13/04/27 13:08:42.73 eEE+BNQX
「とっ…鴇羽クン…破廉恥な…何て破廉恥な…ハァ、ハァ…ハァ…」
笑顔で豊満な乳房を晒し、迫水やマスターに好き放題触らせる舞衣の姿を見て、沢田は既に勃起していた。
ズボンの股間部を膨らませ…唖然とした表情で舞衣の姿を眺めていた…
そんな沢田の姿に、舞衣は気付く…
「あっ、あははっ♪沢田センセイ~~~勃起してる~~~(笑)大丈夫ですよ~~♪あたしが、おちんちん
楽にして差し上げますね~~♪」
そういうと、舞衣は椅子に座る沢田の前に膝立ちになる…
そして、沢田のズボンの上から股間を撫で回し刺激し始め…
次第に、慣れた手つきでズボンと下着を脱がし始めた。
「あっ!だ、ダメだ鴇羽クン!流石にそれは…淫らな気持ちになった事は謝る!だから…ああっ!!」
「あははっ♪先生のおちんちん、大きいですねぇ~~♪ヒック…あたし…こういう事しか取り得がないから…
こういうお礼しか出来ないんです…ヒック…あはは♪何泣いてるんだろ…あたし(笑)先生、こう見えても
あたし、フェラが得意なんです♪学園を中退した後、あたしがどれだけ頑張ったか見てくださいねっ♪」
目に涙を浮かべる舞衣は、晒された沢田のペニスを笑顔で咥え…口で愛撫を始めた…
51:名無しさん@ピンキー
13/04/27 13:09:27.36 eEE+BNQX
「あむぅ~~~むっ、んちゅっ♪ちゅぱちゅぱんちゅっ♪んっ、んっ、んちゅっ、んっ♪んちゅ、じゅる…
ちゅぱじゅる…ちゅっ、ちゅく、んっ♪んちゅっ、んっ♪んちゅちゅく、じゅるじゅぷちゅぱじゅる♪」
唇をすぼめ…頬を凹ませ…上目遣いで沢田が快感に喘ぐ姿を確認しながら…舞衣はペニスを愛撫する…
「じゅぽじゅるっ♪ちゅぱっ♪んちゅ♪んっ♪んちゅ♪ちゅぱ♪じゅる♪ちゅぱちゅぱじゅるっ♪んっ♪
んふぅ~~んっ♪んっ、んっちゅ♪ちゅぱ♪んふぅ~~~れろれろちゅぱちゅるじゅるっ♪」
「あっ!!あぁ…ハァハァ…あっ!!止めたまえ鴇羽クン!!ああっ!!ダメだ!!私は教師失格だ!!」
超一流のフェラの技術を披露する舞衣に、沢田は喘ぎながら自分を責める…
長年連れ添った妻ですらしてくれなかった口での愛撫…
沢田はあまりの快感に意識を朦朧とさせながら舞衣に話しかける…
「だっダメだ!!鴇羽クン!!もっと…自分を大切にしなさい!!こんな事は…あああっ!!?」
こんな事は…の後に何を言おうとしたのか…
その後の台詞を話さないまま…沢田は舞衣の口の中で絶頂に達した。
52:名無しさん@ピンキー
13/04/27 13:10:19.76 eEE+BNQX
「んっ♪ゴクッ…ゴクッ…んっ…んっ…んはぁ~~~♪どうです~~?気持ちよかったですか~~?
ヒック…沢田センセイお年の割に精液の量が多いじゃないですか~~♪若~~い♪」
沢田の精液を一滴残らず飲み干すと、笑顔で沢田に話しかける…
すると舞衣の目の前に、既に下半身を曝け出した迫水が現れ…
「沢田先生は、もうグッタリしていらっしゃる(笑)では舞衣さん、私のもお願いできますかねぇ~~?
私にも見せて下さいよ~~♪学園を中退してからの頑張り…中退した後、必死に生きる為に、大切な人を
守る為に磨いてきた技を…巧海くんを救う為にどんな事をしてきたのか…あぁ~~そうだ、今日はまだ
入浴してないから~~かなり蒸れて汗臭いけど…大丈夫ですよねぇ、舞衣さん(笑)」
見事な太鼓腹と、黒々としたペニスを晒す迫水は、舞衣の口元にペニスを押し付ける…
「クスン…えへへ…見てくださいね♪あたしが…どれだけ頑張ったか…巧海の為に…どれだけ頑張ったか…」
巧海の名前…そして「苦労」 「頑張る」などの言葉を出され、酔っ払った舞衣は感極まって涙を浮かべる…
そして、迫水の期待に応えるように…ペニスを咥えた…
53:名無しさん@ピンキー
13/04/27 13:11:29.08 eEE+BNQX
「はむぅ…んっ♪ちゅぱっ♪んちゅっ♪んっ、んっんちゅっ♪んちゅれろちゅっ♪れろっ♪んっ♪」
まるでヒョットコのような顔を晒しながら、舞衣はフェラチオを続ける…
瑞々しい唇で圧迫しながら、舌をペニス全体に絡め…唾液で潤う口内からは卑猥な水音を立て…
額に汗を浮かべながら必死に頭を上下させ、濃厚な口での愛撫を続ける…
「んちゅっ♪んちゅっ♪ちゅく♪んっ♪んちゅっ♪じゅるっ、ちゅるじゅるっ♪んっ、んっ♪」
「あっ、ああっ!!凄い!!凄いですよ舞衣さん!!さすが…元風俗嬢…はぁ、はぁ…これは堪らん!!
はぁ、はぁ…あんな快活な高校生だった貴女が…こんな風に…誰のものでも咥える職業についていたとは…
はぁはぁ…ううっ!!もうダメだ!!ああっ!!こ、このっ!!ス、スケベ奨学生ぃぃいぃ~~~っ!!」
高等部時代の舞衣の面影と…今現在、痴態を晒す舞衣の顔を照らし合わせ…興奮する迫水…
言葉に言い表せない快感に悶えながら…迫水は高等部時代の舞衣を思い浮かべ、思いっきり射精した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
54:名無しさん@ピンキー
13/04/27 13:12:06.67 eEE+BNQX
午後10時
飲み屋街 個人経営スナック前
「とっ…鴇羽クン!!すまなかった!!私とした事が!!」
「イヤァ~~鴇羽さん、私、ちょっと調子に乗っちゃいましたねぇ~~(笑)申し訳ありません…」
「お嬢ちゃん…俺にもしてくれるなんて…舞衣さん…だったかな…アンタ良い娘だよ…」
若干酔いが覚めた3人の男達は、揃って舞衣に頭を下げていた…
「あはは♪いいんですよ~~(笑)これって、あたしの癖なんです(笑)」
3人の男達は、舞衣に2度3度口で絶頂に導かれる度に、酔いが覚めて行った…
舞衣も、3人の男達のペニスを咥えて愛撫しているうちに、自然と酔いが覚めていった…
若干正気を取り戻した4人は、何故かお互い遠慮していた…
「…あっ!もう遅いから…あたし、帰りますねっ♪今日はご馳走様でした~~♪」
「…あぁ、気をつけて帰りなさい!あと…何かあったら、すぐに私に相談しなさい!いいね!!」
「は~~い♪ありがとうございま~~す♪」
3人の男達に手を振りながら笑顔で繁華街を去って行った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
55:名無しさん@ピンキー
13/04/27 13:12:57.21 eEE+BNQX
午後11時
ビジネスホテルの一室
宿泊先のホテルに着いた舞衣は、すぐにシャワーを浴び…
ショーツ一枚姿のままベッドに寝転がった。
「あぁ~~~またやっちゃった…あたしの悪い癖…はぁ…優しい言葉に弱いのよね~~あたし…」
時間が経ち…更に正気を取り戻した舞衣は、自分が取った行動に後悔していた。
酔った挙句、優しい言葉をかけてくれた男性のペニスを咥える…
舞衣の悪い癖…決して初めての過ちではなかった…
「巧海の元担任に…あたしの元担任の先生に…見ず知らずの男の人に…はぁ…気まずいなぁ~~
次に出会った時、あたしどういう顔すればいいのよ~~(笑)」
苦笑いする舞衣…
「怒ったり…笑ったり…泣いたり…情緒不安定よね…やっぱりあたし…疲れてるのかな…はぁ…」
何かあれば深く考え込み…嫌気が差し、お酒に逃げる…
自分の心が若干荒んでいる事に改めて気付く…
「あっ、そうだ…明日は碧ちゃんと待ち合わせだから…早く寝ないと…」
寝転がっているだけで…徐々に眠気に包まれる…
「ふぁあ~~あっ…そういえば…祐一に連絡しとかないと…まぁ…明日でいいわよね…」
欠伸しながら一旦は携帯を手にする…しかし、眠気には勝てず…枕元に携帯を置いた。
「…碧ちゃん…明日、何処に連れて行ってくれるのかな…」
舞衣は、明日の外出を楽しみにしながら、ショーツ一枚姿というだらしない格好でいつの間にか寝息を上げていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
56:名無しさん@ピンキー
13/04/27 15:22:08.82 UhFi2ARG
仮に詩帆とか悪人が滅んでも、舞衣のこの愚かさは治りようが無い
どうせアル中か性病になって死ぬし、巧海を悲しませないためにも
晶君がひとおもいに殺してあげたほうが・・
57:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:44:21.96 7IIrvCqJ
7月30日 午前11時
ビジネスホテル前
「あぁ~~~アタマ痛い…流石に2日続けてお酒飲みすぎたらキツイわ…」
日差しが強くなり始めたお昼前…
舞衣は、ここ2日間で起こした自分の自棄ぶりに自己嫌悪しながら、二日酔いによる頭痛に唸る…
自分に悪意を持つ同級生の罠に嵌められ…輪姦され…
あられもない姿を写真に撮られ…
酒に酔い…羽目を外して…顔見知りの男性のモノを咥え…
「…あたし…何やってるんだろ…あ~~~ダメダメ!!しっかりしないと!!」
自分が注意深く行動していれば、未然に防ぐことが出来た災難…
舞衣は、自分の無防備さに自ら呆れていた…
「それにしても碧ちゃん、今日は何処に連れて行ってくれるのかな…」
そう…今日は碧と外出する約束の日。
舞衣はホテルの玄関口で、夏の日差しを避けるようにして碧の到着を待った。
数分後…
一台の軽自動車がホテルの前に停車する…
58:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:45:19.58 7IIrvCqJ
「お待たせ~~~舞衣ちゃん!!ちょっと遅くなっちゃった~~ゴメンね~~♪」
颯爽と現れた碧は、満面の笑顔で舞衣に挨拶する…
いつもと変わらないラフな格好の碧は、舞衣を車に招き入れる…
