13/05/06 18:40:35.76 dTKE1pDC
ここからは、彩になった優子のバージョンです。
「明日からどうしよう?彩の学校に行けるかな?」
翌朝、彩が初めての化粧に苦戦していると、優子が来た。
「やっぱり、優子には彩のメイクは無理だと思った。そんな下手なメイクで学校には行かさないから!」
彩になった優子は彩にされるまま、彩らしく変身していった。
「明日からは自分でしてよね!朝早いのは苦手なんだから!!」
「行ってらっしゃい!」
ギャル高校生の格好で送り出された優子はスカートの丈の短さを気にしながら、駅に向かった。
「ここがあの階段か?」そう思いながら階段の一番上に立っていると視線を感じた。
「カシャ!」携帯電話で盗撮しているオヤジを見つけた。
「何してるんですか?盗撮は犯罪ですよ!」彩は真面目な言葉でオヤジに抗議した。
最初は悪ぶれたオヤジも、彩の上品さに拍子抜けして、人混みに消えていった。
「こんな恰好のどこがいいのだろう?」彩の格好をした優子はそう思った。しかし、学校に行くと同じ仲間でいっぱいだった。
「疲れた。授業は簡単だけど、みんなと話を合わせることができない。どうしよう?」
家に帰ってくると、ピンクのスウェットに着替え、今日一日を振り返った。