優等生を堕落させたい2at EROPARO
優等生を堕落させたい2 - 暇つぶし2ch815:夏菜子のなつ
13/03/27 19:10:29.88 XXaBtrVm
「5年生の頃からオナニーしてたんでしょ?」
「は、はい……」
顔から火の出るような恥ずかしさに追い打ちをかけるように友梨が面々の笑みで問い詰める。

「その時思ってたのって、守谷でしょ」
「ええっ?」

夏菜子はその瞬間、体の力が抜けたような気がした。
友梨が、子どものころから今まで、夏菜子の心の奥に秘めてきた初恋のせつなさを分かってくれたような直感であった。

「分かってるのよ。小学校の頃の夏菜ちゃんが守谷を見る目はただごとじゃなかったもの。
実は、あたしも同じ穴のムジナだからね」
「えっ?」
守谷と友梨と夏菜子は、それぞれ10歳ほどずつ離れている。一番年下の夏菜子が守谷のことを好きになるほどだから、
友梨が同じ道を歩んでいても不思議ではない。

だが、意外だった。

「あたしもね、高校2年生のとき、初めて宴に参加したの。まだ処女だったんだけどね。
夏菜ちゃんと同じように、守谷に初めて抱かれたのよ」
友梨は少し懐かしそうに少女の頃の思い出を語った。優等生というわけではなかったが、
彼女もまた、その頃までまじめに生きてきて、ある日突然、「宴」に誘われたのであった。
そして、その日から、人生がすこしずつ変わっていった。
すくなくとも友梨にとってはいい方に変わっていったと彼女自身、今は感じている。

「友梨さんも……?」
「そう、だから、夏菜ちゃんと同じ。あたしから見れば、夏菜ちゃんみたいなお嬢様があたしと同じなんて、信じられないけど……」
「そ、そんなこと……」
「夏菜ちゃんもあたしと同じ、この町の女の子だったんだね。昨日は、あんなことを言って本当にごめん」

816:夏菜子のなつ
13/03/27 19:15:41.66 XXaBtrVm
「……いいえ、そんなこと……あやまらないでください……」

しばしの沈黙が2人を包み、その沈黙を今度は夏菜子が破った。
「友梨さんは、その時からずっと、参加、してるんですか……?」
「えっ・・?そんなことないよ。2,3年もやったら普通嫌になるわよ」
「そうなんですか?」
夏菜子は戸惑った。昨日の楽しい体験を否定されたような気がしたからである。

間をつなごうとするだけのなんという事のない質問だったのだが、話は思わぬ方向へと展開した。
「結局ね、宴なんてものはね、男たちが祭りで盛り上がったあとにその盛り上がりのまま女とやりまくって楽しむってものなのよ。
女の子は何回かやったらもうこんなの嫌になるのが普通。
あたしも2年で嫌になって、専門に通ってる時は東京から帰って来なかったもん」

「えっ……でも、今は……」
「うん、楽しくなっちゃったね。むしろ自ら進んで仕切ってるし」
「どうして、気持ちが変わったんですか?」

「夏菜ちゃんには想像もつかないかもしれないけど、この辺りの女の子は今じゃこの辺りでも仕事が無いし、
都会に出ても生きていくのが大変なのよ……」
「……?」

いきなり、話が飛んだように夏菜子は感じた。
故郷の北の街が東京と比べて貧しいのは今に始まったことではないしそのくらいのことは知っていた。
「あたしは、運良く美容師身をたてていくことが出来た。でも、同級生でも、先輩でも、後輩でも、都会に出て行っても、
この街に残っても、仕事がなくて困る女の子がいっぱいいたの。
そんな女の子たちが、親のお金も期待できず、仕事もなくて、どうすると思う……?」
「えっ……?あの……」

817:夏菜子のなつ
13/03/27 19:18:50.76 XXaBtrVm
夏菜子の頭に思い浮かんだのは、入り口の前を通ったことはあっても足を踏み入れたことのない、
夜の街で働く女達のことであった。制服の時はありえないのだが、
東京でたまに私服で街を歩くともらうことの多い「高収入のバイト」のようなものをぼんやりとイメージした。

「言い方はいろいろあるけど、結局はカラダで稼ぐのが一番手っ取り早いのよね。
東京からこの街に帰ってきたときにそのことに気づいたの。
っていうか、そういう仕事に手を出してしまう友達がすごく多くて……でもね、みんなつらい思いするだけですぐやめちゃうのよ」
夏菜子は目を丸くしてただ友梨の話を聞いていた。

「でも、どういうわけか長続きするのは、ここの町内だけじゃなくて、
どこかの町内で『宴』みたいなものに参加していた女の子だったりして……結局度胸とか、覚悟とか、
いろんな男とそういうことをするってことがどういうことかわかってないと、続かないのよね。
続くことがいいかっていうと別問題だけど、少なくともお金は稼げるから……」
「それで、宴に戻ってきたんですか?」

「そう、この町の女の子がいざそういう仕事をしなきゃならなくなった時に、度胸をつけさせるために、
あたしが文字通り一肌脱いだってわけだ。あたしだって、ほんのちょっと運がなければそういうことしないと生きていけなかったし。
まあ、仲間を助けるような気持ちでね……
だから夏菜ちゃんみたいなお嬢様にはまったく関係ないし、参加させるのも反対だったんだけどね……」
「……」
あまりのことに夏菜子は言葉がなかった。

818:夏菜子のなつ
13/03/27 19:22:37.21 XXaBtrVm
はっきりとは言わない、なにか奥歯に物が挟まったような友梨の言葉には、
はっきりと性風俗産業で生きる女たちのことが意識されていた。
実際に統計をとったわけではないのだが、友梨の小学校、中学校、高校の同級生にも
知ってるだけでかなりの風俗嬢やそれに近い仕事についた女の子がいた。
ヘルス、ソープ、ピンサロ、デリ、あるいはAV女優、こうした世界には様々な職種があって、
あるものはすぐにやめ、あるものは何度もでたり入ったりを繰り返し、
かなり多くの女の子がそんな世界にどっぷりと浸かっている。
個々の事情はさておいて、友梨の頭のなかには、この景気の悪い時代を生き抜くために、
そうした選択をせざるを得なかった同級生や先輩、後輩といった親しい女子たちへの、複雑な思いである。

よく、この北の街の女は美人が多いと、東京でも言われた。
その言葉が、百年単位で続く、この地方の女たちの悲劇の歴史の産物であることにも、いつしか気づき始めていた。
「この街にこんな文化が根付いたのは、女の生きる知恵だったのかもしれないね」
自分のしていることが正しいのかどうかなど、友梨にもわからないことであった。
だが、冬の間雪に閉ざされる北の街に住む女達の宿命は程度の差こそあれ、
いまでも変わってはいない現実を受け止めて、まともな職業で身を立てた者としての、自覚があった。
一歩間違えば、友梨自身も、身を売って稼ぐ羽目になったであろうことを、そしてその時、
そんな仕事に順応できたであろうかという思いが、友梨を支えていた。
北の街にギャル文化を浸透させることと、
町内会の可愛い女の子たちを「宴」に参加させることは、実は友梨にとってコインの裏表のような一体の関係の事柄であったのだ。
なにかがおかしい、という矛盾を感じるとともに、友梨の切ない思いは夏菜子の小さな胸を鋭くえぐっていた。

819:夏菜子のなつ
13/03/27 19:24:32.07 XXaBtrVm
「だからって、夏菜ちゃんに援交しろとかいってるわけじゃないからね」
友梨が笑った。
「あ、あはは、しませんよー」
この時、夏菜子の胸がえぐられたのは、正義感だけのことではなかった。
昨日散々楽しい思いをしたことが「普通は2,3年で嫌になる」と友梨にさくっと否定されてしまったことがとても意外であった。
もちろん、この夏のことをそのまま自らの仕事やバイトにつなげようなどと考えてもいなかった夏菜子は、
なにか、心がざわざわとして収まらないのを感じていた。自分の中に流れる、想像もつかないほど淫猥な血が、
騒ぎ出してしまっていることにはまだ気づいていなかった。いや、気づいていないふりをしたかっただけかもしれない。

「あの……」
「ん、なぁに?」
夏菜子はざわつく胸の想いを質問の形で思い切ってぶつけてみた。
「そういうお仕事って……どのくらいのひとが……やってるんですか?」
友梨が鏡の向こうで目を丸くしているのが分かった。少しの間、答えにくそうにしたあと、友梨は答えた

「たくさんいるわよ。たくさん。高3にもなって参加してくるような女の子には、もうそういう覚悟をしてるのも多いからね」
「たくさん……」
「そう。あたしが知ってるだけでも、今、東京とか仙台のソープランドとか……
1年に3人新しい参加者がいるとしたらそのうち1人は……まあ私には細かい種類はわからないけど、
そういう所で働いてる人はたくさんいる。そういう子たちともたまに連絡とるけど……」
「そんなに……?」
「うん、まあ知ってる範囲だけだし、すぐやめられる子もいっぱいいるし、
でも……そうじゃない子も……それこそAV女優もいるし……」
「……」
夏菜子はショックだった。
学校からちょっと離れたところにそうした店が立ち並ぶ界隈があることを知らないわけではなかった。
それは、いまだ別世界の出来事としか思えなかった。
しかし、3人に一人、と言われては、夏菜子の同級生、真希、梨絵、唯のうち一人がそういう世界に身を置く計算になるではないか。

820:夏菜子のなつ
13/03/27 19:27:08.48 XXaBtrVm
「ちょっと刺激的すぎたかな」
夏菜子は、答えることが出来なかった。メークを練習するはずの手も、止まっていた。
「でもね……」
友梨は言葉を続けた。
「そういう子たちの中には、『宴』のおかげで、そんなお仕事に対する免疫ができたとか、
度胸がついたとか、そんなことを言って、あたしにお礼を行ってくる子たちもいるの。
良い悪いは別にして、現実にこの街の女の子が、生きていくにはそういう仕事をしなきゃいけないこともある。
そんな現実を前にして、せめて高校生とか、二十歳前の夏祭りくらいは、楽しみながら、
過ごさせてあげたいっていう気持ちも最近湧いてきたんだよねぇ……」
「友梨さん……」
しばしの沈黙が再び流れた
「うん、しゃべりすぎたわ。ごめん」

友梨の目に、ほんの少し涙が滲んでいた。正当化の理屈を頭では創りあげていても、
風俗やAV、そういった世界に何人もの後輩たちを、
結果的に送り出してきたことは道徳的にほめられたことではない。友梨が常に感じている激しい葛藤を、
その涙ははっきりと語っていた。

821:夏菜子のなつ
13/03/27 19:30:02.00 XXaBtrVm
夏菜子は、あっけにとられていた。胸がまだざわついていた。
カラーコンタクトを目の前にしたときに、きゅん、と鳴ったのとは少しだけ違うざわつきであった。
この町内のルールの中で、なにかとんでもないことに巻き込まれたのではないかという想いが少しだけ生まれていた。
だが、夏菜子は、この町内のルールのなかで、今自分が想像しているよりも、
もっと、複雑な事情によって、「宴」のメンバーとして受け入れられ、参加を余儀なくさせられていたことをまだ知らなかった。
昨日、意外なほどすんなりと「宴」のメンバーになることを自ら受け入れた夏菜子……
お嬢様で優等生だった彼女の運命は、日の当たる道を歩き始めるはずだった彼女の将来は、
久しぶりに夏祭りのために故郷の街にやってきた時に、もうすっかり決まっていたのかもしれない。

夏菜子は、友梨の美容室に来た時とは違う青い瞳のまま柴崎の家に帰ったあとも2時間も3時間もかけてメークをして、
自ら髪を結いあげて、夏祭り3日めに参加し、そのあと、昨日とは違う男3人とセックスをした。
4日めも同じであった。ただ相手にした男が4人になって、北斗や雄一とも再びセックスした。
それまで使ったことのなかった女性器は少しずつ疲れを見せつつあったが
、口や手を使った技はみるみるうちに上達していった。帰る頃にはいつも夜が明けはじめており、
次の日も、その次の日も朝まで楽しんで昼間で眠り込み、同じ家にいるはずの祖母に直接会うことはなかった。
祭りに出かけて、朝までセックスして、昼すぎまで眠り、そしてまた祭りに出かける。
そんな日が3日続いた。夏菜子から見れば祖母とは「合わせる顔がない」ような状態だったので
願ったり叶ったりではあったのだが、祖母の側にどのような事情や葛藤があったのかまでは、想像も及ばないことであった。

822:夏菜子のなつ
13/03/27 19:32:08.56 XXaBtrVm
「夏菜子のなつ」作者です
今日はここまで。でせう。時々思い出したように現れますが、まだ続けますので、気長にお待ちください。
それでは、感想指摘などなんでもお待ちしております。

823:名無しさん@ピンキー
13/03/28 02:47:01.35 UlJTg37V
乙です

824:名無しさん@ピンキー
13/03/28 14:24:44.17 yZHqxZNz
すごくいい展開ですね。
夏菜子の真面目な部分を残しながら、だんだんギャルに染まって行き、本物のギャルになることを想像すると、堕落の過程がよりリアルになって最高です。
まさにこのスレにぴったりの内容だと思います。
ゆっくりでも構いませんので、続きをよろしくお願いします。

825:名無しさん@ピンキー
13/03/28 23:09:38.52 hh0LT5Mu
>>822

826:夏菜子のなつ
13/03/29 00:45:39.90 uEaAwPCI
>>824
ありがとうございます

だんだんギャルに染まる夏菜子、というのはちょっと正しいのかどうか実は分かりません。「夏菜子のなつ」は冒頭で2年後の
事件を描いてしまったので、そこまでには紆余曲折があると思ってください。
その中には、スレ違いのネタもどうしても入れなきゃいけないこともあるでしょう。実はなかなか投下できないのはそのことを
気にしてという部分がおおきかったりするのです。

「夏菜子」の読者の皆さんは、気に食わないシーンが有るかもしれませんが、全体として、優等生でお嬢様の夏菜子の
人生が変わっていく物語を楽しんでいただければ幸いです。

設定が多岐にわたるので、おそらく矛盾がたくさん出て来ると思います。気づいたらご指摘いただけると本当に助かります

それでは、また近いうちに

827:名無しさん@ピンキー
13/03/29 01:19:41.18 AOWfmgN/
乙乙です。

個人的な勝手な意見だけども、
「ここのやつらはこういうの好きだろうなー」ってのを
最後に置けば読後感良く(このスレ的な意味で)、
そこまではある程度自由に書いても多分大丈夫だと思うよ。
あと今後の期待値も上がるかな?

