13/02/07 00:55:28.18 1ESte5eR
ノーブラノーパンっつーと
海水浴→服の下に水着→替えの下着忘れた(荷物持ちの男共が隠した)とか
浴衣or着物の時は~ってお約束吹き込むとか?
でもこれはダーレスで考えると特殊なシチュかな
やっぱ口約束とか軽い賭けの報酬とか似合いそう
ラムミルお初だと…!
ここのラムネスは手練イメージだから、おぼこいラムネスって楽しみだ!
ダ・サイダーは焚き付けてるつもりないんだろうけど
いちいち深読みして妄想がアレコレ勝手に突っ走る思春期まっさかりなラムネスが浮かんで微笑ましいwww
60:名無しさん@ピンキー
13/02/07 01:08:30.57 BJnl109l
>>58
ダ・サイダーが寝ぼけて呼んだのはこの間会った他国の姫の名前で、
他にもココアとかメタコとか侍女とか、そんなのは日常茶飯事だし夢の中のことまで怒ってられない!(レスカ談)
のだけど今回はレスカの乳を揉みながらだったのが悪かった
しかしダ・サイダーはそれを知らない という裏話
続きはないですw
ダ・サイダーにレスカの自慢話させると、下手するとラムネスは
ミルクよりレスカ(の体)に興味が行きそうでいろいろまずいような気がするw
やっぱ、あんな奴に負けるか!と思わせないとな
>カセコ3のラムネスとの会話
それ思った!あれはものっそい情けないけどw実は超のろけてると思う
あとVSのLDBOXかなんかについてるチラシでも惚気てたような
顔と体はまあまあとか、自分にメロメロで仕方なくつきあってやってるとか
好き勝手に捏造してたけど(レスカに時空を超えてモップ投げられてた)
61:名無しさん@ピンキー
13/02/07 09:25:46.64 CaMZji72
うむ、やっぱ日常シチュで考えたいから口約束かバツゲームかな~アイディア、サンクス!
ちょい寝かしつつ捏ねくりまわしてみるわ
>今回はレスカの乳を揉みながらだったのが悪かった
予想通りすぎたwww名前呼ばなきゃレスカも寝ぼけながらもイヤンウフンなわけか……
>あとVSのLDBOXかなんかについてるチラシでも惚気てたような
何だそれー?!すっげ現物見たいわ…!VSはレンタルで済ませたんだよー
まあ、ヤツの口からは誇張された事実しか語られないことは分かってるが!顔と身体はまあまあとか、最高だぜって翻訳されますよね
メロメロは嘘じゃないしな!
そういや、VSでスケ・バーンといい雰囲気になった時のダ・サイダーがやけに生々しくて受け付けなかった
言ってることややってることはCDドラマとかDXOVAと大して変わらんのに何でだろ
62:名無しさん@ピンキー
13/02/07 22:24:30.26 BJnl109l
>>59
水着で下着忘れたとかリアルでいいなwww
勇者二人がココアの服の下を見ようと奮闘→おしおき→不機嫌なところをおいしく戴かれる
というとこまで妄想した
>>61
VSはNGから続けて見てると、そもそもダ・サイダーの性格じたいブレブレだしなあ…
リアタイで視聴してた記憶はもうほとんどなくて、スケ・バーンとの浮気シーン(笑)は
フィルムブックのしかわからないんだけど、なんか流れがよく理解できなかった記憶が。
そのうちDVD手に入れたいんだけど、ダーレスとしてはやっぱあんまり良くないんだな
LDにはLDと同サイズのなんか二つ折りの解説みたいなのが入ってて
設定とかシナリオ調の掛け合いがけっこう読み応えがあるんだ
ちょっと絵板お借りして、該当部分とおまけのダーレスラムミルうpしたよ
問題ありそうなら削除する
つか全然ノロケてなかったはwwwココアしか褒めてなかったwww
もう慣れっこの安定のおあずけ感ですよ…
中古屋で投げ売りされてるから、置く場所があれば買ってみるのもいいかも
ただ今回うpした以上のダーレスは載ってないからwww
ラムミルとか単体ならまだちょっとはあるけど
63:名無しさん@ピンキー
13/02/07 22:28:14.35 BJnl109l
ところで一番の突っ込みどころはダ・サイダーの身長が202㌢ってとこだよな…
64:名無しさん@ピンキー
13/02/08 00:16:56.01 jpG2uBFF
>>62
うおおおうpサンクス!
ココアのこと褒めすぎwwwレスカについては相変わらずだなwww
しかし焦れったいおあずけ感もまたよし!萌える!!
つか、VSでの三姉妹のスリーサイズ知りたかったんだ有難う!
ダ・サイダーの202センチは冗談レベルだが、レスカもミルクもでかいなw
約2年間でどんだけ成長してんだこいつら
できればココアの3サイズも教えてほしいんだぜ……
スケ・バーンとの浮気未遂の時「ヤレる!」的なことを呟いたんだよ
詳しい流れは忘れたが、スケ・バーンをすっかり女と勘違いしたダ・サイダーが良い女って褒めてたような?
調べてみたら本当に投げ売り価格だったwww
LD見れないしブックレット?の為に買うのはな~
65:名無しさん@ピンキー
13/02/08 01:07:07.27 eFfcTFUF
>>64
ああそうそう、女好きなのになんで男と女を間違えるかなーとか思ったw>スケ・バーン
しかし尻軽いなダ・サイダー…
ココアのスリーサイズは
身長182体重48バスト93ウエスト56ヒップ88だってよ
画像無くてすまん。
イラストだと普通にレスカの方がでかいっぽく描写されてるのになw
まあ乳よりレスカが垂れ目じゃないのが不満なんですけど
66:名無しさん@ピンキー
13/02/08 01:46:24.42 jpG2uBFF
>>65
おおさんくす恩に着るぜ!
EXの時とだいぶ3サイズ変わってるが、ココアさん二次元サイズだなwww
寿司デザインは綺麗系女性がキツイ目になっちゃってるからダメなんだよ
バストサイズ調べたら、VS時点で
ミルクDカップ(適乳)、ココアIカップ(爆乳)、レスカFカップ(巨乳) と出たw
NGのEX時点だったら
ミルクAカップ(微乳)、ココアDカップ(適乳)、レスカEカップ(巨乳)
ココアさんの成長率パネェ……!
67:名無しさん@ピンキー
13/02/08 10:53:14.72 KWwUs5Rc
もう誰の萌えと妄想だよみたいなwww>ココア
あと体重もねえよw感がすごい
ダ・サイダーなんか骨と皮しかないレベル
筋肉重いのに
68:名無しさん@ピンキー
13/02/08 12:52:28.64 VWWfQZ9g
体重はカカオもビックリした記憶が
ダ・サイダーは68→58と謎の減量を遂げてるからなwww
エロパロ的にはレスカに搾り取られたか、駅弁・騎乗位などのプレイスタイルでダイエットかな
一年間の放浪旅で痩せたってのもあるかも……いや、メタコに……
69:名無しさん@ピンキー
13/02/08 18:44:21.55 eFfcTFUF
>>68
VSの最初と最後で体重違ってるんだ?
そこはダーレス派としては、レスカのことが心配で知らず知らずのうちに減ったと思いたいw
メタコ…!?は…激しい…
何回も書いてるような気がするが、事故キスくらいで赤面してるあの二人は
もう体の関係はあるのかないのか…口では熟年夫婦みたいなことばっかり言ってるが…
体の関係があるのにまだキスくらいで赤面ってのが一番萌えるな
これだな。きっとそうに違いない
70:名無しさん@ピンキー
13/02/08 19:26:43.68 VWWfQZ9g
すまん ダ・サイダーの体重はEX→VSでの変化だ
約2年で30センチ近く背が伸びて10キロ体重が減るってのが謎じゃん?
キスは正面きって向き合うのが照れ臭いとか
身体の関係を持つまでも長い道程があったんだろう……長い道程で童貞をこじらせてた、と
71:名無しさん@ピンキー
13/02/08 23:43:34.83 KWwUs5Rc
>道程で童貞
おっもしれーじゃねえかあああ!!!!(ダ・サイダー)
ダ・サイダーははたして身を切ってでもこのネタを言うのだろうか
それとも、どどど童貞ちゃうわとふぁびょるだろうかw
痩せたのはEXからか。納得
EXのときはまともな身長体重だな
72:名無しさん@ピンキー
13/02/10 12:39:33.96 dsh/2kHT
絵板@管理です。
一段落したら今回の分は削除願います>うp主
73:名無しさん@ピンキー
13/02/10 13:22:21.45 5pFT2f1F
了解、削除済みました
事後ですがお借りしました。ありがとうございました!
74:名無しさん@ピンキー
13/02/10 13:34:49.54 dsh/2kHT
はやっ
ありがとうございました。
事務的ですまないが、念のため。 絵板@管理より
75:名無しさん@ピンキー
13/02/12 00:34:04.32 bBV/uQSd
連投なってたらごめん
全然関係ない話題で申し訳ないんだけど
人が多そうなので
サムライオン変形とか血圧あげてるところで流れているBGM名、知りませんか
ミミファッソッファッミ~♪ってメロディー
76:名無しさん@ピンキー
13/02/12 08:40:56.65 vU24JU5H
ちょっと探したんだけど、それ無いのかも
前にCDに入ってない曲があるって聞いたことがあってググったら本スレの10だかに書いてあった
未収録だってさ
77:名無しさん@ピンキー
13/02/12 22:33:27.13 KQsW5d9f
≫76
わざわざありがとう
未収録残念だ…一番好きな曲なのに
78:名無しさん@ピンキー
13/02/13 02:23:59.83 6YHYyqJG
21-28のDXネタをうpろだに投下しといたんで、
ダ・サイダーが最低でも構わない方はどうぞー
乳っていいよな
79:名無しさん@ピンキー
13/02/13 06:58:23.12 r54lyuKw
>>78
朝っぱらから爆弾(のような乳)を乙!ハァハァ
最低というよりダ・サイダーアホwww通常営業ですね
乳はよい
80:名無しさん@ピンキー
13/02/13 10:37:33.18 k58he9JS
巨乳はよいもの
3~5割増しくらいで描くと楽しい
81:名無しさん@ピンキー
13/02/15 23:55:41.10 HWHHl9Uu
美乳戦隊!聖なる三姉妹!!
82:名無しさん@ピンキー
13/02/16 07:15:45.53 NKpp1T9g
乳ならカカオの褐色おっぱいだって絶品だぜ?
とVSファンとして言わせてもらいたい!!
83:名無しさん@ピンキー
13/02/16 12:06:45.79 rIQqnff9
もちろんカカオも美巨乳だぜ
VSはパフェとカカオの百合ばっか虹で見るんだが、フレッシュの影響なんかな?
84:名無しさん@ピンキー
13/02/16 20:26:23.06 NKpp1T9g
>>83
そもそもVSネタは見ないなwww
そして個人的にパフェ×カカオは大正義
FRESHでは既成事実発覚してるし!!
脚本悪すぎて作品評価最低だけど、パフェ×カカオ推しの人間として、
その既成事実だけは評価出来るw
85:名無しさん@ピンキー
13/02/16 22:02:10.95 HJ+8kiST
>>84
まー確かに見ないんだけど、たまに話題だしてて絵を描いてるのを見ると
パフェカカなんだよなー
既成事実まであんのか…ぶっとんでんなぁFRESH
本編のパフェカカは間違いなく可愛かったw
てかフツーにヒロインとしてパフェとカカオは良いと思ったんだけどな
パフェはツンデレでパンチラあったし、
カカオはあの事後じゃね?回で3代目×カカオいいなと思った
86:名無しさん@ピンキー
13/02/18 00:48:46.43 vcPovUE8
VSから知った身としての身びいき込みで、パフェとカカオは可愛かったと思う
20話のカカオは気合入りすぎて特にやばかったなwww
21話の方は、パフェよりもセーラー服脱ぎ始めたカカオの印象が強すぎて……!!
87:THE NEXT...
13/02/20 01:19:35.87 SwJOTfcB
よし、投下する
もう春まで個人的ダーレス期間にするわ
カプはダーレスで、VS終了から2年ほど経過後の設定
内容傾向はもう甘甘
タイトル「THE NEXT...」
NGはタイトルでよろ
********
THE NEXT...
手にした紙の束をぐしゃりと握り潰し、レスカは怒りを抑えることなく、不愉快の塊そのものをティーテーブルに叩きつけた。
苛立ちは収まることはなく、レスカの視線に移る歪んだ紙面には小さなモノクロの彼女の姿が挑発的に微笑んでいる。
「ったく!!下世話なモンばっかり興味持ちやがって……!」
舌打ちを一つの後、口の中に広がる空虚な苦みを紛らわそうと侍女の淹れたハーブティーを口に含む。
ローズヒップをベースにオリジナルのブレンドのその爽やかな飲み心地の茶を、次の瞬間、レスカは盛大に噴き出すことになる。
「レスカ!お前孕んだってマジか!?」
バン、と騒音と共に自室に飛び込んできた人物の言葉に、レスカはぶーっと勢いよく卓上のものをびしょ濡れにした。
第一王女であるレスカの部屋に無礼にも飛び込んできた長髪長身で目つきの悪いこの男、もちろんダ・サイダーである。
「こんのどアホーッ!!こんな低俗新聞、真に受けてんじゃねーわよっ!」
水分を含んでびちゃりと重いそれを彼に向って投げつけるが、ダ・サイダーはひょいとかわし、虚しい音を立てて絨毯が引き受ける。
「ふんふん、ってことは身重でも何でもないんだなっ?良かったじゃねえか、今日も美味い酒が呑める!!」
「スペシャルウルトラ馬鹿やろうっ!!そういうことじゃないのよー!そういうことじゃあ!!」
「めんどくせぇ奴だな……。」
呆れたように吐き捨てながら、ダ・サイダーの指は絨毯の染みの原因である水分含有物を摘みあげた。
げ、と眉をしかめながら、捲りにくい上に色も変わったそれを卓上にどんと置く。
「それにしても、けしからん奴らだ。こんな写真……、」
ゴシップ新聞の一面を飾る第一王女と王国親衛隊長のツーショットの脇に、どでかい文字で関心を得られるような煽り文句。
――カフェオレ王女、ご懐妊!?お相手は王国親衛隊長殿、と。
「ほんとよね……王室ゴシップなんて悪趣味すぎて、」
「オレ様の麗しい顔が写ってねぇじゃねえか!!」
ガクッと体勢を崩し、レスカはうんざりとダ・サイダーの顔を見やった。
確かにカフェオレ王女であるレスカの顔どころか腰から上がでかでかと紙面を飾っているのに比べ、
お相手として取り沙汰された親衛隊長殿の目から鼻には黒い直線が引っ張られている。
ダ・サイダーはアララ王国親衛隊長として以前に国民には世界を救った勇者と知られている。
つまり、何を思ってか塗りつぶされた目鼻に関わらずも、親衛隊長と記載された時点で勇者ダ・サイダー様と同格。
聖なる三姉妹の長女カフェオレ姫と歴戦の勇者ダ・サイダー様の愛の結晶、『ご懐妊』報道である。
加えてふたりに婚姻関係がないという、所謂デキちゃった婚になるという国家を揺るがす大事件は王国民全員の注目、いや好奇の目を輝かすものだったのだ。
88:THE NEXT...
