治るよ」
「でも、このままじゃもう子どもは作れないじゃない……私達、子沢山が夢だったのに……」
「克哉がいるじゃないか。私達の子どもだよ」
「ええ……病院に行ってお医者様に診てもらえば何とかなるかもしれないわね……」
「そうだよ。きっと良くなる」
「克哉も、私の大事な赤ちゃんもいるし……」
「もう立って歩けるんだから、赤ちゃんじゃないけどね」
「ええ、そうね」

2人共涙ぐんでいたが、少しずつ平静さを取り戻した。

「なあ可奈子。ちょっと聞きたい事があるんだが……」
「どうしたの?あなた」
可奈子って、お母さんの名前だろうか?そういえば私は2人の本名を知らない。
「小学校で気になる男性がいたとか言ってたよな……」
「え?そんな事言ったかしら?」
「克哉が生まれてすぐの頃にさ……私に言ったじゃないか」
「そうだったかしら……あの時期は私も不安定だったから……」
「克哉って私たちの……」
「どうしたの?あなた。顔が真っ青よ?」
「……いや、なんでもない。私もどうかしているようだ」
「ねえ、あなた。次の子はどっちが良いと思う?」
「そうだな……今度は女の子が良いかな」
「そうよね。私もそう思うわ。娘が出来るってどんな気持ちかしら」
「私が万全の状態なら、今すぐにでも作りたいけどな……」
「やだっあなたったら……早く治してくださいね?」
「ああ、当然さ」
仲の良い2人。今と変わり映えしない関係のようだ。不仲と言う事はなさそうに見える。
ただ、気になる発言があった。
お父さんが、お母さんの浮気を疑っているふしがある。
これかもしれない。これこそが、お父さんの心の中にある枷なのだ。かつや君がお父さんの子どもじゃない
かもしれないと、心の中で思っているんだ。それがEDに繋がっているんだ。

夢の中で見えたものが真実かどうかなんて判断できない。でも、私の深層心理が働いているとすれば、私の
意見としても有効だ。早く解いてあげないと……植えつけられた枷を外してあげないと……。

私はゆっくり目を覚ました。暗い。もう真夜中らしく、少しの明かりもない。
何も見えないので、私は視界が開けるのを待った。そこで、何かがおかしい事に気が付いた。

お父さんが私に抱きつき、私の体をまさぐっていたのだ。

234:理絵の秘薬14
14/01/19 17:44:31.41 xdsUP4LD
「お父さん?」
小声で話しかける。もしや、寝惚けているんだろうか?
一瞬そう思ったが、感じる手の感覚は私の性感を狙い撃ちにしている。
「理絵ちゃん。すまない……」
「どうしたんですか?まだ何かあるんですか?」
2人共、小声で会話をする。麻里亜さんが起きないように……。
普通なら悲鳴をあげるような所だが、
私達は、さっきまで似たような事をしていたので誰かを呼ぶ真似はしない。

「……あっ……そんな所を……」
「もう少しだけ……もう少しだけ……」
「どうしたんですか?本当に。こういう事するのはお母さんにでしょう?」
「……怖いんだ」
「怖い?何がですか?」
「EDが治ったのに、妻と一緒の時に再発するかと思うと、怖いんだ」
「その時は、また力を貸しますよ……んっ……」
「ありがとう。でも、そうなったら妻を落胆させてしまう」
「お母さんは、お父さんを愛していますよ」
「分かっている。私も妻を愛している。しかし、心のどこかで否定している」

私はお父さんの手を制すると、向かい合うようになった。
目はもう慣れていた。それでも暗いが、お父さんの顔くらいは分かる。
「もしかして、かつや君がお父さんの子どもじゃないと思ってるんですか?」
「どうしてそれを……?」
「……なんとなくです」
「そうだ……出まかせだとは思うが、あの言葉が耳から離れないんだ……」
「あの言葉……?」
「私達の子どもじゃない……と……」
「そんなの嘘ですよ」
「しかし、確かに聞いたんだ。もう10年以上前だが……確かに……」
「お母さんが正常じゃない時でしょう?」
「……ああ」
「ありますよ、そういう事。嘘でも暴言を吐いてしまう時が……」

