TIGER & BUNNYでエロパロ2at EROPARO
TIGER & BUNNYでエロパロ2 - 暇つぶし2ch383:名無しさん@ピンキー
13/06/25 21:33:47.90 06vCG0Az
>>378
GJ!!
最後クリームちゃんの嗚咽が聞こえてきそうだ;;;;
少女マンガ兎薔薇同じく期待!

384:名無しさん@ピンキー
13/06/25 21:34:30.65 06vCG0Az
あげてすまん・・・・

385:名無しさん@ピンキー
13/06/30 01:35:37.28 pFnckLWl
本日の妄想

もしイワンとパオリンが結婚したらパオリンちゃんは
パオリン・カレリンになるのか
ちょっと語呂悪いな
あ、中華系は夫婦別姓だからホァン・パオリンのままか?
いや、そういやロシアも別姓だったっけ?
と思ってググったら、そういやロシア系は男女で姓が違ったな
パオリン・カレリナになるのか?父姓はホァンブナでいいのか?
パオリン・ホァンブナ・カレリナか?
ま、イワンにしろユーリにしろ父姓名のってないし
シュテルンビルトではどういう扱いになってるのか不明だけどな!


因みにロシアも夫婦別姓でもOKでした

386:名無しさん@ピンキー
13/06/30 23:58:43.39 B3TDGKUJ
語呂はむしろいいと言うか激しくトミノ式になりますな。>パオリン・カレリン

387:名無しさん@ピンキー
13/07/04 23:56:44.03 jD8iPK+x
妄想してる時、ベッドん中で名前を呼ばせるかどうかで悩む
出来上がってそれなりの時間経ってるんなら名前呼びが自然じゃね?
でも本編ではヒーローたちは基本的にヒーロー名で呼びあってたから
どう呼ぶかわかんないしな
虎友で結婚してるならあなた呼びでいい気もするが
あなた呼びって一般的にはどうなんだろう?
夫婦っぽくて萌えないとかあるかな?

ま、頭ん中で考えてるだけだから自分の好きなように呼ばせりゃいいんだけどさ

388:名無しさん@ピンキー
13/07/06 02:20:36.63 2/4Y9/9O
女の子のほうから「ちゃんと、名前で呼んで…」とか
男のほうから「名前で呼べよ」といわれて照れながら名前を呼ぶとか
いろいろ美味しいな

389:名無しさん@ピンキー
13/07/08 09:07:46.14 XAFjsdJk
>>387
虎友がお前とあなた呼びしてても自分は普通にいけるけど
そういえば学生時代や結婚後の虎友意外にないから読んでみたいのう

390:名無しさん@ピンキー
13/07/16 15:04:05.88 k9N11Utj
シスに会いたい

初めて彼女を見たとき隣にいた友人がマリアのようだと言った

聖母マリア
その無機質な瞳の奥底に宿るは純然たる慈愛か…!
友人の言葉の深さに胸が熱くなった

…まあどうと言うことはないGS美神のマリアだったんだが

それでも構わなかった

私は彼女に一言伝えたい

シスタンペロペロ(^ω^)

391:名無しさん@ピンキー
13/07/19 19:35:17.85 8QlKA6o3
映画特報見たー
今までヒーローだから無理矢理とかはあんま…って思ってたけど
新キャラのライアンなら俺様脳筋っぽくてブルロを強引に…とか
いけそうな気がした
あれでバーナビーよか年下らしいけど折紙よりは上だよな?

392:名無しさん@ピンキー
13/07/19 23:26:15.12 qFZY2eII
ライアンを見てたら、TV放送が始まる前にキースは俺様キャラでみんなを見下してて
ブロンド美人を毎日とっかえ引返してそうだと、勝手に思ってたことを思い出した。

393:名無しさん@ピンキー
13/07/20 11:29:21.24 2PplYeeE
女に手の早いキャラだとおもしろいなー、ライアン。
今までのヒーローにいないタイプになるね。

394:名無しさん@ピンキー
13/07/21 23:33:53.94 Xrz8az61
ライオン君、パオリンちゃんと絡ませても面白いと思うんだ>肉食獣同士

規制解除記念に誰得投下いきます
【使用レス数】5
【カップリング】キース×シス
【特殊嗜好等】機械姦とかオナホ?空気嫁的な
【その他】鬱エンド。好き嫌いが分かれると思うので苦手な方はご注意ください

