プリキュアでエロパロ13at EROPARO
プリキュアでエロパロ13 - 暇つぶし2ch117:スイプリネタその1 ◆v4D2BvjraSNA
13/08/04 11:20:23.30 PRis4Y/3
投下します!
※下手くそ文章、キャラ崩壊、つまらない注意


「……」ぽかーん
阿呆面の阿呆がだらし無く口を開け呆けている。阿呆なのだから呆けていることはなんら不自然ではなくかえって自然なことであると思われるだろうが、
そう思うのはあたしだけに赦されることだから、他の者にはそういう風には見られたくないし、むしろ少しかっこよく見られて欲しい願望も無きにしもあらずなのだけど、
あまりかっこよく見られて良からぬ虫がつくのも鬱陶しいので(決して危機感を募らせているわけではない)、
やっぱりちょっとは阿呆に見られたほうがこちらの精神衛生上は好ましいことになるわけで是非このままでいて欲しいと願うのはいささか身勝手だろうか。
でもあたしに釣り合う男の子は残念ながら目の前の阿呆しかいないのだからいつまでも口を開けたままでいないで欲しい。
あたし以外のことで一体何にそれほどまでに心を奪われるのだろうか。いや、そんなことはありはしない、と言うのは自意識過剰であることは充分承知の上だが、
それでもそんなことはないと断言したい。と、思いたい、と弱気になってしまうのは、悲しいことにあたしの想いは一方通行で、
あろうことかこちらが彼に阿る態度を取ってしまうことがあるのだ。このことを彼はきっと気付かないし、信じない超絶鈍感野郎なのだ。
そんな彼が心を奪われているものがもしあたし以外の女の子のことだとしたらあたしは忽ち失意の底に叩きのめされはい上がることはけして出来ない。
彼を見ることは絶対に出来ない。彼の横に見知らぬ女の子がいるのだ。あたしなんかよりも可愛くて愛想が良くて、
彼に対し素直な好意を向けてるし、彼の落ち着かないそわそわとしたありうべからざる特殊な反応をもらうことが出来るのだ。
そんな女の子を彼は見てしまったのだ。まさに一目惚れと呼ばれるものだ。彼の目の奥にはまだ見ぬ未来のお嫁さんの姿が焼き付いて離れないのだろう。
だめ、そんなことを考えてはだめ。どうしてあたしはこうも物事を悪い方向に考えてしまうの。きっと大したことじゃないわ。
阿呆なことよ。いえ、馬鹿げたことなの。彼は馬鹿でもあるの。あたしのアプローチに一切興味を示さない度し難い馬鹿なのよ。
もっと気楽に構えるの。さぁ、聞くのよ。
「さっきから何をそんなに馬鹿みたいな顔をしているの?」
「……!」
彼はハッとしたような面持ちを一瞬見せ、すぐさまいつもの調子で
「馬鹿とはなんだよ、ちょっと考え事してたんだよ」
と答えた。
一瞬垣間見せた表情が気になるがそんなことおくびにも出さず
「ふぅん。で、何?」
と、きく。こういうところがあたしが素直になれていない証。
「あ、え、えーと、何でもいいだろ!」と彼は突っぱねる。
あたしに口答えする気なの?いい度胸ね。
「いいから教えなさい」
ちょっと脅かすように迫力をつけ尋ねる。たいていはこれで彼は口を割る。けれども彼の反応は今までのものとは異なっていた。
「いやだよ!どうして言わなきゃいけないんだよ!」
激しい拒絶だった。あたしに知られてまずいことがあるのだ。彼の頑なな態度はあたしの不安を裏付けにした。
「どうしてもいわなきゃいけないの」
「絶対答えるもんか!」
ああ、したくないのに口喧嘩してしまう…!!


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