828:名無しさん@ピンキー
13/03/29 21:23:10.92 kWczxRgV
>>826さん、乙です。
どんどん真面目なお嬢さんの夏菜子をケバビッチに落としてください。

829:名無しさん@ピンキー
13/03/29 22:39:46.04 Bj95S3GS
>>826
それでもおk
期待してまつ

830:名無しさん@ピンキー
13/03/30 07:02:36.62 UXL+aJrV
保管庫作ろうか?

831:名無しさん@ピンキー
13/03/30 08:03:23.64 xyhnvGdA
wiki型でちょっとした不特定多数の人間が小ネタとかも追加できる仕様だと嬉しい
ただ荒らし対策で管理人の負担が増えちゃうのがネックだけど

832:名無しさん@ピンキー
13/03/30 16:12:50.09 aakC5ag0
おお、保管庫はありがたい

833:名無しさん@ピンキー
13/04/01 15:51:58.29 0My95PB+
ワルガールっていう映画借りてきてみてみたけど、惜しいなぁ。

あらすじ
不良女に助けられたお嬢様が不良高校に転入して友情を育むというお話
エロなんてない

いや、悪くはなかったんだけど。これからもっと多分ヤンキーに染まっていくんだろうなぁ、というところで映画がオワタ
最後の方ヤンキー口上垂れたのとかよかったけどさ。ストーリー上仕方ないんだけどね。続編ほしいなぁ。
まぁ、なんだ。妄想は膨らむから暇なら借りてみてもいいかも

834:名無しさん@ピンキー
13/04/01 21:21:21.62 S1KhagwX
一般作品は要素があっても、
基本的に趣旨というか方向性が違うからなー
まぁそれでエロパロが生まれたんだろな

835:830
13/04/02 08:55:32.69 kxP3v6zs
このスレが終わるまでには管理ツール組むから期待しないで待っててね。
後、wiki形式は分かんないので無理。どこで勉強できるのやら・・・
後、1スレ目のログを保管してる篤志の方はいらっしゃらないか?

836:名無しさん@ピンキー
13/04/05 18:30:43.66 dpGwjVZn
>>835
URLリンク(mimizun.com)

837:名無しさん@ピンキー
13/04/05 20:17:44.78 1pL0MItz
強制豊胸手術とか強制整形美人化とかに萌え。
薬で眠らされて、次に目覚めたときにはBIMBOになってるとか勃起する。

838:夏菜子のなつ
13/04/05 23:12:21.46 kEL7CMJd
夏菜子が生まれて12歳まで育ったこの北の街の夏祭りも、
5日目ともなれば佳境を迎える。

東京に比べれば少し短いこの街の夏は夏祭りが終わればすぐにお盆になり、
その後は秋の風がそよぎ始める。暦の上でも、1週間も続く夏祭りが終わればすぐに秋がやってくる。

1週間も祭りをやっていると思えば長いように思えるかもしれないが、
初日には、ようやくやってきた暑い夏が4日後にはもう、
夏の終わりを意識するのがこの北の街の人々の遺伝子に埋め込まれた季節感なのである。

東京で暮らして6年目になる夏菜子の遺伝子にも、意識しないまでもそのことがはっきりと刻まれている。
この前始まったばかりの夏は、もうすぐ終わる。
夏菜子にとって、女子高生として最後の夏は、
思いもかけないほど刺激的な体験に満ち溢れた夏になってしまっていた。

夏祭りの5日めの朝、南から強烈な高気圧が日本列島を包むようにして北上し、
昨日までは夏にしては物足りなかったこの故郷の北の街も、この日朝10時半には猛暑の基準である35度を超え、
普段の東京などよりよっぽど暑い昼を迎えていた。夏菜子は、この日昼すぎに梨絵、唯と待ち合わせをしていた。

839:名無しさん@ピンキー
13/04/05 23:16:35.72 kEL7CMJd
「あ、夏菜ちゃん。こっちこっち」
夏菜子は時間よりも5分以上はやく、待ち合わせ場所の橋のたもとの公園についたのであるが、
唯と梨絵は既にその場所にいた。夏休みの地元の女子高生がいかに他にすることがないかをあらわしているようだった。

「あ、ごめーん。暑いのに待たせちゃったね」
「いいって、いいって。」
「それじゃ、まずあっちいくかー」

唯がそう言って、着いた早々に夏菜子の腕を引いて歩き出した。
洋服や雑貨を取り扱うテナントの多く入った地元のショッピングセンターに、夏菜子をまずは連れて入ろうと歩き出した。

「今日、すごく暑くなったね」
夏菜子は、そう言いながら、夏祭りに関わる行事以外で初めて会った2人の露出の多い服装と、
派手なメイクにどきどきと心臓が鳴る音をしっかりと聞いていた。
美しい金色にパーマのかかった髪をアップにまとめて、薄いピンクのリボンをつけていた夏菜子だったが、
顔はファンデーションしかできず、ほとんどすっぴんに近かった。
服装は相変わらずの「図書館に行くような水玉のワンピースで、
すこし着崩してスポーツブラが胸元に覗くようにしていたのが、夏菜子の精一杯であった。

唯と梨絵は、昨日夏菜子がポロッと「買い物に行きたい」と言ったのを真に受け、
迷いながらもギャルのファッションに興味津々の夏菜子を、
言ってみれば"改造"するべく楽しみにその時間を迎えていたのである。

高1から高2になる春休みに、2人は唯の親戚を頼んで、東京に遊びに来て、
ギャルの聖地であるところの渋谷の雰囲気を味わい、僅かな買い物を楽しみ、また舞浜で二日間遊んだりして、
美しい時間を堪能したのであった。

その時訪れた渋谷の街を毎日、学校の行き帰りに通過している夏菜子は羨望の対象であった。、
この北の街に住む自分たちが、ギャル仲間としてその夏菜子と一緒に遊び、買い物に行き、
清楚なお嬢様の夏菜子を自分たちのようなギャルに改造する。
渋谷が生活範囲にあるはずの夏菜子を北の街の基準でギャルに変身させる。
彼女たちがそういう表現を使うかどうかは別にして、
こんなに逆説的かつ倒錯的な場面は人生のうちでもなかなかお目にかかれない。

変身を遂げようとする夏菜子だけでなく、地元に住む二人の少女にとっても楽しい時間が流れる、暑い暑い夏の午後であった。

840:名無しさん@ピンキー
13/04/05 23:19:51.25 kEL7CMJd
「ほーんと、こんなに暑いととけちゃうわ」
「梨絵汗っかきだからねーこの前見たくお化けになるかもー」
「うっさいよ」
「えーなに?この前って?」
夏菜子は道すがら二人の会話に割り込もうとする
「この前ね、あたしの彼氏とその友達と4人で海に行った時にね」
「あ~ダメその話~ゆーいー!」
東京に比べれば人通りが少なく、広い歩道を贅沢にはしゃぎながら、楽しいショッピングの時間が始まった。

人間は、不思議な生き物である。自らのアイデンティティをしっかりと持っていて、
自分がどんな社会的集団に属しているか、自分の器量がどの程度のものであるか認識しながら、
心の何処かで、いくつもの変身願望を持っていたりする。

背伸びしてみたり、自分の知らない世界を覗いてみたいと思う。
それが、普段の自分なら嘲笑の対象になるような人間に変わってみたいと思うことも度々であり、普通である。

この夏、夏菜子に訪れたこの機会は、清楚、優等生、お嬢様の夏菜子がそれとは全く反対の人種へと変身してみたいという、
おそらくはずっと心の奥底の何処かで、眠っていた密かな欲望の一つを、幾つもの偶然が重なって叶えてしまおうとしている。

841:名無しさん@ピンキー
13/04/05 23:24:23.05 kEL7CMJd
唯と梨絵の協力で、夏菜子はキラキラの文字入りのタンクトップ、背中が派手に露出するキャミソール、
ボロボロのデニムのホットパンツ、タイトなピンクのミニスカート、
腰に巻きつけるだけの人工皮革のベルトなど、1万円ほどの買い物をして、
次に100円ショップとドラッグストアで小物や安めのコスメを買い漁った。

夏服はもう最後の売れ残りしかなかったが、かえって個性的だったし、
何より夏菜子の可愛さはなにを着ても似あってしまうようである。
ホットパンツなど、この前真希が履いていたものの半分くらいしかないようなもので、
梨絵も「こんなのあたしも履いたことない」というほど露出の激しいものだった。

猛暑の午後という条件も手伝い、買い物に繰り出す人も少なく、
夏の残りの2週間ほどを地元のギャルとして過ごすだけの条件が整った。
少なくとも外見だけは、ギャル女子高生に返信できるアイテムを抱えて、
3時ころ、ファーストフードで遅めの昼食をとった。こういうときにファーストフードに集うあたりは、
東京のお嬢様でも、田舎のギャルでも、女子高生である以上そう変わらないことであった。

そして、昼まで寝てる夏祭りの時期の女子高生3人は、すっかり打ち解けたようであった。
唯の彼氏の話、梨絵になかなか彼氏ができない話、彼女たちの話は恋愛の話ばかりであった。

まともな恋愛経験のない夏菜子は、ただ聞いているだけで、適当に相槌を打つことくらいしか出来なかったが、
自分のいつも住んでいる世界とは全く違う世界の住人に慣れたような気がして、
ずっと胸の高鳴りが抑えられなかった。きゅんきゅん胸が鳴って仕方なかった。

この日、唯はバイトがあるので祭りそのものには参加せず、一足先にファーストフードを後にした。
とりとめのない会話をしながら、夏菜子と梨絵が夏祭りの準備のために帰ったのは5時前であった。

いつもより少し慌ただしく、夏菜子は今日手に入れたアイテムをいくつか使ってメイクをして、
梨絵に手伝ってもらって身体にサラシを巻いて、ふわふわのピンクのリボンの着いたヘアゴムでポニーテールを作って、
その上からハッピを羽織って、祭りの巡行の待ち合わせ場所に2人でやってきた。

集合時間の6時ぎりぎりであった。

842:名無しさん@ピンキー
13/04/05 23:26:37.86 kEL7CMJd
「ほら、あの子たちも夏菜子見てるよ。」
「えー?ほんとうにー?」
綺麗なウェーブのかかったまっきんきんの金髪の美少女は、
夏祭りに山車をだすたくさんの町内会や団体の間でひそかな評判になっていた。
あそこの町に、すごいきれいな女の子がいる。初日は地味なお嬢様だったのに、
次の日には金髪に派手なメークで現れた。そして、その美しさは山車よりも目立っている、と。

すると、祭りの運行が始まるまでの待ち時間に、街の若い男たちは、その美少女を一目見ようとやってくるのだった。

「おう、梨絵、元気?」
「ふふ、そっちこそ」
夏菜子はそうした時間を梨絵や唯や真希とともに過ごすことが多い。
夏祭り5日めのこの日、夏菜子は梨絵、唯に連れられて買い物に出かけてその変貌は更に進んだ。

夏休みの間、お盆明けまでこの街で過ごすことを決めていた夏菜子は、
東京から来た時には「図書館に行くような」地味な服しか持って来なかったので、
唯や梨絵のアドバイスで、ピンク色にキラキラの文字が印刷してあるTシャツや、ボロボロのデニム地のホットパンツ、
コスメ一式、安いアクセサリーなどを買い求めて、この日も少しずつ変身を続けていた。

843:夏菜子のなつ
13/04/05 23:32:08.90 kEL7CMJd
梨絵や唯と一緒にいると、地元の高校や中学での彼女たちの知り合いの男が、
夏菜子目当てに声をかけてくる。街でもそうだったし、祭りの会場の待ち時間でもそうだった。

この日の夏菜子は、ポニーテールに、祭りモードのメークをキメて、
胸に微かな谷間をつくるようにサラシで胴を巻き、その上から町内のハッピをまとっていた。
胸元に、梨絵ととおそろいの、初めてのシールタトゥーをつけていた。

小さな蝶のものであったが、サラシを巻くことで出来た谷間に7割ほど隠れてしまった。
サラシに股引きというその格好は、浴衣よりもカラダの線がはっきりと浮かび上がる服装なので、
夏菜子を近めで見た男たちは、そのラインの美しさに瞬間的に欲情する。
そして特に何も得ることのないまま、その場を去る。中には梨絵などの同じ町内の女の子を介して、
夏菜子の連絡先を手にしようとするものもいるが、すぐにその努力が日の目を見ることはなかった。


「うん、またこんどねー。じゃあねー」
梨絵の話しかけてくる男の多さに夏菜子は驚愕していたが、
それは梨絵に言わせれば「夏菜子目当てに知り合いの梨絵に話しかけてきている」のだという。
夏菜子は、自分がそんなにモテるとは思ったことがなかったのだが、悪い気はしなかった。

何しろ、この3日間ほどで、オトコ遊びをカラダで覚えてしまった夏菜子である。
オトコと話すのは緊張することではあったが、自分目当てに声をかけられてると言われれば悪い気がしないはずはない。

844:夏菜子のなつ
13/04/05 23:35:37.56 kEL7CMJd
梨絵は、唯、真希と同じく、夏菜子の小学校時代の同級生であった。
町で古くから続く花屋の娘であり、その店はこの辺りの寺院街のお陰で安定した商売を営んでいるが、
彼女自身は兄と姉がいるので、その店を継ぐということは考えておらず、別の夢を持っていた。

