女の子が露出する/させられる小説 その7at EROPARO
女の子が露出する/させられる小説 その7 - 暇つぶし2ch196:名無しさん@ピンキー
13/03/12 15:18:58.95 0YaqSHyH
「何だ。君のポーズの知識も私とあまり変わらないな」
もう見た目はほとんど裸に近い。
口でシャツの裾を咥えているため上半身は胸の半分まで露出し、下半身もお尻の膨らみにスカートが
引っかかっているだけだ。
大事なところは決して見えていないが……。
「だからさっきから言ってるじゃないか。俺も人については素人だって。
今までは聞かなかったけど、逆にこういう風に撮って欲しいとかはある?アングルとか」
顔を見つめていたためはっきりとは見えなかったが、下のほうで細い指が動いたのが分かった。
カチャと音がして、腰周りの締め付けが緩まる。
そして、腰骨、太ももの外側、太ももの内側の順でゾクゾクと指による快感が這い回る。
「私もそれは特にないかな。前も言ったが、撮る側のセンスはまるでないんでね」
目線をこちらに返しながらクスッと笑う。
「しかしせっかく壁際でポーズを撮っているのに、顔だけ撮るというのは意味はあるのかい」
一度押し返されたのをまた密着したせいで、顔くらいしか撮れるところがないのだ。
「……モデルさんがあんまり可愛いから、つい」
冗談っぽく本当のことを言う。
すると、内ももを這い回っていた指が急に太ももをギュッとつかんで動きを止めた。
「君は内向的な性格のくせに、そういうことは言えるんだね。さすがに少し照れてしまうよ」
凛子さんの顔は実際赤く火照っていた。
「そうかな。本当のことを言ったまで、で!?」
太ももをつかんでいた指が、急に後ろの穴に添えられる。
「確かに、今までそういうことを言われたことが無いわけではないんだけど。でも、君に言われると、その、なんだ」
爪先が穴の周りを丁寧にくすぐっていたかと思うと、指先がほんの少し中へと進入してくるのを感じた。
恐ろしいほどの快感に顔がのけ反る。
指は少し進入すると出ていき、また入ってくるのを繰り返している。
「ひぁっ。凛子さんも、そんなにっ、照れた顔、したりするんだっ」
快感のせいで、もう平静を保つこともできない。
「で、でも。本当の気持ちだよ。俺の人生の中では、多分、一番、綺麗な人だと、思うっ。
顔だけじゃなくて、人として」
脳の痺れに耐えながらなんとか言い切る。
「……ありがとう、嬉しいよ」
ずぷっ。
音が聞こえたのかと思うほどの勢いと滑らかさで、指が奥まで突き入れられた。
「―――っっ。ああっ!」
凛子さんが素早く指を穴、そしてズボンから引き抜く。
う……ああぁ……。
自分の股間から出たものが、下着の裏側をびちゃびちゃと濡らしていくのが分かった。
同時に、凛子さんの脚の間にも、ポタポタと透明の雫が落ちる。
俺は、今まで味わったことがないほどの快感と、やっと性癖を解放することができたという喜び
に、ただ体を震わせることしかできなかった。



続く。

197:名無しさん@ピンキー
13/03/12 15:26:32.35 0YaqSHyH
>>194 ありがとう、初めての投稿だから反応が返ってくるだけで嬉しいわ


やたらと長くなってしまいましたが、趣味が合わなかった人はごめんなさいw

需要があるかは不明ですが、この話の続きとか、男女混合サークル温泉合宿とかも書いてみたいです。

この話の続きは、主人公とヒロインの距離が縮まる→お互いの趣味を知る→主人公以外の男の前での露出
→スパイス程度のかるーい寝取られ感のある露出(僕の趣味丸出し)へと続けたいとは思ってます。

以上です。

198:名無しさん@ピンキー
13/03/12 16:21:02.25 1OAKeVv6
いいなぁ、エロいなぁ!
凛子さんの小悪魔めいたところなんか素晴らしいわ。

199:名無しさん@ピンキー
13/03/12 23:06:05.61 tc6hqFjT
>>198
感想ありがとうございます。
最初に返ってくる感想がプラスの感想で本当に嬉しいです。
また投稿してみようかなっていうモチベーションになります。

200:名無しさん@ピンキー
13/03/12 23:08:02.00 tc6hqFjT
ID変わってますね、すみません。
とりあえず199は作者です。

201:名無しさん@ピンキー
13/03/12 23:22:42.50 Cyxd5UD5
個人的に良かったです
続き期待

202:名無しさん@ピンキー
13/03/14 23:13:56.36 LqkdO6EB
ふぅ…GJ

203:名無しさん@ピンキー
13/03/15 23:30:32.16 +uSasbZ5
『凛子さんの露出撮影(仮タイトル)』作者です。
反応ありがとうございます。嬉しいです。
続編は前編の倍近くあるボリュームに仕上がりそうなんですが、ジャンルをさほど気にせず書き上げたため、
「露出→自分の性癖に火がつく凛子」という内容になっています。

前編で凛子が気に入ってキャラ読みするという人、マニアックなシチュエーションに興奮する女の子が好きな人
は問題ないと思いますが、もしかしたらカテゴリ違いで良く思わない人もいるかもと迷っています。

こういう場合続編はこの板に投稿して良いのか、他のより適したジャンルの板に投稿すべきなのか、あまり詳しくないのでアドバイスお願いします。

204:名無しさん@ピンキー
13/03/17 01:47:04.07 S4mI7fuQ
GJ!
旅行編もあると聞いて今からwktkが止まらない


投下は別にここでいいんじゃね

205:名無しさん@ピンキー
13/03/17 01:52:02.46 al46IXrS
変に予防線張るよりは注意書きだけして黙々と投下した方が
変なの呼び寄せずに済むと思うよ

206:名無しさん@ピンキー
13/03/18 11:11:38.69 +YprX7Ms
しばらく前に、空気読まず妙に本人がにぎやかな投稿があったっけ。

207:名無しさん@ピンキー
13/03/19 13:27:04.64 90UE6mtE
未来の人ね

208:名無しさん@ピンキー
13/03/19 18:45:51.94 mcI2Hp24
チョコの人か

209: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8)
13/03/19 20:52:04.62 VKSDhEyJ
自治厨が現れると雰囲気が悪くなる

210:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:26:40.42 DuNBWqOL
助言ありがとうございます。以降は、注意書きのみ書いて投稿することにします。

『凛子さん』サークル合宿編

ジャンル:露出・挑発・男性受け・背徳


簡単なあらすじ:
隆志は凛子と話し合い、今後の方針を決める。選んだ先はチャラサーの温泉合宿だった。
サークル内の男二人の企てによって隆志と凛子、さらにその二人以外のメンバーは酔い潰れてしまう。
酒の勢いもあり、男二人が言い出した罰ゲームつきのゲームに、隆志と凛子は参加することにした。

211:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:28:15.15 DuNBWqOL
初めて凛子さんを撮ったあの日から2週間が経過した。
あの後は、すぐに撮影終了時間がきてしまい、そのまま帰ることになった。
何と言っていいのかわからないのは凛子さんも同じだったのか、さっきまで本当に何事も
なかったかのように、無駄なことはほとんど話さずそれぞれの帰路についた。
とはいっても、あの日の出来事を完全に無かったことにするなどできるはずもなく。
撮影から二日後、凛子さんに話を持ちかけてみることにした。
「あの、凛子さん。その、この前のことは……」
どういう展開になるのか予想もつかないため、おそるおそる話しかける。
凛子さんの体がビクッと震える。
「……。あれは、その。……すまなかったね」
あんなことがあったのだ、謝られるというリアクションも一応は想定していた。
でも、謝られるといっても、一体何に対して?
それに、あの行為には自分も完全に便乗していた。
むしろ俺が誘導したといってもあながち間違いではない。
今思い返しても、あの行為のことを上手くまとめることができない。
「いや、別に。凛子さんは何にも悪くないよ、うん。……」
ひとまず凛子さんが悪いという事は否定できたものの、他に何と言っていいのか分からない。
むしろ、あの行為でどちらかが被害を被ったのかな?
少なくとも俺は被ってなんかいない。
初めて心のそこから性癖を満足させることができて、感謝したいくらいだ。
「……私の昔からのどうしようもない癖でね。誰にも言ったことはないんだけど、加志崎君になら……。
難しいお願いかもしれないが、どうかこの話を聞いても私を嫌いにならないで欲しい。君にはできること
なら嫌われたくない」
そうは言うものの、凛子さんはなかなか話し出さない。
そうとう言いにくいことなんだろうか。
「……実は。私には『やってはいけないこと』、つまり非道徳的なことに興奮する癖があってね。
特に、人前で肌を露出したり、男性を責めたり、私がとる行動で男性を興奮させたりすることに悦びを感じてしまうんだ。
親しい男性がその場に居たりすると、背徳感でより興奮が高まってしまう。それも、恥ずかしい話だけど
一度興奮に体が支配されると、どうにも我慢がきかなくてね……」
唖然とする。
あまりの事実に言葉がでてこない。
こんなことって……。

212:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:29:29.29 DuNBWqOL
「言葉が出ないか。そうだよね。今までは想像や、言いにくいがそういう映像を見たりすることで
性癖を満足させていたんだけど、あの新歓コンパの日は初めてお酒を飲んだものだから、つい気が大きくなってやってしまった。
あの日のことが周りに気づかれていたかは分からないけど、実際に行動に移してしまったことでより一層
過激な事をしたくて仕方がなくなったんだ。君と会っているときは、しばらくは我慢できていたんだけど、
あの日カメラを見たことで想像してしまったんだ。このカメラで、自分が肌を露出するところを撮られたらどんなに興奮するだろうってね」
凛子さんが恥ずかしそうに話すのをじっと聞く。
「しかし勘違いはしないで欲しいんだ。普段からああいうことをしているわけでもないし、できるわけでもない。
あの日は、君がいたから。……君という親しい男性が居たから、大丈夫かもしれないという安心感と
この人が興奮するところを見たいという背徳感が同時にきてしまった。誰とでもというわけでは……」
こちらをじっと見てくる凛子さん。
引かないで欲しい、という気持ちがヒシヒシと伝わってくる。
「う……ん。う~~ん」
「ど、どうしたんだいいったい。すまない、やっぱりショックな話だったよね」
凛子さんが心配そうな目を向けてくる。
「違うんだ。いや、違わないのか?とにかく、頭が混乱して……。とりあえず、俺の事をそんな風に思ってくれててありがとう。
ん?ショートカットしすぎかな?そもそも、なんでそんなドンピシャな性癖を持ってるんだ……」

それからしばらくかけて落ち着き、言いたい事を整理して伝えた。
自分も、凛子さんと似通っていてある意味で対極にある性癖に今まで悩まされていたこと。
そのせいで女性と一定以上仲良くなることに対して相当な不安を感じること。
あの日は凛子さんだけでなく自分も興奮を抑えられなくて、行為を誘導してしまったこと。
しかし、自分は初めて性癖を満たすことができて解放された気持ちもあったこと。
凛子さんに親しい男性と言われてとても嬉しかったこと。
そして。
「あ、あの!あんなことがあってすぐ言うのも変かもしれないけど……。俺と……俺と付き合ってもらえませんか!」
ついに言ってしまった。
「え!?いや、君の事は少なからず良く思っている。……いや違うな、とても良く思っている。
で、でもだね。そんないきなり言われたって、私にはその、言ったような性癖もあってまともな
付き合いができるとも思わないし、その」
凛子さんは真っ赤になっている。
あの撮影の日もそうだったけど、いつもは凛々しいくせに真っ直ぐな好意を向けられるとあたふたと照れるんだな。
そんな意外な一面も、可愛いっていう思いを強くする一方なんだけど。

213:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:30:22.31 DuNBWqOL
「俺はあの日自分の欠陥を完全に自覚した日から、女の子と仲良くなることを完全に諦めてた。
でも、凛子さんなら俺の気持ちを理解してくれると思ってしまったんだ。……ホントは、そんな
事情を知る前から、会った日から好きになってたんだけどね」
とんでもない美人だし、綺麗なのは見た目だけではない。
変わった性癖はあるものの、それ以外は真面目で優しくて頼りになって実は可愛い、ホントに良い女の子だ。
「……加志崎君は何で、こういうときだけそんなにハッキリとものを言うんだ。普段はそんなことないくせに。
……嬉しいよ。私だって君のことはホントに気に入っている。……言い替えると、その、好きかもしれない。
でも、やっぱりこの性癖がある以上、まともに付き合えるとは到底……」
凛子さんは相当自分の性癖にコンプレックスを感じているようだ。
しかしそれは自分も同様。
気持ちは痛いほど分かる。
「ん~、ならさ。こういうのはどうかな。とりあえず、お互いの性癖を知っちゃった以上、一緒に
居て性癖をずっと我慢できるわけはないと思うんだ。ただでさえ我慢できなかったのを、実現できる
相手を見つけちゃったんだから。でも、だからといって凛子さんと関りを絶つなんて絶対したくない。
だから、まずはお互いの性癖を満足させあうパートナーってことでどうだろう。その関係で一緒に居るうちに、
この性癖と共にある生活に上手く折り合いをつける道を見つけたら、そのときに付き合うってことで」
「ううん。そうだね、私も君と関りをたつなんてことはしたくない。実際、君の言う以外の方法は今のところなさそうだ。
……分かった、それでいこう」
内心、グッとガッツポーズをする。
「よし、それじゃ改めてよろしくね、凛子さん」
「うん。……大丈夫なのかまだ不安だが。よろしくね、『隆志』君」

214:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:32:29.18 DuNBWqOL
「撮影の日から2週間、暴露&告白の日から12日かぁ」
考えることがありすぎたせいか、一瞬で時が過ぎたように感じる。
「にしても、けっこうすぐだったなぁ」
暖かいお茶でひと息入れて、小宴会場へと向かう。
あの告白の日から3日ほど経った日には、すでに凛子さんは我慢がきかなくなり始めていた。
よっぽど前回の撮影で半裸になったのが気持ちよかったのだろう。

