14/01/25 02:31:14.60 PCL7dvSX
異形化・人外への変身スレに時々来ていました者です。
同スレがなくなったようなので、寂しくなって書き込んでみます。
>>47様、>>45-46、Hなシーン入りの続編、期待します!
人間型で、会話が成り立つ同士の文字通りの弱肉強食、
という世界観はえぐいです。
もっと上の方の諸作品、まだ読めておらず、すみません。
……ついでに新作の宣伝も。
獣人化、鬼化の話で、獣人同士の絡みもちょっと出ます。
URLリンク(www.pixiv.net)
参加早々の厚かましい行い、ご容赦下さい。
51: ◆V/vWNPC6do
14/01/26 17:58:57.49 v5vbLO7l
異形化スレ、無くなっちゃっいましたね。私も常連だったのでさみしいです。
それにしても、まさかこちらでmaledictさんからアンコールいただけるとは……!
光栄です。内容がまとまったら投稿しようと思います。ありがとうございましたー。
52:maledict ◆k/fFCPdV8.
14/01/30 09:28:35.06 Ocr+e6Wi
>>14様、
拝読しました。あちらに感想書きました。
考えてみれば、こちらの方が感想もたくさん書けましたね。
>>40様、>>30-39
はじめは小さないたずらが、
また、後には誠実な善行のはずの行為が、
混沌と破局をもたらしていく、という展開で、圧巻でした。
うなぎ娘はエロエロでしたし、猫女房のくだりは、
善意でやってるはずが、泥縄式に取り返しのつかないことに
なっていく流れが、読みながらヒリヒリできました。
あるいは怒る人もいるかもしれませんが、
自分は原作への深いオマージュを感じました。
七は、これはこれでとてもダークで時節に合った締めですが、
自分なら同じく世界をひっくり返すにしても、
世界の中で世界そのものを崩壊させるだろうなと思えて、
これは書き手の志向の問題かと思います。
(あるいは、原作者、原作ファンへの弁明、自己反省、
といった位置付けでしょうか。)
長々とすみません。それでは。
53:名無しさん@ピンキー
14/02/10 19:03:08.14 oyBB1EdZ
豚化するSSは色々あるけど、豚獣人目線のSSって需要あるかな?
54:名無しさん@ピンキー
14/02/10 19:26:49.95 QLBvUwq9
ありあり
生産者側からの視点って少ないから
55:名無しさん@ピンキー
14/02/10 19:31:39.07 oyBB1EdZ
よっしゃ書いてみます
56:名無しさん@ピンキー
14/02/10 21:05:50.76 4Ndf60ys
やったぜ!
57:『ポークビッツ』 豚×馬 ①
14/02/10 21:29:57.76 oyBB1EdZ
よく他人は私のことを醜いと言う。
それが全く根拠の無い罵倒という事は分かっているのだが、どうにも自分が豚の獣人であると、それが中々堪えるものだ。
新聞やニュースなどの三面記事を広げてみてもいつもそうだ。
強姦事件の犯人は大体の確率で同種族であり、お陰で都会の獣人は私のような豚を蔑んだ目で見る。
それがまた同種族にネガティブなイメージを広げさせ、心を悪くした者がまたそんな罪に走るということを連中はわかっていない。
だから、私は常に田舎に引き篭って、狭い畑を弄りながらなんとか生計を立てているのだ。
若い獣人というのは大体が夢を抱いて、都会に出ていくが、私はそんな事もあり、生まれてからこの方、村を出て暮らそうなどと考えたことがない。
つまり、怖いと言うことである。
都会に出て他人から罵倒されたり、蔑まれるのが非常に私は怖いのだ。
田舎とてそういうことが全く無いと言う訳ではないが、見知った仲の獣人ばかりで流石に皆、分をわきまえている。
そんな風に臆病でいつもビクビクしているから、私には一生、異性との触れ合いなど出来ないと思っていた。
だが、世の中分からないもので、数年前に私は結婚することができた。
しかも、相手は同種族の豚ではなく、馬であった。
出会いは本当に偶然なもので、私の住んでいる村から少し離れた街の喫茶店だった。
彼女はその喫茶店のウェイトレスで、何度もその喫茶店に立ち寄っていた私の事が気になっていたそうだった。
初めて彼女に話しかけられたときは酷く狼狽したが、それを何度も繰り返していくうちに仲良くなり、そして現在に至る。
「おかえりなさぁい♪」
「・・ただいま。」
そう私が畑仕事を終えて家に帰ってくると、玄関にて優しく出迎えてくれる妻にはいつも嬉しく感じる。
妻がいると言うことはとても嬉しいのだが、その反面、妻に出迎えられると毎度少し悲しくなることもある。
まず、身長差だ。
喫茶店でよく話していた際は私が座っていることもあり、さほど身長など気にしなかったのだが、結婚して同じ位置に立ってみると、それがよく分かる。
彼女の体は私より2倍近く高く、そして大柄なのである。
茶色い彼女の肉体と、豊満な胸に男は皆鼻の下を伸ばすのだが、逆に私はそれを見て萎縮してしまう。
彼女の肩まで伸ばした鮮やかな金髪に他の男は皆すれ違うたびに振り向いたそうだが、私は身長差で髪を見ることが中々できない。
そして、特筆すべきは彼女の肉体美だ。
豊満な胸としなやかな肉体は浪漫であると、私の友人はよく語るが、夫である私の筋肉は平均的なもので、妻の方が遥かに私より筋肉がある。
私が妻に優っている体の部位は精々腹回りだけだろう。
58:『ポークビッツ』 豚×馬 ②