小学校の頃から、お嬢様の雰囲気を持った夏菜子や元気印の真希とは違い、
ませた雰囲気の美少女として通っており、
中学校に入った時に上級生のヤンキーたちが最初に仲間にしようとした女の子であった。
中学校に入った時、クラスで一番かわいい女の子がヤンキーの仲間になってしまうのは
公立中学ならここ数十年の単位で、全国でよくあることであるが、梨絵はその典型であった。
その後夏菜子との接点はもちろんなかった。

夏菜子と比べても勝るとも劣らないほどの透き通るような肌はも男を誘って止まない力を持った潤んだ瞳も、
13歳の頃から地元の男たちにもまれて磨かれていったものである。
胸はさほど大きくなかったが男たちの視線を常に意識して生きてきたので、
腰のあたりのくびれ方は、誰の目をも惹きつけるほどしなやかで、綺麗だった。

中学時代から、同級生の間では姫のように扱われ、高校は地元の私立高校に入った。
成績は中の下といったところで、高校に入った頃から小学校からの同級生、唯と親友になった。

今日は祭りに参加していない唯はどちらかと言えば真面目な方で、梨絵と同じ地元の私立高校から、
地元のバスなどを営む交通会社への就職を既に決めている。

唯は梨絵のように子どものころから美少女、というわけではなく、
高校に入る頃から美少女たちの群れに追いついてきた、普通のギャルである。
小学校の頃はさほど梨絵と仲が良かったわけではなく、中学校時代にはほぼ接点がなかった。
しかし、高校で様々な出来事を経て、二人は親友となったようである。

845:夏菜子のなつ
13/04/05 23:38:07.74 kEL7CMJd
梨絵は、はっきり言って、頭のネジが2本も3本も飛んでいるような女の子であった。
それは、昔からそうであったし、夏菜子も知っていた。
面白いものでそんな梨絵の性格が、小学校時代と少しも変わっていないことが、
夏菜子をすっかり安心させていた。
この日、祭りの巡行が始まり、夏菜子たちの町内の山車が動き始めるまでの3時間あまり、
ほぼ梨絵と夏菜子は二人で話し込んでいた。

「ああ、今の男?うん、ヤッたことはあるけど、付き合ったことはない。
あれはカナちゃん狙ってるね、まあ、あんま大した男じゃないからやめといたほうがいいよ」
「えっ・・・うん、じゃ、やめとく」
「ほんと、あたしも最近ようやく男をみる目が少し良くなってきたっていうか、
なんかマシになってきた気がすんだよねー。夏菜ちゃんは、東京の男とこっちの男、どっちがいいと思う?」
「うん・・・そうだね、難しいな」
「夏菜ちゃん今東京に彼氏いんの?」
「・・・えっと、いないよ・・・」

梨絵は3日前に処女だった夏菜子が皆の前でどんな痴態を晒したか、
その目ではっきり見ている。そんなことお構いなしに、
「彼氏いるの?」などと聞いてくるその頭の構造は不可思議であった。
しかも、これが1度めや2度めではない。率直に言っていちいち答えなければいけないとしたらうざいことこの上ない。

しかし、梨絵には、夏菜子からみてもどこか憎めないところがあった。
傲慢な美少女というわけではなかった。一緒にいて疲れを感じない相手だったのである。
美人で、明るくて、相手を思いやることのできる女の子であったのでみんなから好かれるが、
一方で根っからの男好きで、エッチなこともあっけらかんと話し、
性に関する道徳的にはかなりゆるめな天然の女の子。それが梨絵であった。

846:夏菜子のなつ
13/04/05 23:40:50.01 kEL7CMJd
「夏菜ちゃん、こんにちは」
「あ、守谷さん・・・」
この町内の男たちは、特に宴に参加し、既に夏菜子と肉体関係を持った男たちは、
まるでそれが彼らの特権であることをみせつけるように、夏菜子に気軽に話しかける。

何十人という女を抱いてきた守谷をして、そんな気持ちになるほど、夏菜子という少女は美しかった。
その美しさも、この3日間ほど、徹底的に男たちに、磨かれて更に際立ってきたように思えた。

「梨絵も、夏菜子も、明日は祭りがはけたらプール横に集まってくれ。あと、これみんなにも言っておいて」
「わかりました」
夏菜子が、3日ぶりに話す守谷に見とれている間に、梨絵が返事をした。
思えば、夏菜子が守谷に処女を捧げてから3日、また、もういちど、と約束したっきりで、
その後夏菜子は述べで10人の男に抱かれていた。その間、守谷も・・・と思うと夏菜子の乙女心は複雑だった。

守谷の用事は、単なる連絡事項であった。今日は祭りのあとは通常通り。
しかし明日は実質的に夏祭りの最後の日である。その日の会合の集合時間と場所を告げただけだった。
だが、全員で集まるのは初めて夏菜子がこの会合に参加した2日め以来のことであったから、
心は少し鳴った。この日、女子の参加者2日めの15人から、男子と同数の9人にまで減る見込みだった。
今日、唯は祭りのあと合流すると言っていたが、真希は昨日、今日と休んでいた。

そういえば、この前、友梨が、夏祭りの期間中に年に1回くらい、
どこか広い場所を見つけて文字通り「乱交」に及ぶ「宴」が開かれるということを教えてくれたことを思い出した。

847:夏菜子のなつ
13/04/05 23:44:26.03 kEL7CMJd
明日のことを知った夏菜子は、女子の参加者も減ったことだし、
今日か明日には、守谷とまたセックスすることになるのかどうか、できるのかどうか、が気にかかっていた。

処女を失って三日間、はっきり言って頭のなかはセックスでいっぱいだった。
そして、初恋の人、守谷ともう一度という思いは、その後何人の男に抱かれても高まるばかりだった。
あれから3日、再び守谷から夏菜子に声がかかることはなかった。
そして、夏菜子とやりたがる参加者は後を切らなかった。

それで、男のセックスの仕方は人それぞれであることを知り、それぞれの男と楽しんだ夏菜子であったが、
初めての相手である守谷のことがどうしても思い出される。要するに、夏菜子の初恋はまだ続いていたのだ。
いま、夏菜子の前を通り過ぎた時、その人とちょっとだけ視線があった。
その視線がどんな意味を持っていたのか・・・夏菜子は見た目は小悪魔系ギャルで、
この3日間で、9人の男と寝た、今はもうビッチと呼ばれても仕方のない女であったが、
ココロの中は、未だに清楚でおとなしい優等生の夏菜子と、何も変わっていなかったのである。

だが、路肩にこしかけて梨絵と話し込んでいた夏菜子のもとを立ち去ったとき、
守谷は、毎日のハードな宴にも関わらず、今日こそは、夏菜子をどんなふうにいたぶってやろうか、
ということで頭がいっぱいになっていた。

夏菜子と再びセックスしようとあえて今まで望まなかったのは、
元締めとして他の女たちを平等に抱かなければいけないというバランス感覚である。

848:夏菜子のなつ
13/04/05 23:46:52.18 kEL7CMJd
その義務も十分に果たした今、もう一度、夏菜子を抱きたい彼の頭の中では、
美しいお嬢様ではあるが何も性的な魅力を感じなかった10歳の頃の夏菜子も、
清楚な黒髪の美少女である何日か前までの夏菜子も、もういなかった。
「祭りモード」のギャルメークは、守谷の経験上いかにもやらせてくれそうな女の証であるし、
素肌の露出が浴衣とのときとは段違いのサラシ姿は、男を欲してやまない、
そして男を欲していることを隠そうともしない、夏菜子の淫らな素肌を充分に引き立てていた。

「宴」に参加する他の男達の評判からしても、夏菜子は処女だった頃の夏菜子ではないことが明らかだった。
そして、わずか3日前に、自分がオンナにしたその少女は、
すべてが最上の美少女であった。

抱き心地、喘ぎ声、美しい顔が痛みに歪んだ時のギャップ、
そしてその痛みが悦楽に変わる瞬間に体中を痙攣させて感じるさま、どれをとっても、最高の女であった。
だから、はやく、もう一度、彼女を抱きたい、ヤりたい、それだけである。
守谷の目にも、そしてなんとかして夏菜子に声をかけようとするこの街の男たちの目にも、
もう、夏菜子は立派な「やらせてくれそうなビッチ」と映るように、成長してしまっていたのである。
そのことを知らないのはこの、夏祭りの運行を待つ群衆の中では、
セックスに興味を持つに至らない子ども以外には、夏菜子本人くらいのものであった。

そう、見ればわかるほど、今の夏菜子はギャルでッチそのものだったのである

849:夏菜子のなつ
13/04/05 23:49:43.33 kEL7CMJd
夏祭りの5日目の運行はそんななか始まった。
この日の夏菜子は金髪ポニーテールで、うなじはすっかりあらわになっていた。
形の良い耳とすっきりとした顎のラインは美少女特有の空気を保っている。
マスカラを盛り、もともとつぶらな瞳を青のカラーコンタクトでもっと大きく見せ、
少し不自然なピンク色に潤んだ唇が祭り用の横笛と重なるさまはなんともエロティックでアンバランスあった。
笛を吹きながら歩くその身のこなしは、彼女のギャルの姿には似つかわしくないほど気品があり、
そのアンバランスさはとにかく人の目を引いた。

雨雲が近づきつつあるその日の生暖かい風が夏菜子の顔を汗で湿らせ
顔の横に垂らした髪のカールが少し乱れる頃には、かすかな谷間を作った胸元にも汗が滲み、
この日初めてつけたシールタトゥーが剥がれそうですこし気になった。
街灯がその汗を照らして、透き通るような肌がその光を反射させる。
恥じらいと、淫らさが同居する石田夏菜子という不思議な存在、圧倒的な美しい存在は、日々急成長していた。

この日、祭りの観覧席の一番いい席に、夏菜子の祖母、柴崎光子がいた。
広い家であるとはいえ、3日会っていなかったその姿を見かけた孫の変貌ぶりに、思わず光子は目を伏せた。
彼女もまた、夏菜子の運命を永遠に変える、この夏の出来事に大きな役割を担っている一人であったことなど、
夏菜子は知る由もなかった。

850:夏菜子のなつ
13/04/05 23:51:47.01 kEL7CMJd
この街だけでなく、日本の夏祭りと夜這いの慣習は、切っても切り離せないものであることは、
前にも述べたとおりである。地縁の濃さや祭りの性質などが関係して、またこの平成の世の中で、
堂々と組織的な夜這いの慣習が残っているかどうかという問題はあるが、
様々な障害を乗り越えて、この町内では「宴」と呼ばれる会が、歴代の元締めの努力のもとで、
脈々と受け継がれていた。その間の参加者には、小さな商店の息子もいれば、寺の娘もいる。
地元に根を張った人間たちの中である程度容姿に恵まれた男女は、
暗黙の了解のもと、ある程度の年齢に達すればその会に参加してきたのである。
それが、夏祭りの時だけでなく、深い雪に閉ざされる冬も、景気のいい時も悪い時も、お互いに助け合う、
この町内に住む者達の団結力の源泉の一つであるといってもよいだろう。

かつては、そんな集まりがどの町内にもあった。そういうことに身を削る若者がどこにもいたのである。
だが、集団で乱交したり公然と夜這いを斡旋したりなどということは時代の趨勢によって、
少しずつ消えていった。PTAの存在、情報の氾濫、風営法の改正が重なりラブホテルも少なくなりつつあって、
「宴」のような会はもはや夜這いという慣習ごと、この街だけではなく、
日本中で淘汰される運命に有るといっても良いだろう。

守谷や友梨が、そんな趨勢に逆らって「宴」をしっかり維持していることは、
奇跡のようであった。そして、そんな会が維持されていることは、この町内でももはや公然の秘密ですらなくなっていて、
かつてその会に参加していた世代にとっても、そんなものが今でも存続していることを知らないものすらいた。
町内会、商店会、寺院街、どこでも横のつながりがすこしずつ薄くなるなかで、
驚くべきことが、この町内ではまだ起きていたのである。

851:夏菜子のなつ
13/04/05 23:54:40.91 kEL7CMJd
事実、夏菜子の祖母、柴崎光子も、わずか5日前まで、そんな会が存続していることを知らなかったし、
まさか存続しているとも思っていなかった。

柴崎光子は、今年72歳になる。細かい描写は本編において意味が無いので一言で表現すると、
「上品なおばさん」といった風情で、とても70を超えているようには見えない、
若いころ街一番の小町だったころの面影を何処かに残した女性であった。
柴崎家の一人娘としてせんご、同級生が集団就職する中、地元の名門高校から地元の大学に進み、
名門のお嬢様ということもあって、お山の大将なみの人生を送ってきた。
婿をとって一男一女を育て、オイルショックからバブル景気、そしてポストバブルの時代と、
名門、資産家としての柴崎家を守り通してきた。

夏菜子がまだ5歳の頃、60を超えたばかりの夫が早くに亡くなってからは、
柴崎家の当主こそ息子に譲ったものの、本家を切り盛りし、広い家屋敷を管理して、柴崎の家を守っていた。

柴崎の家の家訓の一つが、地元を大事にしろということであった。
だから、近くのお寺や神社で宵宮があれば必ず祝儀をだし、正月には餅を振るまい、季節の祝い事は欠かさなかった
夏祭りにも毎年「口は出さず、金を出す」という態度を取り続けてきた。
それだけではない。そうした祭りに参加する際も、息子や娘、そして孫の夏菜子も、
一参加者として、まじめに毎日参加させてきた。

それは、この町内に地盤を持つ柴崎家の者としての「義務」として光子自身教えこまれ、
子どもたちや孫にも教えてきたことである。

852:夏菜子のなつ
13/04/05 23:56:46.53 kEL7CMJd
それは、つらい思いをしながらも光子自身、「宴」に参加した過去の記憶から学んだ部分が大きい。
「宴」に参加していたことなど、後に夫になった人にはもちろん話せないことだし、バレたら大変である。
だが、この町内の「宴」の参加者たちはそのようなことをおくびにも出さない神器に暑いものばかりであった。
そして、その仁義に応え、光子の柴崎家は多少台所が苦しくても、地元への貢献を欠かさなかった。
地元を大事にしてきた。
それが、この街で、町内会で、柴崎家が「名門」として多大なる尊敬を受けてきたことにつながっていると、
光子は信じていたのである。