395:1/5
13/07/21 23:35:45.83 Xrz8az61
「きみは…」
顔を見ての、しばしの沈黙。
「やあ…元気だったかい」
「ええ」
どこかでこのひとを見たような気がする。復旧データが残っているのだろうか。
「…こうえん」
ふいに口をついて出た言葉にも覚えはない。
「もうあのベンチには行かないのかい」
「わからない」
ベンチという言葉を耳にした途端に、無性にそこにいかなければいけないような気になった。
からだをすり抜けて公園へと向かおうとしたシスの肩を、相手は軽く止めた。
「待ちたまえ。もう夜も遅い。ご家族が心配するんじゃないか」
「わたしはひとり。かぞくは、いない」
一瞬、相手が怯んだ。
「かえるところは、ない」
質問には答えた。もう引き止められる義務はない。
「さようなら」
肩を掴む手に力がこもった。

「ジョン」と呼ばれているから、【イヌ】ではなく【ジョン】という個体なのだろうとシスは思った。
「慣れないひとが来たから、警戒してるのかもしれないね」
ひとではないのに。だから、ジョンの判断は正しい。
「すまない、まだ名前を言っていなかったね。私はキース。キース・グッドマン」
「はい」
「この子はジョン」
「こんばんは」
ジョンはまだうなり続けている。
「きみの名前を教えてくれないか」
一瞬、全身が動かなかった。
「…シス」
伝達機能に故障が起きたのだろうか。今のタイムラグはなんだったのか。
「そうか。シス君。会えてよかった。私はずっときみにお礼が言いたかったんだよ」
「なぜ」
「きみが私に勇気をくれたからさ。再び立ち上がる勇気を」
「わからない」
もっとほかに返せる言葉があるような気がしたが、それを探り当てるだけの感覚が欠落していた。
否、そもそもそんなものはプログラミングされていない。
目の前が暗い、と認識した時には重みのある体が周囲を覆っていることに気づく。
「ありがとう」
一段階音量を落としてその言葉はリフレインされた。
「そして…ありがとう」
自身を貫く配線が、焼けこげたように感じた。ほんの一秒にも満たなかったが。
唐突にからだが解放された。どうやら戸惑っているようだ。
「あっ、いやその…すまない」
彼も言葉が見つからないのだろうか。
「いいえ」
沈黙が流れる。目の前の相手の感情を、シスは読み取ることができない。
結局そのあと就寝を勧められ、ソファに残ることを選択した。
空が青から赤にグラデーションをつくっている。見上げるシスは思いを馳せる。
『空にすら、表情はあるのに』
それが自然と不自然の分かれ目なのだ、と考えた。決して得られないものなのだと。

396:2/5
13/07/21 23:38:07.23 Xrz8az61
キースが「お仕事」に出かけているあいだ、シスは疑問を解き明かすことに腐心した。
『わたしが拾われた理由はなに・あのひとの目的はなに』
現段階の彼女には絶対に導きだせない答えを。
訪ねてみた図書館ではなく、帰りに興味から寄ってみたコンビニの雑誌に、その答えとおぼしきものと方法は見つかった。

「ただいま。そしてただいま」
「おかえりなさい」
帰ってきたキースはどこか落ち着きがない様子でシスに向かってきた。
「受け取ってくれないだろうか」
何事かと視線を上に移す。赤と白の薔薇が今が盛りとばかりに咲き誇っていた。
「…なぜ」
「ずっと渡しそびれていたから」
「…きれ、い。ありがとう」
嘘をついた。言葉がひきつれる。
花を美しいと感じること。贈られた気持ちを嬉しいと感じること。そんな機能はついていない。
ただ、『解析不能』の文字のもと否定の返事をすることを拒否していた。
「嬉しい。嬉しいよ、とても」
『このひとはなんて感情を謳歌しているのだろう』
【嫉妬】にも【悲しみ】にもシスはたどり着けずにいた。
足元に金色の毛玉が転がりこんできた。尻尾を大振りに揺らしている。
「食事にしようか。ジョンもおなかが空いているみたいだ」
「おふろにしますかごはんにしますか、のごはんの方ですね」
この台詞は、複数の本に共通していた。きっと帰ってきたひとに必ず言う言葉なのだろう。


