女の子が露出する/させられる小説 その8at EROPARO
女の子が露出する/させられる小説 その8 - 暇つぶし2ch150:美也のお勉強08
14/01/08 23:41:18.56 WjWq7N2o
・・・・・・

食事が終わり、後片付けも済んで一段落。

この後の事を思う時が気じゃないが、私の期待も虚しく、来栖夫妻は帰る気配がなかった。
どうやらお母さんが手を回していたようで、サプライズ的な何かがあると思っているらしい。
サプライズ……。確かにそうだけど、詳細を言ってないなんて、さぞ反応に困るだろうに……。

「麻里亜。そのカメラどうしたの?」
「へへ~。こういう時の為に、買ってたんだ~。今の私はカメラマン。いや、カメラウーマンよ」
「何を撮るの?」
「これから始まる勉強会。かな?」
来栖親子が話しているのが聞こえる。なんという事でしょう。これからの姿を撮られる羽目になるなんて。
あとで、あのカメラ壊さないと……。

「お母さん。本当に皆の前でこんな事して大丈夫なんですか?」
「ちゃんとした勉強会なんですもの。問題なんてないわ。もうまんたん。よ」
美也ちゃんに間違った知識を与えたのは、あなたでしたか……。

「お母さんが説明していくから、指示通りに動いてくれればいいのよ?」
「裸になるんだよね?」
「田中君、突っ込む所そこ?私ずっと裸なんだけど……」
「委員長は慣れてるだろ。僕は初めて脱ぐんだぞ」
慣れてなんていないわよ!そう言いたいが、今はそんな事言ってる場合じゃない。
「きっと上手く行くわよ。美也ちゃんの為、頑張って!」
お母さんが喝を入れる。ああ、緊張する……。

「まー姉。なにがはじまるんです?」
「第三次大戦よ……じゃなくて、みやちゃんの為の勉強会よ」
「みやのため?」
「そう。ちゃんと見ておいてね」

151:美也のお勉強09
14/01/08 23:49:16.20 WjWq7N2o
・・・・・・

居間に集まっている人たちに見つめられるように、私と田中君は立っていた。
その横にはお母さんがいて、これからする事を説明しはじめる。

まず、これは遊びではない。という事。
そして、教育に対する考え方は人それぞれなので、2人の意志を尊重してほしいという旨。
最後に、私達自身からの言葉を伝える事になった。

「これからやる事に関して、僕自身、戸惑いがありますが、どうか落ち着いて見ていてください」
「私は、美也ちゃんと一緒に居たいという一心でここにいます。なので、一生懸命頑張ります」

こうして始まった性教育の時間。
私達2人はガチガチに緊張していたが、お母さんは平然と美也ちゃんに説明していた。
これは、美也ちゃんの為の時間なので、美也ちゃんが退屈して飽きてしまったら意味がない。お母さんは、
なるべく退屈しないように、美也ちゃんが楽しめるようにするらしい。……私、何にも聞いてないんだよね……。

「さて皆さん。ここに愛し合う二人がいます」
あれ?これ、私達の事だよね?
「二人の仲は、初めて出会った時から急速に進展していき、一緒にお風呂に入ったり、ベッドを共にするまでになり
ました。でも、その関係は最後までいっていませんでした。それは、恋のライバルがいたからです」
お母さん、ぶっちゃけ過ぎてない?一応フィクションって事でいいんだよね?

例え話だと、美也ちゃんが理解し辛いかもしれない。そう考えての説明だったんだと思うが、実際包み隠さなすぎて、私も
田中君も気が気じゃない。

「その恋のライバルは、美也ちゃん、あなたよ」
「みや、ライバル?」
「そう、恋の障害という意味では、2人は美也ちゃんが邪魔でした。でも、2人とも美也ちゃんの事が嫌いな訳では
なかったのです。むしろ大好きでした。だから、ライバルと言えたのです」

「2人は、美也ちゃんの見ていないところで、恋を育もうとします」
そう言った後、お母さんがこちらを見る。もしかして、ここで田中君とイチャイチャするの?

「2人は、美也ちゃんのいない所で抱き合ったり……」
私達は遠慮気味に抱き合った。
「体を触り合ったり……」
……はい。触り合います。
「キスしたりしていました……」
えっ本当にやるの?……いいんだよね?軽くならいいかな?はい。ちゅっ……と。

とたん、ヒューヒューという声が聞こえてくる。もうっ茶化さないでよ!こっちは真面目なのよ?
「りえっちいいぞー!もっとやれー!」
美也ちゃんが応援するのは変だってば!

「2人はこんなものじゃありません。もっと濃厚なキスもします……」
……これ、やる意味あるんだよね?お母さんふざけてないよね?……こんなに大勢の前でするなんて……

仕方なしに、私達は舌を絡ませてキスをした。くちゅくちゅ…ん……ちゅぱっ
当然のように歓声が起きる。んん……変な気分になってきちゃった……。

152:美也のお勉強10
14/01/08 23:54:01.08 WjWq7N2o
「さあ、ここまでいけば、大抵の恋人同士なら、最後の最後まで行く事は簡単です」

「美也ちゃん。最後って分かる?」
「さいご?しんじゃうってこと?」
「うん、そうね。死ぬまで一緒にいるのも、愛の形の一つよね。でもね、今言っている最後って、セックスの事なの」
「セックスってなに?」
「セックスってね、美也ちゃん。赤ちゃんを作る行為の事よ」
「赤ちゃん!?それをするのが、さいごなの?」
「これも一つの最後の形なの。分かる?」
「う~ん……。どんなことするの?」

「克哉。裸になってくれる?」
お母さんに言われて、田中君は服を脱ぐ。躊躇いがちなので、多少時間は掛かったものの、なんとか全裸になった。
その姿に興奮してシャッターを切っているのは麻里亜さんだ。もうちょっと遠慮してよ。私の恋人なのよ?

「裸の女の子と、裸の男の子。2人共、股間に毛が生えていますね。大人に近づいている証ですが、2人はまだ、
大人とは言えません。その途中なのです」

「美也ちゃん。2人の体の違いが分かる?」
「りえっちは、おっぱい大きいよ」
私の方が大きいわよ。という声が後ろから聞こえる。外野、静かに!
「かっちゃんは、おちんちんがあるね。みやにはアレないよ」
「そうね、体の形に多少違いはあるけど、一番の違いは胸と股間にあるわね。まさしく、この違う部分が、
赤ちゃんを作るのに役にたつのよ?」
「ほえ?どうしたら、そんなことできるの?」
美也ちゃんの頭の中では、何かと何かがくっついて、急に赤ん坊になるような想像が巡っているらしい。

「理絵ちゃん、そこに座って足を開いてくれる?」
私の前にお風呂用のイスがあり、私はそれに腰掛けて足を開いた。
は、恥ずかしい……。忘れてはいないだろうが、私の目の前には、来栖夫妻や美也ちゃん、麻里亜さん。田中君の
お父さんもいるのだ。男の目もそうだが、麻里亜さんの持つカメラが私を捉えている事も、はっきり分かる。

私は足を開いた。最初は少しだけにしたが、お母さんが「いいと言うまで開いて」と言うので、全く隠す余裕がない。
見せつけるような姿勢になると、「おおーっ」という声と、フラッシュが焚かれる。こら!何枚撮る気よ!!

「はい。毛が生えているのは上の方だけなので、大事な場所がハッキリ見えますね。美也ちゃん、ここが何をする
場所か知ってる?」
「おしっこするとこー」
「はい、大正解!」
わーい、と美也ちゃんが喜ぶ。あの……早くして欲しいんですが……。
「でも、それだけじゃないのよ?実はここに赤ちゃんを作る場所があるのです」
「そうなの?」
「そうよ?じゃあ理絵ちゃん、その場所を見せてあげて頂戴」
「あの……それって、ここを開くんですか?」
「そうよ。ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、ガンバって!」
ちょっと?今、ちょっと恥ずかしいって言った?ちょっとじゃ済まないわよ!!死ぬほど恥ずかしいんだから!!

落ちつけ私。これは美也ちゃんの為。これは美也ちゃんの為だ……。
くぱぁ…と音がするかどうか知らないが、私は大陰唇と呼ばれる場所を、両手の人さし指で引っ張った。
外気に晒されたその場所は、皆の視線を感じて、すぐに湿り気を帯び出した。
綺麗に洗っているので、汚れなんて見えないはずだが、そんな事はお構いなしに羞恥心が襲ってくる。ああ、見られてる……。
「じゃあ、いいというまで開いてね?」
簡単に言わないでよ~……。

153:美也のお勉強11
14/01/08 23:59:17.67 WjWq7N2o
パシャ、パシャ、とフラッシュが焚かれる。
しかも至近距離で、これは酷い。私の大事な場所は、無遠慮な人の手によって簡単に記録された。
こんなピンクの肉壁を見て楽しいはずがないというのに、男共の視線は嬉しさを隠していない。

「じゃあ皆さん。よく見えるようにもう少し集まって来てください」
お母さ~ん。私もう死にそうなんですが……まだ辱めるんですか?

皆が距離を縮めた。というと、少し近づいただけの様に聞こえるが、実際には吐息が聞こえるほどの所。
私の指の近くまで顔を寄せて、一人一人交互に観察していく。……お父さんたち!何回並ぶんですか!
そんな状況で、私は見せびらかすように股を開いて、おしっこを出すところを晒している。
よく泣かずに済んでるな、私。

「分かり難いかもしれませんが、ここにおしっこをする為の穴がありますね。この下にあるもう一つの穴、それこそ、
赤ちゃんを作るための穴なのです。美也ちゃん分かった?」
「……これって、みやにもあるの?」
「もちろん。女の子には皆あるのよ」
美也ちゃんは、自分の股間を見て、私の股間を見て、を繰り返して、納得したようだった。
ところでお母さん、もう戻していいよね?まだ開いてないと駄目?なんか、男のいやらしい視線を感じて、身の危険を感じる
んだけど……あと麻里亜さん、あとでカメラちょっと貸してね。

「美也ちゃん。じゃあ、この穴をどうしたら赤ちゃんが作れると思う?」
「えーとね……精子を入れる!」

その言葉に、周りの皆が驚いた。さっきまで、まるで幼児の様な事を言っていただけに、完全に的を射た発言は驚異だった。
美也ちゃんの発言の理由は、なんとなく想像がついた。彼女は、なんといっても田中君の精子を飲んでいたのだ。
あの苦い液体が何の為にあるのか、ずっと考えていたに違いない。

「大正解よ、美也ちゃん!その通り。そこで、おちんちんの出番です」
お母さんは、田中君の前に移動して、そのちんちんを指差す。
「ここから出る精子を、さっきの穴に挿れることによって、赤ちゃんになるものを宿すのです」
「赤ちゃんって、いきなり出てくるの?」
「そうじゃないのよ美也ちゃん。女性の体の中で、小さな小さな赤ちゃんが出来て、それがどんどん大きくなるのよ」
「どんどんって、みやくらいになるの?」
「ううん。そうなる前に体から出てくるの。この小さな穴からね」
美也ちゃんは、腑に落ちない顔をする。赤ちゃんが出来るというのを想像し辛いのだろう。これが麻里亜さんなら、
美也ちゃんがお腹にいるお母さんを見て、分かるかもしれない。でも、今見ている私の穴からは、そうは見れない。

お母さんは、どこにあったのか、アルバムを取り出して美也ちゃんに見せた。
その中には若かりし頃のお母さんがいて、田中君をお腹に宿している時の写真もあった。それを見た美也ちゃんは、
お母さんと、写真を見比べて、やっと合点がいったようだ。

ーって!もうこの指離していいんじゃないかな!指!話を聞いてない男共が、ずっとココ見てて辛いんですが!!

「美也ちゃん分かった?」
「うん!」
その言葉を聞いて、お母さんは安心したようだ。これ以上の説明は望めそうにないので無理もない。
私も、そっと指を離した。……そこっ落胆しない!ジロジロ見過ぎなのよ!もっと真面目に聞いてなさいよ!

「あら?離しちゃったの?じゃあ、もう一回開いてくれるかしら?」
その言葉を聞いて愕然とする私。歓喜の顔になる男達。私、もう泣いていいですか?

154:美也のお勉強12
14/01/09 00:03:47.49 DhwaePbT
「赤ちゃんの出来方は分かってくれたと思うので、今度は作り方を説明するね」
「はーい」
作り方……もしかして、今から疑似セックスをするの?

「克哉、ちょっと理絵ちゃんの後ろに来て頂戴。そうそう。そしたら、理絵ちゃんのおっぱいを揉んで?」
へ?という顔をする私と田中君。
指でアソコを開いている私の後ろから、田中君は手を渡し、胸を揉んだ。むにむに。ふにふに。

「う~ん。もうちょっと気持ち良くなるように揉めない?」
田中君は困ったようだ。どうすれば気持ち良くなるかなんて分からないのだから。
それでも、乳首の辺りに狙いを付けて、指を巧みに扱いだした。あん……ちょっと…もうちょっと手加減して欲しいよ……。
胸を揉まれながら、お尻の方に当たるおちんちんの感触が伝わって来る。熱い……興奮してるんだ……。
私も釣られてしまいそうになるのを必死で堪えた。……んっ写真撮らないでよ、もうっ!

「こんな風にして、気持ちの良い触り方をしていると、女の子の体に変化が現れます。美也ちゃん、どこか分かる?」
「ちくび!さっきより、ぷっくりふくらんで、ちょーおいしそう!」
美也ちゃん。相変わらずの無自覚言葉攻めですね……。
「そこだけ?」
「えー?後は……あっ!りえっち、おしっこもれてるよ?」
「ううん。これは、おしっこじゃないの、気持ち良くなると、こんな風に、液体が出てくるのよ」
「へー」
そう聞いて、美也ちゃんは自分の股間を触ってみる。
「みやも、ちょっとぬれてるみたい……」
「あら、じゃあ美也ちゃんも興奮してる?」
「そうかも?」
「美也ちゃん。あなたも、こっちに出て来てくれるかしら?」
「はーい」
あれ?話の流れが変じゃない?どうして美也ちゃんが必要なんだろう?