13/02/20 01:21:38.39 SwJOTfcB
冗談じゃない、とレスカは痛む頭を振る。
「誰が孕んだっつーのよ!勝手なことばかり並べ立てて面白おかしく書きやがって、こいつら!」
記事には、『先日○○地方への視察に共だって向かわれた仲睦まじいお二人、
カフェオレ王女様の腹部は幾分ふっくらしており、推定妊娠4ヶ月ほど。』などとある。
特に、腹がでているなどとはっきり書かれてしまったことにレスカは憤慨していた。
「あれは、ドレスのデザインよ!ちょーーっと膨らんで見えるかもしれないけど、
中はがっちがちにコルセット締めてる妊婦なんている!?ああ、でもちょっと前の日の深酒で浮腫んでたかも……?
それとも、ここんところ寝るのが遅かったからっ?睡眠時間足りないと肥満型になるって聞いたわ……
ねえ!ちょっと聞いてんのダ・サイダー?!」
「……聞いとるわい。」
―あんな、オレ様に何を言ってほしいのか知らんが、太ったという自覚はあるんじゃねぇか。
と頭に浮かんだ台詞は飲み込む。口を滑らしたが最後、花瓶でも飛んでくるのがオチだ。
「っていうかね、あんたもこの記事に思うところないわけ!?」
怒りの収まらぬレスカは味方でも欲しいのか、ダ・サイダーに振る。
ダ・サイダーは考えあぐね、部屋着のままのレスカの腹部を眺めながら、う~んと唸った。
「思うところ……ねぇ。思うところ…ううむ、浮かばんな。」
「……あんた、今ダジャレ考えてたでしょ?」
ギク、とうろたえながらもダ・サイダーは取りなすように言った。
「ま、まあまあ!別に気にすんなよ、こんなん!
それに火のないところに煙を立たすなんざぁ、ケッ、ムリ!ってなもんだ!」
レスカの笑い声を期待したダ・サイダーは、氷の如く冷えた瞳に射抜かれる羽目になる。
ダ・サイダーは肩を竦め、レスカの対面の椅子へと腰掛けた。
「でもよ、」と口を閉じたままのレスカに向けて言葉を投げかける。
「お前が太ったっつーのはともかくとして、だ。」
レスカの目がつり上がる気配を感じて、まあ先を聞け、と慌てて宥め。
「……ええと、な。この記事がいつ真実になってもおかしくねえだろ?やることやってんだし。」
一応避妊は心がけているものの、それはあくまでレスカの為だ。
レスカの身分、立場などを考えると軽はずみに手を出すべきではないことなど百も承知だった。
「そんなの分かってるわよ……でも、今はそんな話言ってんじゃあ……」
不貞腐れた風にレスカはそっぽを向く。
論点をずらした上に痛いところを突かれて、気持ちのやり場に困ったのだろう。
落ち着かなさげに空のカップをスプーンでカラカラと鳴らす。
こういう時の感情の整理が下手なのは相変わらずだ、とダ・サイダーは苦笑いする。
どんな反応が返ってくるかと楽しみに思いながら、わざとらしく目の前の彼女から視線を外し、
「……少し期待したんだがなぁ。」
小さな呟きを投げた。
瞬間、けたたましい音が部屋中に響き渡った。
89:THE NEXT...
13/02/20 01:22:59.91 SwJOTfcB
「れ、レスカ!?」
視線を戻すと目の前の女が視界から消え去っており、ダ・サイダーは焦って立ち上がる。
彼女は、目を真ん丸にして椅子ごと倒れ転がっていた。
「おい、大丈夫か!?ったく、ほら!」
レスカを抱き起こし、ベッドに座らせる。
真っ赤な顔で自分から目を逸らし、口の中でごにょごにょと何事か呟いているレスカを可愛いと思いながら、
ダ・サイダーは彼女の体に怪我がないかを確認する。
顔、腕、足―とチェックしていき、手をネグリジェの裾に忍び込ませた。
「っちょ!?」
指の刺激で我に返ったレスカを易々と組み敷き、ダ・サイダーは自分の上着を脱ぎ捨てる。
「まだ時間あんだろ?ちょっと遊ぼうぜ。」
言いながらも答えは元より不要とばかりに、手を柔らかな肢体に滑らせる。
ゆったりとしたシルクのネグリジェは触れた場所へダ・サイダーの手のひらの熱さをまざまざと伝える。
「あ、朝から何を…っ!」
「わかってんのに聞くな」
剥き出しの肩に噛みつき、声を低めて囁いてやる。
あう、と鼻にかかった声で呻きながらレスカが身を捩る。
それが抵抗であり、実はすっかり行為を受け入れる姿勢になっていることをダ・サイダーは知っていた。
抱きなれた身体をそれでも確かめるようにゆっくりなぞり、強張りを解いてやる。
憎まれ口ばかりの唇に訊くより、身体に訊く方がよっぽど手っ取り早く、分かりやすい。
「ダ・サイダぁっ……、だ、だめだってば、ん…!」
「……天の邪鬼め。」
胸の頂を強く吸い、良く聞こえるように音を立てて桃色の周囲ごと舌で愛撫してやる。
んっ、とかふ、と鼻に抜けるような声を抑えた喘ぎを零しながら、レスカはダ・サイダーの髪に手を差し入れた。
ちょっと待って、の合図。
耳の上あたりの髪を擽られるこそばゆさを感じながらも、ダ・サイダーは口や手で両乳房を苛めるのは止めない。
くしゃ、と青い髪ごと軽く握る手を解かせて、ダ・サイダーは双丘に埋めていた顔を上げた。
言えよ、と目で促しながらも、反して指はレスカの蜜壺に突き立てられた。
曲げた指に悦い箇所を引っ掻かれ、跳ねる腰はダ・サイダーの腹部に押し返される。
とろとろと脚の間から溶けていく心地良さに沈められ、レスカは堪え切れずに嬌声を上げた。
快感に耐えるべく瞑った目を時折開けば、見知った碧色が欲情の色を讃えて楽しげに煌めく。
襲いくる快楽の波に翻弄されながらも、途切れ途切れにレスカが問う。
「ダ…っサイダ…ぅあ、ん…!あ、あか…ちゃ、はぁっ、んんっ!」
「……あん?ハッキリ言えよ、レスカ?」
「だ、だから、あんっ!あか、あかちゃ…あう!」
ダ・サイダーは一旦指を引き抜き、レスカの呼吸が整うのを待った。
90:THE NEXT...
13/02/20 01:24:06.23 SwJOTfcB
上気した頬で荒い呼吸を何とか整え、レスカは視線を彷徨わせながらもじもじと言う。
「あ、あんた赤ちゃん欲しいの…?」
「……。」
―いきなり何かと思えば、さっきの会話の続きか。
言い終わった本人は顔を先ほどより赤くし、ダ・サイダーの答えを固唾を飲んで待っている。
質問に答えるより先に、ダ・サイダーはにぃ、と片方の唇を持ち上げた。
レスカが期待やら不安やらの感情がない交ぜになった表情で見つめてくるのに、
「そろそろいいかと思って、な。」
「えっ……?!」
けろりと言ってのけた。
脊髄反射のようなレスカの間の抜けた声を無視して、ダ・サイダーは再びレスカの両胸に夢中になる。
「え、えっ、ちょっと、あ、あっ、あっ!」
思考回路ショート寸前のレスカは、突如再開した胸部への刺激に身体を震わせて悶えた。
舌先で転がされて、甘噛み、上下の唇で吸われて、合間に熱い吐息で背筋がぞくりと震える。
下に伸びた手は陰核を弄ぶのに熱中していて、もう奥にダ・サイダー自身を欲しいと思うのにレスカの望みは叶わない。
「……ぷは、我慢強い奴め……。」
レスカの口から言わせたいのであろうその言葉は、数えるくらいとまではいかないものの、彼女から紡ぎだされたことは数少ない。
恥ずかしさもあるが、自から強請り、腰を振るほどレスカは性に対して貪欲ではない。
いつまで経っても初心な恋人だが、それで構わないとダ・サイダーは最近思うようになった。
らしい、のが結局は一番好きな彼女であると分かったのは成長か。
すっかり口を開けてもの欲しそうに蜜を垂らす秘所に猛った陰茎を押し入れ、ゆっくり腰を回す。
「ああ……!」
奥まで飲み込んだ楔の形を内部で感じながらも、レスカの頭を占めていたのは先ほどのダ・サイダーの言葉だった。
先を予感させる言葉を、レスカの前でダ・サイダーがぽつりと零すのは初めてであった。
かつての戦友には何度かそれらしき事を話していたと妹から聞くことはあったが、本人からは直接ないことにやきもきしたものだ。
さっきの言葉もはっきりとしたものではない。
けれど、
――あたしとあんたの、……ってことでいいのよね?
レスカの両脚の間に割り入ったダ・サイダーの腰の動きが激しさを増す。
腕を伸ばして、レスカはしがみついたダ・サイダーの首筋に口を押しつけた。
やや驚いたようにダ・サイダーが目を見開き、それからお返しとばかりにレスカの耳に齧りついた。
二つの呼吸が重なり、繋がった身体が同じ場所を目指し快楽の段を昇っていく。
悦楽の奔流に飲み込まれ、引きはがされまいと互いの身体を強く抱きしめ合う。
瞬間、目を瞑ると、真っ白な光が見えた。
91:THE NEXT...
13/02/20 01:25:44.89 SwJOTfcB
「……シャワー、浴びるか。」
「ん。」
よろよろと起き上がったレスカをダ・サイダーが支える。
色々と聞きたいこともあるが、タイムリミットだ。
食堂に行って朝食を摂らねば食いっぱぐれて公務に入る羽目になってしまう。
レスカは一刻も早く熱いシャワーを浴びてしゃっきりさせねばとシャワールームへ歩みを進める。
そんな彼女の心境を知ってか知らずか、ダ・サイダーは呑気に鼻歌交じりだ。
呆れつつも、あの記事による不愉快な気分がすっかり一掃されていることに気付いた。
「あんたもたまには役に立つのね……。」
思わず口をついて出た言葉に、ダ・サイダーはたまには?と眉を寄せる。
「あ、なんでもないわよ。」
「たまには、たまには……たまには、猫のタマにタマゴをあげタマえ…なんつってな!」
「アホ……。」
いつも通りのやり取りにほっとしつつも、今夜あたりちゃんと聞けるかしらとレスカは内心期待を膨らませた。
シャワールームの扉を開けたレスカの指を、ダ・サイダーが凝視しているのに気付き、怪訝な目を向けると、
「お前、太ってこの指輪きつくなってないか?!」
一番神経を尖らせた話題を蒸し返す無神経な男をギロリと睨みつけるが、ダ・サイダーはあっけらかんと言い放った。
「新しいやつ用意しないといけねえからなぁ。」
いつも通りの不敵な笑みでレスカの顔を覗きこむ。
これには怒る気も削がれて、泣き笑いを浮かべるレスカだった。
[了]
92:名無しさん@ピンキー
13/02/20 01:27:46.69 SwJOTfcB
たまにはいいよな、二次創作だもの
ということでベタ甘なふたり
んで、VS後の設定なのに素でカフェオレ王女って書いてたのに気付いた…
正しくは女王です
すいません
93:名無しさん@ピンキー
13/02/21 00:31:25.97 W/dC0l5n
>>87
乙!またしても乙!
ダーレス推進ばんざい
いいねwゴシップ記事の記者は血祭だなwww
よりにもよって結果遠まわしにレスカが太ったことを記事にするとは…
子供のことを遠まわしに言われて動揺するレスカ可愛い
ダ・サイダー、DXのアララ文学でもフカシこいてたけど実は子供は欲しいと思ってそうだと思ってた!
結婚は人生の墓場だけど、子供ができたら腹が据わるタイプと見た
明るいうちからいたせる成熟度がいいね~
慣れてもつつましいレスカ萌える
そして原作通りのデブオチと思いきや、ラストもラブラブで〆てて痺れた
ちょ…ダ・サイダーかっこよすぎ
成長したなあ(ホロリ)
ダジャレもGJ
いやでもダ・サイダーにしては上手すぎるかも(笑)
たまにと言わずずっとでもいいのよ甘々
いいものをありがとうでした!!
94:名無しさん@ピンキー
13/02/21 00:49:52.07 0Ur3kO5+
>>87
GJ!!
ダーレスは何やかや言うて甘々なのがいいと思うよ
VS終了の2年後なら、結婚しててもおかしくないんじゃねーのかなとも思いつつ
ダーは子煩悩タイプだと想像
レスカは同じ子煩悩でも教育ママ系な感じで
それぞれに似た男の子と女の子が居たら様になりそうだね
また違うネタ読ませてくださいなー
95:名無しさん@ピンキー
13/02/21 09:53:01.33 Jtw6qu4z
>>93-94
感想さんくす!
ダ・サイダーは結婚の話はのらりくらり逃げてて、いきなりふっと「あ、結婚しよっかな」ってなればいいな
あ、時期設定は、VS終了一年後にダ・サイダー帰還なら実質レスカと再会してから一年だし、
復興やら何やらでバタバタして結婚どころじゃないかな~と思ってな
子供は何人作るのか…ラムネスが一人だもんな
張り合って2人以上作るかもしれん
【おまけ】
ダ・サイダー「……式は半年以上も先だろ。今から焦ってどうすんだ?」
レスカ「半年で更にこの美しさに磨きをかけんのよっ!
シェイプアップにエステに内側から美を導くための美容食……何ヶ月あっても足りないわよ!!」
ダ・サイダー「(ボソリ)……やっぱ考え直そうかな…。」
レスカ「えっ、何ですって?」
ダ・サイダー「いや別に。」
レスカ「ああ、国中の衣裳屋呼んでドレスも作らなくちゃ!
