ガールズ&パンツァーでエロパロat EROPARO
ガールズ&パンツァーでエロパロ - 暇つぶし2ch250:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:03:12.93 H80md7QK
5

『…』

アキモフはノンナの肩に手を置いたまま動かない。しかし、背後からの舐めるような粘つ
く視線は感じるとことはできる。

『我が祖国でも戦車道は盛んだ。なぜ、わざわざ極東の島国のハイスクール、つまり、君
達プラウダ高校に支援を行うと思う?』

ノンナはほんの一瞬だけ逡巡する。世界最強の陸軍国であるアキモフの祖国に無く、自分
達の国にあるもの…

『西住流…』
『素晴らしい!』

アキモフはノンナの背後に立つのをやめ、ソファに座りなおした。

『その通りだよ、ノンナ。いや、こう呼ばせて貰おう。“同志”ノンナ』

馴れ馴れしいアキモフの言葉を無視するように、ノンナは能面を崩さないが、明らかに変
わったアキモフの口調と態度に内心、戸惑いを隠せない。

『重戦車の同時運用による、一糸乱れぬパンツァーカイル(装甲突撃)、犠牲を厭わず目標
に向けて攻撃を続ける強固な意思。挙げればキリが無いが、正に純粋な“戦車戦”の在る
べき姿がそこにある』

ノンナは話を聞きながら、心がざわつくのを感じる。それは、アキモフの変貌のせいだけ
では無いような気がした。

「我々は、君達が今年も決勝戦で西住流の黒森峰と戦ってくれることを期待した。だから
こそ、これほどまでの支援を続けてきたのだ。しかし、結果はどうだ?」

何故かニヤつきながら話すアキモフに嫌悪感を募らせつつ、ノンナは口を開いた。

「しかし、大洗のリーダーの西住みほも西住家宗家の次女です」

「その通り。しかし、西住流の真価は、ファシスト達の作ったあの芸術的な重戦車の運用
によって真価を発揮する」

251:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:04:47.08 H80md7QK
6

なぜ、こんなにも心がざわつくのか、ノンナはようやく理解した。

アキモフの自分に対する視線。目、口、首筋、胸、スカートから伸びる太もも…

普段は気弱な風を装っている、目の前の男が、二人きりになった途端、自分のことをそう
いう目で見ている…ノンナは心の中に、まるで初夏の泥炭地のような腐臭が満ちていくのを感じた。

『そう言えば、昨年、君達は黒森峰に勝利したが、あれは西住みほの愚かな行動のおかげ、
と言うのは言い過ぎかな』

その一言がノンナの心に嫌悪感とは違う感情を呼び覚まさせた。

自分達は全国大会で優勝するために、辛い演習に耐えてきた。その結果、プラウダは黒森
峰に勝利したのだ。そして、黒森峰のフラッグ車を撃破した時のカチューシャの喜ぶ姿を、
ノンナは忘れることが出来ない。それを否定し、おとしめることだけは許せない。

『まぁ、昨年はそれまでの戦闘で何とかデータを集めることは出来た。本国へ報告書を書
く時は苦労したがね。しかし、今年はどうすれば良い?』
『意見をお求めでしょうか』

ノンナは敢えて、とぼけた質問で返した。一刻も早くこの場から立ち去りたい。この男と
同じ空気を吸っていたくない。アキモフはノンナに発言を促すように顎をしゃくった。

『練度の高い軽戦車・中戦車の連携攻撃が重戦車の一隊による攻撃をある程度防ぎ、また、
反撃さえしたのです。検証・報告するに足るデータは十分収集することが出来たと考えます』

『流石だな、同志ノンナ。私もその方向で行くしかないと思っている。何しろ彼女達の戦
法は私が見てきた戦車道の中でも群を抜いていた』

252:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:05:44.94 H80md7QK
7

アキモフはソファの背もたれに背中を預けてニヤリとしながら言った。

『38(t)1両の強襲でT-34の2両が撃破、1両が擱座、1両が小破させられたのだ。彼女
達の練度が高かったのか、もしくは、君達に問題があったのか、確かに検証しがいはあるね』

演習や試合でも滅多に点ることの無い冷たい炎が、ノンナの心に青く点った。無言でアキ
モフを睨みつける。しかし、アキモフはカチューシャが居た時とは違い全く意に関せずと
いった体で続ける。

『しかし、大変だな。今年は対重戦車戦闘についての報告書をまとめようとしていたのだ。
もう序文も書いている。全く1から書き直しとなると、なかなか骨が折れる』
『我が校は、協力は惜しみません』

ノンナはすっと立ち上がった。

『演習があります。退席してもよろしいでしょうか』

氷のように冷たい能面を顔に張り付かせてノンナは言った。

『もちろんだ』

アキモフも立ち上がり、ノンナに手を差し出した。アキモフに触れるのは嫌だったが、ノ
ンナも手を差し出す。生暖かい嫌な感触が掌を包む。

『頑張ってくれたまえ。本国はどう言おうが、私は君達プラウダに期待しているのだ、同
志ノンナ』

『ありがとうございます。来年度こそは期待にお応え出来るよう、卒業まで後輩の育成に
全力を尽くします』

ノンナは手を離そうとしたが、アキモフの手はがっちりとノンナの手を掴み、離さない。

『しかし、だ…』

アキモフは視線を落とし、溜息をついた。

『私は報告書の作成に全力を注がねばならない。その他の連絡官としての事務はなるべく
削らざるを得ないだろう』

253:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:07:06.47 H80md7QK
8

『…』

アキモフは落とした視線をノンナに戻す。目を見開き、口元を歪めながら。

『実は本国陸軍大学教授団より、プラウダ高校視察の打診を受けていてね』
『!』
『例年、私が方々に掛け合って、停めていたのだが、これが中々骨が折れる仕事なのだ。
新規の報告書を書きながらでは難しい。今年は受けざるを得んな…』

陸軍大学教授団の視察。

それは言葉通りの意味では決してない。アキモフの祖国の軍隊は依然、旧態然とした風習
が残っている前近代的な体制である。特に高齢かつ階級の高い教授達が、わざわざ極東の
島国の女子高に視察に来る理由は…

『勿論、来るとなれば、君達の支援も必要になる。昼間の演習計画も建てねばならんし、“夜
の慰問”についてもお願いせざるを得ない』

そう、彼等の本当の目的は“夜の慰問”。

『その点については、心配しておらんがね。君達、ホッカイドウの女性は黄色人種にも関
わらず、肌が白く美しい。特に…』

アキモフは一呼吸置き、強調するように言った。

『カチューシャは本国の教授達にいたく人気でね。老人達は歳の割にはかなり幼く見える
あの容姿が堪らないらしい。全く連中の嗜好は同じ国の人間として恥ずかしいよ』

表情こそ変えなかったが、ノンナは背筋が凍りつくのを感じた。泣き叫び抵抗するカチュ
ーシャを複数の老人達が押さえ付け、凌辱の限りを尽くす…

『まぁ、昼間の演習で大洗の時のような無様な姿は晒さないでくれたまえ。それだけが心
配だよ』
『何とかお断り頂くことは出来ないのでしょうか』

冷たい声だったが、ノンナは必死だった。

254:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:09:10.95 H80md7QK
9

アキモフはわざとらしく、おや、という顔をしてみせる。

『先程も言った通り、報告書の作成で手一杯でね』

『御支援はいくらでも致します。データにつきましても出来る限りのことは…』

『必要なデータは全て受け取っているし、私達が独自に入手したデータも十分にある。報
告書の方針も決まっている。あとは本文の記述だけだ』
『では、何をすれば…』
『要は私の“やる気”次第なのだよ』

アキモフは握手の手を強く握ると、ノンナを自分の身体にぐっと引き寄せた。170cm以上
の身長があるノンナでも、見上げねばならないほどアキモフの背は高い。

『君は私に“やる気“を起こさせる為に“何をしてくれる”のかな?同志ノンナ…』

顔を着けんばかりに寄せながら、アキモフはノンナに問い掛けた。握手をしていない左手
はノンナの腰に添えられる。思わず視線を逸らした次の瞬間だった。

『んっ…!?』

男の体臭が鼻腔を突く。アキモフの顔が更に近くに寄せられ、ノンナは自分の唇に不快な
柔らかさを感じた。

いつも冷静なノンナでも一瞬、何が起こったのかわからなかったが、唇を奪われているこ
とにすぐに気付いた。空いている右手で密着するアキモフの身体を必死に押し剥がそうと
するが、その巨体はびくともしない。

ノンナが無駄な抵抗を続けるのを無視するかのように、アキモフの左手が腰からノンナの
短いスカートの中に入り込む。

入り込んだ左手はノンナの尻をいやらしく撫でると、尻の割れ目を通り越して、指先をノ
ンナの股間に進め、強く押し付けた。

(!!)

255:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:10:37.36 H80md7QK
10

身体の一番敏感な部分に加えられた強い刺激は、痛みとなって股間から脊髄を貫く。唇を塞がれながらも思わず、あ、と声を漏らした次の瞬間、開いた口にぬめりとアキモフの舌が入り込んでくる。

生臭く煙草臭いアキモフの唾液がノンナの口内に流し込まれる。吐き気を催しながら、ノンナはアキモフの舌を噛んだ。

『…ッ!』

祖国の言葉で悪態をつくアキモフを突き飛ばし、ノンナが執務室のドアノブに手をかけたその時…

『“それでいい”のかね?』

アキモフからかけられた声にノンナの身体はドアノブに手をかけたまま
凍りついた。

このまま、逃げることも出来る。しかるべき場所に訴えれば、アキモフと二度と会わずに済むかもしれない。

しかし、“それでいい”のか…

傍から見れば数瞬の逡巡だったが、戦車道で常に瞬時の判断を降してきたノンナにとっては、長く辛い時間だった。

ノンナはドアノブにかけた手を離し、ドアの錠を回した。一つ小さく息を吸い込んで、振り返る。

『失礼致しました。アキモフ連絡官殿』

『良いのだ。ドアの錠をかけるのを忘れていたね。失礼した。それと…』

アキモフはノンナを足先から顔までを舐めるように見た後、言った。

『私のことも、“同志”と呼んでくれないかね?』

256:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/28 22:12:46.95 H80md7QK
こんな感じです。
後はどうなるか、分かりますね?
続けてOKかな…

因みにこのSSはフィクションであり、実在の人物・組織・国家などの団体とは
一切、関係がありません。

257:名無しさん@ピンキー
13/09/28 23:20:36.28 mxjvUdvA
悪くは無いとは思うが・・・・
大傑作のフタナリゆかりんのインパクトに比べるとなあwwww

258: ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:31:12.49 DPDzbO0A
>>257
そうっすよね~ww
つなぎのつもりでよろしくですw

259:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:40:03.66 DPDzbO0A
>>256の続き

11

『はい…同志…アキモフ…連絡官殿』

アキモフは満足げに口角を歪めた後、ノンナを見遣り『素晴らしい』と一言呟いた。

『失礼。ここからだと君の立ち姿を上から下まで眺めることができる。日本人とは思えないくらい見事に均整が取れた美しさだ』

『…ありがとうございます』

『ずっと眺めていたい程だよ』

ノンナはアキモフが自分の顔よりずっと下の一点を見つめているのに気付いた。

胸?腹?

(股間…)

アキモフはノンナと目を合わせると、ゆっくりと腕を上げて、今まで自分が見ていた部分を指差し、その指先を地面に向けた。

ノンナはその意味を瞬時に察した。微かに鼓動が早まるのを感じながら、スカートの中に両手を差し入れ、両手でショーツを下ろす。股間に直接触れる外気の感触が冷たい。

アキモフが粘つくような視線でノンナがショーツを下ろす動作を見守っているのを感じた。

『脱いだらこっちに持ってきたまえ』

ノンナは執務机の上に腰を預けるアキモフの下へ、ゆっくりと歩いていく。

『私も昔、戦車に乗っていてね。私の場合は戦争で、だが』

歩幅を進める度に心の中に青い怒りの炎が燃え盛る。

『戦場では戦車は歩兵と連携せねばならん。無線も勿論使うが、爆音が響く中、お互いああやって、目配せや手振りで意志を疎通するのだ』

260:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:47:15.70 DPDzbO0A
12

そして、同時に心に冷たい吹雪が吹きすさぶ。卑劣な手段で、自分の身体を要求する目の前
の男に対する激しい憎悪。

『君は優秀な戦車兵だよ、同志ノンナ』

ノンナはアキモフの目の前に立った。『ブリザード』とまで言われた凍れる心は、青い怒り
の炎と吹きすさぶ憎悪の吹雪で満たされている。

しかし、その二つだけではない感情がアキモフに近付くにつれ、大きくなる。それは、いく
ら戦車道で鍛えた強靭な精神でも、消すことの出来ない女としての本能…。

『恐怖、を感じるかね?』

一瞬だけ眉を動かして崩れたノンナの表情を確かめると、アキモフは執務机のへりから腰を
上げると同時に、ノンナの唇に自分の唇を押し付けた。身体を密着させ、貪るように唇を奪
うアキモフを意に介さないかの如く、無表情を装い、唇への凌辱を受け止める。

唇にアキモフの唇とは違う濡れた感触を感じる。ピタリと閉じられたノンナの唇をこじ開け
るかのように、アキモフの舌が這っているのだ。

261:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:49:58.79 DPDzbO0A
13

ノンナは自分の出来る最後の抵抗として、無表情のまま頑なに唇を閉ざして、アキモフを拒
んだ。

アキモフはノンナの意図を察したのか目を細めると、右手をノンナの後頭部にやって、髪の
毛を掴み、唇をなめ回す様に舌を動かす。掴まれた髪の毛のせいで、ノンナは首の上を動か
すことが出来ず、なすがままに唇の周りを蹂躙される。

ちゅぱ、ちゅぱという湿った音が執務室に響くと同時に、ノンナの白く、きめ細やかな肌を
味わうようにアキモフは自らがなすりつけた唾液をジュルジュルと音をたてて吸う。おぞま
しい行為に関わらずノンナは無表情を崩さない。