14/02/10 21:32:01.81 oyBB1EdZ
「夕食出来てますよ。」
「ありがとう。」
そう妻の優しい声を掛けられると、幾ら畑仕事で疲れていても私の表情は朗らかになるのだが、心の内はそこまで朗らかとは言えない。
「今日もお疲れ様です。」
食卓にて向かい合って、食事をとるとき妻はいつもニコニコとしているが、私は中々それに応えることが出来ない。
以前、馬獣人の妻を持ったことで友人にはよく羨ましいと言われたが、当時の私にはどうにも友人の言葉の意味が解せなかった。
確かに彼女の性格はとても良くて、外見も非常に美しい。
だが、果たしてそんな女性の夫として自分は相応しいのかと思うと、いつも萎縮してしまうのだ。
「・・・なんだか元気が無いですね?」
「・・そんなことはないよ。」
「そうですか?なんだかいつも以上に暗いですよ?」
「そうかな。」
私は少し心配そうに自分の顔を覗き込む妻に、少し微笑んで見せた。
そうすると彼女は安心したような顔になって、食事を口に運び始めた。
彼女の心配は勿論的中している。
何も体格差や身長差の違いがありすぎることには、もういい加減慣れているのだが、結婚してから数年経つが、未だに気を病むことがある。
「・・・ねぇ。あなた?」
「なんだい?」
「・・・ご飯食べて、お風呂入った後でいいですから・・・その・・。」
しばらくして急に妻が、少し顔を赤らめて私を見た。
「なに?」
「・・しません・・か?」
結婚して数年経つと言うのに、彼女は何故かその行為を求める言葉に恥じらいがある。
本来なら喜んで受け入れるのが夫なのであろうが、私には妻の恥じらいを込めた可愛らしい声が、どこか死刑宣告と似たような響きがあると思った。
「うん。いいよ。」
だが、例え死刑宣告であったとしても受け入れるのが夫の努めだろうと、私は妻に悟られないように食事を口に運びながら答えた。
普通なら素っ気ない返事だと思われるが、妻の場合は私の言葉だけで十分らしく、より一層顔を赤らめた。
そして、結局、興奮した妻の手によって、私は食事中であったのにも関わらず、担がれてベッドへ連行された。
衣服は寝室へ行く前に妻に剥ぎ取られた。
「・・・きて・・///」
そう妻はベッドに私を優しく投げてから、そう呟いた。
これは逆ではないかと私は思ったが、興奮した妻にそんな言葉は無駄だろう。
「・・あっ・・・」
私の上から覆いかぶさる妻の豊満な胸に、私は手を伸ばした。
彼女の体は硬い筋肉に覆われていて、胸も若干の硬さがあるが、それだけ揉みがいのある感触だった。
「うぁ・・//」
普段、穏やかな妻の口から、甘い声が漏れて、私の愚息を刺激する。
だが、この行為に私の愚息が使われることは一度としてない。
59:『ポークビッツ』 豚×馬 ③
14/02/10 21:37:15.15 oyBB1EdZ
「気持ちいい?」
「えぇ・・とっても・・。」
私が優しい声で妻に問うと、彼女は嬌声じみた声で答える。
私を見つめる妻の大きな瞳は、快楽からの涙で濡れていた。
そんな妻を見て、興奮しない夫などきっといないだろう。
私は妻の胸を揉みながら、その下にあるよく鍛えられた腹筋を撫でた。
「きゃふっ?!」
腹筋を撫でると彼女はビクっと体を震わせる。
胸はそこそこ耐性があるのだが、どうにも妻は腹筋が弱い。
それを知っている私は、胸を揉むのを程々にして、腹筋を撫でることに集中した。
「あぁっ・・・あヒ・・・。」
私より大きい妻の体が、小刻みに揺れているのが分かる。
私の体の横に突き出された体を支えるための腕が、地震で揺れる柱のように揺れて、今にも彼女の体は倒壊してきそうであった。
「あなたぁ・・・私・・そろそろ・・・。」
「なんだい?もう欲しいのかい?」
「はい・・・欲しいです・・。」
そんな甘い声を出しながら、妻は私を求めてきた。
少し前戯が短すぎる気もするが、妻が求めているなら仕方がないと、私は覆いかぶさっている彼女の体から、這いずり出て、妻の後ろへ回り込んだ。
その際に妻はベッドにうつ伏せとなり、私に大きなお尻を向けた。
「痛かったら言ってね?」
「えぇ、大丈夫ですからぁ・・早くぅ・・//」
60:『ポークビッツ』 豚×馬 ④
14/02/10 21:38:51.52 oyBB1EdZ
妻は私に早く入れて欲しいとお尻を振る。
官能的に揺れるそれを見れば、男なら誰しも入れたいだろう。
己の愚息を。
だが、私がいれるのは愚息ではない。
『腕』だ。
これが一番の私の悩みでもある。
悲しいことに私の愚息はポークビッツと言っても過言ではないほど、小さいのだ。
幼い頃からそれを気にしていた私は、異性と交わることなど成人するまで全く考えたことがなかった。
初めてそういうことを考えるようになったのは、成人後に友人に連れられて街へアダルト映画を見に行った時だった。
こうして、妻と行為に耽っていると、その時の映画の内容がよく思い出される。
ありきたりと言えばありきたりだが、その映画は童話の赤ずきんのパロディであり、赤ずきん役は兎の少女で、狼は勿論、二枚目の狼獣人であった。
性的な意味での赤ずきんを狼が食べるシーンに私は、とても興奮した。
私を連れてきた友人もそこそこ興奮していたが、彼の楽しみは映画後半の狼が狩人である熊獣人に、性的な意味で懲らしめられる方だった。
とにかくその映画を見て、私はいつかその様な場面に浸りたいものだと思ったが、現実は非常なもので、私が妻へ突っ込むのは、あの狼のような勇ましい愚息ではなく、常に畑仕事で
鍛えた腕なのである。
「じゃあ・・・入れるね。」