「それじゃあ美也ちゃんも、理絵ちゃんと同じような格好してくれる?」
お母さんがそう言うと、美也ちゃんは何の迷いもなく幼い秘裂を開いた。……見たい!私も見たいよー!
お姉さんである麻里亜さんが、私を撮る手を止めて美也ちゃんに移った。容赦ない連写を繰り出す麻里亜さん。
あのカメラのデータ、あとで壊す前に見せて貰おう。
「ホント。美也ちゃんも濡れてるのね。とっても可愛いわ。それに綺麗よ」

褒められて喜ぶ美也ちゃん。こういう無邪気さは、マズいんじゃないでしょうか?お母さん。
男共の目線も美也ちゃんに移り、少しの間だけ、私は視姦の渦から逃れられた。でも、田中君も見たがっているらしく、
私の胸を揉む手を適当にして、グッと身を投げ出している。……これは、浮気という事だろうか?
でも、元々美也ちゃんの事が好きな田中君は、その好きな人の秘所を大勢に見られているんだから、同情すべきだろうか?
……ん?ちょっと待って?私も散々見られてるんだよ?私はいいの?こんな、一生守るべき場所を見られても、私なら良いの?
そういえば、裸は見られるわ、乳首は弄られるわ、股間は開かされるわで、簡単に見せる女になっちゃったのかな、私……。

「お母さん。私もう限界です……」
「あら、ごめんなさい。さっきからその格好だったわね。忘れちゃってたわ」
忘れたって、そんなのないですよ!こっちは必死で頑張ってるんですから!
「美也ちゃん、ありがとう。もう指を離していいわよ。さあ、皆で理絵ちゃんを見ましょう」
やっと話を戻してくれるお母さん。また視姦の渦が巻き起こって来るが、今度は耐えられそう。

「あ、ホラ。良い感じにほぐれて、エッチなお汁が溢れてきてるでしょ?これは、もうおちんちん入れてっていう合図なの」
お母さん!もうちょっと言葉を選んでよ!どこぞのエロ小説か!
「これが理絵ちゃんの本気汁か!」
いちいち連写するな!!

155:美也のお勉強13
14/01/09 00:08:20.97 DhwaePbT
「これからセックスするの?」
美也ちゃんが、私の股を覗き込みながら、お母さんに聞く。
「それは出来ないのよ、美也ちゃん」
「どうして?じゅんびおっけいなんでしょ?」
「体の準備が出来ても、今の2人には出来ないの。どうしてか分かる?」
「……もしかして、りえっちとかっちゃんはケンカしてるの?」
これが、美也ちゃんなりの答えだった。おかあさんは、その言葉を聞いて嬉しそうに微笑んだ。

「美也ちゃん。赤ちゃんを産みたいと思う?」
「エーッ!う~ん……かっちゃんとの赤ちゃんならほしいかな~」
正直な美也ちゃん。無邪気って、こういう時に強いなぁ……。
「そうね。女の子だもん、好きな人との赤ちゃんは産みたいよね。じゃあ、その子を育てられる?」
「そだて……う~ん、たぶんできるかな?」
これは、私もそう答えると思う。根拠なんてないんだけどね。

「学校は辞める事になるけど、それでも良い?」
「えっどうして?」
「だって、赤ちゃんの世話してたら、学校行く暇なんてなくなっちゃうもの」

「ねえ、美也ちゃん。美也ちゃんがもっと大きくなって、もっとお姉さんっぽくなっても、赤ちゃんを育てるのって
凄く大変なの。人によっては、心まで壊してしまう人もいるのよ?」
「心がこわれたら、どうなっちゃうの?」
「……せっかく好きな人との間に出来た赤ちゃんを、捨ててしまう事だってあるの」
「みや、そんなことしないよ?」
「もちろんお母さんもそう思うわ。美也ちゃんはとっても優しいものね」

「でもね?どんな人でも怒ったり、何かを破壊しようとしてしまう事が必ずあって、それが赤ちゃんに向く事もあるの」
……気のせいかな?お母さんの台詞は、台本を読んでいる感じじゃない。どこか情感が篭っている。
美也ちゃんも、なんとなく気づいたらしい。
「おかーさんも、赤ちゃんのかっちゃんにおこったことあるの?」
「……うん。私も一人の人間だもの……」
「……おかーさんでもそんなことになるなら、みや、ぜったいむりだよ?」
「そんな事はないわ。でも、今はちょっと早いの。それだけなのよ……」
「りえっちとかっちゃんも、そうなの?」
「そうよ。美也ちゃんも、理絵ちゃんも、克哉も、子どもを育てられる年齢じゃない。作れても、育てられない」

「そっか……」と美也ちゃんは呟いた。
周りのみんなは、どこか暗い顔をしている。お母さんの過去に関係があるんだろうか?
「でも……でもね?」
お母さんは話を続ける。
「ずっと我慢していても体に悪いのよ?だから、今からこの2人がその解消法を伝授してくれるわ」
美也ちゃんは、その言葉に興味を示す。後ろの人たちも色めきだしている。

「じゃあ、2人でセックスしてくれる?」

156:美也のお勉強14
14/01/09 00:11:25.88 DhwaePbT
来た。この時が来てしまった。
さっきまで、早く来てくれと思っていた瞬間は、いざとなると緊張して思うように体が動かない。

美也ちゃんは不思議そうにお母さんを見た後、私達2人を見つめた。
セックスは出来ない。と言っておきながら、それを息子にさせようとするお母さんは、とても不思議な印象を与えただろう。
その場の全員が見つめる中、私と田中君は向き合って体を重ね、求めあうようにキスをした。

・・・・・・

「いい?絶対に挿入しないようにしてね?これを失敗すると、全てが水の泡になっちゃうから」
「素股っていうんですか?ソレ。美也ちゃんは、これを見て納得してくれるんでしょうか?」
「委員長は凄いな。僕はまだ、やる勇気がないよ」
「美也ちゃんの為に、それに私の為に、やらない訳にはいかないもん」
「そう……だよな。僕も勇気を出さないと」

「2人共よく聞いて。まず、理絵ちゃんがちゃんと濡れていないといけないの」
「濡れて……感じている必要があるんですね?」
「そうよ。そして、克哉は絶対に理絵ちゃんのアソコに挿れないようにするの」
「……うん。ドキドキしてきた」
「最後に、射精が出来たら終了よ。2人なら大丈夫。ガンバってね!」

・・・・・・

私達2人は、皆が見ている事を忘れるように考えながら、濃厚なキスをし、繋がり合った。
体を密着させているので、傍目には本当にセックスしているように見えるかもしれない。しかし、よく観察すると、
微妙に田中君の腰がずれている。あくまで疑似的な行為。巧くは出来ないかもだけど、体裁だけは取り繕う必要があった。
私の股間に擦りつけるようにして、おちんちんが当たって来る。心の中では、私達はもう挿入しているも同義だった。

本番行為をするに当たって、必ず狙いを外すという事を念頭に置いていたにもかかわらず、私と田中君の心に去来する
想いは、挿入してしまいたい本能との戦いに勝つ事にあった。たとえ皆に見られているとしても、好きな相手とのキス、
さらにペッティングとくれば、おのずと心情は最終地点へと向かってしまう。
これは演技。全ては美也ちゃんの為。決して間違ってはいけない。
そう強く強く思い込み続けても、本能からの指令に抗う事は、とても難しかった。

「これは、凄いわね……」
麻里亜さんの声が聞こえる。あまりの過激さにカメラを持つ手も止めて見入っているらしい。
「おっと。写真を撮るのを忘れるわけにはいかないんだった」
忘れていいよ?お姉さん。

「理絵ちゃんって、本当に可愛いのに凄いのね」
「うちの娘よりもよっぽど賢そうなのに、美也の為にここまでしてくれるなんてな……」
この声は、来栖夫妻だろうか。
「克哉のやつ。美也ちゃんがいながら、理絵ちゃんにまで手を出すなんて……羨ましいぞ!」
これは……田中君のお父さんだよね?本音か?オイ。
「ガンバって理絵ちゃん!性交に成功したら、新しい前掛け、作ってあげるからね」
お母さんはテンション下げる事しか言わないな……。
「みや、なんかモヤモヤするよ?どうして?」
美也ちゃんもしかして嫉妬してるんだろうか?少しずつ、乙女に近付いているのかも……。

激しく動きながら、田中君が私にだけ聞こえるように囁く。「もうそろそろ限界だよ委員長」
私も、それに答える。「うん、一緒にイこう……」

皆が見守る中、私たちは、ほぼ同時に果てた。

157:美也のお勉強15
14/01/09 00:14:44.07 DhwaePbT
「ハァ…ハァ…ハァ…駄目…私いま、何も考えられない……」
「僕も……ハァ…ハァ……」

私と田中君は、皆が見守る中、無事に疑似セックスを終える事が出来た。
初めての行為に、しばらくの間思考が停止してしまい、まるで羞恥心など忘れたかのように倒れこんだまま、
トロンと蕩けるような甘い余韻に浸っていた。

「2人共、よくやったわ。美也ちゃん、どうだった?」
「……すごいドキドキした。今、むねがズキズキしてるの……」
「克哉と理絵ちゃんの愛し合う姿に、当てられたのかしら?」
「……わかんない」

「美也ちゃん。今のセックスは、赤ちゃんを作る行為じゃないのよ?分かった?」
「そうなの?」
「そう、理絵ちゃんの中に精子は入ってないの。これを見て?」
そう言って、お母さんは私の股を広げる。私は、頭がボーっとしていて、ただそれをぼんやり眺めていた。
「ほら見て、理絵ちゃんのココにべっとりと精子が付いてるでしょ?」
「うわーすごいなー」
「本当。良い被写体だわ」
麻里亜さん。どんだけ撮ってんですか?

「こういう風にすれば、2人で気持ち良くなれて、赤ちゃんは作らずに済むのよ?」
「……おちんちんを入れてなかったらいいの?」
「そう。でもこれは信頼関係があって初めて出来る事よ。無理矢理されたら入っちゃうからね」
「……そうか、な」
「美也ちゃんが赤ちゃんの作り方に興味を持ったって聞いて、お母さんこんな事してるけど、美也ちゃんは、お母さん
の言いたい事分かってくれたかな?」
「……みやにはまだ早いんだね?」

お母さんは、その言葉を聞くと美也ちゃんを抱きしめた。
「美也ちゃん。克哉と理絵ちゃんと仲良くしてね。もちろん、お母さんの言った事、忘れないで」
「……みや、だいじょうぶ。お母さんも、かっちゃんもりえっちも好きだもん」
美也ちゃんは今何を感じているのだろうか?とにかく、私達の性教育の時間が、これで終了した。

・・・・・・

その後、私と田中君は皆に囲まれていた。
美也ちゃんは、田中君の事が心配でそばに寄り添い、愛おしげに口付けをしてあげていた。
私の方には、カメラで全身を舐めまわすように撮る麻里亜さんをはじめ、好奇の視線が集まっていた。
駄目……少しずつ羞恥心が戻って来ているのに、体がダルくて動けない。

「これが克哉の精子か……我が息子ながら、凄い量だな……さぞ気持ち良かっただろうな。羨ましい」
お父さん!女の子の股間見ながらなんて事言ってんの!指で精子を塗りたくらないでよ!って、指!指入ってる!
「ねえ父さん、私のおっぱいと、りえちゃんのおっぱい、どっちが上だと思う?」
「う~ん。確かに麻里亜の方が大きいけど……」
そう言って、麻里亜さんのお父さんは、私のおっぱいを撫でまわす。……あんっ!ちょっと、どこ触ってるの!
「この感触と感度は良い……。乳首もこうして撫でると、すぐ反応するしな」
どうして皆に品評されてるのよ!皆、私を気安く弄りすぎてない?……だから指入れないでって!!

「りえちゃん。ハイ、チ~ズ!」
……もう、どうにでもして……。

158:美也のお勉強16
14/01/09 00:19:24.11 DhwaePbT
・・・・・・

「このお風呂場に、4人は多いと思うんだけど……」

あの後、お母さんの提案で、すぐにお風呂に入る事になった私と田中君。
それに、ずっと裸だった美也ちゃんも入ると言いだし、麻里亜さんまで一緒すると言いだして、こうなった。

「麻里亜さん!私、自分で洗えますから!」
「いいじゃない。別にいやらしい事考えてるんじゃないのよ?精子で汚れた体を綺麗にしてあげたいのっ」
「かっちゃん。おつかれ?」
「ああ、今日は出し過ぎた……」
「みやも、かっちゃんあらってあげたい」
「あ~本当にいいおっぱい持ってるわね~もうこの感触離れられないし!」
「どこがいやらしい目的じゃないんですか!」
「みや、そこはいいから」
「おー。かっちゃん、また大きくなったね」
「これは生理現象ってやつで……」
「精子が入り込んでるかも知れないから、ここも洗ってあげるね!」
「ひゃっ…そこ弄らないで……」
「ここも感度いいの?ちょっと都合が良すぎない?興奮するんだけど!!」
「ピクピクいってる……また、なめようか?」
「みや、それはもういいから。僕はみやといるだけで幸せだよ」
「かっちゃん!みやも!」
「キャー!何よ、たなか君ったら!私も浮気してやるー!!」
「麻里亜さん!変な事言って、そこに指入れないでください!」
「もういいじゃん!イっちゃえイっちゃえ~」
「ひっ!助けて美也ちゃん、田中君!」
「かっちゃん、キスして……」
「みや……」
「コラー!こっち見てよ!」
「そうよ!見なさい、この綺麗なピンク色を!」
「イヤー!見ないでーっ!!」

やっと落ち着けると思ったのに、どうしてこうなった。
ギャーギャー騒いでから落ち着くまで十数分かかって、皆で湯船に浸かる事になった。
田中君はもうお疲れらしく、麻里亜さんのデカ乳を見ても芳しい反応はなく、その割を食って、私が犠牲になった。

「やっぱり狭いですよ」
「でも、入れてるじゃない」
「かっちゃん重くない?」
「かつ君、もうちょっとくっついて?」
「田中君、私の方に寄ってよ」
「肩車してたら、みやは入った事にならないんじゃないか?」

美也ちゃんは、しきりに田中君とくっつこうとする。この積極性の現れは、おそらく私が原因だろう。
私が田中君とイチャイチャするたびに、美也ちゃんは同じくらい、田中君に愛を求めるようになっているのだ。

今朝の事もそうだ。
私が田中君に酷い事をされたと言う美也ちゃんは、同じくらい、私と田中君が進展していた事を危惧したのではないか。
そうなると、今夜の疑似セックスの影響で、美也ちゃんが田中君に求める日も近いと言う事になる。
どうか田中君が理性を無くしませんように……。私は祈るしかなかった。

159:美也のお勉強17
14/01/09 00:24:21.59 DhwaePbT
・・・・・・

私は家路を歩いていた。
もう時間は夜の9時。女の子一人では心細いだろうと、田中君が付いて来てくれた。
力比べをしても、私と田中君の差はそんなにないだろう。格闘経験があるわけでもない彼のボディーガードは、でも嬉しかった。
心配してくれている。そんな心遣いが、時に、力以上の何かを作ってくれる。

美也ちゃんは、ちゃんと来栖家に戻った。田中家を一軒跨いで存在していた来栖家。
この距離なら、確かに一泊や二泊なんて心配の対象にならないかもしれない。
麻里亜さんも一緒に戻り、その後、駅へと向かった。学校があるから、という事なのだが、この時間に寮が開いている
のか疑問だ。麻里亜さん曰く全く問題ないらしい。