しばらく、舌による侵入に固執し続けたアキモフは口を離す。はぁはぁと生臭い息を吐きか
けられ、ノンナは無表情のまま視線を少しだけ横にずらした。

『強情な子猫だ』

子猫。その陳腐な表現にノンナは吐き気を催す程の嫌悪感を覚える。

『先程のように、無理矢理口を開けさせても良いのだよ、同志ノンナ。しかし、“それでい
い”のか?』

ノンナは表情を変えないまま、アキモフを見上げた。

『いいえ。同志アキモフ連絡官殿…』

ノンナはゆっくりと唾液まみれの口を開ける。アキモフは満足の笑みを浮かべると、ノンナ
の唇に再び貪りついた。

『ん…』

ノンナをかき抱くようにしながら、アキモフは先程と同じように激しく唇をノンナに押し付
ける。開けた口から腐臭と共に、再びアキモフの舌がノンナの口内に侵入した。

『…』

饐えた臭いと共にアキモフの舌はまるで別の生き物のように嬉しそうに、ノンナの舌に絡み
付いた。

ノンナは軟体生物が自分の舌と交尾しているような感触を覚え、流し込まれる唾液の腐臭と
の相乗効果から、激しい嘔吐感を覚える。

怒りと憎悪に任せ、先程の様に、舌を噛んでやろうかと強く思うが、同時に頭の冷静な部分
が、それを拒絶する。

262:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:52:28.65 DPDzbO0A
14

もし、自分が再び、アキモフの舌を噛み、部屋を飛び出したら…

泣き叫び、複数の老人達に蹂躙される仲間達。そして、その中には、カチューシャが…

(これでいい…)

ノンナが心の中で呟くと同時に、まるで心を読んだかのように、アキモフはノンナの脇下か
ら手を差し入れ、身体を密着させた。

『んっ…』

と思わず声を上げたノンナを、アキモフは軽々と持ち上げ、自分が腰を預けていた執務机と
入れ替わるように、座らせる。アキモフは執拗に唇への執着を続け、無表情のノンナは体を
反らし、後ろに手をつく。

アキモフは背中に回している右手でノンナの後頭部を掴み、左手を右太ももの下に差し入れ
持ち上げる。

白く滑らかなノンナの脚がミニスカートからこぼれ、あらわになる。そのまま、アキモフは
ノンナの腰に手を這わせ、強く自分の方に引き寄せた。

剥き出しになった身体の一番敏感な部分に、ちょうど立ち上がったままのアキモフの股間が
当たる。痛みと共にアキモフのズボン越しに固い何かが当たるのを感じると、ぐっ、とアキ
モフが腰を前に押し出し、さらに強くノンナの股間に押し付けた。

『ッ…!!』

激痛が走るが、せわしなくノンナの身体をまさぐるアキモフと違い、ノンナは眉間に少し皺
を寄せただけだった。

ノンナが無抵抗、無表情なのを良いことに、アキモフはノンナの薄い唇を貪り、ズボン越し
に股間を激しく擦りつける。

それでも、ノンナは無表情を崩さないように懸命に耐えた。声を上げたり、抵抗してしまう
と、アキモフに屈服するように思えたからだ。激しい痛みを怒りと憎悪で塗り潰し、恐怖を
女子高生を脅迫して凌辱するアキモフへの軽蔑で紛らわせた。

263:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:54:40.17 DPDzbO0A
15

存分に、ノンナの唇を楽しんだらしいアキモフはゆっくりと口を話す。唾液がノンナの口か
ら透明な糸を引いた。

『はぁはぁ、少し痛かったか?』

アキモフは息を荒げながら、興奮が隠しきれない顔を近付けて言う。アキモフも口の周りも、
唾液でべとべとになっている。

『いえ…』

ノンナはアキモフから視線をそらせ、窓の外を見る。西日が射すグラウンドに整列し始めた
T-34が視界に写る。

アキモフはノンナの小さな顎を掴み、自分の方に向かせた。

『ブラウスを脱ぎたまえ。私も準備しよう』

アキモフは顔をノンナに近付けて、自分のズボンに手をかけた。

少しだけ、逡巡してノンナはブラウスのボタンを一つ一つ外していく。ブラウスは、アキモ
フと自分の口から滴り落ちた唾液でベトベトに濡れている。


せわしなくズボンを下ろそうとするアキモフとは対照的に、ノンナはゆっくりとボタンを外
す。

ベルトを外すカチャカチャという金属音。

ジッパーを下げる音。

布が擦れ、床に落ちる音と共に、アキモフの口臭や体臭とは違う、酸っぱい臭いが鼻をつい
た。

思わず、臭いの元に視線をやる。自分のキャミソールからこぼれる胸の谷間越しに、くしゃ
くしゃになったアキモフのシャツから覗く桃色の男性器があった。

264:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:57:01.59 DPDzbO0A
16
『…』

『初めて、ではないだろう?』

無表情を崩さないノンナにアキモフは嬉しそうに声をかけた。

『これが今から君の身体の一番大切な部分に入るのだ』

でっぷりと太った毛むくじゃらの腹越しに見えるそれは、ヒクヒクと脈打ちながら先端をノ
ンナに向けている。それは、男性器と言うよりも、剥き出しの内臓というイメージをノンナ
に与えた。

ノンナの心の中を複数の感情が掻き回す。

卑劣な手段で肉体関係を求めるアキモフへの怒り、アキモフの口臭や体臭への生理的嫌悪感、
男性器が自分に向ける、剥き出しの欲望への動揺、そして…

初めて胎内に男性器を受け入れることへの恐怖。

アキモフはぺっぺっと手に唾を吐くと、それを自分の男性器に扱くように塗りつけた。無表
情でそれを見つめるノンナにアキモフは、興奮を隠しきれない顔で『濡れてないだろうから
な』と告げた。

ぐちゃっ、ぐちゃっ、と音を立てて扱き続けられるアキモフの男性器は、唾液に濡れてテラ
テラと光を反射している。

こんなものが自分の中に…嫌悪感が吐き気を催す程、高まる。

『同志アキモフ連絡官殿…やはり…』

能面のままノンナはアキモフに言うが、アキモフはノンナを無視するように言い放った。

『同志ノンナ。我々は志だけではなく、肉体も一つになるのだ』

265:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 08:59:42.19 DPDzbO0A
17

アキモフは男性器の先端をノンナの膣口にあてがう。身体の最も敏感な部分に重く固い感触
を感じたノンナは、今更ながら、事の重大さを本気で理解した。

同じ場所に居ることさえ嫌悪を覚えるこの中年男と、自分は本当に性交をするのだ。

一生忘れることの出来無い『初めて』の性交を…

『もう、我慢出来ない…一気に突っ込むぞ』

逃れられないとは分かってはいても、せめて心の準備はしていたかったノンナは、ほんの少
しだけ能面を崩してしまう。

『す、少しだけ、待っッ!?…ッ!!』

逃れられない強い力で腰を引き寄せられると同時に、アキモフの股間が無慈悲に押し込まれ、
巨大な男性器が、ノンナの膣内に一気に滑りこんだ。

異物の挿入を経験したことが無く、ぴたりと閉じられていた筈の膣は、アキモフの性器に乱
暴に押し拡げられると同時に、ノンナに今まで感じたことの無い激痛をもたらす。

猛烈な痛みのあまり、先程まで無表情だったノンナも目を見開き、水面に酸素を求める魚の
ように口を開閉させてしまう。

視界に映るアキモフは顔を紅潮させ、何かの痛みに耐えるようにしばらく目を閉じていたが、
『はぁ~~~~』と長い息を一息吐くと、短い息をはぁはぁと吐きながら、表情を緩めた。

『まるで…万力か何かで締め付けられているようだ…しかし…あぁ…気持ち良い…』

まるで心地好い音楽を聞くように、目をつむりながら呟くアキモフに、激痛と共に怒りを覚
えるが、必死に感情を抑える。

仲間のため、カチューシャのため。

だから、『これでいい』

266:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 09:01:53.66 DPDzbO0A
18

ノンナは見開いていた目を細め、顎を引いて口をきゅっと閉じた。

『ほぅ…準備が出来たかな』

ノンナの膣内の男性器はアキモフの鼓動と同時に脈打ち、その度に細かくチクチクと痛んだ。
それでも、ノンナは殺意を込めた視線をアキモフに投げ掛ける。こんな卑劣な男に負けたり
しない…。

『良いぞ、その反抗的な目…。私から目を逸らすな』

アキモフは片手をノンナの頬にやり、嫌らしく撫でながら語りかける。

『祖国に君と同じくらいの歳の娘が居てね。そんな風に睨みつけると、私が動揺して言うこ
とを聞いてくれる、と思っているのだ。私もそれには気付いているが、つい娘の言うことを
聞いてしまうのだよ』

それは、気の弱い優しい父親の微笑ましいエピソードかもしれない。

アキモフが娘と同じくらい歳の女の膣内に自分の男性器を、捩込んでいるのでなければ。

『何かして欲しいことがあるのかい?私の可愛いノンナ』

アキモフは顔を上気させて、嫌らしく微笑み、頬を撫でていた手でノンナの顔にかかってい
る前髪を横にかきわけながら言った。

激痛のあまり、睨みつけることしか出来ないノンナだったが、声が震えないように慎重に口
を開いた。

『演習があります…。早く…終わらせて頂けますか…』

アキモフが髪を掻き分けていた手を停める。

『そうだったね、ノンナ。では、手短かに終わらせようか』

アキモフは髪を掻き分けていた手でノンナの豊満な乳房をキャミソール越しに強く揉みし
だいた。突然の強すぎる刺激に、ノンナは小さく『…ッ!』と声を上げてしまう。

267:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 09:02:26.75 DPDzbO0A
19

『本当は、もっと、堪能したいのだが…まぁ、良い』

アキモフは執務机に座るノンナを抱き寄せる。上体をぴたりと密着させ、頬を寄せて花の香
りを嗅ぐように大きく息を吸い込むと、ノンナの耳元で囁いた。

『機会はいくらでもある』

機会はいくらでも…?その言葉の意味を理解する前に、アキモフは立ったまま腰を引いた。

ズリュッという嫌な感触と激痛と共に胎内から異物が引き抜かれた。激痛が消えたと感じた
次の瞬間には肉を打つ乾いた音とともに、再度、ぐっと男性器が突きこまれる。

『…ぅッ!』

『はぁはぁ…このまま…いくぞ…』

そう言うとアキモフはゆっくり、しかし、力強く腰を前後させ始めた。パン、パン、パンと
乾いた音が執務室に響く中、ノンナは激痛に耐え、声が出ないように、眉間に皺を寄せ、拳
を握り締める。

少しでも気を散らすために、視線を横に逸らす。窓の向こう側のグラウンドに、十数台の
T-34が整列を完了しつつあるのが、肉を打つ音と同調して揺れる視界に映った。

高校3年間の全てを捧げたた戦車道。そして、苦楽を共にした仲間や後輩達。

彼女達を守るためなら…

顔を逸らし、窓の外を見つめるノンナの姿を見たアキモフは男性器を最奥に突き込んで腰を
動かすのを停めた。ノンナの顎を掴む。

『誰がよそ見をして良いと言った。私を見続けろ』

はぁはぁ、と臭い息を吐きかけながら、アキモフは言った。

怒りを込めてノンナはアキモフを見上げる。

268:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/09/29 09:05:32.59 DPDzbO0A
20

『そうだ。それで良いのだ同志ノンナ。はは、私を睨んでいるつもりか?顔を赤からめ、涙
を目に溜めて…』

『…』

『手を貸せ』

アキモフは強引にノンナの手をとり、股間の結合部を触らせた。

脂肪の塊のような巨大な腹の向こうに、自分の股間にぴたりとくっつけられた、アキモフの
下腹部があった。

『わかるだろう?私と君が繋がっているのが』

ノンナに自分が中年男と生殖器を交わらせていることをわからせるように、アキモフは何度
も手を触れさせる。

アキモフがゆっくりと腰を引いた。根元だけ出たアキモフの男性器に手が触れる。熱く、固
く、不気味に脈打つそれは、人間の身体の一部ではなく、なにか別の悍ましい生命体のよう
に思えた。そして、それが、自分の身体の中の一番大切な部分に挿入されているのだ。

目に涙が溜まり、視界が曇ったが、必死にこらえ、アキモフを睨み続ける。西日に照らされ
たその顔は喜悦に歪んでいた。

アキモフは結合部に触れていた手を離す。

『ほう…』

何気なく見た手に付着していた赤い液体にアキモフは目を細める。

『同志ノンナ、男に抱かれるのは初めてだったのか?』

アキモフは興奮した口調でノンナに問い掛けた。目を潤ませ黙っているノンナに、答えろ!
と大声を出す。

269:名無しさん@ピンキー
13/09/29 09:25:48.28 cDwZnRfM
オイ?書き込み止まったぞ?