……一番センスが良くて大幅に負けてくれるトコに決めよ。」
ダ・サイダー「はあ、好きにしろよ……ところで、先に仕込むっつーのはアリか?」(スルリ)
レスカ「きゃう?!な、ナシよ無しーっ!!」バキッ
ダ・サイダー「ぐはっ!……いちち。じゃ~何もせんからもう寝ようぜ…美容に悪いぞ。」
レスカ「う。それはそうだけどぉ~、」(エステやらの資料をチラッ)
ダ・サイダー「あーはいはい、んなモンなくてもレスカは綺麗、美人、スタイルいい、最高。」
レスカ「え……そうお?うん、そうよねっ!」(ニコッ)
ダ・サイダー「あ~…、式場の中で一番キレイ……たぶん。ココアとミルクとかいなけりゃ……
いやいや、宇宙一美人な花嫁……その日式挙げんのがお前だけなら……まあ、うん。」
レスカ「…歯切れ良く褒められんのか、おどりゃあー!!」
ダ・サイダー「わ~!レスカさんロープ、ロープ!!」
終わり
96:名無しさん@ピンキー
13/02/21 21:00:55.02 W/dC0l5n
>>95
>おまけ
いいそうwww原作のダ・サイダーめっちゃ言いそうwww
正直者めw
まあ宇宙で一番キレイだと思ってなくても
宇宙で一番愛してるんだろうな
ドレスはなんか伝統的な形がありそう
ママンのお古とか
VSはもうクィーンサイダロンないんだっけ?
ヤリパンサーに缶カラつけてハネムーンに行って欲しいわ
結婚ネタもどんどん出るよね、原作が最後までエサくれなかったから…。゚(゚´Д`゚)゜。
97:名無しさん@ピンキー
13/02/24 05:18:49.84 oxomdNQh
アニメディアの付録だったと思うけど冊子(オーディションの話とか載ってたヤツ)のインタで
あかほりがサイダロンは故障であって別になくなったわけではない的な答え方をしていたと思う
ココアとかメカニックが尽力すればOKみたいなことを、こっちは多分ラジオだと思うけど言ってたかな
メタ的なことを言えば玩具関係のスポンサーの話がどうとかしてたと思う
98:名無しさん@ピンキー
13/02/24 18:31:41.18 GnSDQP9S
なるほど…あかほり言及してたのな
VS後は修理したクイーンサイダロンにまた乗って欲しいよなー
つか、そういうこぼれ話や設定をひとつにまとめて欲しいなぁ
ラジオとか雑誌とかにわりと大事な情報が散らばってて困る
99:名無しさん@ピンキー
13/02/24 22:30:27.74 PgXys7/H
ドウーイ
基本設定とかは何度もムックにまとめられてるんだけど、こぼれ話は各地に散ってるね
自分でもどこで見たのかわからない裏話があって、虹なのか公式なのか混同する
新ムックにちょっと期待したんだけど、やっぱ無理だった…
メタコの材料にクィーンサイダロンのコイン使ってるって、どこに書いてあるか知ってる人いる?それとも夢?
100:名無しさん@ピンキー
13/02/25 01:17:15.80 Da7Nfiq6
>メタコの材料にクィーンサイダロンのコイン使ってる
自分もこれどっかで見知った気がする
手持ちムック調べたけど書いてなかったや
アニメ本編で触れてたらムックに載るよな?ということは本編じゃないのかね…
101:名無しさん@ピンキー
13/02/25 08:09:29.90 UcGnbuEI
良かった、夢じゃなかったw
知ってる人がいて良かった
なんとなくわりと後半の資料ってイメージがあるんだけど、見つからないんだよね…
102:名無しさん@ピンキー
13/02/26 09:59:59.09 uhhGkQPg
前スレ埋め立て完了乙
そのうち落ちるだろうから読む人急げー
103:カカオ萌えの人
13/02/26 23:21:40.15 ZTiMfIkn
前スレ>>770-778の続き
「カカオ、どうしたの? いきなりすぎて何が何だか……ッ?!」
パフェの言葉が、強引に切られる。
自らの口で言葉を塞いだカカオは、パフェの上にのしかかったまま、深く口付けていく。
舌が差し入れられていくことを、何故か無抵抗で受け入れてしまう。
突然すぎる事態に、パフェの思考回路は完全にストップしてしまっていた。
ただ、本能だけは、与えられる快感を遠慮なく貪っている。
パフェにとって、それは永遠にも等しい時間のように思えた。
実際は、ものの1分も経っていないのだが。
ようやく意識を覚醒させたパフェは、強引にカカオを引き剥がす。
「ち、ちょっとちょっと!! カカオ!! ダメっっ!! ホントにダメっっ!!」
無我夢中でカカオの体を押しのける。
すると、悲しそうに瞳を潤ませるカカオがパフェの視界に入ってくる。
「パフェ……。私じゃ、ダメなんですの……?」
「は、はぁ……?!」
素っ頓狂な声を上げるパフェに対して、カカオは視線をブレさせずに問いかける。
「私ね……。ずっと……、ずっと、こうしたかった……。
パフェのこと、好きだったから……」
「カ、カカオ……?」
「ラムネス様に逢う、ずっと前から……。
私の好きな人は、貴方だけだった……」
イタコ・ダウジングバージョン2によって、完全に理性の枷が吹き飛んだカカオは、
その秘めたる思いを紡ぐ口を遮ることはなく。
堰を切ったかのように、パフェへ畳み掛けた。
104:カカオ萌えの人
13/02/26 23:23:25.61 ZTiMfIkn
「ラムネス様は、確かに素敵な方ですわ。私の全てを捧げても、構わない方でした。
でも、それは、きっと、……『愛』では、ありませんわ。
私が愛している人……。それは、一人だけでしたから……」
しがみつくように、抱きつく。
カカオの体を抱きとめながら、その息遣いが伝わってくる。
暴走状態にあるのかもしれない。
確かにそうだろうと、パフェは思った。
しかし、同時に。
カカオの言葉に一片たりとも嘘が無いことが、パフェにはわかった。
……わかってしまったのだ。
「私を引っ張ってくれて、ここまで導いてくれて、ずっと一緒に居てくれて……。
一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に過ごしてきましたわ。
私は、パフェが好き。好きなの……っ!!」
慟哭にも似た、かすれ声が、静寂の部屋に木霊する。
カカオは、息を荒げながら、涙をこぼしていた。
そこには、とびきり優秀な巫女であり、いつでも落ち着いて振舞える、
いつもの親友の姿は無かった。
そこにあったのは、伝えられない思いを抱え続けてもがいていた、
一人の少女の切ない恋慕だけだ。
瞬間、パフェは何かが自分の中で『落ちていく』のを感じた。
日常で抱いていた、カカオへの思い。
そして、抱かれていたであろう、カカオからの思い。
腑に落ちていなかった様々なパーツが、次々に組み合わさっていく。
105:カカオ萌えの人
13/02/26 23:25:29.88 ZTiMfIkn
「……ずっと前から、好きで、居てくれたんだ」
不意に、パフェの瞳から涙が零れる。
それは、一番の親友が抱いていた思いに気付いてあげられなかった悔しさだ。
自分が、カカオのことを一番分かっていると思っていた。
とんだ思い上がりと盲目さ加減に、パフェはただただ悔しかった。
「泣かないで、パフェ。それだけは、イヤだから。
泣いてるパフェは、見たくないの」
涙の軌跡を指でなぞり、カカオは目じりに軽くキスをする。
与えられる温度が、パフェにとっては代え難い温かさを持っているように感じられた。
「カカオは、優しいね。いつも、優しい」
「そんなことありませんわ……!!
いつも、いつもパフェのことばかり考えてる!!」
「……そこも含めて、だよ」
言わないで、とでも言わんばかりに、パフェはカカオを抱きしめた。
感情を抑えきれなくなった目の前の少女を、受け止めようとして。
「……ぶっちゃけ、よくわかんない。
わかんないけど……」
言葉を切って、カカオの瞳をジッと見つめる。
潤んだ瞳が、不安で揺れているのがわかった。
背中に回した腕に少しだけ力を入れて、そして、そのままキスをする。
「今日のこれは、アリにしちゃう。
答えは、この後でも良い?」
無茶苦茶なことを言ってるな、ともパフェは思った。
残酷なことでもあるかも、ともパフェは思った。
でも、何度心に問うてみても、答えにNOは無かった。
そして同時に、YESかどうかも分からなかったが。
「それだけで、私は十分……」
下から抱きしめられたカカオは、軽く身じろぎをして、
身を乗り出すようにしてパフェの唇を吸った。
今度は、パフェもカカオのそれを受け止めてやる。
106:カカオ萌えの人
13/02/26 23:26:20.70 ZTiMfIkn
舌が、ゆるりと絡み合う。
唾液が口の間で糸を引いて、暗い部屋の微かな明かりでおぼろげに煌めく。
吐息が染みるような感覚を、パフェは覚えた。
身じろぎと共に送り込まれるカカオの呼気が、自分を徐々に満たしていくかのようで。
彼女の一挙手一投足が、何だか愛おしかった。
「んっ……、ちゅぅ……、はぁ……」
「あ、んぅ……、カカオ、っ……ぁ、ぅん……」
どこまでも溶け合うようなキスを、ひたすらに繰り返す。
それは、押し止められていたカカオの思いを示しているかのように、パフェには思えた。
そのいじらしいまでの愛情が、少しくすぐったい気もした。
カカオの指が、パフェの衣服にかかる。
ゆっくりと、しかし、確実に、衣服の戒めは解かれていく。
露出していく肌を、カカオは愛おしげに撫であげた。
しっとりとした、きめ細やかな白磁の肌に、ゆっくりと掌を滑らせていく。
「肌、綺麗……」
「あはは、アリガト……」
カカオは、ついばむようにキスをする。
鎖骨やうなじ、頬や耳元、露わになっている肌に、一つ一つ唇を重ねていく。
上半身を脱がせたところで、両手はそのささやかな双丘へと向かう。
「んぅ……!!」
ビクッと体を震わせる。
自分以外に体をゆだねるのは、初めてだった。
嫌悪感はなく、あるのは例え様の無い快感と、得も言われぬ安らかさだ。
円を描くように、全体を優しく愛撫していく。
そして、カカオの視線がパフェに注がれる。
その視線の意味するところは、パフェもわかっていた。
おずおずと、カカオの乳房へ手を伸ばす。
自身のそれと比べるべくもない豊かなそれを、そっと包むように掌を当てる。
じっとりと浮き上がった汗と、高まった体温とが、掌からはっきりと伝わってくる。
107:カカオ萌えの人
13/02/26 23:27:46.42 ZTiMfIkn
「あぁぁ……!!」
たまらず、カカオから声が漏れた。
カカオの反応は、敏感だった。
掌に当たってくる突起は、カカオの興奮状態を如実に表しているといえた。
わけも分からぬままに、パフェはゆっくりと手を動かしていく。
「あ、あぁ、パフェぇっ……、ん、はぁぁ……っ、い、あ、んぅぅ……!!」
跨った脚が、パフェの体をギュッと挟み込む。
カカオの体を駆け抜ける震えは、歓喜以外の何物でもなかった。
切なげに声を上げながら、カカオはその感覚を貪る。
「もっと、して……!!
お願い、パフェ……!! 好きっ……!! 大好きっ……!!」
高まりつつある感覚を体の奥に感じながら、カカオは声を上げる。
叶うはずもないと諦めていた、最愛の人からの愛撫に、心も体もはっきりと反応していた。
カカオのその様を見て、パフェは丹念に手を動かしていく。
そして、同時に、押し付けられている腰を、わずかばかり持ち上げるようにしてゆすってやる。
「はぁん……っ!! パフェ、それ、ダメ……っ!! ああ……ッッ!!」
その温度から、そして何よりもその湿り気から、カカオの状況ははっきりとわかった。
今のパフェには、戸惑いも逡巡もなかった。
ただ、カカオを愛おしく思う気持ちだけがあった。
それが世の言う『愛』なのかどうなのかなんていうことは、わからなかった。
目の前の少女のためには、してあげたい。そう思ったのだけは、間違いなかった。
108:カカオ萌えの人
13/02/26 23:29:06.58 ZTiMfIkn
「……ねぇ、カカオ」
ベッドに寝転がったまま、暗闇の中でパフェはポツリと親友の名を読んだ。
「なぁに、パフェ」
隣に寝そべったまま、カカオは答える。
「……私ね。やっぱりまだわかんない。
全然イヤじゃなかったのはホント。カカオのこと、受け止めてあげたいって、
そういう風に思ったのもホント。
でも、それが、どういう『モノ』なのか、わかんないや……」
「そう……」
「だから、さ……」
そう言って、パフェはカカオの髪の毛を撫で始める。
「時間、頂戴。そしたら、ちゃんと答え出すから。
……待たせちゃうし、もやもやさせるかもしれないけど。
でも、絶対に答えるから」
パフェの言葉に対して、カカオは何も言わずに体を抱き寄せた。
肌を通じて与えられる温度が、言葉以上の雄弁さで思いを語っていく。
「とりあえず、親友で居させて。
どうなったとしても、カカオとそうじゃなくなるのはイヤだから」
「……うん」
現時点での、パフェの精一杯だった。
それが伝わったのか、カカオもただ頷いただけだ。
徐々に白んでくる外の夜明けを感じながら、明らかに『違う』日常の始まりを、
パフェとカカオは感じていた。
109:カカオ萌えの人
13/02/26 23:30:28.13 ZTiMfIkn
──そして、3年……
久しぶりの大神殿だった。
3年間、ここに足を踏み入れたことはない。
腐れ縁が板に付き始めているPQと一通り漫才をし終えたところで、主広間へと踏み入る。
ホバーバイクの暴走のせいで砂まみれになった体を払いつつ、踏み入った先で、
パフェはゆっくりと視線を上げた。
「ただいま、カカオ」
「……おかえりなさい、パフェ」
言葉は、自然と出た。
階段の上から、彼女はゆっくりと降りてくる。
その歩速は、徐々に上がっていっているように見えた。
そして、こちらもまた、気付けば駆け出していた。
お互いの距離がゼロになるや、思い切り彼女を抱きしめていた。
「戻ったよ、カカオ。
私、戻ってきたから」
抱き合いながら、それだけ言って、パフェはカカオをジッと見つめる。
3年ぶりに逢う、その姿をひたすらに見つめて。
「大好きだよ、カカオ」
返事を待たずに、パフェはカカオの口を塞いだ。
3年の歳月を埋めるに値する言葉に、カカオはただただそれを受け入れる。
抱き合いながらキスを交わす二人には、既に周囲の音は消え失せていた。
蒙古斑の消えない赤色饅頭は、嘆息交じりに珍しく空気を読んで、それをただ眺めていたのであった。
─Go NEXT to "VS Knight LAMUNE & 40 FRESH" ……?
110:名無しさん@ピンキー
13/02/26 23:33:29.99 ZTiMfIkn
ということで、以上です
元々はスレ埋めのために軽い気持ちで書き始めたんですが、
書きたいことが出て来過ぎてパンクしてしまい、この有様に
つらつらと言い訳染みたプロット語りもさせていただきたいなーなんて
ともあれ、VSも好きな人はいるんだぜー、とだけ
埋めとか手伝ってくれてありがとう!!
猛烈多謝!!
111:名無しさん@ピンキー
13/02/27 01:44:13.08 3TDAhRQo
>>110
乙っした!
パフェカカエロシーンよりカカオのイタコダウジングシーンのがエロスに満ちていたw
カカオいじらしくて可愛い!