それからというもの、日ごとに色々とチャレンジしてみた。
もう一度同じような撮影をしてみたり、俺の前で軽いストリップショーをしてもらったり、
生放送配信サイトで軽い露出をしたり。
ただ、お互い興奮して満足はするものの少し手加減している感じが余計に次回への欲求を刺激してしまっていた。
そして一週間前、凛子さんがついに言い出した。
「隆志君……。すまない、もう我慢できなさそうだ。君の目の前で、他の男に肌を晒してみたい。
君という人が居ながら、他の男の性欲を受け止めて興奮する私を、君に見て欲しいと思ってしまっている」
申し訳なさそうな、それでいて受け入れて欲しそうな目でこっちを見てくる。
「……妄想と、実際にやるのじゃ大違いだよね。やっぱり、こんな女は引いてしまうかな?」
本当に心配そうに上目使いで見つめてくる。
普通の男なら、もちろんこんなお願いは聞けたものではないだろう。
でも、俺は違う。
今までは完全な負の遺産だった性癖が、今初めて意味を為そうとしている。
「引いたりなんかしないよ。凛子さんが他の男の性欲を求めて脱ぐところ、正直見たいって思っちゃった。
それに、俺は凛子さんが興奮してどんな事をしたって、絶対嫌いになったりはしないよ。約束する」
パアッと凛子さんの顔が明るくなる。
仲良くなる毎に分かってきたけど、凛子さんってホントはすごく表情豊かだよな。
普段、外では優雅でしっかりとした一面を見せていることが多いから気づかなかったが、実際は
落ち込んだり喜んだり拗ねたり照れたりと色んな一面があることを最近少しずつ気づかされている。
「隆志君!」
座って話していた凛子さんが正面から思いっきり首に抱きついてくる。
うわ、うわっ!
「私もだ隆志君。君がどんなことを私に望んだとしても、君の事を嫌いになったりしないよ」
よっぽど今の言葉が嬉しかったのか、凛子さんは首から手を離さない。
むしろ、抱き着く腕の力はどんどん強くなっている。
「でも、君がどの程度を想像しているかは分からないけど、私の願望は最低でも君の想像と同程度だと思う。
実際のところは、君でも想像のつかないレベルの、その……」
凛子さんの歯切れが悪くなる。
「こんなこと自分で言いたくはないもんだね。私は、君でも想像のつかないレベルの変態だと思う。
……ああ、言っていて頭が痛いよ」

215:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:33:21.15 DuNBWqOL
ピッタリとはまる性癖同士でも、そのレベルに大きく差があるということだろうか。
ここまで言い切るほど、すさまじいレベルなんだろうか。
俺だって、相当なレベルで変態だと思うけどな……。
と、確かに、こんなことを自分で考えると頭が痛くなるな。
「関係ないよ。性癖的に相性が良かったのももちろんだけど、俺は凛子さんそのものに惚れたんだ。
性癖とは関係ない普段の凛子さんがどんなに魅力的な人か、俺は知ってるからね。そんな事で嫌いになったりはしないよ」
自信をもって言い切った。
「……!」
凛子さんの腕の力が無言で強くなる。
嬉しいのはこちらも同じだ。
過去に仲良くできた女の子とも、この性癖のせいで別れることになってしまった。
自分の性癖を知った上で嫌いにならないと言われることがどれほど嬉しいかは痛いほど分かる。
「嫌いにならないって言われて俺も嬉しかったよ凛子さん。それじゃあ、さっそく色々とあたってみよう」
そう言って凛子さんの腕に手を置く。
「……凛子さん?おーい?」
腕を離そうとしない凛子さんにどうしたものかと顔を向ける。
その瞬間、唇に柔らかいものの感触を感じた。

目の前に小宴会場への曲がり角が見えてくる。
「小宴会場は、右か」
あれからというもの、色々と方法を考えた俺と凛子さんは他大学のサークルに目をつけた。
そして、どこの大学生でも歓迎すると謳っているこのサークルが見つかった。
一応調べてみたものの、都合がいいことに一年生が今年立ち上げた、イベントだけを行うチャラチャラしたサークルだった。
凛子さんが忘れてしまったと言うと、学生証も見せずに入れたので、情報もほとんど漏れていない。
学生証の有無程度で凛子さんほどの美人を逃すような真似はしないだろう。
サークルに入会するときは、下の名前を除いて全て偽情報で入会してある。
連絡先もフリーメールで登録しているため、最終的にはその連絡手段を絶つことも可能だ。
後は、入会の時に聞いたサークル合宿の日を待つだけだった。

216:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:34:12.67 DuNBWqOL
やっと目の前に小宴会場の襖が見えた。
「お~、遅いじゃん隆志!」
松崎が声をかけてくる。
けっこう酔ってるな。
「ホントだぜ、待ったよー?」
滝島も待ちくたびれたと、畳をポンポンと叩いている。
早く座れということだろう。
正直言ってこういうサークルの人と仲良くやる自信はないが、今は酒の力でなんとかごまかしている。
「隆志君、大丈夫かい?」
「ああ、大丈夫。喉が渇いてお茶飲んできたんだ」
もちろん凛子さんもいる。
「いやしかし、他のヤツらみんな酔い潰れちまうなんてな!」
「意外だよね~。ま、合宿初日だしテンション上がっちゃったんでしょ」
二人はわざとらしく話している。
途中から、酔ってきた他のメンバー六人のお酒に少しずつ度数の高いウイスキーを混ぜていたのをしっかり見てしまったんだけど……。
狙いは完全に凛子さんか。
俺が生き残れたのは、凛子さん一人だとこのゲームに参加してくれないと思ったからだろうな。
「はい、それじゃゲームやるよー」
滝島がトランプを取り出す。
ルールは、上から順番に好きな枚数カードを引いて、ジョーカーが出たら負けという単純なもの。
ジョーカーが出なかった場合はそのまま山札を次の人に回すわけだ。
ゲーム自体は単純そのものなんだけど、このテのゲームの目的は結局負けた後の罰ゲームだしな。
横には男用と女用の罰ゲームBOXが置いてある。
中に入っている紙をとって、書いてあることをするというものだ。
通常、こんな怪しいゲームを男3:女1でやるなど考えられないようなものなんだけど……。
「いやー、参加してくれてありがとね凛子ちゃん!野郎3人でこんなゲームやったってむさ苦しくて仕方ないからさ!」
松崎が話しかける。
「私もサークル合宿なんて初めてでね。楽しめるものは全力で楽しまないとと思って」
「くぅ~、良い子だ凛子ちゃん。隆志が羨ましいわ」
滝島も続く。
「はい、それじゃ一番はわたくし松崎から!うりゃ!」
まとめて10枚を引っこ抜く。
「ぶはっ、いきなりジョーカー!」
「そりゃいきなり10枚も抜きゃそうなるよ、馬鹿だね~」
酒も入っているせいか、凛子さんも可笑しそうにクスクスと笑っている。
その場は松崎が一発芸の紙を引き当て、意外と面白い一発芸を決めて終了した。

217:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:35:05.19 DuNBWqOL
次々と回が進んでいく。
松崎と滝島はさすがのチャラサーメンバー、ゲームは盛り上がりを見せ続ける。
「お、今度は凛子ちゃんか!罰ゲームはーー?お、その場で立って一回転!」
意外にも凛子さんの罰ゲームBOXの内容は大したものはほとんど出ていない。
実際、これくらいがサークルの普通といえば普通か。
凛子さんが、立ってその場でくるっと一回転する。
すると浴衣がふわっと舞い上がり、隙間から凛子さんの白い脚が見えた。
ゴクっ。
松崎と滝島が息をのむ音が聞こえる。
「凛子ちゃん、脚綺麗だねー!」
「そうそう、ちょっと見惚れちゃった」
「そ、そうかな。そう言われると嬉しいような恥ずかしいような」
凛子さんは少し恥ずかしそうにしながら、また少し浴衣から脚を見せる。
演技ではなく本当に恥ずかしいんだろうなぁ。
親しくもない男に肌を見せるのは、妄想では何度もやってきただろうが、実際にやってみると相当恥ずかしいに違いない。
男二人は凛子さんの脚を凝視している。
ひとしきり二人が凛子さんの脚を褒めた後、ゲームを再開した。
「お、またやっと凛子ちゃんだ」
「やっととはなんだい、やっととは。そんなに私が負けるのを期待しているのかい」
「そりゃあ、男の罰ゲームなんて華がないでしょ華が!なぁ隆志!」
いきなり自分に振られて驚く。
「そ、そうだね。男がやったってねぇ」
「だろ!?ほら、彼氏もそう言ってるよ」
俺はほとんど傍観に徹しているが、他の二人にとってそれはどうでもいいことなのか、特別何か突っ込まれることはない。
「全く、仕方がないな君達は」
そういう凛子さんも、雰囲気とお酒もあって、なんだかんだと楽しそうだ。
「あ、ごめん。そろそろ紙が少なくなってるころだと思うから、新しいの入れるね」
滝島が新しい罰ゲームの紙を入れる。
「はいどうぞ」
「ありがとう。……えっと、浴衣を少しはだける?こ、これは……」
ついにきたか。

218:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:42:54.29 DuNBWqOL
「どしたの凛子ちゃん、ゲームゲーム!」
「そうだよー、ゲームはノリが大事!ねぇ彼氏」
滝島がこっちを向く。
「……うん。ゲームだからね。罰ゲームはちゃんとやらないと」
むくりと息子が立ち上がるのを感じる。
「彼氏は分かってるねー!ほら、凛子ちゃん」
「そ、そうだね。ゲームだからね」
まだ恥ずかしさが衝動に勝っているのだろう。
おそるおそる浴衣に手を伸ばす。
そして、顔を背けながら少し胸元を開いた。
「おお……!」
「これは……!」
二人はにやけ顔が隠せなくなっている。
浴衣からは豊満な胸の谷間が覗いている。
凛子さんは恥ずかしさからか、まだ顔を背けたまま赤い顔をしている。
「いいねぇ凛子ちゃん、セクシーだねぇ」
「うん……。てか、エロいよ凛子ちゃん」
その瞬間、凛子さんの体がゾクゾクと震えるのが分かった。
「き、君たちはずいぶんと直接的なものの言い方をするね」
「だって、エロいもんはエロいし。彼氏もそう思うでしょ?」
完全に相槌要因として使われてるな……。
「うん、正直エロいよ凛子さん」
また凛子さんの体がビクリと震える。
「でも、それではだけてるって言うかなぁー?」
「確かに、はだけてるっていうには弱いような……」
二人がけしかける。
「そ、そうかな。なら、こんなものでどうだろう」
凛子さんが浴衣の肩口を外に引っ張る。
それによって胸元に続いて肩もあらわになる。
「おおお~。いいね!エロい、エロいよ凛子ちゃん!」
「素晴らしい!」
「エロいエロいって、褒められているのかも分からないよそれじゃ」
凛子さんが少し早くなってきた呼吸で答える。
「何言ってんの!男の一番の褒め言葉だよ」
「そうなのかい?……そんなに、その……。え、エロいのかな」
顔がやっと正面を向いたものの、まだやや伏し目がちだ。
「もち!くぅー、その窺うような目がまたイイ!」
松崎が騒ぎ立てる。
「全くだ。その黒いブラ紐もセクシーだねぇ」
滝島もそれにのっかってくる。
「ま、全く。そんなに褒められたら、悪い気がしないじゃないか」
「…あ」
他の二人が気づいたかは分からないが、凛子さんがまた少し浴衣の肩を下げた。
これ、スイッチ入っちゃったかもしれないな。
凛子さんの表情に、恥ずかしさ以外のものが少しずつ混ざり始めているような気がする。
これから起こることへの期待に、自分のモノがパンパンになっている。

219:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:46:24.32 DuNBWqOL
「はい、また凛子ちゃんの負けー!」
「むむ、段々と負けが込んできたな。次は、と。……男子陣を挑発する?」
「おー、面白いカード!」
「挑発してー、凛子ちゃーん!」
二人が楽しそうに湧く。
「挑発か、そうだなぁ…」
立ち上がって少し後ろへ下がる凛子さん。
そして、膝に手を乗せてスッと前かがみになる。
それに応じて、豊満な谷間がまたあらわになった。
――ドクン。
すでに興奮はしていたが、なかでも止めようのない強い衝動が湧き上がってくるのを感じる。
「……どうかな」
「良いよ、良い。さっきと違って、誘ってます感がさらにエロいよ」
「誘いに乗りてぇー!」
凛子さんは大いに湧く二人に気を良くしたのか、次のポーズをとっていく。
「じゃあ、次はこうだ」
ちょっと照れたような誘うような言い方で、浴衣の脚の部分を開いていく。
次第に太ももの方まで見えていき、下着が見える少し手前あたりで手を止める。
「ちょっ……これはエロすぎるよ凛子ちゃん」
「もしかして、凛子ちゃんってそういうの好きなの?」
男二人は興奮しきった様子で訊ねる。
「だ、だってゲームだろう?しっかりやらないと興醒めじゃないか。いいというなら、この辺でやめておくけど……」
「な、何言ってんの!もちろんもちろん!ゲームだから!いやぁ、最近ノリの悪い女の子が多くてさ、
凛子ちゃんみたいな子が来てくれてホント良かったよ~!なぁ!?」
「うん、ホントホントその通り!感謝感激です!……あ、続けて続けて?」
うっかりストップになってはたまらないといった様子で二人がフォローを入れる。
「そうか、分かった。なら次は……」
凛子さんは後ろを向き、するっと浴衣を下ろす。
ブラの下あたりまで下ろしているので、黒いブラ紐が完全に見えてしまっている。
「ちゃんと挑発できているかな?」
向こうを向いたまま問いかけてくる。
表情は見えないが、上気しているのが簡単に想像できる。
「……ああ、挑発されちゃってるよ。今スグ押し倒しちゃいたいくらいかも」
「俺もだ、挑発上手だねぇ凛子ちゃん」
二人は本当に押し倒しにいきそうな雰囲気を出している。
襲い掛からないのは、俺がいるからだろう。
万が一警察沙汰にでもなったら困るだろうし。

220:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:49:28.71 DuNBWqOL
「そ、そんなに…………興奮させてしまってるのかな」
「正直に言うよ凛子ちゃん。凛子ちゃんに興奮して下すごいことになってる」
滝島の言葉に凛子さんの脚が小刻みに震える。
他の男二人に、違和感に気づかれないだろうか。
「よ、酔ってるからってそんな下ネタを言って……。じゃあ、この罰ゲームは終了ってことでいいんだね?」
「えーー、いや、もうちょっと!もうちょっとだけ!」
「これを終わらせるのはホントにもったいないねぇ」
松崎がワイワイと騒ぎ、滝島はウンウンと頷いている。
だんだんあの二人のキャラクターも掴めてきたな。
「ホントにおだて上手だね君たちは。お世辞だと分かっていても、褒められるのは嬉しいんだ。
あんまりノせないでほしいよ」
あの二人、凛子さんの性癖にドンピシャだなぁ。
男の性欲を受けることに興奮する凛子さんには、たまらないものがあるだろう。
ましてや俺も隣に居る。
俺が見ている中、他の男を挑発し、その性欲を受け止める。
凛子さんにとっておそらく最高のシチュエーションだろう。
「それじゃあ……と」
凛子さんがさっきよりさらに前に出て来て、後ろを向く。
そこから、手を膝に乗せてお尻を突き出した。
「凛子ちゃん、体はほっそいのに尻はデカイよなぁ。思わずアレが反応しちゃったぜ」
「直に見たら、すごいんだろうねぇ~」
「……見たいのかい?」
「「え?」」
松崎と滝島が同時に声を出す。
すると、凛子さんは片方の手で浴衣の後ろをスッと横にずらした。
大きくて形の良いお尻があらわれる。
「――っ?」
声を出しそうになるが、堪える。
凛子さんは何も言わずに向こうを向いている。
「……これは」
「……凛子ちゃんって、やっぱりそういう趣味あるよね?いやあるでしょ」
ゴクリと息をのむ二人。
それもそのはず。
凛子さんが今履いている下着は、布の部分が一辺三~四センチ程度しかない。
しかも布の位置が妙に高く、布は尾てい骨付近を隠しているだけで、お尻を隠しているのは
実質紐でしかない。
こ、こんな下着を履いてくるなんて……。
モノがビクンと反応する。
自分との時にこんな下着を履いてきたことはない。
「ち、違うよ?デザインが可愛かったから、それで……」
「三センチくらいしか無い布でデザインねぇ……」
「凛子ちゃんの尻にも興奮したけど、凛子ちゃんが自分でこういうの付けてることにすげぇ興奮したわ」
「そ、そんなこと……」
言葉で辱しめられて、さすがに少し恥ずかしくなったのか、話題を変えようとこっちに顔を向ける凛子さん。
「それで、隆志君はどうだい?挑発されてくれてるかな」
赤く火照った顔でこちらを見つめてくる。
「どうなんだい、隆志君」

221:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:54:37.14 DuNBWqOL
興奮しまくってるに決まってるじゃないか!
もう下だってずっとテントを張りっぱなしで、むしろ少し苦しいくらいだ。
でも、衝動に突き動かされて口は別の言葉を発してしまう。
「うーん、エロいのはエロいけど。俺に対してそれくらいで挑発っていうのかなぁ」
な、何言ってるんだ俺は。
でも、やっぱり……。
一瞬凛子さんと俺の間に空白の瞬間が訪れるが、すぐに凛子さんがクスッと笑った。
「そうだよね。隆志君は、いつも見ているものね」
嘘だ。
凛子さんが我慢できなくなった時だけだから数回だし、俺を焦らすために大事な二箇所は一度も
見せてもらっ「ていない。
「なら、こういう刺激はどうかな?興奮するかい?」
凛子さんはスッと座っている松崎の後ろに回り、後ろから鎖骨に指を這わせた。
ドクン、ドクン!
心臓の鼓動が速くなる。
心の奥底に溜め込まれていたものが少しずつ姿を現す。
「う、うお」
松崎が驚きの声を上げる。
「すまない、ダメだったかな。隆志君も興奮させないとゲームが進まないから、そのために普段はない
刺激を増やしてみようと思ったんだけど」
もう『挑発』でなく『興奮させる』とハッキリ言ってしまっている。
しかし、松崎にとってそんなことはどうでも良いようだ。
「い、いやいきなりで驚いただけだよ。もちろんいいぜ、ゲームはきちんと実行しないと」
嬉しそうな松崎を、滝島が羨ましそうな目で見ている。
「う、うーん。確かにちょっと刺激が増えたけど、挑発されるってほどでは」
「そうか……、普段無いとは言っても刺激が足りなかったようだね。じゃあ……」
凛子さんの手が浴衣の中に進入する。
そして、松崎の胸板をするすると撫でまわした。
「これくらいならどうかな」
こちらをむいてクスリと笑う。
性欲に支配された凛子さんの笑顔は、何とも言えないほど興奮を誘う。
「ちょっ!凛子ちゃん!なんか不公平なんじゃない?ゲームなんだから公平にいかないと」
返事を返す前に、滝島がもう我慢できないという風に言う。

222:名無しさん@ピンキー
13/03/20 04:55:34.81 DuNBWqOL
「そうだね。言われてみればそうだ、私としたことが。ゲームは公平にしないとね」
松崎の浴衣からスッと手を抜き出し、滝島の方に歩いていく。
「どうもまだ隆志君の反応が良くないね。まだ刺激を増やしてみないといけないな」
凛子さんの指が滝島の耳たぶ、耳の中、頬、あご、首、鎖骨と順に這っていく。
滝島はぽーっとしてされるがままになっている。
チャラチャラしたサークルに所属しているとはいえ、歳は俺と同じ。
さらに凛子さんは誰もが振り返るレベルの美人だ。
凛子さんにあんなことをされたら誰だってああなるだろう。
「隆志君の反応は……と」
顔の緩みを我慢しようと必死な表情で、凛子さんが俺の股間を眺めている。
「君もなかなかしぶといね」
ハッキリとわかるほどテントを張っている股間を見て、そんなことをいう。
「半端な刺激じゃただ長引くだけだし、仕方ない」
凛子さんは浴衣の胸元を大きく開き、黒いブラに包まれた胸を露出させる。
「おおおー!すげぇ!でっかいね凛子ちゃん!」
松崎が感嘆の声を上げる。
「ありがとう、どうかな?」
「良いよ、最高!大興奮だよ!」
松崎の直接的で下品な賞賛にも、妖しい微笑みで答える凛子さん。
もはやゲームなど、全ての体裁を繕うための言葉でしかなくなっている。
「それじゃ、ちょっと失礼して」
凛子さんは近くにあったポッキーを手に取って滝嶋の横に座り、
撫でられてぼーっとしたままの滝島の口につぷっと差し込んだ。
「ん!?」
滝島の意識が完全にこっちに戻ってきたようだ。
が、目が覚めたのはこちらも同じ。
り、凛子さん。いったい何をする気で……。
何をするかなんて分かりきっているはずなのに、頭が混乱して追いついていかない。
興奮のしすぎで脳細胞が死んでいっているのだろうか。
体を滝嶋に寄せたまま、顔をこっちに向けさせ、凛子さんもポッキーの端を咥える。
「君はそのままで動かないように」
滝島は凛子さんに魅入られたように固まっている。
スイッチの入った凛子さんの魅力に、滝島は完全に陥落してしまったようだ。

223:名無しさん@ピンキー
13/03/20 05:04:43.29 DuNBWqOL
パキッ。
胸を大きく露出したまま、滝嶋の肩に手を回してポッキーを食べ進める。
一噛み一噛み、ゆっくりと進めていく。
いつのまにか誰も声を出していない。
ポッキーは後半分程度になっていた。
チラと凛子さんがこちらに目線を送る。
そしてパチっとウインクをしたかと思うと、もう片方の手を滝島の頬に添える。
う、嘘でしょ凛子さん。
確かに露出したいとは言っていたけど、さすがにそこまでは……!
凛子さんがポッキーを食べ進めるスピードがどんどんと速くなる。
凛子さんの唇が滝島の唇に近づいていく。
動きがスローモーションで見える。
凛子さんの艶かしい唇が一気に滝島の唇に触れようと距離をつめる。
その瞬間、パキッ!という音がする。
う、うああっ!
張り詰めていたものが、その音で一気に開放される。
自分に音が聞こえてきそうな勢いでビュルビュルと精液が下着の裏に発射される。
ああっ!……くああ、気持ち良すぎる!
凛子さんが他の男を誘惑することへの興奮が体内から溢れ出してきているようだ。
まだ息子が精を吐き続けているなか、とにかく気になって凛子さんを見ると、顔は滝島から離れていた。
「直前で折れてしまったようだ」
こちらを見ながら凛子さんがクスリと笑う。
ダ、ダメだ……。
想像以上の快感に思考が回らなくなっている。
こんな快楽を味わってしまったら、離れられなくなってしまうんじゃないかという心配が頭によぎるが、
それも湧き上がる衝動によってかき消される。
「ごめん、ちょっとトイレ」
とにかく一度下着の処理をしなければならない。
立ち上がってトイレに向かおうとすると、凛子さんも立ち上がる。
「私もお手洗いに行ってきていいかな」
「お、おお。行ってきなよ」
「…………」
松崎は興奮した様子を、滝島はぼーっとした様子を見せている。
凛子さんとともにパタンと部屋の襖を閉じて隣の部屋へ移る。

224:名無しさん@ピンキー
13/03/20 05:07:22.14 DuNBWqOL
「ちょ、え、凛子さん!?」
「ふっ……ふぅっ……!はぁっ……!」
凛子さんが突然ガタガタと脚を震わせて声を漏らす。
「ど、どうしたの。大丈夫?」
さすがに心配になって声をかけると、蕩けきった顔で凛子さんがこっちを見た。
「ダメだ、ダメなんだ隆志君……。もう、抑え切れない」
そのままこちらへとしなだれかかってくる。
「ちょ、ちょっと待って。とりあえずここじゃ隣に聞かれるかもしれないから、もう一つ隣の部屋まで……」
なんとか凛子さんを支えながら隣の部屋に移動したものの、凛子さんの様子は変わらない。
「ど、どうしたの?」
「自分じゃ体の震えを抑えられないほど、興奮が収まらないんだ。
君の前で他の男の性欲を煽ることがこんなに興奮するなんて、想像以上だった。
人として最低だと思うんだが、そう思えば思うほど余計に興奮して……!
――はぁっ、隆志君、体を触ってほしい。……もう体も欲求を我慢できないそうにない」
凛子さんから理性と道徳心を完全に外すとこういう感じになるのか。
いや、違うな。道徳心が残ってるからこそ、やってはいけない事に興奮するんだろう。
で、でも。
凛子さんの体を、ついに触るのか。
今までは肌を晒されたりはあったものの、肌に触ったことはほとんどない。
「ごくっ。じゃあ、失礼して……」
おそるおそる手を伸ばす。
「そんなんじゃ……。もっと思いっきり触って欲しいよっ」
凛子さんが早く、早くと急かしてくる。
え、エロい。
一度満足したはずの息子が回復してくる。
思い切って凛子さんの浴衣に手を入れた。
「うわ、すべすべだ……」
凛子さんの背中は想像していたよりもずっと滑らかで柔らかい。
本能のままに手を動かして、背中からお尻までの感触を味わう。
初めて触れる凛子さんの肌の感触に興奮が収まらない。
そのまま手を前に回して胸にも触れる。
「す、すごい。柔らかくて気持ち良い……」
思わずブラを外し、そこばかりを揉んでいく。
「んっ、いいよ、隆志君」
凛子さんも俺の浴衣に手を入れて、体を撫で回してくる。

225:名無しさん@ピンキー
13/03/20 05:09:51.76 DuNBWqOL
凛子さんの手の気持ちよさに思わず手がビクリと動き、何か固いものに触れる。
「ふぅっ!そ、そこ……。隆志君、その、そこをもっと……」
浴衣の中で手を左右に動かし、凛子さんの乳首をこすってみる。
う、うわ……。
凛子さんの乳首がどうなのか、初めて触る自分には比較対象がない。
しかし、それははっきりと分かるほど固く反り立っており、乳輪からぷっくりと膨れ上がっていた。
自分と同じように凛子さんも勃起したままあそこに居たのかと思うと、自分のモノは完全に限界まで反り立ってしまった。
「隆志君とこういうことをするのは初めてだけど、その、凄く興奮するね」
本当に興奮しきった顔でこっちを見つめてくる凛子さん。
「……あ。ふふ、また大きくなってしまったのか」
俺のモノを確認した凛子さんがクスクスと笑う。
さらに、そのままするりと俺の下着を引き下ろした。
「私でこんなに大きくしてくれて……。嬉しいよ。それとも、楽しそうに他の男を挑発する私に興奮したのかな」
言いながら、凛子さんはそれぞれの手の人差し指と親指をくっつけ、輪を二つ作る。
そして、その輪を二つ重ねて、俺の下半身の前に差し出した。
「……ん?」
凛子さんは何も言わない。
ただ、興奮した顔で誘うようにこちらを眺めてくるだけだ。
ああ。
分かってしまった。
凛子さんの肩に手を置き、軽く腰を引く。
そして。
そのまま輪に向かって腰を突き出した。
「くぅっ!」
輪を通り抜ける際にカリが刺激され、思わず声が出る。
と、凛子さんがいきなり顔を寄せてくる。
唇に柔らかくて湿った感触を感じた。
キ、キスされた!
思わず腰を引くと、またカリに強い刺激がはしる。
「――っああ!はぁっ、もう、こんなの」
もう、ダメだ。
何も考えずに凛子さんの作った穴に向かって腰を振っていく。
「ああ、ダメだ。気持ちいい!」
カリの刺激と、凛子さんの変態的ともいえる趣向によって快感を受け続ける。
恥も外聞もなくカクカクと腰を動かす。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」
しかし、もうそろそろ限界が近い。
さっき出したばかりだというのに、下半身はもう我慢できないと訴えてくる。

226:名無しさん@ピンキー
13/03/20 05:14:33.77 DuNBWqOL
「り、凛子さん。俺、そろそろ……」
腰を振りながら訴えかける。
すると、何を思ったのか凛子さんが俺を引っ張り部屋の隅に移動させる。
「う、嘘……!?」
さすがの俺も、部屋の隅にあるものを見て驚きを隠せない。
「両側の柱に手をついて。うん、いいよ」
凛子さんはそのまま俺の横に移動し、膝をまげてちょこんと座る。
その片手は、さっきまでのように俺の腰の前に輪を作って差し出されている。
もうほとんどイきそうなのだ。我慢などできるわけもない。
「で、でも。まさか、鉢植えになんて……!」
凛子さんがもう片方の手で俺の腰をトンと押し出してくる。
ズルリと自分のモノが輪を通過する。
ああ、もうなんでもいい。
目の前の輪、そして鉢植えに向かって思いっきりを腰を振る。
「あっ、あっ、あっ、あっ、……んん、はぁぁ!」
ビュルっと勢い良く出された精子が鉢植えに飛び散ってかかる。
「う……ああ。す、すごい……」
変態的な行為への興奮からか、普段ならあり得ないほどの勢いで出してしまった。
と。凛子さんが立ち上がり、俺を抱きしめてもの凄い勢いで唇を重ねてきた。
「ふむ、んん、んんん……!」
激しい凛子さんのキスに為すがままになってしまう。
チラと目にとまった鉢植えは、その葉からトロリと白い雫を垂らしていた。

227:名無しさん@ピンキー
13/03/20 05:29:11.26 DuNBWqOL
一応これでサークル合宿・純露出編が終了です。

少し日を置いて、この合宿が終わるまでの番外編を投稿します。
番外編でも凛子と隆志の恋愛感情に変化はありませんが、本編に比べ他男が性的に強く関係してくるので苦手な方はご遠慮ください。
以上です。