「はいってもいいですか」
スタンドライトのみが点いたほの暗い空間に、ふたつの影が踊る。
「眠れないのかい」
「なぜわたしを追い出さないのですか」
「なぜ追い出さなければいけないんだい」
「ひとでは、ないから」
食事ができない、と伝えた際、証拠として腕をはずして見せた。
それを見た瞬間に大きく見開かれた目は、どこかで見たことがある色をしていた。どこで見たのかをどうしても思い出せない。
それは理由にならない、と告げるとキースはまっすぐにシスを見据える。
「きみが何者かなんてどうでもいい。だれかを大切に思うのに理由なんていらないだろう」
そういうものなのだろうか。わからない。ただ、その心に報いたいと思ったのは確かだ。
「ミスター・グッドマン」
キースが悲しみとも驚きともつかない表情を浮かべた。
「あなたにふれても、いいでしょうか」
言葉が波紋のように、空間に消えてゆく。
「キース、と」
呼んでくれないだろうか。と答えて、腕がためらいがちに解かれた。
肌。筋肉。その下の骨、血管。
「キース、キース…」
自らに覚え込ませようとするようにシスはつぶやく。
『おそらく』温かいのだろう。がっしりとしているのだろう。張りがあり溌剌としているのだろう。
シスには何一つ実感がない。
足元に赤いワンピースが踞る頃、シリコンでコーディングされたシスのからだがあらわになる。
光沢はないものの曲線が見事な肢体。不自然なほどに形のいい胸。たるみ・ゆるみのないからだ。
つくりものでなければあり得ない、大多数の男性の好みに基づく緻密な設計の賜物である。
背に添った腕がわずかにすべりだした。目的が果たせる、とシスは安堵した。

397:3/5
13/07/21 23:40:38.91 Xrz8az61
ひざまずいて性器を咥えようとした時、キースは静止した。
「待ってくれ。そんなことはさせられないよ」
「なぜ」
「なぜって…」
赤面しつつ答えを返せないキースは俯いてしまった。
経験値に乏しいゆえに、イレギュラー行為への免疫などできていないのである。
「べん強、しました。みしらぬおんなを家にいれるのは、セックスがもく的だと。わたしにはセクサロイド機能がついている。なんのし障もないはずです」
「セクサロイド…」
なにが悲しくて表情を曇らせるのだろう。シスにはわからない。
ただ、突き放されないということは拒絶の意はないのだ。そう判断した。
「うっ…」
切なげな響き。理性と欲がせめぎあっている証拠。
口を大きく開けなければならなかった。すべて口腔に納めようと思えば喉がふさがってしまう。
「いけない…いけないよ」
血管に添って緩急をつけて舌を這わせていく。根元へ。もっと先へ。
「おぅ…っ、…っ…ぅ」
眉間に深く皺が刻まれる。血流が速くなっているのがわかった。
苦しいのだろうか。もしかしたら、命にかかわるものかもしれない。シスは動きを止める。
「くるしいですか。やめますか」
目の前の男を生殺しに、まな板の上の鯉にしていることにシスは気づかない。
涙のにじむ碧眼を伏せ、絞りだすようにキースはつぶやいた。
「…やめないでくれ」
後頭部を包む掌が力んでいる。キースの中で葛藤がいまだに続いていることを如実にあらわしていた。
裏筋に歯が触れる。舌を誘導役にしてそのまま先端を目指す。
ひときわ大きな鼓動を感知した。体内に液体が入ることはそのまま故障を意味する。
シスがとっさに口を離した瞬間と、爆ぜる瞬間はコンマ一秒の差だった。

「~~っ、ゔ、あぁ」
勢い良くはねた飛沫は思い切り顔面にかかった。
ゆっくりと瞬きをすると上睫毛と下睫毛が粘着質な糸をひく。
量の関係だろうか。胸からみぞおちにかけてとろりとろりと液体は滑り落ちていく。
一方のキースは動けないでいる。現段階で状況を処理しきれていないゆえに。
正直なところ、すべての欲が吹き飛んだ訳ではない。
しかし、シスの言い分とそれまでの経緯を考慮するとこの先を続けることへの抵抗が拭いきれなかったのだ。
ベッドを見やってシスは告げる。
「おわりにしますか。つづけますか」
なんの抑揚もつかない声。
回復の兆しが確認できた際、キースは自分の健康体を呪っただろう。
「待ってくれ」
前身を起こす。荒い息をなるべく整え、キースは二の句を繋いだ。
「君を弄ぶようなことはしたくない」
「わからない」
その概念が、だ。
アンドロイド、ひいてはセクサロイドが相手の望む行為を拒否したり使役する人間によって態度や反応を変えてはそもそもの定義付けすらできなくなる。
「わたしは、やくにたちませんか」
わずかな距離は保たれたままだ。
「わたしでは、いけませんか」

