革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2at EROPARO
革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2 - 暇つぶし2ch499:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 10
14/08/17 21:49:18.26 GTPoX5+p
ぷちっ!
「んっ!」
「きぃ!」
腰を一気に打ちつけ、膜を破り去る。それで僕の一物が全て、ショーコの中に納まった。
そうして挿入したまま、ショーコを抱きすくめる。ショーコもしがみつくように抱きついてくる。
「くぅん、ハルト…」
痛みに耐えながら、ショーコが甘い声を上げる。

ショーコの痛みを少しでも和らげようと、腰を動かさないように、上体と腕で愛撫する。
胸は少し汗ばんでいて、ちょっと粘りっ気があるけど、肌を擦りあうにはちょうど良い。
「うんっ」
ショーコに再び口付けする。ちょっとだけ自分の精液の味がしたけど、ショーコの唇の甘さに比べれば、些細なことだ。
「ぷはっ!」
息の続く限りの口付けを交わした後、ショーコの表情を伺う。
ショーコは、涙で潤んでいるけれど、切なげな、求めるような眼差しで僕を見ている。
「…動くよ。」
そうショーコに告げる。ショーコが拒まないのは分かっている。けど、どうしても言わないといけない。
「うん…」
小さく頷いたショーコの表情は、和らいでいるけれど、それでもまだ、少し痛みを耐えているように見える。
どのみちこのままでは、ショーコも気持ちよくなれない。僕はゆっくりと、腰を動かしだす。
ずっ、ずずっ、ずっ、ずっ。
「ふっ、くふっ、あはっ、あぁ。」
ショーコは声を押し殺している。鈍い音を立てて、狭い膣胴を僕の性器が抉っていく。
「うっ、シ、ショーコの、中が、熱くって、きつくって!」
いや、僕の方が絞られてるのかもしれない。
ショーコの中の熱い肉壁は、入れているだけで包み込むように快楽を与えてくれる。
そこを前後に突くと、僕を逃がさないようにと肉壁が狭まる。快楽を貪るよう、膣洞が蠢く。
「あはっ、ハルトのおち○ちんが、なかで擦れて…」
ショーコも痛みに耐えながら、湧き上がる快感を求めて、僕を、一物を締め上げる。
それでも破瓜の血と愛液で、少しづつ滑りが良くなり、その分、抽挿が速くできる。
ぐじゅ、ぐずっ、ぐちゅ。
僕も貪欲に快楽を求め、腰を振るペースを上げる。
「はん、ハルトォ、それ、いいのぉ!」
ショーコが、背中に回した手の爪を立てる。痛みに耐えながらも、快楽を感じてきている証拠だ。
僕も背中の痛みと共に、男根が絞り込まれるのを、痛いまでに味わっている。
「ふっ、ショーコ、僕も、気持ちよすぎて…」
やがて湧き上がる射精感をちょっとだけ押さえ、僕はラストスパートを掛ける。
「ふあぁ、ハルト!あんっ、あああ。」
ショーコも髪を振り乱して、僕を感じてくれている。
そして、僕が喉の渇きを覚える頃、ショーコの顔にも、その「兆し」が現れる。
切り刻まれた痕のような、赤い痣。僕達、1号機のパイロットにだけに現れる、発作の「兆し」。
「ぐっ、ショーコ、ショーコ!」
僕も、渇きと獣の欲望に苛まれながら、快楽の頂点を目指し、腰を激しく振る。
「はっ、ハルト、なっ、中に!」
充血した瞳を潤ませながら、ショーコは僕を求める。
僕も限界が訪れようとしていた。
僕の中では、理性と獣性とをせめぎあい、ぎりぎりのバランスを取っている。
しかし、竿から上がってくる快感と、押さえ込んでいた射精感が折り重なり、理性のダムは決壊寸前になっている。
それでも、あと少し、あと少しでショーコをいかせられる。
腰を更に速く、角度をつけて、抉るようにショーコを突く。
「んはっ!ハルトォォ!」
ショーコが歓喜の甘声を上げたころ、ショーコの中を、ひときわ深く突き刺して、
「ショーコ!!」
どぴゅっ!、どぴゅっ!、どぴゅぅ!
ショーコの中に、僕の欲望と精液を解き放つ。
「あああぁぁぁぁぁ!」
ショーコの嬌声があがる頃、僕達の欲望と快楽が混じり合い、ルーンの光が、淡く僕らを包んでいった。

500:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 11
14/08/17 21:50:09.70 GTPoX5+p
「…あのね、ハルト。」
ベッドの上で、向かい会う形で横になっていると、僕の左のショーコが、潤んだ瞳で語りかけてくる。
「今度、七海先生が言ってたテスト、受けてみようと思うの。」
「それって…」
七海先生が提案してくれた「テスト」、それは、カミツキの女の子の、呪いに関わることだ。