お父さんは黙ってしまった。よほど深刻な心の傷なのだろう。
他でもない好きな人にそんな事言われたら、私もこうなってしまうかもしれない。
「今日……もう昨日ですが、来栖さん家でパソコンを見せてもらったんです」
「……?」
「そこに、昔の美也ちゃんと麻里亜さんと、かつや君がいたんです」
「ああ……近所付き合いは長いからね。家にも色々撮ったものがあるよ」
「昔のかつや君はお母さんに良く似てますね」
「……そうだな。お母さんに似て、おっとりした感じが克哉にはある」
「でも、今は違います。どんどんお父さんに似てきています」
「……そうかな」
「そうですよ。私はかつや君が好きだから、いつも見ています。彼はお父さんの子ですよ」
「……ああ」
「お母さんの言った事は嘘です。私が保証します」

「今から私が、お父さんに科せられた枷を外します」

「そうしたら、もう悩むことなんてなくなります。いいですね?」

私は、最後の言葉を口にした後、ゆっくりとお父さんにキスをした。

235:理絵の秘薬15
14/01/19 17:45:11.08 xdsUP4LD
3秒?いや、4秒くらいかな?
短いか長いか分からないくらいの口付けした後、そっと離れる。

お父さんは呆然とそれを見ていた。
キスをして呪いを解く。古典的だろうがなんだろうが、私はやってみる価値があると思った。
勃起不全が治ったのはいいが、心の病気はそう簡単に治りはしない。
だからこそ、薬や手術なんかより、こういった暗示の方が有効だ。そう、思ったのだ。
「お父さん?」
分からない。治ったかどうか聞いたところで分かるものではないが、それでもこの沈黙は不気味だ。
「あの……眠り姫のお話があるじゃないですか?それに似た感じで……」
やはり返事はない。

「……?!」
急だった。
本当に急に、私は体を抱きしめられた。痛くはないが、力強い抱擁だ。
「理絵ちゃん。お願いがある」
「……はい、何ですか?」
「一度だけ。一度だけ相手をしてくれないか?」
…………え?

「一度だけでいいんだ。それで、あきらめる」
「お母さんの事はどうするんですか?!」
「もちろん内緒だ。これは2人だけの秘密にするんだ」
「私にはかつや君が……」
「大丈夫。セックスしようって訳じゃない」
そういう問題じゃない気が……。
「前に、美也ちゃんの為に克哉とやったアレを、私としてくれ」
「そんな……だってあれは、美也ちゃんの為に……」
「忘れられなかった。あの時の理絵ちゃんがあまりに綺麗で、つい見惚れてしまった」
「う、嬉しいですけど……」
「麻里亜ちゃんが撮った写真も素晴らしかった。何度見た事か……」
「あれはもう……」
「そう、消してしまった。だからだ。だからこそ、お願いしているんだ」
無理だ。お父さんの事を嫌いなわけじゃない。だからといって出来る事じゃない。

「私の事、そんな風に思ってたんですか?」
「すまない……ずっと我慢していたんだが……」
なんだか、かつや君に良く似ている。やっぱりこの2人は父子だ。
「やっぱり……駄目か」
「ごめんなさい」
「……いや、私は酷い奴だな。妻が信頼してくれているかもしれないのに」
「お母さんは信頼してますよ。私にお父さんを託したのが良い証拠です」
「……そうだな。普通、夫を若い女の子と一緒に寝かせるなんて有り得ないもんな」
お父さんは私の体から手を離すと、乾いた笑いを見せた。
「ねえ、お父さん。病気は治ったんですよね?」
「ああ、ありがとう。もう大丈夫だ。心理的にもスッキリした」
「良かった。私も頑張った甲斐があります」
「なんとお礼を言ったらいいか……本当にありがとう」

……。
ねえ、お父さん……私は好きですよ?お父さんの事。ちょっと変態っぽい所も含めて。
でも私にはかつや君がいるから……だから……ごめんなさい。
「お父さん。私、お礼が欲しい……」

236:理絵の秘薬16
14/01/19 17:46:16.85 xdsUP4LD
「お礼……何か買ってあげようか?」
「本当に?何がいいかな……」
「好きな楽器とか、ゲームとか、旅行とかどうかな?」
「そんなにお金あるんですか?」
「……あんまり高い物は無理だな……すまん」
「いいよ。じゃあ簡単なもので……キスしてよ」
「……理絵ちゃん?」
「簡単でしょ?駄目?お父さん……」

