13/02/16 23:35:07.39 HXxjud1X
「~♪明け方の空~♪」
「…………」
イスに座った太一の背中を唯が丁寧に洗う。
太一は腰に、唯は身体にタオルを巻いている。
「本当に~♪大切な……」
「…………」
太一は石のように固まっていた。
真後ろには同い年の女子高生がタオル一枚巻いただけの姿で背中を流している。
タオルの裾から健康的な肌色の脚が。
胸元には小さな膨らみが。
背を向けているにも関わらず、太一はそれらを意識してしまう。
下半身を意識しそうになるたびに、少女への罪悪感や親友への罪悪感……もしくは殺意や妹に
知られたときのことを想像してしまい血の気が引いている。
(青木に殺される……だけならまだしも梨奈に見られたら生きていけない気がする……)
「……って、太一?」
さすがに不審に思ったのか、唯が手を止めた。
「強くこすり過ぎちゃった?痛い?」
そんなことはないぞ……と小さく返す。
肩越しに唯が覗き込む。
「ねえ、太一……やっぱりあたしと」
「いやじゃない!いやじゃないけど!恥ずかしいだろっ!?いろいろ!」
「あたしは別に……。太一が望んでるなら、タオル取っても……」
「取らなくていいって!」
「…………っ!」
不意打ちだった。
湿った布が落ちるより早く、太一の背中に柔肌が押しつけられる。
華奢な細腕にぎゅっと抱き締められた。
はっきりと存在を強調する乳房と充血した乳首の感触が、太一の股ぐらを
いきり立たせる。
「……ねえ。太一はあたしの裸、見たくないの?」
>>363「」