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二人が結ばれたあの日からしばらくして、ショーコが思いつめたような表情で話しかけてきた。
「ハルト、あのね…」
しかし、伏せ目がちな沈み込んだ表情なのに、少しだけ、嬉しそうにはにかんでいるようにも見えた。
「…生理が、来ないの。」
僕はちょっとだけ驚いて、すぐに気付いた、生理の話は、流木野さんから聞いていたから。
カミツキは肉体的に安定化している。その所為か、肉体や精神が不安定になるような変化が、起こらなくなる。
女の子の場合、排卵周期が、生理が起こらなくなっている。

子供を産めない体になる、それが、カミツキの女の子の、もうひとつの呪い。

とりあえずその場では何も言わず、七海先生に見てもらうことにした。
「指南さんに時縞君、そろって、何?」
保健室では七海先生がくつろいでいた。以前と違い、けが人が何人も運び込まれることは、今はない。
「先生、わ、わたし、生理が、来ないんです。」
「あの、僕と、その…」
「…え?えーーーーー!」
先生はひとしきり驚いた後、テキパキと検査をしてくれた。
結果は分かっていた、流木野さんも以前(僕のことは伏せて)同じような相談をしたらしいから。
…その時のショーコの落ち込みようは、可哀想と言うほかなかった。
「ショーコ…」
うつむくショーコを、背中から抱き締める。胸の上で組んだ手に僕の手を重ねる。
「ハルト、わたしね、本当は、嬉しかったんだ、ハルトの、赤ちゃんが産めるって…」
すすり泣くショーコを落ち着かせるため、右手でショーコの頭を、髪を撫でる。
『これも、カミツキの呪いなのか…』

「あ、あのね、先生、用事思い出したんで、し、しばらく保健室空けるから…」
そう言うと、七海先生は、みえみえの嘘をついて、そそくさと保健室を出て行ってしまった。
先生の好意に感謝しつつ、僕はそのまま保健室でショーコを、ショーコの身体を、慰めた。
…その日から、毎日のように、僕はショーコを抱いている。

その後も何度か、七海先生の元で「検査」が行われた、らしい。
七海先生は、カミツキのホルモンバランスが、固定化していることに気付いた。
ならば、それを変化させれば、排卵が起こるかもしれない。
排卵誘発剤、
女の子のホルモンバランスを、無理やり変える薬だ。

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「いますぐに、子供が欲しいってわけじゃないの。けど…」
ショーコが言葉を区切る。ショーコの瞳は潤んでいるけれど、その奥には強い渇望が浮かんでいる。
「いつか、ハルトの赤ちゃんが産みたい!」
「ショーコ…」
ショーコの手を取り、思わず見詰め返す。ショーコはあくまで、普通の女の子として、普通の幸せを望んでいるんだ。
僕達カミツキは、人間じゃない。だけど、人間と同じ、普通の幸せを望んだって、いいじゃないか!
「あ、まずはね、排卵が起こるかどうかの確認だけだから。」
ショーコは、ちょっとだけおどけた表情を見せる。
「その間は、ちょっとね、ハルトには『おあずけ』かな?」
テストをしている間、排卵誘発剤の効果を確かめている間は、ショーコを抱けない、ということだろう。
もちろん、本来の効果を確かめるためなら、ショーコを抱くべきなのだろうが…
「それに、今は子育てどころじゃないしね。」
そう言ってショーコは、少し寂しく微笑んだ。

501:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 12
14/08/17 21:51:05.93 GTPoX5+p
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「ハルト、この前のデータ、そのままでイイ?」
コックピットの中での作業中に、珍しくピノが話かけてきた。
ピットでは今、破壊された3号機と5号機の復元作業が佳境に入っていて、霊屋君たちメカニックチームは、
殆ど掛かりきりで作業に没頭している。なので、他の機体は手の空いているメンバー、主に僕が整備を行っている。
ちょうどいいタイミングだったので、以前から準備していた1号機の『改修工事』も合わせて行っている。
その調整作業中に、普段はモニターの隅でおとなしくしているピノが、中央に現れた。
「?前のデータって?」
僕には、すぐには話が分からなかった。
「ほら、あの『あんな別れじゃ、そんなのイヤだから~』とかいうの。」
その言葉を聴いて、急に胸苦しさを感じた。
そう、その言葉は、僕の、遺言。
決戦前に、もしも戻れなかった時のためにと、ピノに記録してもらっていたんだ。