だが、そんな光子でも、夏祭りの1日目の前の日、町内会の集まりに参加した時に、
守谷がそれとなく孫である夏菜子の「宴」への参加を取り付けに来た時には戸惑った。

「柴崎さん、今年はあの、夏菜子さんが参加してくれるみたいですね」
会議が終わった後、守谷が光子に声をかけてきたのである。

「ああ、守谷さん、よろしくおねがいしますね。夏菜子は久しぶりだから、
もう笛も太鼓も忘れてるんじゃないかと思って心配でねぇ」
「いやぁ、昨日練習見たけど、そんなことないですよ。さすが柴崎家の血が流れてるだけあって」
このへんで、光子は直感で、守谷の話の中身を感じ取った。

853:夏菜子のなつ
13/04/05 23:59:34.59 kEL7CMJd
「そういうふうにおっしゃっていただけるといいんですけど。東京の水に馴染んじゃったからねぇ」
「へえ、それじゃ、夏菜子さんはもうこの街の子じゃないのかなぁ・・・」
なんとなく気づきながらも、光子は守谷のペースで会話を続けてしまった。

「まあ、いずれは柴崎家を守っていって欲しいんですけどね」
「今もう高校3年生ですよね?柴崎家を守るのかぁ。
それじゃ、この街の女としての自覚をつけて欲しいところですね」
「えっ・・・?まぁ、そうだわね」
「そういうふうに思ってもいいんですか?」
「う、うん・・・まあ、あの子次第ですけどね・・・」

こうしたやり取りで光子は、守谷の要件が「宴」に夏菜子を参加させていいかどうかということであることをはっきりと察した。
歯切れの悪い光子の言葉は、そのことを明確に拒否しているようには守谷には聞こえなかった。
この時まで、光子は、未だに「宴」が存続していることも知らなかったし、
まさかこの街を去って5年にもなるかなこをそんな会合に参加させようと守谷が、
画策しようとは夢にも思わなかった。大体、守谷は普通なら「宴」からとっくに引退しているはずの年齢ではないか・・・

「それじゃ、直接夏菜子さんに聞いてみます」
それだけ言うと、軽く会釈をして、守谷はそそくさと会議の場を去った。
光子は、「あの子次第」という言葉で、夏菜子の「宴」への参加を、
祖母として認めてしまったことにすぐに気がついた。しかし、それを強引に取り消そうとしなかった。
なぜなら、光子の頭のなかでは、求められた以上「宴」に参加することは、この町内の女として、義務であったからである。
強引に守谷を止めることが、出来なかったのである。

854:名無しさん@ピンキー
13/04/06 00:02:20.87 fek7APxd
神職人来てたGJ

855:夏菜子のなつ
13/04/06 00:02:40.99 kEL7CMJd
この時代に、フリーセックスと乱交のための「宴」が存続していることそのものへの疑義がないわけではなかった。
しかし、存続している以上は、断る理由がないのである。
簡潔に言えば、光子は、地元での柴崎家の名誉と尊敬のために、孫娘を差し出したのである。

ただ、それが夏菜子が町中の男に抱かれる、ということの最終決定になったわけではない。
「あの子次第」という言葉は、夏菜子が望めば、という意味である。
そして、もうその時から、光子には、愛する孫娘である夏菜子が、
自らの身を守るために賢明な選択をしてくれることを信じるしかなかった。

夏祭り2日めから、夏菜子の帰りは極端に遅くなった。ひょっとして、という思いが、
光子を現実から逃避させた。朝、夏菜子に会わずに外出するようにわざわざ用事を作った。
だが、ついにこの日、変わり果てた夏菜子の姿を見て、光子はすべてを知ったのである。
夏菜子は地元の女として義務を果たした。だが、それは夏菜子にとっていいことかどうかわからない。
そもそも夏菜子がこの街の女なのかどうかも曖昧である。
光子の娘であり、夏菜子の母親である菜津子にも合わせる顔がない・・・
どうしたら良いかわからない、そんな苦悩が、光子の中で大きくなっていった。



夏菜子の方は、3日ぶりに祖母の姿を見つけた瞬間、目を伏せた。
夏菜子なりにいけないことをしているという気持ちがあった。
だが、罪の意識は同じように目を伏せた祖母光子のほうがはるかにおおきかっただろう。
見て見ぬふり……4日前とはまるで別人になってしまった夏菜子の姿は、
この間に夏菜子が味わったつらい思い―現実には夏菜子は少しも辛いなどとは思っていなかったのだが―
を見て見ぬふりをして、見逃してきたこと、なんとしても夏菜子が「宴」に参加することを止めることをしなかったこと、
そんなことへの罪の意識が光子にはあった。

そして、その罪の意識が思わぬ展開を生み出すことになるのである。

856:夏菜子のなつ
13/04/06 00:07:02.57 tX02x89b
「夏菜子のなつ」作者です。

今日はここまで。ヤル回にしようと想ったのですが、ワンクッションおくことにしました。
それ以上は何も今日は言いません。なるべく近いうちにまたきますので
感想などよろしくお願いします。

あと、保管庫作ってくださる方がいらっしゃるなら、正直ありがたいです。
間違ってるとこもかなりあるんですけどそのままのっけちゃってください。

それではまた。

857:名無しさん@ピンキー
13/04/08 10:41:22.85 1zZ9xY0f
>>856「夏菜子のなつ」作者さん、いつもありがとう!GJです。
夏菜子の変貌がたまらなくそそります。内面の変化、夏菜子の気持ちの変化の過程も気になります。
近いうちにまた来て下さい。
待っています。

858:名無しさん@ピンキー
13/04/08 12:57:13.22 3+sdpiW5
わたぐもさん
半コテになっていますよ

859:名無しさん@ピンキー
13/04/08 15:08:37.86 YjoX8Ac2
>>858

857は、わたぐもではありません。
誤解しないでください。

860:名無しさん@ピンキー
13/04/09 10:52:24.30 mTuFewiu
めんどくさいから>>を使うのはやめようぜ

861:名無しさん@ピンキー
13/04/09 19:03:10.11 +38ribhd
なりすましができなくなるので嫌です

862:名無しさん@ピンキー
13/04/09 22:39:43.58 wRHallav
>856
乙。遡って堪能させてもらいました。

863:名無しさん@ピンキー
13/04/11 02:25:21.38 sclNAJXT
>>456->>468

 当初の目的を忘れ、すっかりクスリに溺れた水希。
 薬物使用容疑&薬物売買容疑で自分に逮捕状が出された事を知った水希は、
連中の言うままに、当分組織が運営する船に身を潜めるしかなかった。

 そこでようやく弥生と対面する水希。弥生はそこで、男たちの性のはけ口と
なっていた・・・・・

 という内容の続編を考えたけど、生々しいし難しいな


864:名無しさん@ピンキー
13/04/12 09:18:11.54 XHnDUWkY
売れっ子AV女優が純愛に目覚め引退する逆堕落。

865:名無しさん@ピンキー
13/04/12 09:36:44.65 iaACCXCg
?よくある普通の更生話じゃないか

866:名無しさん@ピンキー
13/04/16 22:51:59.90 RUe+CpV1
>>863のような続編はアリ?

867:名無しさん@ピンキー
13/04/19 21:39:47.30 BzA+OJDu
アリだと思う
待ってるぉ

868:名無しさん@ピンキー
13/04/21 21:05:55.38 6WpKN9cu
性のエリートたるAV女優がBLにハマり、腐女子になって男女のセックスは不潔とか言い出したら堕落だな。

 誰得極まりないが。

869:名無しさん@ピンキー
13/04/21 22:21:05.87 cbWJeIlT
板違いになりそうだがな

870:名無しさん@ピンキー
13/04/22 20:34:50.92 E7RkmqSI
ちょいネタでしかなかったがプレイプレイプレイ慘でヤンキー化とマンバギャル化があってちょと嬉しかったぞ

871:名無しさん@ピンキー
13/04/22 21:39:07.64 wi9cBgpW
むしろそのくらいのものでもガンガン報告あってくれと

872:名無しさん@ピンキー
13/04/24 23:49:45.13 JeqMoswg
誰なのか教えてもらえると助かる…

873:名無しさん@ピンキー
13/04/26 02:47:17.80 yqxBosXt
現実的に考えて、俺たちが口を聞いちゃいけないような美少女(本人は真面目で優しい)
が、煙草・飲酒・クスリにハマり、堕ちていくのを見たら、出しゃばってまで
助けたいと思う?
それとも、内心ざまあみろとあざ笑う?

874:名無しさん@ピンキー
13/04/26 19:01:50.44 0nA5SUwy
現実的に考えてそういう子にざまあという感情を抱く理由がない

875:名無しさん@ピンキー
13/04/26 22:57:59.86 7xuCzFF8
俺は家で泣きながら抜く

876:名無しさん@ピンキー
13/04/29 17:07:22.93 i/kvskNm
>872
舞妓とメガネ

877:名無しさん@ピンキー
13/04/29 17:27:56.94 i/kvskNm
URLリンク(www.dlsite.com)
ふう。

878:名無しさん@ピンキー
13/04/30 13:45:04.08 Y4QlwX1n
しばらく見ないうちに夏奈子のなつ三回も更新されてるじゃないですかー!やったー!

879:名無しさん@ピンキー
13/04/30 23:58:01.51 /TbTfgnb
>>532
>弥生なんて商品価値なくなったら捨てられるだけだろうしな・・・

商品価値がなくなり捨てられる弥生のSSきぼん

880:名無しさん@ピンキー
13/05/01 00:05:04.25 rNAaqUU7
>877新しいのやん!
ずっと>870のと思ってた。
もっとくれもっと。

881:夏菜子のなつ
13/05/01 03:34:16.38 V7Bwurm7
「夏菜子のなつ」作者です
規制が解けたようで、おとせるようになったみたいです。
とはえい常時おかしな人がいるところなので、つぎの規制までちょっとずつ落とそうと思います。

わたぐもさんが消えた今、スレの存続を望む方がいらっしゃるならば
次スレを立てていただければ、と望みます。

また、保管庫の計画を立てていただいていた方にもお願いします。
「夏菜子のなつ」は、すぐに現存スレをいっぱいにできるので
1・2の保管庫があるとありがたいです、



といって、明日には本編を落とします。


それではまたあした。
おやすみなさい

882:名無しさん@ピンキー
13/05/01 07:17:57.81 7HqiLxJc
まあいざという時は↓の避難所もあるので
落ちちゃったらそっちで投下&次スレ要望すればいいと思うぜ

URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

883:名無しさん@ピンキー
13/05/01 09:06:34.69 Tg4l6+Ml
はいはい存続希望します!
夏菜子のその後、読みたいです。

見た目はお嬢様に戻っても中身はビッチのままとかいいジャン!

884:名無しさん@ピンキー
13/05/01 19:24:01.37 V7Bwurm7
>>382
避難所に投下はしません。なんかあまり誰も見てなさそうだし。
次スレが立たなければ、これで終わりになるでしょう。
と、断った上で

885:夏菜子のなつ
13/05/01 19:25:06.71 V7Bwurm7
「夏菜子、少しリラックスしろよ」
「あっ・・・はい・・・!」
夏祭り5日めの夜のことである。守谷誠が3代続く居酒屋の2回にある自分の部屋に、
夏菜子を呼んだ。

小学校の校庭を借りて設けられた祭り小屋で、
地元の町で一番の名家であり資産家である柴崎家の血を引くお嬢様の石田夏菜子は
「宴」に通じる飲み会の後、夏菜子は守谷に呼ばれた。

夏祭りがはけたあと、飲み会は自然発生的に催される。だが、うまくできたもので、
その後、夜通しの「宴」に参加を許される者と、適当に誤魔化されて返される者の
二種類の参加者が既にして飲み会には存在していた。

夏菜子は、小学校の同級生3人とともに、この年の「宴」に初めて参加する女の子として
その日誰を相手にするかは、その日の飲み会が始まるときには決まっていた。
この日、夏菜子の最初の相手は、宴の元締めである、守谷であった。
先述のとおり、夏菜子の初恋の相手であり、また3日前に処女を捧げた相手でもあった。

思えば、初めて口にした酒によって勢いもあったのだろう。
本人に自覚はなくても正常な判断が出来なかったのかもしれない。
3日前の夜、故郷の北の街の、この年の夏祭り2日め、突然「宴」という名の乱交に巻き込まれて、
その場で、結局は参加を望んでしまったことへの後悔は無いではなかった。

886:夏菜子のなつ
13/05/01 19:33:38.32 V7Bwurm7
だが、その日から2日ほど、めまぐるしく展開した夏菜子の日々において、その後悔や罪の意識を決定的に薄めていたのは、
母、菜津子が同じようにこの「宴」に参加していたという、守谷から告げられたことであった。

夏菜子は、子どものころ、この故郷の街で育った頃から、柴崎の家のお嬢様として、
地元の国立大学の教授の娘として、恥ずかしくないような教育を受け、そしてその期待に応えるように優等生であり続けた。

一方で、地元の名門の娘として、夏祭りはもちろん、正月の祝いや収穫の祭り、運動会のようなものにもしっかりと参加していた。
それは、祖母・光子や母・菜津子のいう「この町の女の義務」であり「柴崎の血を引く者の義務」と教わってきたことである。
もうすこし言えば、母、菜津子がこの「宴」に参加していたという事実は、
熱に浮かされたような状況で夏菜子が「宴」への参加を承諾したその直後に守谷が教えてくれたことである。
「宴」と呼ばれる夜這いの習慣が乱交パーティにまで発展したその集まりに、参加してしまったことすら、
夏菜子にとって、優等生で清楚なお嬢様の自分と矛盾するようには思えなかった。町内の若者が参加する行事に呼ばれたら
参加するのが当然なのである。
それは、頭が良いゆえの、きっちりと義務をこなす責任感の持ち主ゆえの悲劇であったかもしれない。