270:257
13/09/29 10:54:37.42 r1gKOETU
>>258
いや・・・これはこれでありですな
ノンナはプラウダで一番好みなので段々と妄想が捗ってきたw
あとニーナとかにも出番をw

271:名無しさん@ピンキー
13/09/30 03:19:21.61 WMyhxHoF
既に手を出されてるとかだろ?コレ

272:名無しさん@ピンキー
13/09/30 10:25:02.41 zsMgI12u
フタナリゆかりんにまた副隊長が処女じゃねーとか言われて馬鹿にされる展開か・・・

273: ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:07:45.23 Z3A5Nc5f
こんばんは。『寒い国から来た男』今日の分、投下します。

>>269
連投規制回避のため、10くらいづつうpしようと思ってます。
>>270
ありがとうです。残念ながらニーナは出てきません!
>>271
違うかなw
>>272
違う作者ですのでw

274:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:10:12.83 Z3A5Nc5f
21
ノンナは小さく首を縦に振った。

『はは、ははは、同志ノンナ、君の処女を奪ったのは私ということなのだね?』

アキモフは嬉しそうに続けた。

『君は学園の片隅の薄汚い執務室で処女を失ったのだよ。その事実は、永久に消えない』

そうノンナは男に抱かれたのは初めてだった。キスもしたことがないし、女子校のプラウダ
では、男と話す機会さえ少ない。あるとすれば、父親くらいだった。

『父親』という言葉が先ほどのアキモフのわがままな娘の話を思い出させた。自分が父親と
同じくらいの歳の男に犯され、処女を散らしたということをノンナは実感した。

頬に一筋、熱い液体が流れ落ちると、アキモフは顔を歪ませて満面の笑みを浮かべた。

『さて、動かすぞ。初めてといっても、手加減はしないからな』

アキモフは右手をノンナの背中に這わせると、キャミソールの中に手を差し入れた。片手で
器用にブラジャーのホックを外す。下着に押さえ付けられていた、両乳房がぱさり、という
音と共に解放された。

アキモフはキャミソールごとブラをたくしあげ、ノンナの白く豊満な乳房をあらわにさせる。

『ほう…立派なものだな…』

まじまじと乳房を観察され、ノンナは頬を赤らめて、顔を横に背けた。アキモフの目を見続
けろという命令を無視することになるが、アキモフ自身が既にノンナの乳房に夢中になって
おり、咎められることはなかった。

『多くの男達が、劣情を募らせたのだろうな、この胸で』

アキモフは乳房に直に手を這わせる。

『君も感じていただろう、同志ノンナ。男達がどんな視線を君に投げ掛けていたかを』

275:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:12:17.35 Z3A5Nc5f
22
アキモフの目をみつめながら、ノンナは今まで考えないようにしてきたことを思い出した。

小学生の頃から大きくなりだした身長と膨らみ始めた胸。その頃から、男達の自分を見る目
が変わったように感じていた。

自分でも分かっている。自分が男達に淫らな視線を向けられているのが。

しかし、だからこそ、戦車道に打ち込んだのだ。自分は、そんな仕打ちを受けるべき人間で
はないと証明したかった。

それなのに…

『君がプラウダのエースだろうが、そんなことは関係が無い。男達にとって、君は劣情を催
させる雌でしかないのだよ』

そう言い終えると、アキモフはノンナの乳房に舌を這わせた。鳥肌が立つような不快感と共
に、怒りだけでなく、悔しさと情けなさが心を満たす。

アキモフは舌を這わせるだけでなく、乳房に口を押し付けるようにして、ノンナの乳房をね
ぶり始める。ピチャピチャといういやらしい音と、興奮したアキモフの荒い息の音が執務室
に響く。

再び涙を流してしまいそうになるが、先程のアキモフの満面の笑みを思い出す。悔しがり、
泣けば、アキモフの思うつぼだ。

乳房の不快な感触を紛らわせるように、再びノンナは窓の外に視線を向けた。T-34が整列
を完了している。演習が始まらないのは、きっと自分のせいだろう…

『そんなに、気になるかね?』

乳房をねぶって居たはずのアキモフがノンナを見上げていた。

『…失礼しました』

『良いのだ』

276:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:12:56.37 Z3A5Nc5f
23
アキモフは胸から顔を離し、ノンナの顔に頬を寄せた。横面を押し付けるように密着させな
がら、窓の外の戦車を見る。

『見たまえ。君と同じ女子高生達が青春をかける戦車を。全て我が祖国の支援で送られたも
のだ』

アキモフはノンナの顎を掴み、自分の方に顔を向かせる。

『私のおかげだ』

『…』

返答のないノンナを無視して、アキモフは続けた。

『わかるかね?彼女達、そして、君の青春は、この私がお膳立てしてやったものなのだよ。
つまり…』

アキモフは吐息をノンナに浴びせながら言う。

『君達の青春は私のものなのだ』

アキモフは執務机に置かれたペンや書類を薙ぎ払うように床に落とした後、机上にノンナを
押し倒し、上体を寄り掛かるように覆いかぶさって、唇を激しく奪う。ノンナはアキモフに
なすがままにされながら、天井を見つめ続けた。

今の自分だけでなく、自分の仲間達、自分の青春、自分の高校生活は全て、この男の手の内
でしかなかった…。

『はぁはぁ…動かすぞ…!』

アキモフは口を離すと、ノンナの手首を掴み、激しく腰を動かし始めた。

腰が打ち付けられる度にぶるんぶるんと大きな乳房が揺れるのを感じる。

パンパンという乾いた音に別の音が混ざる。

277:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:13:56.82 Z3A5Nc5f
24

『はぁはぁ…良い具合に濡れてきたな…はぁはぁ…』

『…』

ぐちょり、ぐちょりと湿った音が混ざる。

巨大な男性器を受け入れるために、ノンナの女性器から分泌される液体によって。

『やはり、胸で感じたのか…?はぁはぁ…それとも、男達の卑猥な視線を思い出したか…?』

ノンナは天井を見たまま何も答えない。

『そうなんだな?はぁはぁ…男達に見られたことを思い出し…はぁはぁ…毎夜、一人で耽っ
ていたのだろう…はぁはぁ…日本の若い女は奔放だな…はぁはぁ…あぁ…気持ちいい…』

自分の身体の上で腰を振り、身勝手な妄想に浸っているアキモフに、ノンナは精一杯の軽蔑
をこめた視線を送ることしか出来なかった。

時折、アキモフは腰の動きを停め、乱暴に乳房を鷲掴みにしたり、分厚い唇を押し付けるよ
うに口付けを行う。嵐のような凌辱が去った後は直ぐに切羽詰まったかのように、腰を動か
し、ノンナは無表情で、それを受け止める。

そんなやり取りが何度も続いた。アキモフに気付かれぬよう、ちらりと窓の外を見遣ると
T-34が母親を待つ子供のように、整列しているのが見えた。もう少しだけ待っていてね、
とノンナは心の中で呟き、アキモフに視線を戻す。

『はぁはぁ…はは、何だその目は…はぁはぁ…知っているぞ…同志ノンナ…君も気持ちいい
のだろう?』

腰を打ち付けながら、アキモフはノンナに問い掛けた。

『こんなにも濡れているのだからな…はぁはぁ…どうなんだ?』

『……』

『はは、無視か。では、これなら…どうか…な!』

278:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:15:01.68 Z3A5Nc5f
25

アキモフはそう言うとが今までとは比べものにならない程、強く腰を打ち付けた。

ドンッという音と共に執務机が音を立て、卓上のペン立てが倒れる。

膣から突き抜ける強い刺激に、ノンナは目をつぶり、『んッ!』と声を上げてしまう。

『はは…同志ノンナ、君の雌の身体はもう…雄の、この私の身体を望んでいるのだよ…』

そう言い放つと、奥深くに突き込んだまま抽迭を停めたアキモフは、はぁはぁと息を整えな
がら、ノンナの身体を卑猥な目で見つめる。上半身に着ていたものをたくしあげられ、一筋
の臍の窪みがある以外は大理石の彫刻のように一片の無駄のない滑らかな白い腹と、うっす
らと浮かび上がる肋骨。

その肋骨の上には自らの重みで少しだけ潰れているものの、上向きに張りを保ったままの白
い乳房がノンナが息をする度に上下に揺れている。乳房の頂点に乗っている突起は控え目な
薄桃色で、初春の可憐な花の蕾を思わせた。

ノンナの上裸体を隈なく堪能していたアキモフは、その未だ咲くまでには時間がかかりそう
な未熟な蕾をしばらく見つめると、何かの発作が起こったかのように息を荒げ、貪りついた。

『ッ…』

チュパチュパという音がしばらくした後、はぁはぁという荒い息の音が響く。片方の蕾を吸
い付くしたアキモフは、まるで、供された料理を一つ残らず、皿を舐めるまで味わい尽くそ
うとするかのように、もう片方の蕾にも吸い付いた。

ノンナは無表情のまま、少しだけ息を乱して自分の乳房に夢中になっているアキモフを見つ
める。

アキモフが音を立てて吸い付く度に加えられるむず痒い刺激と、アキモフの口が乳房に押し
付けられる度に口髭がチクチクと痛む。そのどちらもノンナにとっては不快でしかなかった
が、もっと不快だったことは別にある。

乳房の先端の敏感な部分を這い回る、ナメクジのようなアキモフの生暖かい舌。

279:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:15:59.29 Z3A5Nc5f
26

貪りついていない方の乳房を、愛撫とはとても呼べないくらい荒々しく掴むごつい手。

はぁはぁと息を荒げる度に顔に浴びせかけられるアキモフの口臭を伴った生暖かい吐息。

中年のアキモフの身体中から発する湿度を伴った汗の臭い。

そして、脈動する度に、ジンジンと鈍い痛みをノンナにもたらす、アキモフの巨大な男性器
…。

全てが信じられないほどの不快感と嫌悪感をもたらしたが、ノンナに最も苦痛を与えたのは、
その全てに対して、自分の身体が精神とは真逆の反応を示しているということだった。

アキモフが、唾液まみれの舌で、乳房の突起を執拗に舐めまわす度、ごつい指が包み込むよ
うに乳房を鷲掴みにし、人差し指と親指でその薄桃色の先端を強く摘む度、突き抜ける快感
に声が上がるのを必死に押し止める。

吐き気を催すアキモフの口臭と汗の臭いは、成分として僅かに含まれる男性ホルモンの作用
によって、精神とは無関係に、ノンナの身体の雌としての部分を活性化させる。

胎内に挿入されたままの男性器は、今まで異物の侵入を許したことの無い膣を押し広げてい
るが、ノンナの身体自身も、その本来の目的 -- -- 奥深く挿入されたオスの男性器に
出来得る限りの快感を与えて射精させる。そして、その尿道の奥の睾丸から、一匹残らず精
子を搾り取る -- --のために、アキモフの男性器に膣の形をなじませ、スムーズな抽
迭を促すための体液さえも分泌している…。

挿入直後の激痛は既に殆どなく、あるのは、アキモフの男性器が脈動する度に感じる鈍い痛
みと、『快感』のみ。

男に抱かれたことが無く、雌の身体の自然な反応など知る由も無いノンナにとっては、たと
え、その『快感』が小さなものであっても、激しい自己嫌悪の念を呼び起こさせるには十分
だった。


『はぁはぁ…ノンナ…同志…ノンナァ…』

280:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:16:56.25 Z3A5Nc5f
27

そんなノンナの感情を余所に、アキモフは情けない声を上げはじめる。乳房をねぶる動きも
何かに焦っているかのように明らかに早くなり、停めていた抽迭も乳房への愛撫の合間に、
ゆっくりとだが力強く行っている。

腰から突き上げられる衝撃で大きく前後に揺れる乳房を、血走った目で見つめるアキモフが
視界に映る。今までノンナの胸を見てきた男達と同じように。

『はぁはぁ…もう、我慢出来ない…イクぞ、同志ノンナ…』

そう言うとアキモフはノンナの唇を奪い、舌を口内に潜りこませた。アキモフの舌が自分の
舌に絡み付いていくのを感じながら、ノンナはアキモフの言葉を心の中で反芻する。

(もう我慢出来ない)

(イクぞ…)

男性経験の無いノンナだったが、ぼんやりとその意味を理解する。もうすぐ、この地獄が終
わる、と言う安堵が心の中に拡がるが、唇を奪われながら、アキモフの様子が先程までの動
きとは少し違うことに気付く。

切羽詰まったような動き、痛みに耐えるように、眉間に寄る皺。

男性は射精の際に、信じられない程の快楽を得ると保健体育の授業で習ったことを思い出す。
目の前の憎く醜い男が自分の身体を利用して、快楽に耽っていることに、限りない嫌悪感と
悔しさを感じてしまうが、直に全てが終わると信じて、なるべく、刺激に反応しないように、
無関心と無表情を装う。

そんなノンナの反応に関係なく、アキモフの動きは激しさを増していく。アキモフが突き上
げる度に、肉を撃つ乾いた音と、ギシギシと執務机が軋む音が響き、机上のものは倒れるか、
床に滑り落ちた。

『はぁはぁ…あぁ!ノンナ!ノンナ!』

ノンナの揺れる視界の端に、口から涎を垂らし、顔中に汗をかいたアキモフの顔が映る。ノ
ンナの胎内に挿入された男性器からの快楽に耽るアキモフは、もはやノンナのことを見てい
ない。咎められる事も無くなり、ノンナは視界が揺れる中、ただ天井を見つめていた。

281:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:17:52.18 Z3A5Nc5f
28

アキモフの動きが更に激しくなり、本能的にアキモフの射精が近いと感じたとき、再度、保
健体育の授業のことが思い浮かんだ。

避妊。

授業では異性交遊の手段としての性交は推奨されないものの、行う場合は必ず避妊具を装着
する、もしくは、相手の男性に装着を要請することを学んだ。

アキモフは避妊具を着けていない…。

挿入の際、ノンナはまさかアキモフが避妊しないということはないだろう、と思っていた。
男性経験の無いノンナではあったが、挿入をしてそれなりのところで、妊娠しないように何
らかの配慮をするだろうと漠然と思っていた。しかし、視界の端に映るアキモフにそんな理
性が備わっているとは到底思えない。

つい先刻まで、自分には全く無関係と思っていたことが、現実味を帯び始める。

否定したいと必死に思っても、心に点った小さな不安の火は、冷静だった心に急速に広がっ
ていった。同じく、保健体育の授業で習った生理周期から排卵日を算出する計算法を思い出
し、一層激しさを増したアキモフの抽迭と唇や乳房に加えられる陵辱に耐えながら、必死に
計算する(それは、戦車道という極限状態での判断を続けてきたノンナだからこそ、出来た
ことだろう)。

計算を終えた瞬間、ノンナはあっと声を上げてしまいそうになった。顔を下にやると、アキ
モフはノンナの右の乳房に顔を押し付け、その先端を舌で必死に舐めているところだった。

『はぁはぁ...はぁはぁ…』

『同志アキモフ…んッ…』

『はぁはぁ…気持ちいいか?同志ノンナ…』

『んぁッ…同志…アキモフ連絡官殿…お聞きください…あぁッ…お願いです!』

今まで聞いたことが無いほどの口調で呼び掛けられたアキモフは、腰の動きを停め、息を荒
げながらノンナに顔を向けた。涎まみれ、汗まみれになりながらも、どこか冷たさを感じさ
せる顔だった。

282:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:19:01.32 Z3A5Nc5f
29

『何だ?』

『はぁはぁ…申し訳…ありません、同志アキモフ連絡官殿…。私は間もなく…排卵日…なの
です』

アキモフの目が見開かれる。

『何だと?それは確かか?』

『はい、生理の周期上、間違いありません。避妊を…確実な避妊をお願いしま…ンッッ?!』

全てを言い終える前にアキモフはノンナの唇を奪った。それと同時に口内に滑り込んだアキ
モフの舌は、今までになく力強くノンナの口内を蹂躙する。

唐突なアキモフの行動に、ノンナは目を見開き、驚愕の表情を浮かべることしか出来ないが、
そんな中、アキモフの腰の前後運動が再開される。先程よりも強く激しいその抽迭は、明ら
かに射精を目的にした動きだった。

激しく揺れる視界の中、のしかかるアキモフの上体を必死に手で押し、顔を左右に振って唇
を引きはがそうとする。

『同志…チュッ…アキモフ…ンッ…お待ち…チュプ…お願いしま…ブチュ…待って…ンッ
ッ!』

唇が離れる度に、アキモフは唇を押し付け、ノンナの発言を許さない。それでもノンナは諦
めず、アキモフに訴えかける。

『お願い…あぅ…お願いです!ブチュ…妊娠…んんッ!…妊娠してしまいます!』

『はぁはぁ…たまらない…』

『!?』

一瞬だけ顔を離し、アキモフが言い放った言葉にノンナは驚愕の表情を浮かべる。

283:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:20:01.02 Z3A5Nc5f
30

たまらない、という全く想像もつかなかった答え。どうして、この醜い肥満の白人はそんな
ことを言えるのか。自分の娘と同じ年頃の女を妊娠させてしまうかもしれないのに…。

目を見開き必死に考え続けるノンナを余所に、アキモフは顔を離し、はぁはぁと息を荒げな
がら、必死になってノンナに腰を打ち付けている。口を開け、恍惚としたその表情を見なが
ら、ノンナは悟った。

そっか…

『あぁ!ノンナ!ノンナ!』

この男は…

『はぁはぁ…たまらない!あぁ!はぁはぁ…』

私の事を…

『はぁはぁ…はは、ノンナ…さっきまでの強気は、どうしたんだ?何だその目は?泣いてい
るのか?ははは…あぁ!気持ち良い!』

“妊娠させる”つもりなんだ…

『ぃ…ゃ…』

アキモフが首筋に舌を這わせる中、天井を見つめる無表情なノンナの瞳から光る水滴が一筋
こぼれ落ちた。

上体を密着させるようにのしかかるアキモフの体重と、首筋の悍ましい舌の感触を感じなが
ら、ノンナは目をつぶり大きく息を吸い込んだ。

叫び声を上げるために。

ノンナの叫び声を聞き付けた誰かに、この地獄から救ってもらうために…

『ああっノンナ!ノンナ!』

284:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/01 00:22:37.12 Z3A5Nc5f
今日はこのくらいで…

285:名無しさん@ピンキー
13/10/01 00:22:56.67 9FHxw/rZ
オイ!