「はい///」
ゆっくりと腕を入れながら私は、腕で妻を感じていた。
こういう事を極めれば、腕を突っ込むだけで私も逝けるようになるのだろうか。
「あっ//・・あぁ・・・//」
そんな私のどうでもいい考えを余所に、妻は巨体を震わしながら私の腕を感じているようだった。
まぁ妻も感じて喜んでいるのだし、私だけ我慢すればそれでいいのだろうと、私は腕で何度も逝ってしまい既に失神してベッドに横になっている妻を見ながら、残りの食事をとろうと
思い、寝室を出た。
そして、一人で食卓につくと、テーブルの新聞の横にある新聞が目に付いた。
いや、正確には新聞広告に目がついたと言ったほうがいい。
『男性用強壮剤!!入荷!!』と大きく書かれた薬局の広告だ。
「・・・効くのかな。」
私は自分しかいない食卓で呟いた。
61:『ポークビッツ』 豚×馬
14/02/10 21:40:36.86 oyBB1EdZ
お目汚し失礼致しました。
中々エロく書けなくてすいません。
62:名無しさん@ピンキー
14/02/11 11:32:38.30 NK4EX54w
>>61 乙! 愛を感じた。
63:名無しさん@ピンキー
14/02/11 19:04:36.59 hrXyelUd
ありがとうございます!また出来たら書いてみます
64:名無しさん@ピンキー
14/02/26 19:35:11.99 izSva7eK
続きが読みたいんだぜ
65:名無しさん@ピンキー
14/03/24 05:53:16.22 t3ka5zXF
たまにはあげてみるか
66:名無しさん@ピンキー
14/04/08 22:55:20.79 9GJD6YFN
あいかわらず過疎ってるなぁ……
ここまで誰もいないと「ふっ、いよいよ俺の出番のようだな」的なノリで
SS投下してくれる猛者が現れても良いような気がするんだ。
67:名無しさん@ピンキー
14/04/20 15:34:00.21 ayFEfYnU
保守
68:名無しさん@ピンキー
14/04/26 23:14:32.00 1B4e8FM2
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ28[異形]
スレリンク(ascii2d板)
新しくなった! それに引き換えこちらの過疎具合はヤバいぜ・・・
だれか、この静寂を打ち破らんとする猛者はおらぬか・・・
儂も最近は描くのに夢中でSSを書く時間が無くてのう・・・
69:名無しさん@ピンキー
14/04/29 09:40:21.27 TKDWtqHs
獣化・異形化「だけ」に焦点を絞った(=絡みは二の次)、
かつ描写がグロめの作品、ならいくつか構想もあるけど、スレ的に投下しにくくなっちゃったから……。
できたらピクシブに投稿してここで一行だけ宣伝誘導でもするよ
70:名無しさん@ピンキー
14/04/29 22:10:45.11 8DGlZNIL
2ヶ月前にポークビッツを書いたものですが、続きができたので投稿致します。
71:ポークビッツ2 ①
14/04/29 22:11:42.61 8DGlZNIL
あの広告を見た翌日、私は畑仕事の帰りに近所の薬局に来ていた。
正直その広告の薬が、どの程度の効能があるかはとても怪しい物であったが、藁をも掴む感覚でその薬を買おうと思っていた。
「...ん?なんだ。珍しいな」
さほど広くない店にはいると、早速カウンター越しに椅子に腰掛けていた狐が私を見た。
彼とは古い馴染みだが、私がこの店を訪れることは滅多に無かった。
「健康が唯一の取り柄のお前が、一体どういう風の吹き回しだ?」
「よせやい。いいから薬を売れよ」
嘲るように私を見る狐に、私は例の広告の品はあるかと、できる限り平静を装いながら尋ねた。
「...これ、あるか?」
「あぁあるけど・・・なんだよ。夫婦の営みに何か問題が?」
「...まぁな」
そう狐に聞かれて、私が少し頷くと、彼は腹を抱えて笑いだした。
彼が店員でなければ、すぐにでも殴っているところだが、今は我慢するしかない。
それに彼の言うことが、間違いと言うわけでもない。
正直なところ普段なら、薬に頼ろうなどとは露にも思わないが、昨晩の件を思い出すと、少しは己の愚息がマシにならないものかと期待したかった。
「しかし...お前も大変だよなぁ...でかい女房を持つとよ?」
「うるせぇ」
「やっぱり、相手を選ぶんなら、同種か同じ大きさの種族が良いんだ。式の時、俺が忠告してやっただろ?」
「うるせぇって言ってんだろ...」
私の文句を全く気にせず、彼は適当なおしゃべりを続けている。
確か彼も妻帯者で、相手は狸獣人だったはずだ。
本来なら種族間でいがみ合うようなカップルなのだが、皮肉屋で陰気なところで馬があったらしい。
「しっかし、お前も健気だよなぁ...」
「...」
「まぁそこまで力には成れないとは思うがよ。せいぜい頑張れよ」
「...ありがとよ」
薬を包みながら、狐は私に慰めるような言葉を口にする。
皮肉屋ではあるが、悪い奴ではない。
そして、私は薬局を後にした。
例の薬を上着のポケットに押し込んで、帰路に就いた。
72:ポークビッツ2 ②
14/04/29 22:12:20.73 8DGlZNIL
「おかえりなさい。...今日は少し遅かったですね」
「あぁ、ちょっと用事があってね」
出迎えてくれた妻に少し詫びて、勧められて夕食を取る。
しかし、薬を買ったのは良いが、一体いつ服用すればいいのか、全く思いつかない。