子どものころから祖母・光子や母・菜津子が夏菜子に施してきたこの地域、この町内の教育に、
今の夏菜子がやっていることは、矛盾しないように感じていたのである。

887:夏菜子のなつ
13/05/01 19:34:20.09 V7Bwurm7
守谷は、3日ぶりにふたりきりになった夏菜子を前にして、無言のままソファにゆっくりと押し倒した。

「んふぅ・・・ん・・・」
夏菜子の喘ぎ声は、その華奢な体の中でももっとも細い腹の当たりから搾り出されるような声であった。
苦痛と快感が混ざり合った、おさえることの出来ない、女の命の声を聞けば、男としての守谷の本能はもっと盛り上がる。

「きもちいいか?」
「はい・・・」
守谷は、必死であった。「宴」の元締めとして、地元の名門である柴崎家のお嬢様、夏菜子を、
いわば下賎の男の手で落とせるかどうかは、この北の街で居酒屋を営んで生きていく他に人生の選択肢がない守谷にとって、
ただ一人の少女を同意のもと犯すことができるかどうか、というよりももっとおおきな事柄であった。
男冥利につきる、これ以上充実した瞬間がないほどの事柄であった。

夏菜子が「はい」といったときに、女としての快楽を知ったわけではなかった。
むしろ、気持ちいいなどということはなかった。この3日間で、夏菜子は、
男が女の身体をまさぐるときに、セックスの前戯を行うときに、どんなタイミングで、
その質問をぶつけてくるかということに関して、
典型的な答えが用意できてしまっていた、それだけのことである。

身体の真ん中に突然現れた筋のような裂け目、お嬢様の夏菜子のヴァギナを下から上に
なぞられて、その指が、いつもはオナニーに使っているだけの小さなクリトリスに触れた
その時、夏菜子は、すでに艶かしい喘ぎ声をあげて、そのあとは無言の時をしばし
すごして、「きもちいい」ということしかできなかったのである。

888:夏菜子のなつ
13/05/01 19:36:56.21 V7Bwurm7
「ん・・・ふぅ・・・」
夏菜子は待ってましたというように積極的に守谷の唇に舌を割りこませた。
守谷の手でオンナになって以来、再び守谷に抱かれる時のことばかり考えて、
体中の淫猥な血が騒いで仕方のない少女は、思いが遂げられる悦びと、成長した姿を守谷に見せようという野心に燃えていた。

守谷の肩に手をかけて、自ら身体を寄せた。18歳のスレンダー、というよりは男を知ったばかりの華奢な肉体を
守谷が抱きとめた時には、夏の夜の汗がすでにして溶け合って、3日前とは違う、激しく求め合う恋人の雰囲気が生まれていた。

「んん・・・」
夏菜子の鼻にかかった喘ぎ声を耳だけでなく顔全体の神経で感じた守谷は「これはやばい」
と思いながらも夏菜子の身体をそっと抱きしめると、サラシの切れ端を右手で探した。
40に近い守谷が、改めて様々な罪の意識に苛まれそうだったが、そんなことお構いなしに、
夏菜子の肉体が、男の本能を刺激する。
禁断の果実は、それを味わうことを躊躇する者に抵抗を許さないほど甘い香りで、
その者のセルフ・コントロールを麻痺させる。この日の夏菜子がまさにそれであった。
信じられないほどの甘い香りを放っていた。

「はぁ・・・ん」
守谷は夏菜子の胸に手を掛けた。サラシで引き締められ、
硬くなった夏菜子の肉体の表面は、もう20年以上も前、守谷の童貞を奪った菜津子が身に纏っていたボディコンを思い出させた。
初体験の相手出会った菜津子は、守谷にとってそれだけで一生忘れられない相手であるだけにとどまらず、
百人からの女を抱いてきた中でも一二を争ういいオンナだった。
肌の触感も、胸や尻の柔らかさも、髪の香りも、声も、そして快感に耐える顔の美しさも、
すべてが別格、すべてが一級品だった。ちょっと前まで不倫を続けていたその相手が、
突然若返って現れたかのような錯覚を覚えた。三日前、処女だった夏菜子には感じなかったことである。

889:夏菜子のなつ
13/05/01 19:40:32.15 V7Bwurm7
「はぁ・・・ん!」
白い股引きの間に手を忍ばせると、夏菜子は嬉しそうに喘いだ。気持ちいいところに守谷の指が触れるよりも前に。
夏菜子がすっかり発情していることは、守谷の目には明らかであった。

「慌てるなよ、夏菜子」
「あぁ・・・いじわるぅ・・・」
「脱いでも大丈夫か?」
「大丈夫です。着替えは持って来ましたから」
祭りに使うサラシは、一度脱いだら容易に再び着られるものでもない。
宴に参加する女たちがサラシを脱ぐとき、変える前にもう一度気合を入れてサラシを巻くか、
着替えを容易しなければならない。もう一度サラシを巻くのは非情に面倒なことだが、
着替えて帰るのは、品の良いことではない。
一昨日、夏菜子が初めてサラシを巻いてきた時には帰りに真希と梨絵に手伝ってもらってもう一度巻いて
なんとかかんとか帰った。だが決して綺麗にまけたわけではなかったので、昨日からはTシャツを着替えに持ってきていた。

「そうか、それじゃ遠慮無く」
「うふふ」
守谷の首に軽く腕をからませた夏菜子がにっこりと笑顔を作る。
守谷はサラシの布の端っこを夏菜子の背中に見つけると、手慣れたようにするすると剥きだした。
全身から淫らなオーラを発して男を誘う、夏菜子の、美少女の素肌がすこしずつあらわになる。
やはり、夏菜子のカラダは、守谷をして目を丸くするほどの上物であった。
白く透き通った素肌は、まるで穢れを知らないように可憐であった。
身体を締め付けた布の拘束から解き放たれて現れるのは、ぷっくりと膨らんだ2つの乳房だった。
締め付けられて少し隠れたラインが柔らかい丸みをさらると、その下の身体のラインは、アンダーバストの所で一度くびれて、
腰に向かって緩やかで柔らかな線がむき出しになる。

三日前には恥ずかしげにその美しい身体のラインを隠そうとしていた夏菜子も、
今日はだまって脱がされるのを楽しんでいる。夏菜子にとって、
再び守谷に抱かれるという夢がかなっている時間である。

「あぁ・・・ん」
あらかたサラシを剥き終わると、守谷は夏菜子の足をゆっくりと開いて、その中心に指を這わせた。
股引きの上からでも、じんわりと湿っていることが分かった。
「いやぁ・・・ん」
そのことをよく知っている夏菜子は、恥ずかしそうに右を向くように目を伏せた。
守谷は、その時浮かび上がった綺麗な首筋のラインに更に昂ぶりを覚える。

890:夏菜子のなつ
13/05/01 19:43:22.95 V7Bwurm7
「夏菜子、腰を浮かせて」
「はい・・・」
守谷の指示に夏菜子が従うと、我慢できないという感じで、守谷は股引きと下着を一気に脱がせた。
ソファの上で、生まれたままの夏菜子が、息を荒くしていた。

「守谷さん・・・」
ぱっちりとした青い瞳で見つめられた守谷は、不思議な感覚に包まれていた。
たしかに、お嬢様で美少女だった石田夏菜子である。しかし、今は、清楚な黒髪を脱ぎ捨て、
不自然な色をした目と唇ですっかり発情した目をしている。その顔は、菜津子に生き写しである。
守谷はこの少女の正体を、確かめてみたくなった。

「夏菜子、こんなに濡らして、どうしたんだ?」
脱がせた下着の裏側にわざと手を入れて、守谷は意地悪く聞いた。

「あ、だめぇ!かえしてくだいさぁい」
「まあ、別にいいじゃないか」

「あ、あぁん・・・」
ハダカのまま守谷が手にした股引きと下着を取り返そうとする夏菜子の股間に手を伸ばして、ゆっくりとソファに押し倒した。

「こっちも随分と濡れてるじゃないか。いったいどうしたんだ?」
「はぁ・・・あぁん・・・いやぁ」
夏菜子の女の子の裂け目は、白い肌の中にすっと裂け目が隠れているという感じで、
粘膜がむき出しでビラビラになっているような印象ではなかった。普段隠すところなので、
現実世界での生態とは何の関係もないのだが、夏菜子のその裂け目については、
宴の男たちの間では、ちょっとした話題になっていた。

お嬢様は、やはりアソコも上品なのか、と。祭りモードのギヤルメークでは隠し切れない、
お嬢様の夏菜子が、その部分にはまだ生きていたのかもしれない。

891:名無しさん@ピンキー
13/05/01 19:47:39.76 V7Bwurm7
「あぁん・・・」
守谷はそんな上品な裂け目に指を少しだけ忍び込ませると、くちゅ、くちゅと音を立てて
粘り気のある液体がどんどん分泌されてきた。

「あはぁ・・・いやぁん!」
何度か裂け目を往復させたあと、その裂け目の一番上にある、ピンク色の突起に守谷の指が触れると、
夏菜子は遠慮無く艶めかしい喘ぎ声を上げて、全身をぴく、と痙攣させた。
三日前と比べて、反応が正直に、素直になった。守谷はそう感じた。

「あぁん、ああぁ・・・ん!」
声が大きくなると夏菜子は指を右手で軽く口元を抑えた。恥じらいをみせた。
顔を紅潮させて恥じらうギャルの美しい姿に、守谷は萌え、また少し張り切った。

「あぁ・・・守谷さぁん・・・」
夏菜子は守谷に促されるまま、敷いてあった布団の上にハダカの身体を横たえた。

「はずかしい・・・でんき・・・あはぁ!ん!」
守谷は煌々と光る蛍光灯の光の下、夏菜子のスラリとした脚を大開きにしてにして、
両手で太腿をがっちり固めると、その真ん中に顔を寄せて、
分泌液でぬるぬるになった夏菜子の女の子の裂け目に舌を這わせた。
髪の色と全く違う黒い毛が彼の顔を刺すことも、匂いも、気にすること無く、舌を裂け目の中にねじ込ませる。

「あは、あああぁぁん!すごい、すごい」
夏の1日、汗を流すこともなく一番恥ずかしい部分に顔を埋める守谷の行為に、
夏菜子は仰天しつつも、意思を持って動く指や、太さと長さで夏菜子を攻め立てる男性器の特性を併せ持った、
舌によってクリトリスや女性器の入り口を激しく舐められる快感に、喘ぎ声と体をのけぞらせることで反応した。

「あぁあん、あぁああん!!」
じゅぼじゅぼ、といやらしい音が夏菜子の耳にも届いていた。
そしてその音を打ち消すように夏菜子は絞りだすような喘ぎ声をあげ続けた。

この夏、クンニリングスを受けたのは初めてというわけではない。
だが、二本の足をガッチリと固められて、逃げ場のない状態で、弱い部分、
気持ちのいい部分を執拗に攻め立てられるというのは、初体験だった。
経験豊富な男の、本気のクンニは初めてであった。

そして、夏菜子自身の鼻にも、女の子の大事な部分から分泌された汗や液体の匂いが届いている。

892:名無しさん@ピンキー
13/05/01 19:49:09.20 V7Bwurm7
そんなことを気にも止めずに夏菜子を執拗に攻め立てる守谷には屈服するしかなかった。
恥ずかしい、でも逃げられない・・・夏菜子は、男の腕力に抗することも出来ず、
激しい快感から逃げ出すことも出来ず、身を任せることしか出来ない・・・頭が真っ白になりそうだった。

「やめて、ちょっと、すとっぷ、あぁん!すとっぷすとっぷ!」
「どうした、夏菜子・・・」
「あぁんん・・・」

夏菜子の哀願に守谷は夏菜子から口を離した。

「守谷さん、すごすぎ・・・もう・・・」
「なんだ、気持よかったのか」

「は、はい・・・すごく・・・」
息を荒らしながら正面を向いて答える夏菜子の、カラコンの青い瞳に涙が滲んでいた。
「それじゃ、もうすこし・・・」
「や、あぁっん・・・!守谷さん、あぁん!」
夏菜子が息を整えるか整えないかのタイミングで、守谷は再び夏菜子をガッチリとホールドして
舌先を女の子の裂け目にねじ込ませてきた。

893:夏菜子のなつ
13/05/01 19:53:00.40 V7Bwurm7
「あぁん、ふぅん!」
理性をなくしたようにだらしない喘ぎ声を上げて、足をばたつかせながら、
身体をエビぞりにして快楽の波に耐える夏菜子の姿は、母菜津子にまさに生き写しであった。
もちろん菜津子は頭を金髪にしたり、胸に蝶のシールタトゥーをつけたり、
激しいギャルメイクで守谷に抱かれたことはなかった。

彼女は守谷と道ならぬ関係を続けても、ベッドの上ではお嬢様上がりの上品な主婦の淫らな素顔を彼に見せるだけで、
大学教授の妻として、名家の娘としての自尊心を持って振舞っていた。
言ってみればお高くとまっていた。居酒屋の若旦那風情には手の届かない彼女自身の社会的地位を、
ベッドの上でも譲ろうとはしなかった。

今、その娘の夏菜子はそんなことを気にせず、派手な金髪に下品なギャルメイクで、
あられもない姿で攻め立てられ、甲高い喘ぎ声を遠慮もなく上げている。
この征服感は守谷を高揚させた。常にお高くとまった美人でお嬢様で御大学教授の奥様である菜津子が、
若返って、下品なギャルになって自分の口で犯され、快楽に溺れている。
菜津子によって童貞を奪われた時のような若い素肌……いや、その時よりももっと若くみずみずしい素肌の持ち主を、
今、自分は荒々しく犯している。お嬢様ではなく、ギャルとして犯している。

「あぁん……いやぁ……はぁ……はぁ……」
守谷が下の動きを止めると、夏菜子は息を整える。
「守谷さん……息が……あぁん」
「気持いいか?」

「は、はい……死んじゃうかと思いました……」
「へえ?よかったんだ」
顔を真赤にして、金髪のポニーテールを振り乱してうつろな目で微笑むハダカのギャルに、
処女だったころの恥じらいを見ることは出来ない。守谷は、調子に乗って、夏菜子に次の要求をした。