286:名無しさん@ピンキー
13/10/01 00:23:49.65 9FHxw/rZ
まぁ、カチューシャのヤロはキッタないロシア人共にオチューシャされちゃってるんですけどね…

287:名無しさん@ピンキー
13/10/02 19:11:26.67 md9S+Mzi
サンダースの反省会が気になる今日この頃w
アリサがどうなるのか妄想がwww
おケイさんにどんなお仕置きされるのかwww

288:名無しさん@ピンキー
13/10/02 21:27:29.44 rJ43VCsU
くすぐり我慢

289: ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:15:00.10 koeorZoC
昨日は投下できませんでした。
続き投下してみますね。

290:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:17:29.17 koeorZoC
31

執務室のドアがドンドンと乱暴に音を立てたのはその時だった。

アキモフもノンナもビクリと身体を震わせ、2人でドアのほうに顔を向ける。

『あ~、え~と、すみませ~ん。ノンナ先輩いますか~』

『カチューシャ先輩がお呼びで~す。てゆ~か演習がはじめられませ~ん』

はぁはぁと息を荒げながら、アキモフはドアに顔を向けながら、舌打ちをする。

『いま、手続き中だ。すまないがもう少し待ってくれないかね』

先刻までの気弱そうな声音でアキモフはドアの向こうにいるであろう、ノンナの後輩たちに
語りかける。

『え~と、カチューシャ先輩から、絶対につれて来いって言われてま~す』

『さもないと、シベリア送り25ルーブルなので!』

廊下の向こうから、きゃははと屈託の無い女子高生の笑い声が響く中、アキモフの顔が露骨
に歪んだ。

『え~、では、もう強行突破しま~す。ガチャ、ガチャ…あれ?鍵がかかってる』

『あ、じゃあ、管理人室行ってもらってくるね~』

トタトタと廊下を駆ける音が聞こえ、残された後輩は未だドアを叩き、ノブをガチャガチャ
と動かしながら『開けてくださ~い』などと言っている。

『シベリア送り25ルーブル、か…。ふん、本人たちはその意味を分かっているのかな』

アキモフは苦笑しながら呟くと、ノンナの耳元に口を寄せ、囁いた。

『ドアが開いた瞬間の彼女達の表情が楽しみだ』

291:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:18:28.42 koeorZoC
32

思わずノンナはアキモフに顔を向ける。

『ふふ、離れると思ったか?まさかな。あの二人に見せてやろうではないか。どう思うだろ
うな。尊敬する先輩が、校内で中年白人と交わっていたとしたら』

そう言うと、アキモフは腰を数度動かした。クチャクチャと卑猥な音が響く。

『口封じのために彼女達にも同じ目に遭ってもらうのも良い。黙っていればそれで良し。ど
こかしらに訴えられ、私が居なくなれば、慰問団、失礼、視察団の老人共が来るだけだ』

悪魔、という言葉がノンナの心の中に浮かんだ。ドアを叩く音が響く中、アキモフはゆっく
りと囁きを続ける。

『それで良いではないか。叫び声を上げるつもりだったのだろう?』

見透かされていたことに対するノンナの驚きの表情を確認して、アキモフはニヤつきながら
続ける。

『泣き叫ぶ仲間や後輩…そして、あのカチューシャが、老人達に組み敷かれても、自分だけ
が助かれば良いと思ったのだろう?』

アキモフは腰の動きを早めた。結合部からのクチャクチャという音と共に、肉を打つ乾いた
音さえも響き始める。

『あ、貰ってきた?』

『うん。でも、鍵束のどの鍵か忘れちゃった』

『もう、何やってんのよ!』

『えーとね、多分これ!ガチャガチャ…あれ?違うなぁ…』

『はぁはぁ…どうするのだ?同志ノンナ。時間は無いようだが?』

アキモフにそう問い掛けられた時、ノンナは自分の目から涙がとめどなく流れているのに気
付いた。

292:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:19:23.27 koeorZoC
33

度重なる非道な仕打ちでも一滴しか流れなかった涙。

それが流れ続ける理由はただ一つ。

『ちが…う…』

『違わない。あのカチューシャが犯され、排卵間近の子宮に精液を流し込まれても、自分だ
けが助かれば良いのだろう?』

『ちがう…』

『では、どうするのだ?同志ノンナ』

ノンナは目をつぶり、大きく息を吸い込みながら、一瞬の判断で、自分と仲間達の運命の全
てを決めた。

『待て!!』

泣いているとは思えない程のはっきりした声で、ノンナはドアの向こうの後輩達に告げた。

『は、はい!ノンナ先輩…カチューシャ先輩が…』

『現在、連絡官殿の本国の資料を閲覧している!許可の無い者は入室出来ない!』

涙で目を潤ませながら、ノンナはアキモフを睨みつける。アキモフの顔が喜悦に歪んでいた。

『で、でも、カチューシャ先輩から絶対に連れて来い、って…』

『じゃないと、その…演習が…』

ぐずり出す後輩達に、ノンナは目を袖で拭いながら、答えた。

『カチューシャには、演習を開始するよう伝えなさい!私抜きでも、演習の進行に問題は無
い筈です!』

293:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:20:03.51 koeorZoC
34

『でも…』

『どうしよう…』

目を拭うのを止め、真っ赤に腫らした目をアキモフに向けながら、ノンナは後輩達に叫ぶよ
うに伝えた。

『あなた達の事は絶対に私が守る!ここは良いから、早く行きなさい!』

時が停まったかのような一瞬の静寂の後、ドアの向こうから『だったら、いっか』『うん、
ノンナ先輩が守ってくれるって言ってるし…』などと囁き合う声が聞こえた。

『りょーかいしました!カチューシャ先輩に伝えます!』

『でも、早く来てくださいね!ノンナ先輩にも私達の戦車道、観てほしいので!』

遠ざかっていく後輩達の足音を聞きながら、アキモフが口を開く。

『ふん、昔、本国であのような者をたくさん見たものだ。何も考えようとせず、盲目的に言
われたことさえしておけば良いと思っている。自分に危険が無いと保証されれば、さっと仕
事を投げ出す』

真っ赤な目で自分を睨みつけるノンナを見下ろしながら、アキモフは言った。

『皆が待っています。早く…お願いします、同志連絡官殿』

『はは、素晴らしい。そんなにも、私の子供を産みたいのかね?』

ノンナは何も答えない。アキモフはニヤけ顔を崩さず、口を開け、赤い舌を目の周りに這わ
せる。

『この涙、正に君の責任感と犠牲的精神、そして青春の結晶だ』

アキモフは、はぁはぁと臭い息を吐きかけながら、ノンナの目の周りを嘗め回す。

『しっかり、味わうこととしよう…』

294:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:20:42.98 koeorZoC
35

ピチャピチャと舌を這わせる音が響き、目の回りが涙から生暖かいアキモフの唾液で濡れて
いくのをノンナは感じた。

先程までの自分なら、嫌悪の余り、吐き気を抑え切れなかったかもしれない。しかし、今は
違う。意思を感じさせる目を天井に向けながら、アキモフの蹂躙に耐える。

とめどなく溢れていたノンナの涙がもはや流れていないことに気付き、おや、と顔を離す。
突き刺さるようなノンナの眼光を受けても、不敵な笑みは崩さない。

『まだ、でしょうか、連絡官殿』

『はは、勇ましいことだ』

アキモフはノンナの後頭部を鷲掴みにして動けないようにすると、顔をつけんばかりに近付
けた。

『よく聞け、同志ノンナ』

アキモフは息を吐きかけながらノンナに言った。

『君が入学した時から、私は君の身体を狙っていた。一人で耽るときも、別の女を抱くとき
も、君のことを想い続けてきたのだよ』

アキモフは言葉を切り、ノンナに唇を押し付ける。無表情にそれを受け止めるノンナだった
が、アキモフの『告白』に激しい嫌悪感を募らせる。ぷはっ、という声と共に、アキモフは
口を離した。

『はぁはぁ…2年半か…長かった。たっぷり射精してやる。睾丸の中の精子を、全て流し込
んでやるからな』

一言一言が、まるで砲声のように体内に響く。ノンナは無表情にそれを受け止める。

アキモフは起こしていた上体をノンナにのしかかるように倒し、脇から手を差し入れ背中に
腕を回して抱きしめた。

295:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:21:18.26 koeorZoC
36

『同志ノンナ、君も私の背中に手を回したまえ』

ノンナは無言でアキモフの肩に腕を回すように抱きしめる。

『そうだ、私の肩を掴め。そう、良いぞ。まるで、愛し合う男女のようだな』

接するばかりに顔を近付けて話すアキモフを、無表情で見つめながら、ノンナは一言、

『未だですか』

と呟いた。絶対に屈しないという強い意思のこもった眼差しをアキモフに向ける。それを受
け止めたアキモフの眉間がピクリと動く。数瞬の静寂と見つめ合いが続いたが、それは突然
破られた。

『良いー?さっき、私が教えた通りに動くのよー!1号車から4号車、前進!』

『うらぁぁぁー!』

グラウンドのスピーカー越しのカチューシャの声と後輩達の鬨の声、複数のエンジン音が響
き渡る。

はっ、とノンナが表情を変えたその瞬間、アキモフは抽迭を再開させた。

『ぅッ!』

一瞬の隙を突くかのようなアキモフの激しい動きに、ノンナは声を上げてしまう。

決して、声を出すまいと誓っていたが、一度決壊してしまった心の堰を修復することはもは
や出来ず、強烈な感覚の濁流に流されるまま、アキモフが動くたびに『あッ、あッ、あッ』
と声を上げてしまう。

『はぁはぁ…良いぞ…痛くないだろう?はぁはぁ…じっくり、馴染ませたからなぁ…どう
だ?はぁはぁ…気持ち良いか?』

『あッ、あッ、気持ち…やッ…良くなんか…あッ…あぁッ…』

296:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:22:02.43 koeorZoC
37

『はぁはぁ…嘘をつくな…よく濡れているぞ…はぁはぁ…聞こえるだろう?』

アキモフが動く度に、結合部から湿った卑猥な音が響く。それは、グラウンドから聞こえる
戦車部隊の音や、スピーカー越しにきんきんとがなるカチューシャの声の中でもはっきりと
聞きわけることが出来た。

『無理矢理では無く…はぁはぁ…感じているのだろう?はぁはぁ…気持ち良いのだろう…』

『そんなこと…あッ…無…あッ…いッ…』

はぁはぁと息を荒げるアキモフの顔が勝ち誇るように、歪んでいる。

そう、言葉でいくら打ち消しても、隠すことは出来ない。

気持ち良い。

本当に、生まれてから今まで感じたことが無いほど、ノンナは『気持ち良い』と感じていた。
それは、膣から押し寄せる生理的な快感だけではない。

激しく身体を動かすアキモフが時折、うっと小さく唸りながら、憂いを帯びたかのような表
情を見せる。それは、目の前のオスもまた、自分の身体で快感を得ているということを、ノ
ンナはメスの本能で察知していた。

のしかかるアキモフの体重。汗ばんだアキモフの上体。その汗の匂い。荒げる息の匂い。肩
を抱きしめながら感じるアキモフの体温。

全てがメスの本能を刺激し、オスと交尾し、子を宿すという生物としての悦びをノンナに与
える。

しかし、悦楽をもたらしたのはそれだけではないことを、戦車道で鍛えられ、半ば習性にさ
えなっている冷静な状況判断により、ノンナは気付いていた。

見慣れた学校の一室で、馬鹿にしていた中年の男に、脅迫され、無理矢理、唇を、そして、
処女を奪われる。激痛の中、目を逸らすことさえ許されず、自分を犯している男の恍惚とし
た表情を見続ける。

297:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:23:09.16 koeorZoC
38

突き上げられ、『あッ、あッ』と声を上げるたびに、股間に熱が集まるのを感じる。興奮し
たアキモフが貪るように乳房とその先端に口づけする時、肌が粟立つのは、もはや、嫌悪感
だけではない。

生理的な反応だけではない。自分はこの『状況自体』に快感を覚えている。無理矢理、逃れ
られない状況で、犯されていることが、たまらなく“気持ち良い”のだ…。

『はぁはぁ…ノンナ!ああ、ノンナ!』

『あッ、あッ、ううっ…、んぁッ、嫌ッ!んッ、あッ、あッ、やぁ!ああッ!!』

押し寄せてくる快楽の大波に耐えるため、ノンナは必死にこらえようとするが、それは、結
果としてアキモフの背中に回していた腕で、強くアキモフを抱きしめることになってしまう。