欲を言えばパフェがカカオへの想いに目覚める描写が読みたかった
文もすっきりとしてて読み易かったし、書き慣れてる感じがしたな
とにかくGJでした!
112:名無しさん@ピンキー
13/02/28 23:18:30.48 O4H1KVNh
投下しようと思ったが眠いし明日にするわ
ラムミル・ダーレス ・ラムココ要素ありのオムニバス
113:名無しさん@ピンキー
13/03/01 08:16:53.32 DthdiuLh
期待ageして待ってる!
……いや、スレはageないけどさwww
114:妹1
13/03/01 22:03:01.41 /9kbUh7U
それでは投下
・オムニバスで3部構成
・ラムミル・ダーレス・ラムココ要素含む
*******
1、ミルク
ふわあ、と大きな欠伸をひとつし、ダ・サイダーはだらだら長い廊下を歩いていた。
非番の日は遅い目覚めで、皆とはずれた朝食を、太った侍従長の嫌味をBGMに済ませたばかりだ。
向こうから赤い髪の少女が駆けてくるのを見て、ダ・サイダーは片手を挙げた。
「よう、ミルク!グッモーニン、バーニン、ランニン!」
その場でジョギングの真似をしながら言うと、駄洒落の挨拶を受けた相手、ミルクはあからさまに顔をしかめた。
ダ・サイダーの近くまで来ると足を止め、
「は~あ…朝から最悪ゥ…、」
吐き捨てるように言って眉をぎゅっと寄せた。
「んだとぅ!?失礼なヤツめ……」
お互い睨み合うが、ミルクは突如はっと目を見開き、ダ・サイダーの横をすり抜けようとした。
「こんなことしてる場合じゃなかった!……アンタは行かないの?余裕ねぇ~……。」
白い目を向けながら去ろうとするミルクをはしと掴まえ、ダ・サイダーは問いただそうとした。
「どこに行くって?!オレ様に関係あんのかっ?」
「関係あるでしょ、カフェオレお姉様が……、」
怪訝そうに言いかけ、あっとミルクが口をつぐむ。
「レスカが?」とダ・サイダーが凄んでみせると、ミルクは観念したように肩を竦めた。
「お見合いよ、お見合い!いつもは断るのに、今回のは受けたから何かあったのかな~って。」
面白そうだし、とミルクは心の中で舌をぺろりと出した。
「お、お見合い……だとお?お見合い…レスカが見合い……」
目を白黒させて繰り返しブツブツと呟くダ・サイダーだったが、ついに眉間に皺を寄せて黙りこんでしまう。
ミルクは元気づけるように慌てて声を掛けた。
115:妹2
13/03/01 22:05:37.32 /9kbUh7U
「アンタとの関係が不安ってか、不満だったのかも?!単なる気の迷いかもしれないしっ!
相手の王子はイケメンだったけど、お姉様の眼鏡に適うかは分からないじゃな~い!」
アレ、あたしフォローしてないかも……とミルクが自問する中、ダ・サイダーはわなわなと拳を震わせていた。
「……上ッッ等じゃねえか、あのアマ~っ…!!」
ミルクの煽りも手伝い、すっかり頭に血の昇ったダ・サイダーはミルクの手を掴んだ。
「えっ、」
そのまま、ミルクが目指していた方向にダッシュ。
「行くぜ!!」
「きゃあああ~!!」
けたたましい音を響かせながら、長い廊下をダ・サイダーは悲鳴を上げるミルクを連れて駆けていったのだった。
―客間。
親衛隊長様の御なりだと扉前の人払いをし、ダ・サイダーとミルクは扉を薄く開け、中の様子を見守っていた。
中にはヨッコーラⅢ世とレスカ、向かいに見合い相手の王子と父王という並びで和やかに歓談は行われていた。
王子は見目麗しく、馬鹿なお坊ちゃんという風もなく聡明さが伺える所作で話を盛り上げていた。
王子の話にころころ笑うレスカは、装飾の控えめな淡い紫色のドレスを仕草に合わせて揺らす。
ダ・サイダーは面白くなさそうにフン、と鼻を鳴らした。
「……温室育ちっぽいヒョロ男じゃねえか。」
「ダ・サイダー、嫉妬は見苦しいわよぉ?とっってもステキな人じゃない、アンタと違って!」
小馬鹿にしたようなミルクの口調に、ダ・サイダーは再びヒートアップする。
「このオレ様の格好良さと素晴らしさが分からんお前に言われたくないっ!!
大体なぁ、ミルク。お前がレスカの見合いを覗く理由は何だよ?」
その問いに、ミルクは悪びれずに答える。
116:妹3
13/03/01 22:06:49.12 /9kbUh7U
「面白そうだからよ!……っていうのもね、あるんだけどぉ~、」
本音を漏らせばギロッと睨まれた為に、ミルクは慌てて弁解する。
「だってさ、えっと、私のお義兄様が決まるかもしれないのよ!?気になるじゃないの!」
しかしダ・サイダーが今いち腑に落ちない顔をしているので、ミルクは畳みかけた。
「で…アンタはどうなの?……カフェオレお姉様と、結婚。考えてるの?!」
「けっ……!?」
口を『け』の形にしたまま固まったダ・サイダーを見て、ミルクは長姉に同情を寄せた。
(このアホ相手じゃ先は流そうよ、おねーさま……。)
思考停止の男を無視して、ミルクは室内の会話を聞き取ろうと神経を研ぎ澄ます。
どうやら、一度デートをするとかしないとかに話は膨らんでいるらしい。
レスカはいつもの猫を被ってはいるものの、ミルクの目にはまんざらでもなさそうに見える。
談笑の合間も、王子の一挙一動に見入っているのだ。あれだけの美男、姉の眼中に入らないわけがないだろう。
アンタ危ないんじゃないのという意味を込めて、近くで突っ立っている男の脇に肘鉄を食らわせた。
「ぐぇっ!!なにしゃーがるっ!」
一応小声なのは覗きをしている意識は消えてないということか。
「おねーさま、相手の人とデートするみたいよ。」
「なぬ?」
親切に教えてやると、ダ・サイダーは怒ってるというよりは複雑そうな表情を浮かべて黙りこんだ。
さすがにショックかとミルクが顔色を窺うが、
「可哀相に……初デートなのに色々貢がせるんじゃねえか?ご愁傷様……ナムナム。」
憐れみの目を王子へと向け、両手を合わせて拝む仕草をしたダ・サイダーに、ミルクはずっこけた。
「……ちょっとぉ!そうじゃないでしょー!?アンタ、カフェオレお姉様があの人とデートしてもいいのっ!?」
「あ?別にレスカがしたけりゃすりゃあいいだろが。」
吐き捨てるように言われ、冷たいヤツ、とミルクが目を吊り上げたその瞬間。
「アイツ完全仕事モードだしなぁ……うまい商談でもあんだろーよ。」
つまらなそうにダ・サイダーは呟く。
117:妹4
13/03/01 22:07:51.11 /9kbUh7U
「へっ?そ、そう…?!」
ミルクがもう一度姉の様子を観察すべく室内に注意を戻すのに、
ダ・サイダーは興味を失ったとばかりにくるりと身を翻して扉から離れていく。
「あ、ちょ、ちょっと!ダ・サイダー!!」
瞬時に覗きか彼を追うかで迷ったが、ミルクは去っていく青髪長身の男の後ろを小走りで付いていった。
ダ・サイダーを追っていると、ばったり会った廊下の真ん中で彼はようやく足を止めた。
「…んでついて来んだ?戻って好きなだけデバガメでもウミガメでもしてろ。」
「……。」
カメの縫いぐるみを突き出してくるのを叩き落とし、ミルクはじっとダ・サイダーを見つめた。
「……何だ?」
面倒臭そうにダ・サイダーは目を細めてミルクが切り出すのを待つ。
「……あのね、」
目だけで相槌を返すダ・サイダーは次の言葉に目を剥くことになる。
「カフェオレお姉様と、エッチしてるの?」
ドガッ!
「…ッ、は、はああー?!」
問われた内容の直球さと話の唐突さでダ・サイダーは盛大に壁にぶちあたり、ズルズルと寄り掛かった。
「バッ、いきなり何聞きやがる、エロガキその2ー!!」
「だってだって!何でもお見通しみたいな雰囲気だしてさ!何でも知ってるってことはそーいうことでしょー!?」
顔を真っ赤にして怒鳴るダ・サイダーにミルクは真剣な顔で詰め寄る。
118:妹5
13/03/01 22:08:24.34 /9kbUh7U
「…あのな、そもそもオレ様たちは長い付き合いもあって……」
「あたし、まだラムネスとしてないの……。」
呆れ顔で説明をするべく口を開いたダ・サイダーを遮るようにミルクがポツリとこぼす。
「……ッ!?んなこと知りたくないわい!ていうか、何言い出し……、」
「前戯止まりなのよ…!フェラはするし、ラムネスは指であたしの○○を××って、△△んだけど、……そこまでなのよう!!」
制するダ・サイダーをまたもや遮り、ミルクは続ける。
「おい、ミル…、」
「あたしは早くラムネスと繋がりたいのに!!ラムネスが何を躊躇してるのか分からないけど、待ってるのよぉ!ずっと…!」
天を仰いで、ダ・サイダーはお手上げだ、とぼやく。
ミルクは主旨がずれてきているのも構わず、マシンガントークでまくし立てる。
「だから!ダ・サイダーはカフェオレお姉様とどこまでいってるのかって聞いてんのっ!
フェラ!?クンニ!?ってか、エッチしてるんでしょー!?ね、カフェオレお姉様は△△△△するの、
ダ・サイダーはお姉様のおっぱいで○○○○したりぶっかけたり、飲ませたりするの!?」
「どっ、どっドアホ~!!答える義務はなあぁぁい!!」
ダッと駆け出すダ・サイダーをミルクが追いかけていき、
「逃げんじゃないわよぉ!!お姉様から誘ったりするの、ねぇ!?最初は痛がってたあ~!?」
背にミルクの怒鳴り声を受けながらダ・サイダーは思った。
誰か助けて……と。
119:次姉1
13/03/01 22:11:27.83 /9kbUh7U
2、ココア
「……ってわけでさぁ、もう参っちゃうよミルクってば……、」
「はあ~…。」
マジマジワールドの馬場家、ココアの部屋でラムネスは疲れたような顔をして愚痴を垂れていた。
ココアは適当に相槌を打ちながらも、ところどころ眠そうに眼鏡を外して目を擦る。
ラムネスは一方的に喋るばかりで、ココアの気のない相槌を気にする風もない。
「あいつもさ、ココアみたいにおっとりゆったりしてたらいいのになぁ……。」
ココアはパチクリと目を瞬かせた。
いささかのんびりが過ぎる自分にミルクが似たらいいなどと、極論にも程がある。
もちろん、精神的に参っているからこそ出た発言とは思うが、ココアはふうと溜息を吐いた。
愚痴の内容は数日前に盛大にかました喧嘩のことが大半だった。
「ほんっっと、ミルクはヤキモチ焼くわ、家じゅうの飯食らうわ、すぐ怒るし、やんなっちゃうぜ!」
「それほどミルクはラムネスの事を想ってるんですわ~。」
ご飯のことは関係ありませんけれど~、と心の中で思いながらココアはにっこり微笑んでみせた。
「うん……それは分かってるんだけど、でもさ……オレまだ14だし。」
「わかっているのなら何も問題ありませんわぁ、それにミルクもまだ14ですし~、
ラムネスもミルクも、もうちょっと相手の事を想いやれる余裕が出てくればいいですわねぇ~。」
そう諭しながらも、きちんと恋をしたことのない自分が上から目線で幼い恋人たちに意見しているのは滑稽に思えた。
恋愛って、面倒なものですのねぇ……ココアはつくづく思う。
姉とその相手の鈍感男の恋を見ても、妹と幼い勇者の恋を見ても、
それがボルトとレンチと金属板で何とか完成するものではなく。
ましてやコンピュータで導き出される性格な計算結果のように答えが定かでないものであると。
120:次姉2
13/03/01 22:12:07.70 /9kbUh7U
「ありがと、ココア……何かちょっと気が晴れたかも。」
しおれた花のようだったラムネスの表情に一筋の光が差し込んだ。
ぐっと決意したように引き絞られた口元にようやく笑みが戻る。
ミルクが大喧嘩した後に実家であるハラハラワールドのアララ王国に戻るのはいつものことであり、
その度にやけ食いやら八つ当たりやらで大変迷惑を被っている、とラムネスはレスカから聞いていた。
ミルクの気が晴れたらふらりとマジマジワールドに帰ってくることもあるし、ラムネスが迎えにいくこともある。
いつも通り、彼らの日常だ。
ココアはうーんと伸びをした。ずっと床に座ったままの姿勢だったので、若干凝り固まってしまっている。
ふとラムネスがこちらを凝視しているのに俄かに気付き、問いかけた。
「どうしました~?」
「へっ、あ、い…いや……ははは!」
不思議に思い、ラムネスの視線を追うと、身体にぴったりフィットしているタートルネックのセーターの胸に辿り着いた。
「?どうかしましたかあ~?」
自分のたおやかな盛り上りに目を落とし、ココアは注意深く異変があるのかを観察した。
すると、ラムネスが焦ったように手をぶんぶんと振って、
「わああ!ごめん、ごめんなさいっ!胸おっきいな~とか思って見ちゃって!あ、いやエッチなことは考えてないよ、うん!」
などと弁解を始める。
「まあ~……、」
頬を赤らめ、成程とココアは納得した。
胸のラインがくっきりと浮き出て、思春期の男子が妄想を膨らませるには充分な肉感である。
「ミルクもこのくらいあったらなぁ……。」
とろりとした瞳で本心を漏らすラムネスに、ココアは励ますように言った。
「大丈夫ですわよ、さっきも言いましたけど~、ミルクはまだ14なんですから~!」
「う~ん…でもココアは14の時もっと大きかったし?レスカも前にそう言ってたからな~……。」
それもそうですわね、とフォローしきれずにココアは口を噤む。
121:次姉3
13/03/01 22:13:11.03 /9kbUh7U
「あのさ、ココア!ちょっとお願い聞いてもらってもいい?!」
何か閃いたとばかりに目を輝かせたラムネスがずいっと身を乗り出してきて、ココアは思わず体勢を後ろに反らした。
「胸、触らせてくれないかな~、なんて……。」
鼻息荒くそう告げたラムネスは茶化してもいるし、わりかし本気の目でもある。
「……。」
呆れも怒りも顔に表わさず、ぱちくりと瞬きを繰り返すココアに、ラムネスは内心焦った。
「いや……もしよかったら、って思って~、」
「……。」
「あの……ごめんなさ、」
「いいですわよ。」
「……へっ」
沈黙に耐えきれず観念して謝りかけたラムネスは上ずった声を出す。
ただし服の上から、とココアが困ったように付け加えると、ぱああと目を輝かせて少年は小躍りした。
存外嬉しそうなラムネスを見つめ、ココアは、殿方はなんでこの脂肪の塊を求めるのかと不思議に思う。
肩が凝るし、なかなか邪魔で。……そんなことは妹には口が裂けてもいえやしないが。