「今度の土曜か日曜に、採寸しに帰るから待っててね。ついでにブラも作ってあげるから!」
「麻里亜さん……それは嬉しいんですけど、カメラは?」
「その時に渡すから、それまで楽しませてよ。代金代わりって事でさっ!」
……そう考えると、割が合わないんですが……。

「美也ちゃん。明日学校でね」
「ね、がっこうだと委員長ってよばないといけない?」
「りえっちでいいよ。美也ちゃん」
それを聞くと、美也ちゃんは嬉しそうに両親と手を繋いで帰った。

「私、田中君のお母さんには、ご迷惑をおかけしちゃって……」
「あら?お母さんって呼んでくれていいのよ?また来てね」
「理絵ちゃん。今後とも、克哉とよろしくしてやってくれ」
終わりよければ全てよし。この数日の事は一生忘れられないと思うが、良い経験になったと思う。

……田中君の家から私の家まで、大体15分くらいといったところだろうか。
二人っきりが嬉しくて、私はなるべくゆっくり歩いた。

「ねえ。私の事どう思ってる?」
「委員長は、いつも話が急だな……」
「いいから答えなさい!嘘ついても分かるからね?」
「……好きだよ。美也と同じくらい」
この男は……こういう時は、「君が一番だ」と言うものだろう!
「美也ちゃんと同じくらい?それってどのくらい?」
「……結婚したい…くらい…」
「ふふ、ありがと」
結構正直に答えてくれたな……うん、嬉しい。

「ねえ、もし私達が結婚したら、なんて呼んでほしい?あなた?ダーリン?」
「……そんな事、今は考えられないよ」
「だよね~私もそう。だいぶ先の事だもんね」
「……あなた。かな」
「え?何?何て言ったの?今。教えてよ、あなたっ」
「聞こえてるじゃん……」
「へへへ、嬉しそうな顔してる」

160:美也のお勉強18
14/01/09 00:27:48.20 DhwaePbT
田中君って、私の事、どう思う?」

「……さっきのとはまた違う話?」
「うん……最初に会った時にさ、どう思った?」
「僕は前から委員長の事知ってたからさ、印象って言ったら、ちょっと怖い。かな」
「怖い?私が?」
「委員長って真面目だからさ、いつも正論で、どうしても敵わないと思っちゃうんだ」
「それが田中君の、私の評価だったの?」
「金曜に、美也と一緒に家に来ただろ?生きた心地がしなかったよ」
「私、怖い?」
「今は全然」
「ふ~ん……他の皆もそう思ってるのかな……」
「かもね。あ、いや、僕はそうは思わないけど」
「言ったでしょ……。でも、うん。私も、私が目の前に居たら、怖いかも」
「そんなものかな?」
「基本的に、警戒から入るからね、私。多分、自分を信用出来ないかも」
「……」
「だからかな?私を好きって言ってくれて、嬉しかったよ」
「あれは委員長の熱意に負けたんだよ。嘘を見抜けなかった僕が悪い」
「大人だね、田中君。私、自分の心に気づいてなかったんだよ?実は、好きでした。って」
「……難しいな」

「ねえ。ちょっと呼び方変えていい?」
「僕の事?」
「かつや君って呼んでもいいかな?ちょっと呼んでみたけど、恥ずかしくってさ」
「呼んだっけ?」
「ホラ、あの時。私のアソコを……さ…」
「ああ……」
「でねっ!こんなに進展して、恥ずかしがるのも可笑しいじゃない?だから……」
「僕も呼び方変えた方がいい?」
「やってみよっか」

「かつや君」
「理絵」

……ひえーっ何これ!良く分かんないけど、良く分かんないけど、興奮する!ってか興奮してるっ!!
あれ?今、夜だよね?気温高くない?ちょっとエアコン効き過ぎだよ。少し下げてくれないと!ってここ外じゃない!
全く何考えてんだか、ホント分かんないわね。落ち着かないと!落ちつけ私。落ち着け私。大丈夫大丈夫。
ちゃんとガスの元栓は閉めてるし、窓も閉めたし、鍵も掛けたし、ハンカチも持ってるし……って、何考えてるの???

「委員長。委員長」
「何?かつや君」
「いや、なんかボーっとしてたから……」
「……うん。もう大丈夫」
「僕、まだ委員長って呼ぶよ。呼び方変えるって、結構照れるね」
「……二人っきりの時くらい、理絵って呼んでくれないの?」
「……頑張るよ」

あ。もう家が近いや……。

161:美也のお勉強19
14/01/09 00:32:25.71 DhwaePbT
「じゃあ、また明日ね」
「また家に来るかい?」
「行っていいの?お邪魔じゃない?」
「委員長なら、遠慮すると思ってそう言ってるんだよ」
「勝手に行ってもいいの?迷惑でしょ?」
「美也は勝手に来るよ?」
「……分かった。お言葉に甘えさせてもらうわ」

玄関先まで帰って来た。
家に明かりはない。日曜だろうがなんだろうが、帰りが遅いのが私の両親だ。
でも、寂しくないよ?慣れてるしね。それに、今は心がいっぱいなんだ……。

「かつや君。最後に聞いて欲しい事があるの……」
「どうしたの?鍵がないとか?」
「……私……ちょっと怖いの……」
「怖いって?」
「この数日の事は忘れない。でもね?何だか夢の様でもあるの……。明日になったら、そう思っちゃうかもしれないの。
何て言えばいいんだろう……。明日になったら、私達、以前の関係に戻ったりしない?」
「委員長?」
「とっても嬉しかったの。かつや君も、美也ちゃんも、麻里亜さんも、お母さん達も、私を家族として扱ってくれて。
すごく嬉しかったから、だから……本当に夢じゃないのかって、疑っちゃうの……」
「委員長。明日になっても、僕は委員長を好きなままだよ」
「私も……でも、もしかしたら、学校に行って無視しちゃうかもしれない……」
「僕が声を掛けるよ」
「……うん。ごめんね、変な事言って……」

「…………理絵」
「何?」という私の口に、彼はキスをしてきた。とてもゆっくりなのに、私は動けもしなかった。
熱いキス。それに、私を抱きしめてくる強い腕の力。少し痛い。口を塞がれて、体を締め付けられて、息が出来ない。
苦しさから、私は涙さえ流した。彼の力は、想像よりずっと強かった。
時間にして1分足らずだと思う。やっと私を解放してから、私に彼はこう言った。

「理絵。今の事、絶対忘れないでくれ。明日になっても……」
「……はい」

また涙。最近脆いな……私。
私は、何か変わり始めているのかもしれない。体の痛みとは別に、心が訴えかけてくる。
今あなたが信用したい人を信じないで、一体誰を信じるの?と。

「また明日、会おうね」

私は笑顔で彼を見送った。

162:美也のお勉強20
14/01/09 00:37:53.89 DhwaePbT
・・・・・・

田中克哉は、心を落ち着かせようと足早になる歩みに自制を掛けて、家路を急いだ。
彼の心の中には、理絵とはまた違った感情が渦巻いていた。

なんとも大胆な事をしてしまったものだ。いままでの自分では想像もつかない。
理絵の存在が、彼をここまで変えたのだ。美也一筋だった心に、この数日間で支配領域を広めた彼女。
確かに、以前から可愛いと思っていたが、こんなに自分を思ってくれるとは思わなかった。彼は、わりとあっさり彼女の虜に
なってしまっていた。
お風呂場での、あの真剣な告白の前から、もう既に、彼は彼女に対し恋心が芽生えていた。
それでも自分には美也がいる。そう思い込む事で自制が効いていた。しかし、理絵の気持ちがそれに勝った。

明日、学校で何と言おう?理絵ではないが、このままでは顔を合わせられないかもしれない。
あんなことを言っておいて、自分が無視したら、彼女に嫌われるかもしれない。それだけは避けたい。

「ちょっと幸せ過ぎて怖いな……」

こんなに幸せだと、いつか事故にでも遭うんじゃないか?嫌な予感が心に去来する。こういうネガティブな思考は
得意な方なのだ。より具体的に、具体的に、考えないようにしないと……。

「今、事故に遭ったら今夜の楽しみが無くなっちゃうしね……」

彼の心にある、もう一つの重大な秘密があった。それは麻里亜が撮ったカメラのデータである。
麻里亜が帰る際にこっそり渡してくれたSDカード。その中には、理絵の全裸写真や、美也の股間を接写した
シーンが、これでもかと入っている筈なのだ。
「今度帰って来るまで預けとくね。ちゃんとコピーしとくのよ?」
あのふざけたお姉さんは、去り際まで自重をしなかった。しかし、とても良いものを自分に恵んでくれたのだ。

楽しみだ……。自分専用のパソコンがないので、父の書斎のを使う事になるが、真夜中なら誰にも気づかれはしない。
コピーするにしたって、データを取り込むにしたって、自分は大義名分を持って、見る事が出来るのだ。
いつも目にする美也の裸もいいが、じっくり見る機会なんて、恥ずかしくて出来ないのが現状だった。
しかし、写真なら相手の事を意識しないで、たっぷり見る事が出来る。

SDカードは今、彼の机の抽斗に仕舞ってある。そこには、美也から貰った無地のパンツや、理絵から貰った
可愛いが、少しセクシーなパンツも入っていた。
少し汚れたそのパンツは、おそらく自分が付けた涎と、彼女の体液が染みついているのだろう。
とにかく、その抽斗は、まさにパラダイスと言っても過言ではないと言える。
……帰ったら思う存分楽しもう。今夜は美也もいないので、誰の目も気にしなくていいのだ。

「委員長。僕は変態じゃないからな……」

人の少ない夜の道を、彼は急がず慌てず、慎重に帰って行った。



おわり。

163:名無しさん@ピンキー
14/01/09 00:48:25.82 DhwaePbT
終わりです。

理絵は、とても好きな子だったので、
調子に乗って続きを書いてしまいました。
私はなんというか「公然とセクハラされる」シチュが好きなので、
話がそっちの方に向かう傾向があるみたいです。

それはそうと、野球拳の話もおぼろげに出来てきているので、
いつかはここでお見せできればと思います。
それでは。

164:名無しさん@ピンキー
14/01/09 00:58:50.98 UIGaO4Uu
超おつ!

165:名無しさん@ピンキー
14/01/09 00:59:48.19 p8wEvpdG


166:名無しさん@ピンキー
14/01/09 01:18:31.97 liZgVogj

実によかった

167:名無しさん@ピンキー
14/01/09 09:25:12.20 Fezr9S7L
すばらしいの一語

168:名無しさん@ピンキー
14/01/10 03:00:17.60 VLH6aNpj
泣けてきた
エロからこういうストーリーが生まれることもあるんだな。。
本当に乙!
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJJGJGJGJGJGJJJJGGGJJJGGJJJGJGJGJGJJG!!!!!!

169:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:19:40.41 E6FFS7op
自分とは桁違いに達筆な作者が多くて正直恥ずかしい
だが、だからこそと開き直った露出気分で>>69の続き投下

些末な短編でもスレの勢いの手助けにはなると思いたい

170:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:21:22.55 E6FFS7op
 「ネンネってさ、子供向けのアニメとか結構見てるんだよね?」
 そんな何気ない一言から、HR前の女生徒達の社交時間が意外な方向へと舵を切った。
 「い、妹に付き合わされて見てるけど……」
 自分の事を余り語りたがらない音々だが、人付き合いそのものを敬遠している訳では無いので
普通に友人もいる。コスプレイヤーとしての裏の顔は誰も知らないが、その副産物として身に
ついた裁縫その他の技術や小物選びのセンスの良さで皆にも一目置かれている。
 ちなみにネンネという渾名は、お腹を冷やさないように女児用のパンツを愛用している所から
生まれた。あとは余り表に出たがらない性格と、性的な話題になると顔が真っ赤になり腰が引けて
しまう音々の奥手な性格にもマッチしている為だ。

 とは言え恥ずかしい下着を使い続けているのは同性の友達に『あの子、今日もお子様パンツなんだ』
と自分の下着姿を想像され嘲笑されていると勝手に思い込み興奮するのが癖になったからだし、猥談
から一歩引いてしまうのも羞恥や潔癖性からではなく音々自身が余計な事を口走って耳年増っぷりや
露出性癖が露見してしまうのを恐れつつ妄想しながら興奮しているからなのだが。

 それはさておき、決まってしまった雑談の方向性は滅多なことでは変わらない。
 しかも色々な意味で珍しい議題から話題を逸らすのは、特に音々にとっては簡単では無い。
 「えっと、CMとかでやってるナントカマホーショージョ~みたいな感じのやつ?」
 「あ、それ……うちの兄貴も隠れて見てるけど……」
 「えぇっ、ほんとに!?」
 「面白いの、それ? ネンネ?」
 「えっ?」急に振られてビクリと飛び上がってしまう音々「付き合ってるだけだから真剣に見てる
訳じゃないし、面白いかって言われても良くわかんないけど……衣装とかはキラキラしてるって言うか
少し可愛いくて凝ってるかなって思うことも時々……」
 「…………いかにもという着眼点だね」
 「だね-。さすがネンネ」
 本当は音々の方が目をキラキラさせつつ、主人公達が可愛いコスチュームで画面狭しと飛び回って
大活躍する様に『かぶりつき』状態だったりするのだが……

171:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:23:10.38 E6FFS7op
 「で、そのマホーショージョとやらがどうかしたの?」
 ともあれ音々が上手く誤魔化した所で皆の視線は再び言い出しっぺの少女に戻る。
 「あ、うん。それがね、実を言うとお姉ちゃんが結構ハマってんだよね。私には全然理解できない
世界なんだけどさ」
 「な、なんで? あんたのお姉ちゃんって確か大学生じゃ……」
 「だから私には分かんないって言ってるじゃん! でね? 最近はラブリードリップとか……」

 「『魔法少女ネオラブリィ・リトルドロップ』のことかな、もしかして?」

 「「えっ!?」」
 大人しい音々が他人の話を遮って発言するところなど見たことがない一同の目が点になる。
 「あ……い、いま放映中だし妹に付き合って見てるだけだから! あと主題歌で何度も繰り返して
言ってるし妹にしつこく感想とか聞かれるから自然に覚えちゃったのっ!」
 嫌な汗が一気に噴き出してしまう音々。この失言癖が怖くて興奮するから普段は聞き手に回って
いるというのに、ちょっと油断すると思わず口を出してしまう。
 やはり音々にとって鬼門以外の何物でも無い話題だった。
 「そそそっ、それでミィちゃんのお姉さんがどうしたのかなっ!?」
 「え?」これまた初めて見る音々の積極的なようすに驚きを隠せない言い出しっぺの少女「あ、
えっと……そ、そうそう! お姉ちゃんがね!!」
 が、言い出しっぺらしい性格が音々に幸いした。なによりも自分が言いたいことを最優先する性格の
少女は控えめな級友の意外な一面よりも話題の主導を選んだ。
 「うんうん!」
 やや大袈裟に頷き積極的に話を促す音々。
 「お姉ちゃん、年末に急に帰ってきたと思ったらコミ……何とかって言うアニメのイベントに夜中から
出かけて行って、次の日の夕方に戻ってきたんだけどね? 大きな紙袋幾つも持ってて、晩ご飯で今日は
何万円使ったとか興奮気味に喋り出して、お父さんもお母さんも引き気味だったから仕方なく私が適当に
相づち打ちながら適当に聞いてあげたら、寝る前になって部屋に押しかけてきて会場で撮った写真とか
自慢げに見せてきたんだよ!」
 「……で?」
 「それが何? 単にミィのお姉ちゃんがオタクに転んだってだけの話じゃん?」
 「だよね-? その話のどこが面白いっての!」
 「ちょ、ちょっと待ってよ! 面白いのはココからなんだから!!」

172:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:27:08.25 E6FFS7op
 ワイワイと談笑を続ける輪の中。俯いて前髪で顔を隠してた音々の唇はブルブルと震え始めていた。

 (こ、コミケっ? 写真っ? 魔法少女ネオラブリィ・リトルドロップっっっ!?)