228:名無しさん@ピンキー
13/03/21 05:18:00.89 UhaZLjA/
GJ

やや寝取られ風味って所だが良かったよ

229:名無しさん@ピンキー
13/03/21 13:00:04.41 U75tz+6A
露出って大なり小なりNTR要素を含むような…


大作乙です、これはすばあrしい

230:名無しさん@ピンキー
13/03/25 05:24:25.65 Bi246sah
もう(待て)ないじゃん…

231:名無しさん@ピンキー
13/03/25 07:01:50.57 3Wm0bwCx
番外編の完成度合いは7割といったところです。
露出メインのパートは226までで一応済ませてしまったのでノラリクラリとやってたのですが、
できる限り完成を早めたいと思います。
今回は報告まで。作者がうるさいと思われるかもしれませんがご容赦下さい。

232:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:41:28.64 NUf3E+wY
番外編を投稿します。
ifストーリー仕様のおまけです。
身体的寝とられ・淫乱系に耐性の無い方はくれぐれもお気をつけ下さい。

233:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:42:11.64 NUf3E+wY
「お待たせ凛子さん。あんまり時間かかると怪しまれちゃうね。そろそろ戻ろうか」
トイレで着替えを済まし、凛子さんのもとに戻る。
「…………」
こっちを向くものの、凛子さんは答えない。
「ん?どうしたの、戻らないの?」
「その……だね」
「ん?」
―――ドクン。
この感覚。
今から何か良くない、けれども興奮するようなことが待っている。
何かが直感的にそう告げていた。
「ど、どうしたの?いつもの凛子さんらしくない。ハッキリ言ってみなよ」
「き、君はここで」
「ここ?」
「戻るのは私だけ、っていうのは……どうかな?」
ドクン!!
凛子さんと過ごしてきて、一番の心臓の鼓動を感じた。
脈打つというよりも、中で何かが弾けているようだ。
「ダメかな?」
「う……あ!?」
凛子さんの手が俺の股間にそっと添えられ、上下にさすってくる。
「……」
「……」
お互い無言で見つめあう。
凛子さんの手は俺の股間を上下にさすり続けている。
「……そうだね。ちょっと酔ってきたし、散歩にでも行ってこようかな」
こんなもの完全に演技だとバレるというのに、直接的な表現を使うのが躊躇われてこんな言い方をしてしまう。
「そうか。じゃあ、待たせてもいけないから私は戻ろう」
顔を寄せてくる凛子さん。
クチュ…クチャ。
舌だけを絡め合わせるようなキスをして、凛子さんが部屋に戻っていく。
俺は、襖が完全にしまったのを確認して、その前に陣取りほんの少しだけ襖を開いた。

234:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:42:57.36 NUf3E+wY
「遅かったじゃん凛子ちゃーん」
「こら、女の子にそういうことを言うのはマナー違反だろ」
待ち切れ無そうに凛子さんを迎える松崎を、滝島が諫めている。
しかし、待ち切れずにいたのは滝島も同じだろう。
ここ、少し距離があるせいか、大きな声を出してもらわないと聞こえずらいな……。
「いや、悪かったね遅くなって」
「あれ、彼氏はどうしたの?」
「ん?ああ。どうやら酔いが後から回ってきたみたいでね。少し散歩に行くそうだよ」
「え、マジ!?」
松崎と滝島の目の色が変わる。
「こらこら、私も隆志君も一応携帯電話を持っている。それに私も腕にはかなりの自信がある。
あんまり変な考えは起こさないことだよ」
「うっ。な、何言ってんだよ凛子ちゃーん。そんなことするわけないじゃん!俺達はちゃんと
『ゲーム』を楽しむつもりだよ。なぁ、滝島」
「もちろんだとも。凛子ちゃんもそのつもりで戻ってきてくれたんでしょ?」
「そうだね。隆志君は居なくなってしまったけど、私まで居なくなっては人が足りずに興醒めだろう。
それじゃあ、ゲームを続けようか」
凛子さんの言葉でゲームが再開される。
「うっ、俺の負けか」
「馬鹿、何やってんだ松崎」
「悪い悪い。えっと……内容は、『隣の男からのでこピン』だってよ、たのむわ滝島」
「あいよ。……てぃ!」
「ってぇな。少しは加減しろよ」
「何言ってんだ、加減なんてしたら、全力でゲームに参加してくれてる凛子ちゃんに失礼だろう?」
「そ、そうだったな。間違いない」
「……一ついいかな」
凛子さんが会話の流れを止める。
「ん、なんだい凛子ちゃん」
「罰ゲームBOXの内容は、君達が書いたものなんだろう?なら、君達の罰ゲームBOXの内容は、
私が書いたものでないと不公平ではないのかな?」
顔を見合わせる男二人。
「……良いんじゃない?俺は別にそれでかまないけど」
「そうだな、俺もそれでいいぜ」
滝島の言葉に松崎も続く。
二人にとっては、自分の罰ゲームなどどうでもいい事なのだろう。

235:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:43:40.56 NUf3E+wY
「それじゃあ、私が中に新しい紙を入れるから、紙とペンを貸してくれないか」
少しの時間をおいて、凛子さんが罰ゲーム用紙を箱に入れたようだ。
また次のゲームが行われる。
「ん、今度は私か。罰ゲーム内容は……『前を完全にはだけさせる』。これは、さっきもやった内容ではないのかい?」
「ん?内容は『完全に前をはだけさせる』だよ。『完全に』。ね?」
ごくり。
今から起こることへの期待に興奮が高まる。
たまらず自分のものを外に出し、上下にこする。
「なるほど、確かにさっきの罰ゲームとは少し違うようだね。すまない、私のミスだ」
凛子さんが、楽しそうな顔をして立ち上がる。
さっきまでは表情を必死に我慢していた凛子さんだが、事ここに及んで、もう隠す気がなくなっている。
立ち上がった凛子さんは、チラとこちらの方を見て微笑むと、背中をこちらに向けて膝立ちした。
―――っ。
罰ゲームを実行するのにわざわざ場所を移動する必要はない。
凛子さんはわざとこちらに背を向けたのだ。
男二人も凛子さんの向こう側にいるため、こちらからでは声から状況を想像するしかない。
「そ、それじゃあいくよ。――はぁっ。ど、どうかな?」
凛子さんの艶のある声が聞こえる。
「っはぁ!すげぇ、すげぇわ」
「これは……すごい綺麗なピンク色なんだね」
「は、恥ずかしいよ。でも、そんなにいい反応をされると、ね」
パサリと横に黒いものが置かれる。
間違いない。
凛子さんは今、ブラを外して胸を完全に露出させているのだ。
「――はぁっ、はぁっ」
思いっきり自分のものを上下に擦る。
生の胸なんて、俺も見たことないっていうのに……!

236:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:44:10.08 NUf3E+wY
「まだ……ぜんには……けてないでしょ」
襖の向こうから声が聞こえるが、さっきまでより小さくて上手く聞き取ることができない。
「え、……そこまでするのかい。分かった、ゲームだものね」
凛子さんの返事は聞こえるものの、何に対してのものかが分からない。
すると、凛子さんが帯を外し、浴衣を左右に大きく広げた。
あれでは胸だけでなく、間違いなく下の下着も見えてしまっている。
「下着のことは言わないでくれ、恥ずかしい。ち、痴女なんかじゃないぞ、失礼な。じゃあなんでかって?
そ、それは……」
今度は男二人の声が完全に聞こえてこない。
「た、隆志君のことを今言うのはダメだろう。……ふっ、ふぅっ。満足したかい?」
罰ゲームのことを言うはずが、相手が満足したかどうかを聞き始めている。
「ああ、いいよ。ゲームを続けよう」
「そうだね、時間もないし」
「時間?何の時間のことを言っているんだい?」
一応罰ゲーム終了ということになったのだろう、凛子さんが浴衣だけを締め直して元の位置に戻る。
「え、あ、いや。彼氏が居ないときの方が、俺達二人が凛子ちゃんに構ってもらえるじゃん?」
松崎が繕うが、滝島は余計な事を言うなという顔だ。
「隆志君かい?……隆志君は一度酔いが回るともうダメでね。もしかしたら、もう今日は部屋には
戻ってこれないかもしれないよ。……っと、だからと言って変な考えは起こさないことだ」
「そ、そうなんだ!そっかぁ~、じゃ今日はまだまだ長いんだね」
声色から考えがにじみ出ているのを感じる。
それにしても、凛子さんも『変な考えを起こさないように』なんて言っても、この状況では何が
変な考えなのか全く説得力がないな。
「はい、それじゃ次ね、次!」
またもゲームが始まる。
「あっ、しまった」
どうやら滝島がジョーカーを引いてしまったようだ。
「馬鹿野郎ー」
松崎が滝島を非難している。

237:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:44:47.43 NUf3E+wY
「お前だってさっき引いたじゃないか。いい、さっさとやって次にいこう。っほいと。」
「…………」
凛子さんは黙ってじっと紙を引いた滝島を見つめている。
「……え?浴衣をはだける?……。あーーごめんね凛子ちゃん。俺達が入れたのが間違ってこっちに入ってたみたいだ」
新しく紙を引き直そうとする滝島。
「合っているよ」
「ん?何が?」
「それは私がさっき書いて入れた紙だ。……いけなかったかな?」
一瞬固まる滝島だが、すぐににやっと笑って返事を返す。
「いや、何も問題はないよ。確かになー、凛子ちゃんだけだなんて不公平だよなー、不公平。
でも、せっかくなら凛子ちゃんに脱がして欲しいなぁ」
凛子さんが笑みを浮かべて立ち上がる。
「脱がすとはなんだい、脱がすとは。はだけさせるんだろう?」
この感じは……。
この感覚は自分も何度か感じたことがある。
一度目は初めての写真撮影の日だ。
凛子さんから溢れ出る空気が、その場に表現しにくい異様な雰囲気を作り出す、あの感覚。
凛子さんの細くて長い指が、正面から滝島の浴衣の胸元へとスッ入っていく。
かすかに声が聞こえるような気もするが、どちらにせよ小さくてうまく聞こえない。
どうして罰ゲーム中は声が小さくなるんだ?
滝島は恍惚の表情で顔を後ろに反らせている。
おそらく、凛子さんは滝島の胸板を撫でているのだろう。
凛子さんの体が滝島の方に寄り、滝島の胸を撫でていた腕がスルリと今度は背中に回される。
遠目からでは抱きしめているようにも見える。
たっぷりと時間をかけて滝島の体を撫で回した後、そのまま浴衣の肩を下ろす。
滝島の体はかなり引き締っていた。
マッチョというわけではないが、適度に筋肉がついていてだらしなさは全く無い。
さきほどまで滝島の胸板をなぞっていた凛子さんの指が今度は帯をするりとほどく。
そのまま、滑らかな手つきで浴衣を完全に脱がしていく。
はだけさせるだけじゃなかったのか?
凛子さんは、見ているだけでゾクゾクするような、楽しげな笑みを浮かべている。
トランクス一枚になった滝島の股間が、大きくテントを張っているのがここからでも分かる。
凛子さんはどう思っているんだろう。
何かそれについて話したりしているのだろうか。
色々と考えを巡らせるものの、声が聞こえない以上は全て想像の域を出ない。

238:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:45:23.00 NUf3E+wY
と、ずっと座っていた松崎が立ちあがって凛子さんの前に移動する。
凛子さんは一瞬驚いた顔をしていたが、クスッと笑って松崎にも滝島と同じことをしていく。
ん?何が起きているんだ?罰ゲームは滝島だけじゃないのか?
自分のモノを上下に擦るのは決してやめずに、襖の隙間に顔を近づける。
今度は凛子さんが立ち上がり、さっきより少し襖に近いところに座る。
それにつられて他の二人も移動して座りなおす。
「フフッ。まさか同時に二人の罰ゲームをすることになるとはね」
「ほんとだよ松崎。お前は別に負けてないだろ?」
「いや~、ちょっと酒のせいか暑くなってきちゃってさ。どうせなら俺も、って感じだよね」
「全く。私は一人でも二人でもそう変わりなかったが、ルール違反は一回限りだぞ?」
凛子さんが笑って答える。
「まぁいいじゃん。とりあえず、二人とも浴衣を『はだけ』終わったんだから。次々!」
松崎と滝島は二人とももうトランクスしか身に着けていない。
これを浴衣がはだけるというのだろうか。
でも、浴衣を脱がしていたのは他でもない凛子さんだし……。
そうこう考えていると、既に勝負が決したのか、凛子さんが紙を引いている。
「何々……。『下着を取る』」
「あちゃー!うっかり入れた遊びごころカードを引いてしまわれたか!」
「これは、凛子ちゃんといえどどうかな?」
男二人がはやし立てている。
気のせいか、松崎と滝島も凛子さんとのこの異様な空間を楽しむ方法を、なんとなく理解してきているような気がする。
男二人が盛り上がる中、凛子さんがスッと立ち上がる。
そして二人の顔を見ながら、下着を足首まで下ろしていく。
「おーやるぅ!さすが凛子ちゃん」
「うわ……。やっぱりこれ小さ過ぎでしょ。ホントにちゃんと隠れんのぉ?」
松崎が騒ぎ立て、滝島が凛子さんが下ろした下着を手に取り感想を言う。
「……意外と隠れるものだよ」
また座りなおした凛子さんが赤くなった顔で挑発するように答える。
ついさっきまでは下着の事は恥ずかしいから言わないでと言っていたはずだが……。

239:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:47:45.74 NUf3E+wY
「まぁいいじゃないか、次を引いてくれ」
凛子さんがトランプの山を滝島に渡す。
「凛子ちゃん、ゲームヤる気まんまんだねぇ。ほいっと」
ちまちまとカードを引くのが面倒になったのだろう。
滝島が一気に15枚ほどカードを引く。
「っとお。そりゃまこんだけ引きゃ当たりますわな。ちぇっ。凛子ちゃんの山札思いっきり減らしてやろうと思ったのに」
ぶつぶつと言いながら滝島がカードを引く。
「さてさて、凛子ちゃんのお望みの罰ゲームは、っと」
さっきのようなことはもう無いだろうと思っているのか、気軽な調子で紙を開く。
「『隣の男性と協力して、女性に日焼け止めを塗る』」
――――ドクン。
な、何だって?
「……」
読み上げて、またも滝島が固まる。
凛子さんは下を向いている。
男二人が思わず顔を見合わせている。
顔を見合わせていた二人は、その間でしか聞こえないような声で何事かを話した後、
にやっと笑って凛子さんの方を向き直った。
「いいのかい、凛子ちゃん」
「……ああ。明日の外でのレクレーションに備えて、日焼け止めでも塗っておきたくてね」
尚も下を向いたまま凛子さんが答える。
ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!
心臓の音しか聞こえなくなってくる。
しかし、もはや向こう側から聞こえてくる音など関係ない。
向こう側でどういう事が起きるかなど、ちょっと考えれば分かることだ。
今ならまだ止めることができる。
襖を開けて一言止めろと声を上げればいいのだ。
凛子さんの事が頭に浮かぶ。
凛々しい顔、笑った顔、拗ねた顔、照れた顔、抱きつかれた腕、柔らかい肌の感触。
そして、自分の今までのこと、凛子さんの今までのこと。
その全てを頭に浮かべ、よーく考えを巡らせた後。
この後に起こることを考えながら、そっと自分のモノに手を添えた。

240:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:48:24.32 NUf3E+wY
「ごめん凛子ちゃん。むしろ日焼け用のオイルしかないわ。よし、じゃあこの際カラッと焼いちゃおう」
「……そうだね。せっかく大学に入ったんだ、イメージチェンジも悪くない」
「ま、さすがに今塗るのは早過ぎると思うけどねー」
滝島がクスクスと笑う。
その間にも、二人は座っていた凛子さんを部屋の隅に移動させ、部屋いっぱいにブルーシートを
敷いていく。
「さーて、と。それじゃあ凛子ちゃん?」
松崎と滝島が凛子さんの答えを待つ。
ゆっくりと立ち上がり部屋の真ん中に移動する凛子さん。
それを、松崎と滝島が挟むように前後に立つ。
そして。
「それじゃあ、よろしくたのむよ」
浴衣を地面にハラリと落とし、白くて滑らかな裸体を晒した。
瞬間、松崎と滝島の手が凛子さんの体へと伸びる。
首、胸、腹、背中、尻、太もも、ふくらはぎ、と男達の手がヌルヌルと這い回っていく。
「ふ、あ、あああっ!」
初めて凛子さんが大きな声を出す。
凛子さんのこんな声、一度だって聞いたことがない。
「くうぅぅ!ああっ、あっ!」
声を堪えようとしているのかもしれないが、全く抑えられていない。
その間も、松崎と滝島の手は凛子さんの裸の上を這い回っている。
「凛子さんの胸……、アソコ……!」
初めて見た凛子さんの乳首は、確かに滝島がさっき言ったように綺麗なピンク色だった。
秘所も綺麗なもので、全く黒ずんでいない。
「凛子さん!凛子さん!凛子さん!凛子さん……!」
これまで凛子さんと過ごした日々を思い浮かべる。
写真を褒めてくれたこと、話すのが楽しいと言ってくれたこと、一緒に買い物に行ったこと。
内気な自分をグイグイと引っ張ってくれたし、時には普段見せない我が侭な一面を見せてくれることもあった。
そういう凛子さんとの日々を思い返せば思い返すほど、襖の向こうで男二人に裸を撫で回され、楽しそうに悶える
凛子さんの姿に興奮が高まる。

241:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:50:01.62 NUf3E+wY
「具合はどう?凛子ちゃん」
滝島が後ろから凛子さんの胸を揉みし抱きながら聞く。
「はっ、はぁっ。うん、いい感じだよ」
艶のある笑みを浮かべて凛子さんが答える。
ついに。
ついに凛子さんは体裁を保つことをしなくなった。
「どうしたのー、凛子ちゃん。俺らが聞いてるのは、オイルがちゃんと塗れてるかってことだよ?」
松崎がにやにやしながら股間を撫でる。
「ああっ。良いよ、そこも丁寧に塗ってくれ。ああ、もうだめだ。顔のにやけが抑えられない」
凛子さんがくねくねと体をくねらせる。
その度に二人の手が体を余計に這うことになる。
「ふぅーーっ。ふぅっ」
「凛子ちゃん、ほんといいカラダしてるよなぁ。触ってて惚れぼれするぜ」
「ホントホント。見てても触ってても興奮する一方だよ」
松崎は後ろから大きな胸を持ち上げながら、滝島は前から凛子さんの秘所を撫でながら言う。
「ありがとう、嬉しいよ」
下品な褒め言葉にも、笑顔で答える凛子さん。
その間も二人は凛子さんを撫で回していく。
「ほらほら、凛子ちゃんから動いてもいいんだぜ?」
「そうだよ凛子ちゃん、そりゃそりゃ」
二人はくすぐるように凛子さんの体を弄んでいく。
「こ、こら。そんなとこ触ったら、あはっ、くすぐったいだろうっ」
「だってねぇ、せっかくだから凛子ちゃんも好きなようにした方が楽しいでしょ?」
「なんとなーく我慢してるの、俺らだって分かるんだよ?」
二人は凛子さんをくすぐりながら、顔を近づけて息を吹きかけたりしている。

242:名無しさん@ピンキー
13/04/04 23:04:14.01 NUf3E+wY
「ちょ、もう。やめないか」
凛子さんが楽しそうな笑顔で答える。
「ほんとに君達は仕方ない人だね。何か、まともにものを考えるのが馬鹿らしくなる」
呆れたような、それでいて全く嫌そうではない顔で笑う凛子さん。
「サークル合宿なんて馬鹿になってナンボでしょ。そんなん気にしてたらせっかくの合宿楽しめないよー?」
「そう!若いうちは馬鹿をやりなさいってな!」
自信満々に答える二人。
「全く偉そうに……。こうしてやろう」
凛子さんが目の前の滝島の耳たぶにかぷっと噛み付く。
「うわ、噛まれた!」
「良いねえ、ノって来たじゃん凛子ちゃん」
松崎が後ろから凛子さんの首筋に噛み付く。
「ふぅっ。や、やってくれたな?」
後ろを振り向き、松崎の腰に手を回して、首筋を舐め上げる。
凛子さん、普通に楽しんじゃってるんじゃ……。
いや、間違いなく楽しんでるよ。
二人とイチャイチャと絡み合う凛子さんを目にして、自分のモノがぐいぐいと下着を押し上げる。
「凛子ちゃ~ん。あんまりそっち詰め寄ると、お尻の穴丸見えだよ?」
滝島が軽く凛子さんのお尻を撫でる。
「あっ……。そんなとこ見ないでほしいよ。仕方ないだろう?君達のせいで裸なんだから」
松崎の首筋を噛みながら凛子さんがクスリと答える。
「俺達のせいとは失礼な。ゲームで負けた凛子ちゃんも悪い!」
しっかりとお尻を揉みし抱く松崎。
「し、下着をとれなんて罰ゲームを書いたのは君達だろう?」
松崎を攻めるのをやめ滝島の方を振り向いた凛子さんが、滝島を抱き寄せ体を密着させる。
「うはっ……。柔らかいねぇ。あーー、興奮する」
「君たちも、こんなにイタズラしてくるくせに無理やり襲ったりはしないんだね。
やっぱり私の腕がたつのが気になるのかい」
少し気になるといった様子で窺う凛子さん。

243:名無しさん@ピンキー
13/04/04 23:06:55.94 NUf3E+wY
「いや、俺も最初はすぐにでも押し倒してやりたいのを必死に堪えてたんだけどな」
「俺も俺も。隆志居なくなった時点ですぐ考えたわ」
「でも、なんつーか凛子ちゃんとの楽しみ方を覚えてきちまったっていうか」
「そーそー、凛子ちゃんのペースに合わせた方が、なんか新しいものが色々と見えそうで」
じーっと聞いていた凛子さんが、滝島から体を離して二人の顔を見る。
「君達は仕方のない人たちだけど、そこまで悪い人ではないようだね」
「おいおい~。同じことしといて仕方のない人はないぜ~」
「そうだよー、凛子ちゃんだって同じじゃーん?」
「クスッ。それもそうだったね、失礼した」
おどけて見せる二人に、凛子さんがクスクスと笑う。
な、なんか微妙に心も許しかけてないか?
「ほら、そんなことよりもっと塗ってあげようか?」
松崎が凛子さんのぷっくりと勃起した乳首を弾く。
「んんっ……。もちろんたっぷり塗ってもらいたいんだけど、その前にもう一度お手洗いに行って来てもいいかな?」
凛子さんも松崎の乳首をいじり返す。
「あれ、さっきも行ったじゃん」
「女性にそういうことを言うのは感心しないな」
お互いの乳首を愛撫し合いながら会話する二人。
「まぁいいじゃん。トイレぐらい行かせてあげなよ」
滝島が笑いながら会話に入る。
「ありがとう。その前に、少し体を拭いてもらってもいいかな。このまま浴衣を着たんじゃ
ベトベトになってしまう」
「凛子ちゃんの仰せのままに」
体を拭いてもらった凛子さんが、こちらに向かって歩いてくる。
襖から離れないと!
このままでは他の二人に覗いていることがバレてしまう。
咄嗟に襖の横に身を隠す。
スッと襖を開けて凛子さんが入ってくる。
そのまま音もなく襖を閉めると、じっとこっちを見つめてくる。
少し見つめあった後、どちらからでもなく隣の部屋に移動した。

244:名無しさん@ピンキー
13/04/04 23:10:11.87 NUf3E+wY
「楽しんでくれてるみたいだね」
俺のいきり立ったモノを見つめて凛子さんが言う。
「う、うん……。はぁっ、はっ」
たまらず自分のモノを扱きたてる。
凛子さんの目の前でもおかまいなしだ。
「で、でも凛子さん、露出がしたいとは言ってたけど、あそこまでやるなんて……」
思わず問いただしてしまう。
「…………。せっかくだから、サービスしてあげようか?……ほら」
こちらの問には答えず、凛子さんが軽く胸元を開く。
浴衣からほんの少し谷間が露出した。
「ああっ……」
モノを扱く手を速める。
「随分と悦んでくれてるみたいだね。じゃあ、恥ずかしいけどこんなのはどうかな」
凛子さんが浴衣の隙間から脚をスッと出す。
思わずイきそうになる。
もちろん視覚的な意味ではなく、その言葉と態度にだ。
おそらく、凛子さん以上に俺に興奮を与えてくれる人は居ないだろう。
「ほら、見ていてあげるから頑張るといい」
耳元で囁きながら、俺の手の動きをじっと見つめてくる。
凛子さんに見つめられながら亀頭をグチュグチュと弄る。
「隆志君は自分でするのがすごく上手いんだね」
クスリと囁かれる。
「……ねぇ、隆志君。部屋、戻ってもいいかい」
凛子さんが後ろ側に回り、カクンと一度腰を振った。
ん?
カクン。カクン。
何度も自分の腰を俺の腰に打ちつけてくる。
――ゾクッ。
その意味を理解した瞬間、ゾクゾクとした感覚が背中を走った。
「嘘……だよね?」
「…………」
黙ったまま大きくズンッ、と腰を打ちつけられた。
その瞬間、自分の最後の理性が崩壊したのを感じた。
「……部屋、早く戻らないと怪しまれちゃうよね。……戻って、いいよ」
「……うん。じゃあ、戻るよ」
そっとお互いの体を抱き寄せ合う。
そのまま、静かに唇を合わせた後、凛子さんは部屋に戻っていった。
「……多分スゴいから、ダメなら見なくていいからね」

245:名無しさん@ピンキー
13/04/04 23:14:28.43 NUf3E+wY
今回の番外編はここまでになります。
ifストーリーなのでこれ以降の話は続けるかどうか未定です。
以上です。

246:名無しさん@ピンキー
13/04/05 11:04:29.65 lbngaKb8
待ってたよ乙です
今回の続きでも次回作でも楽しみにしてます

247:名無しさん@ピンキー
13/04/05 13:30:52.97 c1lQfKE+
GJ!個人的には大好物な展開!
まあ賛否両論あるだろうけど・・・。

248:名無しさん@ピンキー
13/04/05 23:47:07.50 8jmr4+wh
正直、凛子さんの性格が俺のツボだ
このキャラで露出癖有りってのはコロンブスの卵かもしれん
GJ

249:名無しさん@ピンキー
13/04/07 00:57:41.76 EhZIiwij
寝取られ露出ってすごく、いや滅茶苦茶素晴らしいな
露出寝取られって言うべきなのか?まあいいいや
次回作も楽しみに待ってます

250:名無しさん@ピンキー
13/04/14 00:01:24.58 FrdpYPry
男(彼氏)が絡んでくる露出は結果がうーん…になるけどこれは違ったね!
最後までドキドキして読めたし最高でしたよ!
もっと乳とかマンコを見せていく展開にはならないかな?続編があるなら期待します!
本当にGJ!!!!

251:名無しさん@ピンキー
13/04/14 14:08:04.51 5ju6hdbF
凛子さんの素晴らしさに興奮冷めやらずですが>>162-の流れのも読んでみたい
書いてくれる勇者はいないものか

252:名無しさん@ピンキー
13/04/16 18:06:12.44 GDCypQaB
多くの感想ありがとうございます。凛子さんシリーズ作者です。
ひとまず、番外編の続編(サークル合宿編のラスト)を準備中です。
投稿までにかかる期間は未定です、すみません。ただし、必ず完成はします。

253:名無しさん@ピンキー
13/04/16 18:53:04.87 GDCypQaB
それと、次の作品の案として
シチュエーション//ヒロイン//露出相手//備考(露出以外の要素)

夜の混浴露天//彼女//普通の気の良さそうな男1人//寝取らせ・主人公傍観
室内混浴//彼女//モブ男大量//寝取らせ・主人公はモブの一人のふりで参加
地方コスプレイベント//彼女//カメコ大量//ほぼ純粋な露出・主人公はカメコのふりで参加
夏休み(場所未定)//女友達//男友達1人//挑発・精神的寝取られ要素あり・男性受け
凛子さん撮影モデル編//凛子さん//気弱な写真部男子//痴女・主人公傍観

を検討中です。要望を反映できるかは分かりませんが、住人の人たちがどういう嗜好を
持っているか気になるので5つのシチュの中に希望があれば言ってくれれば嬉しいです。
もっとも、こちらにいたってはいつの投稿になるかホントに分かりませんが……。
長々すいません、もし鬱陶しければ無視で結構です。

254:名無しさん@ピンキー
13/04/16 20:12:20.12 Q+KFh4SM
ごめん、「彼女」と「女友達」ってそれぞれ誰だっけ?

255:名無しさん@ピンキー
13/04/16 20:54:29.97 YlaRS1Rg
別に用意するんじゃねーの?
個人的には普通の露出してもらいたいけどまぁ別に好きにやってくれりゃいいよ

256:名無しさん@ピンキー
13/04/16 21:49:46.05 YE/CAm+s
俺は本番さえなけりゃなんでもいいな
クライマックスは露出するシーンがいい

257:名無しさん@ピンキー
13/04/16 23:13:55.26 GDCypQaB
好きにやればいいって感じですかね。
ちょっと余分な書き込みだったかもしれません。
失礼しました。

258:名無しさん@ピンキー
13/04/17 04:29:38.51 GjWaKxfe
注意書きがあれば読む読まないは各々判断できるしね
俺は凛子さんのキャラ大好きだしもっと書いて欲しいけど、結局のところ自分が書きたいかどうかだと思いますよ

259:名無しさん@ピンキー
13/04/19 19:36:51.99 +p+ktL0Q
5ルート全部書いてくれてもいいのよ

260:名無しさん@ピンキー
13/05/03 13:26:34.77 l8yED0xw
銭湯もの。微エロ。ラブコメ?