「ゴメンね~~ちょっと学園で一仕事済ませてきたら遅くなっちゃった(笑)もしかして、待った?」
「ううん、大丈夫。あたしも今降りてきたばかりだから♪」
舞衣は車の助手席に座る…
エアコンが効いている車内の空気は冷たく…舞衣の体の汗は一気に引いた。
「んふふ~~♪二人でお出かけなんて初めてだよね?何だか楽しみだなぁ~~♪」
「ねえ碧ちゃん、今日は一体何処に連れて行ってくれるの?」
「それは着いてからのお楽しみ~~~♪じゃ、行こうか♪目的地に向かって、しゅっぱ~~~つ!!」
ニッコリ笑顔を浮かべた碧は、前方を指差すと元気よく声を上げ、アクセルを踏む…
「とりあえず港まで飛ばすねっ♪」
「安全運転でお願いね~~!」
碧が運転する車は、舞衣がまだ知らない目的地に向かって走り始めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
59:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:46:51.94 7IIrvCqJ
ちょうど同じ頃…
午前11時30分
風華町 市街地 喫茶店
ここは、とある喫茶店…
狭い店内には4つのテーブルが並べられ…
一番奥のテーブルに座っているのは、2人の女性…
「本当にありがとうございました!本当に…何とお礼を言っていいのか…」
一人は…少々肥満気味の、派手に着飾った中年女性…
「…では、今回の件は「解決」と言う事で…成功報酬を頂きたいのだが…」
そして…もう一人は、黒いスーツに身を包んだ若い女…
「はい♪成功報酬…3万円でしたよね?どうぞ♪」
中年女性は、スーツ姿の女に封筒を手渡す…
「それにしても…クスン…本当に…本当に…行方不明になったアンナちゃんと再会できるなんて…
もう二度と会えないと思っていたから…嬉しくて…本当にありがとうございました!!」
感極まり涙を浮かべる中年女性…
その中年女性の喜ぶ姿を見届けると、若い女は席を立つ…
そして、長い髪の毛を手でをかき上げると、中年女性に優しい笑顔を向ける…
「…それでは、私は次の仕事に向かうので…」
そう一言告げると、スーツ姿の女は喫茶店を後にした。
60:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:48:02.15 7IIrvCqJ
モデルのようにスレンダーな体型ながらも、要所に女性らしい膨らみを維持した見事なスタイル…
そして印象的な…深い青色がかった…ストレートの美しいロングヘア…
口数も少なく…正にクールビューティーという言葉がピッタリの女…
この女の職業は…私立探偵…
そして…事件を一つ解決して、成功報酬を受け取った彼女が向かった先は…
風華町でたった一軒あるパチンコ店…
「…ふふっ…ふふふっ…見てろよ…今日の私は多分ツイてるぞ…」
不敵な笑みを浮かべ…女は騒音激しいパチンコ店内に消えた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
61:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:48:56.02 7IIrvCqJ
午後1時
愛媛県 某 田舎町
風華町の港から定期船で15分…
舞衣と碧は、風華町の隣に位置する町を訪れた。
到着後、港のレストランで食事を済ませた二人は、歩いて町を散策する…
「へぇ~~~風華町の近くに、こんな所があったんだ~~♪」
「静かで、空気も綺麗でいい所でしょ~~?」
町…というよりも、村と言った方がいいような…自然に囲まれた地域…
埋め立てられ、近代的に整備された人工的な造りの島である風華町とは対照的な場所…
「あら、お嬢ちゃんたち、いらっしゃい♪」
町の通りを歩いていると、年配の女性が舞衣と碧に挨拶する…
「おばあちゃん、こんにちは~~♪」
「こんにちは、静かでいい所ですね♪」
舞衣と碧も、年配の女性に挨拶を返した。
一番栄えているであろう港町のメインストリートは、人が少なく…
しかも、出会った人たちは全員お年寄り…
ここが過疎化に悩む町だと言う事を、舞衣は何となく肌で感じた。
62:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:50:34.47 7IIrvCqJ
徒歩で20分…
二人は山間に辿り着く…
緑に囲まれた山間は、風華町よりも若干涼しく感じた。
より一層、緑が生い茂り…
清流と言えるような…綺麗な川が流れ…
人里離れたような…そんな景色が広がる…
「ねえ、碧ちゃ~~ん、まだ歩くの~~?」
「そろそろ着くよ~~ほら、見えてきた!!」
綺麗な川に架かる橋を渡りきった先に見えたのは…何かの施設のような建物…
その鉄筋コンクリート造りの小さめの建物の入り口には、大きな看板が掲げられていた。
舞衣はその建物の前に辿り着く…
「…介護老人ホーム…うたやま荘?」
舞衣は看板を読み上げた…
「あはは、舞衣ちゃ~~ん♪今日の目的はそこじゃないよ~~♪」
碧は笑いながら舞衣を呼ぶと、その建物の隣を指差した。
63:名無しさん@ピンキー
13/05/04 21:51:16.56 7IIrvCqJ
「はいっ?ここじゃなくて…あそこ?」
碧が指差した先には、近代的な老人ホームとは対照的な…古く小さな木造の小屋…
その小屋の向こう側は、木製の塀で周囲を囲み…
そして、塀の向こう側からは、若干の湯気が立ち昇っていた。
「あ~~っ!分かった!!ここってもしかして…温泉!?」
「ピンポ~~ン♪正解!!ここは秘境の露天風呂!!温泉好きには堪らないベストスポットなのよね~~♪
何年か前に教授に教えてもらったんだけどさ、私、休みの日とか、疲れたらここに来るようにしてるの。
ほら、舞衣ちゃん…何か疲れてるみたいだし…一緒に温泉に入って疲れを癒そうかな~~と思ってね♪」
碧はバッグからタオルを二枚取り出すと、一枚を舞衣に手渡した。
「へぇ~~温泉って、あたし初めてなのよね~~♪ちょっと楽しみだなぁ~~♪」
「ふふ~~ん♪それはよかった♪じゃ、早速温泉、入りましょうか♪」
夏の太陽が照りつける…
しかし、緑に囲まれたこの場所は、暑さを若干緩和してくれていた。
二人は汗を流し、疲れを癒すべく、自然に囲まれた露天風呂に向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
64:名無しさん@ピンキー
13/05/12 04:15:47.46 ES3Xw35q
古く小さな木造の小屋…
しかし外観とは裏腹に、室内は清潔的な脱衣場になっていた。
そんな古い温泉の脱衣場の中に、似合わない若い二人の女の姿が…
「舞衣ちゃんビックリするよ~~♪本当に景色が凄いんだから!」
笑顔で話す碧は、既に一糸纏わない全裸姿…
あっという間に脱いだ衣服を木造の棚に入れると、肩にタオルをかけ、惜しげもなく裸体を晒した。
「あはは…碧ちゃん丸見え…」
羞恥心も無く裸体を晒す碧に、舞衣は呆れて苦笑いした。
「ここは温泉だから良いんだよ~~(笑)ほらほら、舞衣ちゃんも早く脱いで脱いで!!」
舞衣に早く脱衣するよう即す碧…
舞衣はやれやれといった表情で、服を脱ぎ始めた。
「わぁ!!舞衣ちゃん、やっぱり胸大きいよね~~(笑)」
衣服を脱ぎ終えた舞衣…
一糸纏わない全裸になった舞衣は、僅かに羞恥心があるのか…股間辺りをタオルで隠す…
その舞衣の身体をジックリ眺める碧は、その見事な大きさの乳房に感嘆の声を上げた。
「あはは…やっぱり胸なんだ(笑)」
再び苦笑いしながら、舞衣は自分の胸を持ち上げてみせる…
小学生時代から、修学旅行や林間学校などのお風呂の時間…体育やプールの着替えの時間など…
肌を晒す機会がある時は必ずといっていいほど注目される、舞衣の胸…
既に注目される事にも慣れている舞衣だったが、流石に今でも苦笑いしてしまう…
「だって凄いじゃない!大きいし、形もいいし!トップだって綺麗だし~~うらやましいなぁ~~♪」
「碧ちゃんだって凄くスタイルいいじゃない♪あたしなんかより腰周り細いし、脚も長いよね~~!」
65:名無しさん@ピンキー
13/05/12 04:16:45.67 ES3Xw35q
舞衣も負けず碧のスタイルを褒めた。
既に27歳になったにもかかわらず、数年前と変わらないスタイルを維持する碧…
舞衣とは対照的な、どちらかと言うとスレンダーな体型に、舞衣にも負けない見事な巨乳…
お腹や腰周りなど…全身の何処にも無駄な贅肉はなく、若干不摂生な生活を送りながらも、
美容には気を使っていることが伺えた。
「んふふ~~ん♪その大きい胸を自由にできる楯くんは幸せ者だねぇ~~♪」
「はい~~っ!!?ここでそれを言うかな~~(笑)」
碧の言葉に、舞衣は思わず赤面した。
「碧ちゃんだって、美人だし~~スタイルいいし~~どうせ彼氏とかいるんでしょ?」
「ん~~~キツイ質問!!黙秘権つかっちゃおうかな~~(笑)」
舞衣も興味本位に、碧のプライベートを探る…
「実はさ~~~1年前に教授と別れて以来…フリーなんだよね~~(笑)」
「あっ、そういえば大学の教授さんと付き合ってたんだよね?別れちゃったんだ…」
「ま、別れたっていうか…一方的に私が慕ってたんだけどね(笑)で、1年前にコンビ解消と共に、
自然別れって感じで…今明かしちゃうけど、彼には奥さんがいて、家族がいて…元々無理な恋愛
だったんだけどね~~(笑)」
「ちょ、ちょっと!それって不倫じゃない!?」
「あはは!そんなつもりは無かったんだけどね~~(笑)やっぱりそうなっちゃうよね~~(笑)
私は、ある程度引いて付き合っていたつもりなんだけどね…やっぱり罪悪感もあったかな…あっ!