894:夏菜子のなつ
13/05/01 19:55:52.85 V7Bwurm7
「それじゃ、次は、わかるよな」
「は……はい……」
守谷はそう言うと夏菜子の目の前に仁王立ちになった。
常に優しかった守谷の態度が少し変わったような気がしたが、
夏菜子にとっては、待ちに待った守谷とのセックスである。
女として、ギャルとして成長した自分の姿を、少し背伸びした自分の姿を、守谷に見て欲しかった。

「そ、それじゃ……」
夏菜子は守谷の股引きをずり下げた。守谷の逸物は、もう反り返るほどギンギンになっていた。

「守谷さんも、あたしとしたかったですか……?」
少女の精一杯の言葉に守谷が冷たい口調で答えた。

「そう思わせるように気持よくしてくれよ」
「はい」
肩透かしを食ったような気がしたが、それで負けん気の強い闘争心に火がついた。
夏菜子は、ちょうど手で眼鏡を作る形で右手で二度三度肉棒をしごくと、ゆっくりと膝立ちになって口づけた。

「おぉ、うまくなったな」
守谷は驚いた。小さな口でぱっくりと守谷の逸物を口に含んだ夏菜子は、口の中でちょろちょろと舌先を使い、
男の弱い部分を刺激した。
「んふふ……」
夏菜子が上目遣いで目尻を緩ませる。少しほめられた程度では満足しない。何しろ元々がストイックなお嬢様である。
こうなると徹底的に目の前の男を満足させないと気が済まない。
なにしろ、今の自分は、お勉強の得意なお嬢様ではなくて、エッチなギャル少女なのであるから、このくらい当然なのだ。

なんのことはない。18年間清楚なお嬢様を演じ続けてきた美少女が、
今はその本性をさらけ出した上で、必死に淫乱ギャルを演じているのである。
肉棒をぱっくりと奥まで咥えると、今度は舌をレールにして裏筋に這わせて、
上半身を前後に動かしてピストン運動をはじめた。

「おお、きもちいい」
守谷は、夏菜子のフェラチオを受けながら瞬時に様々なことが脳裏に浮かんでは消えた。
第一に、菜津子にこんなフェラチオの技術はなかったはずであること、
第二に誰がこんなことを夏菜子に仕込んだのかということ、そして第三に、
この日一回目のセックスの前に、口でイかされてはかなわない、ということ、である。
そんなことになったら宴の元締めとしての男のプライドはズタズタである。

そのくらい、この時夏菜子が見せたテクニックは驚きであった。

895:夏菜子のなつ
13/05/01 20:00:56.62 V7Bwurm7
「んふふ……ふぅ……」
元気に金髪のポニーテールをなびかせて激しく前後運動を繰り返しながら、
夏菜子は、鼻に守谷の匂いを感じていた。汗と、我慢汁の塩辛さともわっとした匂いは、
予想以上に不快感がなく、これが、好きということなのかとも思った。

夏菜子の口技は、昨日、かなりの時間をかけて、雄一に仕込まれたものであった。
あれこれと口うるさく夏菜子に要求した雄一に応えることで、夏菜子の口技は急速に上達し、
口でイかせることがらくらく可能なレベルにまで達していた。
まだ、「フェラ抜き」という言葉すら知らなかった夏菜子が、その技術だけ体得していた。

夏菜子は昨日、このテクニックを北斗と佑都にも披露し、そこで口技に磨きをかけた。
男子中学生の佑都はその日の最後、夏菜子の口技で果てた。
白濁した粘っこい液体を口に全部含んだとき、夏菜子に不快感はなかった。
不思議なものである。男の匂いが口から鼻から全身をつつんで、夏菜子はなぜか益々興奮した。
とはいえ、もう明け方で、中学生とはいえ佑都も毎日3回も4回もセックスしていたのだから、
それ以上は何も出来ず、言ってみれば夏菜子は昨日は欲求不満のまま眠りについたのである。

要するにまだセックスが足りなかったのである。
一旦寝たあとも途中覚醒して、悶々として疼く女の子の部分を自ら慰めたりもした。
午前7時ころ、普段、東京での生活であれば、家族でニュースを見ながら朝ごはんを食べて
学校へ向かう準備に忙しい時間のことである。
そんな時間にオナニーしながら疲れて寝てしまったことなど、初めてのことであった。

前戯の一部としてのフェラチオと、男を果てさせるためのフェラチオはおそらく根本的に異なるということを、
夏菜子は昨日学んだ。
一方で夏菜子の母、菜津子のフェラは前戯の域を出なかったのだがが、雄一の指導とその日のうちに実戦を経験したことで、
夏菜子は処女を失ってから3日でイかせるための淫らな口技を体得してしまっていて、
惜しげも無くその口技を守谷に披露していた。
どうしようもなく男好きな夏菜子の本性と、恵まれたセックスの才能が、今度は守谷に恐怖すら感じさせた。

仮に、夏菜子の口の中で果てるとしても、それは彼女の口技に屈する形であってはならない。
そんな妙な思いにとらわれた守谷は、夏菜子の頭の動きを手で制した。

「んうう……」
夏菜子は気持ちよくその技を披露していたのを力で止められて、少し不満気な喘ぎ声を挙げた。
「いいじゃないか、ご褒美だ」
守谷は腰をかがめて夏菜子の乳房に手を伸ばした。

896:夏菜子のなつ
13/05/01 20:04:58.28 V7Bwurm7
「ああぁん……いやぁん」
夏菜子は、本当はもっとフェラを続けたかった。もっといろんなテクニックを守谷に味あわせたかった。
しかし、守谷は何も言わずにおもむろに夏菜子を押し倒すと、なんとか、シックスナインの形を取ろうとする夏菜子を制して、
夏菜子を仰向けにし、両膝を掴んで開き、器用にコンドームを装着し始めた。

「はやくぅ……」
フェラチオを続けることを諦めた夏菜子が、今度は挿入を待ちわびた切なそうな声を搾りだした。
フェラチオに関しては夏菜子は観念したのである。明るい蛍光灯の下で、夏菜子は脚を開いて膝を抱えたまま待つ。
十分に湿った夏菜子の女の部分は、ぱっくりと開いてだらりと涎を垂らして、だらしなく男を欲している。

「それじゃ、入れるぞ」
「あぁ……あぁん……」
いきり立った守谷の逸物が、夏菜子の中に入ってきたとき、今までよりももっと艶めかしい悦びの声が守谷の耳にも入ってきた。
その温かい女性器も、処女だった時とはまるで別物であった。
男を悦んで迎え入れ、決めの細かいひだが男を捕らえ、
夏菜子の呼吸と関係ないペースできゅっと男を締め付けたりゆるめたりして、
中に入っているだけでも勝手にペニスを弄ぶ。今までどんな女にも感じたことのない驚きを夏菜子に感じていた。

「あぁん……きもちいぃ」
守谷の驚きを知ってか知らずか、夏菜子は守谷の上を行くみだらな反応をみせつけた。
一突きすると全身を痙攣させて、可愛いさと淫らさが絶妙のブレンドされた喘ぎ声を上げる。
普段はきっちりと閉まっているお嬢様の小さな口がだらし無く半開きになって、微笑んでいるとも苦しんでいるともつかない。
ピンク色のリップに蛍光灯の光が反射する。快感に目を閉じた瞬間、キラキラのメイクとマスカラを盛った瞼が艶っぽく光る。

髪は乱れて、細い首筋に流れる汗と絡み合って、2本の筋の間で金色に光る。
18歳の、エロいギャルというだけでは表現しきれない。これほどの逸材とは考えもしないほど、いい女がそこにいた。
今日はギャルの夏菜子を思い切りいたぶってやろうと思っていた守谷の目論見は何処かへ行ってしまい、
派手な金髪と下品なギャルメイク、最上級の引き締まった白い素肌に、吸い込まれてしまうようだった。

897:夏菜子のなつ
13/05/01 20:09:03.76 V7Bwurm7
「あぁん、きもちいい、きもちいいよお」

夏菜子は堂々と喘ぎ声を上げて、正常位で攻め立てられても、守谷の要求を満たすように乱れ続けた。
「宴」という環境と、校則から解き放たれた故郷の街での夏休みの自由な空気、
そして遊んでる風のレッテルを自らに貼った祭りモードのギャルメ―クと金髪は、
清楚な黒髪のお嬢様を、わずか4日で硬軟、緩急自在、攻守にわたって万能な淫乱ギャルに育て上げてしまっていた。

18歳の旺盛な性欲と飛び抜けた才能をもった少女は、
100人からのオンナの経験を持つ守谷をして全く歯がたたない女への成長を遂げようとしていた。

「はぁ、はぁっ」
夏菜子の反応の良さに引き込まれるように激しく腰を動かした守谷が、
いったん動きを止めた時が、攻守交代の合図になった。
するっと夏菜子の女裂から反り返った肉棒が抜けると、夏菜子は体を起こして、
下から守谷を抱きとめて、キスをした。

「ん……ふぅ……ん」
夏菜子は小さな口から舌を伸ばし、守谷の口の中に舌を見つけると、その舌を犯すように激しく暴れまわった。
守谷の舌も守谷の歯も、口の中の主の座を、夏菜子の一回り守谷より薄い舌に奪われてしまったかのようだった。
一体、この4日間でどれだけキスをしたのだろう。
守谷はただただ驚くばかりであった。しなやか手が守谷肩と腰に絡みついて、抱き合ったままゆっくりと右回りに回転し
守谷は身体を押し倒される。

夏菜子は守谷の身体の上に乗って首を優しく抱きとめたまま激しいキスを続ける。
「んふぅ……んん……」
夏菜子にしてみれば、これ以上無い至高の時であった。
瞳を閉じて、好きな人の上にまたがり、貪るようにキスを浴びせて、
ずっと心の奥に潜ませてきた感情をこの一瞬に全てぶつけていたのである。
夏祭りと夏休み、東京から遠く離れた故郷の北の街にいる間だけ、ギャルとして生きることにした夏菜子にとって、
ひょっとしたら最後のチャンスかもしれない、初恋の人との逢瀬である。
女として生まれて、初めて男を意識したその人を、美少女として育って、初めてのキスも、処女も捧げたその人を、
惜しげも無く身体全部を使って、愛することができる最後かもしれないチャンスである。

夏が終われば二度と巡ってくるかわからないこの時を、夏菜子は精一杯生きていた。

898:夏菜子のなつ
13/05/01 20:12:06.34 V7Bwurm7
清楚なお嬢様の仮面をかなぐり捨てて、派手な金髪とギャルメイクに加えて
少しずつギャルとしての自分に磨きをかけた夏の4日間、
それは4日間だけの集大成ではなく、女としての夏菜子の矜持をすべてぶつけた瞬間だった。

守谷の口の中で暴れ回りながら、左手をカラダに這わせて、ゴムをかぶった肉棒を掴んだ。
まだ大きくなったままであることを確認すると、夏菜子は唇を一旦離して、腰を浮かせた。

「守谷さぁん……きもちいいですか……?」
守谷は小さく頷くだけだった。抵抗もせずにただ夏菜子の行為を受け入れるだけだった。
夏菜子は守谷の肉棒を左手で軽く握ったまま天に向かせて、ぐちょぐちょになった蜜壺を押し当て、
そのままゆっくりと腰を沈めた。もう一度、守谷が夏菜子のカラダの中に入ってきたときに、
夏菜子が初めて守谷自身をそのカラダの中に埋めたとき、
夏菜子は、何のためにこの4日間、優等生の殻を破って、派手なギャルメークと露出の多い服装に身を包み、
淫らな自分を男たちにさらけ出してきたか、分かった気がした。それほど、待ちわびた一瞬であった。

「あぁん……あぁん……」
自ら腰を上下させて女性上位で喘ぎ始めた夏菜子は、
贔屓目なしにどこから見ても淫らな風俗嬢並みのギャルであった。
ただし、現実にはお目にかかれないような最上級の嬢であった。

守谷が腰を動かさずとも、勝手に守谷のツボをこころえたように夏菜子の女性器は動くのである。
美しい少女、派手なメイクと金髪、透き通るような白い肌、そして名器としか言い用のない女の子の部分……
いくら女のカラダの経験を積んだところでそれに初恋の相手への献身と、
その刹那へすべてをかけた覚悟が加わった時に、守谷にも為す術がなかった。
ただ、女により与えられる天国のような快楽に翻弄されていくだけであった。

899:夏菜子のなつ
13/05/01 20:14:28.69 V7Bwurm7
「あはぁ……ん、あぁん……」
上になって激しく腰をグラインドさせる夏菜子の、一番くびれた腰のあたりは
守谷の男の手でつかめばもう少しで人差し指と薬指がくっつきそうなほど華奢であった。
守谷がその腰を抑えると、そこを支点にして、
なおのこと激しく夏菜子は腰を水平垂直にグラインドさせて守谷に性的快楽を与える。

夏菜子自身が快楽に浸ると、ぴんと張った形の良い乳房も上下左右に揺れ、
ポニーテールの金髪は空中で振り乱れ、身体の動きに遅れてついてくる。
少し上を向いたままはかなげな瞳が、もっと、もっととせがむように潤んで、
守谷は視覚的にも最上の刺激を受ける。守谷にとっても、こんなセックスは、初体験といってよかった。
明かりを消さなかったことは夏菜子をすこしいじめてやるくらいのつもりだったのだが、
かえってそのことで夏菜子に飲み込まれていったのは、守谷の方だった。

「あぁ、夏菜子、もう……」
「だめぇ、我慢してくださいぃ……あぁん、あぁん!」
「ああ、もうだめだ、夏菜子ごめんー」
「ええっ?もうですかぁ……あぁん!」
夏菜子が、少女の羞恥をすべてかなぐり捨てて望んだ決意の時は、あっけなく終わりを告げた。

ゴム越しに白く温かいものが夏菜子の膣内に放出されたとき、夏菜子はまだとても欲求を満たしたとはいえない状態であった。
「もう……守谷さん……また、しましょうね……」
夏菜子は、守谷を仰向けに寝かせたまま、射精したばかりの肉棒からコンドームを奪い、
その白い液体で汚れたペニスを舐める、いわゆるお掃除フェラで守谷に奉仕した。
「あ、きっと、またな」
「きっとじゃなくて、かならず、ですよ……」