261:番台少年の片思い 1
13/05/03 13:28:46.07 l8yED0xw
「今日も客が少ないなぁ」
田舎の寂れた一角にある古い銭湯の番台に座っている男の子は今日も暇そうにしている。
彼の名は武。今年で中学3年になりこの銭湯の跡取り息子だったが、
近年は客もすっかり減り近所のお年寄り専用銭湯に近い状態になっていた。

ガラッ。
突然古いドアが開き次の客がやってくる。

「大人一人。お金はここに置きますね」
顔を伏せながら白いブラウスを着た中学生ぐらいの女の子がお金をおいて奥に行った。
この女の子は新規の客なんて殆ど来ない、この銭湯に突然やってくるようになった謎の子だ。
深くかぶった帽子。あからさまに変なダテメガネ。口には大きなマスクと完全に顔を隠している。
風呂から出る時も顔を伏せながら歩くので誰だかわからないが、
身長や体つきからしても同じぐらいの年齢なのは間違いない。

武も番台のマナーとしてお客さんをジロジロ見ないように教えられているので、
最初は気にしなかったが、ここまで徹底的に隠されるとやはり気になってくる。
彼女に興味を持ったのはそのわからない顔のせいだけではない。
裸がとにかく綺麗だった。その裸体の綺麗さは武の心を虜にするのに十分であった。

262:番台少年の片思い 2
13/05/03 13:33:52.36 l8yED0xw
彼女は今日も番台から見えにくい隅っこに行き、服を脱ぎ始める。
おそらく番台からの障害物を考えて、見えにくいあの場所を選んで脱ぐことを決めたのだろうが、
実はあそこで脱いでも腰から下ははっきりと見える。
確かに番台から障害物が邪魔で上半身は見えないが、
裸体を見るにはむしろベストポジションで、少し視線を下げるだけで背中もお尻も丸見えになる。
しかも、右の壁にある大きな鏡が斜め横から反射しており、
鏡を見れば胸の形から股間の有様まではっきりと見える危険地帯だった。
武はあの場所を銭湯初心者が飛びつき、大失敗する魔のゾーンと呼んでいた。

そんなことも知らずに彼女は今日も魔のゾーンでスカートを脱いだ。
当然のごとく番台からは綺麗な足と白いパンツが見える。

(今日は白か)
彼女のパンツの色は、大体5種類ほどありローテーションがあるようだ。
武は彼女が来るたびに、今日のパンツの色を予想するのが密かな楽しみになっていた。
女の子はシャツを脱ぎブラを外す。
上半身を脱ぎ終わりバスタオルで前の体を隠しながらパンツを脱ぐ。
鏡には肩から下の膨らみかけの綺麗な胸とピンク色の乳首。股間にはまだ生え掛けの陰毛が写っている
魔のゾーンで脱ぐ子は、脱いだ服を少し下のロッカーに入れるのだが、
これはまた罠であり、背を向けて屈むことにより性器が丸見えになる、
綺麗な割れ目と、少しはみ出たピンク色のビラが見える。

(あの割れ目の形がいいんだよな。成長途中のせいか他の人とは違うビラの歪みがあるのがいい)
武は本人が決して見られたくない部分をマジマジを見つめながら失礼すぎる批評をしていた。

263:番台少年の片思い 3
13/05/03 13:37:59.58 l8yED0xw
彼女は、いつものように顔を伏せタオルで体を隠しながら風呂のドアへと向かっていく。
人は前ばかり隠したがるが、一番危険なのは後ろからの視線。
ここでも完全に隠していると思っているんだろうが、
現実は後ろから尻がチラチラと見える。
武は脱衣の時と浴槽に入る時の見える、この綺麗なお尻が大好きだった。
あの子のお尻の右側にホクロがあるのも知っている。
今日もその見えるお尻を眺めながら幸せを感じていると、

「こら、なにジロジロみているのよ」
入口のドアが開き小学生に間違えそうな身長の幼馴染が声を掛けてきた。
彼女の名は立花。
武が番台に座るようになってからは同級生たちは男女問わず来なくなったが、
立花だけはずっと来てくれる。立花の心境はよくわからんがありがたいお客だった。

264:番台少年の片思い 4
13/05/03 13:39:18.66 l8yED0xw
「いや、ちょっとあの女の子の行動が……」
プロの番台として女の裸に夢中だったことを知られるのは困るので、
いかにも気になることがあったみたいな言い方をする。

「あの女の子って、さっき見ていた、りちゃんのこと?」
「え、あの子は知り合いなのか」
「同じクラスじゃない。何言ってるのよ」

「いや、いつも顔を隠しているし誰なんだ」
武は想い人の正体がわかると思い立花に詰め寄った。

「そういや風呂屋に行かないといけなくなったけど恥ずかしくて。とか言ってたっけ
なるほど。それで顔を隠しているのかぁ」
立花は一人で納得し、少し意地悪そうな顔をしながら、

「でも、そんな裸を見られたくない子をエロい目に見ている人には教えてあげない。
私も今から入るんだけど見ないでよね。このエロ魔人」
なんだが怒っているような言い方で立花は脱衣場のロッカーに向かっていった。

「誰がエロ魔人だ。それにお前の裸には興味ないから見ないよ」
武は本当に立花の裸には興味なかった。
もちろん脱ぐところは何度も見ているし裸も見ているがなぜか全く面白くない。
今では裸を見ることより今日のパンツの色だけ確認してすぐ視線を外す程度の扱いだった。
(今日はいちご柄か。相変わらず立花はお子様だな……)

265:番台少年の片思い 5
13/05/03 13:45:23.05 l8yED0xw
翌日
武はあの子がクラスメートだと知り、教室で想い人を探そうと女子生徒を見渡すがさっぱりわからない。
顔は知らなくても裸の特徴はしっている。そしてその裸体に恋をした。
武にとって淡い不思議な片思いの始まりだった。

266:名無しさん@ピンキー
13/05/03 13:52:44.82 l8yED0xw
ここまで。お粗末さまでした

基本的に強制露出系中心に書いていたので
たまには微エロ系の裸に恋するラブコメ物でも書くかと思って書きましたけど
もうにじみ出る鬼畜な雰囲気がなんともかんとも。
これだと女の顔も性格も関係ない。ただ体がいいから好きになったという鬼畜主人公でしかないっすね

267:名無しさん@ピンキー
13/05/03 14:41:20.78 EZTUwe4w
罠だらけの脱衣場って嫌だな、
こいつの親か爺さんしらんが作ったときか改装したときにトラップソーン作ったんだよな
そんな下心持った奴が番台に座ってたら廃れるのは当然だろ

続きはよ

268:名無しさん@ピンキー
13/05/03 21:52:37.01 XwLruYnk
そんな光景見たら余裕で勃つ自信あるけど
主人公枯れちゃってるの?どちらにせよ続き期待

269:名無しさん@ピンキー
13/05/03 22:46:35.36 /LiQgNAE
凛子の露出寝取られモノ凄くいいです
個人的には主人公には裸を一切見せないくらい徹底して欲しかったけど良かったです
続編希望

270:名無しさん@ピンキー
13/05/03 23:44:15.12 +rU4N0bV
>>264
「あの女の子って、さっき見ていた、りちゃんのこと?」の

りちゃんのこと? の部分が単なる文字抜けなんだろうがちょっと意味がわからない。

271:名無しさん@ピンキー
13/05/03 23:49:25.58 5xIzzcqq
りっちゃん、だろうなw

うん、しかしなかなか良かった
興味無いとか言いつつパンツ見てたり実に思春期w

272:名無しさん@ピンキー
13/05/03 23:57:52.38 l8yED0xw
当たり。

>「あの女の子って、さっき見ていた、りっちゃんのこと?」
あだ名で「りっちゃん」と書くつもりだったけどなぜか[っ]抜けた。
完全なミスですな。

273:名無しさん@ピンキー
13/05/04 10:25:41.23 +WCzSzUE
李ちゃんだと思ってた

274: ◆AELy8J8qjg
13/05/08 22:05:17.42 Wk3UxEAW
いきなりですみませんが、SS書くの止めようと思います。
少しでも気にしてくれたり、期待とかしてくれてる人もいるかもしれないので、報告しておいたほうが良いと思いまして。
アイデアくれた人、読んでくれた人、レスしてくれた人、皆さん、本当にありがとうございました。

275:名無しさん@ピンキー
13/05/09 16:39:49.32 jZY8coHe

まあまたふらっと復帰してくれるならそれはそれで嬉しいし、あんまり肩肘張らずともよかろう
あんたの作品結構好きだったぞ、文章上手いし

276:番台少年の片思い 6
13/05/13 11:07:39.47 GFvesvs3
一人の女の子がダッシュで教室へと向かう。階段を駆け上る。
二階廊下にたどり着くと同時に体の向きを廊下方向に反転させる。スカートがなびく。
目的の人物発見。後もう少し。ラストスパート。

「りっちゃん。おはよー」
立花はその小さな体をオーバーに動かし手をブンブン振って廊下を走ってきた、

「立花。廊下を走らない。あと学校であだ名も止めてよ」
クラス委員長の陸野久美子は美しい瞳を輝かせながら友人がやってきた方向に振り向く。
しなやかなストレートのロングヘアーが肩筋に流れる。
久美子はいかにも端整な美少女と言う雰囲気をかもしながら
友人の落ち着きが無い動作に少し困り気味の顔をし返事をした。

「久美子は本当に真面目だね~。そんなことでは青春は謳歌できないぞー」
立花は久美子の肩を叩きながらごめんごめんと少しおどけた感じを見せながら謝る。

「学生は真面目に励まないと駄目でしょ。さあ、一緒に教室行きましょう」
久美子はその困った表情とは裏腹に立花と一緒に登校する約束を最後の最後で果たせてホッとする。
流石に廊下を全力で走ってきたのは驚いたが、
あんな約束をきちんと守ってくれた立花に感謝していた。

「そういや昨日あの銭湯に行ってたでしょ」
立花は昨日のことを思い出し話題を振った。

「なぜしっているの」
「いくら浴槽で隅っこにいても気がつくよ。話しづらい雰囲気だったので声はかけなかったけどさ」
「ごめんね。私は裸を見られるのがとにかく嫌で誰にも合わないようにしていたから」
「でも家のリフォームもまだまだ掛かるんだったらいい加減慣れないと駄目だよ」

「そうはいってもね。今でも誰も見ていないのはわかっているのに脱ぐ時は人の視線を感じてしまって」
久美子は何度もあの銭湯に行って、何処で脱げば番台から見られないか、
浴槽に行く最短コースは何処か、などの情報を全て把握したつもりであったが、
それでもあの銭湯の雰囲気には未だに慣れないでいた。

「そうだ。今度一緒に行ってみようか。2人だと案外平気かもよ。
もちろん武には絶対に見るなと念を押す。脱ぐ場所も番台から死角になる場所で脱ぐ」
立花は久美子の手を握り一緒行こうと強く勧める。
友人を助けたい気持ちもあったがそれ以上に一緒に楽しくお風呂に入りたい欲求もまた強かった。

「……そうね。2人で行ってみましょうか」
肌を見せるのが嫌いな久美子にとっては友人と銭湯に行くという行為も十分すぎるハードルであったが
あの意味不明の羞恥を克服したい一心で承諾する。

277:番台少年の片思い 7
13/05/13 11:10:17.78 GFvesvs3
後日 銭湯入り口前に立つ2人。
久美子はかなり緊張しているようで少し体が震えていた。
「では入るよ」
立花はそんな久美子の手を握りながら入り口のドアを開け中に入る

「ちわ、大人2枚」
「なぜ2枚なんだよ。って委員長じゃないか。どうしたの」
「今日はこの寂れた銭湯に友人を連れてきたよ。ありがたく思うように。
ただし友人の裸は見たら駄目。こちらを向くな。ずっと男湯のほうを見ていて」

「無茶苦茶言うのよ。でもクラスメートだし銭湯の良さをわかってほしいから見ないようにするよ」
武は心にもないこと言い2人を安心させる。
確かに新規のお客はありがたいしずっと来て欲しいのも間違いないが、
同級生。しかも堅物の委員長、久美子の裸を見逃す手はなかった。

「では武くん。お願いね」
久美子は少し顔を赤らめながら上品な雰囲気を醸しながら番台の前を通って行った。

「私はいつものところで脱ぐけど久美子はあの隅っこへ行く?。あそこなら見えないだろうし」
立花はあそこが魔のゾーンであることは気がつかず親切心であの場所を指差す。

「そうね。私はあそこに行くわ」
久美子はいつもの場所にいく。既に見慣れた場所ではあるがどこか歪な感じがする空間だった。
そんな違和感を押し殺しながら久美子は上着のボタンをはずしブラウスを脱ぐ。
スカートに手をかけ脇のホックをはずしその下にある小さなファスナーをおろす。
下着姿が露になる。
上下お揃いのピンク色のブラとパンツが久美子の真っ白な肌をいっそう引き立たせた。
ブラを外そうと手を回すとどこからか視線を感じる。
振り向いても番台は見えないし立花も少し離れたところで脱いでいるので回りには誰もいない。
完全に意識過剰なのは理解しているが脱ぐ時に感じるこのいやらしい視線は常に羞恥を与えていた。
震える手でプラを外すと標準より少し小さな胸が出る。
またも感じる視線。こんなことなら立花と一緒に脱げばよかったと後悔した。

278:番台少年の片思い 8
13/05/13 11:12:40.40 GFvesvs3
武は魔のゾーンに引っかかった哀れな委員長をずっと見ていた
学校では真面目すぎて面白みがない女子でしか無かったがこうして見ると意外といい体しているな。
パンツもフリルの付いたピンク色というのもいい。さて胸はどんな形をしているのか。
立花からあれだけ見るなと言われていたのにまるでエロビデオでも見るように
同級生のストリップを楽しんでいる。

「コラ。何やっているのよ。例え相手が見えなくてもこちらを見るな。久美子が恥ずかしがるでしょ」
服を全て脱ぎ終わりタオルで前を隠しているだけの半裸の立花が番台の前に立ち抗議する。

「うるさいな~。そう言うお前はそんな格好恥ずかしくないのかよ」
「幼稚園の時からずっと番台の人に見られて育ったので
今更番台の人が幼馴染に変わってもなんとも思わないよ」

「そんなものかねぇ。しかしこうして見るとお前も結構胸がでかくなったな。
タオルの前からでも大きさがわかるぞ」
武は立花の体を上から下まで舐め回し、
小柄な体には不釣り合いな胸の谷間を見ながら感想を言う。

「な、なにを。変態エロ魔人死ね。番台が客の体のことを言うなんてなに考えているだよ」
立花は顔を真っ赤にし、手を胸を隠す仕草をしながら怒鳴りつける。
散々罵倒を言い余った挙句に久美子の元に歩いて行った。