 この場で出るはずが無く、かつ最も聞きたくないキーワードが役満である。驚きの余り、適当な言い
訳で逃げ出すどころか全身が硬直して指一本動かせない。
 ついでに、ちょっと濡れてしまっていたりもしているが。
 「んでね? その中でもアニメの中から飛び出して来たみたいに可愛い子がいてね? 小学生くらいの
女の子だったらしいんだけど衣装とか凄く気合い入ってて沢山のカメラマンに囲まれてて、お姉ちゃんも
割り込めないくらいくらい必死に写真撮られてる中で体中にうっすら汗かいて息が上がっても嫌な顔一つ
しないでいっぱいポーズとって笑顔で頑張ってて……ほら、この子! 髪型とか可愛いし、なんかオタクが
好きそうな下着みたいな服? コスチューム? 着てるけど元気いっぱいって感じの笑顔が全然いやらしく
ないから私も何枚かデータ貰ったんだけどさ? ほらほら可愛いよね?」
 「どれどれ?」
 「へー? この長いツーサイドアップにリボン可愛いけど地毛?」
 「確かにキツイ格好だけど……小さい子だから逆に健康的に見えちゃうのかな?」
 「うっわ~! 男に囲まれて辛いっぽいのに一生懸命笑顔作って健気~!」
 音々が屍と化している間にも雑談は進んでゆく。
 しかも何故か盛り上がってるっぽい空気だったりする。
 「というか服の素材が本気っぽいけど……ネンネはどう見る、このコスチューム? 手間とかお金とか
結構かかるんじゃないの、これ?」
 「ぅえぇっ!?」
 言葉が喉につっかえて、変な声になってしまった。
 「そうだよ! アニメ見てるネンネの目で見てどう? 良く出来てるよね?」
 「え、えっと……えっとぉ……」
 こうなっては、いつもの様に気配を消したステルスモードで何も喋らず場を凌ぐのも無理だ。神さま仏様、
どうか私の写真じゃありませんようにと必死に祈りながら友人のスマートフォンに映るコスプレイヤーの
写真に目を落とす音々。
 「っ!!」
 (これ……きっと階段の真ん中辺りからから望遠で……デジカメ!?)
 だが音々の切なる願いは斜め上から撮られたコスプレイヤー『ナナ』の決めポーズ姿で木っ端微塵に打ち
砕かれてしまうことに。

173:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:29:44.27 E6FFS7op
 「でねでね? その後も休憩無しでずっと囲まれっぱなしだったらしんだけどね?」
 その後、どうコメントしたのか全く覚えていない音々を無視して話は更に進む。
 「ずっとこの子見てたわけ? あんたのお姉ちゃん?」
 「それって超暇人……というか、そっち系の趣味なの?」
 「そうじゃなて、えっと……シマ? とか言う所に行って戻ってきた時にも同じ子が同じ場所に
いたから気になったって言ってたかな?」
 しかも愛らしい小学生? コスプレイヤーの奮闘記がお気に召したらしい友人達は先ほどよりも
積極的に耳を傾けていたりする。
 「ずっと体を捻ったり、片足上げたりしながら色々ポーズとり続けて疲れたらしくてね? この子、
カメラマンの一人から受け取ったハンカチ広げて床の上にペタって座ったんだよ。そしたらね?」
 「そしたら?」
 「周りの男は気付いてなかったと思うって言ってたし、お姉ちゃんも離れた所から写真撮ってただけ
だから確信はないって言ってたけど、この子体が冷えてた上に冷たい床の上に座ってお腹を冷やし
ちゃって、お漏らししちゃったんじゃないかって! 可哀想でしょ? でしょっ!?」
 「はぁっ!?」
 「お、お漏らしって……つまりお漏らしってこと?」
 「うっわ~最悪~!」
 「ち、違……!」
 思わず口に出してしまった音々の否定の言葉は幸いなことに誰の耳にも届かなかった。

 (私、会場の真ん中でカメラに囲まれてオシッッコしちゃったって思われてる! 中学生にもなってお手洗
いも出来ない最悪な子だって言われてるよ! 恥ずかしくて死んじゃいそう!!)

 級友達の失禁云々については評価なら
 『そんだけ長時間、こんなカッコのままじゃお腹も冷えちゃうに決まって』
 『男って全然分かってないよね?』
 『そんな恥ずかしい所まで撮られるなんて、可哀想』
 等々、かなり好意的というか同情的である。
 しかも恥ずかしさで言えば露出で興奮して愛液垂れ流しの方が失禁より断然上なのだが、音々はその
辺りを脳内で勝手に書き換えて下着の中を汚し始めている。

174:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:31:58.68 E6FFS7op
 (やだ! おっぱいの先がジンジンしてきたし、お汁も出てきちゃった!)
 顔を火照らせながら不自然な内股になり、小刻みに震えている音々。キュッとお尻の穴に力を入れ
続けて垂れ出さないよう頑張っているが、いつまでも我慢出来るはずがない。
 『ナナ』の存在が友達に露見してしまったばかりか、女の子として有り得ない痴態を雑談のネタに
され話をドンドン広げられ音々は加速度的に発情してゆく。
 (どうしよう、もうオナニーしないと収まらないよ! オナニーしたい! 全部脱いで、エッチな声を
思いっきり出しながらオマタ弄りたい! 広い場所でオナニーしてお汁ピュッピュしないと頭が変に
なっちゃいそうだよぉ!)
 日頃からベッドの中でこっそりと自慰に耽ることは殆どない。
 全裸で明るい場所じゃないと興奮度が足りなくてイけないから電気を点けたお風呂場や自室の真ん中、
あとは留守番の時を狙ってリビングとか妹の部屋とか庭とかを使うことが多い。
 そして床や地面が潮吹きで汚れる様を見ながら達するのが一番気持ち良くて好きなのだ。
 (オナニーしたいオナニーしたいオナニーしたいよぉ! クリが痒いよ乳首も痒いよ我慢出来ないよ
オナニーしたいオナニーしたいオナニーしたいオナニーしたいオナニーしたいオナニーしたいオナニー
したいオナニーしたいっ!)
 なんだかボーッとしてきた意識の片隅で周囲の様子を覗うと、他の皆は音々の異変には全く気付かず
楽しそうに雑談を続けている。
 (い、いまはまだ気付かれてみたいだけど時間の問題だよね? きっと私、全身からエッチな匂い
いっぱい出してるし靴下まで垂れちゃったら絶対に見つかっちゃうよね? だってオシッコと違って
透明でトロトロで匂いだって凄いもん! そんなことになったら、私……!)
 友達に軽蔑されるばかりか、あっという間に噂が広がって全校生徒に淫乱認定されて違いない。
 (……お、終わっちゃう! そんなことになったら私の人生終わっちゃうのにぃ!)
 そんな想像をすればするほど興奮が高まってしまうダメダメな少女が音々なのだ。
 (そうだ! どうせ終わっちゃうんだったら今すぐ脱いで、最後に思いっきり気持ちが良いオナニー
でピュッピュしても一緒かも!?)
 そんな所まで思考が飛んでしまうほど性欲の水位は急上昇している。
 「………あれ、ネンネ顔真っ赤じゃん!」
 「え? ちょっとどうしたの!?」
 「今にも倒れそうだよ! お腹痛いとか!?」
 「ひょっとして急にアレ来ちゃったんじゃ……!!」
 ポタポタと滴り落ちるほどの脂汗をかいてブルブルと震え、実は妄想に浸っている音々。
 その様子が体調不良に見えた級友達の気遣う声と視線を一身に集めた瞬間。
 「あひぃっ!?」
 パンツの中に噴きながら軽く達してしまい、音々は崩れ落ちるように座り込んでしまった。

175:名無しさん@ピンキー
14/01/12 11:32:51.75 E6FFS7op
終わり
諸氏の活躍に期待してます

176:名無しさん@ピンキー
14/01/12 12:35:49.47 1TiMRmgl
>>175
GJ

177:名無しさん@ピンキー
14/01/13 00:34:53.96 DykkAu37
>>175
こういう正統派露出もいいね
謙遜してるけど、作者さんごとにそれぞれ得意な作風があって、良さもそれぞれだよ
というわけで続きおなしゃす

178:名無しさん@ピンキー
14/01/13 20:10:40.73 fPmsOm1n
昔、美術系のスレで見たリアルっぽい話でネタになりそうなもの

「絵の完成記念パーティで、モデル(隣家のお嬢さん)が絵と同じ全裸を披露。
裸のまま舞踏を披露したり、絵と一緒に記念撮影もしたらしい」

「後輩に誘われた芸大の発表会。難解な劇に退屈してたら後輩含む女子数名が全裸に。
劇が終わって明るくなっても裸のまま挨拶。先輩の驚く顔が見たかった(後輩談)」

179:名無しさん@ピンキー
14/01/13 22:01:05.58 SGDbm3VC
私もネタを一つ

今は亡き、「ハウルの動く城」の原作者の短編集に
自身の幼少期の体験談が書かれていた。
その話というのが、

子供の頃、私は頼まれると嫌とは言えない性格で、
ある日の事、近所の同級生が弟や妹の世話をしてほしいと迫ってきた。
断ることが出来ずに預かる事になって不満タラタラの私が、ある名案を思いつく。

私は全裸になり、預かった子供たちも全裸にして(みんな最初は恥ずかしがっていた)
外で冒険遊びを決行。もちろん大人には奇異の目で見られた。
後日、私の作戦は功を奏し、もう二度と私は信用されなくなり、面倒を押しつけられなくなった。
というもの。

タイトルは失念しましたが、「魔法!魔法!魔法!」という短編集にあったと記憶。

180:名無しさん@ピンキー
14/01/13 23:24:55.95 Mu9BLz+Z
>>178気になるネタだな!
スレタイだけでも教えてもらえませんか?
過去ログあたってみるので

181:名無しさん@ピンキー
14/01/14 09:00:26.62 Yg/vDxsd
これだな






190 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2012/03/03(土) 18:32:15.25 ID:6GiLFHy60
4,5年前の話だがバイトの後輩で芸大に通ってる子がいて、
舞台に立ってパフォーマンスをするというのでチケットを買ってあげた。
一番前の席が空いてたので何となく座ったんだが、正直わけわからん内容で
寝るわけにも帰るわけにもいかないし後ろに座ればよかったなあと後悔していた。
ところがラストシーンで照明が薄暗くなると、なんと出演者全員衣装を脱ぎだし素っ裸に
もう俺は呆然と固まって見てるしかなかった。
極めつけは終演後明るくなった舞台の上で裸のまま横一列になっての挨拶
後輩の子は俺の目の前、毛もその中も見えちゃってる。
後になって聞いたら「チケット売った時点で視られるのは覚悟してたし、
○○さんが固まってるのが面白くてわざと目の前に立った」とのことでしたw

182:名無しさん@ピンキー
14/01/14 20:03:25.04 dtO3oiFo
>>181thx
割と最近ですね

183:名無しさん@ピンキー
14/01/14 20:10:06.18 dtO3oiFo
H以外で知り合いの裸を見た体験談PART 9
のスレですね

184:名無しさん@ピンキー
14/01/15 22:28:24.77 99MYXApE
>>178の上については美術モデルスレ nude/1092743631 

209 名前: ベッドの下の名無しさん 投稿日: 2007/07/01(日) 12:06:17 ID:BJRRvffU
絵の完成記念に、全裸のモデルが作品の前に立っている写真を持っています。
一連の流れで、郊外のアトリエの玄関に立つモデルの記念写真は驚きでした。
副題が、完成作品と秘蔵のお嬢さんモデルだったと思います。

211 名前: ベッドの下の名無しさん 投稿日: 2007/07/01(日) 13:32:56 ID:BJRRvffU
>>210 写真は4枚の白黒組写真です。 画家とモデル・作品とモデル・作品のポーズ・郊外のアトリエの玄関とモデル、モデルは全てが全裸です。
添付すると、画家・匿名モデル・写真の譲り渡し者・私の素性が特定出来ます。
飾り気のない上品なお嬢さんモデルとだけで、添付はご容赦下さい。

214 名前: ベッドの下の名無しさん [sage] 投稿日: 2007/07/01(日) 18:30:08 ID:???
>>211
その話、俺も昔古い美術雑誌で読んだことある。
画家の名前は忘れたが、モデルは隣家のお嬢さん
で絵の完成披露パーティーでも全裸になって舞踏
を披露したとか。

185:名無しさん@ピンキー
14/01/16 19:14:53.60 mE6tfBMS
あくまで芸術のためなのか...
作り話でもいいからもっと身体の詳細を書いて欲しかったよ

186:名無しさん@ピンキー
14/01/16 19:38:44.83 v/NseDkD
> 絵の完成披露パーティーでも全裸になって舞踏

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

187:名無しさん@ピンキー
14/01/16 20:30:52.41 v/NseDkD
940 :名無しさん@公演中[]:2007/09/17(月) 15:21:25 ID:JoA4m+yL
高嶺格・ワークショップ

十数人の女子学生のおっぱい ヘアー 丸出しでした。はぁはあ。
ついでに チンポも数本。

942 :名無しさん@公演中[]:2007/09/17(月) 21:46:31 ID:PLZxTYOF
「リバーシブルだよ人生は」でググると出てくると思われ。
てか、高嶺って、去年も学生たちスッポンポンにさせてたよね。
ダムタイプ出身だけにか・・・
 