言っとくけど~~健全なお付き合いだったんだからねっ!!師匠と弟子って感じ!?」
「ふ~~ん、健全なお付き合い…その教授さんって、紳士だったのね~~」
「そうなの!!だから良かったの!!でもさ~~ここにフリーのイイ女がいるってのに、どうして
男が寄って来ないのかな~~(笑)何してんのよ男共はっ!て感じだよね~~(笑)」
66:名無しさん@ピンキー
13/05/12 04:18:08.36 ES3Xw35q
年齢の離れた女性が二人…
「元担任」 と 「元教え子」
在学中は教師と生徒の壁に阻まれ、ある程度の距離があった二人…
しかし今は、その二人が何も阻まれずお互いのプライベートを笑顔で話している…
二人は不思議な感覚に包まれながら、笑顔で会話を交わした。
・・・・・・・・・・・・・・・
しばらく会話していると、脱衣場の向こうのドアが開き、露天風呂から人が現れる…
「ふぅ~~いいお湯だった…あら、お嬢さん方、いらっしゃい」
「あっ、こんにちは~~お邪魔してま~~す♪」
目の前に現れたのは初老の女性…
笑顔で挨拶すると、タオルで体を拭きながら話し始める…
「本当に珍しいわ~~あなた達みたいな若い女の子達が、こんな温泉に来てるなんて」
「そうなんですか?やっぱり若い人は少ないんですか?」
「そうね~~少ないわ…ふふっ♪これは後から来るジジイ達が喜ぶわねぇ~~♪」
「じじい達~~って、あれ?ここって確か、少し前まで女湯と男湯で別れてた筈だけど~~?」
「そうそう、露天風呂内を仕切る大きな壁、あったでしょ~~?あれ、無くなっちゃったの。
露天風呂を維持する為に、あれは良くなかったらしくてねぇ、取っ払って混浴になったのよ」
この露天風呂が混浴になった事を伝えた初老の女性は立ち去る…
67:名無しさん@ピンキー
13/05/12 04:19:07.19 ES3Xw35q
「…あはは…舞衣ちゃ~~ん、ここ混浴になっちゃったんだって(笑)」
予想もしていな出来事に、思わず苦笑いする碧…
「どうする~~舞衣ちゃん、流石に抵抗あるよね~~?私は、昔から発掘調査先の温泉とか浴場で
混浴は慣れてるからいいけど…温泉初心者で混浴はちょっとキツイよね~~?」
「うん、大丈夫♪あたしは平気♪」
「え~~っ!?本当に?舞衣ちゃん無理してない?何か無理強いしてて悪い気がしちゃうよ~~(笑)」
「そんな事ないよ、あたし…人前で裸になるの、元のお仕事で慣れてるし(笑)それに折角碧ちゃんが
勧めてくれた場所だし、あたしこの温泉に入ってみたいの♪この際だし一緒に入ろうよ♪」
舞衣を気遣う碧とは逆に、舞衣は温泉に入りたい様子…
「あはは…そう来たか(笑)痛々しい理由だけど…まぁ、舞衣ちゃんがそういうなら…いいかな♪」
碧は肩にかけていたタオルを頭に巻くと、体を一切隠すことなく露天風呂の入り口に向かった。
「じゃ、折角だし!いいお湯といい景色を存分に楽しみましょうか!!」
二人は山の景色といいお湯を楽しむ為に、露天風呂に向かった…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
68:名無しさん@ピンキー
13/05/14 15:54:15.67 LOLmRO/N
もう幸せにしたってや
69:名無しさん@ピンキー
13/05/14 20:38:45.37 sBbwAlbd
ごめんなさい
まだ書きたい事がたくさんあるので、
もう少しだけ書かせて下さい。
というか、読んでくださってる方いるんですね(笑)
ありがとうございます
70:名無しさん@ピンキー
13/05/15 12:14:39.45 Vqu5R952
キャラのいいところも描いてやってほしいなー、なんて。
現状、肯定的に描かれてるのって晶君ぐらいだし。
71:名無しさん@ピンキー
13/05/16 14:47:58.75 Qvt45jH6
迫水先生…今回の事件…犯人は…
72:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:11:33.07 U/9iKTBl
午後2時
混浴露天風呂
「うわぁ~~~結構広いわね!」
「でしょ~~?ほら見て!景色も凄いんだから!!」
「本当にいい景色…でも、何か壁が低すぎない?周りから丸見えな気がするんだけど~~(笑)」
「まぁまぁ、そこは気にしない気にしない(笑)」
脱衣場のドアを開け、露天風呂内に入る二人…
目の前には、田舎によくある「共同露天風呂」の光景が広がっていた。
しかし、中は意外と広く、視線を少し上げれば周囲の山々が見渡せる絶景の景色を味わう事ができた。
舞衣が一歩進もうとすると、碧は舞衣の歩みを止める。
「チッチッチッ!舞衣ちゃ~~ん!温泉のマナーを知らないね~~?」
すると、碧は舞衣をビシッと指差すと、声高らかに諭しはじめた。
「温泉のマナー!!お湯の中にタオルは入れちゃダメ!!よってタオルで隠すのは厳禁!!」
碧は、タオルで股間あたりを隠す舞衣を指差した。
「はい~~~っ!?隠しちゃダメって…それって丸見えじゃない!?」
「舞衣ちゃんは、いつもお風呂で隠したりするの~~?しないでしょ?これは温泉のマナーなの!!
はいはい!マナー通りにタオルはそこのカゴに入れようね~~♪」
「あ~~んもう分かったわよ~~!!」
舞衣は渋々タオルを露天風呂入り口にあるカゴに入れる…
一糸纏わない全裸の舞衣と碧…
両手で股間辺りを隠す舞衣…
堂々と惜しげもなく裸体を晒す碧…
二人は見事な巨乳をユサユサと揺らしながら、岩盤を平らに整えた床面を歩き、奥まで進んだ。
73:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:12:14.75 U/9iKTBl
「ぉぉ…っおぉぉ…へぇぇ…ぇぇ…ぁれ…誰カノ?」
「あっ、こんちゃ~~♪お邪魔しま~~~す♪」
「ひゃっ!!?あ、あはは…こんにちは~~♪」
暫く奥まで進むと、二人はお湯に浸かる先客…小柄な老人と出会った。
笑顔で挨拶する碧…
そして、若干照れながら挨拶する舞衣…
二人の態度は対照的だった。
「ぃらっシャゃぃ…ぇふぅ…ぇぇ…ぁぁ…ヮぁしぃ…っょっト…」
見事な裸体を晒して歩く二人の女を目の当たりにする老人…
ほんの少しでも性欲がある男なら、視線を釘付けにしてしまうような状況…
しかし老人は二人の姿を見ると、恥ずかしかったのか…離れた場所に移動してしまった。
そんな事もあまり気にせず…二人は身体に付いた汗を流すべく、かけ湯を始めた。
そして、ゆっくりとお湯に浸かる…
「んはぁ~~~!気持ち良いっ!!今日も良いお湯だねぇ~~~♪」
「あぁ~~~本当に気持ち良い…はぁ…温めでいいお湯…思ったより熱くないのね」
「そうなの、だから夏でも結構気持ちいいでしょ~~?」
お湯の心地よさに、二人は思わず声をあげた。
うんっと腕を伸ばし、心地よさそうに唸る碧…
目を閉じ、暫く無言でお湯の心地よさを味わう舞衣…
その透明のお湯は温度も低く、ぬるま湯と言った感じで、夏の疲れを癒すには最適のお湯だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
74:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:13:33.83 U/9iKTBl
風に揺れる山の木々や小鳥の鳴き声が響く中…
暫くの沈黙が続く…
心地よさそうな吐息を漏らす碧…
碧の様子を伺いながら、舞衣は口を開いた。
「…あの~~今更だけど…今回の件は本当にごめんね…」
舞衣の言葉を聞き、碧は思わず噴出した。
「あはははっ!どうしたの~~?舞衣ちゃん、今更~~(笑)」
舞衣の真面目な表情が面白いのか…碧は笑いながら舞衣に尋ねる…
「うん…あのね、今回…巧海が学校で迷惑かけたじゃない?あれって、根本は…あたしのせいよね?