「なんだよ。やっぱ恥ずかしいのか。女心わからん」
武は、最後に委員長の全裸を確認しようといつもの角度を見ると綺麗なおしりが見えた。
そしてそのお尻にはホクロがあった。
え、と思いもう一度見るが既に立花とともに移動したのか誰もいない。
だがあのお尻を見違えるはずがない。あの割れ目な綺麗な憧れの彼女は委員長だったんだ

279:番台少年の片思い 9
13/05/13 11:15:15.54 GFvesvs3
翌日 学校
武は久美子の行動をを一日中観察していた。
彼女が手を伸ばす姿、制服から少し見える肌。
体のラインを見るだけで何度も見た裸のイメージがはっきりと思い出せる。
今までは気にもしなかったが、こうして見ると久美子は可愛い。
あの体を抱きしめたい。あの胸も股間も自分だけのものにしたい。
合法的にあの体を手に入れるためには男女の仲になるしか無い。
武は思い切って告白することを決意した

武は放課後になると久美子を校舎裏に呼び出す。

「武くん。伝えたいことってなに?」
「久美子さん、僕と付き合ってください」
武はいつになく真剣な顔をし委員長に告白していた。

「え?なぜ私なの」
当然のごとく戸惑う。
久美子にとって武は銭湯の番台。
しかも裸が見られているかもしれない相手でありむしろ会いたくない人であった。

「銭湯で見た裸が忘れられないんです。これは真剣です」
武は告白する時は全て本心で語ると決めていた。
本心こそ相手の心を動かす力をがあると信じきっていた。

「さ、最低。大嫌い」
久美子は羞恥で顔が赤くなる。
やはり裸を見られていた。
恋の告白より見られていた事実を突きつけられた衝撃でその後のことは全く頭に入っていなかった。
早くこの場から逃げ出したい。
その一心で久美子はこの場を走り去る。

「なぜ……」
本当に事を言って最大限褒めたのに一発で嫌われた。
愕然とする武。

280:番台少年の片思い 10
13/05/13 11:18:11.58 GFvesvs3
後日、立花は武の様子が気になり銭湯にやってきた。

「ちわ。まだ落ち込んでいるの」
「うるっさいな。初恋が敗れた男に声をかけるな」
「何を言ったのかしらないけど久美子怒っていたわよ。あの様子だともうこないんじゃないかな」
「はぁー、あの綺麗な裸はもう見れないのか」
「エロ魔人は勝手に落ち込んでいなさい。はい、お金」
立花は落ち込んだ幼馴染に呆れながらも脱衣場の番台の死角への歩いて行く。

「ん。立花そんなところに行くのか」
「うーん。先週胸の大きさがどうこう言われたら恥ずかしくなったからしばらくこの見えないところで脱ぐね」
「何、色気づいているのやら」
あそこは銭湯初心者がその初々しい裸を隅々まで見せる場所であり立花のようなベテランに使われてもなぁ
と思いつつ、武は魔のゾーンで脱ぐ立花をぼーと見ている。
立花は番台から背を向けて服を脱ぐ。
斜め右の鏡には立花の着替える姿がはっきりと映し出されていた。
昔から散々見た立花の脱衣シーンだったが、前から後ろから見られる魔のゾーンで、
脱ぐ幼馴染の姿は、武の心に興奮を感じさせるものだった。
立花はブラウスを脱ぎ捨てスカートを乱暴におろす。
人に見られていない安心感からか、上品とは程遠い服の脱ぎ方だったが、
その生々しく健康的な体とマッチした豪快な脱ぎ方でもあった。
武にその下品な脱ぎ方を見られているとも知らない立花は躊躇いもなくブラを外しパンツも脱ぐ

武の視線には全裸の立花が隅々まで見える。
童顔で小柄なのにすくすく育っている胸。綺麗に生え揃った陰毛。形のいいおしり。
行動や見た目とは裏腹に一人の女として見られる裸体がそこにはあった。
なんだ、少し見ないうちに色っぽい体になりやがって。可愛いではないか。
武は無意識にうちに立花を自分のものにしたいと思い始めた。

「おーい。立花。俺たち付き合わないか」
「はは。やだよ。ばーか」
武は場も考えずに思わず告白するが冗談と思われたのか笑いながら拒否される。
立花はまったく何考えているのよとグチグチ言いながら浴槽へと消えていった。

ガランと誰もいなくなった脱衣場、
武は先ほど見た立花の全裸を思い浮かべながら、
これからの2人の関係を考えるのであった。

281:名無しさん@ピンキー
13/05/13 11:20:18.16 GFvesvs3
終わり。お粗末さまでした。

番台に座る同級生の目を気にしながら脱いでいく女の子
見てはいけないと思いつつ同級生の裸が気になる番台の男の子。

こういうのっていいよねと思って書いてみたのですが、
作風や能力不足で予想していたより遥かに難しく、
話が鬼畜の方向に行かないようにするのがやっとでした。
告白あたりはもうレイプ数秒前みたいな感じしかしませんし、
慣れないことはするものではないということで。

282:名無しさん@ピンキー
13/05/13 20:09:41.72 2MUgtlCn
>>277
1か所、誤字がありましたが GJ!

見られているのがわかっていながら脱ぐのが、いいなぁ~と思っておりましたが
見られているんじゃないか?と思いながら、脱ぐシーンも よかったです。

普段の作品も、期待。

283:名無しさん@ピンキー
13/05/14 05:26:40.54 uIkOUbjM
蛇足だが誤字は2箇所あるな

>>277
「無茶苦茶言うのよ。でもクラスメートだし銭湯の良さをわかってほしいから見ないようにするよ」
>>278
「な、なにを。変態エロ魔人死ね。番台が客の体のことを言うなんてなに考えているだよ」

284:名無しさん@ピンキー
13/05/17 11:40:07.39 nbIQhXQc
罠にかかりクラスへの謝罪を強要された女の子の話。
幼馴染。全裸。晒し者。強制義務。危険ワード多し注意

285:クラスへの謝罪 01
13/05/17 11:43:39.94 nbIQhXQc
クラスへの謝罪。
この伝統がいつから始まったかわからないが、
生徒の揉め事は生徒間で解決し学校生活の平穏を保つために行われるようになったと言われている。


夕暮れのグラウンド。男女2人の生徒たちがトラックを回っている。
健康的に引き締まっている足を見せながら軽く走る女子。
女子とは裏腹に五十メートル付近でバテてしまい息も絶え絶えな男子。
背の高い女の子が余裕を持ってゴールイン。

「隆二。今日も私の勝ち。男のくせに遅いよ」
女の子はトレードマークであるポニーテールを風になびかせながら、
片手を上げて余裕のガッツポーズを見せる。
彼女の名前は三浦瑞穂。
中学二年生にしては女らしい膨らみや肢体を持ちながらも、
運動神経は抜群で性格も男勝りと一見相反する雰囲気を漂わせた隆二の幼馴染だ。

「はぁはぁ。うるっさいな。瑞穂が早すぎるんだ。本当に女かよ」
隆二はグラウンドの上でひっくり返りながら瑞穂を眺めた。
いくら運動神経が良いといっても所詮は女の子。
男が負けるはずはないと言いながらも何度も挑戦するが、
この頃は連戦連敗だった。

「ほらほら、文句を言わない。約束どおりに私のカバンを持って」
「くそ、今日もカバン持ちかよ。昔は普通に勝てたのになぁ」
「小学生の頃は半分ぐらいの勝率だったのにね。やはり隆二が衰えただけでしょ」

「なぜ男の俺が衰えるんだよ。普通は年齢とともに体格の差が出るだろうに」
隆二が走りで勝てなくなったのは瑞穂の女らしく育ってきた体つきも理由の一つだ。
眩い太もも、そこから伸びる長く白い脚はいつも隆二の心を惑わせていた。

「あー、今いやらしいこと考えたでしょ」
「ないない。いくら幼馴染だからってお前をそういう目で見れない(本当は見ているけど)」
「そう断言されるとなんか悔しいな。まあいいや、早く帰ろ」

瑞穂と隆二はいかにも仲がいい雰囲気を漂わせながらグラウンドから去っていった。
その様子を2階の教室から見ている数人の生徒たち。
「この頃、瑞穂が生意気だよな。周りからもてはやされてさ」
「女子にも人気あるから嫌がらせも出来ないだよね。下手にやると私のグループが孤立しそう」
「なら、罠にかけてクラス裁判に掛けようよ。俺たち2人のグループが賛成すれば多数決で有罪に出来るだろ」
「クラス裁判ねぇ。有罪にしてもトイレ掃除一ヶ月とかでしょ。つまんなそー」
「いやいや、そうではなくてさ。脱衣の義務を背負わせて……」

286:クラスへの謝罪 02
13/05/17 11:48:35.68 nbIQhXQc
一ヶ月後、放課後の教室。男女10人ぐらいの生徒が瑞穂に詰め寄っていた。
「瑞穂、お前のせいでクラスの何ヶ月の苦労が無駄になったんだぞ。責任を取れ」
この騒動の仕切り役と思われる男子の高村が謝罪を求める。

「私は悪くないし。そもそもコンクールが失敗したのはみんなの責任でしょう」
男の子たちに詰め寄られながらも強気に反論する。
瑞穂は女子にしては体も大きく普段は女子の守り役として男子相手に喧嘩をすることも珍しくはなかったが
今日は複数のクラスメートから批判される立場であり分が悪かった。

「瑞穂さん、貴方があそこで転ばなければ問題なかったんだからそんな言い方ないんじゃない」
男子に同意する小柄な女子生徒の恵。
恵は瑞穂がずっと嫌いだった。成績では勝てず体力でもスポーツマンの瑞穂にはもちろん勝てない。
全てに置いて上に立つ瑞穂をいつか貶めてやると思ってきた。
その恵にとって今回の騒動はまさに千載一遇のチャンスであった。

「わかったわよ。謝るから私は何をすればいいの。皆から叩かれれば満足してくれるの?」
瑞穂は手を少し上げて降参と言わんばかりのポーズをして言う。
心の底では今でも自分は悪くないと思ったがこのままでは立場が悪くなるばかりなので
暴力というありえない仮定を出して妥協を引き出そうとする。

「暴力なんて駄目だ。俺たちは体の痛みを感じたわけではないからな。
クラスの恥は自分の恥で返してもらうという意味でも裸を見せる。脱衣の義務とかいいんじゃね」
高村は中3といっても通用しそうな瑞穂の体を舐め回しながら、
いやらしい顔つきをしながら提案を出す。
戸惑う他の男子。それもそのはず。
胸も膨らんでいる思春期のクラスメートを裸にするなんてあまりにありえない案だった。

「バカなこと言わないでよ。なぜ脱がなくてはいけないのよ!」
瑞穂は椅子から立ち上がりあまりにふざけた案を言う高村に怒鳴りつけた。

「ルールを作ろう。これはあくまでもクラスへの謝罪だ。
だから瑞穂の裸を見る権利はあるのはこのクラスの生徒のみ。
瑞穂はクラスメイトが命じたらいつでも服を脱がなくてはいけないが、
部外者に見られる可能性がある時は命令してはいけない。
あと触れるのも禁止。あくまでも瑞穂が命令された通りに動いて体を見せるだけだ」

高村は瑞穂の抗議なんて関係ないと言わんばかりにトンデモ案を次々と言う。
ドン引きしていた男子もクラスでも体の成長が早い瑞穂を、
いつでも裸に出来るという話を聞いて「いいんじゃね」の声が出始める。

「賛成。それなら瑞穂さんも肌を見せるたびに、
自分の罪の重さを理解してくれるだろうし反省を促すにも効果的な罰だよ」
最初戸惑いを見せた男子とは違い速攻で賛成する恵。タイミングを合わせたように同意する女子グループたち。
恵は明らかにザマーミロと言わんばかりの冷たい視線で瑞穂を見ながら追い詰める。

「そ、そんな」
瑞穂は男子の提案より恵の同意を聞いて絶句する。
同じ女子なら成長期の裸を見せる辛さは理解できるはず。
同性に見せるのすら辛いのに男子に見せるなんて考えられない。
普通なら真っ先に反対するはずなのに……
そこまで恵たちに嫌われていた事実が受け入れられないでいた。

287:クラスへの謝罪 03
13/05/17 11:54:05.70 nbIQhXQc
「これはクラスの決定だ。この謝罪を受け入れてくれればこれまでどおりの関係が続く」
つまり高村はここで拒否すればもう卒業するまで、
誰からも相手されない村八分になると言っている。
ここにはたった10人ぐらいしかいないのにクラスの決定と言うのは、
少し考えればおかしい理屈なのに今の瑞穂にはそこまでの余裕はなく、
もう謝罪をやるしか無いのかと追い詰められる。

瑞穂はふらっと立ち上がり一言言った。
「いいわ、それでなにすればいいの」

「クラスメートが命令したら自分から肌を見せるだけでいい。それだけだ。
つまり……最初の命令を言うぞ。上着を一枚脱げ」
高村は少し興奮した言い方で上着の脱衣を命じる

「じゃ瑞穂さん。スパっと脱いで」
女子はこの状況を楽しそうに見ている、逆に男子はどこかソワソワしている。
瑞穂はそんなクラスメートの反応に羞恥と屈辱を思えながら制服のブレザーの上着を一枚脱いだ。
下にはシャツも着ているしブラもつけている。
露出度は殆ど変わっていなくただ白いシャツが見えるようになっただけであったが、
ウブな男子生徒にとっては見てはいけない物を見ている気分になった。

「ふーん。シャツの上からでも胸の大きさがわかるな。うちの高1の姉貴と大して変わらないやん」
瑞穂は直立不動のポーズを取りながら高村のゲスな感想をただ黙って聞いていた。

「シャツは脱がなくていいからブラだけもらおうか」
高村は楽しそうに次の命令を出す。
瑞穂は怒りで唇を噛み締め体を震われながら、シャツの上から器用にブラのホックを探して外す。
シャツの上ボタンを数個外す。
開いた襟から手を入れて外れたブラを取り出そうとしているとなかなか上手くいかない。
手を入れたことにより大きく広がった襟から胸の膨らみが見える。
手が動く。いよいよブラが公開されると思った時に……

「やっぱ俺はいいわ」
顔を真っ赤にして立ち上がる男子の一人。
一人がそう言い出すと他の男子勢も「俺も帰る」といい次々と帰っていく。
中2のまだまだ純粋な心を持つ男の子たちにとっては、
みんなの前でクラスメートが裸になる雰囲気の重みに耐えられなかった

「なんだよ。お前ら、根性ないな」
高村は予想以上の男子グループのヘタレぶりに呆れ果てるが
女子グループも先ほどまでの盛り上がりは何処へやらかなり引いている。

「今日はここまでにしよか」
恵はこれ以上続けたら瑞穂の同情論が広がると判断し皆に帰るように言った。
残っていた生徒も次々と帰っていく。
瑞穂も高村と恵を強く睨みつけてから教室を出ていった。