行為の前に服用すればいいと狐に言われたが、今まで私の方から妻に求めた事がないため、自分から言い出すのは躊躇した。
「...そういえば用事ってなんですか?」
「え?」
「いえ・・言いたくないなら良いんですけど、薬局の方にあなたがいるのを見たって聞いたもんですから...」
「誰から?」
「えぇ、狸さんです」
それを聞いてすぐに、私の脳内に噂好きの先ほどの狐の妻である狸が思いついた。
田舎だとすぐに、誰か何をしたか知れ渡ってしまう。
彼女は陰気であるくせに、何故か世話好きな隣人である。
「うん...まぁ薬を買いにね」
「どこか具合が悪いんですか?」
「そういうわけじゃないんだけれど...」
「・・・」
心配そうに妻が私の顔を見ている。
そんな顔をされると、打ち明けたいような気分になるが、さすがにいかがわしい薬を買ったのだとは言えないもので、二人の夕食はとても気まずいものになってしまった。
そうなると、気まずくて彼女もいつもの調子で私をベッドへ誘えないようだった。
これには自分も参ってしまった。
いっそのこと正直に打ち明けようかと思ったが、自分の愚息を逞しくさせるためだとは恥ずかしくて、口が裂けても言えない。
「・・・あの」
「...うん?」
「妻の私でも話せない...事なんでしょうか?」
そこまで悲しそうに言われたら、もう隠しようがなかった。
私はとても恥ずかしいことだが、思い切って妻に今までの悩み打ち明けることにした。
それを聞いて妻が傷ついたら、どうしたものかと私は常に不安だったが、妻は私の悩みを聞き終えると、悲しい表情から一転して、明るいものになった。
「・・・そんなことですか?」
「男にとっては大事な問題だよ」
「あぁ・・・すいません...だけど」
「だけど?」
私は打ち明けている際、始終俯いていたが、妻の言葉に顔を上げた。
「何かもっと深刻なものかと思って心配しましたよ。確かに...その、あなたの物では大きさが違いますけど...肝心なのはそこじゃないでしょう?」
「...」
「何もその事で私たち、一緒になったわけじゃないでしょ?」
「まぁ...そうだけど」
暗い顔の私を慰めるように、妻の表情は明るかった。
「私、昔に付き合ってた同種族の人は...そういうことばかり意識してるばかりなので...その苦手だったんですよね」
「...」
「変な話ですよね。馬なのに...」
明るかった彼女の表情が徐々に暗くなっていた。
「昔から...そういう人に迫られるのが怖くて...そういうときって、それこそ家畜のようにぞんざいにされるから...」
瞳にうっすらとした涙が浮かんでいるのがわかった。
私はそんな妻に、何を言ってあげればいいか思いつかない。
「だから...あなたがいつも大切にしてくれるから、嬉しくて...」
だが、言葉じゃなくとも慰めることはできる。
私はそっと涙が伝う彼女の頬を、精一杯背伸びして、優しく撫でた。
「...ごめんなさい。つい...」
「いいよ...大丈夫」
73:ポークビッツ2 ③
14/04/29 22:13:20.41 8DGlZNIL
私はそのあと始終妻を慰めていた。
慰めるといっても頭を撫でてやる程度で、このようなことでは夫失格であると思うが、妻はそれだけでも満足そうであった。
だが、事はそれだけで済まず、ある程度時間をかけて泣き止ませると、妻は何故だか潤んだ瞳で私を見つめた。
「ねぇ...あなた...」
「なんだい?」
「...抱いて」
何故そうなるのだろうか。
いや、雰囲気的にはそうかもしれないが、やはり気が高ぶってしまったのだろうか。
結局、私は昨日と同じように雰囲気に流されるままに、涙目の妻に担がれて寝室へ運ばれてしまった。
先ほどの涙は一体なんであったのか。
「あなた...」
だが、そんなことなど今はどうでもいい。
とにかく涙目でベッドの上にて、私を押し倒した妻が魅力的に見えることだけが大事だ。
薬などもう必要無かった。
私のことをそのままで受け入れてくれる妻だと再確認したことで、今までの己の中にあった鬱積は消え去った。
勿論妻を満足させるほどの大きさではないが、今晩ばかりはこれで我慢してもらうことにしよう。
「んく...」
首根っこに抱きつく姿勢で私は妻と口づけをして、暖かい口内で刺激を求め合い、その際に潤んだ妻の瞳を見るたび、下衆ではあるが私は興奮をより一層強く覚えた。
「...ひゃ...」
そして、口から舌を抜くと、私は妻と見つめ合った。
先ほど買ってきた薬はもういらないだろう。
狐にはどことなく悪いことをしたような気がするが、そんな些細な罪悪感は妻の暖かい抱擁の前にキレイさっぱり消えてしまった。
74:ポークビッツ2
14/04/29 22:14:42.06 8DGlZNIL
お目汚し失礼致しました。
今回もエロができずに申し訳ございません、今後はもっと精進していきます...
75:名無しさん@ピンキー
14/05/01 14:19:18.98 YbK8xlOM
「リア獣め! 末永く爆発しろ!」
そう叫びたくなるくらいに、甘く温かな短編でした。
ごちそうさまです。ありがとう。久しぶりに良い物が読めました。
76:名無しさん@ピンキー
14/05/01 23:05:59.63 gUrurd6b
最高デス!
77:名無しさん@ピンキー
14/05/12 22:38:06.35 g+a56zsU
URLリンク(www.pixiv.net) 「死亡探偵フジミの即死」
前スレでお世話になっていた者です。こんな感じの獣化小説書いてみました。獣同士のいちゃいちゃも少々。グロ注意です!