あの時僕は、死を覚悟していた。
流木野さんと『約束』したのに、それでも、生き延びれると思えなかった。
だから最後に、せめてショーコに謝りたいと思って、メッセージを録画したんだ。
あの時の想いが、苦しみと悲しみと後悔がない混ぜになった想いが蘇り、胸を締め付ける。
それと同時に、なにか違和感が湧き上がってくる。
僕はあの時、何を話そうとしていたのか?
話した事は憶えているのに、意図が、辻褄が合わない。
「ピノ、そのデータを再生してくれないか?」
「へ?ハルトのメッセージだよ?」
「いいんだ、そのまま表示して!」
「…ニンゲンって、良くわかんない…」
ピノは不満げに呟きながら、ファイルを再生してくれた。

『それに……ショーコにはもっと、謝りきれない…その、お父さんのことも…
本当に、償うことなんてできないけど…。』

僕の心に浮かんだ違和感、その正体が、ようやく分かった。
「お父さんのことも、償うこと…」
ショーコのお父さん、指南元総理は、たしか、亡くなっている。
最後の戦いで、僕は、ショーコの思いを、自らの願いに重ねた。
お父さんを失っても、総理大臣として気丈に振舞うショーコ。
彼女の思いを護るために、僕は勝たないといけなかった。

だけど、この時、ショーコへのメッセージに込めた僕の思いは、後悔と自責の念。
この言い回し、僕には、ショーコのお父さんの死について、責任がある?

「エルエルフ、教えてくれ!」
ピノにデータの消去を頼んだ後、執務室のエルエルフの元に行く。幸い、ショーコは不在だった。
「僕は、ショーコのお父さんの死と、関係があるのか?」
「…思い出したのか?」
相変わらずの無表情だったけど、ほんの少しだけ、驚いた様子をみせて、エルエルフが答える。
「思い出したんじゃないんだ。けど、そうでないと辻褄が合わない!」
「…世の中には、知らない方が良いこともある。だが…」
少しだけ悩む素振りをした後、エルエルフが説明してくれた。

「…俺はお前に『指南のことは諦めろ!』と言った。けど、お前は諦めなかった。」
エルエルフから聞いた話は、僕の頭と心を余計にかき回した。
僕は1号機のハラキリ・ブレードで、ドルシア艦隊ごと、ショーコのお父さんを殺している!
なのにショーコは、僕を恨むでもなく、僕のことを赦してくれている。
笑顔で僕のこと、好きと言ってくれる。
僕は、ショーコの気持ちを、分かったつもりになっていた。
少し、分からないことがあっても、それは、無くなった記憶の所為だと思っていた。
ショーコが、そんな深い悲しみを抱えていたなんて、思ってもいなかった。

僕はダメな男だ

502:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 13
14/08/17 21:52:08.32 GTPoX5+p
ショーコのお父さんの事を聞いた後、僕は頭の整理がつかず、呆然と立ち尽くしていた。
「指南は当初、ハルトには話すなと言っていた。話しても、お前を苦しめるだけだと。」
「ショーコが…」
自分の悲しみよりも、僕のことを心配してくれたショーコ。
僕は、ショーコに支えられていたんだと、改めて実感した。
なら僕は、どうすればいい、どう償えばいい。
いつしか、僕の頬に冷たいものが流れていた。

「ハルト…、あまり一人で抱え込むな。」
「…エルエルフ」
「お前は以前から、悩みを抱え込みすぎだ。だから『半分こ』だ。」
そう言ってエルエルフは、僕の両肩に手をかけ、ため息をつきつつも語りかけてくる。
「お前は何をすべきだ?いや、何がしたい?」
「僕が、したいこと?」
エルエルフの問いに、言葉が詰まる。僕がしたいこと?僕が望んでることって…
「お前は、指南と分かり合いたいんじゃないのか?」
そうだ、僕はショーコと、分かり合いたいんだ!
「ならばまず、指南に謝りに行く所から始めたらどうだ?」
ショーコに謝る、そう、まずは謝らなくっちゃ。ほかの事は、その後で考えればいい。
「…ありがとう、エルエルフ。そうするよ。」
エルエルフの助言で、幾分気持ちが落ち着いた。僕は執務室を後にする。

「あら、ハルトこんなところで…って」
執務室を出た廊下の先で、流木野さんとバッタリと出会う。
ダークグレーに緑縁のジャケットを着こなした流木野さんは、少し澄ました笑顔から、驚いたように目を瞬いた。
「ハルト、泣いているの?」
「…」
そうだった、まともに涙を拭ってなかった。