900:夏菜子のなつ
13/05/01 20:20:19.97 V7Bwurm7
処女を捧げたあと、風呂に2人で浸かってした会話と全く同じ会話を、
ふたりは、布団のうえでお掃除フェラをしながら今日もしていた。

言葉は一緒でも、少しの不満が夏菜子の口調に現れていた。
そして夏菜子は、まるで、もう一度守谷と、と願ったその時の言葉が、おまじないであるかのように……
「かならず」ともう一度つぶやいた。


一方的にやられた守谷は、まだあっけにとられていた。もう一度、と言う夏菜子に「うん、うん」と頷くくらいしか出来なかった。

だが、ほんとうのところ、夏菜子の気持ちは、処女を守谷に捧げたあの時と同じだったのだ。
守谷と……また、したい……また愛しあいたい……それがカナこの正直な気持ちであった。
守谷を圧倒的な淫乱さで制圧したということに、夏菜子はまだ気づいていなかった。
その意味で、夏菜子は淫乱ギャルでありながら
純粋であり、純情であり、ある意味一途でもあった。

時計の針は日付をまたごうとしていた。処女を失って4日、その才能を開花させ、
淫乱ギャルと化した夏菜子は、暴走を始めていた。

日付が変わった次の24時間は、夏菜子にとって、今まで以上に激動の1日になるのであるが、
そんなことを夏菜子自身も、他の誰もしる由はなかった。

淫乱ギャル夏菜子が暴走し始めていることを本人も全く気づいていないわけではなかったが、
日付が変わったその日、次々と起きる事件は、結果的にどれも夏菜子の暴走を加速させていくことにしかならなかったのである。

まだセックスの足りない夏菜子は、守谷とシャワーを浴びたあと、次の相手のもとに向かう。
守谷は友梨や他の参加者を相手に酒を飲みながら眠りにつく。祭りの夜はいつもの様に更けていった。

901:夏菜子のなつ
13/05/01 20:22:43.64 V7Bwurm7
切れがいいので今日はここまでにします。

ということで、次は、まだここに落とすかもしれませんがその途中で容量がいっぱいになるとおもいます。
それではまた。

902:名無しさん@ピンキー
13/05/02 00:26:47.59 kgjL5tCq
おつおつです

せめて、
ちょっと次スレ立ててきます

903:名無しさん@ピンキー
13/05/02 00:30:10.49 kgjL5tCq
完了しました
容量的な問題がありましたら
こちら投下の方がよろしいかと
また保管庫議論も

優等生を堕落させたい3
スレリンク(eroparo板)

904:名無しさん@ピンキー
13/05/02 16:28:36.62 tE28oEaj
皆GJ

905:名無しさん@ピンキー
13/05/04 04:30:30.29 NcNF4aJ1
次スレGJです。
優等生がアホギャルになるSS考案中です。

906:名無しさん@ピンキー
13/05/04 12:25:42.86 zXCf4tVg
>>905
おお、楽しみにしています
わたぐもさんにもう少し煽り耐性があればなあ
夏菜子の夏みたいな長いだけの駄作ばかりの現状を打破するような作品を待ってますよ

907:名無しさん@ピンキー
13/05/06 12:05:38.89 UmdQ1Am7
>>901
GJ! 今回もエロいです


>>781の一行目みたいなシチュ、どっかで見たような気もする、が思い出せん助けて
むしろ該当するお勧めの作品教えてちょ

908:名無しさん@ピンキー
13/05/06 12:47:15.78 xbk2I9/e
781のプロットは理想だな
だれかお肉、お肉付けを

909:名無しさん@ピンキー
13/05/06 15:18:43.71 JMTJsGGZ
>908
脂身たっぷりの牛霜降りとか旬の秋刀魚とか特上の大トロとか……

 ひょいぱく、ぐにぐにぐに

「随分脂身の多い肉ですね」
「それは脂身だ、馬鹿者」

910:こいのぼり
13/05/06 18:05:36.09 dTKE1pDC
905です。構想がまとまりましたので、投下します。

<運命のいたずら>
~プロローグ~
私は進学校に通う普通の女子高生、名前もありきたりだけど優子。真面目がそのままの名前で、一応優等生の高校2年生。
今日も学校の最寄り駅で下車し、単語帳を見ながら改札口への階段を上っていた。
ドン!
あと数段で階段を登り切るところで、無理やり電車に乗ろうと走りこんできた子に肩からぶつかった。
「あっ!」
二人は覆いかぶさるように階段を転がり落ちた。
「あ・・痛っ!」
ぶつかってきた子が乗っかったまま、私は気を失っていた。

「脳波は異常ありませんね、怪我も打撲程度だし、様子を見るために一晩入院してもらいますか?」
ボーっとした意識の中で、医者の言う声が遠くに聞こえた感じがした。
「よかった。怪我もないみたい。」記憶がまた遠くに行った。

「起きろよ!」
「体が入れ替わってるんだよ!」「どうしてなんだ??」

目を開けるとそこには自分がいた。
「??、私は?」
自分を見直すと、自分とは別人の体があった。
「どういうこと?」
「階段から転げ落ちた時に、入れ替わっちまったみたいなんだよ!私は彩、あんたと同じ17歳。」
「何で私が、こんな格好になってるの?」
優子はぶつかってきた相手のギャル高校生になっていた。金髪で色黒の、優子の学校にはいないタイプの女子高生だった。
「あたいも、こんなクソ真面目な優等生になっていて、びっくりしてるんだ!!」

それから、病院で数々の検査を行われたが、二人の体と意識が入れ替わったことしかわからなかった。

「怪我も癒えたので、今日で二人とも退院ください。」翌日には二人は退院させられた。
お互いの両親は、この事態を公にできないと悟り、それぞれの家に引き取った。

911:こいのぼり
13/05/06 18:21:37.10 dTKE1pDC
優子は彩の家に着くと、彩から彩の日常を細かに聞いた。唯一同じなのはお互いに一人娘であり、同い年であることだった。
彩の両親は共働きで、金銭的にも裕福ではなかった。中学の頃からギャルに憧れ、ギャル街道まっしぐらの女の子だった。
学校も優子の通うような進学校とは違い、底辺校だった。
部屋を案内され、化粧の落とし方、風呂の支度、食事と優子は彩の日常を体験していった。
彩の普段着のスウェットに着替えると、今度は優子の家に行った。
同じように優子の部屋を案内し、日常を彩に細かく説明した。
「無理!私にはあなたのような真面目な生活はできないわ!」
膝下まである制服のスカートをたくしあげると彩はヒステリックに言った。
「お願い!お互い元に戻るまで、それぞれを演じる約束でしょ!私もあなたを演じるから、彩も優子になり切ってよ。」

医学的に解決策がないと言われた二人は、こうしてお互いの体を入れ替わったまま通すことになった。

912:名無しさん@ピンキー
13/05/06 18:38:28.62 y562uSnR
「この中に1人、妹がいる!」の鶴眞 心乃枝のようなお嬢様を堕落させたい

913:こいのぼり
13/05/06 18:40:35.76 dTKE1pDC
ここからは、彩になった優子のバージョンです。

「明日からどうしよう?彩の学校に行けるかな?」
翌朝、彩が初めての化粧に苦戦していると、優子が来た。
「やっぱり、優子には彩のメイクは無理だと思った。そんな下手なメイクで学校には行かさないから!」
彩になった優子は彩にされるまま、彩らしく変身していった。
「明日からは自分でしてよね!朝早いのは苦手なんだから!!」
「行ってらっしゃい!」
ギャル高校生の格好で送り出された優子はスカートの丈の短さを気にしながら、駅に向かった。

「ここがあの階段か?」そう思いながら階段の一番上に立っていると視線を感じた。
「カシャ!」携帯電話で盗撮しているオヤジを見つけた。
「何してるんですか?盗撮は犯罪ですよ!」彩は真面目な言葉でオヤジに抗議した。
最初は悪ぶれたオヤジも、彩の上品さに拍子抜けして、人混みに消えていった。
「こんな恰好のどこがいいのだろう?」彩の格好をした優子はそう思った。しかし、学校に行くと同じ仲間でいっぱいだった。

「疲れた。授業は簡単だけど、みんなと話を合わせることができない。どうしよう?」
家に帰ってくると、ピンクのスウェットに着替え、今日一日を振り返った。

914:こいのぼり
13/05/06 18:47:34.88 dTKE1pDC
こんな展開で、真面目な優子が彩になったことで、彩の体の要求に逆らえずに、オナニー、SEX、たばこと彩の日常を経験して、
優子の真面目な思考がアホギャル化していきます。
一度楽することを覚えると、加速度的に快楽に向けて堕落していきます。
一方の真面目な優子になった彩の様子は、別の機会に書きたいと思います。

GWも終わってしまったので、投下のスピードは保障できませんが、なるべく頑張ります。
ご意見があればお願いします。

915:名無しさん@ピンキー
13/05/06 19:26:53.58 y562uSnR
>>911
>「無理!私にはあなたのような真面目な生活はできないわ!」

「あなた」という表現がなんだかなあ

916:名無しさん@ピンキー
13/05/06 19:48:51.87 F+wC2t0Q
良いと思います頑張ってください

917:名無しさん@ピンキー
13/05/06 21:02:06.08 zw+yQq5N
>>914
読むといろいろ想像力が喚起されて、いいなと思います。
で、ここはなかなか感想がもらえないところなので、あえて思ったことを書きます。

1. 一人称で一行目で優等生を名乗るのはちょっと自意識が過剰じゃないですか?
せめて「よく人からまじめで名前のままの優等生だと言われます」くらいにしておいたほうがいいのでは?
それと、優等生を自認する「優子」がこれだと無抵抗すぎるんじゃないでしょうか。

2. 「肩からぶつかる」と「覆いかぶさるように転がり落ちた」は矛盾しませんか?
 あと、意識が戻らないのに「打撲だけですね」ってなんですかそれ?

3. 医者も親も対応がちょっと投げやり過ぎでは?。ことに優子の親ってなにしてるんでしょう?
 彩の家が金銭的に厳しいなら、優子の家はどうなのか、というのは不可欠だと思います。

入れ替りものってのは、普通入れ替わった二人の間だけで秘密を封印する。
一般的に有名なお話だと「秘密」とか「転校生」とかなんですけど、
そのほうがまだ矛盾が少ないからなんですよね。
あくまで例ですけど、この彩と優子の場合、別々の日常が進行するんじゃなくて
進学校の勉強についていけない優子が、毎日放課後になると彩を監視しに来て、2人で一緒に堕落するとか
設定としては書きやすいのではないかなと思います。

4. ここが最大の問題。主人公の中身が優子で身体が彩なら、それがわかるように書いてください。
 >>913はどう読んでも盗撮されたのが彩なのか優子なのかわかりません。

5. 「唯一同じなのは一人娘であることと同い年」って、おかしいでしょう。

6. 優等生の優子が、可愛いのかブサイクなのかせめてそのくらいは明らかにして欲しいです。
騙されたと思ってちゃんと書いてみてください。これで全然違いますから。
 
たとえば、ぶつかって階段を落ちた時に優子のフチ無し眼鏡が割れたとか、そういうのがあるとイメージしやすいんじゃないですかね?

最低限これだけは見なおして、新しいスレに落とし直してくださいな。

918:名無しさん@ピンキー
13/05/06 23:32:55.73 4E99/7K+
>>917
何言ってるん?

919:名無しさん@ピンキー
13/05/06 23:44:18.91 zw+yQq5N
>>918
たぶん書こうと思ってもうまく書けないんだろうなと思って

920:名無しさん@ピンキー
13/05/07 00:02:30.97 h9Mhp8C9
まぁ、わたぐもさんの作品だからなぁ

921:名無しさん@ピンキー
13/05/07 01:52:00.00 e2duicKG
>>920
わたぐもじゃないとおもうわ
自演の賞賛レスもないし
でも、なんか書きたいことを書けなくてあがいてるようなきがするんだよね。

俺、こいのぼりのSSならめっちゃ展開して魅力的な堕落ストーリーにできる自信がある。
こいのぼりさんの稚拙なSSはこっちから見ればアイディアの宝庫に見えるよ、

でもそれやると仁義にもとるからやらないけどね。

こいのぼりさんは、少し時間をかけて、何を書きたいのか、検討をしてみたほうが絶対にいいはず

922:こいのぼり
13/05/07 07:03:57.17 1io2l6eV
皆さんありがとうございます。
イメージを文章にすることの難しさを痛感しました。
書きだめできないので、直接投稿しているので、推敲も十分できません。
環境を整えて、出直します。

923:名無しさん@ピンキー
13/05/07 09:08:45.49 pTejrmUk
>>921
何様だよこいつ消えろ

924:名無しさん@ピンキー
13/05/07 18:56:58.24 KL2FdkJI
いつもの奴が手口変えただけだろ
ぶっちゃけこのスレはもう存続無理だと思う
住人が少ないところにバカが一人でも住み着いたら荒らすのは簡単なもんだし

925:名無しさん@ピンキー
13/05/07 19:31:26.76 E29+7OpN
そろそろスルーカを身に着けようぜみんな

926:名無しさん@ピンキー
13/05/07 21:48:08.51 pOe5zAyI
女として最大級の堕落は、ゴミ屋敷の主になる事だと思う。

お前等、ゴミに埋もれてエロい気分になれるか?おらぁ無理だ。

927:名無しさん@ピンキー
13/05/08 22:05:01.41 5Jzcmlfe
自分でゴミ屋敷の主になるような堕落した背景があればそれで抜ける

928:名無しさん@ピンキー
13/05/08 22:43:53.66 Rk2A0izk
最上級の完璧美少女が
際限なく堕落していくのがいいな

929:名無しさん@ピンキー
13/05/09 10:02:55.78 wjqMIGgt
お嬢様がケバい姿に無理やり変えられて恥ずかしがるシチュとか

930:名無しさん@ピンキー
13/05/10 17:26:29.93 nN9HTJae
>>637の続きマダー?