シスの瞳は揺るがない。

398:4/5
13/07/21 23:43:59.98 Xrz8az61
「据え膳食わぬは男の恥」ということわざがある。
間違った意味のほうが広がってしまったが、本来は正面切って抱いてくれと懇願する女を突き放さない侠気を指すものである。
「つらかったら言ってくれていい」
痛覚などないのだ。代わりに快感もない。
局部構造はオナホールと呼ばれるものと同一である。実験段階の際、色々なものを出し入れされた記録がある。
すべては無機物だったはずだ。有機物を収めるのは、初めてのはずだ。
背中に手が添えられたままだった。元々戦闘用のボディを片腕で支えるのはかなりの負担になるはずなのだが。
「大丈夫」
乱暴に扱われても。気を遣われなくても。
本来の使用用途を考えればそういった扱いが妥当なのだ。二重の意味で。
礼の意味を込めて髪の毛を撫でた。シスにとって力は込めるよりも抜くほうがはるかに加減が難しい。
ぎし、とスプリングがきしむ。
入ってくる。ゆっくりと押し進むように。
「入る」としか形容できない。「感知」はできても「感じる」ことはできない。
「あ…」
これはパーツの摩擦音だ。そうでなければ説明がつかない。
「…やっぱり、」
「大丈夫」
背に手をまわした。筋肉の盛り上がりをなぞると表情がわずかに崩れた。
「くすぐったいよ、とても」
奥に、くる。熱の位置の変化で律動を知る。
喋る余裕などないのかもしれない。息をする音だけが確認できる。
「あ・ああ」
これは風が吹き抜ける音だ。空虚なからだを鳴らしていく音だ。
なぜ、触れられたところから動かなくなる。なぜ調教が済んだ部品が狂っていく。
「な・ぜ」
己の予測の及ばなかったことが起こり、シスは混乱していた。
息づかいが激しさを増す。言葉ともうめきともつかないものが溢れてくる。
熱と欲のぶつけ場所を探しあぐねているように見えた。小刻みに揺れるからだ。うめきと嗚咽の区別がつかない。
やはり人間はよくわからない、とシスは考えた。どこにも繋がらない穴になんの遠慮が必要なのか。
頭をかき抱く。後頭部から襟足にかけてを、なぜる。そして紅潮している耳に吹き込んだ。
               「だいじょうぶ」

堰を切ったようにしなり、躍動する肉体はまさに生身の特権の誇示に他ならない。
がくん、がくんと揺らされながらシスは虚空を見つめている。
「ごめんなさい」
ひとのおんなではなくて。生きてはいなくて。心をすくい取ることができなくて。応えられなくて。
「ごめんなさい」
語彙があれば、もっと慈しみのある言葉を吐けただろうか。心を持っていれば―。
動きが加速していく。腕が妙にすべることに気がついて、シスはキースの肢体に視線を移す。
かぼそい光に反射して潤みを帯びた照りが見える。ああそうか、ひとは汗をかくのだと思い出したように納得した。
シリコンの皮膚は触り心地を変えることはない。ひとつになることも溶け合うこともできないー。
瞼を閉じた。ただただ、繰り返すことしかできなかった。
               『ごめんなさい』
シャワーの音が聞こえてくる。一瞬、雨が降ったのかと錯覚した。
ナンデ謝ッテイタンダイ。ホントウハヤメテ欲シカッタノカイ。
耳に入ってきた言葉はすぐにもう片方の耳から流れていった。意味を成さない言葉の羅列として。
シスは己の『そこ』に静かに手を添えた。取り外し可能だった。「いつでもどこでもだれとでも」という名目の元に。
足音を立てずに洗面所へと向かう。洗い流すのは簡単だ。
この世で最もグロテスクな光景とは今の自分のことを指すのだろうとシスはぼんやりと考えた。
洗い終えた『そこ』を数秒静止して見つめ、ダストボックスへと放り込んだ。
ガラス越しにシルエットが見える。水滴を切るために身震いをする様子は、大型犬のそれに酷似している。
もうここにはいてはいけない、とシスは思う。不自然な行為には不自然な結果しかついてこないのだ。
ドアノブに手を掛ける。うしろを振り返ると視線がかち合った。
静かにシスを見つめる瞳には、もう警戒と威嚇は見られない。ただなにかを問いかけるように静かに佇んでいた。
「ごめんなさい」
空いていた手で毛並みをなぞる。光沢のある和毛はこころなしか彼の飼い主を連想させた。