あたしが…あんなお仕事してたから…あたしが…もっと普通のお仕事で稼いでたら…あんな事には
ならなかったと思うの…巧海まで傷つけちゃって…はぁ~~~何かあたし、最悪よね…」
ため息混じりに、自分を責める舞衣…
そんな舞衣を見て、碧もため息混じりに話し始めた。
「考え過ぎだって~~!舞衣ちゃん!!」
碧は頭の上で腕を組み、脚を伸ばしながら語り始めた。
75:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:14:14.83 U/9iKTBl
「舞衣ちゃんはさ~~ただ一生懸命頑張ったんだよ…大切な巧海くんの為にね…確かに、お仕事の
内容はアレだけど…でも舞衣ちゃんの努力の甲斐あって、巧海くんは助かったじゃない?だから…
これでよかったんだと思うよ…」
碧は何とか舞衣を励まそうとする…
そして碧の口から出た言葉は、昨日の夜…迫水が口にした内容と同じだった。
「…巧海が逃げ出した時…碧ちゃん、本当に巧海の事心配してくれて…ありがとう」
「あはは♪いいって!!こういう事は、教師やってたらしょっちゅうだからね♪それに、こういう
お節介な事が好きだから教師なんてやってるんけどね(笑)」
「ありがとう…そう言ってもらえると…ちょっと安心したかな」
舞衣はほんの少し心が楽になったのか…若干笑顔を取り戻した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
76:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:15:05.23 U/9iKTBl
「巧海…学校でクラスのみんなと上手くやってる?」
「そうね~~巧海くんは転校初日からクラスに溶け込んでる感じだったよ~~」
「そうなんだ…よかった」
「そりゃ~~異例の「飛び級編入試験」を合格した優等生だもん♪みんなからは羨望の眼差しを受けてるよ~」
「あはは(笑)本当に?巧海が?何か信じられないわね~~(笑)」
「男子からも女子からも人気ある…良い子だよね~~巧海くんって…」
「ねえ、碧ちゃんから見て、巧海ってどんな生徒なの?」
「そうねぇ~~」
碧は少し考え…間をおいて話し始めた…
「基本良い子だと思うよ~~本当に。素行面は問題ないし…素直で性格もいいし…成績も優秀だし?
そうそう、この前の中間テスト、巧海くん学年トップだったんだよ~~♪いやぁ~~クラスの担任
として鼻が高いわ♪」
「本当に~~?何か褒めすぎじゃない?」
自分の弟が…しかも、唯一の肉親である巧海が褒められれば、舞衣も悪い気はしない。
しかし次の瞬間、碧の表情は一瞬暗くなる…
77:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:16:13.99 U/9iKTBl
「でもね…巧海くん…ちょっと精神的に脆い部分があると思うんだ…」
「精神的に…脆い部分?」
「うん…療養中も医大への夢を諦めずに、独学で勉強を頑張って…風華学園に転入して…病気が治ったとは
いえ、多少のハンデはあるけど…それを理由に甘えない、彼は芯の強い子だと思う…芯の強い子だけど…
ほんの少しだけ、心に弱い部分があると思うんだ…舞衣ちゃんにも似たところがあると思うんだけど…
分かるでしょ?」
図星だったのか…碧の言葉を聞き、舞衣は内心驚いた。
そして同時に、碧の視線が自分の二の腕あたり…多くの注射針の傷痕に注がれていることにも気付いた。
精神的な弱さ…
何か極端に辛い事があると、何かに逃げてしまう…
今までも、アルコールやドラッグに逃げてしまった自分を思い出し、舞衣は驚きながらも納得していた。
「あはは…やっぱり姉弟だよね~~(笑)そういう所似ちゃうんだ…」
舞衣は思わず腕の注射針の傷痕を手で隠した。
「…あっ!ゴメンね!そういうつもりじゃなかったんだけど…思わず見ちゃった…」
碧は視線を舞衣の腕から顔に移すと、苦笑いして謝った。
「…舞衣ちゃん、やっぱり…退学してから辛い事ばかりだったの?」
「まぁね~~(笑)辛い事には慣れてるつもりだったけど、いろいろあって辛かったわね(笑)」
「…クスリ…使っちゃう程?」
「こ、これは…ほんの数ヶ月前使っちゃったの…それまでは、真面目に一生懸命働いて頑張ってたんだから」
「うん…もう使ってないんだよね?陽子から話は聞いてる」
首を振り、もう薬物は使ってないことをアピールする舞衣…
そして、笑顔でそれを聞き入れる碧…
78:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:17:16.93 U/9iKTBl
「話は戻るけど、やっぱり巧海くん…心に弱い部分が少しだけある子なの…だから…彼には心の支えに
なってくれる人がいればいいな~~って私は思ってたの。特に、いろいろあった今は…」
碧は立ち上がると、お湯の中を少し歩き…岩場に腰掛ける…
「実はさ、今日舞衣ちゃんをここに誘ったのは、他に目的があったの」
「はいっ?目的?」
「舞衣ちゃんさ~~夏休み中だけでいいから風華町に滞在して、時々巧海くんに会ってあげて欲しいの」
「はいぃ~~~っ!?風華町に住んでって…あたしが!?」
「うん、今の巧海くんには舞衣ちゃんが必要だと思うの。教師とか、友達とか…他人じゃ出来ない心のケア
が必要だと思うし、巧海くんも凄く心強いと思うんだよね~~」
「う~~ん…確かに、出来ればいいんだけど~~いろいろ問題あるじゃない?住む所とか~~」
舞衣も、暫く巧海の側に居てあげたいと思っていた。
特に、巧海が自分のせいで心を傷つけてしまった今は…
しかし今宿泊しているビジネスホテルも、使用期間はもう数日と聞いている今、いろいろと問題があった。
79:名無しさん@ピンキー
13/05/19 05:18:07.82 U/9iKTBl
「そこなんだけどさ、この温泉の隣に、老人ホームがあったの見た?」
「あ、うん、あったよね」
「あの老人ホーム、今、臨時のアルバイトを募集してるんだよね~~」
「バイト募集?」
「うん、住み込みで働けるバイトの子を募集してるんだって。だからさ、ここで住み込みで働いて、時々
巧海くんに会ってあげるといいんじゃないかな~~と思ってね。ほら、舞衣ちゃん料理とか得意だし、
面倒見がいいし、人のお世話とか得意そうじゃない?だからピッタリだな~~と思って♪」
「住み込みで…う~~ん、どうしようかなぁ~~確かに、今あたし何もしてないから…ありがたいんだけど」
「じゃあさ、ここで働いちゃいなよ舞衣ちゃん!ここから学園の寮まで、大体1時間で着くじゃない?3日
に1回でもいいの…巧海くんに会ってあげる事できるといいんだけど~~お願いっ!」
碧は手を合わせて舞衣にお願いしてみる…
「うん…ちょっと考えさせてね…」
舞衣は返答を保留した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
80:名無しさん@ピンキー
13/05/19 14:45:28.20 /rH7ow86
また悪い予感が
81:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:16:25.62 iHFYTofs
「ま、確かに…いきなり決めるなんて出来ないよね~~(笑)」
答えを保留した舞衣に笑顔を向ける碧…
「でもさ、ここ結構過ごしやすいと思うんだけどな~~うんっ…あぁ~~~気持ち良い♪」
碧はお湯に浸ける身体を心地よさそうにうんっと伸ばす…
「ほら、舞衣ちゃんってさ…高等部時代も毎日バイト三昧だったし、巧海くんの看病とかで忙しかった
じゃない?3年生の春で中退した後も、やっぱり毎日忙しかったんでしょ?お仕事も…大変みたいだった
し…のんびりした時間とか、そんなに無かったと思うんだよね~~」
碧は舞衣の背後に回る…
そして、舞衣の露になった肩を両手で優しく揉み解す…
「まぁね~~確かに忙しくて…お友達と遊んだり、部活動とか…ちょっと憧れてたけどね~~(笑)
それに…学校辞めた後も大変だったし…って…ひゃっ!?えっ?碧ちゃん…何?」
突然の碧の行為に驚く舞衣…
しかし、その肩揉みの心地よさに舞衣は脱力する…
82:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:17:25.82 iHFYTofs