ミルクに申し訳ないという気持ちもあるが、単純に興味が沸いたのだ。
触れられて、自分がどう感じるのか。
触れた相手がどう変化するのか。
知的好奇心の方が勝り、妹への微かな罪悪感は胸の奥の箱にそっとしまう。
ラムネスはにやけ顔でココアに向き直った。
「んじゃあ!…って、力むことじゃないんだけどさ、えへへ。あ~、後ろからして、いい?」
ココアがこくんと頷くと、ラムネスはココアの背後に回った。唾を飲み込む音が耳を擽る。
ラムネスが息を飲むのがありありと伝わってきて、ココアも身体中がぴんと緊張の糸を張り巡らせたように強張る。
思ったよりも大きな手が、一瞬の躊躇の後、ココアの豊かな胸を持ち上げるように掴んだ。
122:次姉4
13/03/01 22:14:30.76 /9kbUh7U
初めての感覚にココアはあ、と心の中で小さく叫び、やわやわと優しく揉みしだく手に意識を集中させた。
「柔らかい……。ココア、痛くない?」
うっとりと興奮を孕んだ声の問いかけに、ココアは「はい」と呟いた。
自分でも驚くほど、しっとりと艶めいた声音で。
だんだん乳房を揉む手に力が込められていくのが、ラムネスが行為に没頭していくのを意味していた。
ココアは強弱をつけて自分を攻め立てる年下の手に、溜まらず熱っぽい息を吐いた。
「ココアぁ……!」
「……っあ!」
吐いた快楽の熱がラムネスに移ったのか、約束を破り服の中に五本の指が侵入してきた。
それを押しとどめようと動かした腕は、彼の悪戯をしかけているのと反対の手に捕らえられた。
丘の曲線をなぞり、ブラジャーの淵まで辿り着いては焦らすようにまた坂を駆け上っていく。
ココアはもどかしさを感じながらも、それ以上は許すまいと、自由の利く方でおいたが過ぎる手の甲を抓った。
いて、と我に返ったのかラムネスは大人しく手を引っ込める。
「約束、破りましたわね~?」
あら、そうだったっけ?と誤魔化すように笑うラムネスは憎めないとココアは思った。
けれど、けじめはけじめである。
「では、私のお願いも聞いてもらいましょうかしら~。」
振りかえり、ふふっと眼鏡の奥で意地悪気に微笑んでみせると、ラムネスは若干青ざめた。
「こ、ココアの、お願い?」
薬物の被験体だろうか、サイケなデザインの試乗だろうか。
はたまた…と悪い方へ考えを巡らせるラムネスをココアはじっと見据えている。
123:次姉5
13/03/01 22:15:16.74 /9kbUh7U
「な内容に、よる…かなぁ。」
「まあ、ラムネスに拒否権はありませんわよ?まず……、」
ラムネスに向き合い、ココアは一つ目の『お願い』を彼に突きつけた。
「ミルクと~、仲直りなさいね?」
これはうぐ、と詰まりながらも渋々ラムネスは了承した。
「もうひとつは~、…」
ずいと身を乗り出すココアに、今度はラムネスが怯んだように体勢を逸らす。
言葉の続きを言うより早く、ココアは彼の履くジーンズのジッパーを摘んだ。
「え、え、ええ!?」
ジイイイイ、とゆっくり下ろされていくそれに、
ラムネスは期待と興奮と戸惑いの混ぜこぜになった表情を浮かべる。
「こ、こッ、ココアー!?」
終着点まで下ろしてから手を離し、ココアは再びにっこりとほほ笑んだ。
「さぁ、ラムネス~。普段通りに、やって見せて下さいな。」
これ以上ないご褒美か、それとも恥辱の罰か。
ラムネスはどちらにせよ、次女のやんわりとした命令には逆らえないのであった。
124:長姉1
13/03/01 22:24:29.48 /9kbUh7U
3、レスカ
先ほどまで目の前に座っていた赤髪の少女―妹姫であるミルク―は、
散々恋人へののろけ交じりの愚痴を喚き散らし、茶菓子を貪り喰い、
ポットから直接茶を口に流し込んでスッキリとした表情で退出していった。
はあぁ、と呆れと疲れが残ったレスカは盛大に溜息をつく。
小さな嵐のような妹はいつも、自分の心にちいさな引っ掻き傷を残していく。
それはもちろん、ミルクが悪いのではない。
「ラムネスは!ラムネスがね!ラムネス!」
ミルクはレスカの部屋に滞在している間、彼のことばかり喋り倒していた。
直接当人にも周りにも素直に欲求をぶつけられるのは場合によっては凄く羨ましいことで。
もやもやとほぼ自分の中で消化していくしかないレスカは妹がまぶしく見えるときがあるのだ。
はあ、と再び重たい溜息を零し、レスカはのカップを持ち上げてはソーサーにぶつけた。
午前の○○王国の王とその嫡男との会合は問題なく終了した。
もちろん、途中からミルクとダ・サイダーが覗きをしていることに気付いており、
客から解放されたレスカは真っ直ぐ二人をとっちめに向かった。
ダ・サイダーは危険を察したのか行方をくらませ、ミルクを捕まえて説教を始めたものの、
いつの間にやらミルクの独壇場となっていたのだ。
125:長姉2
13/03/01 22:25:37.44 /9kbUh7U
「おねーさま達にはわからないのよっ!!揉んでも吸っても大きくならない胸を抱えたあたしの気持ちなんかー!!」
抱えるほどないだろ、と突っ込みたくなるがテーブルに突っ伏してわんわん泣くミルクを宥める。
本当にもう、ラムネスと喧嘩したミルクは面倒くさい―と投げやりな慰めの言葉をかけながら、
レスカは違う事を考えていた。
この場にそぐわない……いや、ミルクの会話的には沿っているのかもしれないが。
ともかく話の軸が自分自身な為に思考を巡らすのも気が引けるようなことを。
そんなレスカの逸れた意識をミルクが強引に引き戻した。
「なにさ、おっきいオッパイなんて!柔らかくて気持ちがよくて、揉みごたえがあるだけじゃない~っ!」
「きゃああ!?」
突如、ぐわし、とミルクにバストを鷲掴みにされ、レスカは悲鳴を上げた。
「なにすんだっ!!」
頭をはたき、手を離させるとミルクは再び大きな声で泣きわめいた。
「うわああん!!」
「泣きたいのはこっちだっつうの!」
それから、ひたすら辛抱強くミルクの話を聞き、励まして、茶菓子を振舞って。
午前、午後とタイプの違う厄介な来客対応にレスカはほとほと疲れてしまった。
後の仕事はキャンセルして、こうして部屋でぐるぐると詮無いことを考えている。
いや、一人で自室でぼんやりしていると嫌でもそのことが頭の上を回るのだ。
うんざりするほど長い年月をたった一人の男に悩まされた、すなわちダ・サイダーについて。
やっと自分の気持ちを自覚してからは焦れったくて苦しい日々を過ごし、
奴の気持ちを確かめるまでに更に時を重ねて。
成就してまだ数ヶ月の恋だった。
「……二ヶ月、か。」
結ばれてからのダ・サイダーは気味が悪いほど優しかった。
他の女によそ見をすることも少なく、寸暇を惜しんで逢瀬に費やした。
情熱的だったダ・サイダーはレスカを腕に抱きたがり、嫌がってみせてもそれすら駆け引き、と慈しむことに飽きることはなかった。
そんな彼の様子が変わったのは交際スタートからちょうど二ヶ月後。
余所の女の尻を追いかけるのは以前どおり。
逢瀬の回数は減り、漂う甘さはあるもののレスカは物足りなさを味わった。
悶々と抱えた不満と不安は日に日にレスカを蝕んでいった。
けれども、こんなにも自分を困惑させる本人、ダ・サイダーには何も聞けなかった。
たった一言訊けたら。
ぐるぐるぐるぐると、このままでは一生付いて回るであろう頭の重りを下ろすことができるはずなのに。
何度目かの溜息と共にレスカはテーブルに突っ伏したが、身体をざわざわと違和感が包んでいくのを感じた。
―あ、また……。
襲い来る衝動に既視感を覚え、身体を縮こませて身構えた。
下半身がむず痒くなり、脚の間の奥、女の敏感なところがキュウと切なくなる。
熱の塊を吐き捨て、レスカは忌々しげに眉を寄せた。
ダ・サイダーの変わり様よりも最近の悩みは目下、これなのだ。
そして、その解決策もレスカはよく知っていた。
126:長姉3
13/03/01 22:26:26.78 /9kbUh7U
そんなレスカの元に、第三の来客が訪れたのは陽が暮れてきた頃だった。
控えめなノックに、自分が知らずに待ちわびている男ではないことをレスカは知る。
「あー、オレ。はいるよ?」
呑気な、というよりカジュアルな雰囲気の声の持ち主は返事を待たずにさっさと室内に入ってきた。
「どうしたの?」
「あのさレスカ、ミルクどこにいるか、知んない?」
挨拶抜きに本題から入る気安さを咎める気力もなく、レスカは知らないわよと素っ気なく返す。
困ったように頭を掻くラムネスは年相応に子供っぽく、こんな仕草や表情も妹の心をかき乱すのだろうかと思った。
「そうかあ……晩飯までに連れ戻そうと思ったんだけどな~。城の外にいったとかないよね?!」
「もうすぐ夕食だし、城内にはいるんじゃない?……早いとこ仲直りしてよねえ!」
「するために迎えに来たんだよ!あ~あ……あ、そういやダ・サイダー元気?」
不意打ちの名前にレスカは動揺を隠せなかった。
「なっ、んであたしに訊くのよ…!?」
「へ?どうせ毎日一緒にいるんだからレスカに聞いたほうが詳しく聞けるだろ?」
ぐ、と言葉に詰まったレスカを見て、ラムネスはやや同情的な顔を見せた。
「あ、もしかして二人っきりで会えてないとか……?ごめんごめん、レスカは寂しい思いをしてたんだね。」
寂しいなんて、とやっぱり素直に言えない自分に嫌気が差しながらも、レスカはフン、とそっぽを向いた。
ラムネスは気にせず、レスカの座る窓際へと歩み寄った。
窓の外を覗いて、ミルクどこいるんだろうなぁとポツリと呟く。
その横顔に少しだけ疲労の色が窺えて、レスカは思わず声を掛けた。
「もしかして、ずっとミルクを探しまわってたの?」
「え?」
きょとんとした顔のラムネスがこちらを振り向いたので、言い訳のように「疲れてるみたいだから」と付け足した。
「え?!あ、ああ~、うん。アララ城って広いよな~!走り回って疲れちゃったよ~!アハハ!」
何だか不自然なほどに説明的なラムネスに疑問を抱くが、まあいいかと追及は止めた。
127:長姉4
13/03/01 22:28:15.01 /9kbUh7U
空は鮮やかな夕焼けを描いており、ラムネスもレスカも何だか途方に暮れてしまう。
色々あった一日が、問題解決の糸口を探し出せないまま終わってしまうようで。
レスカがラムネスに夕食を一緒に摂っていくように勧めた時、乱暴に部屋の扉は開け放たれた。
「ラムネスッ!!」
二人がぽかんと呆気に取られているのも構わず、ずかずかとミルクは部屋に踏み入ってきた。
「あ、ミルク…どこいっ、」
「なによっ!何しに来たのよ!?」
話し合う姿勢のラムネスと非対称的にミルクは鋭い問い詰めるような口調を投げかける。
「何って、ミルクを迎えにきたん…」
「自分が悪いと思ってんの!?あたしがどれだけ傷ついたかー!
ラムネスは本当に分かってない、分かってないったら分かってないのよっ!!」
「なんだとぉう!?ミルクこそ全ッッ然わかってないじゃないかー!!」
「なぁんですってぇ~!!」
ムッとしたラムネスが口を開きかけるが、畳みかけるミルクの威勢に一瞬気圧される。
が、火に油を注ぐミルクの言葉に仲直りなどどこへやら、ラムネスも激高し、
二人の言い争いは徐々に苛烈になっていった。
完全に傍観者の立場となったレスカが、収拾のつかなそうな状況を仲裁をするべく重い腰を上げたところで、
開けっぱなしの扉に目が吸い寄せられた。
いつの間にやら、そこにはダ・サイダーが立っていたのだ。
「おうおう、うるせーにも程があらぁな…。」
白けた風にラムネスとミルクのやりとりを一瞥し、次にレスカに視線を寄こす。
「よう、こいつらが気付いてない内に来いよ。メシ行こうぜ、メシ。」
いきなり現れ、にこりともせずに言うダ・サイダーに開いた口が塞がらないが、
ここでけたたましい大喧嘩のわりを食うのも御免と思い、レスカはこっそりと部屋を出た。
「あ、ちょっと?!食堂こっちよ、ダ・サイダー。」
食堂とは全く正反対の方向へと歩き出すダ・サイダーに焦り、レスカは食堂の方角を指差す。
それには答えずスタスタと先を行くダ・サイダーを文句を言いつつ追いかけながら。
長く青い髪が歩くリズムに合わせて躍るのを見つめ、ふいにレスカは決意したのだった。
128:オムニバスな人
13/03/01 22:29:44.15 /9kbUh7U
ということで、三姉妹それぞれの欲求不満?みたいなの
男編もそのうち
129:名無しさん@ピンキー
13/03/01 22:36:57.08 Qdxer+9r
乙!
リアルタイムで遭遇したのは初めてだ
それにしても
>抱えるほどないだろ
レスカ酷いwww
チクショウ巨乳め…
130:名無しさん@ピンキー
13/03/02 02:51:22.75 abspShA4
110も114も乙!
>>110
エロシーンの二人の温度差が切な萌えだった!
ハッピーエンドで良かったよー
両想いエチーも見たいけど、百合の場合一気にエロのレベルが上がりそうだなw
カカオの体エロいな!>>110の萌えがひしひしと伝わってきたwVS続編の絵もエロいもんな…
>>114
三姉妹のメンタルいいね!原作では「馬鹿やってる勇者におしおき」的なイメージついちゃってるけど
その裏のモヤモヤみたいなのが面白かった!
特にラムココ良かったわ…やっぱラムネスは総攻だな…でもココアも攻めだな
ミルクやばいwww大声で何言ってんだwww
アレ…おかしいな…ミルクと並べるとダ・サイダーが常識人に見えるぞ
あまり嫉妬しないダ・サイダーがらしくてwでも裏がありそうだし、続編超待ってる
ミルクとおなじくダーレスがどこまでヤッてるのか気になります先生
131:名無しさん@ピンキー
13/03/02 23:46:00.60 1ExWrXkB
>>111
どもですー
パフェ→カカオはその内書きたいなー、とだけ
盛り込もうと思ってパンクした要素のひとつですw
>>128
とっても乙乙
ココア見られて嬉しかったっす
そしてラムミルののろけっぷりが半端ない件
ダ・サイダーが真面目に見えてしまう罠
男編期待してまっす
>>130
どもですー
両想いエチーはその内に
というか、あんまりがっつりしたエロは合わないかなーとか思ってみたり
そして、カカオのエロさを感じていただいて何より
あの娘はホントに滅茶苦茶エロいと思うんだ!!