288:クラスへの謝罪 04
13/05/17 12:01:23.65 nbIQhXQc
教室には高村と恵だけが残っている。
「なんだが上手く行かなかったわね」
高村と恵の計画ではここで瑞穂をパンツ一枚まで脱がして明日のクラス会議に繋がるつもりだったが、
予想以上にクラスメートがヘタレで計画が大きく狂ってしまった。

「まぁ今日は脱衣の義務を承諾させただけでもいいだろ。
瑞穂の裸が見たいのはみんなも同じなんだしこの義務が背負っている限り結果はかわらんさ
いずれはクラス中の生徒が瑞穂の裸を隅々まで見ることになる。みていろ」
高村の脳裏には全裸で泣きながら土下座する瑞穂の姿がはっきりと見えていた。
そしてそれが現実になる日が近いことも確信していた。

校門前。
瑞穂はあんな謝罪を承諾してしまったことを後悔していた。
クラスへの謝罪。生徒間の約束であり許しを請う儀式。
実際に謝罪をしている生徒は何度も見ている。
謝罪の仕方はトイレ掃除数週間の義務から教室の雑用義務まで大小あったが、
今回のような脱衣の義務なんて聞いたことがない。
とりあえず隆二に連絡して男子側の情報を集めなくては。
このまま高村や恵の思惑通りに晒し者になってたまるものか。

289:名無しさん@ピンキー
13/05/17 12:06:10.42 nbIQhXQc
書きためていた分が尽きたのでここまで。

昔から女囚映画とか好きなんですよね。
一人の無実の女の子が捕まり刑務所に送られて規則という名のもとに次々と裸体を見せることを強要される。
こういうノリを学校の生徒間の約束として組み込むとどうなるか。
まぁ発想に無理があるので色々と強引な部分が多いとは思いますがそのあたりはご容赦の程を

290:名無しさん@ピンキー
13/05/18 10:20:07.28 afEv+AwB

ブラ一つでビビる草食系男子に絶望した
女のほうが冷酷な世界なのか

291:超短編 チラシの裏。お尻叩き
13/05/19 17:32:21.48 mYP8eC+w
「椎名。早く黒板に手を付けてお尻を出す!」
6年3組の教室に40歳は届こうかと思われる女教師の怒鳴り声が響く。
呼ばれたクラス委員長の椎名麻美子は小柄な体を震われながら教壇へと歩いて行った。
きっかけは授業中の些細な雑談。
ただそれだけだったが女教師の雷が落ち、お尻叩きという最悪の罰を言いつけられてしまった。

椎名は、恐る恐る黒板に手を付けて腰を曲げる。
男子の場合はここでズボンを下ろすのが仕来りだが女の子の場合はどうなんだの期待が生徒の間に広がる。

女教師はその生徒の期待を感じたのか何も躊躇いもなくスカートのホックを外し下に下ろす。
委員長の白い脚とシンプルな白いパンツが晒される。
女らしい質感をたたえたお尻。悩ましい曲面にピッチリと密着した白いパンツは、
まだ誰も見せてない女の谷間の部分さえも透かせている。
殆どの生徒が初めて見る女の体の神秘であり、まさに妖美そのものといった眺めであった。

覚悟してきたとはいえみんなの前で屈辱的な姿勢をとらされしかもパンツをまる出しにされた、
椎名はその羞恥で全身が火照り頭が真っ白になった。

女教師は右手をふりかざした。
「叩かれたら、数を言ってありがとうございます。ということ。言わないと叩かれた分は無効だから気をつけること」
 怖い声で命じてから、平手を右の尻にうち下ろした。

パーン!
女の子のお尻からこんな音が出るものなのかと思うような衝撃音が教室に響く。
そのあまりの迫力に興味津々に見ていた生徒さえもの顔を歪ませる。
「い、一回、ありがとうございます」
椎名は息も絶え絶えでお礼を言う。
たった一発叩かれただけで羞恥も反抗心も全て吹き飛んでしまった。
そのぐらいの凄い衝撃が、か弱い小学6年のお尻に叩きこまれた

「次は左」
女教師は次に叩く箇所を予告するが、だからと言って何が出来るはずもなく、
椎名はただ恐怖に怯えた。

バーン!!
女教師は先程より大きく振りかぶり2発めを左の尻に叩く
その勢いはお尻を叩くというより何かを破壊しようという意図すら感じられるように強さだった
仲の良い友達や男子の前で、お尻を叩かれる惨めさと苦痛に小学6年の心が耐えきれるはずもなく
恥も外聞もなく先生に向かって「ごめんなさい」と泣きながら叫ぶ。
先程まで委員長の恥ずかしい姿をガン見していた男子も顔を伏せ、女子は泣いている子もいる。

「これがラスト」
最後の力を振り絞ったような破壊力の平手打ちがお尻に叩き込まれる
「5回目。あ、ありがとうございます」
なんとか御礼の言葉を言い床に座り込む椎名。

キンコンカンコン。授業終了の合図
「今日はこれで終わり。皆もこんな目に会いたくなければまじめにやるように」といって女教師は教室を去る
女教師にとって叩く相手が委員長でなくても別に良かった。
ただ見せしめとして最適なまじめな委員長を選んだだけだったが
予想外に叩きがいのある素晴らしいお尻に出会えた。
また適当な理由をつけてあの魅力的なお尻を叩こうと思う女教師であった。

292:名無しさん@ピンキー
13/05/19 17:35:32.85 mYP8eC+w
終わり

60行以内で終わる話を思いつくまま書きなぐったけど
パンツ描写あたりは明らかに酔っ払っているなぁ
深く考えないように。

293:名無しさん@ピンキー
13/05/20 23:35:48.88 0+3GrNcD
パンツ描写はいいけど苛め臭い展開はちょっと苦手かも

294:名無しさん@ピンキー
13/05/21 12:21:58.60 iTXCPe6x
>>289
続編に期待。
男子・女子が協力して一人を虐めるというのが良いね。
被害者もただ傍観や諦観してるだけじゃなくて、色々動くのも良い。
ルールのある露出を心がけるのも個人的には嬉しい。
クラスでノリノリなのが最初一部だけとか、リアルっぽい感じも良い。
あと、最初は上着を一枚脱がせただけってソフトな命令も、期待を持たせてくれる。
逆に言うと完結しなかったらかなりもやもやするので頑張ってw

>>291
乙。女の子がお尻叩き、というのは良いね。
男子による女子への興味とか、先生が怖いから男女ともにどん引き、泣く所とか。
露出をパンツだけに抑えた所も良かった。

295:名無しさん@ピンキー
13/05/21 12:52:07.44 1q2MwLjF
「せんせー、パンツ履いたままお尻叩きなんて変だと思いまーす」

296:名無しさん@ピンキー
13/05/21 13:14:48.09 iTXCPe6x
>>295
そうそう、そんな風にどんどん発展していける所が良いよね

297:名無しさん@ピンキー
13/05/21 13:42:56.81 VLX2ya2K
男子は2回目の罰でもズボンを下ろすだけなのに、
女子の2回目はパンツまで脱がされて叩かれる

アリだと思います

298:名無しさん@ピンキー
13/05/21 16:37:16.34 /OPHXZSz
最終的に自宅に連れ込んで叩くだけじゃ済まなくなっちゃったみたいなね

299:名無しさん@ピンキー
13/05/21 18:45:03.28 8HOPmoh9
ここはファンタジーの露出はあり?
挿入なしでモンスターに仲間の女が脱がされるだけ、みたいな

300:名無しさん@ピンキー
13/05/21 19:05:18.97 zUXx0r0X
>>299
問題ないと思うよ
投下前にその旨ひとこと書けば万全

301:名無しさん@ピンキー
13/05/21 20:36:29.38 j7RVz1vN
このスレなんだかんだ一定周期で作品が投稿され続けてるのがすごいな

302:名無しさん@ピンキー
13/05/25 11:37:42.63 JWj7hWnV
>>288
まったりと続き投下
注意事項は>>284と変わらず

303:クラスへの謝罪 05
13/05/25 11:40:16.67 JWj7hWnV
翌日。瑞穂は、いつもより少し遅れて登校した。
校門をくぐった瞬間から、いつ脱げと言われてもおかしくない立場。
人に合わないように廊下を歩き、教室に入ろうとするがドア前に立つ1人の生徒に止められる。

「ちょっと待ってて、今クラス会議中だから」
「会議って私の謝罪の話なんでしょ。当事者の私がなぜ入ったら駄目なのよ」
「もういいよ」
会議が終わり教室に入るとクラス中の視線が集中する。

「あの子の裸が見られるのか」
一人の男子がボソッと独り言をいう。
クラスでも、上位に入る端整な美しい顔立ち。
中2らしからぬ女性の色香を漂わせる魅力的な体のライン。
形よく盛りあがったお尻に、ふわりとまとわりつくスカート。
特に、男子の視線は端麗なラインを描いて伸びる脚部に集中していた。
瑞穂には男子おろか女子ですら、自分の体を嘗め回すような目付きで見られているのを感じた。

クラスの視線を無視しながら、自分の席に座ると仲がいい女友達の麻美子が声を掛けてきた。
「あんな条件を出すほどの責任を感じなくてもいいのに。びっくりしたよ」
「え、なんのこと?」
「自分から脱衣の義務を負うから、今回のことは許して欲しいと言ってきたので承諾したと言ってたけど違うの」
(あのやろう)
「でも、私は脱げなんて言わないから安心していいよ。さっきの会議でも話していたけど、
皆もそんな気はないんじゃないかな。あくまで謝罪の覚悟を見せる建前の話だと言ってたし」
(昨日、いきなり脱がせようとしてドン引きされたからそう言って皆をごまかしたのね)

休み時間
瑞穂はクラスメートの視線が気になり、一人で廊下に出ると隆二が急いで後を追いかけてきた。
「瑞穂。大丈夫か」
「別に何もされていないから心配しなくていいよ。それよりどんな会議内容だったの?」
「目新しい話はないよ。予想どおり高村と恵のグループが賛成して、瑞穂に脱衣の義務を課すことが決まっただけ。
女子に脱ぐ義務を追わせるのは反対意見も多かったけど、賛成派いわく本当に脱がせるわけではない。
脱衣の義務を負ったという事実があればいいと言ったら中立派が納得してしまった」

「ふーん。それならしばらくは大丈夫そうね。今のうちにこのくだらない脱衣の義務を解かなくてはね。
時間とともに、面白半分に脱げといってくる生徒も出てくるだろうし、そうなったら私は拒否できない」

「俺が守ってやりたいけど男グループにも色々とあってな」
「はは、隆二に守ってもらうほど弱くないよ。自分の問題は自分で解決する。でもありがと。嬉しかったよ」
「あとこれ。クラスに配られた通知書」
----------------------------------------
通知書
2年3組三浦瑞穂に6ヶ月間の脱衣の義務を命じる。
脱衣の義務を負った生徒はいかなる場合もクラスメートに言われたとおりの姿勢や姿をしなくてはならない。
姿とは着衣なしの全裸も含む。
ただしクラスメート以外の部外者の目がある場合は命令してはいけない。
触れる等の接触行為は固く厳禁。違反者は厳罰に処す。
------------------------------------------
瑞穂は配られた通知書を読んで、大きくため息をつく。
「はあ~。くだらないこと書いてあるわね。女の子の裸を何だと思っているのよ。
でも、この制限は使えるわ。部外者が近くにいる時は命令出来ないってことは、
狙われやすい休み時間は、教室ではなく人が多い広場にいれば安全。
後は、人の少ない廊下とか気をつければ脱がされる可能性をかなり低くすることができそう」

「本当は写真等の撮影禁止とかもあったんだけど、土壇場で削除されてしまった。
気をつけてくれよ。お前の全裸写真とか男仲間の間で回されたら嫌だぞ」
「私だって嫌よ。でも写真禁止を外したってことはなにか思惑があるんでしょうね」

休み時間終了のチャイムが鳴る
「教室戻ろうか。情報ありがと。また何かわかったら教えてね」

304:クラスへの謝罪 06
13/05/25 11:45:01.46 JWj7hWnV
あれから何事も無く一週間が過ぎた。
瑞穂は普段と変わらない学校生活をこなし、クラスは平穏を取り戻していた。
だが、この平穏は脱衣の義務をどう扱っていいのかわからない微妙なバランスの上で、
成り立っている平穏でしか無いことを瑞穂は理解していた。
今のうちにクラス裁判のやり直し。最低でも罪の軽減を目指してクラス内の支持を集めことが急務であった。

放課後。
「まったく、なぜこんなコソコソしながら帰らないといけないのよ」
今日は居残りがあり、帰宅時間が遅れてしまった。
帰宅ピークはとっくに過ぎており、静まり返った校舎。
玄関前にクラスメートが誰もいないことを確認すると、瑞穂は走って下駄箱前に行く。
急いで下駄箱から靴を取り出そうとすると、ガラの悪そうな見たことがない男子が近寄ってきた。

「よお、瑞穂、手を頭の後ろで組んでこっち向けよ」
「なぜ、そんなことしなくていけないのよ。そもそも貴方は誰?」
「俺のこと知らないのか。同じクラスの竹本だよ。お前は脱衣の義務を果たさないといけないんだろ」
瑞穂は、顔色が青くなるのを感じた。まさかこいつがうちのクラスの生徒だったとは。しかも周りには誰もいない。
ここで脱がされても文句は言えない立場だ。
一瞬、この場から逃げ出そうと考えるが、もし逃げればクラス内の立場が確実に悪化するのは間違いない。
決められた義務すら果たす気がないと思われれば、現在行なっている多数派工作も一瞬のうちに崩壊するだろう。
今は言われたとおりにやるしかない。
青ざめた頬を硬直させなから、手を頭の後ろに回し男のいる方向へと向く。体が完全に無防備になる。
例え服を着ていても上半身見られ放題のこのポーズは、なんともいえない屈辱感を呼び起こした。

「へへ、あの生意気な瑞穂を自分の言うとおりに動かせるというのも面白いものだな。奴隷のようだぞ。
さて、次は上着のブレザーとスカートを脱いでもらおうか」
(どくん)瑞穂は自分の心臓が一瞬止まった気がした。
好きでもない男の前で、スカートを脱ぎ下着を見せる。
脱衣の義務を背負った以上、このぐらいはやらなくてはいけない日が来ると覚悟はしてきたが、
いざ、その瞬間がやってきたら、やはり足が震える。

瑞穂は、竹本の顔を見ずに何も考えないようにしながら、機械的な動きで上着を脱いだ。
白のブラウス姿になると少女の胸の丸みが強調され、竹本はゴクッと生唾を飲み込んだ。


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