「いろいろ大変だったと思うんだよね…だから…この辺でさ、ちょっと一休みとかどうかな~~ってね♪」
「はいっ?一休み?」
風華学園在学中から、舞衣の苦労を知っていた碧…
他の生徒達には無い苦労を一身に背負い、直向に日々を過ごす舞衣の姿を知っているからこそ出た言葉だった。
「昔からさ…舞衣ちゃんは頑張り過ぎなんだよね~~(笑)まだまだ人生は長いんだから、ここら辺で
一休みなんかどうかな~~って♪人生の…ほんの一時…ほんの一ヶ月だけでもさ…こういう静かな所で…
ゆっくり働いて…毎日いいお湯に浸かって…のんびり過ごして休養するのもいいんじゃない?」
「のんびり過ごす…か…どうしようかなぁ~~」
一休み…
正直舞衣は悪くないと思った。
自分の半生を振り返ると…何となくそう思えてきた。
その時…
83:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:18:28.57 iHFYTofs
チャプチャプとお湯が波立つ…
音の聞こえるほうを向けば、先ほど遭遇した小柄な老人がお湯から上がる姿が見えた。
老人はお湯から上がると、木の小さな椅子に腰を下ろす…
そして、ボディソープをスポンジに垂らして身体を洗い始めた。
「ぁぁ…ェンャコラ…エンヤコラ…エヘェ~~」
独特な旋律をうわ言のように呟きながら歌う老人は、スポンジを身体に当てゴシゴシと体を洗う…
腕や胸板、お腹や脚を洗う老人…
そして、肩や背中を洗おうとした時…
「セナカ…手ガトドカナい…アァ…アッ…」
老人は、泡立つスポンジを床に落としてしまった…
「トドカナイ…エイ…トドカナイ…アァァ…」
小さい椅子に座る老人は、座ったまま床に手を伸ばす…
しかし、老人はスポンジを拾うことが出来ない…
オロオロする老人…
84:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:20:00.41 iHFYTofs
「あはは…しょうがないわね~~(笑)」
それを見かねた舞衣は立ち上がる…
そしてお湯から上がると、木の椅子に座る老人に歩み寄った。
「はい、おじいちゃん♪」
舞衣は床に落ちたスポンジを拾ってあげると、笑顔で老人に手渡した。
「アァ…リガトオ…アリガトォ…ジョウチャン…リガトォ」
小柄な老人は照れながら舞衣にお礼を言う…
「どういたしまして♪っていうかおじいちゃん、お背中流してあげましょうか?」
舞衣は笑顔でそういうと、老人の手から泡まみれのスポンジを受け取る…
そして中腰になると、椅子に座る老人の背中をスポンジで擦り始めた。
「んしょ、んしょ…っと、どうです~~?気持ちいいですか~~?」
老人の小さい背中を洗い終えると、次は腕を丹念に洗い始める…
「は~~い、次は腕を洗いましょうね~~♪ふんふんふ~~ん♪は~~い、次は右腕~~っと…よいしょっと
んっ…んっ、んっ…は~~い♪次は腋の下洗いましょうか~~♪ちょっとバンザイしてくださいね~~♪」
「アッ、エ、エエヨ…モウエエヨ…アッ、アェエ…エエヨ…エッ?バンザイ?」
最初は照れていた老人も、次第に舞衣に身体を任せ始めた。
老人は心地よさにうっとりとした表情を浮かべる…
85:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:20:47.02 iHFYTofs
「ふんふ~~ん♪夏はここにいっぱい汗かいちゃうでしょ~~?綺麗にしましょうね~~♪」
慣れた手つきで老人の身体を洗う舞衣の姿を見て、碧はうんうんと納得したような表情を浮かべる。
「うん、やっぱりさ~~舞衣ちゃん、性格的にそういうの合ってると思うんだけどね~~」
老人の身体を丹念に洗ってあげていると、背後から人の気配が…
老人…男性の声がワイワイと聞こえてきた。
「おぉ~~~こりゃ~~ベッピンさんが2人も居るわ!!」
「こんな田舎の温泉に珍しいのぉ~~」
「あはは、零三じいさんはベッピンさんに背中さ流してもらっとるか(笑)」
現れたのは、3人の老人…
小柄な3人の老人は、舞衣と小柄な老人の周りを取り囲むと笑顔で二人に話しかけた。
「あっ、あはは…こんにちは~~お邪魔してます♪」
「アァ…ゲンサンヤ…オソイゾイ…」
堂々と全裸姿を晒しながらジロジロと大きな乳房を眺めてくる老人に、舞衣は引きつった笑顔を向ける。
老人達は、零三と呼ばれる老人と言葉を交わしながら、お湯に浸かり始めた…
86:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:21:58.76 iHFYTofs
「こんちゃ~~♪お邪魔してま~~す♪」
碧は堂々と身体を晒したまま笑顔で老人達に挨拶した。
「ほほぉ~~この娘もおっぱい大きいわい!」
「こりゃ~~天女様のようじゃ!福眼じゃのぉ~~♪」
「オナゴの裸なんぞ10年ぶりに見たわい…」
老人達は、あっけらかんと裸を晒して笑顔で話す碧を目の前に鼻の舌を伸ばす…
「あはは、おじいちゃん達は隣の老人ホームに住んでる人たちなんですか~~?」
碧は老人に話しかけてみる…
「あぁ~~そうじゃよ、ワシ等この時間が入浴時間なんじゃよ」
「いつもこの時間に風呂にくるんじゃが…こんな事は初めてじゃぞい、へへへ♪」
そんなやり取りをしていると…また一人、露天風呂に人が現れる…
無言で入ってきたのは、初老に近い女性…
タオルで股間辺りを隠す初老の女性は、舞衣の姿を興味深そうにジックリと眺めた…
87:名無しさん@ピンキー
13/05/26 17:22:56.35 iHFYTofs
「は~~い、泡を洗い流しましょうね~~♪」
舞衣は泡にまみれた老人の身体をお湯で洗い流してあげる…
「綺麗になりました~~♪お疲れ様で~~す♪」
笑顔で老人に話しかける舞衣…
その姿を見て、お湯に浸かる老人の一人が舞衣に話しかける…
「お嬢ちゃんや、ワシも身体洗ってもらえんかのぉ~~?」
「はい~~っ?しょうがないなぁ~~(笑)いいですよ~~♪」
舞衣は額の汗を手で払いながら、笑顔で答えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
88:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:23:43.42 LUEVqEgv
「おぉ~~~ええんかいなぁ!!恥ずかしがって嫌がると思ったぞい(笑)」
「あはは!!もうずっと丸見えだから、関係ないですよ~~(笑)」
「ほほぉ、元気のエエ娘っ子じゃわい!ワシ等も洗ってもらえるかのぉ?」
「はいっ、いいですよ~~(笑)この際3人共お背中流してあげます♪」
「じゃ、まずはワシからお願いしようかのぉ~~」
床に正座する舞衣は、老人達の前に裸体を露にしたまま…
その大きく張りのよい乳房も、オレンジ色の陰毛も晒したまま、笑顔でそう答えた。
一人の老人がお湯から上がると、さっそく木の風呂椅子に座る…
「お嬢ちゃんや、このヘチマで強めに擦ってもらおうかのぉ~~」
「はいっ、わかりました~~強めですねっ♪」
舞衣はヘチマたわしにボディソープを垂らすと、老人の背中に強くたわしを押し付ける…
そして、ゆっくりと力強く老人の背中を洗い始めた。
「んしょ、んしょ、んっ♪よっ、よっ♪こ~~んな感じですか~~?」
「おぉ~~エエぞエエぞ!!エエ感じじゃ~~♪」
老人の背中は泡立つ…
心地よい感触に、老人は歓喜の声を挙げた。
89:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:24:24.95 LUEVqEgv
「んしょ、んしょ、よっ、んっ、んしょ♪ふぅ~~おじいちゃん、普段は自分で身体洗ってるんですか~~?」
「そうじゃよ~~背中なんて誰も流してくれんしの~~おっ?おほぉ~~お嬢ちゃん!背中にお嬢ちゃん
のデカイお乳が当たっとるが♪どうせならお乳で背中を流してくれんかのぉ~~(笑)」
背中を擦った後、腕をゴシゴシと擦り始めた舞衣は知らず知らずのうちに、その大きな乳房を老人の
背中に押し付けていた…
「あはは!そんなエッチな事しませんよ~~(笑)はいっ、次は前を洗いましょうね~~♪」
風呂椅子に座る老人の前に回りこむと、舞衣は老人の至近距離に巨乳を晒しながら、老人の胸板を洗う。
「おほぉ~~お嬢ちゃん、本当にデッカイおっぱいしとるのぉ~~♪鏡餅の如くデッカイおっぱいしおって!