78:我輩は狐である(1/2)
14/05/23 02:00:41.13 mVEKjjso
我輩は狐である。名乗るほどの者ではない。
大いなる山の麓の森の奥の、ほの暗い穴の中で育ったことを覚えている。
やがて尻尾が三本に成った頃、我輩は森で一匹の狸と出会った。
後に我輩の相棒を名乗ることとなる、幼い雄の狸である。
▽ ▽ ▽
「イナリは僕を何だと思っているんだ?」
軽く溜め息をついて、仔狸は大げさな素振りで言った。
「人形遊びが大好きな、礼儀知らずの変態狸であろう」
「ひ、ひでぇ……」
訊かれたことに正直に答えてやったというのに、何故か睨まれてしまった。
「我輩ですら、お主の操る人形を本物と見分けることはできない―」
狐の目すら欺くのだから、人間には決して見破られないであろう。
「―誇って良いことだと我輩は思うのだよ」
仔狸は少しだけ驚いた様子で、顔をあげた。
「ひょっとして、今……、僕の術を褒めてくれたのか?」
「我輩は感じたことを口にしたまで。どう捉えるかはお主の自由なのだよ」
何も間違ってはいない。しかし、改めて褒めたと言うことは、どうも気恥ずかしかった。
思い返せば、我輩はいつも偉そうに叱ってばかりだった。
いくら厳しく接しても、仔狸はついてきた。
けれど、内心では褒められたいと思っていたのであろう。
必死に背伸びして、頑張っていたのかもしれない。
嬉しさをどう表現したらいいものか、うろうろしている仔狸の首元をつまんで、我輩は立ち上がる。仔狸の両足は地面から離れ、なすすべなくぶらりと垂れ下がる。
「と、とつぜん何をする! おろせー!」
当然ながら、暴れ始める仔狸。しかし、こうでもしなければ、まともに聞きはしないだろう。
「そろそろ我輩が教えることも無くなったからな。お主は今日で『卒業』なのだよ」
「え?」
79:我輩は狐である(2/2)
14/05/23 02:01:56.59 mVEKjjso
▽ ▽ ▽
「嫌だ! 僕は、ずっとイナリと一緒にいるんだっ!」
地面に足をつけてやると、仔狸は人間に近い形に化けて、そう言った。
「我儘はやめるのだよ。巣立ちは生き物の定めであろう」
「僕は……僕は……」
「我輩が、何のために人間に化ける方法を教えたと思う?」
「そんなの知らないよ!」
「お主が、どんな場所でも自由に生きていけるようにするため、なのだよ」
「……」
「お主の未来は明るい。こんな薄汚い狐と共に一生を終えるような逸材ではないのだよ」
「……そんなこと……ない……」
「見ての通り、我輩は変身術が苦手であろう? 我輩と離れないということは、この森から出られないということだ」
そんなことを強いるわけにはいかない。視界を下ろせば、かろうじて二足歩行ではあるものの、
腕も足も、胸や腹も、全身を真っ白な毛皮で覆われた自分の姿がある。
この程度の変身で、森の外に出れば、すぐに人間ではないことがバレてしまうであろう。
「それでもいい! 僕はイナリのことが好きなんだ!」
「……えっ?」
我輩は、自分の両足がズブリと地面に沈みこむのを感じた。
「これからもずっと……僕がイナリを守るんだ!」
仔狸が我輩の腰に両腕を回して、ぎゅっと力を込める。
ずんずんと両足が地中へと潜っていく。すぐに仔狸の幻術だと分かった。
「こ、こら! 何をするのだよ!」
幻術だと分かっていても、抜け出すのは容易ではない。
「いい加減にしないかっ! うわっと」
「……僕、良いことを思いついたよ……」
急に仔狸が力を抜いて背後に回り込んだので、我輩は体勢を崩し、地面に両腕をついてしまう。
ちょうど、軽く足を開いて立っていたこともあり、我輩は秘所を後方に見せつけるような形に……。
「お、おい。まさか、お主……きゃうっ!」
下腹部に走る激痛に、我輩は思わず悲鳴をあげてしまったのだよ。仔狸が、我輩の割れ目に指を突き刺したのだった。
「僕がイナリと『つがい』になれば、もう離れなくて済むもんね」
「よせ! お主は狸で、我輩はキツ……ねぇぇぁぁっ!」
この痛みさえ幻覚だったなら、どれだけ良かったことか。
身体の内側に、固くて熱い異物が押し入ってくる感覚。
「わぁ……! これで、イナリは僕のもの、だよね!」
仔狸のモノが小さかったため、一番奥までは届いていない。
けれど、我輩の心にあった大切な何かは、既に破けてしまっていた。
それを敢えて名状するならば―自制。
「後悔、しても、もう遅いのだよ……」
我輩はゆっくりと舌なめずりをして、それから、自由な両手に力を込めて体勢を立て直す。
「ひゃっ!」
唐突な動きに、仔狸の幻術が緩んだ。
我輩は両足を即座に引き抜き、仔狸を押し倒すと、仔狸の顔に逆乗りになる。
それから、変身を解き、狐の姿となって、仔狸の股間に喰らいつこうと―。
「ひゃぶっ! ゆるし、ゆるひてぇぇ! ぎゅむっ」
泣き喚く口は、我輩の秘所で塞いでやった。
「噛み切ってやろうかとも思ったが、気が変わったのだよ……」
我輩は、口内の牙で傷つけないように気をつけつつ、舌を伸ばして仔狸の粗末なそれに巻きつける。
「こんな小さいなりして、一丁前に硬くさせおって……」
ぴちゅっ……ちゅぬっ……
仔狸のそれを愛おしそうに舐めていた時の我輩は、正気ではなかったと反省する。
それでも、我輩は今でも忘れられない。
我輩の初めてを強引に奪った若き日の相棒が、精一杯の礼儀を込めた台詞を。
「せきにん……必ず、とりますから……ずっと、僕と一緒にいてください……」
罰として、それから一カ月間、仔狸とは口をきいてやらなかったのだよ。
【完】
80:名無しさん@ピンキー
14/05/23 02:06:13.01 mVEKjjso
と言うことで、簡単にショタ狸×狐先生(逆転もあるよ)的なものを書きました。
「死亡探偵フジミの即死」の宣伝だけして去るというのも寂しいなと思ったので、
ちょっとケモエロにもチャレンジしてみた次第です。初めてケモエロ書いたのですが、どうでしょうね?
81:名無しさん@ピンキー
14/05/24 12:13:31.71 Lk51Gh84
狐の語尾が「なのだよ」で黒バスの緑間思い出したwww
82:名無しさん@ピンキー
14/05/24 12:14:19.96 Lk51Gh84
age
83:名無しさん@ピンキー
14/05/24 18:34:34.70 GHTyLWTe
>>81
あ、ヤバい。雌狐だって明記するの忘れてた…!
この部分だけ読んだら♂×♂と読まれてしまう可能性もあるな…(笑)
く、くさってないよ! ┌(┌ ^o^)┐
84:名無しさん@ピンキー
14/05/24 20:39:39.80 GHTyLWTe
そういえばスレタイは「亜人の少年少女の絡み」なのに、
これでは「亜人の少年熟女の絡み」だということに今気付きました。
ロリ熟女だったということで、どうかお許しください。
85:名無しさん@ピンキー
14/05/25 12:16:01.28 M7zjxhZe
ここの住人はそんな細かいこと気にしないと思うな
86:名無しさん@ピンキー
14/05/25 16:58:11.60 Du40ULeO
そもそも住人がどのくらい残っているのか時々不安になる
87:名無しさん@ピンキー
14/06/02 10:05:52.06 nuioGYbx
age
88:名無しさん@ピンキー
14/06/02 12:06:34.90 zIP3ju4s
aburaage
89:名無しさん@ピンキー
14/06/09 16:21:03.65 N5KSKBXd
保守
90:名無しさん@ピンキー
14/06/18 11:15:38.98 pi7rWoDb
もふもふ
91:名無しさん@ピンキー
14/06/20 17:12:30.82 vugGCy4D
保守
92:名無しさん@ピンキー
14/06/20 19:34:15.37 vugGCy4D
それにしても、豚化や豚人って割と需要あるけど猿化や猿人は無いのかな?