132:名無しさん@ピンキー
13/03/03 00:06:19.53 zOPRvxvj
あと、プロットというか、ネタ的なものをつぶやかせてくださいな
パフェカカでがっつり妄想するようになったのは、原因はOVA
イタコ・ダウジングバージョン2でヒートアップしちゃったカカオにパフェが押し倒されて、
翌日の朝に「そう言えば今のダウジングはこうだったっけ、前も1回やられたんだった」
みたいなことをパフェが言い出したところが元ネタです
んで、カカオが聖なる巫女の力に目覚めて、バージョン2をやるとこで
昔から秘めてた思いがどかーんといった、という設定に
小説版にもあったけど、「普段秘めてた欲望とかが開放される」的なものらしいので
そして、カカオはパフェの肌にあこがれているらしいので
FRESH開始時点における、3年ぶりの再会からの熱烈な一夜とか、
FRESH終了時の還ってきたねエチーとか、
もうちょっとわかりやすいラブラブなんを投下したいなーとか思いつつ
また頑張りまする
133:名無しさん@ピンキー
13/03/03 12:02:00.55 zOPRvxvj
>>131の内容で一部違うニュアンスになっちゃってるところに気づいたので訂正
がっつりしたエロは合わない、というのは、このスレに合わないんじゃないかなー、という意味で、
パフェカカのカプに合わないという意味ではないので、念のため
というより、自分の中ではそりゃあもうえろえろです
スレの雰囲気もそうかもしれんけど、全体的に強烈なエロはあんまり無いよね、ラムネ界隈
どういうのが強烈なエロなんだ、と言われると困るがwww
鬼畜ハード路線は現状では封印しておこう、とだけつぶやいておきまする
134:名無しさん@ピンキー
13/03/03 12:45:35.35 CI2ntuqI
初期スレあたりでは凌辱ネタもあったぜ
NGに限ると、あんまりそういう路線あわないからな
スレ投下躊躇するなら、うぷろだもあるし気にせず書きたいものを書くよろし
135:名無しさん@ピンキー
13/03/03 19:42:51.87 0xIAUPTm
ラムネも男性向けは凌辱・スカばっかだ
強烈なエロのカテゴリにはいる基準はよくわからんが、あることはあるんだよな
このスレはイチャラブかストーリーメインぽい感じ
136:名無しさん@ピンキー
13/03/03 22:12:43.16 2Y/uUCpb
男性向けまじスカばっかだよな…
まるで初心者向けではない
今現在ラムネエロサークル最大手はこのスレッドだよ
137:名無しさん@ピンキー
13/03/05 18:16:20.29 synZzgru
唐突にドン・ハルマゲ配下時のダーレス妄想
12~13歳くらいかな
「きゃあああ!!」
城内に響き渡る悲鳴に、ドン・ハルマゲは驚き、悲鳴をあげた本人の許へ駆けつけた。
レスカの部屋に入ると、そこにはレスカとダ・サイダーがいた。
ぐすぐすと泣きながらダ・サイダーをぽかぽかと叩くレスカと、憮然とした表情のダ・サイダー。
二人を見比べ、ドン・ハルマゲは何があったのかと冷静なダ・サイダーの方へ問いかけた。
「ただ胸を触っただけです。」
などと素っ頓狂な答えが返ってきて、ドン・ハルマゲは頭痛がした。
確かに、近頃のレスカは成長期で、胸もそれなりに膨らんできてはいた。
レスカはキッとダ・サイダーを睨みつけると、殊更少年の頭を強打する。
「なんで触るのよぉ!?あたしはいやだって言ってるのに~!」
「いて!いてっ!やめろよ、レスカぁ!」
「ええい、二人とも一度離れんか!!」
ドン・ハルマゲの手によって引き離された二人はじっと睨みあっている。
「…してダ・サイダーよ、なぜレスカに触ったのだ?」
「……何か安心するし、気持ちよかったから。」
ぶすっと脹れてそう呟くダ・サイダーだが、レスカはその理由に納得などしていないようで、
「あたしは気持ちよくないもん!バカ・ダ・サイダー!」
「ウソつけっ!お前、気持ち良さそうにしてたじゃねーか!」
「嘘、嘘、嘘だぁー!!ドン・ハルマゲさま、ダ・サイダーが嘘いってます!」
「ええい、やめなさい!!…ちょっと、ダ・サイダーだけこちらに来い。」
ダ・サイダーだけ部屋の外に連れ出し、
「何故、レスカが嫌がるのに触ったのだ?思春期の女子の体というのは繊細でな、ええと。
お前も保健の授業で習っただろう?男と女の造りは違うのだ。」
「はあ……寝てたんで分んないですけど、」
ダ・サイダーの返答にがっくりと肩を落とし、ドン・ハルマゲは傍にいたロボットへ何やら言付た。
数分待つと、ロボットは手に保健の教科書を持って現れた。
「ダ・サイダーよ、きっちり学ぶのだ。レスカと自分の違いをな…
自ずとしていいことと悪いことが分かるであろう。」
「…はい、ドン・ハルマゲさま。」
少年の手に教科書をしかと渡し、レスカのフォローをするべくドン・ハルマゲは彼女の部屋に戻った。
次の日―
「いやあああ!!」
デジャヴを感じながらも、ドン・ハルマゲはレスカの部屋に急いだ。
そこで目にしたものは。
「うわああん!やめてよぉ、ダ・サイダー!!」
「ちっと動くな、レスカ!んと、ここに入れんだよな……」
衣服が半脱ぎのレスカを組み敷いたダ・サイダーであった。
「~っ!!ダ・サイダー!!!」
「ひっ!?」
ドン・ハルマゲの怒号にひゅっと身を縮めてダ・サイダーはレスカの上から飛びのいた。
「貴様、昨日私が言ったことを理解しておらんかったのか!!」
「は、はあ…えと、この本を見て…その。」
おずおずと床に落ちている保健の教科書を一瞥し、ドン・ハルマゲは昨日よりも酷い頭痛に襲われた。
「実習してみようかなと……」
直後、怒りの鉄拳がダ・サイダーの頭に落とされたことは間違いない。
翌日より、ダ・サイダーはみっちり教育ロボに保健の授業を受ける羽目になった。
ちゃんちゃん。
138:名無しさん@ピンキー
13/03/05 23:05:16.32 Rg+BjL8Z
>>137
かーわーいーいー!!
ちょ
まじ可愛いんですけど
ハルマゲ様とダーレスのハートフルな話は結構妄想したけど
こういう展開は盲点だった
禿萌えた 乙乙
続きを激しく希望するが、これはこれでまとまっててかわゆくていいかもねw
妄想の一つ↓
ドン・ハルマゲの読み違いで、ラムネス召喚されない
ゴブーリキ復活しない
ダ・サイダーは戦闘隊長として功績をあげ
あっというまにハルマゲ軍団世界征服
ダ・サイダーとレスカは横槍もなく幼いころのままの感じでラブラブ
昇進の暁には嫁にしてやると約束する
しかし褒美にクィーンサイダロンとヘビメタコを下賜されたことで
嫁小姑大戦争な感じに
ドン・ハルマゲはもはやいいお父さん
139:名無しさん@ピンキー
13/03/05 23:26:58.38 yHH4s0sf
>>138
ハルマゲ&ダーレスって結構楽しそうに過ごしてきてそうだよなw
いちおうエロパロ板だから妄想もこういう方向だ!
続きはないが、いくらでも続けられるよな、こういうの
>ドン・ハルマゲの読み違いで~
これはこれで面白そうと思うんだがw
ドン・ハルマゲ軍団のすっとこどっこい世界征服編みたいな
もっと憎めない悪役みたいな描かれ方してほしいぜ
某世界征服を企む悪の秘密結社みたいに
ドン様がパパポジションwww
やっぱりメタコはレスカと揉めますよねーですよねー
140:名無しさん@ピンキー
13/03/06 00:04:30.64 fcpyqHmd
こんな妄想も
シリアスなんだかギャグなんだか…
「お前たち、また言いつけを破りおって!一晩このお仕置き部屋で反省しておれ!」
「「…はーい…」」
「もう、ダ・サイダーのせいだからね!」
「なにおう、オレ様は悪くなあい!そういうレスカこそなぁ……」
ドン・ハルマゲにこっぴどく叱られて、ダ・サイダーとレスカは互いに罪をなすりつけあいつつも、
ひんやりとしたお仕置き部屋で二人、身を寄せ合って心細さと戦った。
「…ちょっと寒いわね。」
「うむ…あ!いい方法考えた。レスカもっとこっち来い、」
「え?あ……っ」
二人を閉じ込めてから小一時間、ドン・ハルマゲは監視モニタを点けた瞬間、
盛大に飲んでいたコーヒーを噴き出す羽目になった。
「あっ、ああ、あん…!」
「はあはあ…う、レスカ…やばい、」
「え、なに、が…あああっ!」
「…っは、もいっかい…」
『ごるああぁぁぁ!!!貴様ら何をやっとるくぅあああああ!!』
「「うわあああっ!?」」
突如スピーカーを隔てて怒鳴りこまれ、ダ・サイダーとレスカは驚いて身を起こした。
その場で裸のまま正座させられ、事の経緯を2人はモニター越しにドン・ハルマゲへと説明する。
「…んで、寒いから温めあおうってダ・サイダーが言って…。」
「そうそう、それで昔なんかの本に雪山では裸で温めあうもんだと…。」
「そしたら変な気持になってきて…」
「気付いたら……なあ?」
ダ・サイダーが同意を求めるようにレスカの方を向き、レスカもそれに合わせて微かに頷いた。
『……。』
黙って聞いていたドン・ハルマゲだったが、内心呆れつつも焦燥感にかられていた。
恋愛関係では辛うじてないものの、このまま二人を一緒にしているといつかは結ばれるだろう。
そうなれば自分の計画に弊害を生む可能性はある。
なんせ、ふたりは強力な光なのだから。
『……お前たちのしていることは生殖行為だ。』
「「……はい。」」
しょぼくれた二人が頭を垂れる。
『年頃の男女がそういうことに興味があるのも分からんでもないが……このような問題を起こしたことは見過ごせぬ。』
「……お仕置きですか?」
呟くダ・サイダーをレスカが不安げに見つめている。
『処分は保留だ。ひとまずは……レスカだけ違う部屋に入れる。一人で一晩頭を冷やせ、よいな!』
ぷつっと通信が途絶えると、壁からロボットアームが2本伸びてきて、一方がレスカを掴んだ。
「きゃあっ!」
「レスカっっ!!」
ダ・サイダーが手を伸ばすが、アームはレスカを捕らえたまま壁面出現した穴の奥へと消えていく。
もう一方はレスカの衣服を集め、壁穴に消えていった。
ドン・ハルマゲは急いで洗脳装置に改良を加えるよう配下に指示を出した。
互いと共に過ごした記憶、および情すら喪失するような仕様にと。
141:名無しさん@ピンキー
13/03/06 01:29:20.42 njPc4+MQ
>>140
いいねーえろいねー!GJ
初体験から激しいw
つかやっぱりこういう展開あるよな!