薄暗い部屋の中、半裸で絡み合う男女。男は激しく動きながら女の名前を呼び続け、女は突
き上げられる度に、男の背中に回している腕に力を込め、小さく悦びの叫び声を上げる。

グラウンドから聞こえる戦車の走行音のなか、乾いた肉を撃つ音と、布の擦れる音、荒い息
と押し殺された叫び声、そして、男女の結合部からは湿った生々しい音がやけにはっきりと
部屋に響く。

『あッ…んあッ…あッ…ううっ…』

『はぁはぁ…もう我慢できない…』


アキモフは抽迭を停め、はぁはぁと息を吐くノンナの小さな口に唇を押し付け、舌を滑りこ
ませた。流し込まれたアキモフの生臭い唾液は、既に吐き気を催すものではなく、滑らかで
力強い舌の動きと併せて、ノンナの口内と、もっと別の部分を刺激する。

急速に股間に血液が集まり、熱を持つのを感じながら、アキモフの言葉を心の中で反芻する。

(もう、我慢出来ない…)

その意味するところは分かっているノンナだったが、最早、先程のように抵抗することは出
来ない。

298:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 00:23:39.44 koeorZoC
39

『はぁはぁ…出すぞ、同志ノンナ…』

『はぁはぁ…お願い…早く…終わらせて…下さい…』

これ以上攻められると…とは最後の理性を振り絞り、我慢する。

『はぁはぁ…ふふっ…そんなことを言われると逆に萎えるな…』

勝ち誇るような笑みを浮かべた後、アキモフはノンナの頬に口づけし、耳打ちをした。

ノンナの目が見開かれ、アキモフに顔を向ける。

『そんな…!』

アキモフはノンナを無視して、上体を起き上がらせると、ノンナの細い顎を掴み、自分の方
に顔を向かせた。汗で張り付いた長い髪を丁寧に横に分け、少しだけ汗ばみ、赤く上気して
いる顔面をすっかり露にさせる。

ノンナがはぁはぁと息をする度に、たくしあげられた下着の下にある乳房が大きく揺れる。
二つの柔肉の塊は、執務机の卓上に寝かせられているにも係わらず、潰れることはなく、上
向きの張りを保ったままだ。

アキモフはノンナの耳元に顔を寄せて、ノンナに囁きかけた。言葉が紡がれるごとにノンナ
の目が見開かれる。

『どうかね?同志ノンナ』

ノンナは何かを言おうとして、口を動かし、更に顔を赤らめた。アキモフから目を逸らす。

『言えません…そんなこと…』

『言うのだ、同志ノンナ。先程も言っただろう。私に“やる気”を起こさせてくれ』

『……』

299:名無しさん@ピンキー
13/10/03 16:25:56.46 CGlUUkFE
連投規制かな?
はぁはぁ…もう我慢できない…

300:名無しさん@ピンキー
13/10/03 16:32:21.97 3Fx/WJ7W
っていうか大体何レス前後って予告して
書いたら投稿数と同じぐらいコメント付けて
次のレス投稿出来るようにしとけ位言えないモンかね?
現状ココで書いてるのノンナモノ書いてる書き手だけなんだし…
「オレが書き込むんださっさと書き込めるよう開けとけ」くらい
言ってもなぁ

301: ◆Oamxnad08k
13/10/03 22:35:45.14 BXcbW3kx
規制でしたすみません。
続き書きますね。

302:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 22:38:49.54 BXcbW3kx
40

アキモフのおぞましく、悪趣味な提案。しかし、ノンナがその“提案”を受け入れないのは、少し違う理由だった。

『もしかして、“図星”なのかな?』

はっ、とノンナは視線をアキモフに向ける。汗まみれの顔が、ニヤニヤと笑みを浮かべている。

『…!』

『その反応が答えだ』

ノンナは顔が更に赤く、熱くなるのを感じた。

『愛らしい反応だよ、同志ノンナ』

『……』

ノンナは目を逸らし、悔しそうに唇を噛んだ。

『心配するな。君は私を喜ばせるため、仲間を助けるために、奉仕しているのだよ。だから、“それ”が君の“本心”で無いことは私が保証しよう。ただ、もし、私が言うことに従わなければ、その逆の解釈も有り得る。つまり…』

アキモフはノンナの手を取り、執務机の卓上に載せた。両手両指をまるで恋人同志がするように絡める。

『“それ”が君の“本心”で、言うのが躊躇われるということだ』

[こらー、三号車!動きが遅いわよー!次、失敗したら、只じゃおかないからね!]

[は、はーい!うらぁぁー!]

グラウンドからの声が響く。

数瞬の静寂。

そしてノンナはキュッと唇を噛む力を強めた。潤んだ瞳でアキモフを睨む。

303:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 22:39:33.77 BXcbW3kx
41

『言う通りにすれば…必ず満足頂けるのですね?』

『無論だ、ただし…』

アキモフはグラウンドを見遣る。

『外が少々うるさい。“はっきりと”頼むよ』

『……』

再びノンナは目を逸らす。

『大丈夫か?先刻は思いつくままに口にしてしまった。もう一度言い直すかね?』

『……結構です』

ノンナは一瞬だけ、グラウンドの外のカチューシャと後輩達の戦車の走行音に耳を傾けた。

あなた達は私が守る。そのためなら、私は何でもする。

だから、私が“今から言うこと”は“本心”じゃない…。

ノンナは目をつむり、息を吸い込む。アキモフを睨みつけるように、目頭に涙を溜め目を開けた。

『私、ノンナは、同志アキモフ連絡官殿と、本日、生まれて初めての性交…つまり…セックスを行いました…』

『初めての男性器の膣内への挿入は激痛という肉体的苦痛と、処女喪失という精神的苦痛がありましたが、経験豊富な同志アキモフ連絡官殿のご尽力により、今は生まれて初めて味わう女としての悦びを感じております。』

言葉を一度区切り、すぅっと息を吸い込む。

『本来、愛する者に、然るべき時と場所で、捧げるはずだった処女を、同志アキモフ連絡官殿に捧げたこと、放課後に学校の校舎で交わることにさえ、悦びを感じています』

304:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:26:17.86 BXcbW3kx
42

言葉を一度区切り、すぅっと息を吸い込む。

『本来、愛する者に、然るべき時と場所で、捧げるはずだった処女を、同志アキモフ連絡官
殿に捧げたこと、放課後に学校の校舎で交わることにさえ、悦びを感じています』

戦車道で鍛えた記憶力を駆使し、アキモフから言われた通りの長い文章を述べていく。言葉
を紡ぎながら、ノンナは股間が熱くなるのを感じた。

『もうあと、数回の突き上げで、私ノンナは絶頂に達してしまいます…。お願い致します、
同志アキモフ連絡官殿…。私ノンナの胎内に射精して下さい。間もなく排卵を迎える子宮内
に、父親と年齢の変わらない同志アキモフ連絡官殿の睾丸の中の精子を全て、お移し替え下
さい…』

ノンナはアキモフの指に絡んだ自分の指に力を込めた。目を閉じ、唇を噛む。意を決して瞼
を開けたノンナの目は充血し、涙が零れんばかりに溜められていた。

『お願いします…私…ノンナはもう、我慢出来ません…お腹の中に、貴方の熱い精液をいっ
ぱい出して下さい…貴方の精子で、私の卵子を受精させて下さい…お腹に貴方の赤ちゃんを
宿させて下さい…』

全てを言い放つと、再び数瞬の静寂が訪れた。

その静寂を破るように、アキモフが声を上げる。

『あぁぁぁ、ノンナ!』

獣のような唸り声を上げながら、アキモフが激しく腰を動かす。布の擦れる音や、肉を打つ
音、ぐちゃりぐちゃりという湿った音などの激しい抽迭に伴う音と同時に、ノンナの嬌声が
執務室に響く。

揺れる視界に、アキモフが必死に自分に身体を打ち付けているのが映る。打ち付けられる度、
乳房がぶるんぶるんと上下するのも感じる。

しかし、股間からの荒々しい快感の濁流を押し止めるのに必死なノンナには、全てが他人事
のように思えた。自分の口から発せられるから上げる嬌声さえも…

305:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:27:12.52 BXcbW3kx
43
『あッ!あッ!あッ!い…あッ!んあッ!やっ…ああッ!アキモフ連絡官殿ッ!…んッ…
ああッ!』

『はぁはぁ…ノンナ!ノンナ!はぁああッ!』

アキモフは更に力強く、激しく腰を動かす。振動で机の上のものが散乱し、あるものは床に
落ちる。その荒々しく強引な動きは、最上の射精を求めるアキモフの雄としての本能による
ものであり、凡そ『セックス』などというお互いを思いやる人間的な行為ではない。

しかし、力強く、荒々しく、身勝手に、膣壁に擦りつけられるアキモフの男性器の刺激は、
ノンナに信じられない程の快感をもたらしていた。衝動に従い自ら腰を動かすアキモフと違
い、ノンナは手に絡まる指を恋人との行為のように強く握りしめ、嬌声を上げることしか出
来ない。

先刻のノンナの宣言とは違って、アキモフが何度、突き上げても、二人の荒々しい交わりは
続く。ノンナは僅かに働く理性で快楽に溺れることを懸命にこらえ、アキモフは今しばらく
快楽の中に居ることを望んだからだ。ノンナは薄れそうになる意識の中、このまま、耐えつ
づけ、アキモフだけが絶頂に達し、射精することを願った。

(そうすれば…自分は決して…)


[よーし、みんな、行くわよー!目標2の台左、戦車!弾種、徹甲!小隊集中行進射!てッ
ッーー!!]

太鼓を何百発も同時に叩いたような爆音がグラウンドから響き渡り、窓ガラスがビリビリと
震える。内臓にまで響くその衝撃は、決壊寸前だったノンナの理性に、穴を空けるには充分
だった。

『うあっ…え?やっ…何?あぁ…!』

アキモフの男性器をくわえ込んだ膣がビクビクと痙攣を起こす。その度に、今まで感じたこ
とのない快感が股間に集まり、それはひたすら高みに昇っていく。

『おぉ、ノンナ、そんなに締め付けると…あぁ…』

股間に集まる信じられないほどの感覚で、頭が真っ白になる。膣内の痙攣は下腹部、腰、背
中へと一瞬で拡がった。背中が激しく反り返り、アキモフの肥満体を持ち上げんばかりに腰
が浮き上がる。

306:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:28:48.04 BXcbW3kx
44

『ううっ!嫌ッ!嫌ぁぁぁぁぁぁッ!!』

ノンナは今から起こることの予感に恐怖し、叫び声を上げた。白く靄がかかりつつある視界
にアキモフの悪鬼のような笑顔が映る。アキモフはその裂けんばかりに引き攣らせた笑顔を
崩さないまま、固く目をつぶると、背中を反らせ、今までに無いほど奥深くに男性器を突き
込んだ。

『うあっ…!?』

激しい衝撃が、股間から脳髄に駆け上がると同時に、ノンナの目の前が、砲撃を喰らった瞬
間の様に真っ白になった。アキモフの男性器をくわえこんだままの膣壁が更に激しく脈打つ
ように痙攣すると同時に、温かく濡れた感触が膣内に満ちる。

『はああ…ノンナ…射精(だ)すぞ…!!』

アキモフの声と共に、柔らかな暖かさで満たされた膣内が、荒々しく脈動する。それは自分
のものではなく、くわえこんだアキモフの男性器からのものだった。

数度の脈動の後に、『うおっ!』とアキモフが唸り声を上げる。薄れ行く意識の中、胎内で
感じる、トクッ、トクッ、トクッ、とノックされるような衝撃。そして、少し遅れて、膣内
と下腹部が先程までの暖かさとは明らかに違う、じんわりと粘り気のある暖かさで満ちてい
くのを感じた。

ノックの度に、アキモフが『はぁっ!はぁっ!』と声を上げる。朦朧とした意識の中、ノン
ナはノックの回数を意味もなくカウントした。1…2…3…4…

カウントの度に下腹部に拡がる不快な暖かさの正体をノンナは分かっていた。

アキモフの遺伝子の詰まった精子が、自分の胎内に注がれていく。生物の授業で習った、あ
のオタマジャクシの化け物が、排卵を控えた子宮内に何億匹も放たれる…

8…9…10…11…

307:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:30:12.13 BXcbW3kx
45

快楽に溺れるアキモフの顔、下腹部に拡がる不快感、妊娠の恐怖…全てがノンナに嫌悪感を
催させたが、最も嫌だったのは、自分が悦びを感じていることだった。

『女』ではなく『雌』として、自分が目の前の雄に孕まされることの本能的な快楽と幸福。
体の奥から沸き上がるそれを靄のかかった意識では留めることはもはや出来ず、ノンナはア
キモフの射精の度に、脚の指先に力をこめ、目をつむり眉間に皺を寄せた。

胎内のノックが18回目を数えた時、何かに耐えるかの様に眉間に皺を寄せていたアキモフ
の顔に、安堵の表情が広がった。

『はぁぁぁぁぁぁ…』

と長いため息をつきながら、ノンナの上に覆い被さったアキモフは、しばし、息を整えるよ
うに荒い息を吐く。部屋にアキモフとノンナのはぁはぁという吐息が響く。

『はぁはぁ…全部出し切ったぞ…同志ノンナ』

『…』

無言のノンナにアキモフは続けた。

『私が射精する直前、派手に達したようだが、君も気持ち良かったのかね?』

ノンナの顔がさっと赤らみ、アキモフから視線を逸らす。

『ふふ…まぁ、良い…』

アキモフはノンナの唇を奪った。くちゅりくちゅりと舌でノンナの口内を蹂躙する。

『ぷはっ…はぁはぁ…私も派手に射精してしまった。こんなに射精したのは久しぶりだ…』

『…終わったのなら、どいて下さい』

はぁはぁと小さく息を吐き、涙を溜めた目でアキモフを睨みながらノンナは言った。アキモ
フは一瞬だけ顔を曇らせたが、直ぐに微笑を浮かべ、ノンナを見下ろす。

308:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:31:11.69 BXcbW3kx
46

『怖くないのかね?妊娠が』

ノンナの表情も一瞬だけ崩れるが、直ぐにアキモフを睨み帰す。

『……』

反撃に成功して満足したらしいアキモフは、ノンナの唇に軽くキスをすると、身体を離した。
ズリュズリュという嫌な感触と共にアキモフの男性器が胎内から引き抜かれるのと同時に、
膣口から温かい液体が外に流れ出し、内股を伝う。