よければ、誰か猿の小説書いてくれないかな
93:猿の小説
14/06/21 00:25:06.11 aJIEPwjg
「ウキー!」
キキィ……!?
「ウキキ?」
「キャウ、キャウ!」
「ウキャ……」
キャッキャッ、ウキャキャゥ! ワキャーッ!
94:maledict ◆k/fFCPdV8.
14/06/21 23:35:58.11 mOcltMfq
>>92様、
昔、こんな連作(二つ)を書いたことがありましたので宣伝
URLリンク(book.geocities.jp)
URLリンク(book.geocities.jp)
URLリンク(book.geocities.jp)
URLリンク(book.geocities.jp)
URLリンク(book.geocities.jp)
URLリンク(book.geocities.jp)
95:93
14/06/23 00:20:51.28 bApk2Ycb
>>94
92ではないですが、ありがたく読ませていただきます!
96:maledict ◆k/fFCPdV8.
14/06/23 20:05:56.57 Z9aaOtfC
感想など頂けますと幸甚です
97:92
14/06/28 08:42:01.72 9YeNkgDC
>>96
ありがとうございます。
楽しく読ませて頂きました。
98:maledict ◆k/fFCPdV8.
14/06/29 15:37:49.44 VzbLBL5T
>>97様 (=>>92様)
楽しんで頂けまして幸いです!
99:名無しさん@ピンキー
14/07/20 19:05:36.82 tCWm22U3
保守
100:名無しさん@ピンキー
14/07/23 11:22:14.15 dlH3MrNA
>>100ゲット
101:名無しさん@ピンキー
14/08/02 17:49:30.09 wYNSN5HB
保守
102:兎パイ 兎♂×狼♀
14/08/07 20:40:05.61 frDssqWF
以前に豚獣人の話を書いていた者ですが、また投稿致します。
エロが少ないですが、よろしくお願い致します。
103:兎パイ① 兎♂×狼♀
14/08/07 20:40:58.85 frDssqWF
「やめ...やめてくださいよぅ...」
そんな情けない声が寝室で響いていた。
声の主はその声音と同じように体を震わせ、弱々しく両手を突き出しては相手の動きを阻もうとしている。
「なんで?」
そんなひ弱な抵抗をあっさりと退けて、僕は声の主の体に覆い被さった。
灰色のモフモフした毛が僕の体を包み込む。
とても心地よく、僕は思わず頬ずりした。
「だって...そんな...あなた、らしくないこと...」
「...これが、僕だよ」
何故、このようなことになったのかは、大分時間を遡らなければならない。
僕は獣人の中において可愛いと人気のある兎だ。
TVなどで目にするアイドルは主に、同種が結構な数を占めている。それは表の芸能も、裏のアダルトも同様に相当な人気がある。
僕もその例に漏れず、幼い頃はそれなりにモテた。
しかし、それは正確に言うと、ぬいぐるみやマスコットを愛でるような意味合いであり、本当の意味での恋愛を経験した記憶はなかった。
いつか、自分を真の意味で愛してくれる、異性と出会いたいものだといつも思っていた。
それを確固とした形にさせたのは、以前に友人と一緒に見に行ったアダルト映画であった。
内容はごくありふれた物であり、童話の赤ずきんのパロディであった。
しかし、僕はその映画の赤ずきん役である同種の兎獣人が、狼獣人に激しく犯される様を見て、強い興奮を覚えた。きっと僕はマゾヒストなのだろう。
映画を見終えた後、友人は兎が犯される様を見せたので、気分を害さなかったかと心配そうに聞いてきたが、僕はそんなことはない、とても良い映画だと答えたのを今でも覚えている。
それ以来、僕は肉食系の異性にたいして強い興味を寄せ始めた。流石に同性と、そういう関係になりたいと思うほど変態ではなかった。
要するに僕は、あの映画の異様に狼に襲われたかったのである。無防備で弱々しい抵抗はするものの、最終的には押し切られて、羞恥と快楽に苛まれたかった。
だが、現実は非常なもので、この歳になるまで、そのような異性とは巡り会えなかった。
映画のように凶暴な狼など、現実にいようものなら、すぐに逮捕だ。
しかし、それでも何度か肉食系の異性と付き合いはしたが、皆一様にどことなく僕に優しかった。
普通の男性ならば嬉しくて仕方ないだろうが、あの赤ずきんに憧れる僕にとって、それは新手の拷問のようであった。そんな関係に耐えきれず、僕はだいたい数ヶ月でそんな異性に別れを告げ続けた。
それを知っている友人達は皆一様に、羨ましい奴だと言うが、僕には心底どうでもいいことだった。
104:兎パイ② 兎♂×狼♀
14/08/07 20:41:39.29 frDssqWF
そして、なかなか良い出会いが無いと、もっとも仲が良い親友の豚獣人に相談すると、彼はいい加減に、そんな非現実的な理想を捨てるべきだと諭された。
そう言われて、確かに今まで理想が高すぎたのかもしれないと、僕が落胆すると、彼はせめてそういうのは創作物で満足するべきだと一冊の官能小説を渡した。
それが現在の僕を形成する大きな要因だった。
それは、僕が普段から思っている欲望に、全て答えてくれるような、素晴らしい内容の小説であった。