初めて会った時の様子とか考えると、定期的に恋愛感情消されてたか
一回大きな洗脳か記憶消去があったと考えるのが自然だよね
(小説が後付けとかは置いといてw)
142:名無しさん@ピンキー
13/03/06 08:23:32.27 hYgyQIb8
ナチュラルに妄想出来るナイス展開
これがあっての洗脳は非常に納得ですねぇ
しかし、ドンちゃん完全に父親役だなwww
話はいきなり変わるけど、突拍子もないエロ妄想が浮かんだのでつぶやき
ココアが開発した淫具のテストをカカオがする、というもの
画像でイメージが降ってきて、大変妄想が捗ったわwww
天然攻めココアに天然総受けカカオという何とも締まらない感じだが、とてもエロい
これがホントにやおいだなぁ、とか呟いてみたり
143:名無しさん@ピンキー
13/03/08 00:32:12.57 rnovBtgC
前スレ落ちたな
144:140
13/03/09 01:35:52.27 hxGR4T8x
>>140の>二人を閉じ込めてから小一時間のあたりを投下
ちびダーレスかわゆくて妄想が捗って困る
「……全部脱ぐの?」
服に手をかけながら、躊躇うレスカがダ・サイダーに問いかける。
「おう、多分。」
何も気にせずに上半身裸になったダ・サイダーはベルトを外しながらあっさりと答えた。
「……。」
釈然としないものの、レスカは意を決したように胸元のファスナーを下げた。
成長著しいバストが寒々しい空気に触れ、肌が粟立つ。
「ダ・サイダー、こっち見ないでよ?」
スカートを掴みながら言うと、ダ・サイダーはすっかり服を脱ぎ捨てたようで、
そんなレスカの様子を焦れたように見つめている。
「無理に決まってんだろ!ほら、早く……。」
ダ・サイダーは小刻みに震えながら、恥ずかしがるレスカのスカートを下着ごとずり下ろした。
「きゃあっ!」
「う~、さむさむ!」
反射的に身を縮めようとしたが、ぎゅうとダ・サイダーに抱きしめられ、それは叶わなかった。
背があまり変わらない二人は、抱き合うと色んなパーツがほぼ重なった。
が、思春期の二人は昔とは何もかもが違っていた。
レスカは幾分がっしりとしてきたダ・サイダーの肩幅に驚きと感心を隠せず、
ダ・サイダーはレスカの柔らかく膨らんだ胸部の感触に戸惑いとときめきを覚えた。
さすがに10を越えた年の頃から共に風呂に入ることはしなくなった為、今は裸の付き合いなどはない。
互いの裸をまじまじと観察はしてないものの、触れたところから成長を読み取ることができ、二人は何となく安心した。
それに加えて、ちょっとだけの罪悪感を互いに持つ。
145:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:37:18.85 hxGR4T8x
「うーん……あったかい…?」
「うん…背中は寒ィな……。」
仕方なく、ダ・サイダーはレスカの背に回した手を上下に動かし摩擦してやる。
「やっ!くすぐった…!きゃん!」
レスカはこそばゆさから逃れようと腕の中でもがく。
「こら、暴れるな!少しは温かくなるだろ?!」
「ぷぷぷ…う、ん…きゃは、あはは!」
「ったく、くすぐったがりめ。お前は昔からくすぐりに弱かったよなぁ~。」
なんせ小さい頃から一緒だったのだ。レスカの弱点や苦手なものは良く知っていた。
「ほれっ、相変わらず脇も弱いんだろ?!」
ついでに昔の遊びを思い出して脇の下に手を差し入れる。レスカは背を反り、殊更高い声を上げた。
「やぁ!ダ・サイダー、ちょっと、やめ……あん!」
「あっ?!ご、ごめん!」
暴れたレスカは少年の腕から抜け出そうとし、そうはさせじとレスカを捕らえようとしたダ・サイダーの手が柔らかなものを掴んだ。
無意識に指に力を込めると、鼻にかかる甘い声が耳を突き抜けたのだった。
「バカ……!」
顔を真っ赤にしたレスカがダ・サイダーを睨む。
「だから、ごめんっつっただろ?」
即座に手は離したものの、二人の身体はまだ密着したままだった。
思いがけず触れた乳房の感触はダ・サイダーの手の平に生々しく残っており、なかなか振り切ることはできなかった。
もじもじとレスカが身体を揺らすのを見て、ダ・サイダーはきまりの悪さを感じた。
小さな小さな性的興奮が、下半身へとすぐに伝わり主張を始めてしまっていた。
146:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:37:56.17 hxGR4T8x
「ダ・サイダー…あの、おちん、ちん…。」
「う。しょーがねーだろー……」
下腹部につんつん当たるそれを、レスカは興味深そうに、恐る恐る見下ろす。
はあ、と情けなさで泣きそうになりながらもダ・サイダーはレスカの視線を追うように下を見、
胸元に押し付けられる彼女の乳房をまじまじと見つめた。
ぷるぷる揺れる精神的な殺傷能力の高いマシュマロ―咄嗟に暴走を回避するために、
コレは女のアレじゃないと思い込もうとするが、失敗した。
未熟な性的衝動をコントロールできず、ダ・サイダーはレスカの胸を今度は意識的に触った。
「あ……!?」
「……ごめん。」
手のひらで包むように揉み、レスカの表情をちらりと窺う。
赤く色づいた頬が時折、ぴくんと震えた。
更に大胆に指を動かすと、可愛らしい息遣いが顔にかかった。
「ああっ…ダ・サイダー、あたし、なんか変……!」
「どんな、風に?」
両胸を指で刺激しながら問い返すが、レスカは上手く表現できないようで、泣きそうな顔になる。
「わかんな……頭がぼうっとする…し、むずむずするぅ…!」
「むずむず…ってどこがだよ?」
核心に触れないレスカの訴えに少し苛々しながらダ・サイダーが尋ねる。
「お腹…ん、足のとこ……?ダ・サイダー、助けて。わかんない……。」
レスカはパニックに陥りながら必死に伝えようとするが、ダ・サイダーは無視して胸への愛撫を続ける。
先端の薄紅いところをつまみ、指の腹で潰してみると、レスカは声にならない叫びをあげた。
「…シーッ、誰か来るかもしれんだろ?」
「あうう…っ、やだやだ、我慢できないぃ…!」
レスカがいやいやと首を振り暴れるのをダ・サイダーが窘める。
147:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:39:03.57 hxGR4T8x
「わ、わかった、わかった!……ここ、か?」
レスカの足の付け根の間にするりと右手を滑り込ませると、レスカはびくりと身体を硬直させた。
ダ・サイダーはぎょっと手を引っ込めた。見ると、どろりとした液体が指先を濡らしている。
「わ……、」
レスカは顔を更に赤くし、眉を寄せてそれを見つめている。
ダ・サイダーは逆に感心したようににちゃにちゃと指同士をくっつけたり離したり、粘液で遊びながら、
「こんな濡れてる、てーことは、入りそうじゃねぇ?」
きらきらした目をレスカに向ける。
「何が?」
きょとんとダ・サイダーを見つめかえすレスカをころんと床に寝かせ、ダ・サイダーはにやっと笑った。
「ちんちん!」
「ええ!?だ、ダメよ、そんなの!」
焦って拒否しようとするレスカの足を無理矢理開かせ、ダ・サイダーは自分の下半身を割り込ませた。
「いいじゃん、試してみようぜ。レスカ、お前も興味ありそうにしてたじゃねーか!」
「うっ…で、でもでも。エッチは大人のすることだって…」
「オレ様たちはもう大人だ!お前は胸あるし、オレ様はちんこが大きくなった!」
「そうかなぁ?」
訝しげにダ・サイダーの腹部下をちらりと見るレスカの態度に傷つきながらも、
ダ・サイダーはめげずにレスカの入口に手を伸ばす。
「ひゃん!」
やや渇いたそこを無遠慮に指で触ると、レスカは嫌そうに手でダ・サイダーの肩を押した。
148:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:39:34.87 hxGR4T8x
「そこ、触んないで…。」
「でもココに入れるんだぞ?慣らさなきゃダメじゃ、」
「入れちゃダメー!」
「こら!我が儘いうなレスカ!」
理不尽に叱られ、レスカは涙目でダ・サイダーを睨む。
ダ・サイダーはさらりとその視線を交わし、入口に指を差し入れた。
案外スムーズに指を飲み込むのに、ダ・サイダーもレスカもやや驚いた。
「ん……なんか気持ちわるい。」
「まて、これからだろ……」
くちゅ、と中を掻き回すがレスカは苦い顔を解かない。
「いいから、オレ様に任せておけ…!」
金色の頭を優しく撫でてやると、紅い瞳は少し不安が和らいだように微笑んだ。
指を増やし様子を見たが、レスカは若干違和感を訴えたのみで、ダ・サイダーは行為を続行した。
しばらくして指で内部を探るのも飽き、ダ・サイダーは軽く己自身を扱く。
硬さを得た竿はレスカを貫くべく、ダ・サイダーの手によって入口に導かれた。
レスカが不安そうにダ・サイダーの肩をぎゅっと掴む。
「大丈夫だ、レスカ……、」
その手を優しく握り返し、腰をグッと前へ進めた。
「ああー!」
「うあ、きつっ…!」
痛みに襲われるレスカをあやしながらも、未知の快感に胸を躍らせた。
好奇心と幼い性欲が腰を動かす源で、ダ・サイダーは新しい玩具に没頭するかのように行為に熱中した。
「やああ!ダ・サイダ…ッ!」
ダ・サイダーは己の欲望を満たすことで精いっぱいで、しがみ付いてくるレスカの必死さに応えることはできなかった。
自分だけが気持ちよいように動き、自分だけが満足していく。
それが今、少年のできることだった。
149:姉彼1
13/03/09 01:44:16.84 hxGR4T8x
続きましては
>>114-128のオムニバスの続き
ダ・サイダー編投下です
レスカもダ・サイダーもキャラ崩壊著しいので注意
4、ダ・サイダー
ボトル酒を煽り、注文した腸詰め盛り合わせをじっと睨む。
ガヤガヤと賑やかな店の中で、自分だけが深く深く沈んでいた。
ふー、と息を吐き、またボトルに口をつける。
―失敗した、とダ・サイダーは音に出さずにぼやいた。
そう、先程のは誰が見ても彼起因の失敗であった。
目論見通りに二人きりになり、食前酒をすいすい飲んで早々とほろ酔い状態になったレスカを見て、気が急いた。
頼んだ料理が運ばれるや否や、口に運ぼうとフォークを掴む手をダ・サイダーに握られ、
レスカは照れるより不審気に自分を見つめてきた。
そこでまたギアを入れ間違う。
「ヤろうぜ」と手を引き立ち上がりかけたダ・サイダーに強烈な一打。
怒りに支配された顔のレスカは弁解も聞き入れず、店をでていってしまった。
グサ、とフォークをつやつや脂で光る腸詰めに突き刺す。
全く失敗であった、とダ・サイダーは行き場のない憤りごと腸詰めを噛みちぎった。
―腸詰めを食ってるオレ様も、超、ツメが甘かったぜ……。
一人、笑いも突っ込みも入らないダジャレは何とも虚しい。
レスカは何やら決心したような風でついて来た。
それは汲み取っていたダ・サイダーだったが、レスカが切り出すよりも早く己の封じていたものが噴き出してしまったのだ。
「はあ~……。」
ゆっくり息を吐きだし、酒を喉に流し込む。
通路を歩く店の女を呼び止め、瓶を振って同じものを頼む。
栗色の髪と瞳の女は頬を赤らめ、いやに時間をかけて伝票を書き付けていた。
ダ・サイダーの傍らに立ったまま、ちらちらと上目遣いの視線を寄越す。
「……チーズもくれ。」
熱っぽい視線の意味に気付き、習性か女の容姿をチェックするように視点を滑らせる。
なかなかのスタイルに、愛らしい童顔だ。
150:姉彼2
13/03/09 01:46:22.63 hxGR4T8x
悪い気はせず、しかし食指は動かずに、興味のないふりでダ・サイダーはグラスの水を飲んだ。
口説く素振りのないダ・サイダーの様子に女は諦めたのか、
頬を膨らませて明らかに気分を害した風体でカウンターへ向かって行った。
落胆の色を隠さない女に、ダ・サイダーはやや白けた。
あの女は自分に自信があったのだろう、控えめなアプローチなどではない、
誇示するような身体のくねらせ方もわざとらしい瞬きも、全て計算ずく。
ダ・サイダーの良く知っている、自分に自信がある女は、先程目の前に座っていた。
レスカはあんな媚びるような仕種はしない―猫被り姫モードは別として、
―溢れんばかりの自信を身に纏い、男が好むというよりは自分を良く魅せる方法を確立している。
わかりやすく自分の力を自己をアピールできる女の方が好きだ。
ダ・サイダーは思い、結局はレスカに行き着くのだと苦笑いする。
交際の始まりは、唐突なダ・サイダーの恋心の自覚からだった。
気付いてしまえば話は早く、それはもう坂道を転げ落ちるかのようにハイスピードで自分を取り巻く景色は変化していった。
ほかの女がぼやけ、一人の女だけがビビットに浮かび上がるので、迷う必要はなかった。
ダ・サイダー自身も異常だと思わないこともなかったが、レスカを腕に抱くことの方が優先された。
―カフェオレお姉様と、エッチしてるの?
午前のミルクの言葉が思い出される。
ずけずけ聞きやがって、と苛立ちを繰り返しながら腸詰めをかじる。
問いに対する答えはイエスとノー両方だ。
そう答えればきっとミルクは食いついてきただろう。
馬鹿正直に全てを告白するつもりは、勿論、ダ・サイダーにはない。
151:姉彼3
13/03/09 01:48:05.70 hxGR4T8x
栗色の髪と瞳の女がどん、とボトルと皿をテーブルに置く。
「これ、伝票です。」
「……。」
怒気を漂わせる女から伝票を受け取るが、思い立ち、その手をそっと握ってみた。
「…!あのぉ……、」
満更でもなさそうに 女は頬を染め、はにかんだ。
フッと微笑みを返し、たいていの女が落ちる低めに抑えた声で、
「ありがとう。キミのような可愛らしい女性にサーブしてもらえてオレは幸せだ。
今度はテニスでもしたいもんだ…サーブ、レシーブってな。」
などとうそぶいてやる。
きゃああ、と声にならない声で小さく感激した女は嬉しそうに、耳元に上がりの時刻を囁いて駆けていった。
ふん、と鼻をならし、ダ・サイダーはさっさとボトルを空け、残った腸詰めを平らげ、チーズを隣の席にやり会計を済ませて店を出た。
辺りは賑やかな歓楽街な為、これから盛り上がりを見せる頃だった。
中途半端な酔いの頭を揺らしながら、ダ・サイダーはぶらぶらと街を歩く。
半裸の娘が客引きするのににやけながらも、怪しげな薄布の入口を潜る気は湧かなかった。
女を買ったことはなく、それどころか経験回数ですら片手で足りるダ・サイダーは、
城下街の噂の中では数多の姫君を恋心に堕とし、女を奏でることはお手の物なプレイボーイのイメージも語られている。
わざわざ訂正する必要もなく放っておいたが、一人歩きした噂を耳に入れたレスカにじとっとした目で問い質されたことを思い出した。
あれは付き合う前だったが、嫉妬剥き出しで根掘り葉掘り聞いてくるレスカを心底不思議に思ったのだった。
あてもなく街をぶらつくのも飽きて、ダ・サイダーは戻るかと足を城の方角へ向ける。
相変わらず客引きがダ・サイダーの関心を引くような口上を投げかけてくるが、彼は全く聞いていなかった。
一旦意識が一方へ向かうと周りの音は遮断される。―レスカがそれについて苦言を呈したこともあった。
レスカに謝ろう、とただ心に決めて、道を急いだ。
152:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:49:17.40 hxGR4T8x
たった5回。それで全部だった。
初めてはアルミホエール号の中で、次はアララ城のレスカの部屋で。
ダ・サイダーの部屋、またレスカの部屋、最後が財務大臣の執務室だ。
いつも柔らかな身体を抱きしめるだけで精一杯で、最後まで至ったのはそれだけだった。
情けない話、ダ・サイダーがその気になっても下半身が言うことを聞かなかったこともある。
ずっと触れていたくて、もっと深く奥へと願うのに、思い描いた通りには進められずにもどかしい気持ちでいっぱいで。
胸の中に想いは溢れて蓋が閉まらなくなっているのに関わらず、常に腹は減っているし喉は渇いていた。
ついにダ・サイダーはつきまとう息苦しさから一時的に逃げた。
徐々に熱は下がり、通常の視界を取り戻す。
が、その代償に。
『ダ、ダ・サイダー、あのさ。今日、あた……、』
『あ、おっおう?!王様に呼ばれてっからまたなぁ!』
レスカに対するぎこちなさが残った。
じゃあどうすれば良かったのか、と空に問うが答えは返ってはこない。
自分で絞り出すしかないのだ、結局は。
「……どわっ!?」
暗がりにしゃがみ込む影に、ダ・サイダーは叫び声を上げた。
「なによその態度。失礼しちゃうわね……!」
ダ・サイダーの自室前に膝を抱えたレスカがいた。
じろりと目だけ動かし、ダ・サイダーを睨みつける。
がりがりと頭を掻きながら、仕方のない反応だろうとダ・サイダーは思った。
153:姉彼5
13/03/09 01:51:41.60 hxGR4T8x
「…んな暗い所にしゃがんでっと、オバケかと思うだろーが!……はぁ、いつからいたんだよお前……。」
「あのまま城に帰って……ずっとよ。」
「アホか!部屋入ればいいだろ、肩が冷えてんじゃねえか……。
女は体冷やすのはよくないとバアちゃんがプールに飛び込みながら言ってたぞ?バッチャーン!てな…
あ、や、すまん。オレ様が悪かった!」
レスカが拳を固く握りしめるのを見て、ダ・サイダーは慌てて言った。
「まあ、その……部屋入れよ。」
困惑しながらも扉を開けてレスカに中にはいるように促すが、彼女はしゃがんだまま動こうとしなかった。
仕方なく、名前を呼んで動くように促した。
「レスカ」
「…なんか、言うことないの?」
じっと下から睨みつけてくる瞳を逸らせず、ダ・サイダーは唾を飲み込むのが精一杯だった。
話は部屋に入ってからだ、と言うとレスカは渋々といった風に立ち上がり、室内に入った。
ランプのぼんやりとした明るさの中で、ダ・サイダーは外出着をばさばさと脱ぎ捨てていく。
入口で立ち止まったままのレスカはそれをチラチラと見ては頬を赤らめていた。
「スケベめ……オレ様のヌードがそんなにみたいのか?」
「ばっ、違うわよぉ!!」
からかうように言うと、勢いよく否定の言葉と共にハイヒールが飛んできた。
すこーんと頭に直撃し、ダ・サイダーはうごっと呻いて頭をさすった。
「いってえな!スケベ狂暴女!!」
「だーかーら!見たくてみたんじゃないわよっ!あたしのほうが精神的苦痛で慰謝料もらいたいくらいだわっ!」
「んだと!?」
「なによ!?店でのセクハラ発言も併せて倍額とってもいいのよ!?」
レスカに対する恋心から生まれた性欲がセクハラ、と若干ショックを感じながらも、ダ・サイダーはブチ切れたように叫び返した。
「ヤりてえからヤろうって言っただけだろうが!!あの場でひんむいて犯されなかっただけマシと思え!!」
「はあああ!?お、おか…!?ケダモノじゃないの、ケダモノ!さらに慰謝料追加するわよ!?」
「あー金、カネ、金ってなぁ!お前はなんでそんなに意地汚ねぇんだか!