夕暮れ色に染まる空き教室に、流木野さんに促されるまま入った。
「それで、何かあったの?」
窓際の机に腰を下ろして、窓の外を見ながら、流木野さんがたずねてくる。
僕は、何も答えられない。
流木野さんが僕の方に振り返ると、長い髪がきれいな弧を描く。
「ショーコさんと、何かあったのね?」
僕はやはり、答えられない。これは、僕とショーコの問題。流木野さんを巻き込むわけにはいかない。
「もしかして、私たちの関係がバレた…ってわけじゃなさそうね。」
驚いた振りから、少し茶目っ気のある笑顔へと、流木野さんは忙しく表情を変える。
そして僕の方へ歩いてくると、右手の指で僕の頬を、流れている涙の後を拭う。
「何があったか知らないけど、辛いことなら、私が忘れさせてあげるわ。」
そう言うと、流木野さんは僕の右手を、自分の胸元に引き寄せる。
「私が、慰めてあげる。」
布越しに、ふくよかな流木野さんのおっぱいが手に広がる。
じかに触った時の感触が蘇り、右手は思わず胸を揉みはじめる。
「流木野さん…」
こうして流木野さんに誘われると、僕は断ることができない。
流木野さんの肉を、柔襞を思い出し、身体が、性器が反応してしまう。
けど、
今はそれよりも、僕はショーコのことを考えるべきだ。
理性をフル動員して、僕は何とか右手を離す。
「ハルト?」
「…ごめん…」
流木野さんは少しだけ驚いて、手を引っ込める。流木野さんの誘いを拒否したのは、たぶんこれが初めて。
空になった両手を後ろで組んで、流木野さんは上目使いで僕を見詰めてくる。
「…そっか、ハルトはやっぱり、ショーコさんを選ぶのね。」
「!」
流木野さんの言葉が、頭の中で反響する。
ショーコを選ぶ。
それは、僕が何度か話しかけようとしていたことだった。

503:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 14
14/08/17 21:53:02.64 GTPoX5+p
僕はずっと悩んでいた。
流木野さんと僕の関係、これをショーコにどう説明するのか。そして、流木野さんとの関係をどうするのか。
けど、僕に出せる答えは、たぶんひとつしかない。
流木野さんに謝って、そして…
「私ね、ハルトと約束したこと、ちょっとだけ後悔しているんだ。」
僕が話し出せずにいると、流木野さんの方から話しかけくる。
「…後、悔?」
「そう。」
流木野さんは視線を逸らし、また窓側の方に歩いていく。
「だって、諦めないってことは、決して楽になれない、ってことじゃない。」
「えっ?」
流木野さんの言葉に、少し困惑する。楽になれないって、でも、僕達の約束は…
「諦めないで済むのは、願いが叶ったときか、死んだときだけ…」
「でも、僕たちはこうして、生き延びれたじゃないか。」
僕は、余計に流木野さんが分からなくなる。
なんとしても生き残る、最後まで諦めない。僕たちは、そう、約束したはずだ。
「そう、ハルトは生き延びてくれた。それだけで十分だったのにね。」
流木野さんは窓の方を見ながら、時折、横目使いで話しかけてくる。
「だから、ハルトが約束を忘れたことにして、と言ったとき、少しホッとしたんだ。」
約束を忘れる…、僕の記憶は、戦闘開始直後までなくなっている、ということなっている、
…ショーコとの別れを、ショーコの苦しみを忘れたことにするために。
だから僕は、流木野さんと交わした約束を、忘れたことになっている。
けど僕は、約束を憶えている。

その時、不意に思い出す。
流木野さんと約束したときにも、生き延びて欲しいという以外に、何か感じていなかったか?
ショーコへのメッセージと同じような感じを、後悔や罪悪感を感じていなかったか?
そして浮かび上がった疑念は、もうひとつの疑念へと繋がる。
なぜあのとき、僕は流木野さんを大切だと思ったのか?
「流木野さん、僕は…」
もしかすると、僕は、流木野さんも傷付けているのか?
あの約束は、流木野さんへの贖罪の意味があったのか?

「もっとも、これは私の思い込みなんだけどね。」
僕の頭の中が、疑惑や疑念に塗りつぶされているとき、流木野さんが肩越しに振り返る。
『あっ!』
流木野さんの目尻に、きらりと光るものが見えた。
…僕は、今また?流木野さんを傷付けている。
「流木野さん!」
僕は流木野さんに駆け寄り、背中から抱き締めた。細い腰に手を回し、耳の傍で、頬を擦りつけるようにして呟く。
「…ごめん…」
僕もまた、泣いていた。

「ハルトって、ずるいわね。」
嗚咽を漏らしながら、流木野さんが抗議する。
「こんなにされたら、怒る訳いかないじゃない。」
嘆息気味に呟いてから、流木野さんが僕の腕を解く。
「いつかはこうなるって、分かっていたけど…」
そして一歩距離をとってから、流木野さんが振り返る。目に涙を浮かべたまま、小首を傾げて尋ねる。
「ハルトは、いつから決めていたの?」
「…」
流木野さんの問い、それは僕が、彼女との関係をどうするか?
その答えに、いつ気付いたのか?と。