『妊娠についても心配するな。後で、アフターピルを渡してやる』

ノンナは執務室の机に預けていた身体を起こし、立ち上がった。無表情でたくし上げられた
上衣とブラジャーを直し、床に落ちたショーツを拾う。

『ただし、私の滞在している部屋に有ってね。すまないが、取りに来てくれないかね?つい
でに戦車戦のレポートについて、2、3手伝って欲しいことがあるのだが』

アキモフが喋っている間に身嗜みを整えたノンナは、直立不動で、『了解しました。では演
習後1830に』と告げ、敬礼した。

満足げなアキモフが答礼すると、ノンナはつかつかとドアへ向かい、ノブに手をかけた。

『同志ノンナ…』

ノンナはアキモフに半身を向ける。

『嬉しかったよ、君も達してくれて。私の性器を奥深くにくわえ込みながら、絶頂に達する
君の顔はとても、愛らしかった』

ぐっと眉間に皺を寄せたノンナは『失礼します』と一言発して部屋の外に出た。

カツカツカツと音を立てて、校舎の廊下を歩く。次第にその歩幅は速くなり、最後には音を
立てて走り出したノンナは、女子トイレへと駆け込んだ。

個室に入り、鍵をかける。トイレットペーパーを乱暴に引き出し、股間にあてる。先刻まで
異物をくわえ込んでいたそこに、激痛が走るが、ノンナはその痛みに耐えて、内部までトイ
レットペーパーで拭った。

恐る恐る拭った紙を見る。べっとりと黄色がかった白い液体と共に、赤い液体が付着してい
る。

数回、同じ動作を繰り返すが、膣内の白い液体は絶えることがない。ノンナは床にペたりと
座り込み、膝を抱える。膣口から流れ出る液体が床のタイルに染みを作った。

西日が射す女子トイレに、グラウンドからの戦車の走行音とスピーカーからの怒鳴り声が響
く。その喧騒の中、一つだけ扉が閉じられた個室から、静かに啜り泣く音がいつまでも続い
た。

309: ◆Oamxnad08k
13/10/03 23:34:16.82 BXcbW3kx
取り敢えず、前半はこれにて終了です。

後半は、夜にアキモフの部屋でノンナが色々
されちゃうパートですが…

このまま、投下して良いかな…

310:名無しさん@ピンキー
13/10/04 10:25:46.72 /CIDFUhE
某Ⅳ号戦車装填手のシマ荒らしたから頃されそうだな

311:名無しさん@ピンキー
13/10/05 00:57:24.54 QyRuU43A
コミック3巻で秋山殿の寝室が出てたなあそこで西住殿を犯したんだな

312:名無しさん@ピンキー
13/10/05 08:54:48.17 kjB9eoXv
みほスレ住人からすればフタナリゆかりんでさえ1ヶ月後には主導権は奪われてそうだがな
さらにまほ姉までいるからフタナリゆかりんの身が持つか心配ではある

313:名無しさん@ピンキー
13/10/05 11:50:39.65 OsrSkktb
>>309
続きはよwww

>>312
みほ&まほ連合軍に責め立てられるフタナリゆかりんか・・・胸熱な展開だなw
みほ「まだです・・・・優花里さん!まだイッては駄目です!」
ゆかりん「そ・・・そんなこと言われましても西住殿の中があまりにも気持ちよくて・・・」
まほ「ずるいぞ秋山・・・一人だけ気持ちよくなって・・・・前から思っていたのだか少し早くないか?」
ゆかりん「ああ・・・もうでちゃいますぅ~」
みほ「もう!もっと楽しみたかったのに!!」
まほ「ふむ・・・こんどは私の番か、だがその前に秋山のモノを勃たせないとな」
ゆかりん「ああっ!イッたばかりでまほ殿の絶品パイズリフェラとか感涙モノですが気が狂いそうですぅ~」
みほ「う~!いいなあ・・・お姉ちゃん胸が大きいからなあ」
まほ「さて今度は私が楽しませてもらうぞ秋山」


こうですか!分かりません><

314:名無しさん@ピンキー
13/10/05 11:50:56.56 bgywQDxx
ゆかりん「主導権をわたす?このスレではそんなことあるわけが
ないじゃないですか。西住殿はもう妊娠7ヶ月目ですから…
私がパパになって秋山みほになるんですよ。
いやっほぅ!最高だぜぇー!あとは結婚を認めてもらうために
西住殿のお母さんに認めてもらうだけですねぇ…あはははは」

315:名無しさん@ピンキー
13/10/05 12:05:06.21 OsrSkktb
>>314
ひょっとして職人さん降臨かw?
でもいくらフタナリゆかりんでもしほさんに食指が動くのか?w
・・・・・まあでも好子さんとしほさんの若さと美しさは年齢を超越してるからなあw
しほさん攻略話もみたいが好子さんがゆかりんの性欲処理する話もみてみたいw
ただ好子さんには勝てなさそうだけどw

316:名無しさん@ピンキー
13/10/05 18:31:42.64 n2Ox5zIh
その日、学園艦を降りた近藤妙子が久しぶりに実家のある茨木市に帰ってくると、家には母の遊び友達の奥様方
とその子供たちが来ていた。
「それじゃあ子供たちの相手お願いね、みんな大人しいいい子だから」
そう言い残し、奥様方と連れ立って<小林幸子&コロッケ+デトロイト・メタル・シティ モーストデンジャラ
スコンサート>に出かけてしまう妙子母。
家には妙子と三人の○学生が残されることとなった。
そして-

「んむゥ、んん…ぷあっ……」
下半身を剥きだしにした○学生が作る三角形の中で、白い女体が蠢いている。
「休んじゃダメだよお姉ちゃん」
「こっちこっち」
「もっと俺のなめてよー」
三方から突き付けられる○学生の男根を交互に口に含み、舌で愛撫する妙子。
一本に口唇奉仕をしている間も残る二本は左右の掌の中にあり、先走り液をローション代わりにしなやかな指を
絡めて扱き立てる。
「すげ…気持ちいいよ」
眼を瞑り、顔を天井に向けて呟く少年の股間で切なげに喘ぎながら頭を動かす妙子は、全裸に剥かれたうえに荒縄で緊縛され、首輪まで嵌められていた。
バレーに加え戦車道で鍛えている妙子の筋力は下手な男子高校生を上回る。
○学生三人程度なら力ずくで来られても最悪逃げる程度のことはできるはずだった。
だが狡猾な少年たちは行動を起こす前に怪しげな薬を混入した清涼飲料を用意し、まんまと妙子に飲ませること
に成功していたのだ。
同年代の少女に比べ随分と発育のよい肢体が力なく崩れ落ちると同時に、獣と化した少年たちが牙を剥く。
「やめなさい、やめて!」
力の入らない体で必死に抵抗する妙子。
だが青い衝動に突き動かされ、全身にアドレナリンを漲らせた○学生たちは、脱力した女子高生の脆弱な防衛線
を容赦なく突破していく。
ノースリーブのブラウスがたくし上げられ、発育著しい臀部を包むホットパンツのジッパーが下ろされる。
ブラジャーが毟り取られ、88センチFカップの堂々たるバストが踊るように飛び出すのを見て、○学生たちは
歓声をあげた。
「ヒュ―――ッ♪」
「すごく…大きいです」
「おっぱい!おっぱい!」
裸の胸を視姦される屈辱に歯を食いしばり、硬く瞑った瞼の端に涙を浮かべる妙子。
仰向けに押さえつけられた妙子の胸に○学生の手が伸ばされ、重力に逆らいお椀型に盛り上がった肉連山を鷲掴
みにする。
そして指間から白い柔肉がはみ出すほどに、強い搾乳。
「嫌…い、痛い!」
妙子の口から悲鳴じみた声が迸る。
ムっちゅくりゅくりゅ、ぷにュぐりりゅッ、むちゅるプニプリっ、むにゅタプる!
十代半ばの瑞々しい胸果実が、さらに年若い少年の手によって好き放題に弄ばれる。

317:名無しさん@ピンキー
13/10/05 18:32:40.71 n2Ox5zIh
○学生はおろか、成人男性の掌にも納まりきらないたっぷりサイズの胸脂肪は、搗きたての餅のような柔らかさ
とゴム毬のような弾力を併せ持つ。
牡の欲情を煽り立てずにはおかないその美豊乳に少年たちの貪欲な指が食い込み、獲物に群がるピラニアのよう
な勢いで捏ね上げ、引き伸ばし、揉みくちゃにする。
「ああ、う…ぅン、くあ…は…あふぅっ!」
執拗な胸への愛撫が、少女の身体に官能の熱を蓄積させていく。
痛みはいつしか甘い痺れへと変わり、唇からは熱い吐息が漏れる。
乳房を蹂躙する少年たちの腕の一本が、切なげに捩り合わされる美脚の間に差し入れられ、並んで伸ばした人差
し指と中指が、潤いはじめた秘裂を浅くなぞった。
「……ヒッ!?」
大きく腰を浮かせて怯えた声をあげる妙子の顔を、悪魔の笑みを浮かべた少年が覗き込む。
「大人しく言うことを聞くならこっちには挿入(い)れるのは勘弁してあげる、でもちょっとでも逆らったら…
おーけぃ?」
「わ…分かったわ」
少年の指が妙子の頤を掴み、恥辱に塗れた貌を強引に上向けた。
「ちがうでしょ?」
「…わか…り…まし……た…」

一糸纏わぬ裸体に縄を打たれ、膝立ちの姿勢を取らされた妙子の前に、ズボンとブリーフを脱ぎ捨てた○学生が
並び立つ。
リーダー格の少年が持つ赤いリードは、妙子の首に嵌められた犬用の首輪に繋がっていた。
三人は背筋を反らせ、勢いよく起立した若勃起を妙子の面前に持ってくる。
「さ、お姉ちゃん」
「そのかわいい唇で」
「俺らのを気持ちよくしてよ」

「チュッチュッ…はむっ、レロぴちゅ、ジュププぅ……」
(わたし、変だ……)
根本まで飲み込んだ肉棒の熱さと苦さ、そして生臭さを口腔内いっぱいに感じながら、ぼんやりと妙子は思った。
「じゅるっ…じゅるるっ!チュッパッチュッパッ…ちゅるぶっ!」
(こんなコト…嫌なはずなのに……)
「ぬちゅるっ、ンは…はぁ…ぅン…はむっ、ちゅるっジュぽンっ!」
得体の知れない衝動が身体の奥から湧き上がり、目覚めはじめた被虐の快感が正常な思考を侵食していく。
いつしは妙子は命令も無いまま両手を伸ばし、真ん中の肉棒にフェラチオしつつ、自分の番を待つ左右の肉棒に
手淫奉仕を始めていた。
「う、俺もう…」
「ぼ、ボクもッ!」
「だ、射精(だ)すよ、お姉ちゃん…飲んで!!」
どぴゅるっ、どぴゅどぴゅっ!どぱ、どぱあああっ!
三本の肉砲身から、イカ臭い牡汁が一斉に迸る。
「ンはっ、はあぁン…あっ、あっ…あああ………ッッ!」
降り注ぐ白濁の雨の中でのたうちながら、妙子の意識はまったき暗闇の中へと墜ちていった。

318:名無しさん@ピンキー
13/10/06 08:16:08.98 N856lrL9
>>309
勿体振ってないではよ!

319:名無しさん@ピンキー
13/10/06 15:36:27.94 9H4x4HWn
バレー部は皆、いいよな。
キャプテンの典子をあけび、忍、妙子で
めちゃくちゃにする話もよんでみたい。

320: ◆Oamxnad08k
13/10/06 15:57:29.21 4ZFS0gml
すみません。ちょっと、仕事忙しくて…

『寒い国から来た男』続き投下します。
最初のほうはエロ無しです。

321:寒い国から来た男
13/10/06 15:58:34.25 4ZFS0gml
47

【同日20:38 東京 市ヶ谷 防衛省庁舎B3F 3008会議室】

『…という訳であり、本年は大洗高校の優勝という結果となりました。全国大会についての
ご報告は以上です』

プロジェクタの明かりが照らす薄暗い部屋で、亜美は居並ぶ出席者達に一礼し、自席に戻っ
た。蛍光灯が点けられれると、向かい側に男が6人、座っている。

『蝶野1尉からの報告は以上です。何かご質問はありますでしょうか』

亜美の隣に座る1佐の課長が面前の出席者に向かって声をかけた。男の一人が、資料をめく
る手を止め、顔を上げる。

『優勝校の大洗には支援制度の適用が無いと聞いているが、事実ですか』

答えようとした亜美を片手で抑え、課長が口を開いた。

『その通りです。支援制度が我が国で採用される前に、一度、大洗の戦車道の授業は停止さ
れております。今年度から再開されたため支援制度の適用を受けておりません』

別の眼鏡の男が挙手する。

『支援制度を使って他国から競技用戦車を確保している他校を打ち破り、大洗が優勝という
ことは、今後、制度の在り方を考えるべきでは?』

課長が再び答える。

『大洗は雑多な中戦車、軽戦車を最大限駆使して他校に勝利しました。その運用については
賞賛に値しますが、支援制度が無意味かというと、そういう問題では無いと考えます』

『でも、勿体ないですよね。毎年、高い金払って戦車を供与されてるのに、支援制度の無い
高校に負けちゃうなんて』

立ち上がろうとする亜美を課長が制止する。

『今回は言わば、勿体ない結果に終わりましたが、支援制度による我が国の戦車道の発展は
無視出来ないものです。自衛隊の戦車運用への影響も考えると、投資の回収は十二分に出来
ていると思量します』

その後、2~3の質問が出たが、全ては『支援制度』に対するネガティブな意見だった。

議事録と追加資料の提出、更に会議室の片付けまでを課長と亜美に指示し、男達は会議室か
ら退室する。課長と亜美は直立して彼等を見送った。

課長がふぅ、と息を吐き椅子に背中を預ける。亜美は課長の面前の卓上に勢いよく手をつき、
『何なんですか、あの連中は!』と怒りをこめた口調で食ってかかった。

相当大きな音が会議室になり響いた筈だが、課長は亜美を少し見上げただけで微動だにしな
い。

『それに、何です?あの支援制度なんてやめちまえ、とか、金の無駄とかいう言い方は!競
技用のティーガーなんて、自腹で数を揃えようとしたら、学園艦の一つや二つ、一年間動か
せるくらいのお金が要るんですよ!』

322:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 15:59:36.80 4ZFS0gml
48