おう、昼間のナントカいう王子様に気に入られて良かったじゃねえか?!金あるし、地位はあるしなっ!」
「はあ…!?」
驚愕の表情を浮かべたレスカは、次の瞬間には目を吊り上げて般若となった。
154:姉彼6
13/03/09 01:52:51.76 hxGR4T8x
ダ・サイダーは思わず身構えたが、すぐにその表情は解かれ、呆れたようなレスカの顔が表れた。
「あっそう……そうね。王子なら服もアクセサリーもバッグも靴も、何でも買ってくれるわよね。
イケメンだし、優しいしどっかの駄洒落バカよりユーモアがあって話も面白いし。」
「ぐっ……!レス、」
何か言い返そうとダ・サイダーが口を開くより先にレスカが言葉を重ねていく。
「あんたなんか中身は幼稚園児だし、浮気性だし、いまいち格好つかないし、
すぐ調子乗るし、馬鹿だしスケベだし救いようのないアホだけど……。」
一息でそこまで言うレスカにダ・サイダーは怒りより先に感心してしまう。
が、内容はまるっきり悪口な為に反撃しようと口火を切る寸前、
「どうしようもなく、……好きよ。」
好き、の部分はごくごく弱く小さい声だったが、ダ・サイダーの胸には染み渡った。
これは夢か?と一瞬頭を過ぎるが、思いつめた顔のレスカが目に入るとそんな思いは失せた。
気付くと、微妙に保っていた距離をずんずんと詰めていた。
手を伸ばせばその髪に、唇に触れられる。
そこまで近づいて、やっぱり躊躇した。
「えー……っと、な……うん。」
口ごもりながら言葉を探す。何を言うべきか、何から言うべきか。
寧ろ、言葉ではっきりくっきり説明がつくことなのか―…
ダ・サイダーはこの時何となく分かった。
先ほどレスカの言った言葉がそのまま、答えだったのだ。
オウム返しの如く伝えるのは自尊心が許さず、しかし浮かんだ言葉を口に出すのは憚られる。
この期に及んで情けない、と己を叱咤し奮い立たせるのを、レスカの次の行動がぽきりと挫いた。
「……もういいわ。」
溜息に紛れた苛立ち含みの呟きを一つし、
少しつま先を上げて、ダ・サイダーの唇に自分のそれを重ねたのだった。
「……!れ、」
「身体にきいてあげる。」
勢いで押し切られたダ・サイダーをベッドに押し倒し、レスカは馬乗りになった。
155:姉彼7
13/03/09 01:53:35.76 hxGR4T8x
***
「……最初の威勢だけな。」
心底がっかりという風にダ・サイダーが口の中で呟く。
汗で額に張り付いた髪をうっとうしげに指ではらい、レスカはダ・サイダーの視線から逃れようとあらぬ方向へ目線をやる。
「……うっさいわね……あんたこそ何よ、すっかり調子でてきちゃってさ!」
はて、そうだったか?などととぼけながら、ダ・サイダーは頭がすっきりとしていることに気付く。
「うだうだ悩むより行動ってか……、してレスカよ。」
「んーん?」
自身の裸の胸を人差指でなぞり下り、終着点を指さしてみせ、
「オレ様の身体にはちゃんと聞けたのかっ?」
にやっと思い切り底意地の悪い笑みを浮かべた。
レスカが顔を真っ赤にして枕を投げつけ、それをダ・サイダーが顔面で受け止めることとなった。
「ふぐっ!」
「死ねバカ!」
枕がぼとりと落ちると、第二撃の燭台が飛んできて、これまたダ・サイダーの顔面に直撃する。
「ぐあ!!」
「…これからじっくり説明してもらうわよ、色々と!」
凄むレスカに対して、ダ・サイダーは表情を僅かに曇らせた。
「……む、善処するがお前が納得するかは知らんぞ?」
「?」
全く自分らしくないことだった、とダ・サイダーは振り返る。
直球ストレート、気の赴くままが自分の信条だったはずだ。
―がめつくて、気が強くて、高飛車で、意外と脆くて、ケバくて、がさつで、でも。
「……惚れてんだろうなぁ……、」
「何ぼそぼそ言ってんのよ?」
「んー?あ~、べっつにィ~?」
せせら笑うダ・サイダーの様子にレスカはカチンと来たらしく、
「!何かムカつく…!」
「あ、ダメ、レスカさん!ギブギブ!うぐぇ…っ!」
一見ベッドの上でじゃれついているようだが、本気の絞め技にダ・サイダーは目の前にお星さまが輝いているのが見えたのだった。
156: 忍法帖【Lv=2,xxxP】(8+0:8)
13/03/09 01:56:36.87 hxGR4T8x
>>152は姉彼4です 抜けてたすみません
残りはラムミルメインのラムネス編で終わり+α投下予定です
もう少しお付き合いください
157:名無しさん@ピンキー
13/03/09 01:59:18.17 hxGR4T8x
何でレベル2……orz
158:名無しさん@ピンキー
13/03/09 23:28:34.71 7VLJCu+t
うおおお投下おつ!!
あとで感想書きに来る!!
159:名無しさん@ピンキー
13/03/10 02:06:55.15 4ldkkQSO
>>144
続き嬉しいぜ
エロガキダ・サイダーwわろす
レスカのことを気遣えないのがこいつらしいよな…初めてだからしょうがないけど…
二人っきりで寄り添って暮らしてきたんだから
こうなるのは超自然な成り行きだな!
くすぐったがりなレスカかわいい
くすぐったい場所は性感帯になるってどっかで聞いた 将来有望だな
>>149
そんなに崩壊してなかったよ
やや全体的にシリアスってだけで…あかほりテンションよりも
ダ・サイダーかっこよすと思ったらとんだヘタレだよw
でもレスカはそれでもいいんだろうな
ちょっと距離を置かれたことで腹をくくるレスカの潔さがかっこいいね
一周回って納得するというじれったさがダーレスらしいわ
他の女をくどいてみてレスカに辿り着くとか!裏三姉妹でこれが欲しかった!
>いつも柔らかな身体を抱きしめるだけで精一杯で
ってのが恋心が先走り過ぎて…ってかんじなのかな
ダ・サイダーもたいがい素直になれないよな
妄想でさえなかなかくっつかない二人w
しかし相変わらずいろんな引き出しがあってすごいな
ラムネス編も楽しみにしてる!
そしてまたダーレスもw
160:名無しさん@ピンキー
13/03/10 13:22:22.06 6JLWd9PA
>>159
感想あざす!
ガキで初めてなら遊びの延長みたいな自分勝手なエッチかなあと思うんだ
あと、小さい頃から一緒だったわりに、ダ・サイダーがレスカをそういう対象として見てるってのがミソだ
つかハルマゲ時代に性交渉があった場合だと、
TV本編前に洗脳(らしきもの)によって恋愛感情リセット&レスカを性の対象とは認識できないことになってる位じゃないと
性格の鈍さ・素直になれないを差し引いてもくっつかないのはおかしいだろ…て思うわ
>くすぐったい場所は性感帯になる
マジか…いい事をきいた
>>149
キャラ崩壊ひどくないなら良かった
ダ・サイダー悩みすぎ&レスカ積極的に行動しすぎかと思ったが、恋でネジが吹っ飛ぶこともあるよな
ほんと妄想でさえ自由にならなくて困るwだがそんなダーレスが好きだ!
いつまでも夫婦漫才やって喧嘩して意地張りあって、でもラブな二人を愛でたいわ
ラムネス編はこれから着手するけど、ラムミルは逆にイチャラブが過ぎる……
ダーレスとはまた違う難しさがあるからなかなか書きはじめが決まらんのよ
うぶなのかプレイボーイなのかいまいちラムネスが固まらない
それとは別に、今夜突発的なダーレス散髪ネタ投下するぜ
エロよりシチュエーションが書きたいことが多いからエロはおまけ扱いになっちゃうよ
161:名無しさん@ピンキー
13/03/10 23:43:48.01 4ldkkQSO
>>160
幼少期は、性的対象はともかく、恋愛感情はあったと思うんだよなー
レスカは「あたしの初恋」で暴露済みだしw
>うぶなのかプレイボーイなのかいまいちラムネスが固まらない
同意同意
天然尻軽ってのとも違うしなあ
どちらかというと策士?
でもぶっちゃけ「最後には結局ミルクとくっつきますよ」的なオチが無きゃ
ほんとにミルク好きなのかも疑問に思う尻軽っぷり
散髪!
その言葉だけで萌えられる!
絶対ダ・サイダーの髪はレスカが切ってるよね的なネタかな?
ネタのみなら(こればっかりでスマン)洗髪ネタもあるのよ
ダ→レスもレス→ダも
レスカは絶対病院で洗ってやってたと思うんだよ
>エロよりシチュ
これまた同意
エロは正直何パターンも書けるほど引き出し持ってないw
162:散髪
13/03/11 02:14:40.72 OrRABjve
>>161
ダ・サイダーはいつも自分で切ってるイメージだった…
てことでダーレス散髪ネタ投下
*****
じょきん。
耳のすぐ横で刃が噛みあう音がし、ダ・サイダーは胸の中で十字を切る。
ばらばらと散らばり落ちる大量の青い毛を見て、「どこが梳く、だ」と泣けてきた。
どうか、レスカが早く飽きますように―悲鳴のような祈りを天に捧げて、ダ・サイダーは思考を止めた。
*
只今、ダ・サイダー一行はアルミホエール号で宇宙の旅へと繰り出していた。
何というわけでもなく、自分の腰に届く青髪を摘みながら、
「伸びてきたなぁ」とダ・サイダーがぽつりと零した時だ。
ホントねえ、とレスカがまじまじとダ・サイダーの長髪を眺め、ふと目を輝かせて言った。
163:散髪
13/03/11 02:15:33.00 OrRABjve
「あたしが切ってあげる」
ぎらりと銀色に輝くハサミを手に、そんな恐ろしいことを。
ひきつるダ・サイダーが一瞬固まると、肩パットからヘビメタコが飛び出してきて、レスカに喰ってかかった。
「ブスねえちゃん、アンタはセンスも腕もないんだから、ダーリンの綺麗な髪を切るなんて馬鹿なことは考えないで、
自分の鼻毛でも耳毛でも好きなだけ切ってろジャン!」
「んだと!?あったしにそんなモン生えてるわけないだろが、クソ爬虫類!
あんたこそ、その伸びないピンクの人口毛なんざ抜いちまえ!」
「乙女のツヤ髪になんてこと言うジャン!!」
「悔しかったら毛根作ってから言いなさいよ!」
「ま、まあまあ、二人とも…!」
二人を宥めながらダ・サイダーはレスカに向き直る。
「…えーと、レスカ。あのな、オレ様は髪の毛だけは耳の遠いじいちゃんに切ってもらうと決めておるのだ。
すなわち、『髪を切ってくれ』『へ、あ~?』…!」どうだぁ!?」
「ダーリン!!超絶面白いじゃん!!」
「ぬわっははは~!そうだろう、そうだろう!」
「……くっだらな……いいから、お風呂場来なさいよホラ!」
こめかみを抑えて二人のやりとりを見ていたレスカだが、業を煮やしたようにダ・サイダーの耳を引っ張って引き摺って行った。
「ぎゃー!!テストでチラッと解答見せてやるから堪忍してくれ、レスカ~!!」
「そりゃカンニングだろっ!!」
「ドゥワァ~リン~!!ブス姉ちゃんダーリンを放すジャン、ダーリーン!!」
「アンタはここで大人しくしてなっ!!」
ヘビメタコを押し込んだ肩パットをグルグルとガムテープで封じられ、レスカは部屋に置き去りにしていった。
「ダァーリ~~ン!!」
ヘビメタコのくぐもった悲痛な叫びだけが室内に響き渡っていた。
164:散髪
13/03/11 02:17:35.58 OrRABjve
*
「……さ、服脱いでこのイスに座ってね」
ウキウキワクワクといった感じでレスカはダ・サイダーに散髪の準備を促す。
ケープとタオルを脱衣所から持ってきて、どこから調達したのか腰のシザーバッグにハサミと櫛を入れる。
「ううっ…丸刈りにされちまう…!れ、レスカさん考え直すなら今の内に…」
「ごちゃごちゃ抜かしてないで早くしてよ、もう!」
「はあ……」
覚悟を決め、ダ・サイダーはベルトを外しズボンを下ろそうとしたが、焦ったレスカが止めに入った。
「ちょ、ちょっと!変態!バカ!何脱いでんのよー!?」
「へん…お前が脱げっつったんだろうが!?」
「上に決まってんでしょお!何で素っ裸で散髪すんのよ!?」
「だったらそう言えっちゅうの!そういうプレイかと思ったじゃねえか!」
「なんのプレイじゃ!!」
夫婦漫才のような掛け合いをしながら、ブツクサ言うダ・サイダーは上半身の衣服を脱ぎ捨てた。
引き締まった筋肉が綺麗についた半裸が姿を現し、レスカはどぎまぎと思わず目を逸らす。
「ん……何だ、自分で脱げとか言っときながらよー。このオレ様の美しい肢体に見惚れてしまうとは…!
しかし安心しろレスカよ、お前が未熟なのではない…ああ、美しさとは罪である!」
「グダグダ訳わかんないことを、言ってんじゃねぇ!」
半分は図星なので、ダ・サイダーに当たり散らしながらレスカはケープをばさりと広げた。