13/06/23 00:58:36.36 jY5SxUEk
次回予告の幸せになってくださいがもうウワアアアア
というわけで、プロポーズ妄想です・・・
「僕と、一緒に生きてくれますか?」
たくさん不安な想いをさせるだろうし、迷惑もたくさん掛けると思うけど。
それでも、僕と。
ぼろりと零れた涙を拭う余裕などなかった。
「・・・はい、はい」
力強く何度も頷くと、溢れた涙が地面に落ちる。
それを見て「決めたんだけどなあ、もう泣かせないって」と
困った顔で頭を掻く空井さんに、これは嬉し泣きです、と答える。
「幸せに・・・ 僕が、僕の手で、稲葉さんを幸せにしたい」
幸せにします、と言い切らないのはきっと空井さんが自衛官だから。
いざという時に傍にいられないことを、痛いくらいわかってる空井さんだから。
「私、幸せです。もう、充分なくらい。ただ、」
「稲葉さん?」
「幸せにしてもらうだけじゃ、嫌です」
私だって空井さんを幸せにしたいんだから。
言い切った。その瞬間、何かに弾かれたように空井さんの
身体が動くと、いつの間にか視界が遮られていた。
耳が、空井さんの固い胸に当たって、どくどくと
速い鼓動を伝えてくる。
「・・・・ありがとう、」
僅かに震えた語尾が、心からいとおしいと思った。