944 :名無しさん@公演中[]:2007/09/17(月) 22:20:44 ID:JoA4m+yL
>>941
最初~後半 
 だらだらとしたつまらん素人の演技なので 割愛
最後 
 カーテン越しに服を脱ぐシルエット。おっ!来るかと
 期待するやいなや、フラッシュのみの薄暗い照明のなか
 十数人の女+数人の男が全裸で登場。
 トランスっぽい音楽に合わせて、めちゃくちゃな踊り・・・
 所詮 素人集団の裸だからたいしたことないけど、
 最後、明るくなった舞台照明のなか全裸で舞台挨拶&カーテンコール。
 結構恥ずかしがってる子がいて、不覚にも勃起した。

947 :名無しさん@公演中[sage]:2007/09/18(火) 00:25:00 ID:DexnOUHB
>>944
報告㌧
全裸で舞台挨拶!! 想像するだけで抜けるわ。
俺は、素人だからこそ見てみたいと思うけどなあ。プロ意識があったらつまんないと言うか。
 
950 :名無しさん@公演中[sage]:2007/09/18(火) 20:52:31 ID:7QPqQd0n
>>942
それって、単位とるために半ば強制的に
スッポンポンさせられてるの?
想像するだけでチンポたってきた。

188:名無しさん@ピンキー
14/01/17 18:06:25.40 awPbIS2C
下世話だけど生理とかどうしてるんだろうと思ってしまう
絵のモデルみたいに単独だったらスケジュールでどうにかなるけど集団だとね

189:名無しさん@ピンキー
14/01/17 18:27:42.25 OPsbiC4h
ぐぐってもオッサンのインタビューしか出なかった
だが裸にさせるのはマジなようだな
たまらねえぜ

190:名無しさん@ピンキー
14/01/17 19:28:29.21 awPbIS2C
やや世間知らずで、芸術のために裸になることを当たり前だと思っていた女の子
外部の友達にその話をしたら、それって普通じゃないよ的な事を言われて、
段々と恥ずかしさに目覚めていくが、既に全裸演劇への参加を表明していた…

みたいなシチュを希望

191:名無しさん@ピンキー
14/01/18 15:39:09.42 T3Fl8sCI
今年のセンター国語が露出ものだったと聞いて

192:名無しさん@ピンキー
14/01/18 23:32:48.54 jYvCCqqV
パンツ(注、運動用のズボン)姿

193:名無しさん@ピンキー
14/01/19 03:01:44.28 9R88tVKB
センター試験からきますた

…スピンスピンといい最近どうしたのセンター

194:名無しさん@ピンキー
14/01/19 13:31:03.81 W7wOFoMy
どんなのが載ってたの?>センター試験

195:名無しさん@ピンキー
14/01/19 16:15:56.83 xdsUP4LD
話の途中にすみません。投下します。

続き物です。それと、長いです。
前の話と同じくらいの長さです。

196:名無しさん@ピンキー
14/01/19 16:19:17.62 xdsUP4LD
最初に一つ断っておきたい事があります。

文中に出てくる「前掛け」は「涎掛け」みたいなものです。
言葉を選ぶと、そっちの方がしっくりきたので、前掛けと言っています。

それでは、時間がかかると思いますが始めます。

197:序章
14/01/19 16:20:45.11 xdsUP4LD
かつてない悪寒がする。

今の私の生活は、平穏無事そのものである。
誰かと喧嘩をしたとか、お金を失くしたとか、知人に不幸が訪れたとか、
そんな事は一切起こっていない。
……なのに、だ。
彼女を見た瞬間、私は自分がどうしようもない深みに嵌まってしまったのではないか?
そんな予感が、何故かしたのだった。

ありえない事なのに。
私が私でなくなってしまう予感。
今日という日が、私にとっての転機になるかもしれない。それも悪い方に……。

……大丈夫。私は、私だ。
何者にもアイデンティティーを揺るがす事は不可能だ。自分の未来は自分が決める。
不幸を感じ取ったのなら、それを意識していけばいい。

もし何かあったとしても、かつや君と美也ちゃんが守ってくれる。
……私は、自分と彼らを信じているから。

198:麻里亜さんが来た01
14/01/19 16:22:09.97 xdsUP4LD
「美也ちゃんって、最近変わりましたよね」

ここは来栖家。
「週末に帰る」と言っていた麻里亜さんは、なぜか金曜日に現れて、放課後に
かつや君の家に行くはずだった私を、来栖家に拉致した。

「トップとアンダーの差が21センチ……か、やっぱデカイね~」
「麻里亜さん、聞いてます?」
「聞いてる聞いてる。ん~ていうか、私よりりえちゃんの方が詳しいかと?」
「……そうかもしれないですね」
麻里亜さんは現在、家を離れての寮生活。美也ちゃんと会う機会がほとんどない状況だ。

服の採寸をするらしいという事で、今、麻里亜さんの部屋で全裸になっている私。
ここで裸になるのは一向に構わないのだが……。
「麻里亜さん?別に下着姿のままで良いんじゃないでしょうか?」
「え~。そりゃあショーツのゴムをパッチンするのも捨て難いけどさ~」
何を言ってるんだろうこの人は……。
「こうやって、好きなだけ裸をじっくり見れる機会なんて見逃せないよ~」
「……分かりましたから、胸揉むのを止めてください」
本当にいちいち揉むなぁ……。

「みやちゃん、変わった?」
「ええ。かつや君と恋人同士という自覚が出たみたいです」
「へ~…あのみやちゃんがね~。あの子、実は生理もまだなのよ」
うん、そんな気はしてた。
「どんな感じになってるの?今」
「そうですね……最初はベタベタしてばっかりだったんですが……」

私は、あの後の事をかいつまんで話す。

月曜日に教室で再会した私とかつや君。
声を掛け辛そうにしていた二人に助けをくれたのは、他でもない美也ちゃんだった。
「かっちゃん。りえっちは委員長なんだから、めいわくダメだよ?」
接点を作るのに苦労していたら、なんとも簡単に突破口を開いてくれたので、私達はお互い苦笑し合った。
それから私たちは、美也ちゃんと共通の友達という関係を築いた。
学校で「委員長」というかつや君に対して、私も「田中君」としか言っていない。
付き合っている事実は隠す事にしておいた方がいい。と決めたのは、その日の放課後にかつや君の家に行った時だが、
教室でわざわざおおっぴらに言う事ではないので、勝手に暗黙の了解になっていた。

美也ちゃんのかつや君への耽溺ぶりは、相当なものだった。
帰るや否や、猛烈なキスの雨を振らせたかと思うと、「かっちゃんからもお願い」とおねだりし始めたのだ。
きっと我慢しているんだろう。私とかつや君の関係にあてられて、でもセックスは出来ないと知って、
ずっと寄り添っていたい気持ちを学校で押さえこんで、それが放課後に爆発したのだ。

私も、学校でのよそよそしさなんて忘れたかのように、かつや君の前で裸になった。
露出趣味がある。と自覚しているつもりだったが、今になって思うと、ただ単に服を着ているのが嫌なだけ
ではないか?と感じる。その証拠ではないが、もう教室で裸になろうだなんて全く思わなくなった。

「美也ちゃん、あんまり無理強いすると嫌われるよ?」
私がそう言うと、かつや君から少し離れる美也ちゃん。物足りなそうな顔が愛おしい。
「美也ちゃん、かつや君ばっかり相手してないで、私にもキスしてよ」
少し沈んでいた美也ちゃんは、その言葉を聞いて喜び勇んで私に口付けしてくれた。
お互いを貪り合う私達。呆気に取られるかつや君。目の前の全裸の少女たちは、それを一向に構う事はない。

そうだよ美也ちゃん。我慢できなくなったら、いつでも私が相手してあげる。
だって、私と美也ちゃんも、恋人同士だもんね。

199:麻里亜さんが来た02
14/01/19 16:23:11.27 xdsUP4LD
・・・・・・

「オッケー。これでデーターはバッチリよ!」
計測から、ものの10分程。採寸作業が終わったらしい。
「明日には出来るからね。お楽しみに!」
「早くないですか?」
「だから、簡単なんだって!」
「……はい。楽しみにしてます」
徹夜するんだろうか?それだと、気を遣ってしまうな……。

「しかし、良い体をしてるわね~」そう言って、私を舐めまわすように見る麻里亜さん。
この人は本当によく分からない。露出狂?かつや君好き?レズ?どれも中途半端に見える。
無自覚に、なにかを推し量ろうとしているんだろうか?正直、侮れない。
あ、そういえば……。

「麻里亜さん、カメラはどうしました?」
「カメラ?カメラで、このいやらしい乳首を撮ってほしいの?」
「言ってません!ってか弄るな!先日、私を撮ったあのカメラですよ!」
「あ~。そういえば、忘れてたね~」
……代金代わりって言ってなかった?!
「じゃあ、そのカメラ見せて下さい。データ消去しますんで」
「え~勿体無いよ~」
「えー。じゃありません!!」
しぶしぶ腰を上げる麻里亜さん。しかし、すぐにその動きが止まる。

「りえちゃん。私の持ってるデータだけで良い?」
「……どういう意味ですか?」
「いや、実はさ……」

・・・・・・

「……コピーしたんですか?……あれを?……そんな……」
「あれだけ連写しまくってたら、すぐに容量オーバーするんでさ、私の手元に残った方だけなんだけどね?
良い出来だったんで、もう一枚複製しちゃった~。ナイス私!」
「なんて事するんですか!!あれって、私のアレの写真なんですよ!?」
「いやホントに良かったわ~。世は満足したぞえ?」
「ふざけてないで、そのコピーしたっていう方も渡してください!!」
「え~勿体無いー」
「だから、えー。じゃない……あれ?今、変な事言ってませんでした?手元に残った分だけ…とか?」
「そうそう。一枚はかつ君にあげたのよ」

……あの日。
私と別れたかつや君は、その時点で麻里亜さんからカメラのデータを貰っていたらしい。

つまり、あのむっつりスケベは、帰ってからそのデータを見る予定にも関わらず
私に強引にキスをして、「理絵。今の事、絶対忘れないでくれ。明日になっても……」とか、真剣に言っていたんだ!
…………返せ!あの時の感動の涙を返せ!変態!!

「麻里亜さん、正直に言ってください。全てのデータの場所を」
もう自分で消しに行かないと全く信用できない。
「今、持ってるのと、家のパソコンのと、かつ君が持ってるの……そんだけだよ」
「そんだけって……充分私の人生を終わらせられるレベルですよ……」

とりあえず、麻里亜さんが持っている分だけ預かった。
……16GBのSDカードか……何枚撮ったのか想像したくないな……。

200:麻里亜さんが来た03
14/01/19 16:24:09.80 xdsUP4LD
麻里亜さんが言うには、
学校にあるパソコンには、カメラのデータは一切関与してはいないという。
真偽のほどは定かではないが、寮生活の身分でも、そこまで冒険は出来ないと断言する麻里亜さんを
私は信じる事にした。
この前の前掛けの謝罪の件もあり、根は良い人だという事は、分かっているつもりだ。

残りのデータは、家のパソコンとかつや君の手元にあると言う。
かつや君をとっちめるのは、後回しで構わない。
むしろ、これをネタに存分に楽しんでやる。
なので、私は麻里亜さん家のパソコンに、先に手を付ける事にした。

「ここよ」
そう促されてやって来たのは、居間にあるデスクトップパソコンの前だった。
ごく普通のパソコンだと思うが、私のあられもない画像が入っていると思うと、とてつもなく
いやらしい代物にしか見えない。

「はい。これが、その画像」
立ち上げてから数分。彼女が見せたそれは、私や、かつや君の全裸で直立している画像を始め、
人生を終わらせるには決定的すぎる、大陰唇をおもいっきり開いている画像が大量に入っていた。

「麻里亜さん、どうしてそんなに軽い感じで紹介出来るんですか?」
「軽いかな?でも、これ見てよホラ。まさに芸術と言っても良いと思わない?」
「思いません!!」
出来れば、完全に壊れるように鈍器で殴り倒すか、初期化してやりたいところだが、
「ゴメン!それすると、父さんの大事なデータも消えちゃうんだ」
と言う麻里亜さんの言葉を聞いて、私はゴミ箱送りのみに留める事にした。
といっても、あまりの画像が多いので、消すのに数分かかるようだ。どんだけなのよ……。

「あ~もったいない……」
「そんなことありません!(確かにかつや君の裸は惜しいけど……)」
しばし項垂れている麻里亜さん。
私は同情の余地なしとして、軽く無視をしていた。

「そういえば、こんなのあるよ?」
あいかわらず立ち直りの早い麻里亜さんが、急に向き直ってパソコンを操作し始めた。
その、出した画像がキッカケになり、私はパソコンに夢中になった。

出てきたのは、麻里亜さんと美也ちゃん、そしてかつや君の画像。しかも裸だった。
今から4、5年前のものだろうか?お風呂に入っているところを撮ったらしい画像。
他にも、家でくつろいでいる画像や、誕生日と思われる団欒の画像。
小学校の制服を着ている美也ちゃんや、かつや君。着なれない中学の制服を、着せられている様な
初々しい画像もあり、麻里亜さんの手を引き継いで、私はパソコンを操作し始めた。

それがいけなかったらしい。
気が付くと、麻里亜さんは隣に居なかった。パソコンを前に、全裸のままで取り残された私。
そこで、はたと気づく。もしや、かつや君の所に行ったのでは?
残りのデータは、かつや君の持つそれのみ。だったら、それを確保しに行ったとしても、なんら不思議はない。

私はすぐさま追いかけようと、素早く行動を起こそうとした。
しかし、出来なかった。私の後ろに麻里亜さんのお母さんが立っていたからだ。

嬉しそうな顔で、お母さんが言う。
「理絵ちゃん。そのパソコン、この前の写真が入ってるのよ。見せてあげよっか?」
……あの……それ、私がさっき捨てちゃいましたが……。

201:麻里亜さんが来た04
14/01/19 16:25:03.40 xdsUP4LD
私に替わり、椅子に座って画像を探しているお母さん。
その横で、私はジっとそれを見守っていた。
パソコンを動かす表情は、とてもウキウキしたものだった。
この人は、これに私の裸が入っている事を知っているのだ。それでなお、この表情という事は、
麻里亜さんと同じく、裸自体を問題にしていないのがすぐ分かった。

美也ちゃんが裸でいるのも許していれば、今、私が横で裸でいる事にも言及する素振りはない。
彼女にしてみれば、「私の成長の記録」という考え方なのかもしれない。
さっきまで見ていた画像を見ても、子どもの成長日記として見れば、そう見える。
だからといって、女の子のアソコの画像を保存するのは、どうかと思うが。

「あれ?あれあれ?おかしいな……ゴメンね、もう少し待ってね?」
「あの、もういいですから……」
「絶対に見てほしいの!すごくきれいに撮れていたんだもの」
知ってます、見ましたから。解像度が良過ぎて、卒倒しそうになりましたよ。
「あの……お母さん」
「待って待って、絶対このページに入ってるから」
「違うんです!消したんです!私が、さっきソレを消しました!」
正直に話すと、え?という顔でお母さんが私を見つめる。
「麻里亜さんに、ここに入れたって聞いて、私が消してもらいました」
「……どうして、そんな事するの?」
「どうしてって……」
価値観が違うのか、親の目線の話なのかは知らないが、とにかく残念そうな顔。
やめてください。どうしてそんな悲しそうな顔で見つめるんですか……。