支援制度。

正式には競技用戦車対外協力支援制度と呼ばれる。第二次大戦中、本格的な戦車戦の経験が
ない日本は、戦車道が全世界に普及するにつれ、他国との国際試合で敗北することが多くな
った。

戦車運用に関する知識が豊富な他国から、技術指導や物資支援を受け、日本の戦車道の強化
と振興を図るのが支援制度の骨子である。一度、衰亡しかけた日本の戦車道が持ち直したの
は支援制度による影響が大であり、課長が会議中に発言したように、自衛隊にとってもメリ
ットがある。

『だから、あの連中はこう言ってるのさ。ティーガーなりT-34なりを揃えるんじゃなくて、
大洗みたいに自前の戦車だけでやれ、ってさ』

『な…納得出来ません!みんながみんな、大洗の西住みほさんのようになれる訳じゃないん
ですよ!現場のことを何も分かってない!』

頭の後ろで手を組んで亜美の罵声を浴びる課長は『現場ね』と一言呟くと、卓上に並べられ
た会議資料のキングファイルの一つを手に取った。

『ちょっと課長、聞いてるんですか!』

『まぁ、待て』

課長はキングファイルに綴じられた紙の中から一枚を取り出し、亜美に渡した。

渡されたのはぼやけた白黒写真のコピーだった。監視カメラのようなもので上方から雑踏を
映した写真で、一人の男が赤いペンで丸く囲まれている。

『赤丸で囲んである男、見たことないか』

『?』

目を凝らし、写真を見つめる。白人であるようだが、見覚えがあるようには思われない。

『いえ…』

『プラウダ高校の支援制度連絡官とは?』

323:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:00:42.66 4ZFS0gml
49

『ええ、何度か会ったことはありますが…えっ、これアキモフさんですか?』

『そうだ。若い頃だけどね』

課長は更にファイルから紙を取り出す。何かの身分証明書のようなもののコピーで映ってい
るのはアキモフだった。

『これも、アキモフさんですよね?若い頃?』

『うん、多分ね』

『多分?』

『身分証明書の名前はそうはなってない』

『?』

課長が何を言ってるか、判らず亜美は、困惑した表情で課長と写真を交互に見つめる。

『セルゲイ・ヴラディミロフ・アキモフ。何ともそれっぽい名前だね。もちろん、偽名だ』

『えっ、偽名?どういうことですか?』

『スパイだよ。アキモフ連絡官は彼の国のスパイだ。』

『は?ス、ス、スパイ?スパイですか?アキモフさんが?』

渡された二つの写真を凝視し、亜美は『えぇーー?!』と声を上げた。

『良い反応だね』

課長は亜美に渡した写真のコピーを受け取り、キングファイルに戻した。

『アキモフ連絡官(まぁ、偽名だけど、めんどくさいからこう呼ぶな)、その筋ではかなり
有名な男らしくてね。スパイだから有名ってのもちょっと違うか。』

324:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:01:29.16 4ZFS0gml
50

『座れよ』と一言告げて亜美を座らせ、課長はキングファイルをめくりながら、話しはじめ
た。

『まぁ、存在が噂されてただか何か知らんが、そういう奴が居るだろうと思われてた男らし
くてな。冷戦時のきな臭い話では大概、この男の話が出てくる』

『何で…そんな人が連絡官に…?』

ふぅ…と息を吐いて、課長は亜美に顔を近付けた。

『連絡官はな。表向き支援制度の正常な執行を監視するのが役目だ。勿論、各国の連絡官は
そうしてるし、アキモフもその面での仕事もしてる。だがな、連絡官の任命は相手国任せ。
日本での審査も今の制度では、ほぼザルだ。戦車の運用について詳しくないといけないから、
軍人でも問題無し。つまり…』

『つまり…?』

『プラウダだけじゃない。サンダースも、グロリアーナもアンツィオも支援制度の適用を受
けている高校の連絡官はほとんど全て、諜報部員だ』

『まさか…』

『信じられんか?因みにアキモフの情報を手に入れたのも、サンダースの連絡官からだ』

えっ、と亜美が声を上げる。サンダースの連絡官。確か陽気な普通のアメリカ人のような気
がしたが…

『今日の会議の出席者、統幕の通信情報隊、つまり、自衛隊の持つスパイだな。支援制度が
始まって以来、スパイの温床になってしまった学園艦を、“現場”で守ってくれているのは
彼等だ』

驚愕と共に亜美は会議に出席していた男達を思い出した。凡そ自衛官には見えない立ち居振
る舞いだったが、微かに一般人とは違う雰囲気を醸し出していた。

『アキモフが来てから、連中のプラウダ担当が5人、殉職してる』

325:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:02:12.68 4ZFS0gml
51

『!!』

目を見開き、自分を見る亜美から目を逸らして、課長はタバコの煙を吸い込んだ。

『わかるだろ?連中が支援制度を辞めさせようとする理由が』

課長が『灰皿取って』と一言、亜美に声をかける。“スパイ”達の吸った吸い殻で山盛りに
なった灰皿を、亜美は課長の前に置いた。

『どうして…どうして、そんな連中が日本に?彼等は何をしてるんです?大体、何でそんな
問題のあるやり方がずっと続いてるんですか?例えば、連絡官の審査をもっと厳重にやれば
良いじゃないですか!』

課長はタバコを灰皿に押し付けると、二本目のタバコに火を点けた。ふぅ…と煙を吐き出す。
一拍置いて『俺も詳しくは知らんが』と一言呟いた。

『まずは、連中が日本に来る理由。有力な話として(というかこれもサンダースの連中から
聞いた話らしいが)データ取りが目的なんだそうだ。わざわざ日本に来てデータを取る理由
は何だと思う?』

逆に問い掛けられた亜美は、混乱する頭で必死に考えた。戦車について、彼等の国になく、
日本にあるもの…。

『西住流…!』

『そうだ。門外不出の西住流、関係者はみんな監視対象だ』

『そんな…じゃあ…!』

『西住流の門下生だった君も、自衛隊に入る前はもちろん監視対象だったよ』

『!!』

ふぅ…と課長が再び煙を吐く。

『二つ目の、連中が何をしてるか、だが…。まぁ、言った通り、西住流の情報収集だな。西
住流の戦車道を使う高校との対戦記録を取ったり、もしかしたら、西住流門下生が入学して
くる棚ぼたもあるかもしれん。黒森峰のあの重戦車群を見ただろ?今年はマウスまで出して
きやがった。西住流宗家の長女が三年間も居たんだからな。大盤振る舞いさ』

326:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:02:58.84 4ZFS0gml
52

『…』

『後は、国内に潜入工作員を作るため、ってのもあるらしい』

『!』

『思春期の精神的に不安定な女の子が相手だ。卒業後も使える操り人形を作るのは簡単なの
さ』

『そんな…!』

亜美は立ち上がり、バンッと机を叩いた。

『何でこんなふざけたやり方が続いてるんですか!!』

怒りを露にして、亜美は課長を睨みつける。課長は亜美の視線を真っ正面に受け止めながら
答えた。

『支援制度が導入される時、関係省庁がかなり、揉めた。公安はそんな制度の為に人は出せ
ない、と勿論、大反対(この経緯があるから、うちのスパイを使わざるを得ない訳だが)。
外務省も当然、反対。素案を出したのは当時の文部省だが、当の彼等でさえ、金を払って怪
しい外国人を教育の現場に入れることに反対する人間が沢山居た』

課長はタバコの煙を吸い込む。灰を落しながら、ゆっくりと息を吐く。

『だがな、小数だが外務省や文部省の官僚、あと議員にも何故か熱心な連中が居てね。やれ、
戦車道の国際化だの、学園艦も支援国の仕様に改装出来るだの、色々動き回ったらしい』

亜美はふと課長の顔が険しくなったように感じた。

『素案を作った当の文部省の官僚も、公安や外務省の言うことはわかるが、偉いさんの言う
ことには逆らえずだんまり。防衛庁(当時な)は蚊帳の外で、外国から戦車を貰えて、学園
艦も改装出来るなら良いじゃないですか、と暢気なものだったそうだ』

327:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:04:42.27 4ZFS0gml
53

課長の口調が微かに強くなる。課長もこの制度に対して、不満を持っていることに亜美は気
付いた。

『結局、熱心な先生方の活動のおかげで、最初の素案通り、支援制度と連絡官制度が始まっ
た』

またタバコの煙を吸い込み、『ま、そんなとこだな』と課長は呟いた。

『そんなことが…』

課長は表情を緩め、タバコの煙をくゆらせる。

『ま、だからそんなにあの連中を悪く言うな。連中こそ正に“現場”だ』

課長の辛い立場を考え、亜美は目を逸らした。もしも、支援制度がなければ、この国の戦車
道は成り立たなくなってしまう。戦車は揃えられず、学園艦の改修もままならず、我が国の
戦車道は廃れてしまうだろう。そして、それは、活発な戦車道人気に支えられた、自衛隊の
機甲科にも大きな影響を与えるのは間違いない…。

それでも、亜美は一つだけ、どうしても聞いておきたいことがあった。

『しかし…』

ん?と課長は目だけ亜美に向けた。

『官僚や議員はなぜ素案のまま通そうとしたんでしょうか。国際化も学園艦の改装もわかり
ますが、連絡官の制度を厳しくすれば良いだけでしょう?』

課長は亜美から目を逸らした。

『そりゃ、まぁ…』と課長 は、まだ長いタバコを灰皿にぐりぐりと強く押し付け、吐き捨
てるように言った。

『ハニートラップに引っ掛かった奴でも居たんだろ』

328: ◆Oamxnad08k
13/10/06 16:05:28.04 4ZFS0gml
エロなしはここまで…

329:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:33:16.40 xC+mjgPJ
54

-----------------------------------------------------------------

突き上げる度に目の前の彼女は吐息と共に少女のように小さく声を漏らした。

“少女のように”とは言うものの、年齢で言えば、彼女は間違いなく少女である。

大人びた顔立ちと、ふくよかな女性らしい身体つきをしているから、随分と年上に見えるが、
白く透き通るような肌に浮かぶはっきりとした形の汗の水滴は、彼女の肌が年相応の張りと
潤いを持っている証拠だった。

『はぁ…はぁ…』と吐息を漏らす度に揺れる彼女の首筋、そこに張り付いた水滴に口をつけ
る。それを舐め取るために出された舌が当たった瞬間、彼女は『ひゃっ…』と可愛らしく声
をあげた。先刻、見つけた彼女の敏感な部分に、汗を舐め取るためではなく、別の目的で舌
を這わせ続ける。

可愛らしい悲鳴と共に、彼女は背中に回した手に力をこめたようだった。脇から腕を差し入
れ、高いところから落ちないようにするように、しがみついている。

『はぁ…はぁ…気持ちいいか?同志ノンナ…』

『ひゃ…はい…同志アキモフ連絡官んッ…殿…』

眉間に僅かに皺を寄せ、頬を上気させながら、彼女は男の問い掛けに答えた。

男も彼女の肩辺りから、腕を回して、まるで、愛し合う者同志のように、全裸の二人は抱き
しめ合い、身体を密着させながら、交わっている。

ベッドの横にあるスタンドの光に照らされたノンナの顔をアキモフは見つめる。自分の父親
と同じくらいの男と交わっている彼女の顔に浮かぶ感情をアキモフは、『仕事柄』得た能力
で読み取る。『ブリザード』と呼ばれたノンナの鉄面皮も、アキモフにかかれば、感情を読
み取ることは造作もない。

『苦痛』は最早、感じていない。

憎悪、嫌悪、後悔、受容、怯え、そして…

330:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:33:59.77 xC+mjgPJ
55

『私は気持ちいいのか、と聞いたな、同志ノンナ』

『……はい、同志アキモフ連絡官殿』

アキモフはノンナに顔を近付ける。

『私は君が私を喜ばせるために、”気持ちいい”と嘘をついていると思っていた。しかし…』

アキモフは一度言葉を切る。我慢できない、といった体で、乱暴に唇を押し付けた。

『ん…』

ぐちゅる、ぐちゅる…と音を立て、貪るような口づけを終え、はぁはぁと息を吐きながら、アキモフは続けた。

『どうやら、君は“本当に気持ちいい”ようだね』

一瞬、呆気にとられたような顔をしたノンナは、さっと悔しそうに顔を逸らした。

『ふふ、分かりやすい反応だ』

アキモフはノンナを抱きしめていた腕を外し、ノンナの顎を掴んで、自分の方に向ける。再
び貪るように唇を奪う。今度は舌をノンナの口内に侵入させ、舌を絡め合わせた。

ノンナの唾液を味わいながら、アキモフはノンナが自分の部屋に来た時の事を思い出した。

331:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:34:55.58 xC+mjgPJ
55

『私は気持ちいいのか、と聞いたな、同志ノンナ』

『……はい、同志アキモフ連絡官殿』

アキモフはノンナに顔を近付ける。

『私は君が私を喜ばせるために、”気持ちいい”と嘘をついていると思っていた。しかし…』

アキモフは一度言葉を切る。我慢できない、といった体で、乱暴に唇を押し付けた。

『ん…』

ぐちゅる、ぐちゅる…と音を立て、貪るような口づけを終え、はぁはぁと息を吐きながら、アキモフは続けた。

『どうやら、君は“本当に気持ちいい”ようだね』

一瞬、呆気にとられたような顔をしたノンナは、さっと悔しそうに顔を逸らした。

『ふふ、分かりやすい反応だ』

アキモフはノンナを抱きしめていた腕を外し、ノンナの顎を掴んで、自分の方に向ける。再
び貪るように唇を奪う。今度は舌をノンナの口内に侵入させ、舌を絡め合わせた。

ノンナの唾液を味わいながら、アキモフはノンナが自分の部屋に来た時の事を思い出した。

332:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:35:46.83 xC+mjgPJ
56

--------------------------

弱いノックをしたノンナを、アキモフは部屋に招き入れた。ベッドに寝そべるアキモフに、

『大洗戦の資料をお持ちしました』

と、直立不同で言ったノンナだったが、資料が入っているらしい大きな鞄が微かに震えてい
るのをアキモフは見逃さなかった。

『ありがとう。資料はそこに置き給え。今日の演習も疲れただろう。少し、休まないか?』

鞄を机に置いたまま、ノンナは動かなくなった。微かにその肩が震えている。

『ありがとうございます…しかし…』

『しかし?』

ノンナは身体をこちらに向けた。少しだけ顔を赤らめているようだった。

『その…薬を…』

アキモフは肩をすくめ、『何の薬だね?』と問い返す。その返事は予想外だったようで、ノ
ンナは一瞬、呆けたような顔をしたが、目の前の男の顔に張り付いた嗜虐の表情を見たのだ
ろう、自分が何を言わなければならないのかを察した。