……私達は静かに求めあった。
体を重ねて、腕をまわして、お互いを触り合いながら唇を求めあった。
お父さんはパジャマを着ていたはずなのに、いつの間にか前ははだけて下半身には何もつけていなかった。
私も全裸なので、お互いの肌の温もりがはっきり認識できる。
大人の、それも異性の体。お父さんの体は、年の割に……というと失礼だけど、筋肉があり均整のとれた
肉体をしていた。でも、抱擁は優しく。愛撫もとても気持ちが良かった。
下の方に手を伸ばされると、私も負けじとお父さんの股間に手を伸ばした。
おちんちんは、今までにないほど大きく、硬くなっていた。
最後の枷が取れたおかげだろう。私の考えは間違っていなかった。慈しむようにソレを撫でた後、
私も、お父さんがしてくれているように、やさしく扱いてあげた。
いつまでも唇は離さなかった。そうする事で、会話しなくても相手の考えが分かった。
私はお父さんのおちんちんを導くと、自分の股間にあてがった。
処女である私は、初めてなのでどうしたらいいのか分からない。だから、お父さんがリードしてくれるのを待った。

お父さんは何もしなかった。どうしたんだろう?私としたくはないのだろうか?
あれは口からの出まかせだったのだろうか?いいよ?私は初めてを捧げる心積りが出来ているよ?
……どうしてか分からない。でも、捧げてもいいかな?って思っちゃったんだ。
この人なら優しくしてくれる。私は、私の直感を信じている。
お父さんは、一度私から口を離すと無言で見つめてきた。
「後悔しないね?」そう言っているように見える。私は再度、唇を押しつけた。
私の股間を開くように、お父さんの両手が動く。抵抗はしない。先っぽが私のアレに押し付けられる。
大丈夫。そんなに痛くないはず。だって、こんなに濡れているんだもん。
ググっと押しつける力が強くなる。少しずつ、少しずつ、お父さんが私の中に入ろうとする。
まだほんの先端部分。本当に当たっているだけ。もうすぐ裂けてしまうんだろうか……。

「お父さん……」
私は彼を見つめる。どれほど辛かったんだろう……男性器が使えないという恐怖は……。
これは、その長い刑期を終えたご褒美だから……だから、なんの迷いもいらないから……ね?
止まっていた動きが再開する。
何かが私の入り口に侵入する。私はそれを知っている。そして、それを優しく受け入れる……。

ピュッ!!

「……へ?」
なにかが、股間に当たった。液体のような……。
「すまない理絵ちゃん。我慢できなかった……」
「もしかして……出ちゃった?」
「……面目ない」
なんてこった……一世一代の心積りが、こんな形で幕を引かれるとは……。
「お父さんって早漏?」
「もう一回だけ!もう一回だけチャンスを!」
「もう駄目です!」

私の股の所に、お父さんの精子がべっとり付いていた。……まさか、中に入ってないよね?

237:理絵の秘薬17
14/01/19 17:48:27.25 xdsUP4LD
・・・・・・

「おはようございます。お母さん」
「おはよう、理絵ちゃん。良く眠れた?」
「お父さんの寝像が悪くてあんまり……」
「あら、そうなの?じゃあもう一緒に寝られないわね」
「はい。もう嫌です」

「……で、どうだった?アレは」
「……大丈夫でしょう。多分」

翌朝。いの一番で様子を聞きに来たお母さん。
よほど気になっていたんだろう。良かったねお父さん、見捨てられてないみたいよ?
「ふぁ~あ。よく寝たー」
麻里亜さんも目を覚ます。これで起きていないのはお父さんだけ。
眠っているのを良い事に、お母さんと麻里亜さんは、お父さんにイタズラしようとしていた。
パンツを脱がして、おちんちんを露出させて喜んでいる。
あの後、2人して体を洗って服を着たので(私は下着だけど)裸のままではない。
お母さんの表情を見ると、麻里亜さんとは違う喜びに見える。朝は元気になるソレが、とても珍しいようだ。

