13/11/03 23:04:20.70 HZu0tcD5
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「……蛍ちゃん、やっぱ立ち位置変えよう!! もうちょっと後ろ……」
幣原蛍十二歳。世間はまだ本名よりも『谷川千晶』という役名のほうがピンとくるだろう。人気ドラマ『決闘少女空間』で一躍有名となった彼女はその後も順調に仕事をこなし、主にCM子役としてまずまずの地位を築いている。
身長148cm、86-58-79のGカップという見事なプロポーションとボーイッシュなキャラクターを武器に再び厳しいオーディションを勝ち抜いた彼女は今、来春公開の映画『ジェットマリー』撮影の為、とある地方のロケ地に滞在していた。
三度目の実写化となる往年の名作漫画『ジェットマリー』。音速で大空を駆け巨大な敵を薙ぎ倒す、超科学が生んだ人造美少女。かつて日本中の少年の心を躍らせたこの正義の美少女アンドロイドを演じることは、今後の蛍にとって非常に重要なキャリアとなる筈だった。
もちろん最新技術でリメイクされる本作でも『おっぱい充電』は大事なお約束だ。
「……はいオッケー!! じゃあ蛍ちゃんは一時までに昼ご飯済ませといて!!」
「はーい、お疲れさまでーす!!」