いつから決めていたか、それはたぶん、ショーコを抱いたときから。
ショーコと結ばれ、ショーコを愛しようと思ったとき、たぶん、答えは出ていた。
けど、それでは、流木野さんを、ただ、捨てることになる。
僕は流木野さんに、まだ何も、償ってないのに。
…だから僕は、答えを出すのを、引き伸ばしにしていた。

504:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 15
14/08/17 21:54:16.90 GTPoX5+p
「結局こうなっちゃうのよね、まあ、分かっていたけど。」
流木野さんは、ちょっとだけおどけたように言うと、扉の方に歩いていく。
「…これからは、ピット以外では、あまり会わない方が良いわね。」
「待って!流木野さん!」
僕は彼女の手を引いて、流木野さんを留める。
「教えて、欲しいことが、あるんだ。」
その前に、どうしても確認しなくちゃいけないことがある。
「嘗ての僕は、流木野さんを傷付けている!」
流木野さんは、驚いたように目を見開いた。
「ハルト、あなた記憶が…」
「僕は、どうすれば罪を償えるんだ?」
僕はたぶん、流木野さんを傷付けている、今こうして、傷付けているように。
だから、僕は罪を償わないといけない。
僕の手を外すと、流木野さんは肩をすくめて言い放つ。
「償うことなんて、何もないわ、だって…」
「嘘だ!」
僕の思いは、疑念から確信に変わる。僕は、流木野さんを、傷付けていた。
それが何時、どういうことかは分からない。けど、そこに「罪」があるのは、間違いない。
「…だって、あれは私たちの、絆だから…」
流木野さんの頬を、あふれ出した涙がつたう。

重苦しい沈黙が流れる。僕はなるべくゆっくりと、声を出す。
「話して、くれないかな?」
たったこれだけの言葉を搾り出すのに、短距離走を走った後のような息苦しさを感じる。
「僕が犯した、罪を。」
僕は流木野さんを見詰めて、彼女に懇願する。僕は、知らなくちゃいけない!
しばし見詰めあった後、根負けしたかのように、流木野さんが視線を逸らす。
そうして、ちょっとうつむいた後、流木野さんは、机に腰掛けて話し始める。
「…あれはモジュールが月に着く前、まだルーンとかのことが、良く分かっていないころだったわ。」

「そんな、僕が…」
流木野さんが語ったこと、それが、僕の頭の中で反芻される。
『僕が、流木野さんを、レイプした!』
それが、嘗ての、僕の、罪。
ルーンの枯渇、発作と衝動、そしてセックス。全てが、繋がった。
流木野さんは知っていたんじゃない、無理やり、知らされたんだ。
「でも、そのおかげで、ハルトを助けることができた。」
流木野さんは、まるで昔を懐かしむかのように、遠い目で、微笑んだ。

僕は自分の罪の重さを、知ってしまった。
女の子の初めてを、無理やり奪ってしまったのだ。
たとえ処女膜が再生するからといって、その心に、一生残る傷を付けてしまった。
僕は、流木野さんに、何を償えば良いのだろう?どう償えば良いのだろう?

「ハルトに、罪はないわ。」
流木野さんは、優しく語りかけてくる。
優しく、僕の手を取って、顔を寄せて…
「!」
甘い口付けを、してくれる。
「…どう、して?」
どうしてこんなに、流木野さんは優しくしてくれるのだろう?
僕は、流木野さんを、捨てようとしていたのに!
「ハルトだって分かってるでしょう、カミツキの発作がどういうものか。」
カミツキの発作、それは純粋な、渇望。
枯渇したルーンを補うため、他人のルーンを求める。
その方法は、ジャックであったり、セックスであったりする。
共通するのは、それが、理性では抑えきれない代物だということ。

505:名無しさん@ピンキー
14/08/17 21:58:39.52 ocqei5NF
支援2

506:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 16
14/08/17 22:00:51.74 GTPoX5+p
「…ハルトは、悩まなくて良いのよ。」
「でも、流木野さんは…」
流木野さんは、僕に、処女を奪われた、女の子にとって、大切な初めてを。
僕にはその時の記憶はない、けど、分かる。
セックスのときに感じる、性への渇望。発作の「兆し」と共に現れる、飢えと渇き。
それが、理性という箍を外して、襲い掛かる。
どれ程狂暴で凶悪なものか、想像しただけでも恐ろしい。
けど流木野さんは、僕の想像以上に、陰惨な目にあったのかも知れない。
…それなのに、流木野さんは、僕を赦すというのだろうか?