399:5/5
13/07/21 23:46:58.95 Xrz8az61
土と水から離された花は、柔らかさを失い褪せつつあった。それでも鮮やかな色を手放そうとはしない。
置いてこられなかったのは、なぜ。
うまく処理できない情報ばかりが溜まりドライブの読み込みができなくなっている。
吹き上がる風が不意に花びらを舞い上げた。小さくなっていく紅白は晴れ渡った空に吸い込まれて消えていく。
この色を見たことがある。かろうじて生きていたメモリが熱をもたげ始めた。
「キースの、いろ」
瞳の色。どこかで見た事があると判断したのは、蒼穹の色だったからなのだとやっと理解できた。
雪崩のように。かつてのからだの宿した情報をメモリは吐き出し続けた。
「…ヒーロー」
酷似したデータがあった。声色・体格・握力・それから…。
コンピュータは完全なる一致を告げない。人間は、その時々でデータにばらつきが出るものだ。それは救いにはなり得ないとしても。
シスは瞳を閉じて荒い画像データを再生する。襲い来る風の刃がからだを引き裂いたところで視界は黒く塗りつぶされた。
戦闘モードに切り替わる代わりに、もう一度鋭い風に身をさらしたいと人工知能は訴えかける。
どれだけの時間が経っただろうか。景色の彩度が一段落ちたように見える。
なまぬるい水が頬を伝った。見上げれば鈍色の雲が緩慢な動きで青を汚していく。
ママ、お空が泣いてるよぉ。お星さまの川が見えないよぉ。
近くにいた東洋系の親子が足早に立ち去っていく。広げた傘の色が場違いなほど華やかだった。
止まること無く頬を流れる雫をなすがままにし、シスは崩れゆく天候に己をさらし続けた。
自分ではどうにもできない「なにか」が出口を見つけたようで、そのままでいたかった。

『―のみなさん、外にいる方はただちに屋内に非難してください。ただ今大雨洪水警報が発動しています。ブロンズステージの一部地域に浸水が確認されました。
繰り返します。シュテルンビルド市民のみなさん。指示に従ってただちに屋内に非難してください。落雷の恐れがあります。危険ですので金属の―』

黒く濁った空に青白い亀裂が走った。見覚えがある。あれに当たると壊れてしまうのは人も機械も変わらない。
シスは導かれるようにふらふらと広場に出た。雨水で足が阻まれる。夏の空の気まぐれというには度を超していた。
薄暗闇を質の違う光がきらめく。
金色の突起を見て合点がいった。逃げ遅れただれかを助けているのか、天候そのものをどうにかしようとしているのか。
ひときわ大きな振動が波及して、シスはとっさに音のするほうに振り向いた。
響く轟音。そのあとに瞬いては消えていく閃光。魅入られたように腕を伸ばす。金属でできた腕を。
瞬間、不自然な突風が吹きつけた。押し返そうとするかのような向かい風に羽交い締めにされる。
言いたい事はそっちへ行くな、なのか。こっちへ来るな、なのか。
疾風を迅雷がわずかに凌いだ。しびれが指先をはじめからだを伝播するのがわかった。残った力をふり絞って、抱擁するように両腕を広げる。
爆発音が聞こえた。状況を判断しようとするがもう頭部が起動しない。
壊れていくのに、意識が遠ざかっていくのに、それを受け入れたくてたまらない。これが「気持ちいい」ということなのか。
『わたしのからだの中にも、風が起こる―…』
ぼやけゆく視界の中で、シスはまわりを見渡す。
散らばってゆく腕、足、胴。炎をまとわりつかせてはらはらと落ちていく。これが「きれい」ということなのか。
自分めがけて猛スピードでだれかが飛んでくる。そのだれかは聞き慣れたよく通る声でなにかを叫んでいる。
近づいてくるだれかのからだを抱きしめ、「大丈夫」と囁いてあげたい。これが「愛おしい」と―。
ひときわ大きな音が響き地面をも揺さぶる。強烈な光に目が眩んで、シスはもうなにも考えられなくなっていく

400:名無しさん@ピンキー
13/07/21 23:55:49.58 Xrz8az61
このふたりはどこまでもすれ違うのがらしいと思うんだ(異論は受け入れる)
お互い明後日の方角に全力疾走してしまうというか。