僕のような兎獣人が一方的に精神的にも肉体的にも、狼獣人に責め立てられる様な内容で、普段そんな読書をしない僕でも、その小説を何度も読んで抜いた。
僕は本を何度も読み返した後、再びその友人に会い、この作品の著者はどう言った人物か知っているかと聞いた。
それに対し、彼はその本は自分の腹違いの姉が書いた同人小説であり、その他にも幾つか物を書いているが、さっぱり売れず、ニート同然の暮らしをしているとの事だった。
それを聞いた僕は、次にその姉は一体、どの様な容姿をしているか聞いてみた。
その問いに対して、彼がお前の好きな狼だと答えると、僕は彼にその姉に会わせて欲しいと懇願した。
彼はとても困った様な顔をしていたが、最終的には僕の押しに負けて、後日、喫茶店で待ち合わせて会うことになった。
その時の僕がどれほど興奮していたかは、筆舌尽くし難い物があった。今まで自分が考えていた世界観を華麗に描写している作家なのだ。きっと僕の理想とする女性であると、僕はとても興奮していた。
そして、友人に連れられて、彼の姉が店に入って、席に座ると僕は柄にもなく舞い上がった。
今まで、何人も肉食系の異性と出会ってきたが、彼女は僕の理想とする狼獣人のソレを全て兼ね備えていた。
ほっそりとした肉体を覆うように生えた鮮やかな灰色の毛と、狡猾そうに横に素晴らしく延びた唇。
胸などは決して豊満な物とはいえなかったが、僕は大きい物より小さく痩せている方が好みであった。
「どうもぉ初めましてぇ...」
そう彼女が低く間延びした声を発した途端、僕の体に電撃に、似たような快感が走ったことは言うまでもない。
そこから先は、素晴らしいの一言に尽きた。
今まで大勢の異性に対して、僕が使ってきた甘言とテクニックを最大限に活用して、婚約まで異様なスピードで漕ぎ着けさせた。
その間僕は毎日のように、彼女にあっては創作物について話し合ったことを覚えている。僕はそういう物書きである彼女にとって素晴らしい相談相手であったのだ。
だが、その間に友人はしょっちゅう僕に、恋は盲目であるから、婚約についてよく考えた方が良いと、何度も言ったが、僕はそれを全て無視して、彼女と付き合い続けた。
そして、僕は彼女と結婚し、今に至る。
105:兎パイ③ 兎♂×狼♀
14/08/07 20:42:22.58 frDssqWF
だが、やっと幸せを手にしたのだと思ったときに、やっと友人が散々言っていた言葉の意味がよくわかった。
それは何かというと...彼女が酷く奥手だったということである。
自分の書いている物に対しては、彼女はとても強く素晴らしいほどのサディズムを描写できたのだが、実際に僕と行為に至ろうとすると、彼女はとても異性に対して怯えている節が強かった。
「あ...その...また今度にしてください...」
実際に僕が夜の寝室にて、彼女に行為を求めたとき、彼女はそう恥ずかしそうに拒んだのだ。
それはまるで僕が期待していた物とは真逆の物であった。
僕は強い落胆を覚えたが、かといって結婚までしておいて、すぐに離婚など彼女が可哀想だった。
小説の中ではあんなに冷酷で素晴らしい狼を描けるのに、現実の彼女は僕と同じ様な兎のような、心を持っていたのである。
「どうしても...?だって...この前だって...」
「あぅ...ごめんなさい...」
僕が幾ら同じ寝台にて求めても、彼女は僕より大きい身体を小動物の様に震わせて、僕に背を向けて毛布にくるまってしまう。
「もう...」
そんな姿を見せられては、サディストではない僕は引いてしまうしかない。傷つけられる事は大好きであったが、傷つけることはお互いに嫌いだったのだ。
だが、そんな事が何日も続くと、性欲が強い兎の性を持つ、僕は次第に我慢ができなくなってきた。
そのため、冒頭の事になった。
僕は一通り今日分の仕事を終えて、のんびりソファで休んでいた彼女に、覆い被さった。
体格差は大分あったが、彼女は普段からさほど身体を動かさないため、兎獣人である小柄な僕を押し退けることができなかった。
「あ...あなた?」
押し倒したとき彼女は、なにが起きたのかまるでわからないといった表情をしていた。
だが、僕が返答の代わりに、性欲で淀んだ瞳を向けると、彼女は寝台の時のように、小さい悲鳴をあげて、身を強ばらせた。
「や...やめてくださいよぉ...」
そんな拒否の言葉に、今夜の僕は引く気が全く起きなかった。
106:兎パイ 兎♂×狼♀
14/08/07 20:43:52.38 frDssqWF
以上です。お目汚し失礼致しました。
もっとエロを鍛えていきます...
107:名無しさん@ピンキー
14/08/07 21:57:28.52 O3qr7yj9
GJ
大変すばらしいシチュエーションだ・・・
続きも期待させてもらいます
108:名無しさん@ピンキー
14/08/20 23:53:11.07 iQdxZoM2
保守
109:名無しさん@ピンキー
14/09/12 05:46:02.70 1w4LnBrd
保守
110:名無しさん@ピンキー
14/09/25 10:01:59.54 Q88Y1GCc
この一ヶ月、保守しか見てない
111:名無しさん@ピンキー
14/09/28 17:20:06.06 qSKDEkp8
保守
112:名無しさん@ピンキー
14/10/20 03:03:22.29 zmPdUTAY
保守
113:名無しさん@ピンキー
14/11/03 00:38:26.73 ijzGtblX
そろそろ何か書くかな。何がいい?