「言ったでしょう、あれは、私たちの、絆だって。」
「僕たちの、絆?」
流木野さんはそう言うと、僕の手を包むように握ってくる。
「そう、ハルトが罪を犯したように、私も、罪を犯している。」
「それって…」
流木野さんは包んでいた手を胸から前に、彼女の両頬にと導く。
「私は、ハルトを騙して、ルーンの補給を口実にして、ハルトに抱かれた…」
「!」
僕は思い出す、戦いの後、初めて僕が流木野さんを抱いたときのことを。

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あの時は最初、わけが分からなかった。
気が付いたとき、僕は全裸で、流木野さんを押し倒していた。
流木野さんの乱れた着衣、それを見ただけで、心臓がパンクしそうになった。
ブラウスの前を大きく開けて、大きなおっぱいから脱げかかるブラジャー。
まくりあがったスカートの中は、何も無く、パンティーは片足に掛かっている。
そう、まるで僕が、流木野さんをレイプしているように…
全ては、僕をジャックした流木野さんが仕組んだことだけど、
今ならば分かる、あれは、僕が流木野さんを襲ったときの「再現」なのだと。

そして僕は、流木野さんの言葉に導かれるまま、彼女を抱いた。
…いや、流木野さんの扇情的な姿に、僕の欲望が抑え切れなっただけだ。
そう、流木野さんは、何も悪くない。
たしかに、流木野さんは「嘘」をついていた。
けれどそれは、僕を助けるためのもので、僕を傷付けるためではない。
それに、僕は自分で、流木野さんを抱くと決めた。
流木野さんに、「罪」はない。

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「あの時、決断したのは、僕だ!」
添えられた両手で、僕はそのまま流木野さんの頭を手繰り寄せ、
今度は僕から、流木野さんにキスをする。
流木野さんは、すこしだけ目を見開いたが、そのままキスを受け入れると、すぐに舌を絡めてくる。
そして口腔を嘗め回しながら、息の続く限り、唇と舌を貪る。
「ふはっ!」
僕の唾液で汚れた、流木野さんの唇。それが、艶やかに笑みを浮かべているのが、分かる。

結局、こうなってしまう。
僕たちの絆は、結局は、身体の繋がり。
始まりとなった僕の「罪」から、それは変わっていない。
そして僕は、罪を償うことは、出来ない。
流木野さんを、捨てることは、出来ない。
僕に出来ることは、罪を重ねること、嘘をつき続けること。
それが、取り返しの付かない、深い澱みへ向かう道だとしても…

507:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 17
14/08/17 22:01:42.56 GTPoX5+p
流木野さんのジャケットのボタンを外し、ジッパーを開ける。
そして、アンダーシャツを、下のブラジャーごと捲くり上げる。
ぷるん!
大きなおっぱいが、シャツの下から飛び出す。
僕はそのまま右の胸に、赤ん坊のようにむしゃぶりつく。
「ふっ」
流木野さんの吐息が漏れる。唇で乳首をつばみながら、右手で左のおっぱいをこねくり回す。
そして、左手を流木野さんの腰にあてようとしたとき、
ストン!
流木野さんのタイトスカートが、床に落ちる。
流木野さんの顔を見上げると、僅かに頬を染めながら、求めるような眼差しで僕を見詰めている。
僕はそのまま、左手を下に伸ばし、パンティの上から、お尻を揉みしだく。
「あぁん」
お尻の肉と胸の肉、二つの肉をこね回しながら、乳首の先端を、乳輪を舐め上げる。

そこでちょっと、いたずら心が湧き上がる。これは、流木野さんには、まだ試していないこと。
流木野さんの乳首に、軽く歯を立てる。
「はうあぁぁん!」
驚いたのか、流木野さんは、小さな悲鳴を上げる。
乳首をもう一度ぺろりと舐めた後、流木野さんを見えあげる。
「痛かった?」
流木野さんは熱っぽい眼差しで、僕を見返す。
「ううん…けど、驚いたわ。」
そして、今度はちょっと拗ねたように僕を見詰める。
「…こんなことも、出来るのね。」
僕は今度は、左の胸を唇と舌で攻めながら、両手でお尻を揉む。
左手でお尻を揉みながら、右手で徐々にパンティを下ろしていく。
左の乳首を舌で上下に舐め上げながら、お尻から前へ、秘裂へと指を伸ばす。
「あはぁ、ハルト、それ、いい!」
左手の指の先端が襞の縁にかかっただけだが、そこは既に蜜が垂れてきていた。
人差し指を伸ばして、浅く、襞に差し込むと、それだけで、襞がうごめくのが分かる。