2階に上がって、かつや君と美也ちゃんを見に行く。
もしかして、夜に何かみだらな事している可能性があり、少しワクワクしたが、
2人共気持ちよさそうに熟睡していた。この2人はやっぱり発展の兆しがない。一時的にイチャイチャしていた
あれは何だったのか……。本当に以前の2人に戻ってしまったみたいだ。
「起きなさい。もう朝よ!」
起きないな……キスしてやろうか。
「う~ん、りえっちソコなめちゃだめ~」
「委員長……やっぱ……変態……」
2人共何て夢を見ているんだろう……ここでも私はいやらしい目で見られているのか……。

「早く起きなさーい!!」

・・・・・・

「りえっち、今日はどんなことしてあそぶ?」
「そうね~ポッキーゲームでエッチな事するのはどう?」
「それは前にやったからいいです」

かつや君の部屋で、私達4人は集まっていた。
お父さんは仕事に出かけたし、お母さんも忙しそうに掃除やらなにやらやっている。
2人共嬉しそうにしているところを見ると、なにやら今夜しそうな気が……おっと、野暮だな。
「ねえ、かつや君。私、昨日お父さんと一緒に寝たよ?」
「知ってるよ」
「……妬けた?」
「どうして?」
「だって、別の男性と一緒に寝たんだよ?」
「それで?何かあったわけ?」
「……ないけど」
「だったら、いいじゃないか」
つまんな~い。もっと妬けてしまえ!

238:理絵の秘薬18
14/01/19 17:51:02.31 xdsUP4LD
「かつ君。りえちゃんはお父さんと一緒にお風呂も入ったのよ」
「……へぇ」
「そこで、洗いっこもしたんだから」
「……だから?」
声が震えている。
「いろんなとこ触りっこして、とっても気持ちよさそうだったよね?りえちゃん」
「わ、私はそんな事……」
「したの?委員長」
「……してない」
「顔見て言え」
「……してません」
「だから、顔見て言え」
「……気持ち良くなんてなかったもん」
「やったんだな?」
「だって……」
「委員長の……」
私は変態じゃないから……。

「いや、まあいいや」
あれ?
「父さんと何かできるわけじゃないしな」
「あれ?どうして知ってるの?」
「EDっていうの?良く分からないけど、母さんから聞いた」
ははぁ……確かにあの人なら言いそうだ。
「だから、委員長がどうこう言ったって、僕は気にしないよ」
治ったんだけどね?ED。知ったらどう思うだろうか……今は言えない。

「ねえ、かつ君。おしっこってどう思う?」
麻里亜さんが、急に変な事を言いだした。
「どう思うって……どうも思わないですよ」
「みや、おしっこするの好きーきもちいー」
「みやちゃん、私もー」
「麻里亜さん、話が見えませんよ……」

「かつ君、いま困った病気持ってない?」
「困った病気?」
「そう、足が動かないとか、心臓が弱いとか、EDとか」
「いーでぃーって何?」
「みやちゃん、後で教えてあげるからね。ね、どうなの?」
「至って健康そのものです」
「そっかーつまんないわねー」
「病気持ってないとつまらないというのは酷いですよ」

「私、見ちゃったのよ」
「何をですか?」
「魔法のおしっこを」
「まほ……何ですって?」
「おしっこよ、おしっこ!あれは普通じゃないわ!」
「麻里亜さん、大丈夫ですか?」
「んもうっ真面目に聞いてよ!」
脈絡のないのはいつもの事だけど、何が言いたいのか良く分からない。
魔法のおしっこ?そんな話しあったっけ?
一体何の事を言いたいんだろう……。病気に効く……EDとか……。

「あ!!」

239:理絵の秘薬19
14/01/19 17:53:07.05 xdsUP4LD
「どうした委員長」
「いきなり大声出さないでよ」
「みや、ちょっとチビっちゃった……」
「麻里亜さん!もしかしてあの事言うんじゃないでしょうね!」
「あ、バレた?」

EDを治したきっかけ、それは私のおしっこだった。
どんなにマッサージをしても、うんともすんとも言わなかったアレが、完全に勃起したのは
私がそれにおしっこを引っ掛けたせいだ。麻里亜さんは、それを見て魔法のおしっこと言いたいんだろう。
冗談じゃない!人のおしっこを、何かの薬のように言わないでほしい。
たとえ効果があったとしても、そんな事を吹聴されたら、私は生きていけなくなる。