「どうしたんだい?」
急に後方から聞こえたその声に、私とお母さんが振り返る。
そこにいたのは、麻里亜さんと美也ちゃんのお父さんだった。
まだ時間は5時過ぎ位かと思っていたが、とっくに6時を回っていた。
「理絵ちゃん、ただいま。今はお邪魔かな?」
「あなた。理絵ちゃんが、あの写真捨てちゃったんだって」
「え、いや、だって……」
私は、自分が今裸でいるという事よりも、どうすれば画像をあきらめてもらえるかを考えた。
お母さんの言い方からしても、あのデータがパソコンに入っているのを皆が知っているっぽい。
勝手にデータを消した私が悪いんだろうか?だからって、あんなもの残しておく事は看過できない。

「ママ、それは理絵ちゃんが正しいよ。写っている理絵ちゃんが嫌だって言うなら、
たとえ、勝手に消しても文句を言える筋合いはないからね」
「あなた~……」
「理絵ちゃん、すまないね。こっちが軽率だったんだ。僕からも謝ろう」
深々と頭を下げるお父さん。そんな事されたら、こっちが恐縮してしまう。
しかし、私はホっと一安心した。聞き分けの良いお父さんが帰って来てくれて本当に良かった、と。

「理絵ちゃん、それって、SDカードじゃない?」
裸のまま取り返したデータ。ケースに入ったそれを握りしめている私に、お母さんは気が付いた。
「え?あ、そうですが……」
「それって、もしかして麻里亜のカメラの?」
「……そうですが……」
「理絵ちゃん!さっきはゴメンなさい!もうこんな事しないから……だから……」
お母さんが懇願してくる。一体何を?
「あと一回だけ見せて?それで、あきらめます!」
「……は?え、いや、それは……」
「ねっあなた!あなたも見たいよね?あの写真!」
「う~ん……お願いを聞いてくれないか?僕からも是非」
しまった……しらばっくれればよかった……。

202:麻里亜さんが来た05
14/01/19 16:25:57.02 xdsUP4LD
・・・・・・

頼みを断り切れなかったせいで、全裸の私を挟んで、あの画像の観賞会が始まった。
「あっこれこれ、コレよ~。やっぱり良いわね~」
「うん、綺麗なピンク色だね」
「おっぱいとかも、とっても綺麗に写ってるわね~」
「ここで少し恥じらっているのが良いね」
「この写真の後で、思いっきり広げるのよね!」
「言っちゃなんだけど、あれは僕も興奮したよ。理絵ちゃん」

うるさい。こっちに振るな。

「克哉君のおちんちんも、前より大きくなってるわね」
「もう毛が生え揃い始めているからね。大人に近づいているんだなー」
「毛といえば、理絵ちゃんの毛も、とっても綺麗ね」
「うちの娘たちは、なぜか生えてこないからな……ママの遺伝かな?」

美也ちゃんはともかく、麻里亜さんの毛の有無を、どうしてお父さんが知ってるんですか?

「ここ!このアップ画像は凄いわよね!」
「麻里亜の奴、遠慮ってものを知らないからな……何から何まで丸見えじゃないか……」
「あなた、あんまりジロジロ見てたら、理絵ちゃんが誤解しちゃうわよ?」
「ゴメンよ理絵ちゃん。あくまで芸術っていう意味だからね?」

なにそれ?そんな言葉で納得しろと?イイ意味で。とか、意味不明なんですが?

「今気が付いたけど、ここでちょっと漏れてるのかな?」
「あら本当。おしっこの穴から水が出てるわね」
「まあ、気持ち良かったんだろうね……ほら、上の方」
「クリちゃんが顔を出してるわね。この後どんどん大きくなってて可愛い」

ひぃ~っ!!そんなところまで撮られてたんですか?
しかも、これを見るのって初めてじゃないんですよね?……私の秘密が……。

「あ~やっぱり何度見ても良いものね~。まさに芸術よ。芸術!」
「うん。本当に消さないと駄目かな?」
「当たり前です!約束は守ってください!」

SDカードは返してもらい、もうパソコンにはデータはない。
「復元しないでくださいね?」
念を押す。この人達は簡単にしてしまいそうだ。技術的にではなく、倫理的に。
「分かっているよ。最後に楽しませてくれてありがとう」
「理絵ちゃんゴメンなさい。お母さんの事、嫌いにならないでね?」
「それは、もちろんです」
嫌いになるような行動を慎んでくれたら、私から嫌う事はないです。

「あ、そうだ。かつや君の家に行かなくちゃ!」
時計を見ると、もう30分経っている。どんだけ楽しんだのよ。
「ちょっと待って理絵ちゃん!」
呼びとめられる。まだ何かあるのだろうか?

「その格好で行くの?」
言われて、裸のままであった事に気づく。危ない危ない。いくら近いからと言っても、裸で
外に行くわけにはいかない。
「理絵ちゃんが家で裸になってくれるから、写真なんていらないかもしれないね、ママ」
そこ!セクハラも大概にしろ!!

203:麻里亜さんが来た06
14/01/19 16:26:56.03 xdsUP4LD
・・・・・・

急いで制服を着込み、鞄を持って来栖家を出る。
麻里亜さんが、自室に鍵を掛けていなくて良かった。もし、そんな事になってたら
服を閉じ込められて、下着も満足に身に付けられないところだった。

「あ、お母さん。……すみませんお邪魔します……」
かつや君の家にやって来た私は、チャイムもせずに乗り込んでしまい、お母さんと鉢合わせした。
自分の家と思ってくれていいとは言われていても、私はそこまで気ままには出来ない。
美也ちゃんや麻里亜さんは特別であり、私にまだ、そこまでの地位はない。
「今からお買い物なのよ。良かったら、一緒に行かない?」
「え、…っと。は、はい」
「じゃあ行きましょうか。鞄は玄関に置いておけばいいからね」
学生鞄を手にしていては買い物には行けない。
私は、お母さんに従って、買い物に付き合う事になった。
急用があるんだけど言いだせなかった。せめて、チャイムを鳴らしてから玄関を開けていれば、
きちんと訳を言いだせたかもしれないが。

近くのスーパーまでは歩いて10分程。私はお母さんの隣で、どうやってデータを取り戻すか、
その考えを巡らせていた。
「理絵ちゃん。今日は食べていけるよね?」
「あ、私があんまりお邪魔すると、迷惑じゃないですか?」
「そんなことないわよ。理絵ちゃんは気を遣う事が多いのね」
「親に聞いていないので、私からはなんとも……」
「……あれから、どうだった?」
「どうって、何がですか?」
あれって……性教育の事だろうか?
「お父さんとお母さんは、何か言ってた?」
ああ……外泊の件か。

「特に何もないですね……。『中学生が友達の家に外泊したところで、連絡先が分かっていれば心配はない』とか何とか」
「あら、じゃあ今日は泊まれるの?」
「それは……はい」
ちょうど用もあるので、私としてもお誘いは嬉しい。

「お父さんとお母さん、忙しいのね」
「はい。もう慣れましたが」
「理絵ちゃん、慣れることなんてないわよ?慣れているんじゃなくて、理絵ちゃんが我慢してるの」
「はぁ……そうでしょうか?」
「ねっ、お母さんの事呼んでみて?」
これは、私のお母さんではなく、かつや君のお母さんの事かな?
「……お母さん」
「理絵ちゃん。いつでも家に来て良いからね」
「お母さん?」
「あと、あんまり敬語は使わない事、出来る?」
「はい……うん、分かり……じゃなくて」
「フフフ。理絵ちゃん可愛い」
「……お母さん、今度甘えていい?」
「もちろんよ、理絵ちゃん」
この人に嘘はつけない。嘘をついても、何の得にもならない。
私が両親に我慢しているのは本当だ。慣れる事はあっても、時々無性に悲しくなる気持ちは、我慢している
自覚がある。そんな時は甘えに行こう。恥ずかしいけれど、この人になら甘えたい。

さっきまで、別の事を考えていた筈なのに、今は、どう甘えようか悩んでしまう私だった。

204:名無しさん@ピンキー
14/01/19 16:43:17.55 EmmJIV7Z
支援

205:麻里亜さんが来た07
14/01/19 16:48:54.05 xdsUP4LD
・・・・・・

家に戻ると、美也ちゃんが出迎えてくれた。
当然のように全裸である。美也ちゃんは、たとえば宅配便の人が来ても全裸で出るんだろうか?

「かっちゃん家だと、ダメっていわれるけど、みやの家だと出るよ」
「……何にも言われない?」
「かわいいって言われるよー」
……大丈夫なんだろうか?そういや、友達が来た時とかも聞いておく必要がありそうだが……。
「連絡なしにいきなり来るのは、麻里亜さんや美也や委員長くらいなもんだよ」
「そうだよね……」
もう納得した。

2人の横。当然のように居る麻里亜さん。……良かった、ちゃんと服を着てる。
「麻里亜さん。カメラのデータはどこですか?」
「さあ?かつ君が知ってると思うけど?」
「私を置いて、かつや君の家に来たんですから、なにか企んでいますよね?」
「さ~ね~」
この人は……まあいいや今は、ご飯作りを手伝わなきゃだし。

・・・・・・

「……ご飯を食べる前に発表があります」

キッチンに集まったのは、私に美也ちゃんに麻里亜さん、かつや君に、そのお父さんとお母さんの計6人。
来栖夫妻が家にいた筈だが、お呼ばれはしていなかった。
「交代制みたいになってんのよ。今日が田中家。次は来栖家。ってね。その時に親は邪魔でしょ?だから、
当番じゃない日は外食したり、二人っきりで楽しんでるんだって」
「じゃあ、明日は来栖家になるんですか?」
「……さあ?みや次第って話でもあるからね~。私は、りえちゃんに付いて行くわ」
私の体を狙っているんだろうか?いや、そうなんだろうな……あんまり弄らなければ良いお姉さんなんだけど。

「おかーさん。はっぴょうってなに?」
「はい。実は新しい前掛けを作りました!それを、今から理絵ちゃんに着てもらおうと思います」
……初耳なんですが?
というか、今日は晩御飯の手伝いやらなんやらで、服を着たままなので、いちいち前掛けなんて付ける必要がないんですが……。

「理絵ちゃん。ちょっと裸になってくれる?」
「……今からですか?」
「だって、そうしないと映えないじゃない」
「そういう問題では……」
「お願い!お母さんにいくらでも甘えていいから!」
「……お母さん、横暴」

結局、皆の見ている前で脱ぐ羽目になった。居るのに!かつや君も、そのお父さんも居るのに!
うら若き乙女が肌を晒す事が、どれだけ大変か分かっているんですか!?
「パンツも脱いでね」
「お母さん!それ必要あるの?!」
……無理矢理脱がされた。私、もっと強くなりたい。

「りえっち、みやとおそろ~」
「そうだね美也ちゃん」
「りえちゃん、相変わらず良い胸してるね」
「麻里亜さんは少し黙って」
「委員長。僕も……」
「あんたはたくさん見てるでしょ!」

206:麻里亜さんが来た08
14/01/19 16:49:55.64 xdsUP4LD
お母さんから手渡されたソレは、どう見ても前掛けには見えなかった。

「これ、どうやって付けるんですか?」
「普通に着てくれればいいわよ」
「着る?」

よく見ればこの前掛け、服を切って作ったものらしい。形状は……
ノースリーブのタートルネックの、胸より下の部分を切り取った。といった感じのものだった。
服の体裁で作るなら、どうして切ったと言いたい。

「これって、もしかして麻里亜さんが作ったんじゃないですか?」
着て開口一番放った一言が、お母さんに直撃した。その通りだったらしい。
「………どうしてそう思うの?」
「前のやつより出来が良すぎるからです」
私の説明はあくまで概要であって、実際に見てみると上手く作りこんでいるのが分かる。
ただ単に、服を切り取っただけではない。肌に違和感がなくなるように処理してある。そして、
そんな事が出来るのは、服を自作するほどの腕前がある麻里亜さんしか思い当らない。

「りえちゃん流石!名推理よ!」
犯人が自白する。容疑者が一人しかいないじゃないですか……。
「それで、感想が聞きたいところね」
「着心地は……いいです……けど…」
丈が……丈が短い。胸が……下弦の月が丸見えですよ?これ。
生地が薄いわけではないので、透けこそしないが、バンザイをしただけで乳首が見えてしまいそう。

「理絵ちゃん。確かにお母さんが作ったんじゃないけど、デザインは私よ?」
「はい……大切にします……ありがとうございます」
デザイン自体に文句はない。トランプのマークが小さくあしらってあり、とても可愛らしいと思う。
大方、麻里亜さんに電話して、作ってもらったんだと推測する。
このデザインで、私が着るとなれば、麻里亜さんが協力しない訳がない。採寸の必要がない伸び縮みする
素材を使っているのも、そのためだろう。それにしても仕事が早い。日曜の夜からとしても、4日で作ったのか。

「かつ君。パパさん。感想をどうぞ」
「え……いいと思うよ。委員長に似合ってるし」
顔!真っ赤にしてそんな事言ってたら、変な意味になるでしょうが!
「私もいいと思うよ。我が妻ながら、とてもセクシーなデザインだね」
無理にお母さんを褒めなくていいから!調子に乗らせると、私が被害を受けるんだから!
「じゃあ、気を取り直して食事にしましょうか」
お母さん立ち直るの早いよ!!