色んな人のエロ読みたいなあ。兎薔薇とか獅子薔薇とかアニエスさんとか

401:名無しさん@ピンキー
13/07/22 00:01:55.80 KyBAu+Xh
なんというGJ

「どこまでもすれ違うのがらしい」に異論は無い
ありがとうそしてありがとう

402:名無しさん@ピンキー
13/07/22 06:41:21.03 N2C6wrue
朝から泣いてしもうた。・゚・(ノД`)

結ばれて欲しいけれど、すれ違うのが正しいっていうか、らしいのには全面同意。
あと、兎薔薇とかアニエスさんの枕営業とか見たいのも同意。

403:名無しさん@ピンキー
13/07/25 22:10:58.32 8MX1yiR5
>>400
おお…GJ!

404:名無しさん@ピンキー
13/08/16 01:05:48.39 A0HAkuqQ
ほしゅ

405:名無しさん@ピンキー
13/08/22 NY:AN:NY.AN xG2tQ7t5
ローズはどS女王様キャラだけどカリーナ自身はMっぽい匂いがする
なんかいじめたくなるというか可愛がりたくなるタイプというか
でもそんなカリーナががんばって虎徹の上になろうとするのもいいなあと某彼氏彼女コピペを見て思いました

406:名無しさん@ピンキー
13/09/12 16:24:04.44 pcVlnyw1
それをニマニマしながら眺めている虎徹もよい

407:メイン
13/09/14 08:20:23.59 7P0OIq+w
慎ましく上下に揺れるカリーナたんのおっぱいをにまにま見上げてるわけですか
うらやましけい

408:名無しさん@ピンキー
13/10/10 11:21:46.26 SQ0Jhh2L
ほしゅ

ローズちゃんのお尻とアニエスさんのおっぱいに挟まれてぎゅうぎゅうにされたい

409:名無しさん@ピンキー
13/10/11 21:50:51.99 NymXuXg8
ライジングで二部ヒーローも活躍しないかなー
情報が少なすぎてエロパロ妄想もままならぬ…
せめて本名と能力だけでもわかんないかなぁ

410:名無しさん@ピンキー
13/10/12 23:28:36.83 DNz4x6WN
今日SP見たけど、二部ヒーローのことは出なかった。

カリーナはポニテになったし、パオリンはショートカットになった。

411:名無しさん@ピンキー
13/10/13 03:01:00.56 NNg3nwip
パオリンおっぱいなくなったの

412:名無しさん@ピンキー
13/10/13 08:01:21.62 VafUnwyh
ベリーショートのパオリンもポニテ野カリーナもスゲー良かった!

413:名無しさん@ピンキー
13/10/13 22:58:12.94 UCBqjoLe
ライヤンがどうやらいい奴らしいので(噂)俺様しながら
ブルロちゃんになついたり、キッドちゃんをかわいがったりするといいと思う

414:名無しさん@ピンキー
13/10/14 12:10:44.34 nu7B9uPi
ライヤンが思った以上にいいヤツっぽいので
青薔薇ちゃんに横恋慕して無理チューする妄想はそろそろ封印すべきか…
最初は身体まさぐって下着の上からクリクリするぐらいまでは妄想してたんだが
いいヤツっぽい情報がでてくる度にエロパロとしては妄想が後退していくよ……

415:名無しさん@ピンキー
13/10/15 01:10:15.08 K6GdTFtu
確かに、エロには行き難いなw

416:名無しさん@ピンキー
13/10/15 03:20:14.67 DH0xPi+I
SPみてカリーナたんのうなじ丸出しおパンツ丸見え?けしからん
おじさん説教しちゃうぞーとなったので、仕事に支障が出る前に吐き出しておく。
【使用レス数】 5
【カップリング】 虎薔薇一応恋人同士
【特殊嗜好等】 どS虎×どM薔薇 言葉攻め

417:虎薔薇1/5
13/10/15 03:21:45.07 DH0xPi+I
「これ、どう~?」
 くるっとカリーナは回ってみせた。白地に要所要所に赤のポイントが入った新しいミニワンピは清楚な印象をかもし出して
これなら虎徹でもぐっと来るはずとネイサンにアドバイスを受けただけあって自分でもこれならいけるはずと思っていたのだが。

 が、振り向き様に見える虎徹の反応が予想外だ。むっとしているように見える。これはどうしたことか。
「タ、タイガー?気に入らなかったの?」
そのくせ、じーっとカリーナを見つめていた虎徹が獲物を捕らえる肉食獣のようにすばやくうごいた。

