12/12/16 21:24:00.17 9Dn0A8+3
>>869の続き
-------------------
「あ…小野寺…」
「…なぁに?」
見つめ合って、緊張しながら言葉を絞り出す。
「なんか、髪の毛から良い匂いするけど…」
「あ、多分、シャンプーの、匂い、かな…」
楽に褒められると気分が良い。
「ボディソープと洗顔用のも、同じ香りがするんだけど…」
えへへ、と照れ笑いを浮かべる。
その笑顔を見た瞬間、楽の中で何かが弾けた。
徐に顔を耳元に近づける。
「…わりぃ…なんか…抑えられねえ」
そう囁くと、首筋にかぶり付いた。
「えっ?きゃっ!?」
項や耳たぶに吸い付き、印を付けていく。
「あっ、やっ!だ、だめ、そこ、く、くすぐった、んっ!」
啄むように、白い肌にキスの雨を落とされ、身体の力が抜けていく。
「もっと…嗅いで、みたい…」
呟いた後、楽は小咲の服のボタンに手を掛けた。
「はっ、んっ…やっ、せめ、て、し、しんし、つ、に、あっ!」
露わになった鎖骨や胸元を甘噛みされ、頭が真っ白になっていく。
「ごめん…待て、ねぇ…」
上擦った声で言うと、楽は小咲を壁に押し付けた。
二人の理性が吹き飛んでいく。
シチューはもうすぐ出来上がる―。
~fin?~