お嬢ちゃんが動く度にユサユサ揺れおるわい(笑)しかも、先っちょの乳首はほんに桃色の綺麗な乳首しとる
わい♪ちょ、ちょっとだけ…触ってもええかのぉ~~?」
老人はニヤけた顔で両手をワキワキと動かし始める…
「ダメですよ~~(笑)見るだけで我慢してくださいね~~♪」
しかし、舞衣は老人の手を払うと笑顔で宥めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
90:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:25:10.55 LUEVqEgv
30分後
「ふぅ~~~3人共終わり~~~っと!はぁ~~疲れた~~!!」
3人の老人の身体を洗い終えた舞衣は、全身に汗を浮かべながら額の汗を拭いため息をつく。
「あはは♪舞衣ちゃんお疲れ様~~(笑)疲れたでしょ~~(笑)」
「疲れたわよ~~(笑)こういうの久しぶりだったし~~」
「こういうのって?」
「えっ?あっ、あはは…忘れて忘れて(笑)」
老人の身体を洗ってあげるという全身を使った作業に、舞衣はソープ嬢の仕事を少しだけ思い出していた。
舞衣の老人に対する態度や会話、そして慣れた手つき…
碧は舞衣がどういう風にソープで働いていたのか容易に想像できるような光景だった。
風呂桶にお湯を掬い、汗を浮かべた体にかけ湯をすると、舞衣は再びお湯に浸かる…
「でも舞衣ちゃんさ~~よくやるよね~~(笑)私だったら断ってるわ~~本当に」
「ふぅ~~♪確かにちょっと疲れちゃったけど(笑)でも、結構楽しいのよね~~こういうの♪」
疲れた表情ではなく…何処か充実したような…そんな表情を浮かべて碧と会話する舞衣…
時間も経ち…お湯から上がろうとした二人…
そこに、先ほど露天風呂に現れた初老の女性が舞衣に近づいてくる…
「ちょっといいかしら?」
若干細めの…どこか品のある初老の女性は、舞衣に話しかけてきた。
91:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:25:53.43 LUEVqEgv
「はいっ?あたし…ですか?」
話しかけられた舞衣は、老人達の身体を洗う姿を見られていたことを思い出し、若干照れながら応えた。
「そう、アナタ…3人の身体を洗ってあげて、大変だったでしょ~?」
「えっ?あはは、ちょっと大変でした(笑)すみません、ちょっと騒がしかったでしょう?」
「ううん、大丈夫よ。それよりも…アナタ若いのに偉いわね~~あんなジジイたちの身体洗ってあげる
なんて…優しいのね…お名前、聞いてもいいかしら?」
「鴇羽です、鴇羽舞衣です」
「鴇羽…舞衣さんね。私は隣の老人ホームで働く者なんだけど、今さっきジジイたちのお風呂の見張りを
しようと思ってここに来たら…アナタがジジイたちの身体を洗ってあげててヒックリしたわ(笑)あっ、
申し遅れたわね…私は高木、高木満子よ♪」
舞衣の顔をジックリ眺め微笑みながら語る初老の女性…
「ジジイたちの相手も上手だし、馴れた手つきだし…もしかして、介護のお仕事経験者なの?」
「え~~っと…介護じゃないですけど…こういうお仕事は前にしてたんです(笑)」
「そうなの?じゃ、少しは経験してるという事よね?」
二人の会話を聞き、碧が割って入る…
92:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:26:39.33 LUEVqEgv
「そうなんですよ~~♪この子、老人ホームで働こうかな~~って迷ってるんですよ。」
碧は舞衣の肩を持ち、笑顔で舞衣を紹介した。
「あら、そうなの?」
「え~~っと…はい、ちょっと悩んでて…住み込みとか…条件が結構いいから…」
突然の碧のフォローに、舞衣は少々戸惑いながらも本音を呟く…
「そうね~~うちは住み込みで働けるわよ。アナタみたいな子が居てくれるといいわ~~♪うちのホーム
には何人も若い子が来たけど、長続きしないのよね~~(笑)お風呂の監視やお世話するだけの「お風呂役」
だけでもいいのよ。アナタ、うちで働いてみない?」
初老の女性は舞衣の手を取ると、熱心に舞衣を誘う…
「う~~~ん…そうね~~やってみようかな~~」
「まぁ!ありがとう、助かるわ~~♪」
「よし、決まりだね~~舞衣ちゃん♪喜べおじいちゃん達~~!!これから暫く舞衣ちゃんとお風呂入れるよ~~♪」
碧の言葉に、老人達は訳も分からず喜んだ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
93:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:28:25.50 LUEVqEgv
午後4時
老人ホーム うたやま荘
「では…8月いっぱいの1ヶ月契約で、その後はアナタの希望次第で延長もあり…という事でいいわね?」
「はい、よろしくお願いします!」
露天風呂の隣にある老人ホーム 「うたやま荘」
その老人ホームの事務所で、舞衣は雇用の説明や契約の手続きを済ませていた。
ソファーに座り、書類へのサインなどを終えた舞衣は、壁に飾られている額縁を眺める…
額縁には、スーツ姿の…小柄で白髪の老人が凛々しく映っていた。
「あれ?…あの写真の人…何処かで見たことあるような…」
写真は、普通にどこにでも居るような老人の写真…
しかし舞衣は、その写真の老人に見覚えがあるような…そんな気がしてならなかった。
「あの写真の人って、誰ですか?」
「ん?あの写真?」
気になって仕方なかった舞衣は、初老の女性…高木に写真の老人について尋ねてみる…
「あの写真は、この老人ホームの創立者よ」
「創立者…ですか?」
「そうよ、ここの創立者…歌山虎次さん。歌山グループって知ってるわよね?」
「歌山虎次さん…歌山グループって…はいぃ~~~っ!!?歌山って…あの!!?」
「この辺じゃ建設業や不動産業で有名よね~~♪この人は元社長で、今は相談役をやってる人なんだけど…」
94:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:29:13.43 LUEVqEgv
『歌山グループっていったら…ノブヲくんの実家よね…』
舞衣は歌山グループと聞いて、すぐに「歌山ノブヲ」の姿を頭に浮かべた。
約1年前…場末の歓楽街から抜け出す時、自らを犠牲にして銃弾から守ってくれたノブヲ…
あの日以来、連絡を取っていない「命の恩人」の事が気になり始めた。
『歌山くん…今どうしてるんだろ…会ってみたいな…あたし…あの日のお礼が言いたい…』
舞衣は歌山ノブヲの携帯番号を知っていた。
ポケットの中の携帯をキュッと握り締めながら、舞衣は近々連絡してみようと決意した。
老人ホームで働く手続きを終えた舞衣は、外で待たせていた碧と共に部屋を後にした…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
95:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:29:51.26 LUEVqEgv
ちょうど同じ頃…
午後4時
風華町 市街地
「バッカやろぉ~~~~~~~ぃ!!!」
市街地のパチンコ店前で、女は叫ぶ…
感情を露にしたロングヘアの美女は、周囲の視線も気にせず怒りに任せて叫んだ…
「ふざけるな!!今日の稼ぎが全額飲み込まれるなんてありえるのか!!?」
その日受け取った成功報酬を全額パチンコに使い、全てを失った女は愚痴をこぼす…
そして長い時間路上駐車していたバイクに跨ると、颯爽とその場を後にした。
・・・・・・・・・・・・・・
バイクに跨る黒いスーツ姿の女はアクセルを吹かす…
猛烈なスピードで、市街地を駆け抜け…あっという間に海岸線に辿り着く…
「…無一文だ…グスッ…明日から…私はどうすればいいんだ…」
女は涙ぐみながら、夕日に照らされる海岸線を爆走した…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
96:名無しさん@ピンキー
13/05/30 20:35:53.67 LUEVqEgv
午後8時
市街地 ビジネスホテル
「もしもし、祐一?」
宿泊先のホテルで、舞衣は携帯片手に祐一と会話中…
「ちゃんと食べてる~~?うん、こっちは大丈夫…うん…一段落着いたから…うん…」
舞衣は巧海の停学の理由や、ここ数日で起こった出来事を祐一に説明した。
同時に、巧海の為に1ヶ月だけ風華町へ滞在することも伝えた。
「…うん…ごめんね…ワガママ言っちゃって…うん…ありがとう…」
祐一も巧海の事がとても心配だったらしく…舞衣が巧海の為に風華町へ残ることには賛成という事だった。
「そうね…分かった…うん、巧海の事は任せて…うん…祐一も、勉強頑張ってね…うん…」
また落ち着いたら連絡すると伝え、会話を終える…
「よ~~し!!明後日から新しいお仕事…頑張らないと!!」
舞衣は2日後から始まる新しい生活に備えて、ゆっくり休む事にした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
97:名無しさん@ピンキー
13/06/02 04:59:05.86 WIO6vZ9p
7月31日 午前9時
ここは、風華町の最西端に位置する場所…
市街地から遠く離れた場所にあるアパート…
築数十年と言わんばかりの古い2階建ての建物…
近代化が進んだ風華町に、未だにこんな物件があるのかと疑ってしまうような古いアパート…
その一室のドアには、小さな表札が掲げられていた。