「きゃっ」と叫び声は虎徹の手で塞がれる。
「うー。あうっ…」それだけでなく壁に押し付けられ、塞いだ手が、指先がカリーナの唇を咥内を犯すように蠢く。
「お前ね。こんな男をその気にさせるような格好。人前でするんじゃねーよ」後ろから耳元で低い声が囁いた。
 ぎゅっと下半身に押し付けられる硬い熱。
 囁かれながら耳朶を食まれ、揺れる結い上げた髪の元、白いうなじへと舌がぺろりと舐めあげた。
「んーっ」ぴくりとカリーナが震えると、虎徹がいつになく欲を剥き出しにして嗤った。

418:虎薔薇2/5
13/10/15 03:22:56.85 DH0xPi+I
「お前、首とか、耳朶一番弱いの、おじさん知ってるんだからな。それにパンツ丸見えじゃねー?
 そんなところ、なんだ、感じやすいのに丸見えにして、露出狂か。淫乱娘が。
 視線で感じちゃうとか、そういうこと楽しんでるんじゃないよなぁ?」
「ち、違う…」思ってもみなかったことを言われ、カリーナは泣きそうになる。
「嘘つけ。」いつの間にか、太ももを撫で擦りワンピースの裾から進入した手先が布越しに筋をなぞる。
 熱い。くりくりと核のあたりを転がされ、入り口に指が布ごと押し込まれて、立っていられなくなりそうだ。
「あー。もうぐっちょぐっちょ。本当、お前、俺にこういうこと言われて濡れるよな。このマゾ娘が」
「んんーっ」もう首を振って否定してもその体が感じていることをあからさまに物語っている。
 カリーナからは見えないがぺろと虎徹が指を舐める音がした。
「いいかー。このまま動くなよ。男をその気にさせるイケないカリーナにはたっぷりお仕置きしてやるからな」
 ひくひくと揺れるカリーナが否定できるはずもなくただ、黙り込むのが答えだった。

419:虎薔薇3/5
13/10/15 03:24:08.52 DH0xPi+I
「ふぁ…あんっ」相変わらず壁に顔を向けさせられた姿勢のまま崩れ落ちそうになる体を支えさせられる。
 虎徹がすばやくしゃがみこみ、少し足を開かせると顔をワンピースの中に突っ込む。
「んーっ…!!」下着をぎゅっと持ち上げられ筋に食い込まされた。くいくいと虎徹がその状態で引っ張り続ける。
「ああっ。やぁっ」甘い歓喜の声が入り混じり、体が跳ねて支えきれなくなりそうな脚を虎徹の手が抱えとめる。
「んくぅっ!!」細く食い込まされた下着の脇から虎徹の舌が入り込んだ。
 そこから全身を廻る快楽の波に飲み込まされそうなカリーナの肢体を虎徹が押さえつけて離さない。
 ぴくぴくと震え続けるカリーナの核を虎徹の舌がたっぷりと舐め回し筋を伝って入り口をもかき回され、
それでも崩れ折れそうな体は虎徹によって動くことすら出来ない。
 息も絶え絶えに懇願するのが、カリーナにとっての精一杯だった。
「こ、虎徹…お願い、ちょ、ちょうだい…んんっ」

420:虎薔薇4/5
13/10/15 03:25:37.60 DH0xPi+I
「ひゃあぁんっ!!」待ってましたとばかりに一挙に下着を引き摺り下ろされ、ぐいとカリーナの中に虎徹自身が押し込まれる。
 と同時に執拗に耳朶からうなじを食まれ甘噛みされる。
「全く、こんなに見せつけてやがって、男に食ってくださいって言ってるようなもんだぞ、お前」
「んんーっ、やぁっ。そ、そんなじゃ」
 下からの突き上げと敏感すぎる場所を同時に刺激され、おかしくなってしまいそうだ。
カリーナの幾度も絶頂に達して跳ね上がりそうな体は壁に阻まれて虎徹の腕の中で、悲鳴を上げることすら苦しい。
「こ、虎徹っ。今日は変……っ」
涙ながらに抗議しても唇を咥内を指で犯されて耐えるしかない。
「お前、こうやって荒くされるの好きだろうが、ほら、お前の膣内いつになく熱くて締め付けてくるんですけど」
「やぁぁーっ」
ぎゅっと首筋を吸い上げられると同時に虎徹の精液が最奥に放たれ。開放されると思ったのだが。