「りえっち~そこのおかずとって~」
「はい、美也ちゃん」
「私も取って~」
「はい、麻里亜さん」
食事が始まると、もう何も気にする事はない。食べる事に専念すればいいだけだから。
前は横から胸を弄ってきた2人も、今日は大人しいので安心していた。しかし……、

「委員長。見えてる見えてる」
「え?…………あ!!」
体を…というか腕を動かすたびに服が上にずれてしまうらしく、いつのまにか乳首が両方とも丸出しになっていた。
ノーブラなので、動くたびに擦れるのも原因の一つだろう。
それにしても、いつの間に?もしかしてずっと見えていたんだろうか?急いで直す私。
「りえっち~こんどはしょーゆとって~」
「りえちゃん、私も~」
この2人は確信犯(新しい方の意味)か……。

207:麻里亜さんが来た09
14/01/19 16:50:45.05 xdsUP4LD
「委員長。今日は泊まるのか?」
「そうだけど……何か不都合?」
しきりに捲れ上がる新しい前掛けと格闘している私に、かつや君は話しかける。

「どこで寝る気だ?」
「そりゃもちろん、かつや君の……」
「麻里亜さんも泊まるって言ってんだけど」
「えっそうなの?」
「あれ?りえちゃん、私がいるとお邪魔?」
「いえ、そんな事は……」
「みやもー。みやもとまるー」
「という事なんだけど……」
「じゃあ、私は帰ろっか?」
私にそんな気はない。皆が制止してくれる事を期待して言っているに過ぎない。

「ダメー。りえちゃんは私と寝るのー」
「だめー。りえっちはみやとねるのー」
「あらあら、克哉は捨てられたのかしら?可哀想に」
「母さん、それじゃあ克哉が可哀相だよ。克哉、今夜は父さんたちと寝るか?」
「子どもじゃないんだから、もう親と寝るなんて恥ずかしいって」
「いいじゃない。私は羨ましいわよ?両親と一緒に寝るって」
「ねえねえ、どうやって寝るの?それとも徹夜する?」
「麻里亜さん、美也ちゃんの成長に悪いから、それは駄目です」
「かっちゃんは、どうしたいの?」
「僕は……」

結局決まらなかった。定員オーバーは、どうしたって解決しようがない。
交代で寝るというのも、少しバカバカしい気がするので、後で考えようという事になった。
話がまとまらない理由がもう1つあった。
この前掛け?である。どんどん捲れていくのは、もう止められそうにないので私が放っておくと、
美也ちゃんや麻里亜さんがちょっかいを出してくるので、それを止めさせる作業に付き合わなければならなくなるので、
おちおち考える事が出来ないのだ。

「もうっ!2人ともいい加減にして!」
散々、乳首を弄られた挙げ句、本当にイってしまいそうになるのを我慢して、私は声を荒げた。
「麻里亜ちゃん。あんまり弄っちゃ可哀想だよ」
「え~お父さんも、見ていて楽しいんじゃないの?」
「そりゃ嬉しい……おっと」
この人、失言が多いな……危ない人なのかな……。

「みや、もっといじりたい~」
「美也ちゃん、お姉さんのを弄ったらいいじゃない」
「おーたしかに」
「待ってみやちゃん。おねーちゃんのはいつでも弄れるけど、りえちゃんは今だけよ?」
「おーたしかに」
「麻里亜さんも学校があるから今だけじゃないですか」
「弄る事自体はいいのか……」

「克哉は弄りたくないの?おっぱい」
「僕も……いや、なんでもない」
お母さん、何聞いてんですか。かつや君も本音を隠さなくなってきてるし。
……失言が多いところは本当に親子ね。

208:麻里亜さんが来た10
14/01/19 16:52:04.16 xdsUP4LD
・・・・・・

「これに、そのデータが入ってるのね?」
「うん……」
「かつや君。私が今、何を言いたいか分かる?」
「……変態って言いたいんだろ?」
分かってんのね、このド変態!!

私達2人の周りで、美也ちゃん麻里亜さんがにやにやしながら痴話喧嘩を見守っている。二人っきりに
なりたくて部屋に来たのに、これじゃあ意味ないわね。っていうか元凶は麻里亜さんなのに……。
「私、傷ついたんだけど……」
「ごめん……」
「どの位楽しんだの?」
「ほんのちょっとだけ……」
「本当に?」
「……うん」
嘘下手だなー……。これは、ずっと私のターンかな?
「私も見たいな」
「……え?何を?」
「かつや君の裸……」
「え、いや、でも、皆いるし……」
「だから?私はずっと裸だけど?」
あの新しい前掛けは脱いで、でも私は服を着なかった。その方が、いっそ清清しい。

「委員長に見られるのはいいけど……麻里亜さんに見られるのはちょっと……」
ひどーい、おねーさん傷ついたからー!と、麻里亜さんが愚痴る。気にしない。
「じゃあ、一緒にお風呂に入ろ」
「え、うん……それなら……」
「みやもー」
「美也ちゃん、今日は私に譲ってくれない?」
「う~。りえっちが言うなら、しかたなし」

「ただお風呂に入るだけじゃあ罰にならないから、何かしてもらおうかな」
「何でもする!何でもするから、言ってくれ!!」
「じゃあ、私のおしっこ飲んで?」
「え?」
「あと、かつや君のおしっこするとこ見せて?それと、射精するところも。ああ、それから、
私の体を洗って気持ち良くすること。あの時以上に、気持ち良い愛撫をして?」
「委員長?」
本気で言ってるのかって?私は本気よ?セックスが出来ないんだから、この位は当たり前じゃない。
言っとくけど、私は変態じゃないわよ?これでも譲歩してるんだから……。

「流石の私も、飲尿は引くわー」
……確かに、それは言ってみて私も後悔してる。
「委員長……勘弁してくれ」
「じょ、冗談に決まってるでしょ!」
「そ、そうだよな……ああ、ビビった……」
話し合わせてくれたんだね……ドン引きするくらいなら、そこまでしなくていいから……。

いたたまれなくなった私達に、麻里亜さんが話しかける。
「そういや、かつ君。コピーはちゃんとした?」
「コピー?何の事です?」

209:麻里亜さんが来た11
14/01/19 16:53:09.49 xdsUP4LD
かつや君も、麻里亜さんと同じくデータのコピーを取っていたらしい。
自前のデジカメだと、画像が小さいので、パソコンで見たいと言うのは分かるが……。

「でも、コピーはないんじゃない?」
「……だって、麻里亜さんが貸すだけだっていうから……」
「麻里亜さん?かつや君を教唆したんですか?」
「いや、まあ、健全な男子中学生に言わずもがななんだけど、一応……ね?」
きょーさって何?と美也ちゃん。唆されたかつや君に聞いても、さぞ答え辛いだろう。

「コピーは家のパソコンだけだよね?」
「うん。それ以上はしてない」
「絶対?」
「委員長の裸を、他の誰かに見られて堪るかよ」
どの口で言ってのよ、変態。
「分かった。じゃあ、消しに行きましょう」
とたん、残念そうな顔。……麻里亜さんも?……あれ?美也ちゃんまで?

「どうして皆、そんな顔になるの??」
「みや、あれ好きだったのに~」
「美也ちゃん、いつ画像を見たの?」
「まえのにちように、まー姉が帰るまえに、のこしてくれたの」
「りえちゃん、私に抜かりはないのよ?」
道理で、来栖夫妻が見たことがあると思った。あの夜に、2枚のデータがそれぞれコピーされて
いたなんて、知らぬは本人ばかりか……。

「どんなに残念だろうと、消しますからね!」
「記念にいいじゃない」
「そんな記念いらないの!」
さっさと消去しに行こう。このふざけた家族は、私の価値観をまるで無視している。
友達だろうが、親友だろうが、恋人だろうが、家族だろうが、あんな画像を持っていられるだけで、
気がおかしくなってしまいそうだ。

「かつや君。案内して?そのパソコンに」
「僕が?」
「あなたがデータを取りこんだんでしょう?」
「いや……取り込んだのは、父さんだよ」
へ?
「かつや君のお父さんが、どうして私の裸を見たがるのよ?」
「パソコンを開こうとしてたらさ、見つかっちゃって……それで、バレちゃって……」
「それで?」
私はイライラしていた。何が何だか分からない。
「差しこんだカードから、あの夜の画像が大量に出てきてさ……。それを見て、最初は怒られる
と思ったんだけど、何故か、保存に協力してくれたんだよ……」
「お母さんは……?」
聞かなくても分かるが、一応。
「知ってる。というか、良く撮れてるって喜んでた」
……おかーさーん。

「だから、消すなら父さんに言ってくれない?あのパソコンの持ち主に」
「かつや君が言ってよ」
「僕から言ったら、残念がるだろ?」
「卑怯者!もう嫌いになるから!」

私は、麻里亜さんに協力してもらって、データを消しに行った。

210:麻里亜さんが来た12
14/01/19 16:53:55.93 xdsUP4LD
・・・・・・

「あっパパ、今からお風呂?」
「そうだけど、何か用かい?麻里亜ちゃん」
「実はさ~……」
本当に麻里亜さんは気後れしないから凄い。一緒に来てもらって、正解だったかな。

「ああ、あれね。そうか、理絵ちゃんが嫌がってるなら仕方ないな」
「私も残念なんだけどね~。そうしないと、りえちゃんが絶交だって言うの」
そこまで言っては……いや、それに近い気持ちはあるが……。
「分かった。じゃあ、今から消しに行こう」

かつや君のお父さんと一緒に、私達は書斎に向かった。
全裸の私に対して、いやらしい目を持っていたようなので、少し警戒していたのだが、
来栖家のお父さんと同じく、聞き分けは良かった。これなら、私だけで頼んでも大丈夫だったかも。
パソコンを前にして、私はその画像達と対面した。
……あれ?
「これ、麻里亜さん家のパソコンにあったのと、違うんですね」
「そうよ、2枚あるうちの1枚だもん。言ったじゃない。たくさん撮ったから2枚あるって」
「じゃあ、これは……」
「後半のやつね。ほら、皆で撮ったのもあるし、理絵ちゃんピースしてるし」
……だから、どうしてそんなに軽い調子で言えるんですか?

「よし、これで消えたと思うよ」
作業自体に、さほど時間は掛からない。特に躊躇いなく、お父さんはすぐにゴミ箱行きを選んだ。
「パパ残念だったね~これで、もう私の作品は全部消えちゃったよー」
「そうだな……残念でもあるし、そうでないとも言えるよ」
「そうでないって何の事?」
「理絵ちゃんの嫌がる事が分かっただけ、無駄ではないという事だよ」
「イヤ~ン。流石、パパさんは大人ね~」
麻里亜さん、少しはお姉さんの自覚を持って下さい。

「パパ。これからお風呂に入るんでしょ?」
「そうだけど?」
「私達もお邪魔していい?」
……私達?
「年頃の娘が、こんな中年と入りたくはないだろう?」
うんうん。
「何言ってるのっ私たちは家族じゃない。たまにはサービスしないとねー」
「麻里亜さん?私も一緒するんですか?」
「嫌なの?りえちゃん。かつ君と一緒より、よっぽど安心よ?」
「でも、抵抗ありますし……」
「パパ!パパからも頼んで?」
「いや……無理にとは言わないが、背中を流してくれるなら嬉しいよ」
「……はあ。分かりました……」
「よっし決まり!じゃあ、レッツゴー!」

う~ん……。いいのかな?かつや君は何て言うだろう?これは浮気に入るんだろうか?
それに、お母さんは平気なんだろうか?いや、ずっと裸の私を許してるくらいだからなー。
……考えすぎか……。

間違いなんて、起こるはずもないしね。

211:麻里亜さんが来た13
14/01/19 16:55:02.43 xdsUP4LD
・・・・・・

脱衣所に来て、私は2人を見守った。
お風呂に入るにしても、私はもう裸なのだ。だから、脱ぐ動作はいらない。
でも、我先に入ろうとは思わない。別に、私が望んでいるわけではないのだから。

「パパと入るのは、久しぶりだね~」
「そうだったかな?」
「最後に入ったのは、私が中学の頃だもんね」
「麻里亜さん。そんな時期に、お父さんと一緒に入ったんですか?」
「あの頃は、結構頻繁に来てたしね~。ノリで?」
「中学生にもなって、少しは恥じらいがないんですか?」
「りえちゃん。私、りえちゃんのそういうトコ、結構好きよ?」
え?どういう意味?
「あの時の麻里亜ちゃんより、理絵ちゃんの方が胸があるな」
「お父さん!」
「確かにそうだけど、今は私の方が勝ってるからいいのよ」
「麻里亜さん……気にしないにも程が……」
「でも、かつ君に揉まれ続けたら、私を超える可能性はあるよね」
「私、そんなに気安くないですから……」
……なんですか?その目は。

「パパさん、脱がないの?」
「いやぁ……レディの前で脱ぐのは失礼だろう」
「恥ずかしがってる!パパ可愛いっ!」
「麻里亜さん、脱いだんならもう入りましょうよ。こっちもジロジロ見ては失礼です」
「は~い。パパ、逃げないでね~」
相変わらずの童顔巨乳を持つお姉さんと共に、私はお風呂場に移動した。

「りえちゃんと入るのは、これで2回目だね」
「そうですね」
子どもの様にシャワーをぶっかけられて、流されるままに湯船に入る(誰ウマ)私達。
「りえちゃん好きよ?私」
「何ですか?それは」
「可愛いし、しっかりしてるし、良い体してるし……」
「危ない意味ですか?」
「そそっかしいトコも、高得点」
「……はあ……」
「だから、私の事嫌わないでね?」
「……それはないです」
「私さ、りえちゃんって、思い込みが強くなる事が多いと思うのよね」
「……誰でもそうじゃないんですか?」
「まあ、そうかもしれないね。それに、妙に他人を避けようとする事ない?」
「……」
「私には、そうなって欲しくないの」
「……麻里亜さんのそういうとこ、私、好きです」
「ありがとっ!」
……セクハラしてこなければ、本当に良いお姉さんなんだよね……揉むな!

「パパさん、遅いね」
「恥ずかしいんじゃないですか?」
「一発抜いてるんじゃないかしら?ホラ、美少女に囲まれると、なっちゃうじゃない?」
「もう少しオブラートに包んで言ってください」
「おちんちん大きくならないように……」
「麻里亜さん!!」

212:麻里亜さんが来た14
14/01/19 16:56:26.79 xdsUP4LD
・・・・・・

ドアを開けて入って来たのは母さんだった。

「美也ちゃん。退屈してない?」
「う~ん、ちょっとたいくつー」
「お母さんと一緒に遊ぼっか」
「わ~い。何する何する~?」
「母さん、委員長と麻里亜さん見てない?」
「お父さんの書斎にいたみたいだけど、何かあったの?」
「……いや、何でもない」

「おかーさん。右のやつ!」
「はいどうぞ」
「うわーっババだー!おかーさんがババをー」
「みやちゃん。お母さん傷つくわよ?」
「よし!はい、引いて引いてー」
「じゃあ、こっち」「あー!そっちはダメー!」
ババ抜きをして数回目。順調に負ける美也と、軽くあしらう母さん。
委員長と麻里亜さんは、今何をしているんだろう?何かあったのかな?