「麻里亜さん!それ言ったら本気で絶交しますから!」
「え~。りえちゃん自信持ちなよ~」
「そんな事で自信なんて持ちたくありません!」
「何の話?」
「こっちの事よ!」
「またまた、謙遜しちゃって~りえちゃん言ってたじゃない自分で」
「何の事です?」
「ホラ、かつ君におしっこを飲んで…とか」
ボっと顔が赤くなる。
言った。確かに言った。あの発言が、ここにきてこんな力を発揮するなんて……。

「どうしたんだ?委員長」
「私、絶対にかつや君におしっこ飲ませてあげないからね!」
「……へ?」


おわり。





……の前にもう少し。

240:理絵の秘薬20
14/01/19 17:55:44.82 xdsUP4LD
・・・・・・

ここは書斎。時間は朝ごはんを食べた後だ。

「お父さん。お仕事ですか?」
「ああ。どうしたんだい?理絵ちゃん」
「ちょっと話したい事があるんですが……」
「……ああ、いいよ」

「これ、あげます」
私は2枚のSDカードを手渡す。
「これは……もしかして麻里亜ちゃんが撮ったやつかい?」
「そうです。2枚あって、それを取り返したんですが、お父さんにあげます」
「どういう心変わりかな?」
「お父さんが、二度と私に手を出さないように……です」
早漏事件の後に、また一緒にお風呂に入ったら、お父さんはしつこく私に迫って来たのだ。
少しくらいならいいけど、こうも手軽に見られるのはどうも配慮に欠ける。

「そういう事なんで、私に手を出さないでくれませんか?」
「……ははは。理絵ちゃんは大胆な事するな……」
「信用はしてるんですよ?悪用なんてしませんよね?」
「もちろんさ。大切に使わせてもらうよ」
使う……使う…か……。変な意味にしかならないな。
「あと、お礼の件なんですが……」
「何が欲しいかな……買えるものなら何でも……」
私は首を振る。
「いえ、物が欲しいわけじゃありません。いままでと変わらないものが欲しいです」
「変わらないもの?」
「私を娘の様に扱ってください」
「……ああ、もちろん」
「時々、甘えさせてください」
「……うん」
「また、お風呂に入ったり、一緒に寝たりしたい」
「それは……」
「変な事しませんよね?」
「…………ああ」

お父さんを見送って、私はかつや君の部屋に向かう。

これが私なりの、浮気に対する決着の付け方だった。
お母さんとお父さんの関係を崩すわけにはいかないし、私もかつや君を裏切れない。
でも、夜に求めてしまった事を後悔していない。本当なら、私は処女じゃなくなってかもしれない。
関係の清算の為にデータをあげて良かったんだろうか?
こんな事をしても、私をいやらしい目で見なくなる事はなく、むしろ助長しているんじゃないか?
別にいいか。手を出さずとも、性的な目で見るなと言う方が無理というものだ。
中学生の身分でこんな感覚がある私がオカシイんだ。
少し危険だけど、お母さんにも、お父さんにも甘えられるようになった。上出来だ。
かつや君は……美也ちゃんがいるもんね。私を嫌いになっても、美也ちゃんがなんとかしてくれる。
私の、この恋愛感情がまだお父さんに残っている間は、少しくらい冒険してみよう……。





おわり。

241:名無しさん@ピンキー
14/01/19 17:59:24.90 xdsUP4LD
終わりです。

再度支援していただき、ありがとうございました。
まさか、こんなに短時間で投稿出来るとは思いませんでした。

あとがきですが、麻里亜さんの胸は理絵より3センチほど大きいです。
それでは、また。

242:名無しさん@ピンキー
14/01/20 09:02:59.71 5wTcQasd
うむ、素晴らしい
理絵ちゃん天使やな

243:名無しさん@ピンキー
14/02/01 00:13:40.91 4CorELBe
2月になったし一度浮上

244:名無しさん@ピンキー
14/02/04 09:50:37.43 pqYTN/qD
>>241
大作お疲れ様でした!!