そこでまた、ちょっとだけいたずらしたくなる。
親指を、お尻の穴のほうに這わして、穴の表面を撫でる。
「へ?ちょっと、そこ…」
くにゅ
ちょっとだけ、親指の先を、お尻の穴に埋め込んだ。
「いやぁ、そ、そんなのぉ」
突然の異物に、流木野さんは身体をよじるようにして悶える。
ちょっとの刺激で、秘唇のほうのうごめきも変わる。
羞恥に染まる流木野さんの表情を横目で見ながら、僕は次の攻め変える。
親指で、アナルの周りをなでながら、人差し指で秘裂をかき回す。
そして、今度は右手で前から、流木野さんの襞を撫でる。
襞の上側を右手で、下側を左手でかき回し、左の乳首を唇で啄ばむ。
「はぁ、ハ、ハルト、私…」
『いちゃって、いいんだよ。』
言葉はだせないので、僕はそのまま攻め続ける。
右手の指で、秘裂の上の肉茎をつまみ、そして、左の乳首にも、歯を立てる。
ついでに、アナルにもちょっと突っ込む。
「ひゃあああぁぁぁん…」
三つの刺激を同時に受けて、流木野さんの身体が突っ張る。
足がかくかく震えて、後ろの机に座り込む、後ろ手を机に着けていないと、身体が支えられないほどに。
「はぁ、は、ハルトォ」
甘い声をあげ、流木野さんが懇願の眼差しで見詰める。
それに答えて、僕はチャックを開ける。中のものは、既にギンギンにいきり立っている。
愛撫の必要も無いほど硬くなったそれを、腰掛ける流木野さんの性器にあてがう。
「いくよ。」
挿入前に一言、流木野さんにもまた、苦痛を与えることを告げる。
熱く浮かされたような目をして、流木野さんが頷く。
「来て!ハルト!」

508:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 18
14/08/17 22:02:39.54 GTPoX5+p
ぷちっ!
「くぅうううん」
「うっくっ!」
秘裂に当てた一物を、ひざのばねを使って一気に突き上げる。
挿入から破瓜までを一息で行い、僕の性器は流木野さんを貫いた。
そのまま流木野さんの細い腰に手をあて、息を整える。
流木野さんは、目尻に涙を浮かべている。まだ痛みがあるだろうし、それに…
「ハ、ハルト、このまま、動いて!」
流木野さんが、珍しく急かす。いつもならば、しばらく愛撫して、痛みを紛らわせるのに…
「えっ、でもまだ痛いんじゃあ。」
「いいのよ、痛くても。ハルトとの絆を、もっと刻みつけたいから!それに…」
涙を浮かべた赤い目で、僕を見詰めながら、流木野さんは求める。
「前に言ったじゃない、私は、本当はマゾじゃないかしら?って」
それを聞いて、納得したわけじゃない。けど流木野さんは、荒々しいセックスを求めている。
僕は腰を、膝を動かし、抽挿を開始する。
「ふぐっ、ぐっ、ひぐっ、うぐっ」
流木野さんはいつもと違い、くぐもった悲鳴のような声を上げる。
いくら愛液と破瓜の血で濡れているからとはいえ、処女膜を破られたばかりなのだ。
抽挿のたびに、痛みに苛まれるはずだ。
流木野さんの顔に浮かぶ、苦痛の色。痛みを噛み殺し、悲鳴を上げないようにと、口元がわなわなと震えている。
何故、流木野さんは、こんな苦痛を求めるのか?
「うくっ、ふっ、くぅ」
僕も、きつい締め付けに思わずうめき声を上げてしまう。
それでも、痛々しいまでの流木野さんに比べれば、たいした苦痛でもない。
今の僕に出来るのは、少しでも速くいって、流木野さんの苦痛を長引かせないことだ。
「ふん!ふん!んん!」
可能かな限り、速く、深く、一物を突き立てる。痛いまでのきつい締め付けと、うごめく柔襞のせいで、
すぐにでもいきそうになる。そして、胸の締め付けと、喉の渇きが襲ってくる。発作の「兆し」だ。
「ハルト、速く、中に!」
流木野さんはこんな苦痛の中でも、僕を求めてくれる。

だから、だめだ!
このまま僕だけいくなんて!身勝手すぎる!
僕は「兆し」を無視し、極力落ち着こうと考える。竿から上がってくる快楽に耐え、射精感を抑える。
せめて流木野さんが、いけるまで、このまま持ちこたえたい。
「くうん、うん、ハルト、ハルト!」
流木野さんの声色に、少しずつあまい音色が混じってくる。
こんな荒々しいセックスでも、流木野さんが感じてくれている!
僕は射精感を抑え、必死に下から突き上げる。
「うう、流木野、さん…」
僕も限界が近づいてくる。否、限界なんてとっくに超えている。
いま僕が耐えているのは、妄執にも似た意地のせいだ。