『妊娠を…防ぐための薬です…』

顔を俯けながら答えたノンナに、アキモフは信じられないといった表情で答えた。

『妊娠?君は誰かとしたのかね?その…“あれ”を』

『!!』

ノンナは一瞬だけ驚愕の表情で顔を上げたが、また
諦めるかのように顔を俯けた。

『はい…私は…同志アキモフ連絡官殿と…せ…セッ……性交を致しました…その際、後ほど
避妊のための薬を頂けると…』

はっきりと顔を赤らめ、震える声で『報告』をするノンナに、アキモフは小さく『あぁ、そ
うだったな』と答えた。

『すまない。最近、歳のせいか、すっかり、物忘れが激しくなってね。薬はここに用意して
ある』

333:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:37:23.37 xC+mjgPJ
57

アキモフはベッドの横の机を顎でしゃくった。錠剤が二つ、とペットボトルの水が置かれて
ある。

『すまないが、湯上がりでのぼせていてね。先刻、君を招き入れる為に立ち上ががっただけ
で、くらっとしてしまった。こちらに取りに来てくれないか』

そう言いながら、アキモフはふぅ暑いとバスローブの袈裟をはだけさせながら言った。胸毛
に覆われた厚い胸板と脂肪を蓄えた腹が露になる。

『……』

『どうした?要らないのかね?』

顔を俯けていたノンナは目をつむり、すぅっと息を吸い込んだ。

『いいえ…』

そう、一言だけ言うと、ノンナは制服のボタンに手をかけた。

上着を脱ぎ、机の上に畳むと、スカートのホックに手をかけ下ろす。薄水色のショーツから、
真っ白な大腿がすらりと伸びている。

『下着を替えたのかね?』

ブラウスのズボンを外しながら、ノンナは『はい、汚れましたので』と答えた。
ほう、とアキモフは一言呟く。

『何で汚れたのかね?』

ブラウスのボタンを外し終え、ブラジャーのホックを外そうと背中に手を回していたノンナ
に、アキモフはニヤニヤとしながら問い掛ける。顔を赤らめ、ノンナは手を止めた。睨むよ
うに横目でアキモフを見る。

『同志アキモフ連絡官殿の…精子…いえ…精液です…』

言い終えると、ノンナはホックを外した。ぱさり、と音を立てて、押さえ付けられていた巨
大な乳房が、ブラウスの中で解放される。

334:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:38:30.92 xC+mjgPJ
58

『そうだった。先刻はたっぷり射精したからな。同志ノンナ、君の身体と顔を見ていると、
体の奥からふつふつと雄としての本能が沸き上がるのだ。雌として優秀ということだよ』

ノンナはブラジャーとブラウスを畳ながら、『ありがとうございます、と言うべきでしょう
か』と答えた。

『誇るべきことだよ。君を見た雄は一刻も早く、君に子供を産ませたい、と思っているのだ
からね。私も同じだ』

はっと胸を隠しながら、ノンナはアキモフを見る。

『心配するな。この薬は本物だ』

顔を赤らめながら睨みつてくけるノンナにアキモフは答える。

『君の先輩で卒業後、すぐに妊娠した娘は居ないだろう?』

『!』

恥ずかしさだけではなく、怒りの表情がノンナに浮かぶ。

『ふふ、その顔、たまらんな。早く来たまえ。ショーツを脱いでな』

アキモフから目を逸らし、ノンナはショーツを脱ぎ畳んで机の上に置く。

アキモフの位置からは、一糸纏わぬ姿となったノンナの横姿が見える。

『こちらを向きたまえ、同志ノンナ。ほら、手をどけろ。そうだ。ああ、美しい。まるでギ
リシャ彫刻のようだ』

顔を俯けながら、ノンナはアキモフの前で全裸を晒した舐めるようなアキモフの視線を感じ、
羞恥と悔しさで身体中が熱くなる。

『あの…いつまで…』

335:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:40:16.19 xC+mjgPJ
59

『ふふ、来たまえ』

全裸でベッドに歩いてくるノンナを見ながら、アキモフはバスローブをベッドの脇に脱ぎ捨
てた。巨大な男性器が毛むくじゃらの腹の下で勃起し、ビクビクと脈打っている。

先刻、自分の女性器を貫き、大量の精子を無慈悲に胎内に送り込んだ化け物のような肉の棒。
再び、ノンナの膣口を食い破り、子宮内に精子を送り込むことを欲している。脈打つ男性器
を視界に入れないようにしながら、ベッドの脇に立ち、机の上の錠剤を取ろうとするノンナ
の手をアキモフが停める。

戸惑うノンナに不敵な笑みを投げ掛けながら、アキモフは錠剤を手に取り、自分の口にほお
り込んだ。

『!!』

『ふふ…心配するな。まだ私の口にある。』

何が起こったか分からないといった表情で見つめるノンナに、アキモフは『口移しだ。親鳥
が雛鳥に餌を与えるように』と言った。

『私の上に跨がるようにしたまえ』

ノンナはアキモフを一瞬だけ睨みつけたが、一言『はい…』と告げ、毛むくじゃらの体の上
に四つん這いで跨がった。豊満な乳房が重力に逆らえず、垂れ下がり、ただでさえ大きなそ
れは、より大きく見えている。

『良い光景だ』

アキモフの視線が舐めるように自分の乳房に注がれているのを感じながら、

『口を開けてください』

と怒りと羞恥心がないまぜになった表情でノンナは訴える。

ノンナを見つめながら少しだけ口を動かし、アキモフは髭面の口を開けた。舌の奥に白い錠
剤が二つ…

336:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:41:03.24 xC+mjgPJ
60

『早く取れ』と言わんばかりに顔をニヤけさせるアキモフを睨みつけて、数瞬、逡巡したあ
と、ノンナはアキモフの唇に自分の唇を押し付けた。

口の深いところにある避妊薬を舌で絡め取ろうとするが、アキモフはさらに口の中で錠剤を
転がし、容易に取ることが出来ない。

顔を動かさないアキモフの唇に、ノンナは貪るように唇を強く押し付け、逃げる錠剤を舌で
追いかける。お互いの唾液がじゅぶじゅぶと音を立てる。

それは、傍から見れば全裸で中年男に跨がり、濃厚なディープキスを交わす娼婦の様にも見
えた。

お互いの舌と舌の攻防が続けられ、ノンナはアキモフの口内のほぼ全てを舐めとることにな
った後、唾液まみれになった錠剤を舌で絡め捕ることに成功する。

ぷはっ、と口を離すと、アキモフのものか、ノンナのものか分からない唾液が口を滴り落ち
た。

はぁはぁと息を吐きながら、机の上に置かれた、ペットボトルの水を取ろうとするが、アキ
モフに停められる。

『散々、流し込んでやったろ?それで飲め』

口の中に溜まった自分の唾液とアキモフの唾液の混合液。アキモフはそれで薬を飲み干すよ
う指示しているのだ。

ノンナは一瞬、何かを言いかけたが、次の瞬間には諦めの表情で口の中の錠剤を転がし始め
た。

喉を鳴らし、浮かせた錠剤を飲み込もうとするが、いくら、流し込まれたとはいえ、錠剤を
二つも飲み込むのは辛いらしく、何度もえずく。

数回試みるものの、錠剤の嚥下に失敗したらしく、悲しげにアキモフを見つめる。

337:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:42:20.26 xC+mjgPJ
61

『申し訳ありません、アキモフ連絡官殿…。その…頂いた…頂いた唾液を飲み尽くしてしま
いました…』

顔を赤らめ、目を逸らしながら、唾液を飲み干したことを告げるノンナの表情に見つめなが
ら、アキモフはニヤリと笑った。

『仕方がない、水をやろう。その薬は錠剤のまま、胃に入れなければ、効果がないからね。
私の口と君の口で弄び過ぎたから、既に溶けかけているだろう?』

『!』

アキモフはノンナの髪を優しく撫でる。

『しかし、君が欲しいものを、私だけが与えるのは、幾分、不公平ではないかね?』

『そんな…何をすれば良いのです?』

アキモフは優しく撫でていた手でノンナの髪の毛を掴み、ぐいっと引き寄せた。

『わかるだろう?私が欲するものが。先刻から、君の太ももに当たっているではないか』

白く滑らかなノンナの太ももにめり込むように押し付けられているもの…。それは、そそり
立つアキモフの巨大な男性器だった。

『しかし…どうすれば…』

『君の胎内に迎え入れるのだ。君自身の手で…』

目の前のアキモフの顔から目を逸らし、ノンナは小さく『はい…』と答えた。

アキモフの男性器に手を伸ばす。手に余る程、大きなそれを、自分の膣口にあてがった。

『んッ!』

肉、というより金属のように固く熱い塊が、身体の中で一番、敏感な部分に当たる。

338: ◆Oamxnad08k
13/10/06 18:43:08.62 xC+mjgPJ
今日はこの辺りで!

途中、連投規制あり、投下遅れました。すみません。

339:名無しさん@ピンキー
13/10/07 00:36:52.57 9eolVNBO
珍しくうちの側室5号の蝶野教官が仕事してる

340:名無しさん@ピンキー
13/10/08 11:21:14.80 v4K5tl8L
俺の嫁の麻子&さおりんがレイ〇されなければフタナリ秋山殿の活躍を応援する
あと華は性豪そうなイメージがあるw
手を出したらミイラにされそうなイメージw

341: ◆Oamxnad08k
13/10/08 23:19:37.54 19SDGKYc
こんちわ~
『寒い国から来た男』続き書きますね。

342:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/08 23:22:22.65 19SDGKYc
62

その凶器のような男性器を身体の最奥に招き入れるため、ノンナは声を漏らしながら、何度
も角度や位置を変え、先端を膣口に押し付ける。

押し付ける度に、ノンナは息を漏らし、アキモフも声を上げた。

『おッ…おッ…ふぅ…気をつけたまえ。いくら、昼間に放出したとはいえ、まだまだ、溜ま
っているのだ。暴発したら大変だろう?』

『はい…しかし…大き過ぎて…』

ノンナの反応に満足げな表情を浮かべながら、アキモフは『では、私の言う通りにしろ』と
告げる。

ノンナを膝立ちにさせたアキモフは、ノンナに男性器を握らせ、右、左、とノンナの位置を
調整させる。

『もうちょい上…よし。手を私のペニスから離すなよ』

そういうとアキモフはノンナのくびれた腰をがっしりと両手で掴んだ。

『いくぞ…』

『え…?ひぐっ?!』

アキモフは腰を掴んだを力任せに下ろすと同時に、自分の腰をぐっと持ち上げた。

『あぁ、痛いぃ!!』

産まれて二度目の男性器の挿入は、ノンナに激痛を再びもたらす。

『はは、まだ、亀頭が入っただけだ…ほら、後は自分で奥までめりこませろ』

『んんッ…はぁはぁ…はい…』

目をつぶり、ん、と声を上げてノンナは腰を下ろそうとするが、ピタリ閉じられた膣道は、
巨大なキノコのように傘を広げているアキモフの亀頭を通そうとしない。

343:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/08 23:23:37.80 19SDGKYc
63

それでも、ノンナは『んッ!んッ!』と声を上げながら、腰を下ろそうとするが、ノンナの
膣道は、数ミリずつの侵入しかアキモフの男性器に許さなかった。

『はぁはぁ…駄目です、同志アキモフ連絡官殿…痛すぎて…』

息を切らし、涙目で訴えるノンナにアキモフは『仕方ないな』と一言告げ、上体を起こした。

『?!』

『ふふ…私の首にしがみつくように手を回せ。そうだ。しっかり捕まっていろよ』

そう言うと、アキモフは正座をするような態勢で腰を浮かせていたノンナの膝裏に手を差し
入れ、強引に手前に引いた。

『!?』

『ふふ、日本語で“対面座位”と言うのだ。君はいま、私の首に回した両手だけで、体を支
えているだろう?しがみつく手を緩めたまえ。自分の全体重を使って、挿入をすることが出
来る。それに…』

アキモフは一言区切って、ノンナの耳元で囁いた。

『私の方は、私のペニスをヴァギナがくわえ込んでいく時の同志ノンナの表情を間近で見れ
ると言う訳だ』

頬にキスをしてアキモフは顔を離した。

『急いだ方がいいぞ。錠剤はまだ、残っているか?』

そう言うと、痛みを耐えるように目をきつくつむりながら、ノンナは何度も顔を縦に振った。

『はい…は…い…んんッ!』

腕に込められていた力が徐々に弱まる。めりめりと音を立てるよな感触と共に、ノンナの膣
が押し拡げられ、奥深くにアキモフの男性器が挿入されていく。

344:寒い国から来た男 ◆Oamxnad08k
13/10/08 23:24:30.05 19SDGKYc
64

『ん、んんッ!はぁはぁ…痛…はぁはぁ…んんッ!』

力が弱まる度に、ノンナは眉間に皺を寄せ、悩ましげに声を上げる。アキモフは最高級の満
足感を表情に表しながら、それを見つめる。

『んんッ!はぁはぁ…んんッ!んんッ!はぁはぁ…?同志アキモフ連絡官殿…?』

『はぁはぁ…心配するな、同志ノンナ。君の子宮口に私のペニスの先端が当たったのだ…は
は…かろうじて、全て入ったな…』

アキモフはノンナの髪を愛おしむように撫でながら、苦悶に歪むノンナの表情を楽しんでい
る。

『子宮口を押し上げているようだ。少しキツイがすぐに快感に変わる…』

アキモフはノンナとの結合部を見遣ると、赤らむ頬に手を寄せながら、ノンナに告げた。

『見たまえ、私と君が繋がっている部分を』

はぁはぁと言いながら、ノンナは下を見遣る。

『…』

『どうなっている?同志ノンナ。見たままをはっきり伝えてくれ』

見るもおぞましい光景。それを、ノンナは激痛で朦朧とする中、語りだす。

『同志アキモフ連絡官殿と…私の下腹部が密着し…アキモフ連絡官殿の灰色の陰毛が…私
の黒…黒色の陰毛と絡まりあっています…』

『正確な報告だ。因みに君はその観察の結果、何が起きていると思う?』

勿体振った口調でアキモフが問い掛ける。下を見つめたままのノンナは眉間に皺を寄せなが
ら答える。


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