「克哉。そういえば、皆がどうやって寝るか決まったの?」
「んー決まってはいないけど、僕がカーペットで寝ればいいかなって……」
「みやは?」
「だから、美也と委員長と麻里亜さんがベッドを使うんだ」
「かっちゃんは、それでいいの?」
「だって、他に方法が……」
「ハイ。お母さんに良い案があるんだけど」
「はい。おかーさんさん、こたえてください」
「久々に、お母さんと一緒に寝ない?」

「はあ?何言ってるんだよ」
「恥ずかしい?」
「みやは?」
「美也ちゃんも、よ」
「わーい。おっけーおっけー」
「恥ずかしいといえば、恥ずかしいけど……」
「決まり?」
「あの2人にも話してみないと……」
「じゃあ、克哉はいいのね?」
「……美也がいいって言うなら、いいよ」

「きっと、理絵ちゃんも麻里亜ちゃんも分かってくれるわ」
「2人とも遅くないか?美也」
「そうだねー。あれから、もうなんねんたったかな」
「……ちょっと見てくるよ」
「克哉。心配ないわよ、多分お風呂に入ってるから」
「なんで母さんが知ってるの?」
「麻里亜ちゃんがそう言ってたから。さあ、次は何する?」
「ぽーかーしようぜー」
「あら、いいわね。お母さん結構強いのよ」
「……まあ、いっか」

213:麻里亜さんが来た15
14/01/19 16:57:43.80 xdsUP4LD
・・・・・・

「パパー、タオルしてるー」
「隠しちゃ駄目かな?」
「いいですいいです。それが普通です。麻里亜さん、ちょっと黙って」
やっと入って来たお父さんは、きっちり大事な部分を隠していた。
時間がかかったのは、若い女の子との混浴をするのに抵抗感があっての事だろう。

「パパ。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
「麻里亜さん、それ1択じゃないですか?」
「イヤ~ン私食べられちゃう~!」
私は、麻里亜さんを無視して湯船から出る。
「お背中流しますね?」
「ありがとう」
もう何度も全裸を見られているので、すっぱだかでお父さんの目の前に立っても気にしない。
ここはお風呂場だしね。隠さなくったっていいでしょ?
洗面器にお湯を満たし、お父さんの背中にかける。
お風呂か……私、両親とお風呂に入ったのって、いつが最後だったっけ?

「気持ちいいですか?」
「ああ、理絵ちゃんは背中を洗うのが上手いね」
「なんですか?それ」
お父さんに言われてちょっと笑う。褒め言葉なんだろうか?
「りえちゃん。前も洗ってあげてね」
「へ?どうしてですか?」
「パパね、実は一人では満足に体を洗えない病気なの」
「……そうなんですか?」
「麻里亜ちゃん、そういう嘘は駄目だよ」
「……麻里亜さん……」
「いいじゃない。洗ってあげても」
まだ言うか……。

「あっ」
泡に足を取られて、私は前のめりに転んだ。
目の前にお父さんがいるので、胸を押しつける感じで止まる。
「りえちゃん大胆ーっ」
「これは転んだんです!」
「パパ、りえちゃんのおっぱいの感触は?」
「とても弾力があって気持ちいいね」
「お父さん!」

「じゃあ、皆で洗いっこしようよ」
そう言うと、麻里亜さんは湯船から出て、私がお父さんを、お父さんが麻里亜さんを、麻里亜さんが
私を洗う体勢になるように勧めた。
「私、もうお父さんの背中洗っちゃいましたよ?」
「今度は素手でやってね。後ろから手を回せば、前の方も洗えるでしょ?」
「……本気ですか?」
「パパも、ね」
「麻里亜ちゃんは強引だな……」

こうして、奇妙な洗いっこが始まった。

214:麻里亜さんが来た16
14/01/19 16:59:11.18 xdsUP4LD
「麻里亜さん!そんなところに手を入れないで!」
「や~ん、パパの手ってゴツゴツしてて、気持ちいいー」
「うわっゴメンよ。でも、他に方法が……」

素手で洗われるというのは元々かなりくすぐったいものだが、その手が麻里亜さんなので、
よりくすぐったく感じるし、胸やお尻を狙ってくるので、ちっとも落ち着けない。
もうお父さんの体を洗うどころじゃない。
感じるのを我慢しているので、私も手を滑らせて、お父さんの体に半ば抱きつく姿勢になっている。
がむしゃらに手を動かすと、自分でもどこを洗っているのか分からない。
ここ、変なとこじゃないよね?うわっ何か当たった。
こんなにおっぱい押しつけてごめんなさい。これは全部、麻里亜さんのせいだからね!

「麻里亜さん!そんな洗い方されたら、ちゃんと洗えません!」
「りえちゃん、どうしてそんなに感じやすいの?やっぱオナ……」
最後まで言わせる前に、私は麻里亜さんを押し倒した。
「イタタタ……今のは効いた~」
「ごめんなさい麻里亜さん。私、咄嗟に……」
「イイってイイって、私が悪いのは分かってるから、それより……」
「麻里亜さん?」
麻里亜さんの上に跨った私を、突然抱きしめたかと思うと、彼女は強引にキスをしてきた。
「んんーっ!んーーっ!!」
「……ん…ふぅ……おいしい」
舌まで入れられた。この人、本当に何をするか分からないな……。

「パパ、どうだった?」
「麻里亜ちゃんは過激だね……いや、大変良い物を見せてもらったよ」
お父さん!何言ってんの?!
いまだ抱きすくめられたままの私。そこで気が付いた。今の姿勢って、もしかしてお尻を
お父さんに見せつけている状態なんじゃない?

「あの、お父さん……もしかして私、いま凄く失礼な格好してませんか?」
「そんな事ないよ。とても素敵な格好だ」
「……○○○とか、○○○○とか見えてません?」
「おや、伏せ字を使うほど恥ずかしいのかな?りえちゃん」
「……ああ、よく見えるよ」
お父さんの返事を聞いて、私は急いで麻里亜さんの手を振りほどき、正座をした。
まさか、お尻の穴まで晒してしまうなんて……これは死にたい。
麻里亜さんは、まだ仰向けのままだった。麻里亜さんっどうして隠さないのよ!

「りえちゃん。ちょっと聞いてくれない?」
「辞世の句をですか?」
「キャー!辛辣ぅ!違う違う、パパさんの事よ」
「麻里亜さんのせいで、いらぬ恥を掻いたんですが……」
「それはわざとよ」
「殴りますよ?」
「パパにサービスしても、結局意味がないんだよねー」
「何の事ですか?」
「パパ、言ってもイイよね?」
「……ああ」
「本当に、何の事ですか?」
「EDなのよ」
「は?」
「パパはEDなの。知ってる?」

215:麻里亜さんが来た17
14/01/19 17:00:29.38 xdsUP4LD
「ED……ってなんでしたっけ?聞いたことあるような……」
「実際に見れば分かるわよ」

麻里亜さんはお父さんの前に行くと、その股間にあるタオルを取った。
「麻里亜さん!」
「ここまでしてこれだと、重症だよね~」
「……え?」
思わずまじまじと見てしまった。かつや君のそれとは違う、大人の男性器を。
見た目は、年季が入っているといった色合いで、かつや君のより大きい。
毛がもじゃもじゃ生えていて、これといっておかしな点はない。少なくとも形は……。

「EDって、おちんちんが大きくならないって事ですか?」
「そう、パパってば、実はそうなんだって。私も知らなかった」
「麻里亜さんがわざとやったっていうのは……」
「あんな光景を見て、勃起しないなんて逆におかしいでしょ?」
無駄に性的興奮を煽るような事をしていた理由は、私にこれを見せる為なのか。
たしかに、かつや君ならここまでしてアレがショボンとしているのは変だ。

「……これは病気なんですか?」
私はお父さんに話しかける。
「まあね……薬を使えば無理はできるけど、心理的な枷が邪魔してるらしい」
「どうして、私にそれを教えたんですか?」
「それは……」
「私が考えたの。りえちゃんなら、治せるかもって」
「私なら?私は医者じゃありませんよ?」

「その体!!」
突然大きな声を出されてビクっとした。
「その可愛さ!その優しさ!その天性の(エロい)才能!」

「私は、『りえちゃんならこの病気を治せる』と踏んだの」

よく分からない。どうしてそんな話になるんだろう?薬でも駄目なら、あとは手術くらいなもので、
素人が関われる話には見えないが……。
「具体的に、私は何をすればいいんですか?」
正座のまま、とりあえず話を聞く。
「パパに、色々やって欲しいの」
「その色々が分からないんですが……」
「たとえばマッサージとか、性的に興奮する何かを、よ」
「わ、私にはかつや君が……」
「そうだよ麻里亜ちゃん。無理強いは良くない」
「いいえ、これは機会なのよ!パパは治したいでしょう?その病気を!」
「それは……そうだけど……」
うーん……困っているのは分かるけど、私にも、どうしたらいいかなんて分からないし……。

「麻里亜さん。私に指示してくれませんか?」
「やってくれる?アリガトーりえちゃん!」
「治せる保証なんてないですよ?」
「やって損はないと思うのよねー」
「麻里亜さんには出来ないんですか?」
「りえちゃんと違って、私はパパさんと付き合いが長いからねー」
「……?それが関係あるんですか?」
「エッチな目で見にくいって事よ」

……それは良い事なんだろうか?悪い事なんだろうか?

216:麻里亜さんが来た18
14/01/19 17:01:35.09 xdsUP4LD
「じゃあ、とりあえずパパは後ろを向いて」

麻里亜さんからの指示が入る。狭いので、麻里亜さんは湯船に移動。
マットの上にいるのは私とお父さんの2人。
こんな場所で出来ることなんて、限られているとはいえ、何をさせるのかと訝しむ私。

「りえちゃんは、お父さんの後ろから首に手をまわして」
「えっと……抱きつけばいいんですね?」
「そうそう、背中におっぱいを押しつける感じでね」
はいはい……こんなことしても、病気が治るわけはないが……。

むにゅ。っと両房を肩甲骨辺りにくっつける。
こういう仕草は実の娘っぽくていいなあ……裸はおかしいけど。
「それで洗ってあげて」
「どういう事ですか?胸で背中を?」
「そう、洗ってあげてね」
もう洗ったのに……まあ、治療なら仕方ない。
一度離れて、ボディーソープを体に付けて、また抱きつく。石鹸より泡立ちが良いだろうから。
首の後ろから手を。と指示されてるので、背中を洗うのに両手は使えない。
必然的に、一番出っ張っているおっぱいを使う事になる。なんだかアブナイ仕事みたいだ……。
むにむに……むにむに……あ、乳首が立ってきた……むに……むにに。動きが緩慢になる。
「ふぅ……ふぅ……」
「りえちゃん、どうしたの?感じてきちゃった?」
「そ、そんな事ないです!」
「我慢しなくていいのよ?むしろ、感じないといけないわ」
「……ん……どういう事ですか……」
「無表情で淡々としてたら、パパさんが興奮出来ないのよ」
「…ん…そうなんですか?」
「りえちゃんが気持ち良くなれば、それがパパに伝わって勃起に繋がるのよ」
「……はぁ……」

乳首を擦りつけながら、声をなるべく抑えつつも、気持ち良くなる事に努めようとした。
この抱きつく姿勢は、私の顔のすぐ横にお父さんの耳が来る位に近くなる。
その為、声を出すといやらしい気分になっているのがすぐにバレてしまうのだ。
気持ち良くなれと言われて、急になれるわけがない。
少しずつ、少しずつ、私は情動を高めていった。

「りえちゃん、それじゃダメよ」
麻里亜さんが声を掛ける。危ない危ない、ちょっとイっちゃいそうだった……。
「りえちゃん、パパの股間を見てみて」
「えっ……」
レディになんて事を……しかし、視線を移すと言った意味が分かる。
「興奮しませんか?お父さん」
変化なし。私はこんなに感じているのに、お父さんはピクリともしていない。
「声を我慢するんじゃなくて、一緒に感じれるようにやってみて」
「そんなこと言われても……」
声を抑えずに……一緒に気持ち良く……難しいな。
「あの……お父さん、失礼します」

私は首筋にそっと息を吹きかけた。

217:麻里亜さんが来た19
14/01/19 17:02:50.70 xdsUP4LD
フーッと息を掛けると、たとえ性的興奮にならずとも、
そのくすぐったさからドキドキしてくれるに違いない。
胸で背中を擦りつけながら、私はお父さんの首筋に、耳元に、吐息をかけた。
ぶるっと震えたようになるのを確認して、私と一緒に気持ち良くなってきていると確信する。
しかし、肝心のおちんちんは無反応。
まだ何か足りないのだ。やり方が不味いんじゃない。
もっと感情を高めてくれる何かが必要なのだ。それは一体何だろう?

「お父さん、くすぐったいけど我慢してくださいね」
息を吹きかけるという生ぬるい作戦は止め、私は首筋に唇を押しつけた。
我慢させる必要がないにも関わらず、わざわざ断ったのは、笑われると台無しになるから。
くすぐったくても笑いを堪えてもらわないと、後が続かなくなってしまう。
お父さんの首筋をペロペロと舐めて、徐々に耳の裏まで、そして耳たぶの方まで舐めていく。
時折苦しそうにするお父さん。見ると、とても気持ちよさそうだ。
それに成果も現れてきた。おちんちんが少しだけピクピクと動いていたからだ。

「ちゅっ……どうですか?」
「理絵ちゃん、結構大胆だね……」
「これは治療ですよ?当たり前です」
真面目な話、私もかなりクるものがある。キスの魔力は恐ろしい。する方も、される方も、
手軽に快感を高めてくれるからだ。このままペロペロと舐め続けていたら、本当にキスをしたくなる。
口と口のキスを……。それは駄目。いくら治療でも、そこまでは出来ない。
なんとかこのままで成功させなくては……。

「りえちゃん、もういいわ」
麻里亜さんが言う。もういい?どういう事?股間に著しい変化は見られないけど……。
「これで終わりですか?」
「そうじゃないわ。次のステップに移りましょう」
「次……ですか?」
「今度は向かい合って、洗ってあげるの」
「向かい……って、え?」
「麻里亜ちゃん、それは不味いんじゃあ……」
「治すためには仕方ないのよ!」
仕方ない……それで済み問題ですか?!
言われるがままに行動する私もどうかしているが、他に案もないのでどうにも出来ない。
胡坐を掻いたお父さんに跨る様にして座る私。えっと……私もお父さんもタオルしてないんですよね……。
だから、直にアレが当たってる……萎んではいるけど、男の大事な部分が女の大事な部分に……。
いいの?コレ。浮気じゃないよね?本当に大丈夫なんだよね??

「りえちゃんはパパさんに抱きついて、今度はパパが洗うのよ」
「私は抱きつくだけでいいんですか?」
「さっきみたいに、色々舐めてあげるといいんじゃないかな?」
いいんじゃないかな?って……。
「お父さん、私を洗ってください……」
ためらいがちにそう言うと、私はお父さんに抱きついた。
胸を胸に、お腹をお腹に密着させるようなスタイル。先ほどの泡が残っているのでぬるぬるする。
「理絵ちゃん、ちょっと……」
お父さんは、私を一旦引きはがす。どうしたのだろうと思ったら、私の胸の泡を掬ってきた。
「いっぱいあるから、ちょっと借りるね」
両手でたっぷり泡を取ると、お父さんはそれを私の背中に付ける。私はまた抱きつく姿勢に戻る。

泡はいいけど、取るときにわざわざ乳首を弄らないでよ、お父さん……。


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