僕は、流木野さんを傷付けてしまった。
だから、せめてこんなときだけは、流木野さんを気持ちよくさせてあげたい。

「兆し」と絶頂の狭間で、ぎりぎりの快楽に耐える。
「はぁ、ハルト、ハルトオオォォ!」
流木野さんの声が裏返る。そこが、僕の限界だった。
「うっ、流木野さん!」
どぴゅう、どぴゅう、どっぷう
「はあああああぁぁぁ」
僕の精液が、流木野さんの中に注ぎこまれる。
そして、二人の周りを、淡いルーンの光が漂う。

509:【ショーコxハルトxサキ】鼎の絆 前編 19
14/08/17 22:03:39.49 GTPoX5+p
「はあ、はあ、流木野、さん…」
射精した後、倒れそうになった流木野さんを抱き寄せる形で立ち竦む。
性器は、まだ繋がったままだ。
「どうして、こんなことを?」
少し落ち着いたところで、流木野さんに尋ねる。なんでこんな、むちゃなセックスを望んだのか?
「…思い出したかったのよ。」
「思い出す?」
「そう」
流木野さんは、またあの遠い目をして、話してくれた。
「ハルトとの、絆を思い出そうとしてね。」
「!」
僕との、絆、それはたぶん、流木野さんが話してくれたこと。
僕が、流木野さんを、レイプしたとき、
そのときの、荒々しい、獣のようなセックスを、再現しようとしていたのか?
「どう、して?」
どうして流木野さんは、そんなものを思い出そうとしていたのか?
「どうしても何も、それが、私たちの絆だから…」
僕は、何も言葉が出なかった。
ただ、流木野さんを、再び抱き締めた。
はだけたままの流木野さんの胸が、僕の服の上から押し当てられる。
けど、その感触を楽しむゆとりは、僕には無かった。
「流木野さん、僕は…」
僕の頬を、また涙が伝っている。今日は、泣いてばかりだな。
そんなことを考えていたとき、

ぺたん!

なにか、柔らかいものが、倒れる音がした。
教室の中…ではない。見渡すと、ドアが僅かに開いている。
「!」
そのドアの先、廊下の上に、物陰があることに、気付く。
そして僕は見た、見えてしまった、
ドアの隙間から僅かに覗く、えんじ色のスーツを。
そして、驚きと戸惑い、そして悲しみに見開かれた瞳を。
「…ショーコ!」

...to be continued

510:488
14/08/17 22:12:21.44 GTPoX5+p
以上、ハルショコサキの「鼎の絆 前編」でした。
まさか、前編だけで「罪と罰と償いの絆」の文量超えるとは思わなかった。

もともとは、修羅場での暴露合戦で、
レイプや親父殺しの話を入れるつもりだったのですが
それだと、ハルトが罪と向かい合う時間が取れないとおもったので
こんな感じの話になりました。

後編はいよいよ修羅場編ですが、
ちょっとだけ、ARUSとの決戦もあったりします
ただ、9月以降は、仕事のシフトが厳しそうなので
完成は遅れるかもしれません。

>>496>>505
二回も支援、感謝です

511:名無しさん@ピンキー
14/08/17 22:34:01.95 ocqei5NF
力作長編乙です!のんびり続き待ってます

512:名無しさん@ピンキー
14/08/17 23:04:17.41 DvRquCM+
長編おつかれです。
続き待ってます、のんびりと

513:名無しさん@ピンキー
14/08/17 23:27:45.54 dClT7nh1
>>488
カミツキ不妊は公式と言っても差し支えないと思う
どう考えても妊娠するはずないから

514:名無しさん@ピンキー
14/08/17 23:42:19.09 7KRIFP2R
パロに公式云々言うのやめよう

515:名無しさん@ピンキー
14/08/20 01:51:55.35 PFwMpnmO
サキちゃんの中の人に噛まれたい

516:名無しさん@ピンキー
14/08/20 04:37:44.90 IMWRD3RL
声優スレへ

517:名無しさん@ピンキー
14/08/20 19:21:13.01 FDJbEBlw
>>489-495
>>497-504
>>506-510

おつでした
後編楽しみにお待ちしています

518:名無しさん@ピンキー
14/08/28 02:02:34.01 M4A0F4Jd
おお、しばらく来なかったうちにいつの間にか作品投下が

ID:GTPoX5+pさん
作品読みました
スレメインのエロ方面での落とし所だけじゃなく、
ハルト達の周囲の国々に対しても
周囲の国々にエルエルフやアキラがジョーカーを切るような解決策を図ることを期待して
次回作をお待ちしています

519:名無しさん@ピンキー
14/09/05 01:39:28.19 yXgbY6aT
ageほしゅ


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