931:名無しさん@ピンキー
13/05/10 17:49:48.60 Rf0XjyNO
ホームレスの肉便器になるのがいい

932:名無しさん@ピンキー
13/05/11 12:05:01.39 B5vQQTPn
外身はそのまま、中身だけ堕落させたい。

933:名無しさん@ピンキー
13/05/11 12:27:42.59 6LZP/eXC
堕落すると身なりとか表情とか雰囲気とかがだらしなくバカっぽくなると思うけども
そういうの好きだな

934:名無しさん@ピンキー
13/05/12 10:04:57.20 g0amgiOy
「風紀委員の腕章には、ザーメンかけないでェ……」
「こんなサセ子が風紀委員とかありえねェだろが」
「布製だから、シミが付いたら落ちないの……だから、全部中に……」
「「「おいおいおい」」」

935:934
13/05/14 09:49:10.23 v/CbKp28
御題頂戴。

いやね、風紀委員をどう堕落させるかは固まってきたけど、どんな男たちにするかがね。
そこで皆さんに男の方を何名か考えてもらえたらな?と。

出来るだけその設定を生かしたものを書きたいです。

936:名無しさん@ピンキー
13/05/14 22:17:46.08 zq1TB0VG
「優等生の堕落」って、堕落するのを止めようとしてくれる友達がいないことが
不可欠なんだよな?

 そういう友達がいない奴は優等生っていえるんだろうか?

937:名無しさん@ピンキー
13/05/14 22:21:22.72 hpPJRlni
「優等生だった頃の友達」からの助言とか右から左になるくらいに
本能に突き動かされるって奴だろ

938:名無しさん@ピンキー
13/05/15 01:20:17.49 Y0A/ZS1l
>>936
それをどうやって回避するのかが腕の見せ所なんだとおもうけどな
高校生の夏休みっていうのは目の付け所としていいと思うが
それも不満か?

939:名無しさん@ピンキー
13/05/15 09:55:28.63 CMHLXS8a
こんな感じでどうよ
高1の夏休み設定、埋め草がわりに

-------------------------------------------------

「やめてよ!あんな男の人、貴代美ちゃんには不釣り合いだってば!」

あーやだやだ。
なんでこんな子と親友だとかやってたんだろ、あたし。
穂乃花のこういうランク厨みたいなところには前から気付いていたけど、こんなにウザかったっけ。
会わせて欲しいって穂乃花が言うからわざわざ紹介したのに。

「不釣り合いなんかじゃないよ。タカシ、優しいし」
「だって高校にも行ってないんでしょ?それじゃあ…」
「タカシには学歴は必要じゃないってだけ」
「貴代美ちゃんは海藤くんみたいな人が好きだって言ってたじゃない」

あたしは心の中で舌打ちをした。
そうそう、優等生で生徒会長の海藤くんね。
穂乃花になんか言うんじゃなかった。
まったくもう、タカシが待ってるのに面倒くさいったら。

「別に好きってほどじゃ。ただちょっといいなって言っただけじゃん」
「……」
「今はタカシだけなの。タカシもあたしが一番って言ってくれるし」
「……貴代美ちゃん、変わっちゃったね…」
「は?」
「髪だって真っ茶だしお化粧も…ねえ、夏休み終わったらどうするつもりなの?」

はー余計なお世話だってば。
まじウザイ、てかバカ?
夏休み終わる前には黒染めするし、校則にひっかからない程度に抑えるに決まってるじゃん。

髪だってこんなのまだ黒いうちだし、そりゃ高校生にもなればおしゃれはするし。
こんなのオンナノコの当たり前の成長ってやつだと思うし。
どっちかっていうと穂乃花が止まり過ぎてるからあたしみたいに色々経験した子が先に進んでるように
見えるだけなんじゃないかと思う、こんなこと本人には言えないけどさ。

「そっかな。あ、もういい?タカシ待ってるから」

あたしは穂乃花の返事を待たずに立ちあがった。
スマフォをチラ見するともう3時半。
急がないとラブホのサービスタイムが終わっちゃう。

ていうか今までがマジメ過ぎただけだよねー。
少しは経験値上げておかないとさ、大学デビューとか言われたくないじゃん?

940:名無しさん@ピンキー
13/05/15 15:48:04.52 KEcjIjME
>>937>>938
「お勉強は出来るけど高値の花と見られてて且つ世間知らずな女
を堕落させたい」にスレタイ変更すべきでは?

「復讐の唄」という小説は、いじめがテーマで、表向きは体育系のクラブの
キャプテンをし、優等生で通っている中学生の少女は裏で年を偽り、
ドラッグの店にたむろしていると思えば、そういう人間が主役の苛めら
れっ子の少女を影で守っていたりしてたりするから、どんでん返しがすごい

このスレでの最良小説はどれ?(前スレ含む)

941:名無しさん@ピンキー
13/05/15 15:50:52.00 KEcjIjME
>>939
ヤンキー校の男と「お嬢様学校」の少女との付き合いを第3者がみたパターン
やね

942:名無しさん@ピンキー
13/05/15 15:54:42.60 KEcjIjME
>>935

遊んでばかりいるけど、真面目に勉強している風紀委員より成績が良く、
容姿端麗・頭脳明晰・飲酒喫煙当たり前で、おまけに「法の抜け穴」に
も詳しい(学校側も素行が悪くても成績がいいから、退学停学の処分は
とれない)

943:名無しさん@ピンキー
13/05/15 19:53:21.77 Y0A/ZS1l
>>940
いるんだよな。推理小説しか小説と思ってない奴
このスレに良い小説なんかないから帰ってくれ

944:934
13/05/15 22:12:34.23 RJcbepgH
>936
テストの点数はそこそこでも内申点で乗り切ってるとか、優等生にも色々あるでしょうから。
>937
問題は、その友達が優等生か劣等生か、ですね。
>939
凄く分かりやすい堕落だ。
さあ、穂乃花を堕落させましょう。
>942
テストで乗り切る天才肌か。
ある意味優等生の対極ですね。ありがとうございます。

出来れば後三人は欲しいかな?

945:名無しさん@ピンキー
13/05/16 02:03:32.63 F5OKRRBh
プロギャラリー>940様が降臨なされたぞ
下々の者は頭を垂れてお迎え差し上げろ

946:名無しさん@ピンキー
13/05/16 23:05:36.02 BEhQG/5N
>>934
小学生の時、その風紀委員と同じ塾(但し、支部は別)で、その風紀委員
が塾の模試で首位を取ってたせいで、いつも2位どまり。

それがきっかけではないけど、中学になってから、喫煙飲酒を覚え
荒れ始めた、学習意欲も落ちた男子
(男子は風紀委員も事をよく知ってるけど、風紀委員はその男子のことは
知らない)

 自分の上をいつもいってた風紀委員が堕ちて、あざ笑っている

947:名無しさん@ピンキー
13/05/16 23:51:57.28 qfAkRgtu
>>946
ちょっと何言ってるかよくわかりませんね

948:名無しさん@ピンキー
13/05/17 12:02:27.73 0p/x4t/p
>>947
お高くとまった風紀委員を堕落させるのは、こういう位置にある男が
ふさわしいんじゃないか?

949:名無しさん@ピンキー
13/05/17 19:09:51.00 7+fTMnuh
それを>>946から読み取れたらエスパーですわ

950:名無しさん@ピンキー
13/05/17 23:58:55.11 oqq4iUjE
夏菜子のなつ,長いから最初から読む根性がない

このスレの小説で抜くときに、2次元3次元のキャラのビジュアルで
イメージして抜いてる?

>>934の小説は、「ラブライブ」の「舞踊」が特技の女子高生の
ビジュアルでイメージしてるけど

951:名無しさん@ピンキー
13/05/18 07:48:45.91 WkNXKQc4
4行のものを小説ってお前はどういう環境で暮らしてきたんだ

952:名無しさん@ピンキー
13/05/18 11:50:42.09 sWSHYqmx
このスレに映画「ヘルタースケルター」見た人いる?
あの映画はエロいというより、禍々しくて怖い

沢尻だからこそ気にならなかッたけど、黒髪の可憐な美少女が映画の終盤の
>>7のような状況になったら、泣けてくるなあ

953:名無しさん@ピンキー
13/05/18 14:15:09.52 zfboY4Xy
半コテが沸いているなぁ

954:夏菜子のなつ
13/05/18 19:27:17.84 TxSSInzS
女性キャラ設定書き(備忘録)

石田夏菜子―T163 B83(C) W56 H85
5月13日生まれの18歳。本作の主人公。
東京の都心にある名門、T女子学園高校に通う優等生で、容貌も学年一と言われている。
本作の舞台「北の街」で小学校までを過ごし、中学校からは親の仕事の都合で東京に引っ越した。
高校3年生の夏を、地元ですごし、大好きな夏祭りに参加するべく、3週間あまりの帰郷を果たす。
夏祭りに参加するにあたって、気分を盛り上げるために、黒いストレートの長い髪を、光り輝く金髪に染め、
ウェーブをかけた。ギャルメークと、ギャルのファッションに身を包み、優等生の日々と決別した夏休みを送る。
夏祭りの毎後夜、町内の容姿の良い若者が集まって開かれる乱交パーティ、通称「宴」に参加することになり、
最初は戸惑うが、すぐにセックスに溺れるようになる。

石田菜津子―T161 B85(C) W59 H87
夏菜子の母、43歳。旧姓は柴崎。「北の街」きっての名門、柴崎家の娘で、大学時代を東京の女子大で過ごした後、
故郷の北の街で夏菜子の父と知り合って結婚。才色兼備を地で行く美しい母親だが、
かつては名門柴崎家のお嬢様の割りには相当なお遊びに手を染めていたらしい

桐乃真希―T157 B84(D) W60 H87
夏菜子の小学校の同級生で、北の街の公立進学校に通う高校3年生。白い肌にマシュマロのような柔らかい巨乳。
ギャルというほどではないが、進学校にしては遊んでるふうの外見で、メークもうまい。「宴」に誘われて参加するが、
彼氏の和宏が他の女の子とやりまくるのが辛い。

坂本友梨―28歳の美容師
さばけたお姉さん。夏菜子を金髪にし、にギャルメークを教える。「宴」」の女の子たちのリーダー的存在

山田美沙紀―T157 B84(C) W57 H82
痛んだ金髪の美少女。夏菜子たちより一つ上。

田村彩奈―T165 B82 W58 H85
19歳、夏菜子たちの2年上。地元の女子大生。顔は化粧をしないと引き立たないが、スタイルが良い。
黒髪ストレートのお嬢様系でギャルではない。宴に参加していない


寺田唯―T158 B88 W60 H86
パッチリした眼と透き通るような瞳が印象的なすこしぽっちゃり目の少女。
中3くらいからものすごい勢いで胸が膨れだし、おしりも大きくなった。普段から梨絵とつるんでいる地元の私立高校3年生。
梨絵のフォロー役

新崎梨絵―T154 B82(B)W58 H81
かなこのっ小学校時代から2大美少女の1人。お勉強は苦手でエッチな事が大好き。
サラサラの軽めの金髪の長髪がトレードマークで、胸の下まで届く。
はっきりした顔立ちで、普段からギャルそのもの。自由でスケベで自分勝手。

955:名無しさん@ピンキー
13/05/18 19:29:34.02 TxSSInzS
埋めで「夏菜子のなつ」の設定を抜き出してみました。
まだ出てきてない人もいます。あと、自分で書いたものには最後にモデルとなる実在のアイドルやAV女優の名前が書いてあるので
それは一応消しました

これで埋まるかな

956:名無しさん@ピンキー
13/05/19 00:58:31.21 rX6GmZoD
>>953
やめとけって
そういうのを主張したい年頃なんだろ

そうじゃなかったら救いようがないけれど

957:名無しさん@ピンキー
13/05/19 21:16:33.19 QeqI6i9c
>>910のこいのぼりさんのアイディアを拝借して埋め。作者が書くのを止めてるみたいだし
こういうのはオッケーなのかな?入れ替わりものです

タイトルは仮に「親友」とします。こいのぼりさんが不快だったらすまん


==プロローグ==


「一周年、おめでとう。カンパイ」
「おめでとう、ってwwww何よそれwよく考えたら別に祝うようなことじゃないんじゃねwww」
親友である彩香と優美はいろいろありながら、今は親友としてこうして並んでいる。
この一年間を彩香が祝おうとすると、優美はそのコト自体を笑い飛ばした。
「それもそっかwwwww」

彩香と優美は、渋谷から一駅のところにある低偏差値の私立女子高に通う、高校生ギャル。
優美のほうはこの半年ほど家出状態で、もと通っていたお嬢様女子高校からすぐそばにある、
彩香のアパートに居候していた。彩香の母はシングルマザーで、生活保護を受けつつ彩香を育ててきた。
だらしない母親で、だから優美が居候状態になっていても、優美がどこの子なのか、気にする様子もなかった。

一年前の今日、高校2年生だった優美と彩香は、A女子高校の最寄りの駅でぶつかって、お互いの身体が入れ替わった。
今は、外見に合わせた名前でお互いが「彩香」「優美」として生きている。

一年間、いろいろなことがあった。ややこしいが、優美は彩香として、彩香は優美として生きることが当初の二人の約束だった。
だが、お嬢様女子高に通う「優美」と底辺の女子高生である「彩香」ではなにからなにまで違っていた。
共通点など数えるほどしかなかったし、はじめはお互いの情報を教えあいながらも、喧嘩ばかりしていた。

2人の間に入れ替わりがあったことは、本人たちしか知らない。

今日、2人は、通っている女子高の制服から、優美がもと通っていたA女子高の制服にデパートのトイレで着替えて、
これからJK専デートクラブに出勤する。まだ少し時間があったので、店の近くのコンビニでウーロン茶を買って、外で飲んでいた。
そこで、「あれから1年」ということに気づいて、「お祝いでもしょうか」という言葉が彩香から飛び出した。

低偏差値女子高に通う昼間はメイクもバリバリのギャルの2人だが、A女子高の制服に着替えた時には少し清楚系に変身する。
そのほうが当然、客がつく。


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