『久我探偵事務所』
既に日は高く昇り、夏の日差しがさすように照り付ける中…
その表札の掲げられているドアの前で、このアパートの大家らしき中年女性が、朝から呼び鈴を鳴らす…
「久我さ~~~ん!!いるんでしょ~~?久我さ~~~ん!!」
呼び鈴を鳴らしながら、この部屋の住人を呼ぶ大家…
「久我さ~~ん!!今日こそ3か月分の家賃滞納分、払ってもらいますからね~~~っ!!」
ドンドンとドアを叩きながら呼ぶが…一向にこの部屋の住人は現れない…
聞こえてくるのは…セミの鳴き声だけ…
「…ふぅ…本当に居ないのかしら…バイクはあるのに…また来ますからね~~っ!!」
諦めた大家は、渋々その場を去った…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
98:名無しさん@ピンキー
13/06/02 04:59:53.37 WIO6vZ9p
「…去ったか…」
私は布団に包まり大家が去るのを待った…
居留守…
今の私はこの手を使わざるを得なかった…
ショーツ一枚姿の私は、起き上がるとタオルで体の汗を拭く…
そして、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、喉の渇きを潤した。
「ふぅ…折角成功報酬を得たというのに…ほんの数時間で水の泡…か…」
何気にちゃぶ台の上に置かれた自分の名刺に視線を向ける…
『久我探偵事務所 代表 久我なつき』
「探偵業なんて…止めておけばよかったな…」
住居権事務所として使っているアパートの一室で、私は自分の人生に若干後悔しながら、日々を過ごしていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
99:名無しさん@ピンキー
13/06/02 05:04:28.66 WIO6vZ9p
玖我なつき…
職業…私立探偵…
風華学園在学中、静留が関西方面の大学に進学した事で、私達の関係は自然消滅した…
そして、オーファン事件解決後…私は母親と同じ科学者の道を歩む事を決意する。
2年間…私は馴れない勉強を頑張ったが…結果は散々だった…
大学は全て不合格…
所詮私には無理だった…
大学受験失敗を境に、私は母親と同じ科学者の道をキッパリと諦めた。
一応風華学園は卒業したが…卒業後の事など何も考えてなかった私は、どうすればいいのか分からず…
ただ暇つぶしの日々を過ごした。
部屋で少女漫画を読み漁り…
それに飽きたら街に出てウインドウショッピング…
金に困れば…パチンコ三昧…
そんな日々を過ごしていたが…ある日を境に生活は辛くなった。
愛人を作り…家を出て行った父親からの仕送りが途絶えてしまったんだ…
確かに、仕送りは学生の期間のみと約束していたが…正直辛かった…
そして、暇つぶしの日々を過ごしていくうちに…貯金も少なくなり…
そんな時、久しぶりに迫水に出会った。
私の現状を見かねた迫水は、何故か私に探偵職を勧めてきた…
100:名無しさん@ピンキー
13/06/02 05:05:34.50 WIO6vZ9p
私が探偵?
と、当時は思ったが…迫水の説明を聞き、何となく出来そうな気がして…
私は私立探偵事務所を開設することになった。
迫水は、他の探偵事務所や興信所に弟子入りする事を進めてきたが、私は拒んだ。
自分ひとりで…自由で気ままな生活を続けたかったからな…
で、まぁ…私は私立探偵を始めたんだが…
現実は甘くなかった。
探偵業と言えば聞こえはいいが…
入ってくる仕事といえば…浮気調査が殆どで…
ストーカーや、変質者、覗きや痴漢など…性犯罪者の証拠確保など…「汚れ系」の仕事が多い。
最近ではそんな仕事すら少なくなり…安い仕事を多く請け負っている。
最近請け負っている仕事といえば…
行方不明になった飼い犬や飼い猫の捜索…
小中学生がちゃんと学校に通っているか見届け、親に連絡する監視役…
徘徊老人の捜索と確保…
近所同士のケンカの仲裁…など等…
中には溝掃除の仕事を依頼してくる輩もいる。
それは便利屋の仕事だろう…
昨日、成功報酬を受け取った仕事も、行方不明になった愛犬の捜索依頼だった。
仕事も少なく…収入も少ない…だから当然…生活も苦しい訳だが…
私は何とか食いつないでいる…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
101:名無しさん@ピンキー
13/06/02 05:06:47.81 WIO6vZ9p
「しょうがない…家賃分くらい…稼いで来るか…」
私は立ち上がると、洗濯機の中を漁る…
そして、汚れ物の下着を数枚取り出した。
汗で蒸れ蒸れのブラジャーに、汗とオリモノがべったりこびりついたショーツ…
自分の下着の匂いに咽ながらも、綺麗に畳みビニール袋に入れる…
「ふぅ…これで…3万円は固いな…」
可愛い下着集めが趣味の私にとって、下着を売る事には抵抗があったが…
生きていく為には仕方が無い…
ここ数ヶ月で、私の下着コレクションは殆ど無くなり…
残るは数枚の地味な安っぽい下着のみ…
「いつか大金が入ってきたら…可愛いのいっぱい買ってやるっ!!それまでの我慢だ…」
そして、私はクローゼットから衣装を取り出す…
大切に保存してあった…風華学園高等部の制服…
「もう馴れたつもりだが…流石に恥ずかしいな…」
もう何度目だろう…
21歳にもなって、高等部の制服を着る羽目になるなんて…
誰も居ない部屋で恥ずかしがりながらも、私は制服を着る。
「よしっ!まだまだ大丈夫だな…多分…まだまだイケる…」
鏡の前で自分の制服姿を映しながら、自分で納得すると、私は下着の入った袋を持ち部屋を出る…
「ふぅ…今日も暑くなりそうだな…」
照りつける太陽の光を手で遮りながら空を見上げる…
そして…風華学園高等部の生徒に変装した私はバイクに跨ると、周囲の目を気にしながら
繁華街に向かって走り始めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
102:名無しさん@ピンキー
13/06/03 21:17:25.03 pDsYLg7D
なつきって出席日数は足りないけど頭脳明晰のはずだぞ
そもそも二年浪人してどこも引っかからないってこの大学定員割れの時代に
しようとしてもできないような快挙だ
103:名無しさん@ピンキー
13/06/04 10:31:47.42 XH3aFtHh
はわわわ…頭脳明晰でしたね、そういえば
なつきちゃんって、ちょっとクールな登校拒否の子っていうイメージがあったので(笑)
設定無視しちゃいました~~すみません。
というか、指摘してくれてありがとうございます♪
読んでもらえてるみたいで嬉しいです♪
104:名無しさん@ピンキー
13/06/04 10:38:16.00 XH3aFtHh
あっ、あと~~「2年間、馴れない勉強を…」というのは~
一応なつきちゃんが高等部2,3年生時という感じで書きました。
改めて読むと「2浪」に見えちゃいますね…これ…
私の説明不足でした、すみません…
文章書くのって難しいです…
105:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:26:59.25 SpjCelwa
午前11時
ここは繁華街の奥…風俗店が立ち並ぶ怪しい通り…
その一角にひっそりと立つ…大人のおもちゃ屋…
その店内に…なつきの姿はあった。
「あのぉ~~♪私の下着を買い取って貰いたいんですけど~~~♪」
卑猥な玩具が所狭しと並べられ…
非合法の無修正DVDが棚にぎっしりと並び…
そして…ビニール袋に梱包された下着や制服が、目線を入れた少女の顔写真入りで陳列されている…
その異様な雰囲気の中、中年男性の店員に若干引きつった笑顔で可愛い女子高生を演じるなつき…
「あ~~~買取ね…本当に高校生?生徒手帳見せてくれる?」
中年男性は鼻に落ちたメガネを直しながら、制服姿のなつきを頭の先からつま先までジックリと眺める…
「せ、生徒手帳ですか~~?はいっ、これでいいですか~~?」
普段の…若干低めの声とは打って変わって…無理やり高い可愛い声を意識しながら話す…
そして、自身の在学時の生徒手帳を若干偽造した物を手渡した。
「え~~っと…玖我…なつきさん…ねぇ…風華学園高等部3年生…はい、いいよ~~」
生徒手帳を返すと、なつきから受け取ったビニール袋を開ける…
そして、なつきが実際身に着けていたブラやショーツを取り出し、ジックリと品定めし始めた。
106:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:27:47.19 SpjCelwa
「う~~ん…結構時間経ってるね~~う~~ん…」
『うっ…そんなにジックリ見るな!!触るな!!気持ち悪い!!』
自分が身に着けていた下着をジックリ見られ…なつきの表情は引きつる…
自分の汗の匂いがタップリ染み込んだブラのカップ…
汗やオリモノ…その他の汚れもタップリ染み込んだショーツのクロッチ部分をジックリ見られ…
なつきは思わず顔を手で覆ってしまう…
「あっ、あのぉ~~お幾になりますか~~?」
最後の一絞りの可愛い声で、なつきは男性に買値を尋ねた。
「うぅ~~~ん、全部で5千円って所かなぁ~~」
「ふっ、ふざけるなぁ~~!!」
想像していたよりも、かなり安い値段に…なつきは思わず本音を口にした。
「わぁああ!!ビックリするじゃないか!!あのねぇ~~これ、いきなり渡されても…君本人の物って
保障はないからね~~~!!まぁ、今この場で…君がブラジャーとパンツを脱いで手渡してくれるのなら、