114:名無しさん@ピンキー
14/11/04 08:47:17.84 GTLnWMhX
秋だから運動会とか文化祭に絡めたものが見たいな
発情の季節だしネタはあるけど上手く書けないみたいな
115:一応季節ネタ(虫・産卵注意)
14/11/09 19:46:43.75 Zw+GO6EM
ということで投下します。
発情の秋ということで
バッタの交尾をおねショタ風に変換して書きなぐってみた
(文中の注釈に昆虫の画像を使用してますので、不快と思う方はNGを入れてください)
116:一応季節ネタ(虫・産卵注意)
14/11/09 19:48:27.29 Zw+GO6EM
ある秋の日、ある草むらで発情したバッタ人間の♀が
草の葉の上で通りすがった同種族の♂を誘っていた。
バッタ♀「そこのボク、気持ちいいことしたいなら私の背中におんぶしてもいいのよ…」
バッタ♂「お姉ちゃん、ほんとにいいの?」
バッタ♀「いいのよ…」
バッタ♀の背中に飛びつき、その手でバッタ♀の胸を揉むように掴むバッタ♂。
バッタ♂「お姉ちゃんの背中気持ちいい…そしておっぱいも…」
「なんかおちんちんがはち切れそうな程に勃っちゃった…」
バッタ♀「気に入ってくれてよかった…じゃ、もっと気持いい事しようか?」
「私のマンコにあなたのオチンチンをぶち込んで…」
バッタ♀に誘われるがままにバッタ♂はいきり勃った性器を
彼女の性器に挿入し、そして射精した。
バッタ♂「あぁ…お姉ちゃんの中も気持ちいい…」
「はち切れそうだったオチンチンから熱いものが出ちゃう…」
バッタ♀「あぁ…ボクの熱いものが私のマンコに響くわ…」
二人は何時間も互いの性器を接合しながらおんぶしていた…(*1)
そして数時間後…
バッタ♂「ハァハァ…お姉ちゃん、もうオチンチンから何も出ないよ…」
バッタ♀「ボク、いっぱい出したのね…おちんちん抜いていいわよ」
「けど、まだおんぶしたままでいてね…」
バッタ♂「うん、その分お姉ちゃんをもっと気持ちよくしてあげるよ」
バッタ♂の腕はバッタ♀の胸を愛撫し、精を出しきったバッタ♂の性器も
バッタ♀の性器から離れても尚、名残惜しむかの様にその先端で愛撫していた。
しばらくして、バッタ♀の腹がはちきれんばかりに膨らんた。
バッタ♀「これから一緒に降りて卵産むところを…うっ、こんな時に!」
バッタ♂「大丈夫、お姉ちゃん?」
地上へ降りようとした矢先、バッタ♀が産気づいてしまった。
彼女の止めようとする意思とに逆らうように性器が大きく口を開けた。
その直後、彼女の性器から泡の塊がぼつぼつと、次第に勢い良くひり出され、
とぐろを巻く様に塊を形成した。(*2)
バッタ♀「まだ…出ないで…私の可愛い…た…卵が…も…漏れちゃう~!!!!」
『ブリブリブリブリ!!!!!』
そう、彼女がひり出してたのはバッタ♂との子である卵であった。
バッタ♀「き、気持ちいぃィィィ…けど…と…止めないと…」
『ブリブリブリブリ…』
ようやくバッタ♀が性器を御した時には、大量の卵がひり出された後だった。
117:一応季節ネタ(虫・産卵注意)
14/11/09 19:49:43.91 Zw+GO6EM
「もう孵ることもないし、他の虫達のごちそうになるしか無いのね…」
バッタ♂「けど、まだお腹が膨らんだままだよ…」
バッタ♀の胎内にまだ受精卵が残っていた。
バッタ♂「だけど、ボクが気持ちよくしてあげたせいで、お姉ちゃんの卵をこんなにダメにしちゃった…」
バッタ♀「いいのよ、私が我慢できなかっただけだから…」
気を取り直して二人は(おんぶしたまま)地上に降り立った。
二人の遺伝子入りの「排泄物」を後にして…
バッタ♀「(アスファルトに性器を擦りつけて)ハァハァ…ここは硬すぎてダメね…」
「(硬い土に(ry)ここもダメね…」「(乾いた砂にry)ここもダメね…」
いつ催すかわからない中、バッタ♂を背負いながら産卵場所を探すバッタ♀。
バッタ♀「適度に湿ってる上に柔らかい…ここでいいわ…」
『ブリブリブリブリ!!!!!』
ようやく産卵場所を見つけ、性器を地表に更に擦り付けるバッタ♀。
その直後、胎内に残っていた卵をその地下に産み落とす。
(地下では彼女の性器から伸びた産卵管が深部まで掘り当てた後、
先程の泡に包まれた卵を穴を埋め尽くさんばかりに産み落としていた)(*3)
バッタ♂もそんな彼女を励ますように背中から愛撫する。
バッタ♀「ハァ…私達の赤ちゃん、いっぱいいっぱいひり出してあげる~!!」
バッタ♂「いまのお姉ちゃん、これまでに無い程気持ちよさそう…」
そんな調子で数カ所で同じ行為を繰り返していた。
数時間後、あれほどまでに膨らんでいたバッタ♀の腹も目立たなくなっていた。
卵が尽きたのだ。それでも、二人は何かに突き動かされるように産んでいた。
明らかに泡の中に卵が入ってないにも関わらず…
しかし、そんな二人に異変が起きた。
バッタ♂「お姉ちゃん…ボク…眠くなってきちゃった…」
バッタ♀「そういえば私も…体にもマンコにも力が入らなくなっちゃった…」
バッタ♂「お姉…ちゃ…ん…おや…す…みな…さい…」
バッタ♀「ボク…もう…寝ちゃっ…たの…そろ…そろ…私も…」
以後、二人は二度と起きることはなかった…
しかし、その顔は安らかなものであった…
二人のバッタ人間は結ばれてから片時も離れること無く行動を共にしていたが、
終末の時を迎えても尚、離れることはなかった。
(ちなみに、その後に及んで尚バッタ♂の腕はバッタ♀の胸を揉みしだき、
互いの性器も役目を終えたにも関わらず結合されていた)
118:一応季節ネタ(虫・産卵注意)
14/11/09 19:50:14.29 Zw+GO6EM
イメージ用画像&動画
(昆虫の画像を使用してますので、不快と思う方はNGを入れてください)
(*1)のイメージ用画像
URLリンク(www.dotup.org)
(*2)のイメージ用動画
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
(*3)のイメージ用画像
URLリンク(www.dotup.org)
119:名無しさん@ピンキー
14/11/09 19:52:34.57 Zw+GO6EM
以上、投下終了
ネトゲやりながら書きなぐったので
至らないところがありますが…
120:名無しさん@ピンキー
14/12/01 01:30:31.50 BBS6vtM4
すごくいい……なんか俺も書きたくなってきたな
121:名無しさん@ピンキー
14/12/01 08:08:42.90 Mb2wmxlu
>>120
是非書いてください