 結局、ぐちゅぐちゅと男女の絡み合う音が激しく室内にこだまし続けて虎徹が満足するまで犯され、カリーナはもう、くたくただった。

421:虎薔薇5/5
13/10/15 03:27:50.80 DH0xPi+I
「何で、こんなことをしたのよ。」
やっと開放され、お互い乱れた服を調えつつ、カリーナが虎徹を問い詰めた。
「何でって、言ったとおりだけど。お前、目のやり場に困るような格好は俺以外に見せんな、って」
…そんなことで、といいたいところだが、言い方を変えれば虎徹にぐっと感じさせたことは間違いなく。
ただ、寧ろさせすぎたのは問題だったが。

「とりあえず、目のやり場に困るパンツ丸見え状態と、そのうなじ見せ付けるのはやめろよな。俺以外には」
痕残したから隠さないとまずいぞー、なんてにたりと嗤う虎徹に、
カリーナはさーっと青ざめてあわてて結い上げていた髪を下ろす。
「も、もう何てこと、して…ってんんーっ」
今日会ってから初めての恋人からの口接けにカリーナは観念するより他なかった。

422:名無しさん@ピンキー
13/10/15 03:31:58.92 DH0xPi+I
あ、SPのネタばれありって書き忘れた、すまん。
まあ、最初の文面でわかるとは思うけど。もうし分けない。

ということで吐き出してすっきりしたのでおやすみー。

423:名無しさん@ピンキー
13/10/15 20:07:48.24 CFk2NW0e
久しぶりの投稿キター
乙乙!
S虎とM薔薇イイ!
どんどん吐き出してくだせぇ

424:名無しさん@ピンキー
13/10/15 20:54:47.58 VivjuxZZ
>>422
GJ!おじさんけしからん、実にけしからんな。


もっとやれ。

425:名無しさん@ピンキー
13/10/15 22:37:54.62 4lCcreph
おおお乙乙!
あの首筋はむしゃぶりつきたくなるさ、仕方ない、うんうん

426:名無しさん@ピンキー
13/11/06 03:17:58.12 V88CC3EZ
ほっしゅ

427:名無しさん@ピンキー
13/12/04 23:11:41.26 52Ku5rJ7
★�

428:名無しさん@ピンキー
14/01/02 20:36:26.17 jTsfkE1b
★ゅ

429:名無しさん@ピンキー
14/01/17 00:56:24.41 NaVmuLwq
保守

430:名無しさん@ピンキー
14/02/11 12:52:53.70 Hegps94d
劇場版見てきた!ライアンとホァンちゃんでなんか書けたら投下しにくる!

431:名無しさん@ピンキー
14/02/11 13:00:02.44 eaKfGBsb
wktk

432:名無しさん@ピンキー
14/02/11 14:51:15.90 Uzh9YSzw
ライアン良いキャラだよな
ヒーロー達の交流シーンがなかったのが残念

433:名無しさん@ピンキー
14/02/16 22:33:40.73 iebn61nU
待機

434:名無しさん@ピンキー
14/02/26 19:06:57.46 umS6RPsi
組み手で汗をかいていたら別の組み手に雪崩れ込んでしまった折龍に期待!そして待機だ!

435:名無しさん@ピンキー
14/03/14 17:04:18.67 0QgfiTYA


436:名無しさん@ピンキー
14/03/16 13:18:54.38 GflA8ocb
父の日に贈る虎徹へのプレゼント探しをバーナビーに頼む楓
サプライズプレゼントしたくて、虎徹に素っ気なく接する楓
ある日、虎徹がバーナビーと手を繋いで楽しそうに歩く楓を発見
暴走弾丸ライナー・ワイルド虎発進

なんだかんだで、父娘仲良し


なんてのが突然浮かんできた
誰かいい感じの形にしてください

437:名無しさん@ピンキー
14/03/16 15:18:01.94 VNxeZW6E
>>436
面白そうだがエロに繋げられるか疑問w
鉄板ネタっぽいから渋で探した方が早くね?

438:名無しさん@ピンキー
14/03/16 15:33:20.00 UJ10LUIN
エロ要素ねじ込むとしたら
手を繋ぐ→不順異性交友→あはんうふん
という虎頭の中で繰り広げられる妄想兎楓くらいか。
兎楓ってどんな感じになるのかね。
映画の「やっぱいいわぁ」の男前っぷりを見るに、
楓様の押せ押せな感じにたじたじなバーナビーとか面白そうだ。


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