高値で買い取らせてもらうけどねぇ~~」
「よしっ!!わかった…」
なつきは納得したのか…目を閉じ、うんっと頷く…
そして、制服の前のボタンを外すと…ブラの肩紐を取り…袖からブラをするりと抜いた…
そして、ショーツに手をかけ…ゆっくりと下ろし…足首から抜く…
なつきは、身に着けていたブラとショーツを赤面しながら手渡した。
107:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:28:22.26 SpjCelwa
「ふんっ!これならどうだ!!」
照れ隠しなのか…腕組みをして胸を張り、これでどうだと強気に迫った。
結局、なつきは自分の下着と引き換えに、2万円を得る事に成功した。
「は~~い、写真撮るよ~~笑って~~~」
「え…えへへ…」
店長はデジカメでなつきの顔写真を撮ると、その写真にマジックで目線を入れ…
ピンク色のマジックで、慣れた手つきで「私の下着買ってください♪」と書き…店に陳列する…
「…邪魔したな…」
なつきは、少々病んだ気分になりながらも、店を後にした。
何も履いていない…ノーパンの馴れない感触にモジモジしながら、なつきの姿は路地裏に消えていった…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
108:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:29:13.12 SpjCelwa
同じ頃…
午前11時30分
「ふぅ~~~結構いっぱい買っちゃったわね~~♪」
市街地にあるデパート前…
人通りの多いデパート前には、大きい買い物袋を抱える舞衣の姿があった。
舞衣は、明日から始まる新しい生活の為の買出しを済ませた…
歯ブラシやタオル、ボディソープなどの生活用品や化粧品…
そして、Tシャツなどの衣類…
特に夏場という事もあり、風華町に来てから下着類に不自由してた舞衣は、ブラとショーツを多めに
購入して、明日からのバイト生活に備えた。
「それにしても…2年間で本当にこの辺、変わっちゃったよね~~」
舞衣は改めて人で賑わう市街地を見回す…
デパートは2年前に比べ店舗自体が大きくなり様変わりしていて…
友人達とよく遊んだカラオケ店は無くなり…
見たことも無いような店が多く立ち並んでいた。
「ここで…よく買い物して…お弁当の材料買って…ここで機種変更して…アイツとお揃いの携帯にして…」
高等部時代の懐かしい出来事を思い出しながら、舞衣は市街地の大通りを進む…
109:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:29:59.56 SpjCelwa
そんな時…
「ね~~彼女!平日の昼間から一人でどうしたの~~?」
スーツ姿の軽薄な男が、舞衣に話しかけてきた。
「はいっ?」
呼び止められた舞衣は、すぐに一枚の広告を手渡される…
「あのさ~~ウチの店で働いてくれる女の子を募集してるんだよね~~」
馴れ馴れしい男の口調にうんざりしながら、舞衣は広告の内容に目を通した…
『お酒を飲んで、お話するだけでOK 誰でも簡単にできる接客業です』
安っぽい広告の謳い文句を読み、ため息をつくと…馴れ馴れしい男に広告をつき返した。
「ごめんなさ~~い、間に合ってま~~す」
スカウトの男を無視すると、舞衣はそのまま通りを進む…
暫く歩き…
「あれっ…ここって…」
いつの間にか、舞衣は風華町唯一の歓楽街に辿り着いていた事に気付いた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
110:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:31:32.41 SpjCelwa
正午
風華町 歓楽街
風華町の歓楽街には、2つの大きい通りがある…
一つは、飲み屋が立ち並ぶ「飲み屋街」
そして、もうひとつは…
性風俗の店が立ち並ぶ…怪しい「風俗街」
「一昨日も思ったけど…本当に風華町に…こんな場所があったなんて…」
舞衣は、その怪しい雰囲気に引き込まれるように「風俗街」の通りに入っていく…
通りを進み…路地を曲がり…
様々な看板を眺め…更に路地を曲がり…
個室マッサージ… ファッションヘルス… ピンサロ… ソープランド…
性風俗の店が、所狭しと立ち並んでいた。
昼間から、派手な看板やネオンが毒々しく目立つ街並み…
舞衣はその怪しい雰囲気に、何故か懐かしさに似たものを感じていた。
111:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:32:11.02 SpjCelwa
「何処にでもあるんだ…こういう所…」
欲望ひしめく通りを歩く男達を遠くから眺めながら、舞衣はある事を思い出した…
「この通りに…巧海が行ったお店が…あるのよね?」
自分のせいで巧海が自棄を起こし、風俗通いして現実逃避していた事を思い出してしまった…
「この通りにある…何処かのお店に…巧海が…」
巧海が起こした「無期限停学処分」に心を痛めていた舞衣は、余計な事を思い出してしまったのか…突然の
目眩に襲われた。
「…ダメダメ…深く考えちゃダメ…はぁ、はぁ…帰ろう…もう帰らないと…」
その場に座り込みそうになりながらも、舞衣は何とか正気を保ち…この通りから出ようと試みた。
しかし…
「あれっ?あたし…どこ通ったのかな…確か…この路地を曲がって…」
意外に入り組んだ風俗街の道筋に、舞衣は既に迷子になっていた。
来た道を帰ろうと、舞衣は曖昧な記憶を元に、路地をさまよう…
「え~~っと、ここを真っすぐでいいのよね~~?んっ?こっちかな~~~」
昼間にもかかわらず薄暗い通りを、ネオンの明かりを目印に進む…
112:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:33:55.90 SpjCelwa
そんな時…
「あれっ…今の…女の子?」
路地を進む舞衣の視線の先に、一瞬少女の姿が映った。
「…今の子…風華学園の制服着てたわよね…って事は…高校生!?」
舞衣の視線の先に一瞬映った少女は、風華学園の夏の制服に身を包んだ少女だった。
恐らくは、巧海と年齢が近い少女…
巧海の顔が再び舞衣の脳裏に浮かんでくる…
「高校生が…しかも女の子が何考えてるのよ!!援助交際?売春?ダメダメ!!そんなの絶対ダメ!!」
舞衣は、一瞬姿を見かけた風華学園の制服姿の少女を呼びとめようと小走りで道を進んだ…
「見過ごすなんて出来ない!ここは年上の女性としてビシッと注意しないと!!」
ビルの谷間を小走りで進み…舞衣は何とか制服姿の少女に追いつく事ができた。
「はぁ、はぁ…ちょっと、そこのアナタ!!待ちなさいっ!!」
舞衣は制服姿の少女を呼び止めた。
風華学園の夏の制服姿の少女…
紫色がかった…黒髪のストレートロングヘアの少女…
スラリとしたスレンダーな体型…しかし、女性特有の箇所は豊かに成長したスタイル抜群の体型…
後姿からでも美人と分かる少女は、呼び止められると舞衣の方を振り向く…
「んっ?何だ?」
少女は振り向いた…
その瞬間、お互いはお互いの姿に驚き固まってしまう…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
113:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:45:49.37 SpjCelwa
「なっ!!?なっ…お前…ま…まさか…舞衣!!?舞衣…なのか!!?」
「へっ?えぇ…?はっ…はいぃぃ~~~~~っ!!?なっ…なつき!!?…アンタ…なつきなの!!?」
「舞衣…やっぱりお前…鴇羽舞衣なのか!!?そうだな!?間違いない…お前…どうしてここに…」
「やっぱり…あっ…アンタこそ…今更、風華学園の制服なんか着て…一体何やってんのよ~~~~!!」
そう…お互いは顔見知りだった。
舞衣の目の前に現れた制服姿の女…
その正体は…風華学園時代、オーファンと共に戦った「元HiME」…
「玖我なつき」 だった…
舞衣に制服姿を問われると、バツが悪そうな表情で思わず顔を背けるなつき…
「こ…これには!!ちょっと深い事情が…」
「昔の制服着ないといけない事情って何なのよ!!?訳分からないし!!」
その時…ビルの谷間を、強い風が勢いよく吹き抜けた…
その瞬間…制服姿のなつきのミニスカートは強風で捲り上がり…
何も身に着けていない…ノーパンの股間部分を見事に晒してしまった。
処理を怠った陰毛や、ワレメ…あられもない秘部を舞衣に晒してしまったなつき…
114:名無しさん@ピンキー
13/06/06 10:47:05.59 SpjCelwa
「ひっ!!?あっ…あぁ…こ、これは…その…ううっ…っ!!」
ヒクヒクと表情を強張らせながら、なつきは目に涙を浮かべる…
「なっ…なつき…アンタ…パンツは…?」
舞衣は唖然とした表情で、なつきの下半身に視線を釘付けにしてしまった。
そして…
「きゃあああああああ~~~~~っ!!イヤぁああああああああああぁ~~~~~~~~~っ!!!」
ビルの谷間に、乙女の甲高い悲鳴が響き渡った…
「はいぃぃ~~~~~~~~~~~っ!!?一体何なのよ~~~~~~~~~っ!!?」
同時に…両手で頭を抑え、訳が分からず混乱して叫ぶ女の声が響き渡る…
舞衣…なつき…数年ぶりの、衝撃の再会だった…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~