245:名無しさん@ピンキー
14/02/05 22:38:20.77 4OW/H9g/
「男君の裸を描かせて!芸術のためなの!」
「いいよ、その代わりお前も裸になれよ?芸術だから恥ずかしくないんだろ?」
「…わ、わかったわよ、脱げばいいんでしょ」
「よし、場所は俺の家でいいよな」
---
「約束ね、私から脱ぐから…」
「な、こいつ本当に脱いだだろ、この賭は俺の勝ちだな」
(押し入れから男友人達出てくる)「すげえ、本当に脱ぎやがった」
「え・・・?え・・・!」

~~~
みたいなシチュを思いついた

246:名無しさん@ピンキー
14/02/19 05:56:19.24 CWm4rkFi
今のこの状況が飲み込めない。

クラスメイトの彼の裸を描く為に、かなり無茶な相談を持ちかけたのが先月。
待ちに待ったこの日の為に、自分の体を見直して、いらない肉のシェイプアップまでしたのに。
彼の裸を見る為にと、恥ずかしさを押し殺して全裸になったというのに。

待っていたのは彼の裸ではなく、その他大勢の汚らしい男の視線だった。
「ちょっと!服を返して!!」
「おっと、これは没収させてもらう。服を着られちゃ困るからな」
「なによアンタたち!!こんなの聞いてないわよ!!」
「当たり前じゃね?教えてたら脱がないに決まってっしょ」
胸と股間を両手で隠している事しかできない私に対して、いきなり現れた男達は
勝手な事をのたまいながら、そんな言葉を吐いた。
さらに、隠すのは無粋だと言わんばかりに私を四方から囲むと、遠慮のない視線をこれでもか
と向けてくる。やめて!そんな事をされる為に、この日を迎えたんじゃないんだから!

「どうした?男の裸を描きたかったんじゃないのか?ホラ、描けよ!」
「……私に何をするつもりなの」
「おいおい、俺達は別に、犯罪集団になりたくてこんな事をしてるんじゃないんだぜ?」
「そうそう。ただ単に、女の子の裸が見たいだけだよ。おっと、芸術の為に……な」
「勝手な事を……!!」
「何言っちゃってんの?この女。お前が最初に言ったんだろ?もう忘れたのか?頭パーなの?」
「わ、わたしは……わた……ひっぐ」
突然の闖入者による暴言に、私はどうしようもなく心をかきむしられて、泣きだした。
何も身につけていなかったせいもあり、私の抵抗力はほぼゼロに近かった。

「泣いちゃったよ……どうする?」
「お前のせいだろ。いいじゃん、無駄に抵抗されるよりマシだ」
「やれやれ。酷い奴らだな、お前ら」
「最初に賭けを持ちかけてきた奴に言われたかねーよw」
男達は軽口を交わしたあと、私の腕を掴むと、その体がよく見えるように大の字にさせた。

「やめてぇ……やめてよう……」
「なんか勘違いしてね?こいつ」
「もしかして、俺達がレイプしようとしてると思ってんじゃねーか?」
「えージイシキカジョーかよ!誰がこんな奴に童貞捧げるかっていうんだよ」
「お前、童貞かよ……」
「ちょ!!ちげーよ!モノノタトエってやつだよ!!」
「(温かい目)」

「安心しなって、誰もお前とセックスしたいなんて思ってねーから」
「……だったら……も、もう離して……ぐずっ」
「そんな事したら逃げるだろ。無理な相談だなー」
「もっと裸を見せろよ。芸術なんだろ?いやーおっぱいって本当に良い物ですねー」
「見せるかr……見せるからはなし……離して」
「え?何て?」
「おまんこも、良い物ですねー」
「ちょっとお前ら静かにしろ!!こいつ、何か言ってるぞ」

「裸が見たいなら……見せてあげるから…だから……離して」
「逃げるに決まってるって。誰が信じるかよ」
「逃げない!絶対逃げないから!!もし逃げたら……私をレイプしてもいいから……」

ごくり……と男達が喉を鳴らす。
どうせこいつらは全員童貞なんだろう。だからといって、何をされるか分からないのは変わりないが、
四肢を拘束されたままでいるよりはマシだと私は思った。


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